JPH01195193A

JPH01195193A - 燃料タンク

Info

Publication number: JPH01195193A
Application number: JP23174688A
Authority: JP
Inventors: Isao Fukui; 功福井
Original assignee: Yamaha Motor Co Ltd
Current assignee: Yamaha Motor Co Ltd
Priority date: 1988-09-16
Filing date: 1988-09-16
Publication date: 1989-08-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、自動二、三輪車などに適用され、ハンドルバ
ーと運転シートとの間に配設される燃料タンクに関する
ものである。

（発明の背景）ハンドルバーなヘッドパイプに保持し、このヘッドパイ
プの後方に燃料タンクを配設した自動二、三輪車が公知
である。従来はこの燃料タンクな略鞍型として車体フレ
ームのフレーム部材例えばヘッドパイプから後方へ延び
るメインパイプに跨がるように取付けていた。しかし燃
料タンクの容量を増・大させるために燃料タンクを大型
化すると、その着脱作業性が悪くなるという問題が生じ
る。すなわちこの略鞍型の燃料タンクではこの燃料タン
クを上方に取り外さねばならないが、燃料タンクの上方
にはハンドルバーがまたその後方には運転シートがそれ
ぞれ位置するため、燃料タンクの着脱時にはこれがハン
ドルバーや運転シートに干渉するからである。

またこのように燃料タンクを大型化すると燃料タンクを
しっかりとフレームに固定するのが困難になるという問
題もあった。

（発明の目的）本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、燃
料タンクを大容量化した場合にその着脱性を良好にし、
組立・整備性を向上させることが可能であり、また燃料
タンクをしっかりとフレームに固定することができる燃
料タンクを提供することを目的とする。

（発明の構成）本発明によればこの目的は、ハンドルバーを保持するヘ
ッドバイブの後方に位置し、車体のフレームのフレーム
部材に跨がって設置される燃料タンクにおいて、前記燃
料タンクを左右一対のタンク部材に分割する一方、前記
フレーム部材を上下一対として各フレーム部材をこれら
上下のフレーム部材に保持し、各タンク部材を側方へ着
脱可能としたことを特徴とする燃料タンクにより達成さ
れる。

（実施例）本発明実施の一例を図面により説明すると、図中Ａは車
体フレーム、ａは燃料タンクである。車体フレームＡは
それを構成するフレーム部材としてヘッドバイブｌ、メ
インパイプ２、ダウンチューブ３、シートレール４、等
を備えている。

ヘッドバイブ１にはフロントフォークが保持され、この
フォークの下端に前輪が保持され、上端にハンドルバー
が固定される。シートレール４の上方すなわち燃料タン
クａの後方には運転シートが配設されている。

前記メインバイブ２及びダウンチューブ３は夫々ヘッド
バイブ１に溶接されてこのバイブ１から後方へ延び、本
発明における上下一対のフレーム部材となっている。５
は上記ヘッドバイブ１におけるメインパイプ２及びダウ
ンチューブ３の接合部を補強するよう設けられたガセッ
トである。

燃料クンクａはメインパイプ２およびダウンチューブ３
からなるフレーム部材を挟む２つのタンク部材ａｌ、ａ
２に分割して構成されている。

これらタンク部材ａ　＋　、ａ　ｚは夫々樹脂材で成型
され、その少な（とも一方即ち第２図において左側のタ
ンク部材ａ１がメインバイブ２下方に対応して膨出され
ている。また、前記タンク部材ａ。

は、ダウンチューブ３がメインパイプ２に比較的近づい
て配置されているため、それに対応する部分即ち内側面
下部を窪ませてダウンチューブ３と干渉しないようにし
である。反対側のタンク部材ａ２はメインパイプ２及び
ダウンチューブ３の外側に沿う単純な形態とされている
。

なお、このタンク部材ａ２を前記タンク部材ａ１と同様
にメインバイブ２下方に対応して膨出させてもよいが、
このように両タンク部材ａ１、ａ２を複雑な形態とする
とそれらの成型に使用する型の構造が複雑になる。従っ
て、実施例のように一方のタンク部材ａ、のみを複雑な
形態とすれば、少なくとも他方のタンク部材ａ２を成型
する型の構造を簡単にできるという効果がある。

そして、タンク部材ａ　ｒ　、ａ　２はその内側面を互
いに接合させて車体の側方から着脱自在に連結されるが
、その構造を第２図〜第４図に示す。

６は各タンク部材ａ＋ｘａｚの中間部外周に巻回された
連結バンドであり、この連結バンド６の上下両端部を連
結することによってタンク部材ａ１．ａ２が連結される
ようになっている。この連結バンド６は薄肉なアルミニ
ウム製の帯板であって、その上端部が外側へ折返されそ
の折返し部６ａにパイプ材７が挿入されて保持されてい
る。パイプ材７の略中央部には後述のボルト８を挿通す
るための挿通孔７ａがその径方向に穿設されている。８
は前記折返し部６ａ及びそこに保持されたパイプ材７に
挿通されたボルトであり、そのネジ部が一方の連結バン
ド６における折返し部６ａ内のパイプ材７に穿設された
挿通孔７ａに螺着され、中間部下縁がメインバイブ２上
縁に当接するようになっている。

従って、上記ポルト８を介して連結バンド６の上端部が
連結されると共に、そのポルト８がメインパイプ２に当
接することによってタンク部材ａ　１、ａ　２の下方へ
の動きが規制される。一方、連結バンド６の下端部は上
端部と同様外側へ折返され、その折返し部６ｂに夫々連
結金具９が掛止されている。前記連結金具９はその内端
が連結片１０に連結され、その連結片１０を介して連結
されるようになっている。この連結片１０はその両性側
部に連結金具９の内端を掛止する掛止部１０ａが設けら
れ、中間部上面がダウンチューブ３下部外周に溶接され
ている。

従って、上記連結金具９及び連結片１０を介して連結バ
ンド６の下端部が連結されると共に、連結片１０がダウ
ンチューブ３に溶接されることによってタンク部材ａ　
ｒ　、ａ　２の上方への動きが規制される。

そして、上記の連結構造により連結されたタンク部材ａ
１、ａ２、即ち燃料クンクａは、その前後両端部におい
て車体フレームＡに取付支持されるが、その取付構造を
第５図及び第６図に示す。

１１は各タンク部材ａ　ｒ　＋　ａ　２の前端面に突設
された取付−片であり、この取付片１１を各々前記ヘッ
ドバイブ１のガゼツト５に固着された支持管１２にグロ
メット１３を介して嵌め合い支持させることにより、燃
料タンクａの前端部が車体フレームＡに弾性的かつ着脱
自在に取付支持される。　　１４は各タンク部材ａ　ｌ
ｒ　８２の後端面に突設された取付片であり、この取付
片１４を各々メインパイプ２の後部上縁に固着されたブ
ラケット１５に支持管１６およびグロメット１７を介し
て支持させることにより、燃料クンクａの後端部が車体
フレームＡに弾性的かつ着脱自在に取付支持される。こ
の結果、連結バンド６を取外した時に両タンク部材ａ　
１＋　ａ　２はフレームＡに保持され、その一方を取外
しても他方がフレームＡに残っているから組立よ分解時
の作業性が良い。

なお図中１８は一方のタンク部材ａｌｌ　またはａ２の
上面に接続されたブリーザ管、１９は各タンク部材ａ　
ｌ　＋　ａ　２をその前端上部で連絡する連絡管であり
、これら両管１８．１９によって各タンク部材ａ　ｌ　
＋　　８２内が大気と連通され、各タンク部材ａ　ｌ　
ｔ　ａ　２内に大気圧が作用するようになっている。

２０はタンク部材ａ　ｒ　、ａ　２をその底部において
連絡する連絡管であり、この連絡管２０によって各タン
ク部材ａ＋、ａｔ内の燃料油量゛が均一に保持されるよ
うになっている。

２１は一方のタンク部材ａ１またはａ２の底面に設けら
れた燃料コックであり、この燃料コック２１を介して各
タンク部材ａ　ｌ　＋　ａ　２内の燃料油が不図示のエ
ンジンへ供給される。

このようにして、燃料タンクａを車体フレームＡから取
外す時は、タンク部材ａ　ｒ　ｒ　ａ　２を連絡する連
絡管１９．２０を一方のタンク部材ａ１またはａ２から
外すと共に、連結バンド６の上端部を連結するボルト８
をゆるめて引き抜き、連結バンド６の連結状態を解除す
る。そして連結バンド６の下端部に掛止された連結金具
９を連結片１０から取り去ると共に、各タンク部材ａ　
＋　、ａ　２の　１前後両端部における取付片１１．１
４をグロメット１３．１７と一緒に支持管１２．１６か
ら外せば各タンク部材ａｌ’、ａ２は独立に取外すこと
ができる。

以上のようにして、燃料タンクａは二つのタンク部材ａ
　＋　＋　ａ　２に分解されて車体フレームＡから別々
に取外され、また別々に装着できる。

（発明の効果）本発明は以上のように、燃料タンクを左右のタンク部材
に分割し、それぞれをメインパイプとダウンチューブの
ような上下一対のフレーム部材に保持して各タンク部材
を車体の側方へ着脱できるようにしたので、各タンク部
材はハンドルバーや運転シートに干渉することなく容易
に着脱でき、また燃料タンクをフレームにしっかりとか
つ確実に固定することができる。また燃料タンク全体を
一体とした場合より各タンク部材は小型かつ軽量なので
その作業も大幅に楽になり、燃料タンクの着脱作業性が
良好になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の側面図、第２図はそのＩＩ
　−ＩＩ線断面図、第３．４図は第２図におけるＩＩＩ
矢視図と■矢視図、第５．６図は第１図のＶ−Ｖ線断面
図とＶＩ−Ｖｌ線断面図、第７図は同じく■矢視図であ
る。Ａ・・・車体フレーム、　　ａ・・・燃料タンク、ａ　
１＋　　ａ　ｚ・・・タンク部材、１・・・ヘッド゛バ
イブ、２・・・フレーム部材としてのメインパイプ、３
・・・フレーム部材としてのダウンチューブ、特許出願
人　ヤマハ発動機株式会社

Claims

【特許請求の範囲】　ハンドルバーを保持するヘッドパイプの後方に位置し
、車体のフレームのフレーム部材に跨がって設置される
燃料タンクにおいて、前記燃料タンクを左右一対のタンク部材に分割する一方
、前記フレーム部材を上下一対として各フレーム部材を
これら上下のフレーム部材に保持し、各タンク部材を側
方へ着脱可能としたことを特徴とする燃料タンク。