JPH0120051Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0120051Y2 JPH0120051Y2 JP1984079097U JP7909784U JPH0120051Y2 JP H0120051 Y2 JPH0120051 Y2 JP H0120051Y2 JP 1984079097 U JP1984079097 U JP 1984079097U JP 7909784 U JP7909784 U JP 7909784U JP H0120051 Y2 JPH0120051 Y2 JP H0120051Y2
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- JP
- Japan
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- nozzle
- gas
- groove
- steel shell
- casting
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Continuous Casting (AREA)
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本考案は、鋼の連続鋳造設備において、溶鋼を
例えば取鍋からタンデツシユ、あるいはタンデツ
シユからモールドへ導く鋳造用ノズルに関するも
のである。
例えば取鍋からタンデツシユ、あるいはタンデツ
シユからモールドへ導く鋳造用ノズルに関するも
のである。
（従来技術）
鋳造用ノズルは、溶鋼が空気と接触するのを防
止することを主な役割としている。しかし、ノズ
ル内は溶鋼の流通で減圧されるため、ノズル接続
部のわずかな透き間から空気を巻き込み、酸素な
どの混入で鋼製品の品質低下をきたすという問題
があつた。
止することを主な役割としている。しかし、ノズ
ル内は溶鋼の流通で減圧されるため、ノズル接続
部のわずかな透き間から空気を巻き込み、酸素な
どの混入で鋼製品の品質低下をきたすという問題
があつた。
そこで従来、ノズル接続部を不活性ガスでガス
シールすることが知られている。しかし、例えば
実開昭56−117955号公報のように、単に、ノズル
と鉄皮との間からガスを噴出させるものは、ガス
供給管を連結した側に比べてその反対側のガス圧
が弱く、ノズルの周方向に均一なガスシールがで
きなかつた。
シールすることが知られている。しかし、例えば
実開昭56−117955号公報のように、単に、ノズル
と鉄皮との間からガスを噴出させるものは、ガス
供給管を連結した側に比べてその反対側のガス圧
が弱く、ノズルの周方向に均一なガスシールがで
きなかつた。
また、ガス噴出孔としてポーラス煉瓦を設けた
実開昭57−56549号のノズルは、前記欠点に加え、
ポーラス煉瓦が強度に劣るためにノズル着脱時の
衝撃、あるいは使用時の熱衝撃でガス噴出部が損
傷しやすい。ポーラス煉瓦部分にキレツが入る
と、ガス噴出はその部分に集中してノズルの周方
向におけるガス噴出の不均一さは一層著しくな
る。
実開昭57−56549号のノズルは、前記欠点に加え、
ポーラス煉瓦が強度に劣るためにノズル着脱時の
衝撃、あるいは使用時の熱衝撃でガス噴出部が損
傷しやすい。ポーラス煉瓦部分にキレツが入る
と、ガス噴出はその部分に集中してノズルの周方
向におけるガス噴出の不均一さは一層著しくな
る。
この他、ノズル鉄皮の外周にガス噴出機構を設
けたものが知られているが、ノズルが大型化する
と共に製造コストが高くなる。さらに、ノズルか
らガス噴出機構が突出し、これが破損しないよう
にするため、迅速なノズル交換ができない。
けたものが知られているが、ノズルが大型化する
と共に製造コストが高くなる。さらに、ノズルか
らガス噴出機構が突出し、これが破損しないよう
にするため、迅速なノズル交換ができない。
（考案が解決しようとする問題点）
本考案は、ガスシール機能を備えた鋳造用ノズ
ルにおいて上記従来の欠点を解消することを目的
としている。
ルにおいて上記従来の欠点を解消することを目的
としている。
（考案の構成）
本考案は、上端をその上部に位置するノズルに
接続して使用する鋳造用ノズルにおいて、ノズル
上端取付け部の肉厚部分に、側面に沿つて凹溝を
周設すると共に、肉厚部の側面及び上面を一定の
間隙をもつて鉄皮で覆い、この鉄皮とノズル側面
との間のうち前記凹構より下方を密封し、さらに
前記凹溝と連通するように不活性ガス供給管を前
記鉄皮に固着してなることを特徴とする鋳造用ノ
ズルである。
接続して使用する鋳造用ノズルにおいて、ノズル
上端取付け部の肉厚部分に、側面に沿つて凹溝を
周設すると共に、肉厚部の側面及び上面を一定の
間隙をもつて鉄皮で覆い、この鉄皮とノズル側面
との間のうち前記凹構より下方を密封し、さらに
前記凹溝と連通するように不活性ガス供給管を前
記鉄皮に固着してなることを特徴とする鋳造用ノ
ズルである。
（実施例）
以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説明
する。
する。
第１図はノズルの上端取付け部を示すタテ断面
図、第２図は第１図Ａ−Ａ線断面図である。
図、第２図は第１図Ａ−Ａ線断面図である。
ノズル１の材質は、金属酸化物、あるいは金属
酸化物一炭素系を主成分とする耐火物である。そ
の上端取付け部は外周方向に肉厚となつている。
内側は、テーパーあるいは図のように段差を設
け、例えばスライデイングノズル装置下ノズル
（一点鎖線で示す）を嵌入して接続する。
酸化物一炭素系を主成分とする耐火物である。そ
の上端取付け部は外周方向に肉厚となつている。
内側は、テーパーあるいは図のように段差を設
け、例えばスライデイングノズル装置下ノズル
（一点鎖線で示す）を嵌入して接続する。
ノズル１肉厚部分の側面に凹溝２を周設する。
その深さはノズルの強度を低下させないために、
厚さ方向に対して４分の１以下が好ましい。ま
た、凹溝２は複数でもよい。
その深さはノズルの強度を低下させないために、
厚さ方向に対して４分の１以下が好ましい。ま
た、凹溝２は複数でもよい。
ノズル１肉厚部分の側面および上面を鉄皮３で
覆う。鉄皮３の内径および高さをノズル１肉厚部
分より若干大きくし、鉄皮３とノズル１との間に
0.5〜３mm程度、好ましくは１mmの間隙を設ける。
凹溝２から下方の間隙はモルタル、セラミツクフ
アイバー、あるいはこれらの混合物などからなる
シール材４で密封しガス噴出孔５がノズル１上面
の内側になるようにする。このシール材４は、鉄
皮３を固定させる作用を兼ねる。
覆う。鉄皮３の内径および高さをノズル１肉厚部
分より若干大きくし、鉄皮３とノズル１との間に
0.5〜３mm程度、好ましくは１mmの間隙を設ける。
凹溝２から下方の間隙はモルタル、セラミツクフ
アイバー、あるいはこれらの混合物などからなる
シール材４で密封しガス噴出孔５がノズル１上面
の内側になるようにする。このシール材４は、鉄
皮３を固定させる作用を兼ねる。
不活性ガス供給管６を鉄皮３の一端に設けた開
口部に固着し、凹溝２と連通させる。ガス供給管
６の固着はネジ・溶接など、任意の方法で行うこ
とができる。
口部に固着し、凹溝２と連通させる。ガス供給管
６の固着はネジ・溶接など、任意の方法で行うこ
とができる。
（作用・効果）
以上のとおり構成されたノズルは、溶鋼を鋳造
する際に不活性ガス供給管６にArなどの不活性
ガスを通すと、ガスはまず凹溝２に入つた後、鉄
皮３とノズル１との間隙を通り、ノズル１上面の
内側へ噴出する。このように、ガスがまず凹溝２
に入ることでノズル全周にガスが行きわたり、そ
の噴出はノズル１の周方向に対して均一なものと
なる。ガスの噴出孔が内側に向いていることで、
ガスがノズル接続部に向けて噴出され、ガスシー
ルの効果は極めて大きい。しかも、従来の、例え
ばポーラス煉瓦を用いたものに比べて、強度に優
れる。また、ガスシール機構がすべて鉄皮３内に
納められており、ノズルと一体的のため、ノズル
交換時などの取扱いが容易である。したがつて、
本考案ノズルは、鋼製品の品質および連続鋳造の
稼働率向上に大きく貢献することができる。
する際に不活性ガス供給管６にArなどの不活性
ガスを通すと、ガスはまず凹溝２に入つた後、鉄
皮３とノズル１との間隙を通り、ノズル１上面の
内側へ噴出する。このように、ガスがまず凹溝２
に入ることでノズル全周にガスが行きわたり、そ
の噴出はノズル１の周方向に対して均一なものと
なる。ガスの噴出孔が内側に向いていることで、
ガスがノズル接続部に向けて噴出され、ガスシー
ルの効果は極めて大きい。しかも、従来の、例え
ばポーラス煉瓦を用いたものに比べて、強度に優
れる。また、ガスシール機構がすべて鉄皮３内に
納められており、ノズルと一体的のため、ノズル
交換時などの取扱いが容易である。したがつて、
本考案ノズルは、鋼製品の品質および連続鋳造の
稼働率向上に大きく貢献することができる。
本実施例品を300t溶鋼鍋に取付け、60分の鋳造
を６回行つたところ、ガス噴出が均一、ノズル強
度が大、取扱いが容易などの効果が確認された。
を６回行つたところ、ガス噴出が均一、ノズル強
度が大、取扱いが容易などの効果が確認された。
第１図は本考案実施例の要部タテ断面図、第２
図は第１図Ａ−Ａ線断面図である。 １……ノズル、２……凹溝、３……鉄皮、４…
…シール材、５……噴出孔、６……不活性ガス供
給管。
図は第１図Ａ−Ａ線断面図である。 １……ノズル、２……凹溝、３……鉄皮、４…
…シール材、５……噴出孔、６……不活性ガス供
給管。
Claims (1)
- 上端をその上部に位置するノズルに接続して使
用する鋳造用ノズルにおいて、ノズル上端取付け
部の肉厚部分に、側面に沿つて凹溝を周設すると
共に、肉厚部の側面及び上面を一定の間隙をもつ
て鉄皮で覆い、この鉄皮とノズル側面との間のう
ち前記凹溝より下方を密封し、さらに前記凹溝と
連通するように不活性ガス供給管を前記鉄皮に固
着してなる鋳造用ノズル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7909784U JPS60190451U (ja) | 1984-05-28 | 1984-05-28 | 鋳造用ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7909784U JPS60190451U (ja) | 1984-05-28 | 1984-05-28 | 鋳造用ノズル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60190451U JPS60190451U (ja) | 1985-12-17 |
| JPH0120051Y2 true JPH0120051Y2 (ja) | 1989-06-12 |
Family
ID=30623686
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7909784U Granted JPS60190451U (ja) | 1984-05-28 | 1984-05-28 | 鋳造用ノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60190451U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0315244Y2 (ja) * | 1987-12-21 | 1991-04-03 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5770752A (en) * | 1980-10-15 | 1982-05-01 | Tokai Rika Co Ltd | Automatic releasing device for seat belt |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6032924Y2 (ja) * | 1980-05-08 | 1985-10-01 | 住友金属工業株式会社 | 浸漬ノズル接続部のシ−ル装置 |
-
1984
- 1984-05-28 JP JP7909784U patent/JPS60190451U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5770752A (en) * | 1980-10-15 | 1982-05-01 | Tokai Rika Co Ltd | Automatic releasing device for seat belt |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60190451U (ja) | 1985-12-17 |
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