JPH0689778B2 - 非接触位置決め装置 - Google Patents
非接触位置決め装置Info
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- JPH0689778B2 JPH0689778B2 JP61012059A JP1205986A JPH0689778B2 JP H0689778 B2 JPH0689778 B2 JP H0689778B2 JP 61012059 A JP61012059 A JP 61012059A JP 1205986 A JP1205986 A JP 1205986A JP H0689778 B2 JPH0689778 B2 JP H0689778B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electromagnets
- driven body
- magnetic force
- current flowing
- positioning device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C32/00—Bearings not otherwise provided for
- F16C32/04—Bearings not otherwise provided for using magnetic or electric supporting means
- F16C32/0406—Magnetic bearings
- F16C32/044—Active magnetic bearings
- F16C32/0444—Details of devices to control the actuation of the electromagnets
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S359/00—Optical: systems and elements
- Y10S359/903—Optical: systems and elements with magnet
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、被駆動体を磁気力によって浮上させ位置調
整を行なう非接触位置決め装置に関する。
整を行なう非接触位置決め装置に関する。
[技術的背景及び問題点] 従来、位置決め装置において、駆動を行なう場合には自
由度に制限があった。従って、同時に2自由度以上の駆
動を行なおうとする場合には、少ない自由度の駆動装置
を複数個組合せて使用するものが一般的である。このよ
うな位置決め装置の駆動方法としては、リニヤモータ、
ソレノイド等の駆動源で直接的に駆動するか、歯車、減
速機等の動力伝達要素を介して間接的に駆動する方法が
とられており、また、被駆動体の支持は油軸受、玉軸
受、空気軸受、バネ等によって行なわれている。
由度に制限があった。従って、同時に2自由度以上の駆
動を行なおうとする場合には、少ない自由度の駆動装置
を複数個組合せて使用するものが一般的である。このよ
うな位置決め装置の駆動方法としては、リニヤモータ、
ソレノイド等の駆動源で直接的に駆動するか、歯車、減
速機等の動力伝達要素を介して間接的に駆動する方法が
とられており、また、被駆動体の支持は油軸受、玉軸
受、空気軸受、バネ等によって行なわれている。
ところが、このような位置決め装置にあっては、つぎの
ような問題がある。第1に複数個の駆動装置を組合せて
構成されるため、構造が複雑化して部品点数が多くな
り、製作が極めて困難なものとなる。第2に駆動時に各
部に摩擦が生じるため、発熱したり、出力が変化したり
するとともに摩耗を生じて不安定となり、精度及び信頼
性の確保が困難となる。第3に被駆動体を支持する軸受
等の潤滑が必要なため宇宙の高真空など特殊環境下にお
いて、長時間の使用が不可能となる。
ような問題がある。第1に複数個の駆動装置を組合せて
構成されるため、構造が複雑化して部品点数が多くな
り、製作が極めて困難なものとなる。第2に駆動時に各
部に摩擦が生じるため、発熱したり、出力が変化したり
するとともに摩耗を生じて不安定となり、精度及び信頼
性の確保が困難となる。第3に被駆動体を支持する軸受
等の潤滑が必要なため宇宙の高真空など特殊環境下にお
いて、長時間の使用が不可能となる。
これに対して、例えば米国特許第4156548号及び米国特
許第4088018号に記載されたようなものがある。これ
は、宇宙船上において、望遠鏡を該宇宙船の振動から隔
離させて支持し、かつ光軸補正を加える目的で創案され
たもので、6組(12個)の電磁石で円板を外周部より支
持し、5自由度の駆動を実現している。
許第4088018号に記載されたようなものがある。これ
は、宇宙船上において、望遠鏡を該宇宙船の振動から隔
離させて支持し、かつ光軸補正を加える目的で創案され
たもので、6組(12個)の電磁石で円板を外周部より支
持し、5自由度の駆動を実現している。
しかしながら、このような従来の装置にあっては、1自
由度の駆動に対して2個の電磁石を必要とするため、多
自由度の駆動によって位置決めをする場合には、多数の
電磁石を使用しなければならない。また各自由度に適し
た電磁石を設計する必要があり、それぞれの形状及び大
きさが異なるため、電磁石の配置が困難で構造が複雑に
なるという問題があった。
由度の駆動に対して2個の電磁石を必要とするため、多
自由度の駆動によって位置決めをする場合には、多数の
電磁石を使用しなければならない。また各自由度に適し
た電磁石を設計する必要があり、それぞれの形状及び大
きさが異なるため、電磁石の配置が困難で構造が複雑に
なるという問題があった。
[発明の目的] この発明は、このような従来の問題点に鑑み創案された
もので、電磁石の形状及び大きさを標準化し易くすると
ともに電磁石の使用数の削減を図ることにより作動の信
頼性を向上できると共に、組立て、部品管理の容易な非
接触位置決め装置の提供を目的とする。
もので、電磁石の形状及び大きさを標準化し易くすると
ともに電磁石の使用数の削減を図ることにより作動の信
頼性を向上できると共に、組立て、部品管理の容易な非
接触位置決め装置の提供を目的とする。
[発明の概要] 上記目的を達成するためにこの発明は、位置決めの対象
となる磁性体で形成された被駆動体と、この被駆動体を
非接触に支持、駆動する電磁石とからなる非接触位置決
め装置において、前記被駆動体を略多面体に形成し、前
記電磁石を前記略多面体の複数の面にそれぞれ対向して
設け、前記電磁石に電流を供給制御して前記略多面体の
位置を調整する構成とした。
となる磁性体で形成された被駆動体と、この被駆動体を
非接触に支持、駆動する電磁石とからなる非接触位置決
め装置において、前記被駆動体を略多面体に形成し、前
記電磁石を前記略多面体の複数の面にそれぞれ対向して
設け、前記電磁石に電流を供給制御して前記略多面体の
位置を調整する構成とした。
[発明の効果] 以上の説明より明らかなように、この発明の構成によれ
ば、(a)完全非接触支持と駆動機能とを有するため、
多自由度を高精度で位置決めすることができる。従っ
て、従来の機械式で問題となっていた摩擦等を無くすこ
とができ、その上潤滑を必要としないので、宇宙等の真
空中でも支障なく使用することができる。(b)多自由
度を有する位置決め装置を、少ない部品点数で簡単な構
造により構成することができるため、位置決め精度及び
信頼性を向上することができる。(c)被駆動体がシン
プルな略多面体形状であるため、簡単容易に製作するこ
とができる。(d)駆動体に設置される電磁石の形状及
び大きさを標準化し易い。(e)さらに、電磁石の数
を、従来の1自由度に対して2個必要とするのに対し、
6自由度に対して最小8個まで減少できる。
ば、(a)完全非接触支持と駆動機能とを有するため、
多自由度を高精度で位置決めすることができる。従っ
て、従来の機械式で問題となっていた摩擦等を無くすこ
とができ、その上潤滑を必要としないので、宇宙等の真
空中でも支障なく使用することができる。(b)多自由
度を有する位置決め装置を、少ない部品点数で簡単な構
造により構成することができるため、位置決め精度及び
信頼性を向上することができる。(c)被駆動体がシン
プルな略多面体形状であるため、簡単容易に製作するこ
とができる。(d)駆動体に設置される電磁石の形状及
び大きさを標準化し易い。(e)さらに、電磁石の数
を、従来の1自由度に対して2個必要とするのに対し、
6自由度に対して最小8個まで減少できる。
[実施例] 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、この発明の第1実施例に係る非接触位置決め
装置の構成を示す全体斜視図であり、この非接触位置決
め装置は、位置決めの対象となる略多面体例えば正4面
体形状に形成された被駆動体1と、この被駆動体1を非
接触に浮上させ駆動する駆動体3とから構成されてい
る。
装置の構成を示す全体斜視図であり、この非接触位置決
め装置は、位置決めの対象となる略多面体例えば正4面
体形状に形成された被駆動体1と、この被駆動体1を非
接触に浮上させ駆動する駆動体3とから構成されてい
る。
前記駆動体3には被駆動体1と一定の磁気空隙をもって
電磁吸引力の作用を有する8個の電磁石5,7,9,11,13,1
5,17,19が設けられている。
電磁吸引力の作用を有する8個の電磁石5,7,9,11,13,1
5,17,19が設けられている。
この電磁石5〜19は、前記被駆動体1の各外面につき2
個づつ各外面のコーナー部に対向配置されている。
個づつ各外面のコーナー部に対向配置されている。
前記電磁石5〜19は、例えば第2図に示すような同一構
造で構成されている。すなわち2個の磁極部21,23と、
この磁極部21,23を磁気的に結合する結合部25とからな
る強磁性材で形成され、磁極部21と磁極部23との間に形
成される空間には、コイル27が巻装されている。さら
に、各磁極部23には磁極部21,23から被駆動体1までの
空隙距離を検出する位置検出器A5〜A19が埋設されてい
る。
造で構成されている。すなわち2個の磁極部21,23と、
この磁極部21,23を磁気的に結合する結合部25とからな
る強磁性材で形成され、磁極部21と磁極部23との間に形
成される空間には、コイル27が巻装されている。さら
に、各磁極部23には磁極部21,23から被駆動体1までの
空隙距離を検出する位置検出器A5〜A19が埋設されてい
る。
これら8個の電磁石5〜19は第1図のように非磁性材か
らなる連結部材29によって連結されている。すなわち、
電磁石5〜19の結合部25上には図示しないがボルトが一
体的に突設され、このボルトが連結部材29を貫通して図
示しないナットで締結されている。
らなる連結部材29によって連結されている。すなわち、
電磁石5〜19の結合部25上には図示しないがボルトが一
体的に突設され、このボルトが連結部材29を貫通して図
示しないナットで締結されている。
前記被駆動体1の中央には連結部材29の孔29aを貫通し
た支柱30が固定され、その先端側に例えば通信用のアン
テナ等が取り付けられているものである。
た支柱30が固定され、その先端側に例えば通信用のアン
テナ等が取り付けられているものである。
前記位置検出器A5〜A19の検出信号は、前記各電磁石5
〜19に電流を供給し、かつ制御して被駆動体1の位置を
調整する第3図で示す位置調整手段31に入力されるよう
になっている。この位置調整手段31はベクトル演算器
(合成器)33,制御器B1〜B9、ベクトル演算器(分配
器)35,及び信号増幅器C1〜C15とを備えている。前記ベ
クトル演算器33は各電磁石5〜19に設けられた各位置検
出器A5〜A19の検出信号を入力して、与えられた各電磁
石5〜19の方向の変位量に基づいてベクトル演算(合
成)を行ない、直交座標系に変換すると共に、各軸の外
部指令信号と前記直交座標系に変換した制御信号とを比
較し、その差分を出力する。前記制御器B1〜B9は前記差
分を入力して直交座標系での制御量を演算する。前記ベ
クトル演算器35は制御器B1〜B9から与えられる制御量を
入力して各電磁石5〜19の方向のベクトル演算(分配)
を行なう。前記信号増幅器C1〜C15はベクトル演算器35
の出力信号を増幅し、この増幅信号を各電磁石5〜19に
出力する。
〜19に電流を供給し、かつ制御して被駆動体1の位置を
調整する第3図で示す位置調整手段31に入力されるよう
になっている。この位置調整手段31はベクトル演算器
(合成器)33,制御器B1〜B9、ベクトル演算器(分配
器)35,及び信号増幅器C1〜C15とを備えている。前記ベ
クトル演算器33は各電磁石5〜19に設けられた各位置検
出器A5〜A19の検出信号を入力して、与えられた各電磁
石5〜19の方向の変位量に基づいてベクトル演算(合
成)を行ない、直交座標系に変換すると共に、各軸の外
部指令信号と前記直交座標系に変換した制御信号とを比
較し、その差分を出力する。前記制御器B1〜B9は前記差
分を入力して直交座標系での制御量を演算する。前記ベ
クトル演算器35は制御器B1〜B9から与えられる制御量を
入力して各電磁石5〜19の方向のベクトル演算(分配)
を行なう。前記信号増幅器C1〜C15はベクトル演算器35
の出力信号を増幅し、この増幅信号を各電磁石5〜19に
出力する。
つぎに、上記第1実施例の作用を第4図〜第6図に基づ
いて説明する。
いて説明する。
第4図において第3図に示す位置調整手段31によって電
磁石13,15に流れる電流を増大させ、他の電磁石5,7,9,1
1,17,19に流れる電流を適当に増減させると、電磁石13,
15と被駆動体1との間の磁気力が強められ、この磁気力
によって生ずるx軸方向以外の動きを他の電磁石5,7,9,
11,17,19と被駆動体1との間の磁気力で調整することに
よって、被駆動体1は全体的に図中矢印Fxの方向に移動
する。
磁石13,15に流れる電流を増大させ、他の電磁石5,7,9,1
1,17,19に流れる電流を適当に増減させると、電磁石13,
15と被駆動体1との間の磁気力が強められ、この磁気力
によって生ずるx軸方向以外の動きを他の電磁石5,7,9,
11,17,19と被駆動体1との間の磁気力で調整することに
よって、被駆動体1は全体的に図中矢印Fxの方向に移動
する。
同様に、第4図において位置調整手段31によって電磁石
9,11,に流れる電流を増大させ、他の電磁石5,7,13,15,1
7,19に流れる電流を適当に増減させると電磁石9,11と被
駆動体1との間の磁気力が強められ、この磁気力によっ
て生ずるY軸方向以外の動きを他の電磁石17,19と被駆
動体1との間の磁気力で調整することによって、被駆動
体1は全体的に図中矢印FYの方向に移動する。
9,11,に流れる電流を増大させ、他の電磁石5,7,13,15,1
7,19に流れる電流を適当に増減させると電磁石9,11と被
駆動体1との間の磁気力が強められ、この磁気力によっ
て生ずるY軸方向以外の動きを他の電磁石17,19と被駆
動体1との間の磁気力で調整することによって、被駆動
体1は全体的に図中矢印FYの方向に移動する。
また、第5図に示すように位置調整手段31によって電磁
石9,13に流れる電流を増加させ他の電磁石5,7,11,15,1
7,19に流れる電流を適当に増減させると、電磁石9,13と
被駆動体1との間の磁気力が強められ、この磁気力によ
って生ずるθz軸以外の動きを他の電磁石5,7,11,15,1
7,19と被駆動体との間の磁気力で調整することによっ
て、被駆動体1は全体的に図中矢印FRの向きに回転す
る。
石9,13に流れる電流を増加させ他の電磁石5,7,11,15,1
7,19に流れる電流を適当に増減させると、電磁石9,13と
被駆動体1との間の磁気力が強められ、この磁気力によ
って生ずるθz軸以外の動きを他の電磁石5,7,11,15,1
7,19と被駆動体との間の磁気力で調整することによっ
て、被駆動体1は全体的に図中矢印FRの向きに回転す
る。
さらに、第6図に示すように、位置調整手段31によって
電磁石5,7に流れる電流を増大させ、他の電磁石(9,11,
13,15,17,19)に流れる電流を適当に増減させると、電
磁石5,7と被駆動体1との間の磁気力が強められ、この
磁気力によって生ずるZ軸以外の動きを他の電磁石9,1
1,13,15,17,19と被駆動体1との間の磁気力で調整する
ことによって、被駆動体1は全体的に図中矢印Fzの方向
に移動する。
電磁石5,7に流れる電流を増大させ、他の電磁石(9,11,
13,15,17,19)に流れる電流を適当に増減させると、電
磁石5,7と被駆動体1との間の磁気力が強められ、この
磁気力によって生ずるZ軸以外の動きを他の電磁石9,1
1,13,15,17,19と被駆動体1との間の磁気力で調整する
ことによって、被駆動体1は全体的に図中矢印Fzの方向
に移動する。
このように、この実施例に係る非接触位置決め装置は、
8個の電磁石5〜19と、8個の位置検出器A5〜A19によ
って、被駆動体1を浮上させ任意の位置決めをすること
ができる。従って、被駆動体1の支柱30に取付けたアン
テナ等の位置制御ができ、多自由度で高精度のアンテナ
指向方向制御装置を実現することができる。
8個の電磁石5〜19と、8個の位置検出器A5〜A19によ
って、被駆動体1を浮上させ任意の位置決めをすること
ができる。従って、被駆動体1の支柱30に取付けたアン
テナ等の位置制御ができ、多自由度で高精度のアンテナ
指向方向制御装置を実現することができる。
第7図は、位置調整手段の他の実施例を示すブロック図
で、この実施例に係る位置調整手段31Aは、直接制御方
式となっている。すなわち直交座標系で与えられた外部
指令信号をベクトル演算器39で各電磁石5〜19の方向の
ベクトルに分配演算し、このベクトル演算器39からの出
力信号と各電磁石5〜19に設けられた各位置検出器A5〜
A19の検出信号との差分を各制御器B13〜B27に入力す
る。各制御器B13〜B27では前記差分に応じた制御量を演
算して出力し、この制御量信号を信号増幅器C1〜C15で
増幅し、各電磁石5〜19に増幅信号に出力するように構
成されている。
で、この実施例に係る位置調整手段31Aは、直接制御方
式となっている。すなわち直交座標系で与えられた外部
指令信号をベクトル演算器39で各電磁石5〜19の方向の
ベクトルに分配演算し、このベクトル演算器39からの出
力信号と各電磁石5〜19に設けられた各位置検出器A5〜
A19の検出信号との差分を各制御器B13〜B27に入力す
る。各制御器B13〜B27では前記差分に応じた制御量を演
算して出力し、この制御量信号を信号増幅器C1〜C15で
増幅し、各電磁石5〜19に増幅信号に出力するように構
成されている。
第8図及び第9図は、この発明の第2実施例を示すもの
で、この実施例は第8図に示すように位置決めの対象と
なる7面体形状に形成された被駆動体1を非接触に浮上
させ駆動する駆動体3に9個の電磁石41〜57と、9個の
位置検出器A41〜A57を設けて構成されている。前記被駆
動体1の7面体形状は、特許請求の範囲における略多面
体の一例を示し、一面を解放した中空正4面体の内側の
3つの面もそれぞれ、一面として数えている。前記電磁
石41〜57と位置検出器A41〜A57は、上記第1実施例と同
一構造となっている。前記9個の電磁石41〜57のうち、
3個の電磁石41,43,45は被駆動体1の内側の3面に対す
る頂部にそれぞれ1個づつ一定の空隙を有して対向配置
され、6個の電磁石47,49,51,53,55,57は被駆動体1の
外側の3面に対する底部側にそれぞれ2個づつ一定の空
隙を有して対向配置されている。これら電磁石は図示し
ない連結部材で連結されていることは勿論である。
で、この実施例は第8図に示すように位置決めの対象と
なる7面体形状に形成された被駆動体1を非接触に浮上
させ駆動する駆動体3に9個の電磁石41〜57と、9個の
位置検出器A41〜A57を設けて構成されている。前記被駆
動体1の7面体形状は、特許請求の範囲における略多面
体の一例を示し、一面を解放した中空正4面体の内側の
3つの面もそれぞれ、一面として数えている。前記電磁
石41〜57と位置検出器A41〜A57は、上記第1実施例と同
一構造となっている。前記9個の電磁石41〜57のうち、
3個の電磁石41,43,45は被駆動体1の内側の3面に対す
る頂部にそれぞれ1個づつ一定の空隙を有して対向配置
され、6個の電磁石47,49,51,53,55,57は被駆動体1の
外側の3面に対する底部側にそれぞれ2個づつ一定の空
隙を有して対向配置されている。これら電磁石は図示し
ない連結部材で連結されていることは勿論である。
つぎに、上記第2実施例の作用を説明する。
第8図及び第9図において、位置調整手段31又は31Aに
よって電磁石41,43,55,57に流れる電流を増大させ、他
の電磁石45,47,49,51,53に流れる電流を適当に増減させ
ると、電磁石41,43,55,57と被駆動体1との間の磁気力
が強められ、この磁気力によって生ずるx軸以外の動き
を他の電磁石45,47,49,51,53と被駆動体1との間の磁気
力で調整することによって、被駆動体1は全体的に図中
矢印Fxの方向に移動する。
よって電磁石41,43,55,57に流れる電流を増大させ、他
の電磁石45,47,49,51,53に流れる電流を適当に増減させ
ると、電磁石41,43,55,57と被駆動体1との間の磁気力
が強められ、この磁気力によって生ずるx軸以外の動き
を他の電磁石45,47,49,51,53と被駆動体1との間の磁気
力で調整することによって、被駆動体1は全体的に図中
矢印Fxの方向に移動する。
同様に、電磁石41,45,51,53に流れる電流を増大させ、
他の電磁石43,47,49,55,57に流れる電流を適当に増減さ
せると、電磁石41,45,51,53,とを被駆動体1との間の磁
気力が強められ、この磁気力によって生ずるY軸方向以
外の動きを他の電磁石43,47,49,55,57と被駆動体1との
間の磁気力で調整することによって、被駆動体1は全体
的に図中矢印FYの方向に移動する。
他の電磁石43,47,49,55,57に流れる電流を適当に増減さ
せると、電磁石41,45,51,53,とを被駆動体1との間の磁
気力が強められ、この磁気力によって生ずるY軸方向以
外の動きを他の電磁石43,47,49,55,57と被駆動体1との
間の磁気力で調整することによって、被駆動体1は全体
的に図中矢印FYの方向に移動する。
また、電磁石47,51,55に流れる電流を増大させ、他の電
磁石41,43,45,49,53,57に流れる電流を適当に増減させ
ると、電磁石47,51,55と被駆動体1との間の磁気力が強
められ、この磁気力によって生ずるθz軸以外の動きを
他の電磁石41,43,45,49,53,57と被駆動体1との間の磁
気力で調整することによって、被駆動体1は全体的に図
中矢印FRの方向に回転する。
磁石41,43,45,49,53,57に流れる電流を適当に増減させ
ると、電磁石47,51,55と被駆動体1との間の磁気力が強
められ、この磁気力によって生ずるθz軸以外の動きを
他の電磁石41,43,45,49,53,57と被駆動体1との間の磁
気力で調整することによって、被駆動体1は全体的に図
中矢印FRの方向に回転する。
さらに、電磁石41,43,45に流れる電流を増大させ、他の
電磁石47,49,51,53,55,57に流れる電流を減少させる
と、電磁石41,43,45と被駆動体1との間の磁気力が強め
られ、他の電磁石47,49,51,53,55,57と被駆動体1との
間の磁気力は弱められ、被駆動体1は全体的に図中矢印
Fzの方向に移動する。
電磁石47,49,51,53,55,57に流れる電流を減少させる
と、電磁石41,43,45と被駆動体1との間の磁気力が強め
られ、他の電磁石47,49,51,53,55,57と被駆動体1との
間の磁気力は弱められ、被駆動体1は全体的に図中矢印
Fzの方向に移動する。
このように、この実施例では、9個の電磁石41〜57と、
9個の位置検出器A41〜A57とにより、被駆動体1を浮上
させ任意の位置決めを実現することができる。
9個の位置検出器A41〜A57とにより、被駆動体1を浮上
させ任意の位置決めを実現することができる。
また、電磁石41,43,45を被駆動体1の内部に配置してい
るので、被駆動体1の外側に漏れる磁束が小さいもので
あり、さらに、被駆動体1の内部空間を利用した構成で
あるため装置全体をコンパクトにまとめることができ
る。
るので、被駆動体1の外側に漏れる磁束が小さいもので
あり、さらに、被駆動体1の内部空間を利用した構成で
あるため装置全体をコンパクトにまとめることができ
る。
なお、電磁石41,43,45を被駆動体1の外側に配置すると
ともに、他の電磁石47,49,51,53,55,57を被駆動体1の
内部に配置した構成とすることもできる。
ともに、他の電磁石47,49,51,53,55,57を被駆動体1の
内部に配置した構成とすることもできる。
第10図及び第11図は、この発明の第3実施例を示すもの
で、この実施例では第10図に示すように位置決めの対象
となる4面体形状に被駆動体1を非接触に浮上させ駆動
する駆動体3に8個の電磁石59〜73と8個の位置検出器
A59〜A73を設けている。前記電磁石59〜73と位置検出器
A59〜A73は上記第1実施例と同一構造となっている。前
記8個の電磁石59〜73のうち、4個の電磁石59,61,63,6
5は、被駆動体1の各面の重心位置に対向配置され、被
駆動体1を並進駆動するものであり、4個の電磁石67,6
9,71,73は、被駆動体1の各面の一角に対向配置され、
被駆動体1を回転駆動するものである。そして、被駆動
体1を回転駆動する電磁石67,69,71,73は第11図に示す
ようにそれぞれ被駆動体1の各面の垂線lから中心が偏
差Dをもって直線m上に、あるいは偏差−Dをもって直
線m′上に配置されている。従って、上記第1実施例と
略同様な作用効果が期待できる。
で、この実施例では第10図に示すように位置決めの対象
となる4面体形状に被駆動体1を非接触に浮上させ駆動
する駆動体3に8個の電磁石59〜73と8個の位置検出器
A59〜A73を設けている。前記電磁石59〜73と位置検出器
A59〜A73は上記第1実施例と同一構造となっている。前
記8個の電磁石59〜73のうち、4個の電磁石59,61,63,6
5は、被駆動体1の各面の重心位置に対向配置され、被
駆動体1を並進駆動するものであり、4個の電磁石67,6
9,71,73は、被駆動体1の各面の一角に対向配置され、
被駆動体1を回転駆動するものである。そして、被駆動
体1を回転駆動する電磁石67,69,71,73は第11図に示す
ようにそれぞれ被駆動体1の各面の垂線lから中心が偏
差Dをもって直線m上に、あるいは偏差−Dをもって直
線m′上に配置されている。従って、上記第1実施例と
略同様な作用効果が期待できる。
第12図は、この発明の第4実施例を示すもので被駆動体
1は截頭された5面体形状をなし、この被駆動体1の底
部側に駆動体3が配置されている。
1は截頭された5面体形状をなし、この被駆動体1の底
部側に駆動体3が配置されている。
前記駆動体3には被駆動体1と一定の磁気空隙をもって
電磁吸引力の作用を有する9個の電磁石75,77,79,81,8
3,85,87,89,91が設けられている。この9個の電磁石75
〜91のうち6個の電磁石75,77,79,81,83,85は前記被駆
動体1の3面にそれぞれ2個づつ対向配置され、3個の
電磁石87,89,91は被駆動体1の残る1面に対向配置され
ている。
電磁吸引力の作用を有する9個の電磁石75,77,79,81,8
3,85,87,89,91が設けられている。この9個の電磁石75
〜91のうち6個の電磁石75,77,79,81,83,85は前記被駆
動体1の3面にそれぞれ2個づつ対向配置され、3個の
電磁石87,89,91は被駆動体1の残る1面に対向配置され
ている。
前記電磁石75〜91は、例えば第13図に示すように同一構
造で構成されている。すなわち、3個の磁極部93,95,97
と、この磁極部93,95,97を磁気的に結合する結合部99,1
01とからなる強磁性材で形成され、前記結合部99,101に
はコイル103,105が巻装されている。そして、前記コイ
ル103,105に適当な電流が流れると、第14図に示すよう
に、磁極部93,結合部99及び磁極部95と被駆動体1との
間の空隙G1,G3を貫通する閉ループM1が形成されるとと
もに、磁極部93,結合部101及び磁極部97と被駆動体1と
の間の空隙G2,G1を貫通する閉ループM2が形成される。
造で構成されている。すなわち、3個の磁極部93,95,97
と、この磁極部93,95,97を磁気的に結合する結合部99,1
01とからなる強磁性材で形成され、前記結合部99,101に
はコイル103,105が巻装されている。そして、前記コイ
ル103,105に適当な電流が流れると、第14図に示すよう
に、磁極部93,結合部99及び磁極部95と被駆動体1との
間の空隙G1,G3を貫通する閉ループM1が形成されるとと
もに、磁極部93,結合部101及び磁極部97と被駆動体1と
の間の空隙G2,G1を貫通する閉ループM2が形成される。
このような磁気ループM1,M2を有する9個の電磁石75〜
91は、例えば結合部99,101上に突設された図示しないボ
ルトが非磁性材からなる連結部材107を貫通して図示し
ないナットで締結されることにより連結されて駆動体3
が構成される。そして、前記電磁石75〜91の磁気ループ
M1,M2によって生じる磁気力により被駆動体1は駆動体
3に対して非接触に浮上される。
91は、例えば結合部99,101上に突設された図示しないボ
ルトが非磁性材からなる連結部材107を貫通して図示し
ないナットで締結されることにより連結されて駆動体3
が構成される。そして、前記電磁石75〜91の磁気ループ
M1,M2によって生じる磁気力により被駆動体1は駆動体
3に対して非接触に浮上される。
また、前記電磁石75〜91には、位置検出器A75〜A91が取
付けられている。この位置検出器A75〜A91は磁極部93,9
5,97から被駆動体1までの空隙距離を検出するものであ
り、支持部材109,111,113によって前記磁極部93,95,97
間に配設されている。
付けられている。この位置検出器A75〜A91は磁極部93,9
5,97から被駆動体1までの空隙距離を検出するものであ
り、支持部材109,111,113によって前記磁極部93,95,97
間に配設されている。
前記位置検出器A75〜A91の検出信号は、前記各電磁石75
〜91に電流を供給し、かつ制御して被駆動体1の位置を
調整する前記位置調整手段31に入力されるようになって
いる。
〜91に電流を供給し、かつ制御して被駆動体1の位置を
調整する前記位置調整手段31に入力されるようになって
いる。
つぎに、上記第4実施例の作用を第15図〜第17図に基づ
いて説明する。
いて説明する。
第15図において位置調整手段31によって電磁石79,81に
流れる電流を増大させ、他の電磁石75,77,83,85,87,89,
91に流れる電流を適当に増減させると、電磁石79,81と
被駆動体1との間の磁気力が強められ、この磁気力によ
って生ずるX軸以外の動きを他の電磁石75,77,83,85,8
6,89,91と被駆動体1との間の磁気力で調整することに
よって、被駆動体1は全体的に図中矢印Fxの方向に移動
する。
流れる電流を増大させ、他の電磁石75,77,83,85,87,89,
91に流れる電流を適当に増減させると、電磁石79,81と
被駆動体1との間の磁気力が強められ、この磁気力によ
って生ずるX軸以外の動きを他の電磁石75,77,83,85,8
6,89,91と被駆動体1との間の磁気力で調整することに
よって、被駆動体1は全体的に図中矢印Fxの方向に移動
する。
同様に、第15図において位置調整手段31によって電磁石
83,85に流れる電流を増大させ、他の電磁石75,77,79,8
1,87,89,91に流れる電流を適当に増減させると電磁石8
3,85と被駆動体1との間の磁気力が強められ、この磁気
力によって生ずるY軸以外の動きを他の電磁石75,77,7
9,81,87,89,91と被駆動体1との間の磁気力で調整する
ことによって、被駆動体1は全体的に図中矢印FYの方向
に移動する。
83,85に流れる電流を増大させ、他の電磁石75,77,79,8
1,87,89,91に流れる電流を適当に増減させると電磁石8
3,85と被駆動体1との間の磁気力が強められ、この磁気
力によって生ずるY軸以外の動きを他の電磁石75,77,7
9,81,87,89,91と被駆動体1との間の磁気力で調整する
ことによって、被駆動体1は全体的に図中矢印FYの方向
に移動する。
また、第16図に示すように電磁石83,87,89に流れる電流
を増加させ、他の電磁石75,77,79,81,85,91に流れる電
流を適当に増減すると、電磁石83,87,89と被駆動体1と
の間の磁気力が強められ、この磁気力によって生ずるθ
z軸以外の動きを他の電磁石75,77,79,81,85,91と被駆
動体との間の磁気力で調整することによって、被駆動体
1は全体的に図中矢印FRの向きに回転する。
を増加させ、他の電磁石75,77,79,81,85,91に流れる電
流を適当に増減すると、電磁石83,87,89と被駆動体1と
の間の磁気力が強められ、この磁気力によって生ずるθ
z軸以外の動きを他の電磁石75,77,79,81,85,91と被駆
動体との間の磁気力で調整することによって、被駆動体
1は全体的に図中矢印FRの向きに回転する。
さらに、第17図に示すように、電磁石75,77,79,81,83,8
5に流れる電流を増大させ、他の電磁石87,89,91に流れ
る電流を減少させると、電磁石75,77,79,81,83,85と被
駆動体1との間の磁気力が強められ、他の電磁石83,89,
91と被駆動体1との間の磁気力は弱められるため、被駆
動体1は全体的に図中矢印Fzの方向に移動する。
5に流れる電流を増大させ、他の電磁石87,89,91に流れ
る電流を減少させると、電磁石75,77,79,81,83,85と被
駆動体1との間の磁気力が強められ、他の電磁石83,89,
91と被駆動体1との間の磁気力は弱められるため、被駆
動体1は全体的に図中矢印Fzの方向に移動する。
このように、この実施例に係る非接触位置決め装置は、
9個の電磁石75〜91と9個の位置検出器A75〜A91によっ
て、非駆動体1を浮上させ任意の位置決めをすることが
できる。従って、上記第1実施例と略同様な効果が期待
できる。
9個の電磁石75〜91と9個の位置検出器A75〜A91によっ
て、非駆動体1を浮上させ任意の位置決めをすることが
できる。従って、上記第1実施例と略同様な効果が期待
できる。
第18図及び第19図は、この発明の第5実施例を示すもの
で、この実施例では、第18図に示すように位置決めの対
象となる4面体形状に形成された被駆動体1を、非接触
に浮上させ駆動する駆動体3に12個の電磁石115〜137と
12個の位置検出器A115〜A137を設けて構成されている。
前記電磁石115〜137と位置検出器A115〜A137は、上記第
1実施例と同一構造で構成されており、被駆動体1の4
面にそれぞれ3個づつ対向配置されている。
で、この実施例では、第18図に示すように位置決めの対
象となる4面体形状に形成された被駆動体1を、非接触
に浮上させ駆動する駆動体3に12個の電磁石115〜137と
12個の位置検出器A115〜A137を設けて構成されている。
前記電磁石115〜137と位置検出器A115〜A137は、上記第
1実施例と同一構造で構成されており、被駆動体1の4
面にそれぞれ3個づつ対向配置されている。
つぎに、上記第5実施例の作用を第20図〜第24図に基づ
いて説明する。
いて説明する。
第20図及び第21図において位置調整手段31によって電磁
石127,129,131に流れる電流を増大させ、他の電磁石11
5,117,119,121,123,125,133,135,137に流れる電流を適
当に増減させると、電磁石127,129,131と被駆動体1と
の間の磁気力が強められ、この磁気力によって生ずるX
軸方向以外の動きを他の電磁石115,117,119,121,123,12
5,133,135,137と被駆動体1との間の磁気力で調整する
ことによって、被駆動体1は全体的に第20図の矢印Fxの
方向に移動する。
石127,129,131に流れる電流を増大させ、他の電磁石11
5,117,119,121,123,125,133,135,137に流れる電流を適
当に増減させると、電磁石127,129,131と被駆動体1と
の間の磁気力が強められ、この磁気力によって生ずるX
軸方向以外の動きを他の電磁石115,117,119,121,123,12
5,133,135,137と被駆動体1との間の磁気力で調整する
ことによって、被駆動体1は全体的に第20図の矢印Fxの
方向に移動する。
同様に、第20図及び第21図において電磁石121,123,125
に流れる電流を増大させ、他の電磁石115,117,119,127,
129,131,133,135,137に流れる電流を適当に増減させる
と、電磁石121,123,125と被駆動体1との間の磁気力が
強められ、この磁気力によって生ずるY軸方向以外の動
きを他の電磁石115,117,119,127,129,131,133,135,137
と被駆動体1との間の磁気力で調整することによって、
被駆動体1は全体的に第20図の矢印FYの方向に移動す
る。
に流れる電流を増大させ、他の電磁石115,117,119,127,
129,131,133,135,137に流れる電流を適当に増減させる
と、電磁石121,123,125と被駆動体1との間の磁気力が
強められ、この磁気力によって生ずるY軸方向以外の動
きを他の電磁石115,117,119,127,129,131,133,135,137
と被駆動体1との間の磁気力で調整することによって、
被駆動体1は全体的に第20図の矢印FYの方向に移動す
る。
また、第22図及び第23図に示すように電磁石121,127,13
3に流れる電流を増大させ、他の電磁石115,117,119,12
3,125,129,131,135,137に流れる電流を適当に増減させ
ると、電磁石121,127,133と被駆動体1との間の磁気力
が強められ、この磁気力によって生ずるθz軸回りの動
きを他の電磁石115,117,119,123,125,129,131,135,137
と被駆動体1との間の磁気力で調整することによって、
被駆動体1は全体的に第22図の矢印FRの方向に回転す
る。
3に流れる電流を増大させ、他の電磁石115,117,119,12
3,125,129,131,135,137に流れる電流を適当に増減させ
ると、電磁石121,127,133と被駆動体1との間の磁気力
が強められ、この磁気力によって生ずるθz軸回りの動
きを他の電磁石115,117,119,123,125,129,131,135,137
と被駆動体1との間の磁気力で調整することによって、
被駆動体1は全体的に第22図の矢印FRの方向に回転す
る。
さらに、第24図に示すように電磁石115,117,119に流れ
る電流を増大させ、他の電磁石121〜137に流れる電流を
減少させると、電磁石115,117,119と被駆動体1との間
の磁気力が強められ、他の電磁石121〜137と被駆動体1
との間の磁気力は弱められるため、被駆動体1は全体的
に図中矢印Fzの方向へ移動する。
る電流を増大させ、他の電磁石121〜137に流れる電流を
減少させると、電磁石115,117,119と被駆動体1との間
の磁気力が強められ、他の電磁石121〜137と被駆動体1
との間の磁気力は弱められるため、被駆動体1は全体的
に図中矢印Fzの方向へ移動する。
従って、この実施例では12個の電磁石115〜137と、12個
の位置検出器A115〜A137によって、被駆動体1を浮上さ
せ任意の位置決めとすることができる。また、この実施
例は、12個の電磁石のうちいくつかの電磁石が作用しな
くなった場合でも第1〜第4の実施例のごとく動作させ
ることができるので冗長性が高い構成となっている。
の位置検出器A115〜A137によって、被駆動体1を浮上さ
せ任意の位置決めとすることができる。また、この実施
例は、12個の電磁石のうちいくつかの電磁石が作用しな
くなった場合でも第1〜第4の実施例のごとく動作させ
ることができるので冗長性が高い構成となっている。
第25図は、この発明の第6実施例に係り、第5実施例の
変形例である。この実施例では、第5実施例の構成に対
し位置検出器の数を6個に削減した構成としている。す
なわち、3個の位置検出器A139,A141,A143は被駆動体
1のa面に対向配設され、Z軸、X軸まわり及びY軸ま
わりを検出し、他の3個の位置検出器A145,A147,A149
は、それぞれ被駆動体1のb面、c面及びd面に対向配
設され、a面と隣接する辺の中央部に配設され、X軸、
Y軸及びZ軸まわりを検出するように構成されている。
変形例である。この実施例では、第5実施例の構成に対
し位置検出器の数を6個に削減した構成としている。す
なわち、3個の位置検出器A139,A141,A143は被駆動体
1のa面に対向配設され、Z軸、X軸まわり及びY軸ま
わりを検出し、他の3個の位置検出器A145,A147,A149
は、それぞれ被駆動体1のb面、c面及びd面に対向配
設され、a面と隣接する辺の中央部に配設され、X軸、
Y軸及びZ軸まわりを検出するように構成されている。
このような構成は、他の実施例に対しても有効であり、
位置検出器の数を最小限にすることができる。
位置検出器の数を最小限にすることができる。
また上記各実施例で、電磁石は被駆動体の位置決め自由
度を限定すれば、略多面体の全面に対向配置することな
く、選択した複数の面に対向配置することもできる。
度を限定すれば、略多面体の全面に対向配置することな
く、選択した複数の面に対向配置することもできる。
第1図はこの発明の第1実施に係る非接触位置決め装置
の構成を示す全体斜視図、第2図は第1図の非接触位置
決め装置に用いられる電磁石の斜視図、第3図は位置調
整手段のブロック図、第4図〜第6図は作用説明図、第
7図は他の実施例による位置調整手段のブロック図、第
8図はこの発明の第2実施例に係る非接触位置決め装置
の構成を示す全体斜視図、第9図は第8図のIX矢視図、
第10図は第3実施例に係る非接触位置決め装置の構成を
示す全体斜視図、第11図は第10図のXI矢視図、第12図は
この発明の第4実施例に係る非接触位置決め装置の構成
を示す全体斜視図、第13図は第12図の非接触位置決め装
置に用いられる電磁石の斜視図、第14図は電磁石の磁気
回路を示す図、第15図〜第17図は作用説明図、第18図は
この発明の第5実施例に係る非接触位置決め装置の構成
を示す全体斜視図、第19図は第18図のXIX矢視図、第20
図〜第24図は第5実施例の作用説明図、第25図はこの発
明の第6実施例に係る非接触位置決め装置の配置構成を
示す全体斜視図である。 (図面の主要部を表わす符号の説明) 1…被駆動体、3…駆動体 5,7,9,11,13,15,17,19,41,43,45,47,49,51,53,55,57,5
9,61,63,65,67,69,71,73,75,77,79,81,83,85,87,89,91,
115,117,119,121,123,125,127,129,131,133,135,137…
電磁石 A5,A7,A9,A11,A13,A15,A17,A19,A41,A43,
A45,A47,A49,A51,A53,A55,A57,A59,A61,A63,
A65,A67,A69,A71,A73,A75,A77,A79,A81,A83,
A85,A87,A89,A91,A115,A117,A119,A121,A123,
A125,A127,A129,A131,A133,A135,A137…位置検出
器 31,31A…位置調整手段
の構成を示す全体斜視図、第2図は第1図の非接触位置
決め装置に用いられる電磁石の斜視図、第3図は位置調
整手段のブロック図、第4図〜第6図は作用説明図、第
7図は他の実施例による位置調整手段のブロック図、第
8図はこの発明の第2実施例に係る非接触位置決め装置
の構成を示す全体斜視図、第9図は第8図のIX矢視図、
第10図は第3実施例に係る非接触位置決め装置の構成を
示す全体斜視図、第11図は第10図のXI矢視図、第12図は
この発明の第4実施例に係る非接触位置決め装置の構成
を示す全体斜視図、第13図は第12図の非接触位置決め装
置に用いられる電磁石の斜視図、第14図は電磁石の磁気
回路を示す図、第15図〜第17図は作用説明図、第18図は
この発明の第5実施例に係る非接触位置決め装置の構成
を示す全体斜視図、第19図は第18図のXIX矢視図、第20
図〜第24図は第5実施例の作用説明図、第25図はこの発
明の第6実施例に係る非接触位置決め装置の配置構成を
示す全体斜視図である。 (図面の主要部を表わす符号の説明) 1…被駆動体、3…駆動体 5,7,9,11,13,15,17,19,41,43,45,47,49,51,53,55,57,5
9,61,63,65,67,69,71,73,75,77,79,81,83,85,87,89,91,
115,117,119,121,123,125,127,129,131,133,135,137…
電磁石 A5,A7,A9,A11,A13,A15,A17,A19,A41,A43,
A45,A47,A49,A51,A53,A55,A57,A59,A61,A63,
A65,A67,A69,A71,A73,A75,A77,A79,A81,A83,
A85,A87,A89,A91,A115,A117,A119,A121,A123,
A125,A127,A129,A131,A133,A135,A137…位置検出
器 31,31A…位置調整手段
Claims (1)
- 【請求項1】位置決めの対象となる磁性体で形成された
被駆動体と、この被駆動体を非接触に支持、駆動する電
磁石とからなる非接触位置決め装置において、前記被駆
動体を略多面体に形成し、前記電磁石を前記略多面体の
複数の面にそれぞれ対向して設け、前記電磁石に電流を
供給制御して前記略多面体の位置を調整する非接触位置
決め装置。
Priority Applications (4)
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---|---|---|---|
JP61012059A JPH0689778B2 (ja) | 1986-01-24 | 1986-01-24 | 非接触位置決め装置 |
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Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP61012059A JPH0689778B2 (ja) | 1986-01-24 | 1986-01-24 | 非接触位置決め装置 |
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JPS62171518A JPS62171518A (ja) | 1987-07-28 |
JPH0689778B2 true JPH0689778B2 (ja) | 1994-11-14 |
Family
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JP61012059A Expired - Lifetime JPH0689778B2 (ja) | 1986-01-24 | 1986-01-24 | 非接触位置決め装置 |
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