JPH01203106A - 昇降装置 - Google Patents

昇降装置

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JPH01203106A
JPH01203106A JP63024818A JP2481888A JPH01203106A JP H01203106 A JPH01203106 A JP H01203106A JP 63024818 A JP63024818 A JP 63024818A JP 2481888 A JP2481888 A JP 2481888A JP H01203106 A JPH01203106 A JP H01203106A
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rising
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JP63024818A
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Shoji Yamazaki
山崎 章二
Naoto Watanabe
直人 渡辺
Okitada Hara
原 興忠
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Original Assignee
IHI Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明はクリーンルームなどで採用されて好適な昇降
装置に関し、特に、昇降体が非接触状態で移動でき、摺
動部の部祠の摩耗や潤滑油の飛散による汚染を防ぐこと
ができるような昇降装置に関するものである。
「従来の技術」 半導体工業あるいは生物工学の工場や実験室などにおい
ては、室内の清浄度を高めることが必要とされており、
人体による汚染を防ぐために作業を機械化するとともに
、そのような場所において使用される機械も汚染源とな
らない清浄なものであることが望まれている。
第14図はそのような目的で搬送装置などに採用されて
いる昇降装置の例を示すもので、この昇降装置は、立設
されたシリンダa内に配設されている駆動体すを空気圧
や油圧ににす上下に移動させることによって、シリンダ
aの外側に配設されている環状の移動体Cを磁ノJによ
って駆動体l)に従動させるものであり、その移動体C
によって物品を搬送するものである。
この昇降装置では、シリンダaの上下端部に接続されて
いる供給管d、d’より空気あるいは浦を供給して駆動
体すをシリンダaの軸線方向に上下移動し、あるいはそ
の位置で保持するようにしている。
この駆動体すには複数の磁石f・・とこれにより磁化さ
れるヨークe・が備えられており、また、移動体Cには
その駆動体すのヨークe−と互いに吸引しあう磁石h−
i、: 、J:り磁化されるヨークg・が備えられてい
る。そして、移動体Cはヨークe・1g・・間に働く吸
引力により駆動体すに吊持されるとともに、駆動体l)
がソリンダa内を移動ずろにつれて、駆動体すに従動す
るようになっている。この従来の昇降装置では、移動体
Cはシリンダaの外面を摺動するようにされているので
、潤滑油を用いて移動体Cが滑らかに摺動できるように
している。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、上記のように移動体Cがシリンダaの外面を
摺動するように構成されている昇降装置では、いかに潤
滑油を用いたとしても摺動部の摩耗を完全に防止するこ
とはできない。そして、その1q粍により生じた摩耗粉
か周囲に飛散してしまうとともに潤滑油自体も飛散して
しまい、それらによって装置の周囲が汚染されてしまう
ことは避けられない。
従って、このような臂降装置を、たとえばクリーンルー
ム等の極めて高い清浄度が要求される室内に設置した場
合には、その摩耗粉や潤滑油によりその室の清浄度が低
下するという問題を生じてしまい、このため、従来その
ような室内に直接、装置を設置することはできない乙の
であった。
また、摺動部のない機構として、例えば、磁気浮上装置
、あるいは物体間に空気層を形成するようにしたものな
どが用いられているが、これらの装置は移動体の荷重を
磁力や空気圧によって相殺し、物体間の摩擦のない状態
でものを移動させるもので、水平方向の移動には適当で
あるが上下方向の移動を行う昇降装置への応用は困難で
あった。
この発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、摩耗粉
や潤滑油が周囲に飛散することがなく、クリーンルーム
等においても使用することの可能な昇降装置を提供する
ことを目的とする。
1課題を解決するための手段」 この発明は、基台に、非磁性体からなる筒状の主柱と磁
性体からなるガイド柱を立設し、この主柱及びガイド柱
に沿って昇降体を上下させる昇降装置において、上記主
柱の内部に駆動源により上下される駆動磁石を設げ、上
記昇降体に上記駆動磁石と互いに反発しあうことにより
昇降体を浮上状態にして駆動磁石に従動させる従動磁石
を設け、前記昇降体に前記ガイド柱との間に吸引力を発
生さ且て昇降体の姿勢と位置を制御し、昇降体と主柱及
びガイド柱との間に隙間を保たしめる制御磁石を設ける
ことにより上記の問題点を解決するようにしたものであ
る。
「作用」 この発明の昇降装置においては、駆動磁石と従動磁石と
の互いの反発力によって、昇降体が浮上状態にされると
ともに、主柱との間に隙間を明けた状態とされつつ、駆
動磁石を駆動源により上下に移動させることにより、該
駆動源に従動して昇降体が上下に移動することができ、
この場合、制御磁石のガイド柱への吸引力を調節するこ
とにより、昇降体と主柱との間の隙間のばらつきを安定
状態に保つことができ、停止時あるいは移動時において
昇降体の静荷重あるいは動荷重の大きさや分布が変化す
る場合においても、昇降体と主柱およびガイド柱とを常
に非接触状態に保つことができる。
「実施例」 以下、この発明の昇降装置をクリーンルームにおける搬
送装置に応用した実施例につき、第1図ないし第13図
を参照して説明する。
第1図ないし第9図は本発明の第1の実施例を示すもの
で、この搬送装置は、レールRの両側に立設された収納
棚りに物品Gを出し入れするもので、上記レールB上を
走行する基台Bと、この基台B上に設けられた本発明に
よる昇降装置Aと、  ・、この昇降装置Aにより上下
される昇降体Eと、この昇降体B上に上記レールRと直
交する方向に移動自在に設けられ、その先端において物
品Gを吊持するスライドアームSなどから構成される装
置人間により遠隔操作され、あるいはコンビュータブ[
lクラノー・により自動運転されて三軸方向に移動EJ
能であるとともに、それぞれの摺動部が非接触構造とな
っているものである。
まケ、昇降装置Aの構成から説明する。これらの図にお
いて、符号+ iJ十柱、2はガイド柱であり、それぞ
れ括台T31にその走行方向において前後に一対づつ立
設されている。
この主柱1,1は非磁性体材料によって円筒状に形成さ
れ、その内側が外側に対して密封された構造となってお
り、その」1端にはモーターケーシンク゛3,3が載置
されている。このモーターケーンノブ3,3内にはそれ
ぞれ同期して回転するモーター4.4か配設されており
、このモーター4の回転軸4aにはホールねし機構5が
継手6により連結されている。このボールねじ機構5は
、両端部をヘアリンク7.7により支持されて主柱1の
内袖を中心に回転自在に配設されている送りねし5aと
、この送りねじ5aに螺合しているナツト5[)からな
るもので、送りねし5aがモーター4によって回転する
ことにより、ナラ1−5bを主柱1の軸線方向(上下方
向)に移動させるものである。
このボールねじ機構5のナツト5bには、該ナラ1−5
bとともに上下に移動する駆動磁石8が取りイー]けら
れている。この駆動磁石8は、環状に形成された3個の
永久磁石9(詳しくは後述する)からなっており、スペ
ーサ10.10・・により上下に所定の間隔を保った状
態で配され、その内周面を上記ナツト5bの外周面に接
して固定されるとともに、第5図に示すように各永久磁
石9の外周面が主柱lの内周面とわずかな隙間を保つよ
うに、上端付近および下端イ」近には、主柱lの内面と
摺動するガイドブツシュ11.11が設けられている。
なお、この駆動磁石8と主柱1との間には、第4図に示
すように外周面に縦方向に形成された溝8 a・・・と
、主柱1の内面に」二足溝8aに嵌合するように形成さ
れた突条1aとからなる回り止め機構Mが設(プられて
いるものである。
また、」1記ガイド柱2,2は磁性体を材料として断面
口字状に形成され、」1端が一ト記モーターケーシンク
3,3に連結されることにより補強されている。これら
主柱1.1及びガイド柱2,2に沿って昇降する昇降体
Eは、」−記基台Bの長平方向に〆f)う長辺2+、2
+とその両端を連結する短辺22.22とから平面視で
口字状に形成され、軽量かつ堅ろうな構造となっている
。この短辺22゜22の外面中央には連結部23.23
が突出しておりその先端には管状体13が形成され、そ
の内側には筒状の従動磁石] 2,12が設けられてい
る。この従動磁石12は、それぞれの内径が主柱1の外
径よりやや大きな環状に形成された3個の永久磁石14
がスペーサ−16により所定間隔を保って取りイマ1け
られた構成となっており、各永久磁石14が、」−記駆
動磁石8側の永久磁石9に主柱Iを挾んでそれぞれ上方
へ所定量aだけずれて対向するようになっている(第5
図参照)。
そして、駆動磁石8および従動磁石12にそれぞれ設け
られた各磁石は、第5図に示した極性から明らかなよう
に、互いに反発しあうようにされている。
ここで、駆動磁石8および従動磁石12の各永久磁石9
.14について詳しく説明すると、駆動磁石8側の永久
磁石9は第7図(a) 、 (b)に示すように、多数
の台形状の永久磁石片9aを必要に応じて接着剤等でつ
なぎ合わせてリング状とし、その上下両面を非磁性体材
料からなる固定板9b、9bで接着剤等を介し押さえ込
んだ構成となっている。永久磁石片9aは台形状の底部
側がN極、頭部側が8極となるように予め磁化されてお
り、リング状に組まれた状態において外周側がすべてN
極となる。また、固定板9bの内側にはつば9cが設け
られている。これは、従動磁石12側の永久磁石I4か
ら反発力を受(Jて、各永久磁石片9aが内方へずれる
のを防ぐためのものである。−方、従動磁石12側の永
久磁石I4は、第6図(a)、(b)に示すように、先
程説明した駆動磁石8側の永久磁石9とほぼ同様な構成
となっている。ずなわち、台形状とされた多数の永久磁
石片14.aをリング状につなぎ合わせ、それらを上下
両側から固定板+4bで押さえ込んだ構成となっている
。永久磁石片+4aは前述とは逆に頭部側がN極とされ
、リング状に組まれた場合内周側がすべてN極となるよ
うにされている。また固定板14bのつば14cは外周
側に設けられている。これは、各永久磁石片+4aが駆
動磁石8側の永久磁石9から外方へずれろような反発力
を受けるためである。
なお上記例では、永久磁石9.14を、予め磁化した磁
石片9a、14aを多数つなぎあわせて構成しているが
、これに限られることなく一体もので構成してもよい。
ただし、一体ものにする場合、大川かすな磁化装置が必
要となるが、上記のように多分割構成のものにすれば、
大掛かりな装置を用いることなく簡単に製作できる利点
がある。
また、」1記昇降体Eの長辺2+、2+の間には、上記
短辺22,22の内側に梁部材41.41が架設され、
この梁部材41と上記短辺22及び長辺21.2+の間
に上記ガイド柱2,2を挿通させるガイド孔42が形成
されている。そして、このガイド孔42には、昇降体E
の長辺21,21及び梁部材41の各面にそれぞれ制御
磁石43.41が設けられている。すなわち、基台Bの
走行方向すなわち長辺2Iの伸びる方向をX軸方向、短
辺22の方向をy軸方向、主柱Iの伸びる方向をX軸方
向とすると、各長辺21には、昇降体Ei、=y軸方向
の変位及びX軸とZ軸回りの回転を与える上下一対の電
磁石43,43、梁部材41には昇降体E 1.:m 
X軸方向の変位を与える電磁石44とが設i−1られて
いる。これらの電磁石43・・・、44.44は平断面
コ字状のヨーク45とこのヨーク45に巻かれたコイル
46とからなり、このヨーク45の高さ寸法はその先端
が上記ガイド柱2の外面に隙間を持った状態で対するよ
うに設定されている。
これらの電磁石4.3 、4.3 、4.4は、梁部材
41゜4Iの内側に取り付けられた制御装置47により
各別に励磁されるようになっており、それによりヨーク
45先端とその対向するガイド柱2の部分との間に吸引
力を発生せしめ、昇降体Eの位置及び姿勢の制御を行わ
せるようになっている。さらに、上記ガイド孔41.4
2の内側の適当箇所(本例においては、一方のカイト孔
42の梁部材41及び−長辺21と他方のガイド孔42
の一長辺21の各上下二位置、計6箇所)にガイド孔4
2の内面とガイド柱2の外面との間隔を測定するギヤッ
プセンザ48・が取り(−1けられており、その検出値
を上記制御装置47に送るようになっている。
これらの電磁石43.43,44、ギヤップセンザ48
及び制御装置47が昇降体Eの姿勢制御機構を構成して
いる。
なお、本例においては主柱1が一対設けられて、その両
方において上下動を同期させる結果、y軸回りの回転が
既に拘束されるので、昇降体Eの姿勢を制御するために
拘束しな(プればならない5自由度のうち4自由度のみ
の制御を行えばよい。
次に、搬送装置の他の部分の構成について述べる。」1
記昇降体Eの長辺2+、21の上面にはそれぞれ一対の
垂直部24.24とその上端を結ぶ水平部25とからな
る支持部材26が立設され、各長辺21.21の上記水
平部25,2.5の間にはガイド部材27が架設されて
いる。このガイド部材27の下面には、断面が逆T字状
のガイトレール28が形成されて、このガイドレール2
8には、このガイドレール28と嵌合する形状の溝29
を上面に有するスライドアームSがy軸方向に移動自在
に取りイ」けられている。このガイド部材27とスライ
ドアームSにおいては、ガイドレール28と溝29の対
向する適当な位置に互いに吸引しあう磁石(図示路)が
取り付けられており、その吸引力により両者の接触を防
ぐ磁気浮上方式が採用され、そして、スライドアームS
の移動のための駆動源としては周知のリニアモーター(
図示路)が採用されている。上記スライドアームSの左
右端部下面には被収納物品Gの上面に取り付けられた磁
性片30を係脱自在に吸引する電磁石31が配設されて
いる。
上記レールRは、第3図に示すように、上下の水平部3
2.33と垂直部34とから断面1字状に形成され、一
方、基台Bの下面にはこのレールRに外嵌する形状の溝
35が形成されている。この溝35の下側底部及び側部
には、それぞれレールRの上水平部32を吸引すること
により、基台[3の荷重を支持しあるいは姿勢を制御す
る電磁石36.36.37.37が配設され、ギヤップ
センザ(図示略)の検出値により吸引力を調整して両者
の接触を防ぐ3にうになっている。また、d435の上
側底部に(Jコイル38が配され、それによりレールR
の−1−水平部32に渦電流を生じさせ磁界を発生させ
て両者を相対移動させるように構成されたリニアモータ
ーL Mが配設されている。
以」二のようなレールR1基台B1昇降装置A1スライ
ドアームSからなる構成のもとに、この搬送装置は摺動
接触部分が全くない状態で収納棚I7へ物品Gを出し入
れてきるものである。
ごの搬送装置により、例えば物品Gを収納棚りから出す
には、スライドアームSを短縮した状態で基台Bを所要
の位置まで走行させ、次に昇降装置Δを作動させて高さ
を調整し、さらにスライドアームSを伸ばして電磁石3
Iを磁性片30のやや」二に位置させた後、再度昇降装
置Aを作動させて昇降体Eを少し降ろし、電磁石31を
磁性片30に密着させて電磁石31を起動する。そして
、上記の過程を逆に行ってスライドアームSを短縮し、
基台Bを走行させて所要の位置まで移動させ、同様の過
程を行って物品Gを下ろすことにより操作が完了する。
このような作業過程中、昇降装置Aにおいては、2つの
モーター4,4が同期して回転するので、駆動磁石8,
8は常に高さが等しく、該駆動磁石8.8に反発する従
動磁石12.12も同じ高さとなって、昇降体Eが平行
に保たれる。そして、永久磁石9,14同士が互いに反
発しあうことから、駆動磁石8がボールねじ機構5によ
り主柱1内を」1昇した時には、その反発力によって昇
降体Eは駆動磁石8に従動して上昇する。具体的には、
第5図に示すように永久磁石9.14同士が径方向及び
高さ方向にずれていることから、双方の反発力Fが斜め
方向に働くこととなり、そのうちの垂直成分FIによっ
て昇降体Eが」1昇される。他方、駆動磁石8が下降さ
れるときには反発力による支持が失われ、昇降体Eは自
重により駆動磁石8に追従して下降することとなる。
=15− この場合、昇降体Eは姿勢制御機構によりその位置と姿
勢が一定に保たれ、それにより、従動磁石I2と主柱1
とはそれらの軸線が一致して、従動磁石I2と主柱I外
面との間に、主柱1の周方向全体にわたって均等な所定
間隔の隙間を常に確保することができる。そして、スラ
イドアームSの移動や、物品Gの積み下ろしにより荷重
分布が変化し、あるいはp降体Eに外力が加えられるな
どして、カイト柱2と電磁石のヨーク45 ・との隙間
の寸法が変動したような場合にも、その変動をギヤップ
センザ48 により検出し、その検出結果に基づいて制
御装置47によって所定の電磁石713.44のコイル
46に流す電流量を制御することにより、従動磁石12
がガイド柱2を吸引する力を制御でき、従って、常に隙
間の寸法を一定値に保つことがてきる。
加えて、」二足昇降装置Aでは、昇降体Eを移動させろ
機能を持つ永久磁石9.14に反発しあうものを用いて
いるので、それらの反発力の水平成分F2が、電磁石4
3.44の場合と同様、昇降体Eを主柱1に対して軸線
を一致させるような求心作用を生じさせる。このため、
電磁石43.44が行なう昇降体Eのガイド機能の負担
を軽減させる。これがためにガイド機能への負担を大幅
に増加させることなしに、強力な磁石を用いて駆動力を
大きくすることができる。
ちなみに、永久磁石9.14に吸引式のものを用いる場
合には、昇降体Eが主柱1の中心からずれる際に、該永
久磁石9,14による吸引力は、磁力が距離の2乗に反
比例することから距離が短くなる箇所では大となり、そ
れがためにそのような箇所では接近してまずまず吸引力
が増大してしまう。このように非常に不安定な情況が生
じるが、これを回避するには、電磁石43.44を、永
久磁石9.I4による吸引力に打ち勝ち得るよう、にり
強力な磁石を用いな(プればならず、その場合装置自体
が大形化する不具合が生じる。また、種々の理由から電
磁石43.4.4をあまり強力なものにできない場合に
は、永久磁石9.14もそれに合わせである程度磁力の
弱いものを用いなi−1ればならず、その場合、昇降装
置としては大きい駆動ノjが得られなくなる。
これに比べて上述のように永久磁石9.14に反発式の
ものを用いれば、それ自体が求心作用を持つため、装置
自体が大きくならず、かつ駆動力の大きい昇降装置が得
られるものである。
また、本例のような搬送装置において昇降体Eに作用す
る回転モーメントの変化が最も大きいのはスライドアー
ムSの伸縮及びスライドアームSの先端に物品Gを着脱
するときであると考えられ、そのときには昇降体Eに対
し、X軸回りの回転モーメントが作用することになる。
この場合には、スライドアームSの伸縮を昇降体Eの上
下移動と同時に行わなJlれば、たとえ主柱1と従動磁
石I2が接触しても両者が摺動し、摩耗することがない
が、そのような接触を防ぐために、上記のような過程の
間だ(プ昇降体Eを主柱1に機械的あるいは磁気的な方
法で固定してしまうクランプ機構なとを設けることも考
えられる。その場合、クランプの解除を徐々に行うにう
にして姿勢の急激な変動を防ぐような制御方法が採用さ
れる。
第10図ないし第13図は本発明の第2の実施例の昇降
装置へ°を示すもので、」−記のようなX軸回りの回転
モーメントによる昇降体Eの姿勢変動を防ぎ、より大き
な物品の搬送を可能にするために、主柱1と従動磁石I
2を3対設けたものである。
ずなわち、主柱Iは基台Bの一端に一本、他端に二本立
設され、それに対応して、昇降体Eに(j−短辺22の
両端に連結部23.23が設けられ、その先端に従動磁
石12.12が突出して設げられている。また、ガイド
柱2は基台Bの一端(主柱1が一本の側)のみに立設さ
れ、他端側のガイド柱は省かれており、昇降体Eにおい
てもガイド孔42は一側(従動磁石12が一つの側)の
みに形成され、他゛端のガイド孔及び制御磁石は設けら
れていない構成となっている。
上述のように、主柱Iと従動磁石12が一対増えたこと
により、昇降体EはさらにX軸回りの回転が拘束される
ことになり、残る制御すべき自由度はX軸及びy軸方向
の変位とX軸回りの回転の3つとなり、制御が容易にな
る。従って、本例の姿勢制御機構における制御磁石は、
長辺21の内側の一対の電磁石43.43(y軸方向の
変位制御用)と、短辺22及び梁部材41にそれぞれ設
けられた二対の電磁石44 ・(X軸方向の変位及びX
軸回りの回転制御用)がガイド孔42の内側に配設され
た構成となっている。
搬送装置の他の部分の構成は上記の実施例とほぼ等しく
なっているが、上記例と異なり、昇降体Eがy−z面に
対して非対称になっているので、ガイド部材27は平面
的配置においてほぼ昇降体Eの重心を通過するように設
定されている。
ごの搬送装置において物品を搬送する手順等は」二足例
と同じである。
この実施例の昇降装置A′においては、昇降体Eの荷重
を支持するための主柱l(と駆動磁石8)と従動磁石1
2が3対設けられており、昇降体Eの重量を増してその
構造を強固なものにすることかでき、また、より大きな
X軸回りの回転モーノ=20= ントに対処できるので、スライドアームSで重い物品を
吊持できるとともに、スライドアームSの伸長距離を長
くすることもでき、j;り大きなものを移送することも
できる。そして、主柱I及び従動磁石12を増やした替
わりに、ガイド柱2及び制御磁石4−3 、44の数を
減らずことができ、製作コストが」1昇することもない
以上で述べたように、これらの昇降装置A、A’では、
従動磁石12と主柱1、及び制御磁石43゜44とガイ
ド柱2とが常に非接触状態となって摺動する部分がない
ので、摩耗することが全くなく、そのために潤滑油も必
要としない。従って、従来の昇降装置のように、摩耗粉
や潤滑油が飛散して周囲を汚染することがなく、従来設
置することができなかったクリーンルーム等の高清浄度
の室内にも設置することが可能となる。なお、主柱Iの
内部においては、送りねじ5aとナツト5b、また主柱
Iの内面と駆動磁石8の外周面とはそれぞれ接触状態と
なっているので、それらは摩耗する恐れがあり、またそ
れらに対しては潤滑油を用いる必要乙あろが、主柱1の
内部は密封されているので、1三柱1の外部に摩耗粉や
潤滑油が飛散ずろこと(」ない。
以上、この発明の実施例について説明したが、この発明
の昇降装置は、勿論、」−記のような搬送装置への使用
に限定されるものではなく、一般の昇降装置に使用され
てよい。また、主柱の数は上記例に限らす、1本でら、
4本以上でもよく、駆動磁石及び従動磁石の各磁石の構
成やその極性等(J−1−記に限ら4−適宜変更して良
い。たとえば、」−記では駆動磁石及び従動磁石は永久
磁石により構成したが、これは永久磁石と電磁石の組み
合わせにより構成してb電磁石同士の絹み合わせとして
ら良い。ざらに、カイト柱やカイト孔の位置、ガイド柱
の断面形状、制御磁石の配置なども適宜ならのか採用さ
れてよい。
さらに、主柱の形状については断面が円形のものに限ら
す、たとえば多角形断面としても良く、その場合、駆動
磁石と従動磁石ち主柱の形状に対応さ且た形状とすれば
良い。まノコ、上記では駆動磁石の駆動源としてポール
ねし機構を用いたが、これに限らず、たとえばワイヤあ
るいはチェーンにより駆動したり、Δ11圧や空気圧を
利用して駆動する等、適宜の手段を用いることもてきる
また、搬送装置にお(′jろ水平方向の移動及び荷重支
持の機構として、上記例では磁気浮」1方式とリニアモ
ーターを採用したが、たとえば圧縮空気による浮上ある
いは移動機構としてもよい。
「発明の効果」 以上詳細に説明したように、この発明の昇降装置は、基
台に、非磁性体からなる筒状の主柱と磁性体からなるガ
イド柱が立設され、この主柱及びガイド柱に沿って昇降
体が」−下する昇降装置において、」−記主柱の内部に
は駆動源により−1−下される駆動磁石が設けられ、上
記昇降体には、]−記馳駆動磁と互いに反発しあうこと
により昇降体を浮」−状態にして駆動磁石に従動さUる
従動磁石が設置Jられるとともに、この昇降体には前記
カイト柱に対して吸引力を発生させて昇降体の姿勢と位
置を制御し、昇降体と主柱及びガイド柱との間に隙間を
保たしめる制御磁石が設けられているので、昇降体が主
柱と非接触状態を保って上下移動することができ、従来
の昇降装置のように摩耗粉が飛散することがないはかり
でなく、潤滑油を用いる必要はないからその潤滑411
が飛散することもない。
従って、この昇降装置は周囲を汚染するおそれがなく、
このため従来においては設置することのできなかったク
リーンルーム等の高清浄度の室内にム設置することかて
き、このクリーンルームを省人化することによりさらに
清浄度の向上を可能ならしめるという優れた効果を奏す
るものである。
また特に、上記の如く駆動磁石と従動磁石とに吸引式の
もので(Jなく反発式のものを用いており、このにうに
反発式のものを用いることによって昇降体が主柱の中心
からずれた場合、該昇降体を主柱と同心にさせるような
力(求心力)が作用し、制御磁石によるガイド機能の併
用にともない、磁気浮」−が安定化し、駆動力の大きい
昇降装置が得られるという効果を有ケろ。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第9図はこの発明の第1の実施例を示す図
であり、第1図はこの実施例の昇降装置を備えた搬送装
置の全体を示す斜視図、第2図はその正面断面図、第3
図は側面断面図、第4図は昇降体の平面断面図、第5図
は第1図の要部の拡大図、第6図(a)、(b)は従動
磁石に用いられる永久磁石の詳細図、第7図(a)、(
b)は駆動磁石に用いられる永久磁石の詳細図、第8図
(J第4図におけるVl−Vl矢視図、第9図は同じく
■−■矢視図である。 また、第10図ないし第13図はこの発明の第2の実施
例を示すもので、第10図(」搬送装置の斜視図、第1
1図は昇降体の平面断面図、第12図は第11図のX−
X矢視図、第13図は同じくXI−XIX矢視図ある。 また、第14図は従来の昇降装置の一例を示す断面図で
ある。 1・ ・主柱、)a・・ 1llt 、2・ ・ガイド
柱、3・ モーターケーノノク、4・・モーター、4a
・ 回転軸、5 ・・ボールねじ機構、5a・  送り
ねじ、5b  ・ナツト、6 ・・継手、7・・・・ベ
アリング、8・・・・・・駆動磁石、8a・・突条、9
・・ 永久磁石、9a・・・・・磁石片、9b・・・固
定板、9c・つば、 10・  ガイドブツシュ、 11・・・・スペーサー、12・・・従動磁石、13・
・・管状体、14・・・・永久磁石、14a・・・・・
磁石片、+4b・ 固定板、14C−・・つば、16・
・・・スペーサ、21・・・・・・長辺、22・短片、
23・・連結部、24・・・・垂直部、25・・・・・
水平部、26・・・ 支持フレーム、27・・・・・・
カイト部材、28・・・・・カイトレール、29・・・
・・・溝、30・・・・・磁性片、31・・・電磁石、
32・・・上水平部、降33  ・下水平部、34・ 
・垂直部、35・・・・・溝、36.37・・・・・電
磁石、38・・ コイル、41・・ 梁部材、42・・
・ガイド孔、43.44・・・電磁石、45・・・・ヨ
ーク、46・・・・コイル、47   制御装置、48
・・・・ギヤップセンザ、A、A’・・・・・昇降装置
、R・・・・・・レール、B・・・・基台、M・・・・
・・回り止め機構、E・・・・昇降体、S・ スライド
アーム、■7   収納棚、G ・・・物品、’LM・
・・・・リニアモーター。 出願人  石川島播磨重工業株式会社 第6図 +40140  、Q。 +4b 4a 第7図 □ 第11図 第12図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  基台に、非磁性体からなる筒状の主柱と磁性体からな
    るガイド柱が立設され、この主柱及びガイド柱に沿って
    昇降体が上下する昇降装置において、上記主柱の内部に
    は駆動源により上下される駆動磁石が設けられ、上記昇
    降体には、上記駆動磁石と互いに反発しあうことにより
    昇降体を浮上状態にして駆動磁石に従動させる従動磁石
    が設けられるとともに、この昇降体には前記ガイド柱に
    対して吸引力を発生させて昇降体の姿勢と位置を制御し
    、昇降体と主柱及びガイド柱との間に隙間を保たしめる
    制御磁石が設けられていることを特徴とする昇降装置。
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