JPH0243772B2 - Fuenoorujushihatsuhotainoseizohoho - Google Patents

Fuenoorujushihatsuhotainoseizohoho

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JPH0243772B2
JPH0243772B2 JP18998982A JP18998982A JPH0243772B2 JP H0243772 B2 JPH0243772 B2 JP H0243772B2 JP 18998982 A JP18998982 A JP 18998982A JP 18998982 A JP18998982 A JP 18998982A JP H0243772 B2 JPH0243772 B2 JP H0243772B2
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JP
Japan
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foam
phenolic resin
lithium hydroxide
type phenolic
weight
Prior art date
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JP18998982A
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JPS5981344A (ja
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Masaaki Ogiwara
Takashi Hashiba
Katsuaki Yamamoto
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Highpolymer Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、腐蝕性の小さいレゾール型フエノー
ル樹脂発泡体の製造方法に関する。 レゾール型フエノール樹脂発泡体は、通常液状
のレゾール型フエノール樹脂に、酸性硬化剤、発
泡剤および界面活性剤を配合して発泡硬化させる
ことにより製造され、その発泡体は耐熱性、耐燃
性、低発煙性、寸法安定性、耐溶剤性および低温
特性などの点で他のプラスチツク発泡体には見ら
れないすぐれた特性を有するところから各種用途
に利用されている。 しかしながら、このレゾール型フエノール樹脂
発泡体中には、発泡体の製造時に酸性硬化剤とし
て使用された硫酸やトルエンスルホン酸などの強
酸が残存するため、発泡体と接触する金属等を腐
蝕させる欠点を有する。 この欠点を改良するために、レゾール型フエノ
ール樹脂、酸性硬化剤、発泡剤および界面活性剤
からなる混合物に、酸性硬化剤の中和剤として、
例えば酸化カルシウム、酸化アルミニウム等の金
属酸化物や亜鉛、マグネシウム等の金属粉末を配
合して均一に分散せしめた後、発泡させて腐蝕性
の改良されたレゾール型フエノール樹脂発泡体を
得る方法が試みられている。 しかし、中和剤として酸化カルシウム、酸化ア
ルミニウム等の金属酸化物や亜鉛、マグネシウム
等の金属粉末を使用した場合には、水または樹脂
混合物に充分に溶けこまず、塩基性も弱いため、
発泡性に与える影響は少ないが、生成した発泡体
中の残存遊離酸に対する中和速度が小さく、腐蝕
性の改良効果が充分でないという欠点を有する。 また、樹脂混合物に、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム等の強塩基を中和として配合する方法
も試みられている。しかし、これらの強塩基を中
和剤として使用した場合には、これら強塩基の水
または樹脂混合物に対する溶解性が大きく、且つ
塩基性も強いため、酸性硬化剤との反応が速すぎ
て、酸性硬化剤の酸としての働きを低下させ、発
泡速度が著しく遅くなり、発泡不良を引き起す難
点がある。 本発明者らは、上記従来法の欠点を解決し、腐
蝕性の改良されたレゾール型フエノール樹脂発泡
体を与える中和剤について種々検討した結果、水
酸化リチウムが腐蝕性の改良に有効であることを
見出し、本発明に至つた。 即ち、本発明は、レゾール型フエノール樹脂を
酸性硬化剤、発泡剤および界面活性剤の存在下で
発泡硬化させてフエノール樹脂発泡体を製造する
方法において、水酸化リチウムをレゾール型フエ
ノール樹脂100重量部に対して0.1〜10重量部配合
することを特徴とするフエノール樹脂発泡体の製
造方法に関する。 上記従来の強塩基が酸性硬化剤の酸としての働
きを低下させ発泡不良を引き起すのに対し、同じ
程度の塩基性を有する水酸化リチウムが発泡不良
を起さず、腐蝕性の改良された良好な発泡体を与
えることは驚くべきことである。 本発明において、水酸化リチウムを中和剤とし
て使用する効果は極めて顕著であり、その作用機
構の詳細は明らかではないが、水酸化リチウムの
水に対する溶解度が他の強塩基に比較して小さい
ため、水酸化リチウムと酸性硬化剤との中和反応
が樹脂混合物の酸性を低下させて発泡硬化に悪影
響を及ぼす程速くない。しかし、酸性硬化剤が発
泡硬化剤として作用した後は、水酸化リチウムが
発泡体中の残存遊離酸と比較的速やかに反応して
充分中和作用を有するため、腐蝕性が小さく、且
つ気泡が均一で緻密な発泡体が得られるものと考
えられる。 本発明において使用される水酸化リチウムは、
60〜100メツシユ程度に微粉化したものが好まし
い。粒径が60メツシユより粗い水酸化リチウムを
使用した場合は、得られる発泡体の金属等に対す
る腐蝕性の改良効果が充分でないばかりでなく、
未応の水酸化リチウム粒子が発泡体中に分散残存
して発泡体の外観に悪影響を与える。一方、粒径
が100メツシユより細かい水酸化リチウムを使用
した場合には、発泡速度に悪影響を与えるので好
ましくない。 水酸化リチウムは、予めレゾール型フエノール
樹脂に混合分散しておくことが好ましく、その配
合量はレゾール型フエノール樹脂100重量部に対
して0.1〜10重量部、好ましくは1〜5重量部で
ある。水酸化リチウムの配合量が0.1重量部未満
では、発泡体の金属等に対する腐蝕性の改良効果
が充分でない。一方、水酸化リチウムの配合量が
10重量部を超える場合には、発泡硬化に悪影響を
与え、均質な細胞構造を有する発泡体が得られな
い。 レゾール型フエノール樹脂は、フエノール類1
モルとアルデヒド類0.8〜3モルをアルカリ性触
媒の存在下に反応して得られるレゾール型フエノ
ール樹脂初期縮合物である。この初期縮合物は酸
で部分中和されていてもよい。フエノール類とし
ては、フエノール、およびその同族体のクレゾー
ル、キシレノール、アルキルフエノール等があげ
られる。アルデヒド類としては、ホルムアルデヒ
ド、パラホルムアルデヒド、アセトアルデヒドお
よびフルフラール等があげられる。 酸性硬化剤としては、リン酸、塩酸および硫酸
等の無機強酸、ベンゼンスルホン酸、パラトルエ
ンスルホン酸、フエノールスルホン酸、ナフトー
ルスルホン酸等の有機酸があげられる。これらの
酸性硬化剤は、そのまま使用してもよいし、また
は水溶液として使用してもよい。酸性硬化剤の添
加量は、レゾール型フエノール樹脂100重量部に
対して2.5〜20重量部であることが好ましい。 発泡剤としては、トリクロロモノフロロメタ
ン、1,1,2−トリクロロ−1,2,2−トリ
フロロエタン等の低沸点フツ素化合物、四塩化炭
素、塩化メチレン等の低沸点塩素化合物、ペンタ
ン等の低沸点炭化水素、イソブロピルエーテル等
の低沸点エーテル類、反応条件下に不活性ガス、
特に二酸化炭素を発生するアルカリ金属炭酸塩お
よび重炭酸塩等の固体物質があげられる。発泡剤
の配合量は、使用する発泡剤の種類や目的とする
発泡体の細胞の大きさ等によつて異なるので一義
的には決められないが、一般には発泡剤が低沸点
の化合物である場合は、レゾール型フエノール樹
脂100重量部に対して、低沸点の化合物1〜40重
量部、発泡剤が固体物質である場合は、レゾール
型樹脂100重量部に対して、固体物質0.3〜10重量
部である。 界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンフ
エニルエーテル、ポリオキシアルキレンソルビタ
ン脂肪酸エステル等のノニオン系界面活性剤、ま
たはシリコン系ノニオン界面活性剤等の通常の界
面活性剤が用いられる。界面活性剤の配合量は、
レゾール型フエノール樹脂100重量部に対して0.1
〜10重量部、好ましくは1〜5重量部である。 本発明方法は、レゾール型フエノール樹脂に水
酸化リチウムを混合した後、酸性硬化剤を配合し
て発泡硬化させるものである。界面活性剤や発泡
剤はレゾール型フエノール樹脂と混合しておいて
もよいし、または酸性硬化剤と混合しておいても
よい。 以下、実施例によつて本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれら実施例によつて何ら限
定されるものではない。 実施例1〜3、および比較例1〜2 下記の表に示される配合処方により、発泡用レ
ゾール型フエノール樹脂(昭和ユニオン合成(株)製
BRL−2760、粘度2400〜4000cps)、ソルビタン
系ノニオン界面活性剤(花王アトラス(株)社製、
Tween 40)および水酸化リチウム粉末(粒径約
80メツシユ)を高速撹拌機で15秒間混合した後、
発泡剤として1,1,2−トリクロロ−1,2,
2−トリフロロエタンを配合して15秒間混合し
た。次いで、硬化剤としてフエノールスルホン酸
の65%水溶液を添加して15秒間混合した後、内側
の巾40cm、長さ40cm、高さ4cmの木枠内に注入し
た。これを80℃の雰囲気中に20分間放置して発
泡、硬化を完結させて、フエノール樹脂発泡体を
得た。なお、比較例についても上記と同様に行な
つた。 得られたフエノール樹脂発泡体の特性を表に示
した。 なお、発泡体のPHは、重量5gの発泡体を粉末
化して500mlの純水に浸漬し、1時間後に測定し
た浸漬水の値である。また、腐蝕性は、発泡体を
鉄片に接触せしめ、35℃、95%RHで90日間放置
して鉄片のサビの発生状況を観察した。
【表】 表から明らかなごとく、本発明の方法によつて
得られた発泡体は、これを鉄片と接触させても鉄
片を全く腐蝕させることがない。これに対して水
酸化リチウムを配合しないで得られた発泡体は、
鉄片を著しく腐蝕させ、サビの発生が大きい。ま
た本発明の範囲外の水酸化リチウム12重量部を配
合したものは、発泡後、硬化反応が充分でなく、
形状がくずれ均質な発泡体が得られなかつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 レゾール型フエノール樹脂を酸性硬化剤、発
    泡剤および界面活性剤の存在下で発泡硬化させて
    フエノール樹脂発泡体を製造する方法において、
    水酸化リチウムをレゾール型フエノール樹脂100
    重量部に対して0.1〜10重量部配合することを特
    徴とするフエノール樹脂発泡体の製造方法。
JP18998982A 1982-10-30 1982-10-30 Fuenoorujushihatsuhotainoseizohoho Expired - Lifetime JPH0243772B2 (ja)

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GB8908911D0 (en) * 1989-04-20 1989-06-07 Evans Albert E J The preparation of a phenolic foam
JP4833877B2 (ja) * 2007-01-30 2011-12-07 Jfeケミカル株式会社 トリスフェノールメタン類の製造方法

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