JPH01201341A - レゾール型フェノール樹脂発泡体の製造方法 - Google Patents

レゾール型フェノール樹脂発泡体の製造方法

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JPH01201341A
JPH01201341A JP2637088A JP2637088A JPH01201341A JP H01201341 A JPH01201341 A JP H01201341A JP 2637088 A JP2637088 A JP 2637088A JP 2637088 A JP2637088 A JP 2637088A JP H01201341 A JPH01201341 A JP H01201341A
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JP
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surfactant
water absorption
water
acid
foam
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JP2637088A
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Takeshi Nagumo
健 南雲
Takashi Hashiba
橋場 喬
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Showa Highpolymer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、生花用剣山用および水耕栽培用に好適な吸水
性、保水性および花持ち性に優れたレゾール型フェノー
ル樹脂発泡体の製造方法に関するものである。
[従来の技術] 一般に、レゾール型フェノール樹脂発泡体は、レゾール
型液状フェノール樹脂に発泡剤、界面活性剤および酸性
硬化剤を混合して室温もしくは40〜100℃の温度で
製造されている。
レゾール型フェノール樹脂発泡体の気泡状態を決定する
因子としては、レゾール型フェノール樹脂の特性、酸性
硬化剤9発泡剤、界面活性剤の種類、使用量などがあり
、そのどれも重大な意味を有している。剣山用発泡体と
しては、吸水性能を有する高連続気泡率が必要で、その
ために各種整泡剤、たとえばポリオキシエチレン脂肪酸
エステル、ソルビタン脂肪酸エステルなどが検討されて
いる(特開昭58−76432号公報)。
しかし、これらの発泡体では高連続気泡率であるものの
吸水性は極めて不満足であり、2gの発泡体で吸水量は
100cc程度である。
[発明が解決しようとする課題] 発泡体の吸水性を改良するため、吸水剤としてアニオン
系界面活性剤、アルキルベンゼンスルホン酸のNa塩、
アルキルナフタレンスルホン酸のNa塩などを用いる方
法が提案されている。しかし、この方法では吸水性は大
幅に改良されるものの吸水速度および保水性の点で不満
足であり、なお解決されるべき課題が残されている。
本発明はかかる状況に鑑み、レゾール型フェノール樹脂
と低沸点有機発泡剤、気泡調整界面活性剤、吸水剤およ
び酸性硬化剤を使用して、高連続気泡率であり、吸水量
、吸水速度、保水性および花持ち性に優れた、実用に供
し得るレゾール型フェノール樹脂発泡体の製造方法を提
供するものである。
[課題を解決するための手段] 即ち、本発明のレゾール型フェノール樹脂発泡体の製造
方法は、酸性硬化剤としてフェノールスルホン酸とリン
酸をある任意の割合で、レゾール型フェノール樹脂1発
泡剤、界面活性剤、吸水剤と混合し発泡硬化させて、連
続気泡率100%、吸水fa1800cc/フオーム2
g以上と多く吸水速度が早く、保水性の良い、花持ちの
長い即ち発泡体中の含有水分のplが高い特徴を有する
発泡体を得ることを特徴とするものである。
[作  用] 本発明方法において使用される特定比率のフェノールス
ルホン酸とリン酸の混合硬化剤は、フェノールスルホン
酸が好ましい発泡速度を与えると共に気泡セルサイズを
小さくする作用がある。またリン酸はセル膜構造に気泡
セル壁に好ましい小穴を空は吸水特性を向上させると共
に花等のライフを長くする作用がある。
本発明方法において使用されるレゾール型フェノール樹
脂はフェノール類とアルデヒド類を当モル比あるいはア
ルデヒド過剰でアルカリ性触媒の存在下に反応させるこ
とにより製造される。
フェノール類としては、フェノール、クレゾール、エチ
ルフェノール、ビスフェノールA1ビスフエノールFが
挙げられ、フェノール類と反応するアルデヒド類として
はホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、パラホルムア
ルデヒド等が挙げられる。
アルカリ性触媒としては、水酸化マグネシウム、水酸化
カルシウム、水酸化バリウム、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、水酸化アンモニウム、ヘキサメチレンテト
ラミン等が挙げられる。
本発明方法に用いられる気泡調整用界面活性剤としては
、ポリオキシエチレン、ノニルフェニルエーテル、ポリ
オキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレン
ソルビタンステアレート、ポリオキシエチレンヒマシ油
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンジメチルシリコン
等の非イオン活性剤が代表例として挙げられ、それらは
単独あるいは併用して使用できる。
吸水剤としてはドデシルベンゼンスルホン酸のNa塩ド
デシルナフタレンスルホン酸のNa塩等のアニオン界面
活性剤等の単独あるいは併用して使用される。
また、低沸点有機発泡剤としては、石油エーテル、ナフ
サ、ペンタン、ヘキサンなどの揮発性石油類、塩化メチ
レン、四塩化炭素、トリクロルエタン、フロロトリクロ
ロメタン、トリフロロトリクロロエタン等の低沸点ハロ
ゲン化炭化水素等が挙げられる。
本発明に用いる酸性硬化剤は、有効成分50%以上のフ
ェノールスルホン酸と有効成分50%以上のリン酸の混
合物である。有効成分比としてはフェノールスルホン酸
/リン酸−50/ 50〜9515の範囲が好ましく、
リン酸比が50重量%より多くなると気泡セルサイズが
大きくなり、保水性が悪くなる。また、リン酸比率が5
重量%より少量になると希望する気泡セル構造にならな
い。ここに云う希望する好ましいセル構造は第1図の電
子顕微鏡写真に示す様に気泡セル壁に小穴が数多く空い
ているものである。逆に好ましくないセル構造は第2図
の様にセル壁中の小穴が少ないものである。
又上記混合硬化剤はレゾール型フェノール樹脂100重
量部に対し使用量として3〜20重量部である。3重量
部より少量であると硬化1発泡共に不十分であり、20
重量部を越えると発泡硬化に悪影響を与え、均質な気泡
構造を有する発泡体が得られず、出来た発泡体に水を吸
わせた時のpH値が低くなり花持ち時間にも悪い影響を
与える。
本発明のフェノール樹脂発泡法には亜鉛末、亜硫酸ソー
ダ等の中和剤、あるいはフタル酸エステル、リン酸エス
テル等の可塑剤を添加しても良い。
以下実施例によって本発明の詳細な説明する。
[実 施 例] 実施例1〜10.比較例1〜5 フェノ −ル     100重量部 40%ホルマリン     120 25%苛性ソーダ      3 上記配合割合で常法に従って反応を行い、反応終了後ギ
酸を用いて苛性ソーダを中和し、系をpH6〜7に調整
した。
その後135℃−1時間乾燥後の不揮発分が60%にな
るまで減圧下で脱水を行い、フェノール樹脂Cとした。
フェノール樹脂Cl00重量部に対し気泡調整用界面活
性剤としてポリオキシエチレンソルビタンモノステアレ
ート(レオドール120(花王))2ff1m部、吸水
剤として50%ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ(T
A−9532(日本乳化剤))3重量部、発泡剤として
フレオン−11320重量部添加し高速撹拌混合した。
その後硬化剤として第1表に示す配合割合にて予じめ混
合したフェノールスルホン酸/リン酸混合物を添加し2
00Orpmで30秒撹拌混合し、直ちに容器に入れ4
0℃で発泡硬化させた。
比較のために、フェノールスルホン酸およびリン酸の単
独、キシレンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸を硬
化剤として用いた以外、上記と同様な方法でフェノール
樹脂の発泡体を製造した。
それらの結果をまとめて第1表に示す。
*l 吸 水 瓜 2gの発泡体ブロックを水中に浮か
べ完全に発泡体内部全体 に吸水させた時の吸水Ei(g/ 2000cc) *2 吸水速度 2gの発泡体ブロックを水中に浮かべ
完全に発泡体全体が吸水 されるまでの時間(秒) *3 保 水 率 完全に吸水させた発泡体を空中に1
分間放置させた時の保水量 (吸水量−排水量)を吸水量で 割った値(%) *4 抽出水pH完全吸水させた発泡体から圧縮抽水し
た水をガラス電極pHメー ターで測定。
*5 連続気泡率 空気比較式比重計930型、(ベッ
クマン社) l−1/2−1気圧*6 気泡セル小穴数
サイズ 走査式電子顕微鏡で観察 [発明の効果] 第1表の結果から明らかな如く、本発明方法にて得られ
たレゾール型フェノール樹脂発泡体は、吸水性、保水性
および花持ち性に優れており、生花用剣山用、水耕栽培
用などの用途に好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、実施例5及び比較例4て得られた
フェノール樹脂発泡体の走査式電子顕微鏡写真(200
倍)である。 特許出願人 昭和高分子株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、酸性硬化剤、気泡調整用界面活性剤および吸水湿潤
    促進用界面活性剤(以下吸水剤と云う)の存在下で低沸
    点有機発泡剤を使用してレゾール型フェノール樹脂発泡
    体を製造する方法において、酸性硬化剤としてフェノー
    ルスルホン酸とリン酸の混合物をフェノール樹脂100
    重量部に対し3〜20重量部使用することを特徴とする
    吸水性、保水性および花の長持ち性に優れたレゾール型
    フェノール樹脂発泡体の製造方法。 2、フェノールスルホン酸(A)とリン酸とを、有効成
    分比で95〜50重量部対5〜50重量部の範囲で使用
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の製造
    方法。
JP2637088A 1988-02-06 1988-02-06 レゾール型フェノール樹脂発泡体の製造方法 Granted JPH01201341A (ja)

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JPH01201341A true JPH01201341A (ja) 1989-08-14
JPH0541659B2 JPH0541659B2 (ja) 1993-06-24

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07188446A (ja) * 1993-12-28 1995-07-25 Showa Highpolymer Co Ltd フェノール樹脂発泡体の製造方法

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JPS50127962A (ja) * 1974-03-21 1975-10-08
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JPS623175A (ja) * 1985-06-29 1987-01-09 Takashi Hosokawa 流体圧揺動モ−タ

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