JPH0338721Y2 - - Google Patents

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JPH0338721Y2
JPH0338721Y2 JP3824687U JP3824687U JPH0338721Y2 JP H0338721 Y2 JPH0338721 Y2 JP H0338721Y2 JP 3824687 U JP3824687 U JP 3824687U JP 3824687 U JP3824687 U JP 3824687U JP H0338721 Y2 JPH0338721 Y2 JP H0338721Y2
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glass
globe
light
ions
irradiated
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の利用分野) 本考案は、照明装置に関し、詳しくは透明なガ
ラスグローブと、該ガラスグローブに内蔵された
ガラス体と紫外線発光装置との組合わせからなる
照明装置に関する。
(考案の背景) 従来の照明装置のグローブとして、乳白ガラス
や紙などの半透明材料をもつて作られたものが一
般的であつた。
特にグローブがガラスの場合、蛍光管の内面に
近紫外線を吸収する酸化チタン(TiO2)の薄膜
を被着し、その内面に蛍光体を被着する。ところ
が酸化チタン薄膜が可視光をも吸収するため、光
出力が10%程度も低下するばかりでなく、酸化チ
タン薄膜と蛍光体との2回の塗布を必要とするた
め製造上の工数が増加し、製造面で工程費がかさ
むという欠点があつた。
(考案の目的) 本考案は透明なガラスバルブからなる照明装置
において、ガラスグローブ内面に蛍光体を被着さ
せた従来方法と異なり、ガラスの透明性を維持し
ながら、装飾的効果を上げるためにガラスグロー
ブ自体と、該ガラスグローブに内蔵されたガラス
体を発光させる照明装置を提供することを目的と
している。
(考案の概要) 本考案の目的を達成するための要旨とするとこ
ろは、紫外線の照射を受けてケイ光を発するイオ
ンを含有する透明なガラスグローブと、該ガラス
グローブに内蔵され、紫外線の照射を受けてケイ
光を発するイオンを含有する1つ又は2つ以上の
所望形状のガラス体と、該ガラスグローブの外部
に設けられ主に紫外線帯域の光を該ガラスグロー
ブに向けて発光する光源との組合せから成ること
特徴とするものである。
(作用) ガラスグローブである透明ガラスの組成として
Ce3+,Pb2+などのイオンを、またガラス体の組
成としてDy3+,Eu3+等の異なるケイ光を発する
イオンを含有させると、紫外線の照射を受けてガ
ラスグローブとガラス体が異なるケイ光を出すこ
とを利用するものである。例えば波長が254nmの
紫外線を発光する発光装置を使用して、この波長
を吸収するPb2+のイオン成分を含有する透明ガ
ラスグローブに紫外線を照射するとグローブ全体
と、中に内蔵されたガラス体が夫々薄青と黄色の
ケイ光を発し、薄暗い場所では輝いて見える。
(考案の実施例) 以下本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細
に説明する。
第1図において、1は照明装置で球形に形成さ
れた透明なガラスグローブ2と、該ガラスグロー
ブに懸吊した星形の所望形状のガラス板4とによ
り構成されていて、該ガラスグローブ2は透明ガ
ラスの組成として紫外線の照射を受けるとケイ光
を発するCe3+,Pb2+等のイオンを含有し、また、
ガラス板4は紫外線の照射を受けるとケイ光を発
するDy3+等のイオンを含有してている。5はラ
バー等の弾性部材からなる円環状に形成された断
面中実円状のグローブ置台リングで、例えば水平
な台6に置かれて照明装置1を担持する。このグ
ローブ置台リングは照明装置1を担持した状態
で、ガラスグローブ2の下端と台6との間に後記
する紫外線発光装置を収納することができる空間
を形成可能にその環状径および厚みが調整されて
いる。7は紫外線発光装置で、紫外線発光光源8
に通電すると紫外線がガラスグローブ2およびガ
ラス板4に向けて照射される。
その結果ガラスグローブ2は薄青白く、該ガラ
スグローブに懸吊した星形の所望形状のガラス板
4は黄色に輝いてあたかも薄青白い球の中に黄色
い星があるように見えた。
なお、ガラス板4は厚いほど高輝度になり、10
mm以上がはつきりと輝いた。
本実施例に使用したグローブの5%PbO含有ガ
ラスの透過率曲線を第2図に示す。図示の如く、
波長254nmでは光が吸収される。したがつて、目
に有害な波長の光がグローブを通して吸収され目
に入る危険性はない。
また、第3図ではグローブ2′をCeO2を0.4重
量%含有するソーダライムガラスにより厚み10
mm、六面体に形成し、このグローブ2内に径30mm
のガラス球3′(Dy3+イオン含有)、ガラス球
4′(Sm3+イオン含有)、ガラス球5′(Eu3+イオ
ン含有)を収容し、上記実施例と同様にして20W
ブラツクライト蛍光ランプ(波長315〜400nm)
8′の紫外線発光装置7′により紫外線をグローブ
2′に照射したところ、グローブは薄青白く該グ
ローブに載置したガラス体、すなわち径30mmガラ
ス球3′は黄色に、ガラス球4′はオレンジ色に、
ガラス球5′はピンク色に輝いて見えた。
なお、上記各実施例において、紫外線の照射を
受けると発光するイオンは、上記したものに限定
されることはなく、例えばEr3+イオンではピンク
色に輝く。
(考案の効果) 本考案はガラスグローブ及び内蔵されたガラス
体の透明性を利用して装飾的にまた、心理的に照
明効果を高めることができ、しかもガラスグロー
ブとガラス体に紫外線照射により互いに異なるケ
イ光を発するようにしておけば、薄青白く光つた
中に所望形状した異色の光が輝いて見え、視覚を
通して美観を起こさせ、照度の低い環境下では、
ムード照明としてあるいはインテリアとして楽し
むことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による照明装置の一実施例を示
す縦断面図、第2図は25%PbO含有ガラスの光透
過率曲線を示す図表である。第3図は本考案によ
る照明装置の別の実施態様を示す縦断面図であ
る。 1,1′…照明装置、2,2′…ガラスグロー
ブ、3…つり下げ器具、4…ガラス板、5…照明
台リング、6,6′…台、7,7′…紫外線発光装
置、8,8′…光源、3′…ガラス球A、4′…ガ
ラス球B、5′…ガラス球C。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 紫外線の照射を受けてケイ光を発するイオンを
    含有する透明なガラスグローブと、該ガラスグロ
    ーブに内蔵され、紫外線の照射を受けてケイ光を
    発するイオンを含有する1つ又は2つ以上の所望
    形状のガラス体と、該ガラスグローブの外部に設
    けられ主に紫外線帯域の光を該ガラスグローブに
    向けて発光する光源との組合せから成ることを特
    徴とする照明装置。
JP3824687U 1987-03-16 1987-03-16 Expired JPH0338721Y2 (ja)

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JP3824687U JPH0338721Y2 (ja) 1987-03-16 1987-03-16

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JP3824687U JPH0338721Y2 (ja) 1987-03-16 1987-03-16

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JPS63145201U JPS63145201U (ja) 1988-09-26
JPH0338721Y2 true JPH0338721Y2 (ja) 1991-08-15

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