JPH01197527A - ポリイミドエステルの製造方法 - Google Patents

ポリイミドエステルの製造方法

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JPH01197527A
JPH01197527A JP1956188A JP1956188A JPH01197527A JP H01197527 A JPH01197527 A JP H01197527A JP 1956188 A JP1956188 A JP 1956188A JP 1956188 A JP1956188 A JP 1956188A JP H01197527 A JPH01197527 A JP H01197527A
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JP
Japan
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acid
reaction
mol
aminophenol
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Application number
JP1956188A
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English (en)
Inventor
Sanae Tagami
早苗 田上
Tetsuro Takeya
竹矢 哲朗
Kenichi Fujiwara
健一 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
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Publication date
Application filed by Idemitsu Kosan Co Ltd filed Critical Idemitsu Kosan Co Ltd
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  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ポリイミドエステルの製造方法に関し、より
詳しくは、電子・電気機器、機械の部品やフィルム、繊
維の素材等として好適に用いられるポリ、イミドエステ
ルの製造方法に関する。
〔従来の技術〕
ポリイミドエステルは、機械的強度に優れた樹脂として
知られている(米国特許筒3,542゜731号明細書
)が、その製造方法には解決すべき問題点が残されてい
る。
ポリイミドエステルを製造する方法として、トリメリッ
ト酸とアミノフェノールとの反応により得られるトリメ
リットアミド酸を高沸点溶媒中で、環化、重縮合する方
法が提案されている(特開昭61−47731号公報)
しかしながら、この方法では重縮合反応に長時間を要す
るほか、得られるポリイミドエステルの分子量が十分に
高いものとはならない等の問題点があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、前記事情に基づいてなされたものであり、そ
の目的は、従来技術の問題点を解決し、十分な機械的強
度を有する高分子量のポリイミドエステルを効率よく高
い生産性をもって製造することができる実用上著しく有
利なポリイミドエステルの製造方法を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記目的を解決するために鋭意研究を重
ねた結果、トリメリット酸とアミノフェノールとの反応
により、トリメリットアミド酸を合成し、これに縮合剤
を加え、閉環反応、溶融重合反応を順次行うという方法
が、前記目的を満足することを見出し、この知見に基づ
いて第1の発明を完成するに至り、さらに、本発明者ら
は、前記第1の発明の製造方法において、特定の化合物
すなわち、ヒドロキシ芳香族カルボン酸、ヒドロキシ芳
香族カルボン酸iM A体、芳香族ジヒドロキシ化合物
、芳香族ジヒドロキシ化合物誘導体、芳香族ジカルボン
酸及びポリアルキレンテレフタレートから選ばれる1種
以上の化合物を加えるという方法が、本発明の目的達成
にさらに有効であることを見出し、この知見に基づいて
、第2の発明を完成するに至った。
すなわち、第1の発明は、トリメリット酸無水物とアミ
ンフェノールとの反応により、対応するトリメリットア
ミド酸を合成し、ひきつづき、これに縮合剤を加え、閉
環反応と溶融重合反応を順次行うポリイミドエステルの
製造方法を提供するものであり、第2の発明は、トリメ
リット酸無水物とアミノフェノールとの反応により、対
応するトリメリットアミド酸を合成し、ひきつづき、縮
合剤と、ヒドロキシ芳香族カルボン酸、ヒドロキシ芳香
族カルボン酸誘導体、芳香族ジヒドロキシ化合物、芳香
族ジヒドロキシ化合物誘導体、芳香族ジカルボン酸及び
ポリアルキレンテレフタレートから選ばれる1種以上の
化合物を加え、閉環反応と溶融重合反応を順次行うポリ
イミドエステルの製造法を提供するものである。
この第1の発明及び第2の発明は、ともに、(1)トリ
メリットアミド酸の合成段階(以下、単に段階(1)と
記すことがある。)と(2)ポリマーの合成段階(以下
、単に段階(2)と記すことがある。)により構成され
ている。以下に、この段階(1)と段階(2)を詳細に
説明するが、この段階(1)は、第1の発明と第2の発
明に共通に用いられるものであり、第1の発明及び第2
の発明に共通して用いられるものである。
(1)トリメリットアミド酸の合成段階(段階本発明(
第1の発明及び第2の発明)においては、まず、段階(
1)としてトリメリット酸無水物(a)とアミノフェノ
ール(b)と?g媒Cc)とを混合し、(a)と〔b〕
とを反応せしめて対応するトリメリットアミド酸(d)
を合成する。
トリメリット酸無水物(a)は、次の構造式%式% アミノフェノール(b)としては、p−アミノフェノー
ル、m−アミノフェノール、及び0−アミノフェノール
を挙げることができ、中でもp −アミノフェノール及
び、m−アミノフェノールが好ましく用いられる。なお
、これらは、1種単独で用いてもよく、2種以上を混合
物等として併用してもよい。
溶媒(C)としては、通常、例えばメタノール、エタノ
ール、アセトン、メチルエチルケトン、ジメチルホルム
アミド、ジメヂルアセトアミド、N−メチルピロリドン
等の中性極性溶媒が好適に使用できる。なお、これらの
溶媒は、1種単独で用いても、2種以上を混合溶媒とし
て用いるなど併用してもよく、また、これらは、他の不
活性有機溶媒との混合溶媒として用いてもよい。
トリメリット酸無水物(a)とアミノフェノール〔b〕
の使用割合としては、〔a〕と(b)とが当モル量もし
くは当モル量イ寸近となるようにするのが好ましい。こ
の使用割合が、当モル量もしくは当モル量付近からずれ
ると未反応の(a)成分または(b)成分の量が増加す
る。
溶媒〔c〕の使用量としては、特に制限はないが、使用
する(a)成分1モル当り、溶媒(C)を通常1〜50
モル、好ましくは2〜10モル程度の範囲内とするのが
適当である。
(a)成分と(b)成分と(C)成分との混合の順序、
方法としては特に制限はない。
反応温度は、通常−20〜50°C1好ましくは0〜3
0°C程度の範囲内とするのが適当である。
反応時間は、反応温度、用いる(b)成分の種類、溶媒
の種類により異なるので一様に規定できないが、通常0
.5〜5時間である。
この反応は、通常、不活性雰囲気下、例えば窒素、アル
ゴン等の不活性ガス気流下で行うのが好適である。
本発明の方法においては、上記のようにして、トリメリ
ットアミド酸(d)を合成する。この得られるアミド酸
(d)は、用いる原料(b)に対応する・もので、4−
(2,5−ジカルボキシベンツアミド)フェノール、3
−(2,5−ジカルボキシベンツアミド)フェノール、
又は2−(2゜5−ジカルボキシベンツアミド)フェノ
ールあるいはこれらの2種以上の混合物であり、これら
のうち、好ましいものは、4−(2,5−ジカルボキシ
ベンツアミド)フェノール又は3−(2,5−ジカルボ
キシベンツアミド)フェノールである。
(2)ポリマーの合成(段階(2)) 本発明方法においては、前記段階(1)で合成したトリ
メリットアミド酸(d)を含有する反応混合物に、ひき
つづき縮合剤(e)を添加し、−力筒2の発明では、縮
合剤(e)と、ヒドロキシ芳香族カルボン酸およびその
誘導体(f、)、芳香族ジヒドロキシ化合物およびその
誘導体(rz)、芳香族ジカルボン酸〔f、〕及びポリ
アルキレンテレフタレート〔f4〕の中から選ばれる1
種以上の化合物(f)を添加し、250〜380°Cの
温度で、閉環反応と溶融重合反応を順次行って所望のポ
リイミドエステルを製造する。
第1の発明および第2の発明に使用する前記縮合剤とし
ては、無水酢酸、無水酪酸等のカルボン酸無水物が用い
られる。
第2の発明に用いられるヒドロキシ芳香族カルボン酸又
はその誘導体〔r、〕としては、次の一般式(1)で表
されるような化合物が挙げられる。
R’0−Ar’−COOH(1) 具体例としては、例えば、p−ヒドロキシ安息香酸、p
−アセトキシ安息香酸、m−ヒドロキシ安息香酸、m−
アセトキシ安息香酸、2−ヒドロキシ−6−ナフトエ酸
、2−アセトキシ−6−ナフトエ酸、4−ヒドロキシ−
4′−カルボキシビフェニル、4−アセトキシ−4′−
カルボキシビフェニル等が挙げられる。
芳香族ジヒドロキシ化合物又はその誘導体〔f2〕とし
ては次の一般式(It)で表されるような化合物が挙げ
られる。
R”0−Ar”−0R3(II ) Hi −O−、−SO□=、−S−、−CO−1または一0C
IhCH□0−であり、R2、R3はII又はC1hC
OO−である。)具体例としては、例えば、ハイドロキ
ノン、ハイドロキノンジアセテート、レゾルシン、レゾ
ルシンジアセテート、2.6−シヒドロキシナフタレン
、2.6−ジアセドキシナフタレン、4.4′−ジヒド
ロキシビフェニル、4.4′−ジアセトキシビフェニル
、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2.2−ビス(4−アセトキシフェニル)プロパン、4
,4′−ジヒドロキシジフェニルエーテル、4.4′−
ジアセトキシジフェニルエーテル、4.4′−ジヒドロ
キシジフェニルスルフィラド、4,4′−ジアセトキシ
ジフェニルスルフィラド、4.4′−ジヒドロキシジフ
ェニルスルホン、4.4′−ジアセトキシジフェニルス
ルホン、1.4−ジアセトキシベンゼン、1.3−ジア
セトキシベンゼン、4.4′−ジアセトキシジフェニル
ケトン、4.4’ −ジアセトキシジフェニルメタン、
1,1−ビス(4−アセトキシフェニル)エタン、1.
1−ビス(4−アセトキシフェニル)−1−フェニルエ
タン、ビス(4−アセトキシフェニル)ジフェニルメタ
ンなどの化合物を挙げることができる。また、これらの
化合物の芳香族環に置換基を有する化合物も用いること
ができる。これらの中でも、特に好ましいものとして、
例えば、ハイドロキノン、1.4−ジアセトキシベンゼ
ン、4.4’−ジアセトキシビフェニル、2.2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン等を挙げることが
できる。
なお、これらの芳香族ジヒドロキシ化合物又はその誘導
体〔f2〕は、一種単独で用いてもよくあるいは2種以
上を混合物等として併用してもよい。
芳香族ジカルボン酸〔f3〕としては、次の一般式(J
ll) +100 C−八r’−COOII         
  (III )(但し、式中Ar”は前記Ar2 と
同様の意味を有する。) で表される化合物を挙げることができる。
一般式(III)で表される芳香族ジカルボン酸の具体
例としては、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、2
,6−ジカルボキシナフタレン、1゜4−ジカルボキシ
ナフタレン、4.4′−ジカルボキシビフェニルなどを
挙げることができる。これらの中でも、特にテレフタル
酸2、イソフタル酸等が好ましい。
なおこれらの芳香族ジカルボン酸〔f3〕は、1種単独
でまたは2種以上を混合物等として併用することができ
る。
ポリアルキレンテレフタレート〔f4〕としては、公知
の様々の重合度のポリアルキレンテレフタレートが使用
可能である。中でも特にポリエチレンテレフタレート、
ポリブチレンテレフタレート等が好ましい。なおこれら
は1種単独で用いてもよく、2種以上を混合物、組成物
等として併用してもよい。
第2の発明の方法において使用する(e)成分と(f)
成分(または(fl)、(f2〕、(fi、(r、)の
各成分)の添加順序には制限はなく所望の順序で段階的
に添加してもよく、同時あるいは混合物として添加して
もよい。
第1の発明において添加する縮合剤(e)の使用量とし
ては、トリメリットアミド酸〔d〕 1モル当り通常1
〜5モル、好ましくは1〜2モル使用する。
この使用量が、上記の範囲よりずれると所望の重合度の
ポリマーが得られない。
第2の発明において添加する前記(f)成分の使用量と
しては、トリメリットアミド酸〔d〕1モル当たり、(
f)成分の合計量が、通常1〜99モル、好ましくは1
0〜50モルの範囲内となるようにし、かつ、(r2)
/(ri )のモル比が、通常0.8〜1.2の範囲内
好ましくは約1/1となるように設定するのが好適であ
る。ここで、ポリアルキレンチレフタレ−) (f、)
のモル数は、該ポリマー中の繰り返し単位を1分子とし
て計算するものとする。
この段階(2)においては、段階(1)で合成した(d
)を含有する反応生成物に、前記特定の化合物(第1の
発明では(e)成分、第2の発明では(e)成分と(f
)成分を添加したのち、反応系の温度を昇温し、通常3
0〜350°C1好ましくは70〜300°Cの温度範
囲内で、通常0.2〜5時間、好ましくは0.5〜2時
間程度反応せしめ、トリメリットアミド酸の閉環反応を
進行甘しめ、引き続き通常280〜380°C1好まし
くは300〜360°Cの温度範囲内で、通常2分〜5
時間、好ましくは、5分〜2時間溶融重合してエステル
交換反応による重合反応を進行せしめ、所望のポリイミ
ドエステルを合成する。
この溶融重合の温度が280°C未満であるとエステル
交換反応による重合反応の速度が十分なものとならず所
望のポリマーの収率が低くなり、−方380 ’Cを超
えるとポリマーの分解が無視できなくなる。
なお、前記閉環反応と溶融重合反応とは同時に行うこと
もできる。また、昇温および保持温度のモードその組み
合わせとしては、特に制限はなく例えば段階的に昇温し
で反応を行ってもよく連続的に昇温しつつ反応を完結さ
せてもよい。
反応圧力としては通常常圧若しくは減圧下で行うのが好
適である。
また、反応雰囲気としては、窒素、アルゴン等の不活性
ガス気流下又は減圧排気状態などの不活性雰囲気下とす
るのが適当である。
なお、前記閉環反応を行うに際して、反応系の温度を昇
温する過程において、溶媒、酢酸などの低沸点生成物の
蒸気若しくは留出物が生じるので、これらは適宜、上記
不活性ガス気流、減圧排気などによって反応系外へ除去
せしめるのが望ましい。
以上のようにして所望のポリイミドエステルを合成する
ことができる。この合成されたポリイミドエステルは、
公知の精製と粉砕・乾燥方法等後処理工程を適用するこ
とができる。
第1の発明により得られたポリマーは、次の一般式(I
Va) からなる繰り返し単位を有するポリイミドエステルであ
り、 一方第2の発明により得られるポリマーは、上記一般式
(rVa〕で表される繰り返し単位と、次の△般式(l
Vb) 一←C0−Ar’−0→−(IV’b:1(但し、式中
Ar’ は、前記と同様の意味を有する。
で表される繰り返し単位、 次の一般式〔■c〕 +0−^r”−0−)−(IV c )(但し、式中A
r2は、前記と同様の意味を有する。
)で表される繰り返し単位、 次の一般式(IVd) 一←CO−へr3−CO!         (IV 
d  )(但し、式中Ar’は前記同様の意味を有する
。)で表される繰り返し単位、 及び次の一般式(IVe) 〔但し、式中Zは、 +CHz+p  (但し、pは通
常2〜6程度の整数を示す。)等のアルキレン基を表す
。〕で表される繰り返し単位から選ばれる1種以上の繰
り返し単位が、互いにエステル結合を形成するよう配列
してなるポリエステルイミド共重合体である。この得ら
れるポリエステルイミド共重合体は、前記繰り返し単位
に関する割合が、モル比で表して、通常(IVa ) 
/ (IVb) + (IVc) + ’(IVd) 
+ (IVe) )がl/99〜50150、(■c)
/’ ((rVd)が約1/1のものとして得ることが
できる。
なお、第1の発明および第2の発明により得られるポリ
イミドエステルは、ペンタフルオロフェノール中、60
°Cにおける還元粘度〔ηsp/c)が、通常0.3〜
5.0d/g程度の高分子量のものである。
このようにして得られるポリイミドエステルおよびポリ
イミドエステル共重合体は、高分子量で、十分な機械的
強度、耐熱性等の優れた特性を有しており、電気、電子
機器、機械の部品やフィルム、繊維等の素材として様々
な分野に好適に利用することができる。
〔実施例〕 以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明するが、本
発明はこれに限定されるものではない。
(実施例1) 攪拌装置とアルゴンガス導入管を備えた反応器に無水ト
リメット酸154g(0,8モル)をアセトン500d
に溶解した溶液を仕込み、p−アミノフェノール87g
(0,8モル)を添加した。反応液ははじめ均一であっ
たが30分後に沈澱を生じ、スラリー状になった。
1時間後に無水酢酸122g(1,2モル)およびp−
ヒドロキシ安息香酸28g(0,2モル)を加え、アル
ゴンガス気流下に300°Cまで1時間かけて昇温させ
た。
その間にアセトン、水、酢酸が留出した。さらに1時間
その温度で反応させ、この間に生成した酢酸を留出させ
た。ついで320°C昇温し、反応器内をlmmHgま
で減圧し、2時間反応を行い共重合体を得た。
この共重合体はペンタフルオロフェノールを溶媒とする
0、2g/diの濃度の溶液の60°Cにおける還元粘
度〔ηsp/c)が0.7 a / gであった。また
赤外線吸収スペクトル分析の結果1+ 580 cm−
’と1.490 cm−’の位置にベンゼン環による吸
収、1、650 cm−’の位置にカルボニル基による
吸収、さらに1.780〜1,680cm稍と720c
m柵の位置にイミド基による吸収が認められた。これら
のことから、この共重合体は下記の繰り返し単位からな
るものと認められた。
O このポリエステルを内径1 mmの紡糸ノズルより37
0 ’Cにおいて紡糸し、糸径30μmの繊維を得た。
この繊維の性質をJ l5−L−1069に準拠して測
定した。結果を第1表に示す。
(実施例2) 攪拌装置とアルゴンガス導入管を備えた反応器に無水ト
リメット酸76.8g(0,4モル)をアセトン250
 mlに溶解した溶液を仕込み、m−アミンフェノール
43.7g(0,4モル)を添加した。
反応液ははじめ均一であったが30分後に沈澱を生じ、
スラリー状になった。
1時間後に無水酢酸122g(1,2モル)、ハイドロ
キノン33g(0,3モル)およびテレフタル酸49.
8g(0,3モル)を加え、アルゴンガス気流下に29
0 ”Cまで1時間かけて昇温させた。
その間にアセトン、水、酢酸が留出した。さらに1時間
その温度で反応させ、この間に生成した酢酸を留出させ
た。ついで310°Cに昇温し、反応器内を1mm11
gまで減圧し、2時間反応を行い共重合体を得た。
この共重合体はペンタフルオロフェノールを溶媒とする
0、2g/aの濃度の溶液の60°Cにおける還元粘度
〔ηsp/c)が0.9d/gであった。また赤外線吸
収スペクトル分析の結果1.580 cm−’と1,4
90cm−’の位置にベンゼン環による吸収、1、65
0 cm−’の位置にカルボニル基による吸収、さらに
1,780〜1.680 cm−’と720cm−’の
位置にイミド基による吸収が認められた。これらのこと
から、この共重合体は下記の繰り返し単位からなるポリ
イミドエステル共重合体と認められた。
O このポリエステルを内径1 nunの紡糸ノズルより3
70°Cにおいて紡糸し、糸径30μmの繊維を得た。
この繊維の性質をJ l5−L−1069に準拠して測
定した。結果を第1表に示す。
(実施例3) 攪拌装置とアルゴンガス導入管を備えた反応器に無水ト
リメット酸5.76g(0,03モル)をアセトン20
dに溶解した溶液を仕込み、p−アミノフェノール3.
27g(0,03モル)を添加した。
反応液ははじめ均一であったが30分後に沈澱を生じ、
スラリー状になった。
1時間後に無水酢酸4.08g(0,04モル)、p−
アセトキシ安息香酸102.7g(0,57モル)、4
.4’−ジアセトキシビフェニル54.0g(0,20
モル)、テレフタル酸24.5g(0,15モル)およ
びイソフタル酸8.3g(0,05モル)を加え、アル
ゴンガス気流下に300°Cまで1時間かけて昇温させ
た。
その間にアセトン、水、酢酸が留出した。さらに1時間
その温度で反応させ、この間に生成した酢酸を留出させ
た。ついで300 ’Cに昇温し、反応器内をlmmH
gまで減圧し、2時間反応を行い共重合体を得た。
この共重合体はペンタフルオロフェノールを溶媒とする
0、2g/diの濃度の溶液の6o″Cにおける還元粘
度[ηsp/c]が0.9 a / gであった。また
赤外線吸収スペクトル分析の結果L 580 cm−’
と1+ 490 cm−’の位置にベンゼン環による吸
収、1 * 650 cm −’の位置にカルボニル基
による吸収、さらに1,780〜1,680cm−’と
720cm−’の位置にイミド基による吸収が認められ
た。これらのことから、この共重合体は下記の繰り返し
単位からなるポリイミドエステル共重合体と認められた
−G−CO@−CO→ このポリエステルを内径1mmの紡糸ノズルより370
°Cにおいて紡糸し、糸径30amの繊維を得た。この
繊維の性質をJIS−、L−1069に準拠して測定し
た。結果を第1表に示す。
(実施例4) 撹拌装置とアルゴンガス導入管を備えた反応器に無水ト
リメット酸19.2g(0,1モル)をアセトン50m
1に溶解した溶液を仕込み、m−アミノフェノール10
.9g(0,1モル)を添加した。反応液ははじめ均一
であったが30分後に沈澱を 生じ、スラリー状になっ
た。
1時間後に無水酢酸12.2g(0,12モル)、p−
アセトキシ安息香酸90.Og(0,5モル)、および
ポリエチレンテレフタレート76.8g(繰り返し単位
として0.4モル)を加え、アルゴンガス気流下に26
0°Cまで1時間かけて昇温させた。
その間にアセトン、水、酢酸が留出した。さらに1時間
その温度で反応させ、この間に生成した酢酸を留出させ
た。ついで300″Cに昇温し、反応器内を1mm11
gまで減圧し、2時間反応を行い共重合体を得た。
この共重合体はp−クロロフェノールを溶媒とす、る0
、2g/diの濃度の溶液の60°Cにおける還元粘度
〔ηsp/c)が0.8d1/gであった。また赤外線
吸収スペクトル分析の結果L 580 cm−’と1゜
490cm−’の位置にベンゼン環による吸収、1,6
50cm−’の位置にカルボニル基による吸収、さらに
1,780〜1,680cm−’と720cm−’の位
置にイミド基による吸収が認められた。これらのことか
ら、この共重合体は下記の繰り返し単位からなるポリイ
ミドエステル共重合体と認められた。
O このポリエステルを内径IMの紡糸ノズルより370°
Cにおいて紡糸し、糸径30μmの繊維を得た。この繊
維の性質をJIS−L−1069に準拠して測定した。
結果を第1表に示す。
(実施例5) 攪拌装置とアルゴンガス導入管を備えた反応器に無水ト
リメット酸76.8g(0,4モル)をアセトン200
 mlに溶解した溶液を仕込み、p−アミノフェノール
43.6g(0,4モル)を添加した。反応液ははじめ
均一であったが30分後に沈澱を 生じ、スラリー状に
なった。
1時間後に無水酢酸122.4g(1,2モル)、2.
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン137.
0g(0,6モル)を加え、アルゴンガス気流下に28
0°Cまで1時間かけて昇温させた。
その間にアセトン、水、酢酸が留出した。さらに1時間
その温度で反応させ、この間に生成した酢酸を留出させ
た。ついで320″Cに昇温し、反応器内を1mmt1
gまで減圧し、2時間反応を行い共重合体を得た。
この共重合体はp−クロロフェノールを溶媒とする0、
2g/dの濃度の溶液の60″Cにおける還元粘度〔η
sp/c)が0.8d/gであった。また赤外線吸収ス
ペクトル分析の結果1+ 580 cm−’と1゜49
0cm−’の位置にベンゼン環による吸収、1,650
cm−’の位置にカルボニル基による吸収、さらに1.
 780〜1. 680cm−’と720cm−’の位
置にイミド基による吸収が認められた。これらのことか
ら、この共重合体は下記の繰り返し単位からなるポリイ
ミドエステル共重合体と認められた。
O このポリエステルを内径1 mmの紡糸ノズルより37
0°Cにおいて紡糸し、糸径30μmの繊維を得た。こ
の繊維の性質をJ l5−L−1069に準拠して測定
した。結果を第1表に示す。
(実施例6) 攪拌装置とアルゴンガス導入管を備えた反応器に無水ト
リメット酸5.76g(0,03モル)をメチルエチル
ケトン20dに溶解した溶液を仕込み、p−アミノフェ
ノール3.27g(0,03モル)を添加した。反応液
ははじめ均一であったが30分後に沈澱を生じ、スラリ
ー状になった。
1時間後に、無水酢酸112g(1,1モル)p−ヒド
ロキシ安息香酸79.8g(0,57モル)、4.4′
−ジヒドロキシビフェニル37.2g(0゜20モル)
、テレフタル酸24.5g(0,15モル)およびイソ
フタル酸8.3g(0,05モル)を加え、アルゴンガ
ス気流下に、150°Cで1時間だ。ついで350°C
に昇温しで1時間30分保持し、反応器をlmmHgま
で減圧にして、さらに30分反応を行い、共重合体を得
た。
この共重合体はペンタフルオロフェノールを溶媒とする
0、2g/dの濃度の溶液の60°Cにおける還元粘度
〔ηsp/c)が0.9dl/gであった。また赤外線
吸収スペクトル分析の結果、・1580cm−1と14
90cm−’の位置にベンゼン環による吸収、1650
cm−’の位置にカルボニル基による吸収、さらに17
80〜16 B 0CT11−’と720cm−’の位
置にイミド基による吸収が認められた。これらのことか
ら、この共重合体は下記の繰り返し単位からなるポリイ
ミドエステル共重合体と認められた。
O +co@−co→ゴ このポリエステルを内径1 mmの紡糸ノズルより37
0°Cにおいて紡糸し、糸径30μmの繊維を得た。こ
の繊維の性質をJIS−L−1069に準拠して測定し
た。結果を第1表に示す。
第1表 〔発明の効果〕 第1の発明によると、高分子量で、十分な機械的強度を
有するなど実用上の優れた特性を有するポリイミドエス
テルを、工業的に入手が容易な素原料から、ワンポット
で効率よく短時間に高い生産性をもって得ることができ
る実用上著しく有利なポリイミドエステルの製造法を提
供することができ、また、第2の発明によると上記の優
れた特性を有するポリイミドエステル共重合体を、工業
的に入手容易な素材料からワンポットで効率よく短時間
に高い生産性をもって得ることができるポリイミドエス
テルの製造方法を提供することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、トリメリット酸無水物とアミノフェノールとの反応
    により、対応するトリメリットアミド酸を合成し、ひき
    つづき、これに縮合剤を加え、閉環反応と溶融重合反応
    を順次行うことを特徴とするポリイミドエステルの製造
    方法。 2、トリメリット酸無水物とアミノフェノールとの反応
    により、対応するトリメリットアミド酸を合成し、ひき
    つづき、これに縮合剤と、ヒドロキシ芳香族カルボン酸
    、ヒドロキシ芳香族カルボン酸誘導体、芳香族ジヒドロ
    キシ化合物、芳香族ジヒドロキシ化合物誘導体、芳香族
    ジカルボン酸及びポリアルキレンテレフタレートから選
    ばれる1種以上の化合物を加え、閉環反応と溶融重合反
    応を順次行うことを特徴とするポリイミドエステルの製
    造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0333125A (ja) * 1989-06-29 1991-02-13 Toray Ind Inc 光学異方性ポリエステル
US6391983B1 (en) 1997-02-14 2002-05-21 Sola International Holdings, Ltd. Casting composition of aromatic polyvinyl monomer, polythiol and epoxy strain reducer

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0333125A (ja) * 1989-06-29 1991-02-13 Toray Ind Inc 光学異方性ポリエステル
US6391983B1 (en) 1997-02-14 2002-05-21 Sola International Holdings, Ltd. Casting composition of aromatic polyvinyl monomer, polythiol and epoxy strain reducer

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