JPH01199967A - 新規なイミド誘導体 - Google Patents

新規なイミド誘導体

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JPH01199967A
JPH01199967A JP26675488A JP26675488A JPH01199967A JP H01199967 A JPH01199967 A JP H01199967A JP 26675488 A JP26675488 A JP 26675488A JP 26675488 A JP26675488 A JP 26675488A JP H01199967 A JPH01199967 A JP H01199967A
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JP
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group
formula
compound
represent
lower alkyl
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Application number
JP26675488A
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English (en)
Inventor
Fujio Antoku
安徳 富士雄
Mayumi Yoshigi
吉儀 真弓
Kitaro Saji
幾太郎 佐治
Kikuo Ishizumi
石墨 紀久夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は新規イミド誘導体またはそれらの酸付加塩およ
びそれらの製造方法ならびにそれらを有効成分とする中
枢神経系疾患治療剤に関する。
[従来技術] 従来、抗精神病薬としては、クロルプロマジンに代表さ
れる二環系抗精神病薬、ハロペリドールに代表されるブ
チロフェノン系抗精神病薬が用いられてきたが、それら
は陽性症状(幻覚、妄想等)には有効であるが、陰性症
状(自閉、感情・意欲鈍麻等)には無効であった。また
、それらには錐体外路系副作用(カタレプシー等)のよ
うな中枢性副作用や血圧降下のような末梢性副作用が付
随しており、臨床適応上大きな問題となっていた。
クロルプロマジン ハロペリドール 近年、これらの諸問題点の内のいくつかを解決したもの
として、ブスピロン、チアスビロン等のスピロイミド系
化合物が見出され、開発されつつある。
ブスピロン 即ち、これらスピロイミド系化合物は、カタレプシー惹
起作用のような錐体外路系副作用が、ブチロフェノン系
化合物に比較して軽減されたものとされている。
[発明が解決しようとする問題点] 従来の臨床適応されている市販の抗精神病薬に対して、
上記のスピロイミド系化合物は、問題とされていた副作
用を軽減した点で興味あるものである。また、陽性症状
に対する薬効(その指標とされている抗ドーパミン作用
は、例えばり、レセプターを用いたパインディング試験
で測定される。
芝も、例えばチアスピロンではクロルプロマジンよりも
強くなっている。しかしながら驚くべきことに、このチ
アスビロンの抗ドーパミン作用は、経口投与時には、著
しく減弱することが本発明者らの検討の結果明らかにな
った。さらに、従来の抗精神病薬の陰性症状に対する薬
効(抗セロトニン作用がその指標とされている。)も非
常に弱いことが判明した。
そこで、本発明者らは旧来の問題点および新たに見出さ
れた上記の問題点を改善した抗精神病薬を創製すべく、
鋭意研究を重ねた結果、一連の新規なイミド誘導体を合
成し、これらのものが目的とした薬理的諸作用を有する
ことを見出して本発明を完成するに至った。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、一般式(r) [式中、Aはカルボニル基またはスルホニル基を表す。
BはAがカルボニル基の場合には、一般式(式中、R3
およびR7は共に水素原子を表すか、またはいずれか一
方が水素原子であり、他方はヒドロキシ基、低級アルキ
ル基または低級アルカノイルオキシ基であるか、または
R,およびR1が一緒になってオキソ基を表す。Eはメ
チレン基、エチレン基または酸素原子を表し、二は単結
合または二重結合を表す。)、 または (式中、Fはメチレン基またはエチレン基を表し、R1
、R2および二は前述と同様の意味を表す。
)、 または (式中、R5、R4、R6、R11,R?およびR8は
それぞれ水素原子または低級アルキル基を表し、貼、R
2および二は前述と同様の意味を表す。
)、 または RII (式中、R11およびR8゜はそれぞれ低級アルキル基
を表す。)、 または (式中、RIlおよびRIlはそれぞれ低級アルキル基
か、または−緒になって低級アルキレン基を表し、nは
0、lまたは2の整数を表す。)で表される基を表し、
Aがスルホニル基である場合には、1,2−フェニレン
基を表す。Gは水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
基、低級アルコキシ基またはヒドロキシ基を表す。Wは
直鎖または分枝状の低級アルキレン基、低級アルケニレ
ン基、低級アルキニレン基または水酸基が置換した低級
アルキレン基を表す。] で表されるイミド誘導体およびその酸付加塩を目的化香
物とする。
上記各記号の定義において、「低級」とは、一般に炭素
数8を越えない原子団、特に炭素数6を越えない原子団
を表す。R3、R1、R3、R4、R6、R6、R7、
R8、Ro、R,、SR,、およびRIlにおけるアル
キル基は直鎖状または分枝状のいずれでもよく、好適に
はCI Cgの低級アルキルが挙げられ、さらに具体的
にはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル
等が例示される。R。
およびR7におけるアルカノイルオキシ基としては、好
ましくはCt  Caのアルカノイルオキシが挙げられ
、さらに具体的にはアセトキシ、プロパノイルオキシ、
ブタノイルオキシ等が例示される。
RIIとJL、が−緒になって表す低級アルキレン基と
しては、C3C5のアルキレンが好ましく、具体的には
トリメチレン、テトラメチレン等が挙げられる。Wにお
ける低級アルキレン基としてはC,−C,のアルキレン
が好ましく、メヂレン、エチレン、トリメチレン、プロ
ピレン、テトラメヂレン、2−メチルトリメヂレン、2
−メチルテトラメヂレン等が例示され、低級アルケニレ
ン基としてはCt  Coのアルケニレンが好ましく、
エテニレン、プロペニレン、1−ブテニレン、2−ブテ
ニレン等が例示され、低級アルキニレン基としてはCt
Ceのアルキニレンが好ましく、2−ブテニレン、2−
ペンヂニレン等が例示される。Gにおける低級アルキル
基としてはC,−C5のアルキルが好ましく、具体的に
はメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル等
が例示され、低級アルコキノ基としてはCTCsのアル
コキシが好ましく、具体的にはメトキノ、エトキン、プ
ロポキン、イソプロポキン、ブトキシ等が例示され、ハ
ロゲン原子としては弗素、塩素、臭素、沃素等が例示さ
れる。
本発明化合物(1)は、所望に応じて各種の無機酸また
は有機酸、例えば塩酸、臭化水素酸、沃化水素酸、硫酸
、酢酸、蓚酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、フマール
酸、マレイン酸等と酸付加塩を形成することがてきろ。
また、塩を対応する塩基形に変えるには、適当なアルカ
リによる通常の処理を行えばよい。
本発明化合物(1)は、例えば下式で表される諸方法で
製造されろ。
製造法a) ■ [式中、Xは脱離基(例えば塩素、臭素、沃素のような
ハロゲン原子、メタンスルホニルオキシのようなアルキ
ルスルホニルオキン基、p−トルエンスルホニルオキシ
のようなアリールスルホニルオキシ基)を表し、A、B
、GおよびWは前述と同様の意味を表す。] 即し、本発明化合物(1)は−数式(II)の化合物と
一般式([)のアミン誘導体とを不活性有機溶媒中で反
応させることによって得られる。好ましい溶媒としては
、ピリジン、n−ブチルアルコール、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等が挙げられ、これらの溶媒中、還流温度
で反応させることが望ましい。
また、本発明化合物(1)は−数式(J)の化合物と一
般式(V)で表される化合物とを適当な有機溶媒中、酸
結合剤の存在下に反応させることによって得られる。好
ましい溶媒としてはベンゼン、トルエン、キシレン、ジ
メチルホルムアミド、アセトニトリル、n−ブチルアル
コール等が挙げられ、好ましい酸結合剤としては炭酸カ
リウム、重炭酸ナトリウム、水素化ナトリウム等のアル
カリまたはアルカリ土類金属の炭酸塩、重炭酸塩または
水素化物やトリエチルアミン等の第3級アミンあるいは
ピリジン等が例示される。反応は室温ないしは加熱下で
行うことが望ましい。
また、本発明化合物(1)は−数式(■)の化合物と一
般式(IX)で表されるアミン誘導体とを適当な有機溶
媒中、酸結合剤の存在下に反応させることによって得ら
れる。好ましい溶媒としてはベンゼン、トルエン、キシ
レン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、n−ブ
チルアルコール等が挙げられ、好ましい酸結合剤として
は炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、水素化ナトリウム
等のアルカリまたはアルカリ土類金属の炭酸塩、重炭酸
塩または水素化物やトリエチルアミン等の第3級アミン
あるいはピリジン等が例示される。反応は室温ないしは
加熱下で進行させることが望ましい。
上記製造法における原料物質、化合物(II)、(II
I)、([V)、(V)、(■)および(IX)はそれ
自身公知化合物であるか、ししくは公知の合成法により
製造できるものである。以下に各原料化合物にっいて、
その製造法を説明する。
l)原料化合物(n) 以下の文献において公知であるが、またはそれらの文献
に記載の方法に準じて製造することができる:特開昭6
0−87262号公報;ジャーナル・オン・アメリカン
・ケミカル・ソサエティ(J 、AmChem、Soc
、)、63.3167(1941);同、田、1878
(1950) 、同、圓、3094(1952);同、
田、4889(1951);ノヤスタス・リービッヒス
・アナーレン・デア・ヘミ(Justus Liebi
gs Annalen der Chemie)、里、
I (1934)。
ii)原料化合物(IV)および(■)以下の反応経路
により合成される: [式中、A%B、WおよびXは前述と同様の意味を表す
。] 即ち、化合物(■)はT2F’C特許出願公開第010
9562号明細書記載の方法、もしくは特開昭60−8
7262号公報、特開昭60−87284号公報、特開
昭60−23373号公報記載の方法に準じて、化合物
(II)から化合物(IV)を経由して製造される。
化合物(IV)および(■)は上記文献に記載されてい
るか、もしくは上記文献記載の製造法により合成するこ
とができる。
山)原料化合物(III)、(V)および(IX)化合
物(IX)は、例えば特開昭58−90582号公報に
記載されているか、もしくは同文献に記載された方法に
従って誘導される。
また、化合物(III)および化合物(V)は、以下に
示した反応経路により合成することができる=(XXV
)        (■) (VT) (IX) [式中、X゛は脱離基(例えば塩素、臭素、沃素のよう
なハロゲン原子、メタンスルホニルオキシのようなアル
キルスルホニルオキシ基、p−)ルエンスルホニルオキ
シのようなアリールスルホニルオキシ基)を表し、G、
WおよびXは前述と同様の意味を表す。] 即ち、化合物(1)は、例えば特開昭60−87262
号公報記載の方法に準じてフタルイミド(XXV)より
化合物(■)を経て化合物(Vl)とした後、一般的な
反応条件、例えばガブリエル反応により目的とする化合
物(III)に誘導することができる。化合物(V)は
化合物(■°)と化合物(IX)とを反応させることに
よって得られる。
製造法b) [式中、W′は低級アルケニレン基または低級アルキニ
レン基を表し、W”は低級アルキレン基を表し、A、1
3およびGは前述と同様の意味を表す。コ即ち、−数式
(XIII)で表されるアルキレン化合物は一般式(X
lr)で表されるオレフィン誘導体またはアセチレン誘
導体を水素添加することにより合成することができる。
水素添加は常法に従って実施されるが、特に触媒の存在
下の接触還元が有効である。接触還元は、白金、パラジ
ウム、ロジウム、ニッケル、コバルト等の金属触媒ある
いはこれらを炭素のような担体に保持させた触媒等、一
般的に用いられる触媒の存在下で行うことができ、また
、ベンゼン、トルエン、ヘキサン、メタノール、エタノ
ール、エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、酢
酸エチル等の不活性溶媒中で実施するのが望ましい。
反応は常温常圧条件で進行するが、加温、加圧により反
応を促進することができ、場合によって冷却下で行って
もよい。理論量の水素を吸収させろことにより、反応は
達成される。反応終了後は、通常の有機化学的手法によ
り、生成物を単離、精製ずろことができる。
本反応において使用される原料化合物(■)は、製造法
a)、C)およびd)の方法によって製造することがで
きる。
製造法C) [式中、A、 BおよびGは前述と同様の意味を表す。
コ 即ち、一般式(XV)で表される化合物は、一般式(X
IV)で表されるN−プロパルギル誘導体に一般式(I
X)で表されるピペラジン誘導体とホルムアルデヒドを
、不活性溶媒中、マンニッヒ型に反応さけることにより
製造することができる。
本反応においては金属イオンによる触媒効果か大きく、
たとえば塩化鉄、硫酸銅、酢酸銅、塩化銅等は効果の大
きなものとして挙げられる。不活性溶媒とは反応に関与
しない溶媒を意味し、水、ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン、エーテル、メチレングライコールジメチルエーテ
ル、メチルセルソルブ等およびそれらの混合物が挙げら
れる。
反応は一般的には使用溶媒の沸点またはそれ以下の温度
範囲で加熱して促進することら出来るが、また場合によ
っては冷却してこれを抑制することができる。
なお、本反応において使用される原料化合物(X■)お
よび(IX)は製造法a)の方法により製造することが
できる。
製造法d) 凸 [式中、W”°は低級アルキニレン基を表し、W”は低
級アルケニレン基を表し、A、BおよびGは前述と同様
の意味を表す。] 即ち、本発明化合物(X■)は、一般式(XVI)で表
される化合物を、接触還元触媒の存在下、適当な溶媒中
で水素と接触させ、等モルの水素添加を行うことにより
製造される。
還元触媒としては、白金、パラジウム、ロジウム、ニッ
ケル、コバルト等の一般的に水素添加反応に使用される
触媒を同様に適用することが可能であるが、この際原料
化合物と等モルの水素が吸収されたことを認めた時点で
反応を停止させることが望ましい。
部分還元触媒としては、パラジウム−炭酸カルシウム、
パラジウム−硫酸バリウム等の活性の弱い触媒がより望
ましく、またリンドラ−触媒等のこれらの弱活性の触媒
をさらに塩基性アミン、硫黄化合物、鉛化合物等で被毒
した触媒を用いることはさらに望ましい。この際におい
ても、原料化合物と等モルの水素が吸収されたことを認
めた時点で反応を停止さ仕ることが望ましい。
この部分水素添加反応は、望ましくはベンゼン、トルエ
ン、ヘキサン、メタノール、エタノール、エーテル、テ
トラヒドロフラン、酢酸エチル等の不活性溶媒中にて実
施し、その反応温度および水水圧に関しては、加温加圧
上条件も可能であるが、常温常圧条件で充分反応は進行
し、場合によっては冷却下で行うことらできる。
反応終了後は通常の有機化学的手法に従って目的物を単
離、精製することができる。
本反応において使用される原料化合物(XVI)は製造
法a)およびC)の方法により製造することらできる。
製造法e) [式中、A、BおよびGは前述と同様の意味を表す。] 即ち、本発明化合物(XIX)は、一般式(X■)で表
されるエポキサイド誘導体と一般式(IX)で表される
アミン誘導体とを不活性有機溶媒上反応させることによ
って得られる。好ましい溶媒としてはベンゼン、トルエ
ン、キシレン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル
、n−ブチルアルコール等が挙げられ、これらの溶媒中
、還流温度で反応させることが望ましい。
なお、原料−化合物(Xν1)および化合物(IX)は
、製造法a)の方法に準じて製造することができる。
■ (XXI) [式中、A、BおよびGは前述と同様の意味を表す。] 即ち、本発明化合物(XXI)は一般式([V)で表さ
れる化合物と一般式(XX)で表されるアミン誘導体を
不活性溶媒中、酸結合剤の存在下に反応させることによ
って得られる。好ましい溶媒としてはベンゼン、トルエ
ン、キシレン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル
、n−ブチルアルコール等が挙げられ、好ましい酸結合
剤としては炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、水素化ナ
トリウム等のアルカリまたはアルカリ土類金属の炭酸塩
、重炭酸塩または水素化物やトリエチルアミン等の第3
級アミンあるいはピリジン等が例示される。反応は室温
ないしは加熱下で行なわれる。
なお本反応において使用される原料化合物(rV)およ
び(XX)は、製造法a)の方法により製造することも
できる。
[作用・効果] 本発明化合物(1)は、陽性症状および陰性症状に対し
て優れた抗精神病作用を示している。さらに、従来の市
販されているブチロフェノン系抗精神病薬やフェノチア
ジン系抗精神病薬に一般的にみられる副作用、特に錐体
外路系副作用は非常に弱い。しかも前述したスピロイミ
ド系化合物の陽性症状に対する作用は経口投与時には著
しく減弱することが判明しているが、本発明化合物(I
)は経口投与時においても、強い陽性症状に対する作用
を有することが明らかとなった。以下に薬理試験を詳説
する。
(実験方法) (1)陽性症状に対する抗精神病作用 (i)抗クライミング試験 アポモルフインによって誘発されるマウスのクライミン
グ行動に対する作用(抗クライミング行動試験)を以下
の方法で検討した。
実験動物として体重20〜25gのdd系雄性マウスを
用い、1群5匹とした。供試化合物を経口投与し、ただ
ちにクライミング行動観察用個別ケージ(l cR間隔
に垂直に立てた直径2開の金属棒の壁を有する直径12
cm、高さ14cmの円柱状のケージ)に1匹ずつ入れ
た。50分後にアポモルフイン1.Ou1kg皮下投与
し、アポモルフイン投与後、10分から10分間マウス
の行動を観察し、次の基準で判定した[ブロテイスら、
サイコツアーマコロジー(P sychopharma
cology)、並、1〜6(1976)]。
0・床に4肢とも維持している場合 1・前肢のみ棒をつかんでいろ場合 2:4肢とも棒をつかみ、棒をよじ登る行動(クライミ
ング行動)が認められるが、断続的な場合 3:持続的にクライミング行動が認められる場合 以下の計算式より各投与量ごとに供試化合物のクライミ
ング行動抑制率を計算し、50%抑制量を算出した。
■ (式中、■は対照群のスコアの合計を、Wは供試化合物
のスコアの合計を示す。) (11)ドーパミンD、受容体パインディングアッセイ
(binding assay) 牛脳線条体膜画分のり、受容体に対する化合物の親和性
を以下の方法で検討した[クツら、ジャーナル・オン・
ニューロケミストリー(J 、 N euro−che
m、)、4L 841(198:()]。
1、膜画分の調整−新鮮な牛脳線条体を20倍容量のT
ris−IC(緩衝液(pH7,4,0,05M)でホ
モジナイズし、50,000Xy、10分間の遠心分離
により得られた膜画分を同容量の緩衝液で2回洗浄し、
膜画分標品を得た。
2、ディスプレイスメントアッセイ(displace
−ment assay−上記の膜画分(119蛋白を
含む)を[3H]スピペロン(19c i/mmol)
 1 nM、 +20mMNaCσ、25mM Tri
s−r((J!(p[IT、4)および被検化合物l0
−8〜10−5Mを含む緩衝液中で37℃、30分間イ
ンキュベートし、反応後膜両分をワットマン(What
man) G F / Bグラスフィルターで集めて、
膜結合[3H]スビペロン量を液体シンチレーションカ
ウンターにより測定した。各被検化合物濃度における[
3 H]スピペロンのD2受容体に対する特異的結合量
を次式より求め、ヒルプロット(llillplot)
からIC5゜値及びKi値を求めた。
特異的結合量=総結合量−非特異的結合量**)10−
aM  スピペロン共存下での結合量ρ;アッセイ系の
[3H]スピペロン濃度KD [3H]スピペロン解離
定数 (実験結果) ドーハミンD、受容体パインディングアッセイおよび抗
クライミング試験の結果は表1に示した。
表1 (2)陰性症状に対する抗精神病作用 (抗菌振り運動(head twitches)作用)
陰性症状に対する薬効の指標として抗5−HT。
(5−ヒドロキシトリプタミン2)作用が知られている
。他方、5−ヒドロキシトリプタミン(5−1−IT)
アゴニストによって、5−HTt リセプタ−(5−H
Tリセプターのサブ・タイプ)が活性化され、マウスや
ラットにおいて首振り運動が誘発されることが報告され
ている(ナカムラら、ジャーナルφオン・ファーマシ−
・アンド・ファーマコロジー(J 、Pharm、Ph
armac、)、印、254−256(197g):ナ
カムラら、同、並、56−5に1978) ;コルバー
トラ、ニューロファーマコロジー(Neuro−pha
rmacol、)、22.993−1000(1983
); グリーンら、同、22.573−578(198
3))。
そこで、抗5− HT を作用を評価する為、マウスの
首振り運動を指標として薬理試験を行った。
1、実験動物 dd系雄性マウス(体重20〜299)2、実験方法 ナイアラミド(N ialamide)30m9/ k
l?をマウスの腹腔内に投与し、1時間後に被検化合物
を経口投与した。経口投与後1時間後に5−メトキシト
リプタミン(5−M T )2.5*f/ kgをマウ
スの尾静脈内に投与し、直ちに透明プラスデックケージ
(12り運動数を測定した。
3.検定方法 薬物の各投与量の抑制率を求め、リッチフィールド・ウ
ィルコックメン(LiLchf 1eld −Wi 1
coxson)法(ジャーナル・オン・ファーマコロジ
ー・アンド・エクスペリメンタル・テラピュティックス
(J 、 P harmacol 、 E xper、
 ’r herap、)、鵠、99(1949))を用
いてE D 5o値を算出した。
(実験結果) 抗菌振り運動作用の試験結果を表2に示す。
表2 表1に示した結果から明らかなように、本発明化合物(
1)は陽性症状の指標となるドーパミンD。
受容体に対して高い親和性を有し、且つ、持続性を併存
していることが明白である。また、表2で示した結果か
ら、本発明化合物(I)は、陰性症状に対する改善作用
をも有していることが理解される。換言すると、従来市
販されている抗精神病薬は、陽性症状か陰性症状のいず
れか一方にしか敗訴作用を示さないのに対し、本発明化
合物(1)は両扉状に対して改善作用を有する。また、
現在開発中の同タイプの薬物に比べ、効力および持続性
が優れていることが明らかである。
更に、本発明化合物(1)は主作用が強く、副作用が弱
い事実が明らかとなった。即ち、本発明化合物(1)は
主作用である抗ドーパミン作用(陽性症状の指標)や抗
セロトニン作用(陰性症状の指標)に比べ、従来の抗精
神病薬が有する下記副作用が弱い:■錐体外体外副系副
作用えばカタレプシー惹起作用が弱い;■α−ブロッキ
ング作用が弱く、起立性低血圧症を生じる可能性が少な
い;■中枢性抗コリン作用が非常に弱く、老人性精神障
害治療剤として応用しても老人の痴呆を促進することが
ない。
以上の事実から、本発明化合物(I)は、抗精神病薬と
しての選択性が高く、安全域の広い薬物と言うことが出
来、一般の精神病患者のみならず、とらずれば副作用の
発現しやすい老人の精神疾患患者にも適用できるしので
ある。更に、本発明化合物(1)中には、抗精神病作用
のみならず、鎮痛作用、抗アレルギー作用、循環器系作
用等を存するしのらあり、それらの疾患への適用も可能
である。
前記−数式(1)で表される本発明化合物およびその塩
は、これを抗精神病薬として用いるにあたり経口的また
は非経口的に投与することができる。
即ち、通常用いられる投与形態、例えば錠剤、カプセル
剤、ンロツブ剤、懸濁液等の形で経口的に投与すること
ができ、溶液、乳剤、懸濁液等の形で注射剤として非経
口投与することが出来、坐剤の形で直腸投与することが
出来る。これらの投与剤型は許容される通常の担体、賦
型剤、結合剤、安定剤などに活性化合物を配合すること
により製造することができる。また、注射剤型で用いる
場合には許容される緩衝剤、溶解補助剤、等掘削等を添
加することもできる。
投与量、投与回数は症状、年令、体重、投与形態等によ
って異なるが、通常は成人に対し1日あたり約0.5〜
1000x9、好ましくは3〜500肩9を1回または
数回に分けて投与することができろ。
[参考例・実施例] 以下に参考例および実施例により本発明を説明するが、
本発明はもとより、これに限定されるものではない。
(イ)化合物(II)の合成 ^ 参考例■ エキソ−5−ヒドロキシビシクロ[2,2,1]へブタ
ン−エキソ−シス−2,3−ジカルボン酸の合成 無水ビシクロ[2,2,1]へブタ−5−エン−エキソ
−2,3−ジカルボン酸3gを50%硫酸水溶液30肩
12に悲劇させ、80℃で3時間撹拌した。水300m
gで希釈後30分間還流した。小過剰の塩化バリウム水
溶液(塩化バリウム2水和物50gの水200尻(!溶
液)を加え、析出量を濾去し、濾液を減圧濃縮した。残
渣を酢酸エチル300xQで2回熱抽出を行い、さらに
アセトン300酎で2回熱抽出を行った。酢酸エチルと
アセトン溶液を併せ、減圧上濃縮を行い、残った結晶を
アセトニトリルで洗浄濾取を行い、収量1.09g、収
率29,8%の標記化合物を得た。
融点196〜198℃。
参考例2 エキソ−5−アセトキシビシクロ[2,2,1]ヘプタ
ン−エキソ−2,3−無水ジカルボン酸の合成 エキソ−5−ヒドロキシビシクロ[2,2,1]へブタ
ン−エキソ−2,3−ジカルボン酸39とアセチルクロ
ライド30酎の混合物を2時間還流し、減圧下アセチル
クロライドを留去した。残渣をベンゼンを加え2回留去
を行い、油状物として標記化合物を得た。
(0)化合物(IV)の合成 参考例3 ビシクロ[2,2,2]オクタン−2,3−ジカルボキ
シイミドの合成 無水ビシクロ[2,2,2]オクタン−2,3−ジカル
ボン酸39(16,6mmol)のテトラヒドロフラン
9xQの溶液を氷水冷却下、29%アンモニア水6 g
(83mmol)と水18zffの溶液へ滴下し、混合
液を加温する。溶媒を常圧で留去後、無水酢酸10xf
fを加え30分間還流を行った。溶媒を減圧上留去し、
残渣ヘドルエン24xQを加え昇温を行った。冷却後、
析出量を濾取し、標記化合物を得た。融点199〜20
0℃。
参考例4 シクロヘキサン=!、2−ジカルボキシイミドの合成 無水1.2−シクロヘキサンジカルボン酸3g(19,
5mmo+)と、29%アンモニア水3.49の混合液
を加温し、内温180−190℃で2時間保温を行い、
定量的に標記化合物を得た。融点132〜136℃。
参考例3または4の方法に準じて表3の化合物を得た。
表3 (ハ)化合物(■)の合成 n 参考例5 N−(4−ブロモブチル)ビシクロ[2,2,1]へブ
タン−2,3−ジ−エキソ−カルボキシイミドの合成 ビシクロ[2,2,1]へブタン−2,3−ジーエキソ
ーカ゛ルポキシイミド(50g)、テトラメヂレンブロ
マイド(3279)、無水炭酸カリウム(50g)及び
アセトン(500*12)の混合液を撹拌下、5時間還
流加熱した。冷却後、無機物を濾別し、濾液を減圧下蒸
留することにより、標記化合物を油状物として得た。収
量71.49(収率78.6%)。沸点173〜180
°C10,04關Hga フィルム IRν     (cx−’) :1765,1700
.1430.1395゜+iax 参考例6 N−(4−ブロモブチル)フタルイミドの合成フタルイ
ミドカリウム29(IQ、8開01)、1−4−ジブロ
ムブタンlo、8g(50+++n+ol)および乾燥
ジメチルホルムアミド10村の混合液を浴温90−10
0’Cにて10時間撹拌した。次いで析出品を濾去後減
圧溶媒の留去を行った。更に、過剰の1.4−ジブロム
ブタンを留去し、残渣をシリカゲルのカラムクロマトグ
ラフィーで精製を行い標記化合物を得た。
融点81〜82℃。
参考例5または6の方法に準じて表4の化合物を得た。
衣4 凸 参考例7 N−C4−ブロム−3−ヒドロキシブチル)シクロヘキ
サン−1,2−ジーカルボキシイミドの合成 N−(3−ブテニル)シクロヘキサン−1,2−ノカル
ボキシイミドI g(4,8mmol)、N−ブロムコ
ハク酸イミド0.86g(4,8mmol)および水2
村の混合物を室温にて4時間撹拌した。反応終了後、水
を加え不溶物を溶解後、ベンゼンで抽出を行った。
ベンゼン層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで
乾燥を行い、更に溶媒を減圧上留去すると1.49(9
5,8%)の標記化合物を得た。
(ニ)化合物(X■)の合成 XA’  (X IV ) 参考例8 N−プロパルギルビシクロ[2,2,1]へブタン−2
,3’−ジ−エキソ−カルボキシイミドの合成プロパル
ギルアミン(t、12g)の乾燥テトラヒドロフラン(
101Nの溶液中へ、室温、撹拌下、無水ビシクロ[2
,2,13へブタン−2,3−ジ−エキソ−カルボン酸
(1,649)の乾燥テトラヒドロフラン(10酎)溶
液を滴下した後、徐々に加熱して溶媒等を留去し、油浴
温を150℃にして、30分そのまま保った。残留物を
クロマト精製することにより、標記化合物を、81%で
得た。融点94〜94.5℃。
参考例9 N−プロパルギル−ビシクロ[2,2,1]へブタン−
2,3−ジ−エキソ−カルボキシイミドの合ビシクロ[
2,2,1]へブタン−2,3−ジ−エキソ−カルボキ
シイミド(3,309)、プロパルギルブロマイド(2
,629)及び無水炭酸カリウム粉末(3゜32g)の
乾燥アセトン(30mσ)溶液を窒素気流中、加熱還流
下、1時間撹拌を続けた。
冷却後、無機物を濾別し、濾液を減圧下、濃縮して得ら
れた残渣に、クロロホルム(20順)及びn−ヘキサン
(20m□を加えて結晶を溶解させた後に、不溶物をセ
ライトを用いて濾別した。その濾液をエバボレートし、
残渣をn−ヘキサンより再結晶することにより、標記化
合物を91%で得た。融点94〜94.5℃。
参考例8または9の方法に阜じて表5の化合物を得た。
表5 (ト)化合物(X■)の合成 参考例10 υ N−(3,4−エポキシブチル)ビシクロ[2,2゜I
]ヘプタン−2,3−ジーヱキソーカルボキシイミ ド
の合成 ビシクロ[2,2,1]へブタン−2,3−ジ−エキソ
−カルボキシイミド2.3g(14,2+n+noり、
4−ブロム−1,2−エポキシブタン2 g(14,2
mmol)、K 、 CO32,99(21,:lnm
ol)およびアセトン35mQの混合物を8.5時間還
流下、撹拌を行った。反応終了後、反応液を冷却し、浮
遊物を濾去した。濾液を減圧下濃縮し、残渣にトルエン
100村及び飽和食塩水50dを加え抽出を行った。水
層を更にトルエン1oOxρで再抽出を行い、有機層を
併せ硫酸マグネシウムで乾燥を行った。溶媒を減圧濃縮
し、残渣をシリカゲルを用いてカラムクロマトグラフィ
ーを行い、2.69(79,4%)の標記化合物を得た
参考例11 ■N−(3−ブテニル)ビシクロ[2,2,1]へブタ
ン−2,3−ジ−エキソ−カルボキシイミドの合成 ビシクロ[2,2,1]へブタン−2,3−ジ−エキソ
−カルボキシイミド1.659とジメチルホルムアミド
5酎の混合液中へ、室温撹拌下4−ブロムー1−ブテン
1.62gのジメチルホルムアミド31溶液を加え、さ
らに粉末無水炭酸カリウム2.079を加えた。反応混
合液を昇温し、内温9o〜t o o ’cにて1時間
反応を行った。反応液へクロロホルムを加えた後、濾過
し、濾液を減圧下濃縮を行った。
残渣ヘドルエンを加え、水洗後乾燥を行い、減圧下溶媒
を留去し2.22gの標記化合物を油状物として得た。
フィルム I n v   (cr’):3050,3000,2
925.14g5.1440aX ■N−(3,4−エポキシブチル)ビシクO[2゜2、
l]ヘプタン−2,3−ジ−エキソ−カルボキンイミド
の合成 N−(3−ブテニル)ビシクロ[2,2,1]へブタン
−2,3−ジ−エキソ−カルボキシイミド2.059の
ジクロルメタン15m(l溶液中へ、室温撹拌下、メク
クロル過安息香酸2,4gのジクロルメタン35好溶液
を加え、15時間反応を行った。反応終了後、ヂオ硫酸
ナトリウムの水溶液で処理を行い、さらに重炭酸ナトリ
ウム水溶液で洗浄し、乾燥後、溶媒を減圧留去した。残
渣をシリカゲルを用いてクロマト精製を行い、2.03
@(96,4%)の標記化合物を油状物として得た。
フィルム I Rv    (cm−’) :1765.1700
.1480.1440.1400aX 参考伊110または11の方法に準じて表6の化合物を
得た。
卦 実施例1 凸 N−[4−(6−フルオロ−1,2−ペンズイソオキザ
゛ゾールー3−イル)ピペリジニル]ブチル]シクロヘ
キサン−1,2−ジカルボキシイミドの合成 N−(4−ブロムブチル)シクロヘキサン−1゜2−ジ
カルボキシイミド2.369.3−(4−ピペリジニル
)−6−フルオロ−1,2−ベンズイソオキサゾール1
.5g、炭酸カリウム1.13g、沃化カリウム0.1
3gおよびジメチルポルムアミド30mCの混合液を浴
温90〜100℃に11時間保温し、不溶物を濾去後、
溶媒を減圧下留去し、残渣に水を加えクロロホルムで抽
出を行った。クロロホルム層を飽和食塩水で洗浄し、硫
酸マグネシウムで乾燥後、減圧上溶媒を留去した。残渣
をシリカゲルを用いてクロマト精製を行い、更に塩化水
素で処理を行い、収ff12.39収率72,8%の標
記化合物を得た。
融点230〜231’C(塩酸塩)。
実施例2 N−[4−[4−(6−フルオロ−1,2−ベンズイソ
オキサゾール−3−イル)ピペリジニル]−2−ヒドロ
キシブチル]シクロヘキサン−1,2−ジメチルホルム
アミドの合成 60%水素化ナトリウム、0.129およびジメチルホ
ルムアミド5mf2の混合液にシクロヘキサン−1゜2
ニジカルボキシイミド0.5gを徐々に投入し、次いで
!−(3,4−エポキシブチル)−4−(6−フルオロ
−1,2−ベンズイソオキサゾール−3−イル)ピペリ
ジン0.89およびジメチルホルムアミド10+11(
!の溶液を室温で滴下、滴下終了後内温90〜100℃
で16.5時間保温を行った。その後不溶物を濾去し、
残渣を水に空け、酢酸エチルで抽出を行った。有機層を
飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムて乾燥後、減圧
上溶媒を留去した。得られた粗結晶0.92fIをイソ
プロピルエーテルおよびイソプロピルアルコールの混合
溶媒で再結晶を行い、収ff10.69収率49%の標
記化合物を得た。融点128〜130℃。
実施例3 N−[4−[4−(6−フルオロ−1,2−ベンズイソ
オキサゾール−3−イル)ピペリジニル]−3−ヒドロ
キシブチル]シクロヘキサン−1,2−ジカルボキシイ
ミドの合成 N−(3,4−エポキシブチル)−シクロヘキサン−1
,2−ジカルボキシイミド1.5g、3−(4−ピペリ
ジニル)−6−フルオロ−1,2−ベンズイソオキサゾ
ール1.5gおよびn−ブチルアルコール30m12の
混合液を5.5時間還流を行い、減圧上溶媒を留去した
。残渣にイソプロピルアルコール100mffを加え、
更に活性炭1.5gを加え30分間撹拌後、活性炭を濾
去し、更に溶媒を減圧下留去した残渣を塩化水素で処理
し、収量t、n収率42.9%の標記化合物を得た。融
点223〜225℃(塩酸塩)。
実施例4 N−[4−(6−フルオロ−1,2−ベンズイソオキサ
ゾール−3−イル)ピペリジニルメチルコシクロヘキサ
ン−1,2−ジカルボキシイミドの合成 フクロヘキサン−1,2−ジカルボキシイミドl。
489.3−(4−ピペリジニル)−6−フルオロ−1
,2−ベンズイソオキサゾール2g、35%ホルマリン
水溶液0.831i+およびエチルアルコール25m(
lの混合物を17時間還流を行った。減圧上溶媒を留去
し、シリカゲルを用いて、クロマト精製を行い収ff1
1.99収率53.2%の標記化合液を得た。融点16
0〜163℃(塩酸塩)。
実施例!〜4の方法に準じて以下の化合物を1見た。
実施例5 N−[4−[4−(6−フルオロ−1,2−ベンズイソ
オキサゾール−3−イル)ピペリジニル]ブチル]ビシ
クロ[2,2,11へブタン−2,3−ジ−エキソ−カ
ルボキシイミド、融点252〜253.5℃(塩酸塩)
実施例6 N−[4−[4−(6−フルオロ−1,2−ベンズイソ
オキサゾール−3−イル)ピペリジニル]ブチル]ビシ
クロ[2,2,1コヘブタ−5−エン−2,3−ジ−エ
キソ−カルボキシイミド、融点231〜232℃(塩酸
塩)。
実施例7 N−[4−[4−(6−フルオロ−1,2−ベンズイソ
オキサゾール−3−イル)ピペリジニル]ブチル]ビシ
クロ[2,2,1]へブタン−2,3−ジ−エンド−カ
ルボキシイミド、融点219〜221°C(塩酸塩)。
実施例8 N−[4−[4−(6−フルオロ−1,2−ベンズイソ
オキサゾール−3−イル)ピペリジニルコプチルコビシ
クロ[2,2,2コオクタン−2,3−ジカルボキシイ
ミド、融点237〜238°C(塩酸塩)。
実施例9 8−[4−[4−(6−フルオロ−1,2−ベンズイソ
オキサゾール−3−イル)ピペリジニル]ブチル]8−
アザスピロ[4,5]デカン−7,9−ジオン、融点2
04〜205℃(塩酸塩)。
実施例1O N−[4[4(6−フルオロ−1,2−ベンズイソオキ
サゾール−3−イル)ピペリジニルコブチル]7−オキ
ザビシクロ[2,2,1]へブタン−2゜3−ジ−エキ
ソ−カルボキシイミド、融点24Q〜242℃(塩酸塩
)。
実施例ll N−[4−[4−(6−フルオロ−1,2−ベンズイソ
オキサゾール−3−イル)ピペリジニル]ブチルコ4.
4−ジメチル−2,6−ピペリジンジオン、融点221
〜223℃(塩酸塩)。
実施例12 N−[4−[4−(6−フルオロ−1,2−ベンズイソ
オキサゾール−3−イル)ピペリジニル]ブチル月、2
−ベンズイソデアゾール−5(2H)オン−1,!−ジ
オキシド、融点235〜236℃(塩酸塩)。
実施例13 N−[4−[4−(13−フルオロ−1,2−ベンズイ
ソオキサゾール−3−イル)ピペリジニル」ブチル]ビ
シクロ[2,2,1]へブタ−5−エン−2,3−ジ−
エンド−カルボキシイミド、融点191〜193℃(塩
酸塩)。
実施例14 N−[4−[4−(6−フルオロ−1,2−ベンズイソ
オキサゾール−3−イル)ピペリジニル]ブチル]−4
−シクロヘキセン−1,2−ジカルボキシイミド、融点
217〜218°C(塩酸塩)。゛実施例15 N−[4−[4−(6−フルオロ−1,2−ベンズイソ
オキサゾール−3−イル)ピペリジニル]ブチル]−4
−メチルシクロヘキサン−1,2−ジカルボキシイミド
、融点200〜201’C(塩酸塩)。
実施例16 N−[4−[4−(6−フルオローシ、2−ベンズイソ
オキサゾール−3−イル)ピペリジニル]ブチル]−4
−メチルシクロヘキセン−1,2−ジカルボキシイミド
、融点188〜190℃(塩酸塩)。
実施例I7 N  [4[4(6−フルオロ−1,2−ペンズイソオ
キザゾール〜3−イル)ピペリジニルコブチル]−3゜
3−ジメチルソクロプロパンー1.2−ノカルボキンイ
ミド、融点232〜233℃(塩酸塩)。
実施例18 N−[4−[4−(6−フルオロ−1,2−ペンズイソ
オキザゾールー3−イル)ピペリジニル]−2−トラン
スーブテニル]シクロヘキサン−1,2−ジカルボキシ
イミド、融点186〜190’c(塩酸塩)。
実施例l9 N−[4−[4−(6−フルオロ−1,2−ベンズイソ
オキサゾール−3−イル)ピペリジニル]−2−トラン
スーブテニル]ビシクロ[2,2,1]へブタン−2,
3−ジ−エキソ−カルボキシイミド、融点212〜21
4°C(塩酸塩)。
実施例2O N−[2−[4−(6−フルオロ−1,2−ベンズイソ
オキサゾール−3−イル)ピペリジニル]エチル]シク
ロヘキサン−1,2−ジカルボキシイミド、融点238
〜243℃(塩酸塩)、 実施例21 N−[3−[4−(6−フルオロ−1,2−ベンズイソ
オキサゾール−3−イル)ピペリジニル]プロピル]ン
クロヘキザン−1,2−ジカルボキシイミド、融点93
〜95℃。
実施例22 N〜[5−[4−(6−フルオロ−1,2−ペンズイソ
オキザゾールー3−イル)ピペリジニル]ペンチル]シ
クロヘキサン−1,2=ジカルボキシイミド、融点15
9〜161℃(塩酸塩)、実施例23 N−[4−[4−(6−フルオロ−1,2−ベンズイソ
オキサゾール−3−イル)ピペリジニル]−3−ヒドロ
キシブヂル]ビシクロ[2,2,1]へブタン−2,3
−ジ−エキソ−カルボキンイミド、融点243〜247
°C(塩酸塩)。
実施例24 N−[4−[4,−(6−フルオロ−1,2−ベンズイ
ソオキサゾール−3−イル)ピペリジニル]−2−ヒド
ロキシブチル]ビシクロ[2,2,1]へブタン−2,
3−ノーエキソ−カルボキシイミド、融点223〜22
4°C(塩酸塩)。
実施例25 N  [4−[4−(6−メチル−1,2−ベンズイソ
オキサゾール−3−イル)ピペリジニルコブチルコンク
ロヘキサン−1,2−ジカルボキシイミド、融点199
〜200℃(塩酸塩)。
実施例26 N−[4−[4−(6−メチル−1,2−ペンズイソオ
キザゾールー3−イル)ビベリノニルコブチル]ヒノク
ロ[2,2,1]へブタン−2,3−ジ−エキソ−カル
ボキシイミド、融点226〜227℃(塩酸塩)。
実施例27 N−[4−[4−(6−クロル−1,2−ベンズイソオ
キサゾール−3−イル)ピペリジニルコブヂルコンクロ
ヘキサン−1,2−ジカルボキシイミド、融点217〜
218℃(塩酸塩)。
実施例28 N−[4−[4、−(6−り咀し−1.2−ベンズイソ
オキサゾール−3−イル)ピペリジニル]プチルコピン
クロ[2,2,1コヘブタン−2,3−ジ−エキソ−カ
ルボキシイミド、融点242〜2436C(塩酸塩)。
上記実施例で得られた化合物を一括して表7に示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Aはカルボニル基またはスルホニル基を表す。 BはAがカルボニル基の場合には、一般式▲数式、化学
    式、表等があります▼ (式中、R_1およびR_2は共に水素原子を表すか、
    またはいずれか一方が水素原子であり、他方はヒドロキ
    シ基、低級アルキル基または低級アルカノイルオキシ基
    であるか、またはR_1およびR_2が一緒になってオ
    キソ基を表す。Eはメチレン基、エチレン基または酸素
    原子を表し、■は単結合または二重結合を表す。)、 または ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Fはメチレン基またはエチレン基を表し、R_
    1、R_2および■は前述と同様の意味を表す。 )、 または ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_3、R_4、R_5、R_6、R_7およ
    びR_8はそれぞれ水素原子または低級アルキル基を表
    し、R_1、R_2および■は前述と同様の意味を表す
    。 )、 または ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_9およびR_1_0はそれぞれ低級アルキ
    ル基を表す。)、 または ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1_1およびR_1_2はそれぞれ低級ア
    ルキル基か、または一緒になって低級アルキレン基を表
    し、nは0、1または2の整数を表す。) で表される基を表し、Aがスルホニル基である場合には
    、1,2−フェニレン基を表す。Gは水素原子、ハロゲ
    ン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基またはヒド
    ロキシ基を表す。Wは直鎖または分枝状の低級アルキレ
    ン基、低級アルケニレン基、低級アルキニレン基または
    水酸基が置換した低級アルキレン基を表す。] で表されるイミド誘導体およびその酸付加塩。
  2. (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、E、G、W、R_1、R_2および■は特許請
    求の範囲第1項の場合と同じ意味を有する。]で表され
    る特許請求の範囲第1項記載のイミド誘導体およびその
    酸付加塩。
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