JPH0120077Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0120077Y2 JPH0120077Y2 JP1984011049U JP1104984U JPH0120077Y2 JP H0120077 Y2 JPH0120077 Y2 JP H0120077Y2 JP 1984011049 U JP1984011049 U JP 1984011049U JP 1104984 U JP1104984 U JP 1104984U JP H0120077 Y2 JPH0120077 Y2 JP H0120077Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- link plate
- pressure band
- press type
- belt press
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000004744 fabric Substances 0.000 claims description 16
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 10
- 230000000379 polymerizing effect Effects 0.000 claims 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 7
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 7
- 239000010802 sludge Substances 0.000 description 5
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 239000011358 absorbing material Substances 0.000 description 1
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Treatment Of Sludge (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、各種泥状物を連続的に圧搾脱水する
ための加圧バンド方式のベルトプレス型脱水機、
特に加圧バンドの構造に関するものである。
ための加圧バンド方式のベルトプレス型脱水機、
特に加圧バンドの構造に関するものである。
加圧バンド方式のベルトプレス型脱水機は、例
えば無端状の布ベルトを対面重合状態で圧搾ロ
ールに並行走行可能に掛装し、これら布ベルト
により泥状物（以下「汚泥」という）を挟圧しつ
つ走行する間に加圧バンドによりさらに圧搾圧力
が加えられて脱水が行われるものである。
えば無端状の布ベルトを対面重合状態で圧搾ロ
ールに並行走行可能に掛装し、これら布ベルト
により泥状物（以下「汚泥」という）を挟圧しつ
つ走行する間に加圧バンドによりさらに圧搾圧力
が加えられて脱水が行われるものである。
このような脱水機で得られる脱水ケーキの含水
率は、低ければ低い程好ましく、脱水ケーキの含
水率は圧搾時間と圧搾圧力の関数であるために、
含水率を低下させるためには圧搾時間を長くする
か、あるいは圧搾圧力を高くすればよいが、要求
されている含水率を得るためには、経済的な面か
らも圧搾時間と圧搾圧力を同時に大きくすること
が望ましい。
率は、低ければ低い程好ましく、脱水ケーキの含
水率は圧搾時間と圧搾圧力の関数であるために、
含水率を低下させるためには圧搾時間を長くする
か、あるいは圧搾圧力を高くすればよいが、要求
されている含水率を得るためには、経済的な面か
らも圧搾時間と圧搾圧力を同時に大きくすること
が望ましい。
ところで、加圧バンドによる圧搾圧力Ｐは、
Ｐ＝Ｆ／Ｂ
ここに、Ｆ：加圧バンドの張力
Ｒ：圧搾ロールの半径
で、圧搾時間Ｔは、
Ｔ＝αR
となり、圧搾圧力Ｐは加圧バンドの張力に比例し
圧搾ロール径に反比例し、また圧搾時間Ｔは圧搾
ロール径に比例する。したがつて、圧搾圧力と圧
搾時間を大きくするためには、加圧バンドの張力
を高め、圧搾ロール径を大きくする必要がある。
すなわち、脱水ケーキの含水率の指標には、圧搾
圧力Ｐと圧搾時間Ｔとの積であるPT値が高い程
低含水率になる。
圧搾ロール径に反比例し、また圧搾時間Ｔは圧搾
ロール径に比例する。したがつて、圧搾圧力と圧
搾時間を大きくするためには、加圧バンドの張力
を高め、圧搾ロール径を大きくする必要がある。
すなわち、脱水ケーキの含水率の指標には、圧搾
圧力Ｐと圧搾時間Ｔとの積であるPT値が高い程
低含水率になる。
圧搾時間Ｔを大きくするために圧搾ロール径を
大きくすることは比較的容易であるが、圧搾圧力
Ｐを大きくすために加圧バンドに求められる要件
は、その使用目的から、 引張り強度が強い 柔軟性がある 接触面に一様に圧力を加える であり、加圧バンドは、金網構造のものや複数本
のベルトからなる構造のものが多かつた。
大きくすることは比較的容易であるが、圧搾圧力
Ｐを大きくすために加圧バンドに求められる要件
は、その使用目的から、 引張り強度が強い 柔軟性がある 接触面に一様に圧力を加える であり、加圧バンドは、金網構造のものや複数本
のベルトからなる構造のものが多かつた。
しかしながら、金網構造のものは引張り強度に
限度があり、不均一な変形に対する強度問題もあ
り、また複数本のベルトからなる構造のものも引
張り強度を余り期待することができず、そのため
に前記PT値を高くすることができなかつた。
限度があり、不均一な変形に対する強度問題もあ
り、また複数本のベルトからなる構造のものも引
張り強度を余り期待することができず、そのため
に前記PT値を高くすることができなかつた。
本考案は、前述したような加圧バンドに求めら
れる要件を満足し、きわめて低含水率の脱水ケー
キを得るためのベルトプレス型脱水機における加
圧バンドを提供することを目的とするものであ
る。
れる要件を満足し、きわめて低含水率の脱水ケー
キを得るためのベルトプレス型脱水機における加
圧バンドを提供することを目的とするものであ
る。
本考案は、無端状の布ベルトを対面重合状態
で圧搾ロールに並行走行可能に掛装し、これら
布ベルトにより泥状物を挟圧して脱水するととも
にこれら布ベルトを前記圧搾ロール外周面に向
けて加圧するための加圧バンドを配備したベルト
プレス型脱水機において、前記加圧バンドをまゆ
形リンクプレートを隣接するリンクプレートとず
らせてピンにて回動自在に重合させた構造たらし
めたことを特徴とするベルトプレス型脱水機であ
る。
で圧搾ロールに並行走行可能に掛装し、これら
布ベルトにより泥状物を挟圧して脱水するととも
にこれら布ベルトを前記圧搾ロール外周面に向
けて加圧するための加圧バンドを配備したベルト
プレス型脱水機において、前記加圧バンドをまゆ
形リンクプレートを隣接するリンクプレートとず
らせてピンにて回動自在に重合させた構造たらし
めたことを特徴とするベルトプレス型脱水機であ
る。
本考案の一実施例を図面を参照しながら説明す
ると、第１図は加圧バンド方式のベルトプレス型
脱水機の全体構造説明図であつて、汚泥１の供給
部２を設けた無端状の布ベルト３と、汚泥１の
供給を受けない無端状の布ベルト４が対面重合
状態で並行走行可能に多数のロールに掛装配備さ
れている。これら布ベルト３，４はいずれも透
水性あるいは吸水性の材料で構成され、布ベル
ト３は複数のガイドロール５，５′とガイドロー
ルを兼ね緊張装置６を付設した緊張ロール７に掛
装され、布ベルト４はガイドロール８とガイド
ロールを兼ね緊張装置９を付設した緊張ロール１
０に掛装されている。そして、これら布ベルト
３と４は、圧搾ロール１１ａの直前にて対面重合
状態となり、順次圧搾ロール１１ａ，１１，１１
ｂを通過する間に圧搾脱水され、ガイドロール
５′の直後で解離されるようになつている。
ると、第１図は加圧バンド方式のベルトプレス型
脱水機の全体構造説明図であつて、汚泥１の供給
部２を設けた無端状の布ベルト３と、汚泥１の
供給を受けない無端状の布ベルト４が対面重合
状態で並行走行可能に多数のロールに掛装配備さ
れている。これら布ベルト３，４はいずれも透
水性あるいは吸水性の材料で構成され、布ベル
ト３は複数のガイドロール５，５′とガイドロー
ルを兼ね緊張装置６を付設した緊張ロール７に掛
装され、布ベルト４はガイドロール８とガイド
ロールを兼ね緊張装置９を付設した緊張ロール１
０に掛装されている。そして、これら布ベルト
３と４は、圧搾ロール１１ａの直前にて対面重合
状態となり、順次圧搾ロール１１ａ，１１，１１
ｂを通過する間に圧搾脱水され、ガイドロール
５′の直後で解離されるようになつている。
さらに圧搾ロール中の一つ１１ｂには、布ベ
ルト３，４をその外周面に向けて加圧するための
無端状の加圧バンド１２が配備され、この加圧バ
ンド１２はガイドロール１３及びガイドロールを
兼ね緊張装置１４を付設した緊張ロール１５に掛
装され、圧搾ロール１１ｂの回転によつて走行可
能となつている。
ルト３，４をその外周面に向けて加圧するための
無端状の加圧バンド１２が配備され、この加圧バ
ンド１２はガイドロール１３及びガイドロールを
兼ね緊張装置１４を付設した緊張ロール１５に掛
装され、圧搾ロール１１ｂの回転によつて走行可
能となつている。
図中、１６は布ベルト３，４の洗浄シヤワー
を、１７は脱水ケーキを示す。
を、１７は脱水ケーキを示す。
前記加圧バンド１２の構造は、第２図に示すよ
うなまゆ形平板にピン用の孔を２ケ所明けたリン
クプレート１８や、第３図に示すような線材をま
ゆ形に折り曲げて接ぎ合わせたリンクプレート１
８′を、第４図及び第５図に示すように、隣接す
るリンクプレート１８，１８′とずらせてピン１
９にて回動自在に重合させ、市販のリーフチエー
ン等に近い構造たらしめてある。また、各リンク
プレート１８の外周を圧搾ロール１１ｂの曲率に
ほぼ合致する形状たらしめるのが好ましい。
うなまゆ形平板にピン用の孔を２ケ所明けたリン
クプレート１８や、第３図に示すような線材をま
ゆ形に折り曲げて接ぎ合わせたリンクプレート１
８′を、第４図及び第５図に示すように、隣接す
るリンクプレート１８，１８′とずらせてピン１
９にて回動自在に重合させ、市販のリーフチエー
ン等に近い構造たらしめてある。また、各リンク
プレート１８の外周を圧搾ロール１１ｂの曲率に
ほぼ合致する形状たらしめるのが好ましい。
このように、加圧バンド１２は、市販のリーフ
チエーンに近い構造になつているから、強度をき
わめて強くすることができ、しかもピン１９の部
分でリンクプレート１８が回動自在であるから
布面にもよく密着し、前述した引張り強度が強
い、柔軟性がある、接触面に一様に圧力を加
えるという加圧バンド１２に要求される要件をす
べて満足し、加圧バンド１２による圧搾圧力を増
大させることができる。
チエーンに近い構造になつているから、強度をき
わめて強くすることができ、しかもピン１９の部
分でリンクプレート１８が回動自在であるから
布面にもよく密着し、前述した引張り強度が強
い、柔軟性がある、接触面に一様に圧力を加
えるという加圧バンド１２に要求される要件をす
べて満足し、加圧バンド１２による圧搾圧力を増
大させることができる。
なお、リンクプレート１８間に座金を挿入介在
させることによつて適当に〓間を作るようにすれ
ば、加圧時に分離される分離水の排出を容易にす
ることができて便利であるが、リンクプレート１
８の長さを調節することによつても可能である。
させることによつて適当に〓間を作るようにすれ
ば、加圧時に分離される分離水の排出を容易にす
ることができて便利であるが、リンクプレート１
８の長さを調節することによつても可能である。
以上述べたように本考案によれば、加圧バンド
に要求される要件を満足することができるから、
前記PT値を高くすることが容易であり、従来装
置よりはるかに低含水率の脱水ケーキを得ること
ができ、しかもその寿命を長くし装置全体の耐久
性も増大するというきわめて有用なる効果を生ず
るものである。
に要求される要件を満足することができるから、
前記PT値を高くすることが容易であり、従来装
置よりはるかに低含水率の脱水ケーキを得ること
ができ、しかもその寿命を長くし装置全体の耐久
性も増大するというきわめて有用なる効果を生ず
るものである。
図面は本考案の一実施例を示すもので、第１図
は全体構造説明図、第２図ａはリンクプレートの
側面図、第２図ｂはその正面図、第３図ａはリン
クプレートの他の例を示す側面図、第３図ｂはそ
の正面図、第４図は加圧バンドの部分的平面図、
第５図はその側面図である。 １……汚泥、２……供給部、３，４……布ベ
ルト、５，５′，１３……ガイドロール、６，９，
１４……緊張装置、７，１０，１５……緊張ロー
ル、１１ａ，１１，１１ｂ……圧搾ロール、１２
……加圧バンド、１７……脱水ケーキ、１８，１
８′……リンクプレート、１９……ピン。
は全体構造説明図、第２図ａはリンクプレートの
側面図、第２図ｂはその正面図、第３図ａはリン
クプレートの他の例を示す側面図、第３図ｂはそ
の正面図、第４図は加圧バンドの部分的平面図、
第５図はその側面図である。 １……汚泥、２……供給部、３，４……布ベ
ルト、５，５′，１３……ガイドロール、６，９，
１４……緊張装置、７，１０，１５……緊張ロー
ル、１１ａ，１１，１１ｂ……圧搾ロール、１２
……加圧バンド、１７……脱水ケーキ、１８，１
８′……リンクプレート、１９……ピン。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 無端状の布ベルトを対面重合状態で圧搾ロ
ールに並行走行可能に掛装し、これら布ベル
トにより泥状物を挟圧して脱水するとともにこ
れら布ベルトを前記圧搾ロール外周面に向け
て加圧するための加圧バンドを配備したベルト
プレス型脱水機において、前記加圧バンドをま
ゆ形リンクプレートを隣接するリンクプレート
とずらせてピンにて回動自在に重合させた構造
たらしめたことを特徴とするベルトプレス型脱
水機。 (2) 前記リンクプレート外周を前記圧搾ロールの
曲率に合致する形状たらしめたものである実用
新案登録請求の範囲第１項記載のベルトプレス
型脱水機。 (3) 前記リンクプレート間に座金を挿入介在させ
たものである実用新案登録請求の範囲第１項又
は第２項記載のベルトプレス型脱水機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1104984U JPS60126297U (ja) | 1984-01-31 | 1984-01-31 | ベルトプレス型脱水機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1104984U JPS60126297U (ja) | 1984-01-31 | 1984-01-31 | ベルトプレス型脱水機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60126297U JPS60126297U (ja) | 1985-08-24 |
| JPH0120077Y2 true JPH0120077Y2 (ja) | 1989-06-12 |
Family
ID=30492799
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1104984U Granted JPS60126297U (ja) | 1984-01-31 | 1984-01-31 | ベルトプレス型脱水機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60126297U (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5536039A (en) * | 1978-09-04 | 1980-03-13 | Kawasaki Steel Corp | Rolling method |
-
1984
- 1984-01-31 JP JP1104984U patent/JPS60126297U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5536039A (en) * | 1978-09-04 | 1980-03-13 | Kawasaki Steel Corp | Rolling method |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60126297U (ja) | 1985-08-24 |
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