JPH01203930A - リーク検査方法 - Google Patents

リーク検査方法

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JPH01203930A
JPH01203930A JP2965488A JP2965488A JPH01203930A JP H01203930 A JPH01203930 A JP H01203930A JP 2965488 A JP2965488 A JP 2965488A JP 2965488 A JP2965488 A JP 2965488A JP H01203930 A JPH01203930 A JP H01203930A
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Hiroshi Uekusa
植草 広士
Muneo Onoda
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、内容液が高温充填され、あるいはレトルト処
理が施された合成樹脂製容器のリーク(漏れ)の有無の
検査方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、キャップが密に組付けられた容器のり一りを検査
する方法としては、容器を逆立させて内容液が漏れるか
否かによって判断する原始的なものから、キャップの頂
壁に穴をあけ、セプタムとよばれるゴム製部品をその穴
に密嵌入し、そのセプタムに圧力計に連通された注射針
を差し込んで容器内の圧力を測定するといった科学的な
ものまで数々存在する。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のリーク検査方法において、前者の方法は大きなリ
ークは発見出来るものの、小さなリークを発見すること
は難しい。又、後者の方法においては、キャップに穴を
あけなければならないため全ての容器を検査することが
出来ないと共に、キャップにあけた穴からリークが発生
することもあって、正確な検査を行うことが困難であっ
た。
本発明は、こうした問題に鑑み創案されたもので、容易
に全ての容器を正確に検査出来るリーク検査方法を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
そのため9合成樹脂製容器1に内容液3を高温充填ある
いはレトルト処理を施した後、容器1が冷却した際にお
けるその容器1に振動を与え5その振動による前記容器
1の固有振動数を計測する。
そして、計測された振動数を、リークのない容器1にお
いて上記と同一条件のもとで得た固有振動数と比較して
リークの有無を判断することとした。
〔作用〕
リークのない合成樹脂製容器1に、高温の内容液3を充
填したり、内容液3にレトルト処理を施したりした後、
内容液3が常温にまで冷却すると容器1の内圧は必然的
に減少する。そして、内圧減少によって容器1内が負圧
となるため、容器1の剛性が小さくなり、外力によって
容易に変形する。逆に、リークのある容器1においては
、内圧が減少しても大気と通じているため、容器l内が
負圧とならず、よって容器1の剛性は大きく保たれ、外
力によって容易に変形しない。この変形容易性の度合い
は、振動数によって顕著に表れる。
第2図は、−実験結果を示す表である。これは350 
ccの容量を持つ1口径42胴、高さ125mm、胴部
の直径70mm、肉厚0.6 amのポリエチレンテレ
フタレート樹脂製容器1に、70’Cおよび80゛cの
熱湯を充填し密封して常温まで冷却することによって得
た減圧度と、この容器1に一定の外力を加えて振動させ
て得た振動周波数とを示すものである。
容器lに小さな穴を開け、故意にリークさせたものは、
容器1内が大気と連通しているので減圧度が0で、その
時の周波数は2.05KHzであった。
次に、リークのない容器1に70°Cの熱湯を入れて密
封し、内容液3および容器1が常温にまで冷却された時
の容器l内減圧度は、 20.OcmHgと22.Oc
+nHgであり、振動周波数はそれぞれ3.80KHz
と4.10KHzであった。又、80°Cの熱湯を充填
した場合。
その減圧度は増加して32.0cmHgと33.0cm
Hgで、振動周波数はそれぞれ4.55KHzと4.7
0KHzであった。
第3図は、それら数値をグラフにしたものであり、この
グラフから、減圧度が大きくなるほど振動周波数が増加
することが明瞭に立証される。
本発明は、こうした自然法則を利用したもので。
あらかじめリークの発生しない容器1に、実際に高温充
填する内容液3の温度と同温度の内容液3を充填して密
閉した後、常温まで冷却し、その状態での振動周波数を
計測しておく。
そして、リーク検査する容器lに内容液3を高温充填し
て密閉し、常温まで冷却する。この時。
容器1にリークが発生していれば容器1の内圧は充分に
減少しないので減圧度は低く、従って容器1の剛性は大
きいことになる。逆に、リークが発生していない場合は
、減圧度が高くなり、容器lの剛性は小さくなる。次に
、この常温まで冷却された容器1に、外力を加える。こ
の外力によって容器1は振動するが、容器lの固有振動
数は、剛性の大きいものにおいては振動し難いので少な
く。
又、剛性の小さいものにおいては振動し易いので多くな
る。よって、この振動数(振動周波数)をリークのない
容器lであらかじめ計測しておいた振動周波数と比較す
ることによって5 リークの有無を検査することが出来
るものである。
例えば、前記した容量を有する容器1において。
70℃の内容液3を充填して検査した結果、振動周波数
が3.80KHz程度であればリークは発生していない
し、逆に、2.05K)(zあるいはそれに近い数値で
あれば大きなリークが発生していることになる。
この振動周波数は、あらかじめ許容範囲を設定しておき
、その範囲内にあるものは良品とし、それ以外のものは
不良品とすることが出来る。
尚、この検査方法は、充填した内容液3にレトルト処理
を施す場合においても同じように、レトルト処理するそ
の温度を基準にして行うことが出来る。
〔実施例〕
第1図に、一実施例を示す。容器1は、ポリエチレンテ
レフタレート樹脂製で、内容液3が高温充填されたその
容器1は、キャップ2によって密閉され常温まで冷却さ
れている。容器lに振動を与える振動発生装置4として
は、空圧あるいは油圧シリンダーや、ハンマー等が考え
られる。この振動発生装置4による外力を加える部分と
しては。
振動が発生し易い容器l胴部の中程が適当である。
容器1の、外力が加えられる部分と反対側には。
容器lの振動を検出する振動検出センサー5が取付けら
れている。この振動検出センサー5としては加速度セン
サー、マイクロフォン、レーザー変位計、超音波センサ
ー等が適している。
この振動検出センサー5によって検出された信号は、振
動解析装置6に送られる。そして、この振動解析装置6
によって、振動周波数が数値として表されるものとなっ
ている。この振動解析装置6としては、FFTアナライ
ザー等が使用される。
尚、この実施例においては、振動検出センサーと振動解
析装置6との間に、増幅器7を設けている。
〔発明の効果〕
このように本発明のリーク検査方法は、容器の振動周波
数を比較することによってリークの有無を判断するもの
なので、従来技術のようにキャップに穴をあける等の必
要がなく、よって大きなリークはもとより小さなリーク
をも容易に発見することが出来ると共に、全ての容器を
検査することも可能である。又、キャップにあけた穴自
体からリークが発生するといったこともないので、正確
な検査を行うことが出来るという、優れた効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施する一手段を示す構成図。 第2図は減圧度と振動周波数との関係を示す実験データ
表、第3図をそれをグラフにあられしたものである。 符号の説明 1:容器、  2:キャップ、  3:内容液。 4:振動発生装置、  5:振動検出センサー。 6:振動解析装置、  7:増幅器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 キャップ(2)が密に組付けられた合成樹脂製容器(1
    )のリークを検査する方法であって、 前記容器(1)に内容液(3)を高温充填あるいはレト
    ルト処理を施し、前記容器(1)が冷却した際における
    該容器(1)に振動を与え、該振動による前記容器(1
    )の固有振動数を計測し、該振動数を、リークのない容
    器(1)において上記と同一条件のもとで得た固有振動
    数と比較してリークの有無を判断するリーク検査方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019007920A (ja) * 2017-06-28 2019-01-17 学校法人桐蔭学園 非接触検査システム

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