JPH0119745Y2 - - Google Patents

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JPH0119745Y2
JPH0119745Y2 JP1983116031U JP11603183U JPH0119745Y2 JP H0119745 Y2 JPH0119745 Y2 JP H0119745Y2 JP 1983116031 U JP1983116031 U JP 1983116031U JP 11603183 U JP11603183 U JP 11603183U JP H0119745 Y2 JPH0119745 Y2 JP H0119745Y2
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JP1983116031U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、家屋内の束の経時的撓みを生じたと
き本来の状態に矯正するために桁梁と束との間に
設けたジヤツキに適用して好適な建築用矯正装置
に関する。
従来、家屋内の束は、殊に2階建てにあつては
経時的に撓み、束の下に接続されている鴨居が下
がり、鴨居間に建付けられたふすま・障子の摺動
が困難になるか不可能になる場合がある。そこで
従来は、その都度建築業者が建具の一部を削つた
り、直接反対側に持上げたりして応急修理がなさ
れるが、建具類の削除は品質を低下して好ましく
ないし、後者の場合も持上げる際、欄間又は壁に
損傷を加える虞れがあり、適切な処理法とは言い
難い。
そこで、従来はターンバツクルを利用して、タ
ーンバツクルの両雄ねじ部を野梁と鴨居との間に
取り付け、必要に応じてターンバツクルを回転し
て鴨居のたわみを調節する構成(実開昭52−
130505号公報)とか、鴨居と一体になつた吊束と
梁等の構造材との間に、右ねじと左ねじを形成し
た雄ねじとこれに嵌合する雌ねじを切つた2つの
取り付け板とねじ込んで取り付け、必要に応じて
両者の間隔を調節するようにした構成(特開昭53
−59243号公報)が知られている。
しかし、実際には鴨居とか吊束が不正常になる
のは新築から相当の年月を経た後に生ずることが
多い。そのため、このような修繕の事態に至つた
ときはまず室内を整頓し、天井板を剥がし、作業
の安全を確保するための足場の確保する等の段取
りが当然必要になつてくるため、居住者が容易に
修繕できない欠点がある。その間、当該室内は利
用し難い状況に至り、実際上の不便は多大であ
る。
本考案はかかる点に鑑み、矯正が必要な建物内
に内蔵可能な矯正装置を提案することにより従来
の各欠点を解消することを主たる目的とする。
以下本考案の一実施例について図面を参照しな
がら詳細に説明する。
第1図は本案の一例を示す斜視図である。1は
桁梁に固定する第1の受具を示し、これは桁梁の
幅寸法にほぼ一致する間隔1の両側板1a,1
bを左右に配し、桁梁の下端面に接する底板1c
によつて溶接等で一体化されている。そして両側
板1a,1bの最下端には中央にナツト3が溶接
された受座4が固定されている。そして第1の受
具1を桁梁に固定するには両側板1a,1bの中
央に穿設した孔1dと桁梁に貫通した孔とにボル
トを通して締付けることができる。
一方、6は束に固定する第2の受具を示し、こ
れは束の幅寸法にほぼ一致する間隔2の両側板
6a,6bを左右に配し、束の上端面に接する天
板6cによつて一体化されている。そして両側板
6a,6bの最上端には中央にボルト8が貫通す
る孔6dが穿設された受座9が固定されている。
第2の受具6を束に固定するには両側板6a,6
bの中央に穿設した孔6eと束に貫通した孔とに
ボルトを通して締付けることができる。
第1の受具1と第2の受具6との間には、第1
図に示す如く、ボルト8が介在され、ボルト8の
上端側はナツト3に螺合されかつ抜け止め防止の
ためのピン11が挿込まれている。ボルト8の下
端側は孔6dに自由に回転し得るようにし、かつ
径大部8a(第2図参照)によつて受具9から抜
けないように係合されている。ボルト8の下端側
には更にフレキシブルワイヤ13が連結され、ワ
イヤ13の下端にはスパナ等が嵌合し得る六角状
にした嵌合部14が設けられている。
尚、第1の受具1の受座に固定したナツト3内
の下側にベアリングを取付け、また第2の受具6
の受座9の孔6dに同じくベアリングを取付ける
ことにより、フレキシブルワイヤ13の回転操作
の便宜ならしめることができる。
次に本案矯正装置の使用法について説明する。
第2図及び第3図は、桁梁、束、鴨居の間に欄間
が介在した日本家屋において束が下がるのを防ぐ
目的で設置した例を示す断面図である。本装置の
第1の受具1は桁梁21に、第2の受具6は束2
2に夫々固定されることは前述した通りである。
この場合、欄間23を支える上下の薄(欄間)鴨
居24、薄(欄間)敷居25の間の束22の側面
にフレキシブルワイヤ13を埋設する縦溝22a
を掘つておくことにより、その溝22a内にワイ
ヤ13を収納しておくことが可能となり、よつて
通常は室内意匠上の不利は生じない。
そして経時的に束22が下がり始めた場合は、
欄間23を取外して束22の溝22a内に収納さ
れたワイヤ13を引き出し、その先端の六角状の
嵌合部14にスパナを嵌合して回動することによ
り、第1及び第2の受具1,6間の間隔を大又は
小に変更することができるので、固定された桁梁
21に対して束22が下がつたときはその束22
を誰れでも容易に持ち上げ矯正することが可能と
なる。
第4図は本案使用法の他の例を示す断面図であ
る。本例は欄間に代えて引違い障子が薄鴨居と薄
敷居との間に設けた構造において束22にフレキ
シブルワイヤ収納用溝22aを掘つたものであ
る。従つて第2図例と同様の作用効果が得られる
ことは勿論である。
第5図は更に他の例を示す断面図である。本例
は、束の両側にしつくい等の壁面35が設けた場
合に、壁面35の束22と接する端面にフレキシ
ブルワイヤ13が貫通する凹部35aを設けてワ
イヤ13を通し、ワイヤ13の先端を鴨居36の
溝36aに一致する箇所に貫通孔36bを穿設し
てワイヤ13を引出し得るように設置したもので
ある。そして常時はワイヤ13下端を上に押上げ
パツキング37にて孔36bを封止しておき、鴨
居36の機能を害さないように配慮されている。
必要時にはパツキング37を外してワイヤ13を
引出し、回転操作することにより、上述例と同様
の作用効果が得られることは勿論である。
以上述べた如く本考案によれば、木造家屋の梁
に固定される第1の受具と、天井板より下まで突
出しかつ鴨居に固定された束に固定される第2の
受具と、第1の受具に設けた雌ねじ部に螺合し、
第2の受具に対して自由に回転するようにしかつ
第2の受具に対する抜止部が形成された雄ねじ部
材と、雄ねじ部材に延長形成したフレキシブル部
材と、フレキシブル部材の先端に回転力を伝達す
る角状嵌合部とより成り、 束の天井板より下側の側面にフレキシブル部材
及び角状嵌合部が収納する溝が形成され、溝は嵌
込み欄間、欄間用障子又は壁面によつて覆い隠さ
れ、束は鴨居に固定されたので、梁の下部に束が
設けられ束の下部に鴨居が設けられた日本家屋の
経時変形による鴨居の変形(反り)を、建具を削
つたり、敷居を下げ調整することなく、矯正する
ことが可能となる。従つて、専門業者を招くこと
なく素人でも家屋の矯正が容易に行ない得る。
特にこのような矯正を必要とする箇所は、1間
(1.8m)又はそれ以上の間隔に柱がない日本家屋
に特有の問題であるが、その箇所には通常、鴨居
を支える束の左右に欄間又はしつくいの壁が設け
られており、束の側面は欄間によつて覆い隠され
ており、欄間は取り外し可能に組み立てられてい
るので、必要に応じて欄間を外して、束の上下矯
正を簡単に行ない得る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案の一例を示す斜視図、第2図及び
第3図は本案装置の使用例の説明に供する断面
図、第4図、第5図は同じく使用説明に供する他
の例の断面図である。 1……第1の受具、3……ナツト、4……受
座、6……第2の受具、8……ボルト、9……受
座、13……フレキシブルワイヤ、14……六角
状嵌合部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 木造家屋の梁に固定される第1の受具と、天井
    板より下まで突出しかつ鴨居に固定された束に固
    定される第2の受具と、第1の受具に設けた雌ね
    じ部に螺合し、第2の受具に対して自由に回転す
    るようにしかつ第2の受具に対する抜止部が形成
    された雄ねじ部材と、雄ねじ部材に延長形成した
    フレキシブル部材と、フレキシブル部材の先端に
    回転力を伝達する角状嵌合部とより成り、 束の天井板より下側の側面にフレキシブル部材
    及び角状嵌合部が収納する溝が形成され、溝は嵌
    込み欄間、欄間用障子又は壁面によつて覆い隠さ
    れ、束は鴨居に固定されたことを特徴とする建築
    用矯正装置。
JP11603183U 1983-07-25 1983-07-25 建築用矯正装置 Granted JPS6023586U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11603183U JPS6023586U (ja) 1983-07-25 1983-07-25 建築用矯正装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11603183U JPS6023586U (ja) 1983-07-25 1983-07-25 建築用矯正装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6023586U JPS6023586U (ja) 1985-02-18
JPH0119745Y2 true JPH0119745Y2 (ja) 1989-06-07

Family

ID=30267641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11603183U Granted JPS6023586U (ja) 1983-07-25 1983-07-25 建築用矯正装置

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JP (1) JPS6023586U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5359243A (en) * 1976-11-09 1978-05-27 Toshikatsu Nanba Device for adjusting hanging post

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5552964Y2 (ja) * 1976-03-31 1980-12-09

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5359243A (en) * 1976-11-09 1978-05-27 Toshikatsu Nanba Device for adjusting hanging post

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6023586U (ja) 1985-02-18

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