JPH01197285A - 連続して繰り出される糸を所定の行程長さで往復運動させるためのトラバース装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、連続して繰り出される糸を巻取るために所定
の行程長さで往復運動させるためのトラバース装置であ
って、行程逆転範囲間で平行にガイドされ互いに逆方向
に走行する２つのベルト区分を有するエンドレスなベル
トをｆｍ工ており、少なくとも一つのベルトがベルト区
分を形成するために変向ローラを巡ってガイドされてい
て、糸が、各ベルトに設けられた連行部材によって、こ
の連行部材が移動する行程区間にわたって糸平面に沿っ
て迅速に方向転換しながら往復運動せしめられるように
なっており、少なくとも一つのベルトを駆動させるため
の駆動装置が設けられている形式のものに関する。

従来の技術 このような形式の公知の装置（例えばカナダ国特許第６
’４２２８６号明細書参照）は、ベルトに連行部材が設
けられており、この連行部材によって、糸が直接ガイド
されるようになっている。ベルト若しくは、ベルトの変
向ローラの回転軸は、互いにずらして配置されており、
これによって糸は、反対方向に移動する連行部材によっ
て引き取られる前に、行程逆転範囲で、それまで糸をガ
イドしていた連行部材から解放される。この時に糸が空
気中で揺れて、例えばその運動方向が定まらなくなるの
で不都合である。このような形式の装置では、糸を素早
く解放して逆方向に走行する糸連行部材に引き渡し、ひ
いては停止状態時間及び縁形成を最小に減少させること
ができるようにするために、行程逆転ボイドにおける糸
の「停止状態」時間を調節する必要がある。公知の装置
においては、糸を連行部材に引き渡す時に、糸は、この
糸を引き取ろうとするその都度の連行部材にぶつがって
、部分的に許容できない程度に不都合に強い負荷を受け
る。

発明が解決しようとする課題 そこで零発゛明の課題は、始めに述べた形式の装置で、
連行部材がベルトで摩耗することがなく、しかも行程逆
転ボイドでも糸を確実にガイドすることができ、ひいて
は行程逆転範囲で糸の緊張が不都合に高められず、縁形
成が避けられるようなものを提供することである。

課題を解決するための手段 この課題を解決した本発明のトラバース装置によれば、
各ベルトが少なくとも一つの連行部材を有していて、糸
をガイドする糸ガイドが設けられており、該糸ガイドが
、光子面内でガイドされていて、該光子面に沿って少な
くとも一つのトラバース装置の少なくとも一つの連行部
材によって一方方向で移動せしめられ、各行程逆転範囲
に、少なくとも一つの連行部材に対して間隔を保って、
糸ガイドを受け止めるための衝突壁が配置されており、
該糸ガイドが、行程逆転範囲内で、駆動される連行部材
から解放され投げ出されて衝突壁にぶつけられて、この
時にトラバース装置が逆転され、前記糸ガイドが、衝突
壁にぶつけられてから、他方方向で移動ぜしめられる連
行部材によって駆動されるようになっている。

作用及び効果 本発明のトラバース装置によれば、糸ガイド及び糸が迅
速に逆転されるだけではなく、衝突壁によって衝突が機
械的に緩衝され、ひいては連行部材が衝突負荷から解除
され、しかも糸は逆転ボイドで同時に正確にガイドされ
る。

本発明のその他の有利な構成要件は請求項２から１１ま
でに記載した手段によって得られる一本発明のトラバー
ス装置においては、２つのベルトと、互いに逆方向に駆
動される全部で少なくとも２つの連行部材を設けること
できる。

つまり各ベルトが少なくとも一つの連行部材を有してい
る。糸ガイドは、一方の連行部材又は他方の連行部材に
よって交互に往復運動せしめられ、行程逆転範囲内で糸
ガイドが一方の連行部材から他方の連行部材に引き渡さ
れる。しかしながら本発明の別の構成要件によれば、糸
ガイドを２つのトラバース装置内で一つの連行部材によ
って駆動させることもできる。

さらに、糸ガイドが、ベルト区分に対して平行なガイド
内で案内されていれば有利である。

一方のベルトの、糸ガイドを引き渡す変向ローラは、他
方のベルトの、糸ガイドを引き取る変向ローラに対して
、トラバース方向で見て後ろへずらして配置させること
もできる。

糸ガイドは、連行部材のための２つのガイド面と、糸ガ
イドが衝突壁でぶつかる２つの衝突面とを有していても
よい。

このトラバース装置が、例えば糸を巻き取るために設け
られていれば、行程長さは、糸を巻き取るボビンの回転
軸線に対して有利には平行に延びている。２つのベルト
が設けられている場合、一方のベルトの変向ローラの回
転軸は、行程方向で見て、他方のベルトの変向ローラに
対してずらして配置されている。これによって、連行部
材からの糸ガイドの解放は有利な形式で行われる。この
場合、糸ガイドを投げ出す変向ローラは有利には、２つ
の衝突壁の間の間隔内に配置されている。

実施例 第１図に示したトラバース装置において、エンドレスな
ベルトｌは同じ半径を有する変向ローラ２，３を介して
ガイドされており、これらの変向ローラ２，３のうちの
どちらかが駆動されるようになっている。ベルトｌは走
行方向Ａで駆動される。変向ローラ２，３は、光子面Ｅ
に沿って走行し巻き付けられる（図示せず）糸４が往復
運動する行程範囲Ｂ内にある。変向ローラ２と３との間
、つまり行程範囲Ｂ内にはベルト１のベルト区分５，６
が存在する。ベルト１に固定された連行部材７は糸ガイ
ド１０のガイド面８に作用する。この糸ガイド１０は、
衝突壁として形成されたケーシング壁１２．１３にまで
延びるガイドレール１１上に配置されている。ガイド面
８と別のガイド面９は糸ガイド１０の切欠１４に形成さ
れている。糸４は糸ガイド１０のアイ１５を通って延び
ている。

変向ローラ２，３はそれぞれの行程逆転範囲Ｅに配置さ
れている。ベルトｌを駆動すると、糸ガイド１０は連行
部材７によって走行方向Ａで駆動される。連行部材７は
行程範囲Ｅで、変向ローラ２を巡って巻きかけられたベ
ルトによって変向されて糸ガイドＩＯを解放し、この糸
ガイド１０は自由に飛んでケーシング壁１２″（衝突壁
）にぶつけられる。糸ガイドＩＯは、ケーシング壁１２
の衝突平面りによって形成された行程逆転ポイントでそ
のトラバース方向を変えて、ケーシング壁１２に衝突し
てから再び連行部材７の範囲に達する。この連行部材７
は変向ローラ２を巡って移動する間にベルト区分６にお
ける運動を開始する。この時に連行部材７は糸ガイド１
０のガイド面９に作用して糸ガイド１０を走行方向Ｆで
駆動する。同様の形式でケーシング壁■３には衝突平面
りが形成されていて、ここでも前記と同様に、行程逆転
範囲Ｅに達すると糸ガイド１０は連行部材７から解放さ
れて投げ出されてケーシング壁１３に衝突し、連行部材
はガイド面８に再び係合する。このようにして糸ガイド
１０は常に変向されて糸４は行程範囲Ｂにわたってトラ
バースされる。

さらに第３因に示されているように、衝突平面りを有す
るケーシング壁１２は、走行方向Ｆで見て連行部材７が
糸ガイド１０を引き取る変向ローラ２の中心平面Ｈから
間隔Ｇを保って配置されている。この場合、連行部材７
が糸ガイドＩＯをポイントＰ１で引き離して、変向ロー
ラ２を巡る途中の、例えばポイントＰ２とＰ３との間の
箇所又はポイントＰ３で再び引き取る。

間隔Ｇは、例えば連行部材７がポイントＰ２とＰ３との
間で糸ガイド１０を引き取る引き取り箇所と中心平面Ｈ
との間の間隔Ｋに基づいている。

第４図の実施例（第１図〜第３図の実施例と同じ部材に
は同一の符号が記されている）において、エンドレスな
ベルト２０は、同一の半径ｒ２１及びｒ２２を有する変
向ローラ２１，２２とベルトガイドローラ２３とを介し
て案内されていて、エンドレスなベルト２４は、同一の
半径ｒ２６及びｒ２６を有する変向ローラ２５，２６と
ベルトガイドローラ２７とを介して案内されている。ベ
ルトガイドローラ２３．２７は駆動ローラ２８若しくは
２９によって駆動される。矢印りの方向で回転する駆動
ローラ２８は、ベルト区分３０が矢印Ｍの方向で走行す
るようにべルト２０を駆動させる。矢印Ｎの方向で回転
する駆動ローラ２９は、ベルトのベルト区分３１が走行
方向Ｍと逆の走行方向Ｐで走行するようにベルトを駆動
させる。この場合、ベルト区分３０．３１は互いに向き
合っている。各ベルト２０．２１にそれぞれ一つの連行
部材７が設けられており、この連行部材７は糸ガイド３
２のガイド面（図示せず）に作用し、糸ガイド３２を走
行方向Ｍ又はＰで行程範囲Ｂにわたって往復運動させる
。糸ガイド３２は、ケーシング壁（衝突壁）３４と３５
との間にあるガイドレール３２に配置されている。糸ガ
イドの往復運動によって行程範囲Ｂにわたってトラバー
スされる糸４は、糸ガイド３２のアイ３６を通って延び
ている。

第５図に示されているように、衝突面りを有するケーシ
ング壁３４は、糸ガイドを引き取る変向ローラ２５の中
心平面Ｈから間隔Ｇを保って配置されている。この間隔
Ｇ内で前記のパラメータが行われる。前記と同様の形式
で変向口−ラ２２からのケーシング壁３５の間隔が規定
される。糸ガイド３２が投げ出された時に連行部材７が
巡る変向ローラ２１、つまり糸ガイド３２を投げ出す変
向ローラ２１は、その中心平面Ｈが、引き取ろうとする
変向ローラ２５の中心平面Ｈに対して間隔Ｓを保って配
置されている、この間隔Ｓは例えば、変向ローラ２５を
巡る連行部材７の回転運動の軌道直径Ｖと、変向ローラ
２５の中心平面Ｈに対する連行部材７の引き取り位置の
間隔にとに基づいている。

第６図に示されているように、一方のベルト４０は２つ
の変向ローラ４１，４２を巡って案内されていて′、駆
動ローラ４３によって駆動されており、ベルト区分４４
は走行方向Ｔを有している。他方のベルト４５はそのベ
ルト区分４６が一方のベルト４０のベルト区分４４と向
き合ってこれに対して平行に配置されている。ベルト４
５は、変向ローラ４７．４８を巡って案内されていて、
駆動ローラ４９によって駆動され、ベルト区分４６が、
ベルト区分４４の走行方向Ｔと（ま逆方向の走行方向Ｕ
を有している。

変向ローラ４１，４２，４７．４７は、糸ガイド５３の
ためのガイドレール５２が延びる２つのケーシング壁５
０と５１との間に配置されている。この場合、変向ロー
ラ４１，４７若しくは４２．４８はその回転軸線ＤＡが
、それぞれ平面Ｖで互いに向き合って配置されている。

糸ガイド５３は、ベルト４０に設けられた連行部材５４
及びベルト４５に設けられた連行部材５５によって、前
記実施例と同様にケーシング壁５０と５１との間の行程
逆転範囲で往復運動せしめられる。このような形式で、
糸ガイド５３のアイ５６を通って案内された糸（図示せ
ず）が行程範囲にわたってトラバースされる。前記実施
例に記載されているように、糸ガイド５３は行程逆転範
囲内で連行部材５５によって解放され投げ出されて、ケ
ーシング壁５０及び５１によって形成された衝突壁にぶ
つけられる。

前記実施例において行われた過程が、行程逆転範囲内で
及び行程逆転ポイントで行われ、衝突面が前記実施例と
同じ形式で配置されている

【図面の簡単な説明】

第１図は、連続して繰り出される糸を所定の行程長さで
往復運動させるための本発明の一実施例、によるトラバ
ース装置の概略図、第２図は、第１図の矢印■方向から
見た図、第３図は、第１図及び第２図に示したトラバー
ス装置の一部の概略的な拡大図、第４図は、本発明の第
２実施例によるトラバース装置の概略図、第４ａ図は、
第４図に示したトラバース装置の一部の概略的な拡大図
、第５図は、第４図に示したトラバース装置の別の部分
の概略的な拡大図、第６図は、本発明の第３実施例によ
るトラバース装置の概略図である。 ■・・・ベルト、２．３・・・変向ローラ、４・・・糸
、５．６・・・ベルト区分、７・・・連行部材、８，９
・・・ガイド面、ＩＯ・・・糸ガイド、１１・・・ガイ
ドレール、１２．１３・・・ケーシング壁、１４・・・
切欠、１５・・・アイ、２０・・・ベルト、２１．２２
・・・変向ローラ、２３．２７・・・ベルトガイドロー
ラ、２４・・・ベルト、２５．２６・・・変向ローラ、
２８゜２９・・・駆動ローラ、３０．３１・・・ベルト
区分、３２・・・糸ガイド、３３・・・ガイドレール、
３４．３５・・・ケーシング壁、３６・・・アイ、４０
・・・ベルト、４１，４．２・・・変向ローラ、４３・
・・駆動ローラ、４４・・・ベルト区分、４５・・・ベ
ルト、４６・・・ベルト区分、’４７．４８・・・変向
ローラ、５０゜５１・・・ケーシング壁、５２・・・ガ
イドレール、５３・・・糸ガイド、５４．５５・・・連
行部材、Ａ・・・走行方向、Ｂ・・・行程範囲、Ｃ・・
・光子面、Ｄ・・・衝突面、Ｅ・・・行程逆転範囲、Ｆ
、Ｔ、Ｕ・・・走行方向、Ｇ、に、Ｓ・・・間隔、Ｈ，
Ｚ、Ｒ・・・中心平面、Ｄ　Ａ−・・回転軸、Ｐ　ｌ＋
　Ｐ　Ｉ＋　Ｐ　３”’ポイント、ｒ２＋　　ｒ　３１
　ｒ　２＋１　ｒ　２２１　ｒ　２５１　ｒ　２６”’
半径、ナ Ｕ−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、連続して繰り出される糸を所定の行程長さで復運動
   させるためのトラバース装置であって、行程逆転範囲間
   で平行にガイドされ互いに逆方向に走行する２つのベル
   ト区分を有するエンドレスなベルトを備えており、少な
   くとも一つのベルトがベルト区分を形成するために変向
   ローラを巡ってガイドされていて、糸が、各ベルトに設
   けられた連行部材によって、この連行部材が移動する行
   程区間にわたって糸平面に沿って迅速に方向転換しなが
   ら往復運動せしめられるようになっており、少なくとも
   一つのベルトを駆動させるための駆動装置が設けられて
   いる形式のものにおいて、各ベルト（１；２０、２４；
   ４０、４５）が少なくとも一つの連行部材（７；５４、
   ５５）を有していて、糸をガイドする糸ガイド（１０；
   ３２；５３）が設けられており、該糸ガイド（１０；３
   ２；５３）が、糸平面（Ｃ）内でガイドされていて、該
   糸平面（Ｃ）に沿って少なくとも一つのトラバース装置
   の少なくとも一つの連行部材（７；５４、５５）によっ
   て一方方向で移動せしめられ、各行程逆転範囲（Ｅ）に
   、少なくとも一つの連行部材（７；５４、５５）に対し
   て間隔を保って、糸ガイド（１０；３２；５３）を受け
   止めるための衝突壁（１２、１３；３４、３５；５０、
   ５１）が配置されており、該糸ガイド（１０；３２；５
   ３）の行程逆転範囲（Ｅ）内で、駆動される連行部材（
   ７）から解放され投げ出されて衝突壁（１２、１３；３
   ４、３５；５０、５１）にぶつけられて、この時にトラ
   バース装置が逆転され、前記糸ガイド（１０；３２；５
   ３）が、衝突壁（１２、１３；３４、３５；５０、５１
   ）にぶつけられてから、他方方向で移動せしめられる連
   行部材（７）によって駆動されることを特徴とする、連
   続して繰り出される糸を所定の行程長さで往復運動させ
   るためのトラバース装置２、２つのベルトと、互いに逆
   向きに移動せしめられる全部で少なくとも２つの連行部
   材が設けられており、糸ガイド（３２；５３）が、一方
   の連行部材（７；５４若しくは５５）又は他方の連行部
   材（７；５４若しくは５５）によって交互に往復運動せ
   しめられ、行程逆転範囲（Ｅ）内で糸ガイド（３２；５
   ３）が一方の連行部材（７；５４若しくは５５）から他
   方の連行部材（７；５５若しくは５４）に引き渡される
   、請求項１記載のトラバース装置。 ３、一方のベルト（２０）の変向ローラ（２１、２２）
   の回転軸が、行程方向で見て、他方のベルト（２４）の
   変向ローラ（２５、２６）に対してずらして配置されて
   いる、請求項２記載のトラバース装置。 ４、糸ガイド（１０）が２つのトラバース装置内で一つ
   の連行部材（７）によって駆動される、請求項１記載の
   トラバース装置。 ５、糸ガイド（１０；３２；５３）が、糸平面（Ｃ）内
   でベルト区分（５：３０、３１；４４、４６）に対して
   平行なガイド部でガイドされている、請求項１から４ま
   でのいづれか１項記載のトラバース装置。 ６、衝突壁（１２、１３；３４、３５；５０、５１）が
   定置に配置されている、請求項１から５までのいづれか
   １項記載のトラバース装置。 ７、衝突壁（１２、１３；３４、３５；５０、５１）が
   ケーシング壁である、請求項１から６までのいづれか１
   項記載のトラバース装置。 ８、糸ガイド（１０；３２；５３）が、連行部材（７；
   ５４、５５）のためのガイド面（８、９）を備えている
   、請求項１から７までのいづれか１項記載のトラバース
   装置。 ９、糸ガイドが、連行部材（７；５４、５５）のための
   ２つのガイド面（８、９）と２つの衝突面を有している
   、請求項８記載のトラバース装置。 １０、行程長さが糸を巻き取るボビンの回転軸に対して
   平行に延びている、請求項１記載のトラバース装置。 １１、一方のベルト（２０若しくは２４）の、糸ガイド
   （１０）を引き渡す変向ローラ（２１若しくは２６）が
   、他方のベルト（２４若しくは２０）の、糸ガイド（１
   ０）を引き取る変向ローラ（２５若しくは２２）に対し
   て、トラバース方向で見て後ろへずらして配置されてい
   る、請求項１から１０までのいづれか１項記載のトラバ
   ース装置。