JPH01200309A - 光ファイバ心線切替接続方法 - Google Patents

光ファイバ心線切替接続方法

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JPH01200309A
JPH01200309A JP2404688A JP2404688A JPH01200309A JP H01200309 A JPH01200309 A JP H01200309A JP 2404688 A JP2404688 A JP 2404688A JP 2404688 A JP2404688 A JP 2404688A JP H01200309 A JPH01200309 A JP H01200309A
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JP
Japan
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optical fiber
array
plug
array plug
optical fibers
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Application number
JP2404688A
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Inventor
Hideo Kobayashi
英夫 小林
Hisashi Murata
久 村田
Shinji Nagasawa
真二 長沢
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は光ファイバ通信線路の一部区間の支障、移転等
に際して、現用回線として信号伝送中の複数の光ファイ
バを含む光ファイバ心線を別の光ファイバ心線に直接機
械的に切替接続する方法に関するものである。
(従来の技術) 光ファイバ通信線路は情報伝送量の多い大容量の伝送路
を実現できる。このような大容量の光ファイバ通信線路
を適切に、且つ速やかに運用、保守する上で、現用回線
として信号伝送中の複数の光ファイバを含む光ファイバ
心線の支障時に、該光ファイバ心線を信号を伝送してい
ない別の光ファイバ心線に速やかに切替接続する技術が
重要になっている。
しかし、光ファイバはガラス材質よりなる導波伝送路で
あり、信号は中心のコア部を伝送されているため、メタ
リック伝送路のマルチ接続のように簡易な分岐接続方法
を用いた切替接続法の採用は不可能である。このため、
光ファイバ心線を切替接続する場合には、光ファイバ通
信線路中に予め光ファイバコネクタを挿入設置しておき
、即ち両端に光ファイバコネクタの取り付けであるケー
ブルで線路を構成しておき、所要時にこの光ファイバコ
ネクタを信号を伝送していない別の光ファイバコネクタ
に切替接続する方法がとられている。
この様な光ファイバコネクタは、重要な部品であるため
、従来から多種多用な構造のものが開発されており、そ
の一つの代表例として第2図に示すようなものがある(
 rJournal of Llghtvave Te
Chnology J Vol、LT−4,No、 8
. 198[1,P、1232参照)。
第2図において、l0IA、l0IBはそれぞれ第1、
第2のプラグであり、各プラグl0IA。
101Bの断面の両側部には2個のガイドピン位置決め
穴102a、102b、103a、103bがそれぞれ
穿設されており、該第1、第2のプラグl0IA、l0
IBは前記位置ガイドピン決め穴102a、102b、
103a、103bに軸合わせ部材としてのガイドピン
104,105を挿入されて接続されている。106a
、107aは各プラグl0IA、l0IBに取り付けら
れた5心の光ファイバ心線である。この光ファイバコネ
クタでは、光ファイバ106,107は互いのガイドピ
ン位置決め穴102a、102b、103a、103b
の内側において各ガイドピン位置決め穴の中心と光ファ
イバ106,107の中心が同一直線上に位置するよう
に、且つ等間隔で配列されている。前記光ファイバコネ
クタによればコネクタ接続時において5心の光ファイバ
106.107が一括で接続でき、また光ファイバ10
6,107相互の接続に極めて高い軸合わせ精度を期待
することができる。
この様な光ファイバコネクタを手動によらず、別の光フ
ァイバコネクタに機械的に短時間で切替接続する方法は
次のようにして行なわれていた。
即ち、第1、第2のプラグl0IA、 101Bに挿入
されているガイドピン104,105と第1または第2
の何れかのプラグとを軸方向に移動してガイドピン10
4.io5を他方のプラグから外し、そして該プラグを
図示省略の第3のプラグの位置に対向移動させた後、ガ
イドピン104゜105を第3のプラグに挿入させる手
順で行われていた。
(発明が解決しようとする課8) ところで、短時間に切替接続を可能とするためには、予
め光ファイバ通信線路中に光ファイバコネクタを挿入し
ておく必要があり、即ちケーブルの接続点を光ファイバ
コネクタで接続した通信線路を建設しておく必要がある
。現状の技術では光ファイバコネクタは融着接続に比べ
まだコストが高く、全ての接続点をコネクタ接続にする
と通信線路建設費が大幅に高くなる問題がある。また、
通信線路が光ファイバコネクタ接続でなく融着接続され
ている場合には、支障を生じた光ファイバ心線を短時間
で切替接続することが不可能となり、光ファイバ通信線
路が数時間〜数十時間(修理に要する時間)に渡り使え
なくなる問題があった。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたもので、その第1
の目的は、コネクタ接続されていない複数の光ファイバ
を含む光ファイバ通信線路において、信号伝送中の光フ
ァイバ心線に支障を生じた場合に、該光ファイバ心線を
信号伝送に使用されていない別の光ファイバ心線に速や
かに切替接続できるようにし、通信線路の信号伝送の円
滑化を図ることができる光ファイバ心線の切替接続方法
を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、前記切替接続をより低損
失に行なうことができる光ファイバ心線の切替接続方法
を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 第1の発明では、前記第1の目的を達成するために、信
号伝送中の光ファイバ通信線路における1本または複数
の光ファイバを含む光ファイバ心線の一部箇所の被覆を
除去して光ファイバを露出し、該露出部で光ファイバを
切断して、該切断した光ファイバ端を信号を伝送してい
ない別の光ファイバ端に接続して信号伝送可能とする光
ファイバ心線切替接続方法において、信号伝送中の光フ
ァイバ心線の被覆を長手方向に除去して露出させた光フ
ァイバの両側と、信号を伝送していない別の光ファイバ
心線の先端部の被覆を除去して露出させた光ファイバと
に、両側部にガイドピン位置決め穴を備え且つ中心部に
複数の光ファイバ位置決め溝を備えた配列部材と、該配
列部材に嵌合する押え部材とで構成された配列プラグを
それぞれ取付け、信号伝送中の光ファイバ心線に第1、
第2の配列プラグを、また信号を伝送していない別の光
ファイバ心線に第3の配列プラグを配設する第1の工程
と、第1、第2の配列プラグの間にある光ファイバに傷
を付与し、光ファイバの張力を検知しながら、第1、第
2の配列プラグの少なくとも片方を軸方向に移動して張
力を増加させ、光ファイバ破断による張力零を検知する
と同時に第1の配列プラグを第3の配列プラグと対向す
る位置まで移動する第2の工程と、第1の配列プラグが
第3の配列プラグと対向する位置まで移動到達すると同
時に第3の配列プラグに予め挿入されているガイドピン
を第1の配列プラグのガイドピン位置決め穴に挿入して
光ファイバ端相互を軸合わせする第3の工程とからなる
ことを特徴としている。
第2の発明では、前記第2の目的を達成するために、信
号伝送中の光ファイバ通信線路における1本または複数
の光ファイバを含む光ファイバ心線の一部箇所の被覆を
除去して光ファイバを露出し、該露出部で光ファイバを
切断して、該切断した光ファイバ端を信号を伝送してい
ない別の光ファイバ端に接続して信号伝送可能とする光
ファイバ心線切替接続方法において、信号伝送中の光フ
ァイバ心線の被覆を長手方向に除去して露出させた光フ
ァイバの切断位置の両側と、信号を伝送していない別の
光ファイバ心線の先端部の被覆を除去して露出させた光
ファイバとに、両側部にガイドピン位置決め穴を備え且
つ中心部に複数の光ファイバ位置決め溝を備えた配列部
材と、該配列部材に嵌合する押え部材とで構成された配
列プラグをそれぞれ着脱自在に取付け、信号伝送中の光
ファイバ心線に第1、第2の配列プラグを、また信号を
伝送していない別の光ファイバ心線に第3の配列プラグ
を配設する第1の工程と、第1、第2の配列プラグの間
にある光ファイバに傷を付与し、光ファイバの張力を検
知しながら、第1、第2の配列プラグの少なくとも片方
を軸方向に移動して張力を増加させ、光ファイバ破断に
よる張力零を検知すると同時に第1の配列プラグを第3
の配列プラグと対向する位置まで移動する第2の工程と
、第1の配列プラグが第3の配列プラグと対向する位置
まで移動到達すると同時に第3の配列プラグに予め挿入
されているガイドピンを第1の配列プラグのガイドピン
位置決め穴に挿入して光ファイバ端相互を軸合わせする
第3の工程と、第1の配列プラグの光ファイバ端と第3
の配列プラグの光ファイバ端とを融着接続する第4の工
程とからなることを特徴としている。
(作 用) 第1の発明によれば、第1の工程において信号伝送中の
光ファイバ心線の一部箇所の被覆を長手方向に除去して
露出した光ファイバの両側に、ファイバ位置決め溝を備
えた配列部材と、該配列部材に嵌合する押え部材とで構
成された配列プラグを取付けることにより、光ファイバ
配列間隔の高精度化及び光ファイバ把持の確実化、高強
度化が図れ、光ファイバを引張り切断する際に要する耐
久力が付与される。また、第2の工程において配列プラ
グで光ファイバは確実、高精度に把持されているので、
光ファイバ傷付与時の傷付与刃の刃圧による光ファイバ
たわみの発生を防止して光ファイバの傷付与位置を正確
に同一にでき、且つ光ファイバ引張り切断時に光ファイ
バ心線の被覆材の伸びが防止される。また、光ファイバ
切断時には光ファイバの張力を検知しながら配列プラグ
を光ファイバの軸方向に引張り移動するので、光ファイ
バには純粋な引張応力のみが作用し、光ファイバは僅か
な偏差にて正確に切断される。更に、第3の工程におい
て第3の配列プラグに予め挿入されているガイドピンを
第1の配列プラグに挿入することにより、各光ファイバ
端相互が強制的に軸合わせされる。
また、第2の発明によれば、前記第1乃至第3の工程の
完了後に第4の工程において各光ファイバ端が融着接合
され、この後、各配列プラグは先光ファイバから適宜取
外される。
(実施例) 第1図、第3図乃至第7図は第1の発明の実施例を示す
ものである。
第1図において、1は配列プラグ、2は配列部材、3は
押え部材、4a、4bはガイドピン位置決め穴、5は光
ファイバ位置決め溝、6は被覆心線挿入部、7は長手方
向に被覆を除去された露出光ファイバ、8は光ファイバ
心線被覆部、9はガイドピンである。配列部材2の中心
部には中心が等間隔で、且つ同一直線上に位置する断面
半円形または断面V字形(図示省略)の複数(図中は3
個)の光ファイバ位置決め溝5が設けられており、また
その両側部には断面円形または断面V字形(図示省略)
をなし、両側端の光ファイバ位置決め溝5の中心からそ
れぞれ等間隔の位置で、且つ光ファイバ位置決め溝5の
中心と同一直線上に中心が位置するガイドピン位置決め
穴4a、4bが設けられている。このガイドピン位置決
め穴4a。
4bにはガイドピン9がそれぞれ挿入される。配列部材
2の各光ファイバ位置決め溝5には被覆を除去された露
出光ファイバ7が、また被覆を除去されていない光ファ
イバ心線部8は被覆心線挿入部6にそれぞれ挿入され、
この状態で接着剤などを塗布した押え部材3を配列部材
2に嵌合することで光ファイバは一体に固定され配列プ
ラグ1が作成される。この配列プラグ1において、配列
部材2及び配列部材2に嵌合される押え部材3を紫外線
を透過する透明なセラミックス、ガラス、またはプラス
チック材料で形成し、接着剤として紫外線硬化樹脂を使
用すると、紫外線の照射により短時間に接若固定でき、
短時間に配列プラグを取付けることができる。
第3図乃至第5図は光ファイバ心線の切替接続方法を示
す工程図であり、同図において10.20.30はそれ
ぞれ第1、第2、第3の配列プラグ、12.22.32
は各配列プラグの配列部材、13.23.33は各配列
プラグの押え部材、14a、14b、24a、24b、
34a、34bは各配列プラグのガイドピン位置決め穴
、17は長手方向に被覆を除去した露出光ファイバ、1
8は信号伝送中の光ファイバ心線、37は信号を伝達し
ていない別の光ファイバ心線38の露出光ファイバ、3
9は第3の配列プラグ30のガイドピン、40は引張駆
動部、50は光ファイバ張力検出部、60は第2の配列
プラグ20とファイバ張力検出部50との連結部、70
は光ファイバ張力検出部50と引張り駆動部40の連結
部である。
第3図は信号伝送中の光ファイバ心線18の1部箇所で
長手方向の被覆を除去した露出光ファイバ17の両側に
第1の配列プラグ10と第2の配列プラグ20をそれぞ
れ取付け、また信号を伝送していない別の光ファイバ心
線38の先端の露出光ファイバ37に第3の配列プラグ
30を取付ける第1の工程を示している。第1の配列プ
ラグ10の端面と第3の配列プラグ30の各端面は、第
1の配列プラグ10を第3の配列プラグ30に対向する
位置まで移動した時に、両プラグの光ファイバ端が接触
や衝突をしない範囲で僅かに隙間をあけた状態で略同−
直線上に配置されている。また、第3の配列プラグ30
のガイドピン位置決め穴34g、34bにはガイドピン
39がそれぞれ第3の配列プラグ30の端面まで挿入さ
れている。
第4図は第2の工程を示す図であり、第2の配列プラグ
20は張力検出部50を介して、引張駆動部40により
矢印■の方向に引張られる。張力検出部50はロードセ
ル等で構成され、第2の配列プラグ20に作用する露出
光ファイバ17の張力を検知している。露出光ファイバ
17の第1の配列プラグ10の端面位置S1に傷付与刃
等(図示省略)により傷をつけ、引張駆動部40で第2
の配列プラグ20を矢印■の方向に引張ると、張力は次
第に増加するが露出光ファイバ17の切断により該張力
は低下し、全ての光ファイバが切断すると張力は零に低
下する。張力が零となると同時に第1の配列プラグ10
を第3の配列プラグ30と対向する位置まで矢印■の方
向に移動する。
尚、第4図では第1の配列プラグ10を移動する駆動部
の図示は省略している。
第5図は第3の工程を示す図であり、第1の配列プラグ
10が第3の配列プラグ30と対向する位置に移動する
と同時に、第3の配列プラグ30の各ガイドピン39を
第1の配列プラグ10のガイドピン位置決め穴14a、
14bに挿入するように矢印■の方向に移動し、第1の
配列プラグ10と第3の配列プラグ30の各露出光ファ
イバ端の強制的な軸合せを行なう。尚、第5図では第3
の配列プラグ30のガイドピン39を移動する駆動部の
図示は省略している。
以上の第1の工程から第3の工程を連続して実施するこ
とにより、光ファイバ心線の切替接続を高速に行なうこ
とができる。尚、第3の配列プラグ30の端面のファイ
バ端に予め屈折率整合剤を塗布しておくとフレネル反射
損を防止でき、低損失な切替接続が行なえる。
ところで、信号伝送中の光ファイバを信号を伝送してい
ない光ファイバに切替接続するためには支障を生じた光
ファイバを切断し、別の光ファイバに短時間に切替接続
する必要があり、またこの一連の工程における要求条件
は、例えば高速デジタル回線を対象としたとき光損失変
動は1dB以下、切替時間は数十mm5ec以下となる
。対象とする光ファイバは波長1,3μm用の単一モー
ド光ファイバである。光ファイバ端面間隔と接続損失と
の関係は第6図に示すようになり、また光ファイバ軸ず
れ量と接続損失との関係は第7図に示すようになる。−
例としてカットオフ波長λ−1,2μmの場合を示すと
、第6図に示すように光ファイバ移動後の損失変動を1
dB以下に抑えるためには軸合わせ時の光ファイバ端面
間隔を50μm以下に抑える必要がある。また、第7図
に示すように光ファイバ移動後の損失変動を抑えるため
には軸合わせ時の光ファイバ軸ずれ量を2゜3μm以下
に抑える必要がある。更に、接続損失を小さくするため
には光ファイバ端面の切断角(端面角)を1度以下にす
る必要がある。特に光ファイバ心線に5〜10本の光フ
ァイバが配列されているテープ心線を切替接続の対象と
する場合は全ての光ファイバを上記に示したように端面
間隔を50μm以下、軸ずれ量を2.3μm以下に抑え
る必要がある。更に、光ファイバの傷付与後の光ファイ
バ切断の工程においては、光ファイバを軸方向に引張切
断する時にファイバ1本当り250g程度の張力が必要
で、10本の光ファイバを同時に引張切断する場合には
最大2.5kg程度の張力が加わり、よって光ファイバ
把持部はそれに耐える強度を必要とする。また、ファイ
バの1本当りの切断時間は1m5ec程度であり、10
本の光ファイバを引張り切断すると全ての光ファイバが
切断する時間は数m5ec〜10m5ecにバラつくと
考えられる。このため、全ての光ファイバが完全に切断
したことを確認してから光ファイバを移動する必要があ
る。
しかし、先に述べた切替接続方法によれば、中心が等間
隔で同一直線上に配列された複数のファイバ位置決め溝
を具備し、且つ光ファイバ位置決め溝の中心と同一直線
上で、両側端の光ファイバ位置決め溝の中心からそれぞ
れ等間隔の位置に中心があるガイドピン位置決め溝を具
備する配列部材とそれに嵌合する押え部材で構成した配
列プラグを光ファイバを切断する前に光ファイバに取付
けているので、光ファイバ配列間隔の高精度化及び光フ
ァイバ把持の確実化、高強度化が図れ、10本のファイ
バを同時に引張切断する場合に要する2、5kg程度の
張力にも強度的に十分耐えることができる。
また、配列プラグで光ファイバを確実高精度に把持して
いるので、光ファイバ傷付与時の傷付与刃の刃圧による
光ファイバたわみの発生を防止してファイバの傷付与位
置を正確に同一にでき、且つファイバ引張切断時にファ
イバ心線の被覆材の伸びを防止でき、ファイバ切断長の
高精度化、均一化が図れる。
更に、光ファイバ切断時には光ファイバ張力を検知しな
がら配列プラグを光ファイバ長軸方向に引張り移動する
ので、光ファイバには純粋な引張り応力のみが作用し光
ファイバ端面切断角を1度以下にすることができる。こ
のため、複数の先光ファイバを含む配列プラグの光ファ
イバ切断長を20μm以内の偏差で正確に切断すること
ができる。
更にまた、切断後に第1または第2の何れか片方の配列
プラグを第3の配列プラグと軸合わせする位置に移動す
るが、この場合にも光ファイバの切断長が正確に制御さ
れているので光ファイバ軸合わせ時の光ファイバ端面間
隔を40μm以内の偏差に抑えることができる。しかし
、第1または第2の何れか片方の配列プラグを第3の配
列プラグと軸合わせする位置に移動した場合の光ファイ
バ端の軸ずれについては、機械的な駆動部の精度限界か
ら5μm程度の偏差が発生し、これは第7゛図に示すよ
うに約5dBの軸ずれ接続損失になるが、第3の配列プ
ラグに予め挿入されたガイドピンを第1または第2の何
れか片方の配列プラグに挿入することにより強制的に各
光ファイバ端相互を軸合わせでき、軸ずれ量を1μm以
内に抑えることが可能になり切替損失変動を1dB以下
に小さくすることができる。
更にまた、光ファイバの傷付与後の切断から移動軸合わ
せの工程においては、5〜10本の複数の光ファイバが
完全に切断したことを張力検知センサーで確認してから
光ファイバを移動するので未切断の光ファイバがあるに
も拘らず光ファイバを移動してしまうような失敗を防止
できる。
通常光ファイバの接続損失は光ファイバ端の突合わせ接
続より融菅接続の方がより低損失であるので、光通信線
路構成上、より低損失が望ましい場合は前記工程に第4
の工程として融菅接続を付加するとよい。
第4の工程として各光ファイバ端に融着接続を施す場合
には、融着接続時に光ファイバ自体の撓みによる調心効
果を得る必要があり、配列プラグ端から突出する光ファ
イバ長さは4IIIi以上が必要となる。また、第1の
配列プラグ10の移動速度と光ファイバ長さの関係には
配列プラグの移動に伴ない発生する光ファイバの振動整
定時間を短時間とするためには制約条件があるので配列
プラグの移動時間または移動速度を考慮して、所要の光
ファイバ長さを決める必要がある。即ち、この場合、配
列プラグから突出ている光ファイバは片持梁になり、そ
れを切替接続のため高速で第3の配列プラグの光ファイ
バ端に対向する位置に移動することになる。つまり、片
持梁状態の光ファイバを高速移動すると光ファイバは振
動し、振動が減衰して整定するまでの振動制定時間が問
題となる。
先に述べたように切替時間を数十m5ec以下とするた
めには光ファイバの振動整定時間を30m5ec以下と
する必要がある。配列プラグ先端から突出している光フ
ァイバの長さを91光ファイバの外径を125μm1配
列プラグの光ファイバの移動量を2mm、光ファイバの
移動時間をTv。
VとTs量関係光ファイバ長gをパラメータとして計算
した結果を第8図に示した。第8図に示すように振動整
定時間Tsは光ファイバ長gと移動時間Tvにと移動速
度Vに依存することは明らかである。−例を示すと光フ
ァイバ移動速度が高速になると光ファイバ長さの大きい
光ファイバはど振動整定時間が大きくなり、光ファイバ
移動速度が低速になると各長さの光ファイバの振動整定
時間は第10図中に示す一定値に収束する。この−定値
は光ファイバの移動時間である。また、第8図に示すよ
うに光ファイバの長さがρ−411II11以下の場合
は移動速度に拘らず光ファイバはほとんど振動を発生し
ないことがわかる。(1−6mll1の場合の整定時間
は20〜10m5ecである。従って、振動整定時間を
最短にして、かつ光ファイバの移動時間を最短にするた
めには光ファイバの長さを4〜6■、移動速度を5〜1
0m5ecに選定すればよいといえる。
第9図乃至第12図は第4の工程として各光ファイバ端
に融着接続を付加した第2の発明の実施例を示すもので
ある。
第9図は、第1、第2の工程を示す図であり、露出光フ
ァイバ17は第1の配列プラグ10と第2の配列プラグ
20の中間位置S2で傷を付与され、そして矢印■の方
向に引張り切断される。そして、第1の配列プラグ10
を第3の配列プラグ30と対向する位置まで矢印■の方
向に移動する。
この場合は第1の配列プラグ10を第3の配列プラグ3
0に対向する位置まで移動した時に第1の配列プラグ1
0と第3の配列プラグ30の各光ファイバ端が接触や衝
突をしない範囲で僅かに隙間があいた状態となるように
第3の配列プラグ30を配置しておく。また、第3の配
列プラグ30の露出光ファイバ37は該配列プラグ30
の端面より前方に突出しており、またガイドピン位置決
め、六34a、34bには各ガイドピン39が第3の配
列プラグ30の端面より前方に突出した状態で挿入され
ている。
第10図は第3の工程を示す図であり、第1の配列プラ
グ10を第3の配列プラグ30と対向する位置に移動す
ると同時に、第3の配列プラグ30の各ガイドピン39
を第1の配列プラグ10のガイドピン位置決め穴14a
、14bに挿入するように矢印■の方向に移動し、第1
の配列プラグ10と第3の配列プラグ30の各露出光フ
ァイバ端の軸合わせを行なう。
引続いて第4の工程として第1の配列プラグ10と第3
の配列プラグ30の各光ファイバ端の融着接続を行なう
。尚、第7図では融着接続装置や放電電極等の図示は省
略している。
また、第4の工程として各光ファイバ端を融着接続する
場合には、融着接続の完了後には、前記第1の配列プラ
グ、第2の配列プラグ、第ゴの配列プラグは不要となる
。このため、第4の工程として融着接続を実施する時に
は、予め第1、第2、第3の配列プラグとして、露出光
ファイバと光ファイバ心線に着脱可能に構成された第1
1図、第12図に示すような配列プラグを用いるとよい
第11図に示した配列プラグ80は、第1図に示した配
列プラグ1と、配列プラグ部材82の両側にねじ六82
aを設け、また押え部材83の両側に螺子穴83aに合
致する丸穴83aを設け、配列部材82と押え部材10
cとをねじ80aで固定するようにした点で異なる。こ
の配列プラグ80ではねじ80aをゆるめて分解するこ
とにより、露出光ファイバ87を有する光ファイバ心線
88から取外すことができる。
第12図に示した配列プラグ90は、第1図に示した配
列プラグ1と、配列部材92の一側端と押え部材93の
一側端とを、屈曲自在なヒンジ部80bで連結し、また
配列部材92の他側にねじ穴92aを設け、押え部材9
3の他側に丸穴93aを設け、配列部材92と押え部材
92とをねじ90aで固定するようにした点で異なる。
この配列プラグ90では、押え部材93はヒンジ部9゜
bを中心に回転できるようになっているので、ねじ90
aをゆるめて分解することにより、露出した光ファイバ
97を有する光ファイバ心線98から取外すことができ
る。
このように、第4の工程として各光ファイバ端に融着接
続を施した切替接続方法によれば、各光ファイバの接続
をより低損失で行なうことができる。また、第11図、
第12図に示した配列プラグ80.90は、被覆を除去
された露出光ファイ/<87.97及び被覆を除去され
ていない光ファイバ心線部88.98に接着剤を使用し
ないでねじ80a、90aの締め付は力により固定する
構造なので、第4の工程の融着接続の完了後に露出光フ
ァイバ87.97を有する光ファイバ心線88.98か
ら配列プラグ80.90を簡単に取外すことができ、融
着接続部の補強作業を容易に行なうことができる。
尚、第11図、第12図には配列部材と押え部材の締結
方法としてねじを用いたものを示したが、他にも配列部
材と押え部材にそれぞれ鉄片と永久磁石を埋込み磁気力
で締結するようにしたり、或いは配列部材と押え部材を
接合した状態で両部材にコの字状の板ばねを横方向から
差込んで締結するようにしたものを用いてもよい。
(発明の効果) 以上説明したように、第1の発明によれば第1の工程で
光ファイバ心線の被覆を除去した複数の光ファイバに、
光ファイバを高精度に等間隔に配列し、且つ光ファイバ
を確実に把持する配列プラグを取付け、第2の工程で露
出ファイバに傷を付与し、光ファイバの張力を検知しな
がら配列プラグを移動し、複数の光ファイバの切断を張
力零で検知してから、信号伝送中の光ファイバ心線の配
列プラグを移動し、第3の工程で該配列プラグを信号を
伝送していない光ファイバ心線の配列プラグと軸合せし
ているので、複数の光ファイバを含む光ファイバ心線の
切替接続を確実に、且つ速やかに失敗なく行える利点が
ある。また、第3の工程では軸合わせされた配列プラグ
の移動時に発生する機械的な位置偏差を配列プラグにガ
イドピンを挿入することにより、強制的に軸合わせてい
るので配列プラグの光ファイバ端相互をより高精度に軸
合わせできる利点がある。
また、第2の発明によれば、第4の工程として融着接続
を行なうことにより、上記効果に加え、より低損失な切
替接続が行なえる利点がある。また、各配列プラグが光
ファイバ及び光ファイバ心線に若脱可能に構成されてい
るので、融着接続後に配列プラグから融着接続された状
態の光ファイバと光ファイバ心線を取出すことができ、
融着接続部の補強作業を容易に行なえる利点がある。
このように、第1、第2の発明を採用することにより、
コネクタ接続されていない光ファイバ通信線路において
も光ファイバ回線切替工事が短時間に実施可能になり、
実用上極めて有効な効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の発明に係る配列プラグの分解斜視図、第
2図は従来の光ファイバコネクタを示す斜視図、第3図
、第4図、第5図はそれぞれ第1の発明に係る切替接続
方法の第1、第2、第3工程図、第7図は光ファイバ端
面間隔と接続損失との関係を示す図、第8図は光ファイ
バの軸ずれ量と接続損失との関係を示す図、第8図は光
ファイバ移動時間並びに光ファイバ移動時間と振動整定
時間との関係を示す図、第9図は第2の発明に係る切替
接続方法の第1、第2工程図、第10図は第2の発明に
係る切替接続方法の第3工程図、第11図、第12図は
第2の発明に係る配列プラグの分解斜視図である。 1.10,20,30,80.90・・・配列プラグ、
2,12,22,32.82.92・・・配列部材、3
.13.23,83.93・・・押え部材、4a、4b
、14a、14b、24a、24b、34a、34b、
84a、84b、94a、94b・・・ガイドピン位置
決め穴、5,15,25,35゜85.95・・・光フ
ァイバ位置決め溝、7.17゜37.87.97・・・
露出光ファイバ、8.18゜38.88.98・・・光
ファイバ心線、9,39・・・ガイドピン。 特 許 出 願 人  日本電信電話株式会社代理人 
弁理士 吉 1)精 孝 第2図 ファイバ基面間隔(、um) フフイバ搗面聞Plvlと拷祿J員失乙の関係Σ示す図
第6図 軸1れ量(pm) 光ファイバ軸ず凪量乙i妾糸禿J藁矢との関係Σ示T図
第7図 手続補正書(方式) 昭和63年 4月28日

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)信号伝送中の光ファイバ通信線路における1本ま
    たは複数の光ファイバを含む光ファイバ心線の一部箇所
    の被覆を除去して光ファイバを露出し、該露出部で光フ
    ァイバを切断して、該切断した光ファイバ端を信号を伝
    送していない別の光ファイバ端に接続して信号伝送可能
    とする光ファイバ心線切替接続方法において、 信号伝送中の光ファイバ心線の被覆を長手方向に除去し
    て露出させた光ファイバの両側と、信号を伝送していな
    い別の光ファイバ心線の先端部の被覆を除去して露出さ
    せた光ファイバとに、両側部にガイドピン位置決め穴を
    備え且つ中心部に複数の光ファイバ位置決め溝を備えた
    配列部材と、該配列部材に嵌合する押え部材とで構成さ
    れた配列プラグをそれぞれ取付け、信号伝送中の光ファ
    イバ心線に第1、第2の配列プラグを、また信号を伝送
    していない別の光ファイバ心線に第3の配列プラグを配
    設する第1の工程と、 第1、第2の配列プラグの間にある光ファイバに傷を付
    与し、光ファイバの張力を検知しながら第1、第2の配
    列プラグの少なくとも片方を軸方向に移動して張力を増
    加させ、ファイバ破断による張力零を検知すると同時に
    第1の配列プラグを第3の配列プラグと対向する位置ま
    で移動する第2の工程と、 第1の配列プラグが第3の配列プラグと対向する位置ま
    で移動到達すると同時に、第3の配列プラグに予め挿入
    されているガイドピンを第1の配列プラグのガイドピン
    位置決め穴に挿入して、光ファイバ端相互を軸合わせす
    る第3の工程とからなる ことを特徴とする光ファイバ心線切替接続方法。
  2. (2)信号伝送中の光ファイバ通信線路における1本ま
    たは複数の光ファイバを含む光ファイバ心線の一部箇所
    の被覆を除去して光ファイバを露出し、該露出部で光フ
    ァイバを切断して、該切断した光ファイバ端を信号を伝
    送していない別の光ファイバ端に接続して信号伝送可能
    とする光ファイバ心線切替接続方法において、 信号伝送中の光ファイバ心線の被覆を長手方向に除去し
    て露出させた光ファイバの両側と、信号を伝送していな
    い別の光ファイバ心線の先端部の被覆を除去して露出さ
    せた光ファイバとに、両側部にガイドピン位置決め穴を
    備え且つ中心部に複数の光ファイバ位置決め溝を備えた
    配列部材と、該配列部材に嵌合する押え部材とで構成さ
    れた配列プラグをそれぞれ着脱自在に取付け、信号伝送
    中の光ファイバ心線に第1、第2の配列プラグを、また
    信号を伝送していない別の光ファイバ心線に第3の配列
    プラグを配設する第1の工程と、第1、第2の配列プラ
    グの間にある光ファイバに傷を付与し、光ファイバの張
    力を検知しながら、第1、第2の配列プラグの少なくと
    も片方を軸方向に移動して張力を増加させ、ファイバ破
    断による張力零を検知すると同時に第1の配列プラグを
    第3の配列プラグと対向する位置まで移動する第2の工
    程と、 第1の配列プラグが第3の配列プラグと対向する位置ま
    で移動到達すると同時に第3の配列プラグに予め挿入さ
    れているガイドピンを第1の配列プラグのガイドピン位
    置決め穴に挿入して光ファイバ端相互を軸合わせする第
    3の工程と、 第1の配列プラグの光ファイバ端と第3の配列プラグの
    光ファイバ端とを融着接続する第4の工程とからなる ことを特徴とする光ファイバ心線切替接続方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100854670B1 (ko) * 2006-09-27 2008-08-27 주식회사 옵텔콤 광 파이버 케이블 그립장치

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