JPH01198180A - 画像入力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は画像入力装置における２値化データの処理方法
に関する。

〔発明の概要〕

本発明は階調性のある画像部分と階調性の無い画像部分
とが混在する原稿を読み歳る際には、単純２値化処理さ
れたデータと反位中間調２値化処理されたデータの両方
のデータを同時に外部出力することによって、階調・非
階調の混在画像原稿の読み取りを可能にしようというも
のである。

〔従来の技術〕

第２図に一般的な画像入力装置の構成例を示す。

イメージセンサや走査系等から成る画像読み取り部ｌに
よって画素単位に光電変換されたアナログ信号は、単純
２値化処理部２で単純２値化、あるいは疑似中間！１１
２値化処理部３で疑似中間１ｉ１２値化による２値化処
理が行われ、そのデータが■／Ｆ（インターフェイス）
部４を介して外部のコンピュータ等に出力される。その
際、読み取る原稿が文字や記号等の階調性の無い原稿の
場合には、単純２値化処理を行い、写真や自然画等の階
調性のある原稿の場合には疑似中間調による２値化処理
を行う、すなわち、単純２値化と反位中間１Ｆ１２値化
の２つの２値化処理モードがあり、これは原稿読み取り
の前に、持前にスイッチ２０によってどちらかのモード
を選択しておくことになる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところが読み取る原稿は多種多様であり、その中で階調
性のある画像部分と階調性の無い画像部分とが混在する
原稿の場合も少なくない。例えば、第３図に示す様な原
稿２０であり、第３図は白地部２１が文字等からなる階
調性の無い画像部分、斜線部２２が写真等による階調性
のある画像部分を示している。この様な階調性画像と非
階調性画像が混在する原稿を読み取る際、原稿の読み取
り範囲全体を単一の２値化処理モードで読み取りを行う
と、画像が不鮮明なものとなってしまう０例えば、単純
２値化処理モードのみで行えば階調性画像部分（第３図
の斜線部分）が不鮮明なものとなり、逆に疑似中間ｉｔ
！２値化処理モードで行えば非階調性画像部分（第３図
の白地部分）が不鮮明なものとなってしまう。

こうした問題に対して考えられる方策としては、例えば
単純２値化処理モードによる読み込みと、疑似中間８Ｉ
！２値化処理モードによる読み込みの２回の原稿入力を
行い、その後、コンピュータ等による画像編集作業によ
って階調性画像部と非階調性画像部とのはめ込みを行う
等の手段がある。しかしながら、２回も原稿入力を行う
のは非常に煩雑であり、敏た原稿移動型の入力装置の場
合には２種類の画像の位置ズレの問題も生じる。

さらに他の方策として、画像入力装置内にメモリとカウ
ンタ及び選択回路等を増設し、事前に指定された領域内
外において単純２値化と疑似中間ＢＩＲ２値化による処
理モードを切り換えながら行うという方法も考えられる
。しかしながらこの方法では、回路構成が非常に複雑に
なってしまうこと、さらには実質上、複数箇所の領域指
定や複雑な形状の領域指定は行えない等の欠点を有する
。しかも領域指定を行う際には、原稿上の階調・非階調
の各画像部分の位置や寸法・形状を正確に把握する必要
があり、大変煩雑な作業となってしまう。

〔問題点を解決するための手段〕

そこで本発明は、−回の読み取り走査で、原稿の読み取
り範囲全面にわたって、単純２値化データと疑似中間調
２値化データを同時に外部出力できる回路構成とし、そ
の後、例えばコンピュータによる画像編集作業を行うこ
とによって、階調・非階調の混在画像原稿の読み取りを
可能にした。

〔作用〕

画素データ同期用のクロックで単純２値化データ出力と
疑似中間調２値化データ出力をスイッチングすることに
より、両方のデータの外部出力を可能にする。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第１
図において、スイッチｌＯ及び１１により、単１１１！
２値化データ出力、疑似中間調２値化データ出力及び両
方のデータとも出力する各モードの選択を行う。

読み取り範囲全面にわたって階調性の無い原稿の場合に
は、スイッチｌＯ及び１１が点線１０ａで示した状態で
読み込みを行う、この時のインターフェイス部４へのデ
ータ転送の様子を第４図のｌａ）に示す、ここでＡ　Ｉ
ｎ　Ａ　ｔ、　Ａ　ｓ・・・・は単純２値化された画素
単位でのビットデータを示す、同様に読み取り範囲全面
にわたって階調性のある原稿の場合には、スイッチ１０
が一点！３！１４１１０ｂ、スイッチ１１が点線１１ｂ
の状態で読み込みを行う、その時のタイムチ十−トを第
４図（ｂｌに示す、ここでＢｔ、Ｂｚ、Ｂ、−は疑似中
間！１１２値化されたビットデータである。

そして、階調・非階調の混在画像原稿の場合には、スイ
ッチｌＯ及び１１が実１１１０ｃ、ｌｌｃの状態で読み
込みを行う、この場合のタイムチャートを第４図（Ｃ１
に示す、こうした構成により、単純２値化データと疑慎
中間！ｊ１２値化データが同時に転送可能となるのであ
る。そして、これらのデータをインターフェイス部４よ
り外部のコンピュータ等に転送し、コンピュータ上で対
話的に画像編集を行えば、階調・非階調の混在画像原稿
の読み取りが容易に行えることになる。

〔発明の効果〕

以上本発明によれば、−回の読み取り走査で単　　　　
゛純２値化データと疑似中間調２値化データの同時出力
が可能となるので、階調・非階調の混在画像原稿の読み
取りが容易に行える。これは他の方法、例えば単純２硫
化処理モードと疑似中間調２値化処理モードによる２度
の読み込みを行う方法と比較して、２回の原稿入力を行
うことによる煩雑さの問題が無く、さらには原稿移動型
タイプにおける２種類の画像データの位置ズレの問題も
全く無い、またさらに、装置内に選択回路等を設けて、
指定領域内外で単純２値化出力と疑似中間１１２値化出
力を切り換えるという方法と比較しても、回路構成が非
常に簡単なためコストアップの要因にはほとんどならず
、また各領域が複雑な混在画像原稿の場合にも節単に読
み取りが行えるという大変優れた特徴を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の画像入力装置の回路ブロック図、第２
図は従来の画像入力装置の回路ブロックト・・画像読み
取り部 ２・・・単純２値化処理部 ３・・・疑似中間調２値化処理部 ４・・・インターフェイス部 以上 出願人　セイコー電子工業株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）一回の原稿読み取り走査内に、原稿読み取り範囲
   内の全面にわたって、単純２値化処理されたデータと疑
   似中間調２値化処理されたデータの両方の２値化データ
   を同時に外部出力する原稿読み取りモードを備えたこと
   を特徴とする画像入力装置。