JPH01201365A - ガマズミ属植物の染料 - Google Patents

ガマズミ属植物の染料

Info

Publication number
JPH01201365A
JPH01201365A JP2510188A JP2510188A JPH01201365A JP H01201365 A JPH01201365 A JP H01201365A JP 2510188 A JP2510188 A JP 2510188A JP 2510188 A JP2510188 A JP 2510188A JP H01201365 A JPH01201365 A JP H01201365A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dye
color
viburnum
genus
dyeing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2510188A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiko Hamano
濱野 桂子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2510188A priority Critical patent/JPH01201365A/ja
Publication of JPH01201365A publication Critical patent/JPH01201365A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B61/00Dyes of natural origin prepared from natural sources, e.g. vegetable sources

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Coloring (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は天然染料為特にガマズミ属に属する植物から抽
出して得られる染料に関する。
「従来技術・発明が解決しようとする問題点」天然染料
の原料としては主に草木類が多く紅花蔦藍1すおう一刈
安1渋木\茜1くちない丁子等数多く挙げられる。原料
植物によって特有の色調を呈し1これら天然染料は古く
から研究され1染料原料や得られる色調等も現在多数の
文献や雑誌に発表されている。
本発明者は、従来に無い染料原料となり得る植物を求め
るべく鋭意研究を行なった結果、ガマズミ属の植物が茶
系統の黄色〜ビンクル赤色〜黒色の染料原料となり得る
ことを見い出し)本発明を完成した。即ち本発明の目的
は新規な天然染料を提供するものである。
「問題点を解決する為の手段」 本発明はガマズミ属に属する植物の少なくとも一種を抽
出してなる染料に関する。
本発明で使用するガマズミ属の植物とは為スイカズラ科
ガマズミ属に分類される植物であり)ガマズミ属に属す
る植物としては、サンゴシュ、ノ・クサンボクAヤプデ
マリ)オオカメノキ1ゴモジュ1ゴマキ1シマガマズミ
、ヒインガマズミ1ガマズミ、オニコバノガマズミAチ
ョウセンミャマガマズミ、ミャマガマズミ、ヒロハガマ
ズミ1コヤプデマリ1カンボク為ミャマシグレ、コバノ
ガマズミ1オオシマガマズミ1オトコヨウゾメ1ビッチ
ェウガマズミ等の植物が例示される。本発明物 では上記した植物を単独ないしは複数の混合物としても
使用しえる。
本発明で使用されるガマズミ属植物は八幹1樹皮1枝葉
1果実X種子1根等の何れの部分も染料原料となり特に
限定されない。使用部分としては季節を問わす1多量に
採取できることから枝1葉が好ましい。
」 採取したガマズミ植物は生のままの状態あるいは干して
乾燥させた状態で本発明に供される。またガマズミ属植
物は粗切1細切1粉末等の何れの状態であっても良い。
−膜力には切断片が小さい程抽出時間の短縮1抽出物の
高濃度化が可能である。
ガマズミ属植物の抽出方法としては1水抽出法1含水有
機溶剤抽出法、有機溶剤抽出法等が挙げられるが)本発
明の染料を得る為には水抽出法あるいは含水有機溶剤抽
出法が好ましい。
水抽出法としては冷水または熱水中に加熱下または非加
熱下にガマズミ属植物を浸清しその染料成分を溶出する
方法九酸性化合物あるいは塩基性は天然物の抽出に行な
われる常食手段であってよく、原料の状態1原料の量)
抽出時間に応じて適宜変更すれば良い。
酸性化合物添加水溶液を使用する場合の酸性化合物とし
ては1塩酸1硫酸等の無機酸1酢酸1クエン酸1乳酸、
酒石酸等の有機酸などが挙げられAP85以上の弱酸性
溶液として使用することが好ましい。また塩基性化合物
添加水溶液を使用する場合の塩基性化合物としては1水
酸化ナトリウム為水酸化カリウム1炭酸ナトリウムなど
の無機塩基1アンモニア1 トリエチルアミン等の有機
塩基などが挙げられ\PH9以下の弱塩基性溶液として
使用することが好ましい。
得られる酸性抽出液あるいは塩基性抽出液は各々塩基性
化合物あるいは酸性化合物で中和することが好ましい。
中和せずに1例えば塩基性抽出液をそのまま染料として
使用すると)被染物の光沢や風合いの低下A布ではその
染料の染着性が悪化し)望ましくない。
含水有機溶剤抽出法においても同様の方法が採用される
。含水有機溶剤の有機溶剤はメタノール〜エタノールX
アセトン等の極性の高い溶剤が好ましく〜有機溶剤の割
合が高くなれば脂溶性成分が溶出し、染料として不適切
である。
得られる抽出液はそのまま液状の染料として、また濃縮
してペースト状の染料として、またさらに乾燥して粉末
染料としても良い。本発明ではいずれの態様の染料も包
含する。
染色により得られる色調は総じて茶系統ではあるが1ガ
マズミ属植物が自生している土質や採取する季節入また
採取部分や乾燥物\または非乾燥物の相違)抽出時間1
抽出温度等により微妙に変化する。この様な色調の変化
は必要に応じて使い分けることが可能である。
ガマズミ属植物から得られる染料は、金属化合物を利用
する媒染工程を経ることにより染料が定着し1かっ色の
堅牢度が増す。媒染については使用する金属化合物によ
って加熱下または非加熱下で媒染する。また媒染する金
属化合物によって発色する色が異なり1一つの色から様
々な色合を作り出すことができる。
使用する金属化合物としては1アルミニウム、クロム)
銅1鉄\錫等の通常使用されている金属を含む化合物で
よい。具体的には1酢酸アルミニウム1硫酸アルミニウ
ムー硫酸アルミニウムカリウム−塩化アルミニウム1酢
酸クロム、重クロム酸カリウム為硫酸クロムカリウム1
酢酸銅1硫酸鋼1本酢酸鉄1硫酸第一鉄)硫酸第二鉄1
塩化第−鉄為塩化第二鉄)i4酸ナトリウム蔦酸化カル
シウム1水酸化カルシウム等が挙げられるが、硫酸塩の
ものや塩酸塩のものは繊維を傷める率が高いので1酢酸
アルミニウム1酢酸クロム、酢酸鋼、木酢酸鉄X錫酸ナ
トリウム1水酸化カルシウム等が好ましい。
これらの金属化合物は被染物の種類へ染色方法により通
常用いられる他の添加物を加えてもよい。
媒染によって得られる色調は染色濃度によって異なる。
本発明の染料を使用した例えば染布においては1日本色
彩研究所の固有色名によれば1アルミニウム化合物を添
加した場合1象牙色に近似する色\丁子色に類似する色
1膚色に類似する色)パフに近似する色等が得られる。
銅化合物を添加した場合パライムライトに類似する色1
光種色に近似する色等が得られる。鉄化合物を添加した
場合)エフルーに近似する色へローズベージュに類似す
る色1焦茶に近似する色等が得られる。他にこれらの色
を脱色することにより、ストロ−に類似する色)槍子色
に類似する色等も得られる。この色調の変化は必要に応
じて適宜使いわけることが可能である。
本発明により得られる染料は布為糸)紙等の様々な物に
使用される。
例えば織布の場合の染色方法としては)浸染1刷毛染1
筆描1版染等多様な技法を用いる事ができる。
織布の浸染の主たる工程は1 (1)糊抜きX (2)
精練1 (3)濃染処理%  (4t)織布の浸漬\<
S)加熱染色1 (6)媒染1 (7)水洗s  (g
)乾燥からなる。
この工程は使用される被染物〜被染物の状態1所望する
色)染色方法1技法等により工程の変更や他の工程の追
加1削除などを行なってもよい。
(1)糊抜きX(,2)精練の工程は天然の油脂分や紡
績時の油の残り\製織時の糊、また汗や手垢の蛋白質や
脂肪等染色の防げになる不純物を除去する工程である。
この工程では蛋白質分解剤など従来使用されている薬剤
が使用できる。薬剤としては例えば市販のネオプライマ
ーゼ、ノイゲンWS%水酸化ナトリウム等が挙げられ1
これらの薬剤を所定量溶解し)高めの温度(60〜10
0°C)で30分〜2時間処理する。
(3)濃染処理は染色が充分に行なわれるように濃染処
理剤を予め繊維に含ませる工程であり九被染物の種類や
技法により適宜変化する。
(り)織布の浸漬では織布にむらなく染液が浸め水に充
分に浸して〃11じませた後1本発明染料に浸しλ <
S>加熱下に染色する。その時ある程度織布を動かして
むらにならない様にする必要がある。本発明染料液の量
は被染物の20〜40倍位が好ましい。加熱温度は60
〜xoocs好ましくは90〜100℃、加熱時間はl
O分〜4時間1好ましくは30分〜1時間である。必要
とする色Aまた抽出した染料等により変化する。加熱温
度が低い場合1あるいは加熱時間が短い場合染まりつき
が良くない。加熱染色後為そのまま放冷するとなお良い
(6)媒染工程は前述の如く\金属化合物による染色定
着度の強化及び色調の変化の為に行なわれる。使用され
る金属化合物の量は被染物によって異なるが)通常使用
される濃度で良い。前述に・ある様に媒染は使用する金
属化合物により加熱下または非加熱下状態で行なう。媒
染時間は必要とする色によって変化するが5〜60分で
ある。
(7)水洗を充分に行なう。これで必要とする色が得ら
れず希薄である場合には1 (5)(A)(り)の工程
を繰シ返す。繰り返す時<!>  (A)の残液を用い
てもかまわない。
必要とする色が得られた後1 (g)乾燥する。
本発明の染料は織布の他に1不織布)糸)紙1本1石)
合成樹脂等種々の素材に1その素材に応じた常臭手段に
よって染色または印刷できる。
「実施例」 実施例1:染料の抽出 (a)サンゴシュの非乾燥葉100gに水1eを加え、
加熱し沸騰しはじめて約30分間煮沸した。得られた抽
出液(約500mりを炉取した。残留する葉に水を加え
1同様の操作を2回行ない13回分の抽出液を合わせて
約1.51の抽出液(染液)を得た。
(b)サンゴシュの乾燥葉50gに対して水IRを使用
する以外は1実施例1(a)と同様に行ない\約1.5
1の染液を得た。
(c)サンゴシュの枝の乾燥物150gに対して水1j
を使用する以外は実施例1(a)と同様に行ない、約1
.5λの染液を得た。
(a)で得られた染液は黄色がかった茶色、(b)で得
られた染液は赤色がかった茶色1(0)で得られた染液
は赤濁色であった。
実施例2:綿織布の染色 糊抜き、精練、濃染処理を行なった綿織布20gを3枚
(計60g)を水に浸漬し1充分織布に浸透させある程
度水を絞った後為実施例1 (a)で得られた染液1.
51に織布を浸し加熱した。90〜100℃で約30分
間煮沸した。
加熱を止め織布を取り出し為余剰の染液を軽く洗い流し
た。
別な容器に媒染液(酢酸アルミニウム10g含有水溶液
(600cc) %酢酸鋼10g含有水溶液(600c
c)、木酢酸鉄40cc含有水溶液(600cc)の3
種類を使用)を入れ1これに余剰染液を除去した綿織布
をそれぞれ20gずつ3種類−約8分間むらにならぬよ
う動かしながら浸漬した。
綿織布を取り出し充分水洗後1乾燥した。
酢酸アルミニウムの媒染液では)染布は黄色味の強い茶
色(日本色彩研究所の分類による固有色名:らくだ色)
の近似色A酢酸鋼の媒染液では赤茶色(日本色彩研究所
の分類による固有色名:諌瓦色)の近似色1木酢酸鉄の
媒染液では黒っぽいこげ茶色(日本色彩研究所の分類に
よる固有色名:点茶)の近似色を呈した。
実施例3 サンゴシュの変わりにハクサンボクの乾燥葉を使用し1
実施例1及び2の工程を同様に行なった。
媒染液として酢酸アルミニウム10g含有水溶液(60
0cc)を用い1くすんだ黄赤色の染布を得た。
実施励4 サンゴジェの変わりにミャマシグレの乾燥樹枝を使用し
1実施例1及び2の工程を同様に行なった。媒染液とし
て酢酸鋼10g含有水溶液(600cc)を用い、暗い
黄赤色の染布を得た。
「作用・効果」 ガマズミ属植物から新規な染料が得られ\該染料は媒染
することにより定着し)日光による退色1変色が少なく
しかも水洗にも強い特徴を有する。
しかもガマズミ属植物が自生している土質や採取部分1
媒染剤の種類によっても多彩な色調の変化が得られる。
染色により得られた色調状、化学染料と異なり複雑でし
かも落ち着いた味わい深い閉離な色合いである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ガマズミ属に属する植物の少なくとも一種を抽出してな
    る染料
JP2510188A 1988-02-05 1988-02-05 ガマズミ属植物の染料 Pending JPH01201365A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2510188A JPH01201365A (ja) 1988-02-05 1988-02-05 ガマズミ属植物の染料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2510188A JPH01201365A (ja) 1988-02-05 1988-02-05 ガマズミ属植物の染料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01201365A true JPH01201365A (ja) 1989-08-14

Family

ID=12156533

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2510188A Pending JPH01201365A (ja) 1988-02-05 1988-02-05 ガマズミ属植物の染料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01201365A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102127309A (zh) * 2010-12-10 2011-07-20 盐城纺织职业技术学院 商陆浆果天然植物染液的制备方法及其应用
CN103621290A (zh) * 2013-11-30 2014-03-12 黄山市百倍岭食品有限责任公司 一种野生白花败酱转人工栽培驯化方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102127309A (zh) * 2010-12-10 2011-07-20 盐城纺织职业技术学院 商陆浆果天然植物染液的制备方法及其应用
CN103621290A (zh) * 2013-11-30 2014-03-12 黄山市百倍岭食品有限责任公司 一种野生白花败酱转人工栽培驯化方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5518081B2 (ja) 青色発色のための染色方法
Abdel-Kareem History of dyes used in different historical periods of Egypt
Hamdy et al. Various natural dyes from different sources
US7485158B2 (en) Method of dyeing the textile article from medicinally rich herbs
Rane et al. Dyeing of cotton with Tectona grandis leaves and Terminalia arjuna bark extracts
Koren The colors and dyes on ancient textiles in Israel
CN112252056A (zh) 一种植物性天然染料的蜡染固色方法
CN106868889A (zh) 一种基于植物的印染产品及其印染方法
Mongkholrattanasit et al. Screen printing on silk fabric using natural indigo
JPH01201365A (ja) ガマズミ属植物の染料
JP2002339265A (ja) 繊維の染色方法および繊維染色物
CN105780530A (zh) 一种玫瑰花染布工艺
CN110894690B (zh) 一种抗菌防臭腈纶色纱的制备方法
JP3905167B2 (ja) 薬草による連続染色法
JPH01124691A (ja) 食品中の色素による染色方法
JPH0413611A (ja) 天然染毛剤およびその製造方法
CN105780531A (zh) 一种大黄花染布工艺
JPH06248581A (ja) シコニン系色素による繊維物質の染色方法
CN105780532A (zh) 一种五倍子染布工艺
Onal et al. Investigation of dyeing properties of different fabric species with Alkanna orientalis root extract
KR20190009633A (ko) 건식 천연 염색방법
Parnell Dyeing and Calico-printing
KR100608174B1 (ko) 배를 이용한 천연염색 방법
JP4817208B2 (ja) コーヒー染めの染色方法
Hamdy et al. Journal of Textiles, Coloration and Polymer Science