JPH01195044A - 積層成形体及びその製造方法 - Google Patents

積層成形体及びその製造方法

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JPH01195044A
JPH01195044A JP1931888A JP1931888A JPH01195044A JP H01195044 A JPH01195044 A JP H01195044A JP 1931888 A JP1931888 A JP 1931888A JP 1931888 A JP1931888 A JP 1931888A JP H01195044 A JPH01195044 A JP H01195044A
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晃 内山
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神保 直明
Shizuo Shimizu
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、合成樹脂からなる骨材成形体に他の合成樹脂
からなる表皮層を積層した積層成形体及びその製造方法
に関する。
〔従来の技術〕
従来、立体成形品の表面を合成樹脂の表皮層で保護した
り、あるいは、化粧、印刷するなめに、合成樹脂からな
る骨材成形体の表面に同一または他の合成樹脂からなる
表皮層を積層した積層成形体が知られている。
この積層成形体は、合成樹脂シートを射出成形用金型の
キャピテイ内面に真空成形により吸引して予備成形し、
その後、キャビティ内に流動可塑化状態にある合成樹脂
を射出充填して得られ、主に自動車の内外装部品、建材
等として広く用いられている。
〔発明が解決ずべき問題点〕
しかし、従来、表皮層として用いる合成樹脂シート・フ
ィルムとしては、例えばポリ塩化ビニル等を用いている
が、従来の表皮層材料では、耐熱製、耐寒性、耐傷付き
性、耐候性、光沢性等にお=6− いて十分であるとは言い難く、自動車内装部品、例えは
オンス1〜ルメントパネル等に最適であるとは言えなか
った。
本発明は、このような問題点を解決するためのもので、
耐熱性、耐寒性、耐傷付き性、耐候性、光沢性等におい
て十分な性能を有し、とりわけバンパー等自動車外装部
品及びインス1〜ルメントパネル等自動車内装部品に剋
適な積層成形体、及び、その製造方法を提供するもので
ある。
〔問題点を解決すべき手段〕
本発明の積層成形体は、ます、■合成樹脂からなる骨材
成形体の表面にプライマー層を介してポリエチレンテレ
フタレート(以下、PETと略称する)製の表皮層を積
層したものである。この積層成形体は、前記骨材成形体
かポリオレフィン系樹脂とエチレン・α−オレフィン系
重合体ゴムの部分架橋物とのブレン1〜体からなる熱可
塑性エラス1−マーおよび/またはポリプロピレン製の
シート状であり、このシート状骨材成形体と前記ポリエ
チレンテレフタレート製の表皮層とをプライマー液− 一層を介して積層して複合シートとしたものを含む概念
である。
また、本発明の他の積層成形体は、■前記複合シートを
表皮層として合成樹脂からなる骨材成形体の表面に積層
したものである。すなわち、表皮層が、PET製フィル
ムを外層とし、この外層にプライマー層を介してポリオ
レフィン系樹脂とエチレン・α−オレフィン系重合体ゴ
ムの部分架橋物とのブレンド体からなる熱可塑性エラス
トマーおよび/またはポリプロピレンの内層を積層した
もので、この内層を骨材成形体側にして積層しなもので
ある。
そして、必要に応じ、前記表皮層と骨材成形体との間、
前記■の場合には表皮層とプライマー層との間に絵模様
を描いた合成樹脂塗料層を介在させてもよい。また、■
の場合には外層とプライマー層との間に絵模様を描いた
合成樹脂塗料層を介在させてもよい。
次に、本発明の製造方法は次の通りである。
(a)PETフィルムの一面にプライマー液を塗布して
おき、あるいは、PETフィルムを外層とし、この外層
の内側にプライマー液を塗布して、これにポリオレフィ
ン系樹脂とエチレン・α−オレフィン系重合体ゴムの部
分架橋物とのブレンド体からなる熱可塑性エラストマー
および/またはポリプロピレンの内層を積層した複合シ
ートを用意しておき、前記PETフィルムもしくは複合
シートを予備加熱した後、前者にあってはプライマー液
の塗布されていない面を、後者にあっては外層側をキャ
ビティ内壁面側にして、金型キャビティ内壁面に前記P
ETフィルムもしくは複合シートを吸引密着させてから
型締めし、その後、キャビティ内に流動可塑化状態にあ
る合成樹脂を射出充填して成形する積層成形体の製造方
法。
(b)PETフィルムの一面にプライマー液を塗布して
おき、このフィルムを予備加熱した後、プライマー液の
塗布されている面に、押出成形によりポリオレフィン系
樹脂とエチレン・α−オレフィン系重合体ゴムの部分架
橋物とのブレンド体からなる熱可塑性エラストマーおよ
び/またはボリプロピレンの溶融シート状物を押し出し
て積層したことを特徴とする積層成形体の製造方法。
(c)PETフィルムの一面にプライマー液を塗布して
おき、あるいは、PETフィルムを外層とし、この外層
の内側にプライマー液を塗布して、これにポリオレフィ
ン系樹脂とエチレン・α−オレフィン系重合体ゴムの部
分架橋物とのブレン1〜体からなる熱可塑性エラス1ヘ
マーおよび/またはポリプロピレンの内層を積層した複
合シートを用意し、前記PETフィルムもしくは複合シ
ートを予備加熱した後、前者にあってはプライマー液の
塗布されていない面を、後者にあっては外層側をキャビ
ティ内壁面側にして、金型キャビティ内壁面に前記PE
Tフィルムもしくは複合シートを吸引密着させてから、
このPETフィルムもしくは複合シートの密着したキャ
ビティ内に流動可塑化状態にある合成樹脂を流し込み、
その後、型締めして成形する積層成形体の製造方法。
〔作用〕
本発明においては、積層成形体の表面にP E T−1
0= 層を使用しなので、PET特有の性質、すなわち、耐熱
性、耐寒性、耐候性、耐傷付き性、光沢性、透明性の良
さ等かいがんなく発揮された成形体とすることかできる
本発明で表皮層として用いるPETフィルムは、強度の
面て2軸延伸されたものが好適に用いられる。また、そ
の厚さは5〜500μ程度のものでよい。
また、本発明において、ポリオレフィン系樹脂とエチレ
ン・α−オレフィン系重合体ゴムの部分架橋物とのブレ
ンド体からなる熱可塑性エラストマーとしては、次のよ
うなものが示される。
(I)エチレンまたはプロピレンの単独重合体または少
量の他の重合性単量体との共重合体によって代表される
各種ポリオレフィン系樹脂およびエチレンと炭素数3〜
]4のα−オレフィンとの2元共重合体ゴムまたはこれ
に各種ポリエチレン化合物をさらに共重合させた3元共
重合体ゴムであるエチレン・α−オレフィン系共重合体
ゴムの部分架橋物のブレンl’体からなる熱可塑性組成
物くたとえは、特公昭53−2]、02]号及び特開昭
55−71738号公報参照)。
(II)ポリオレフィン系樹脂とエチレン・α−オレフ
ィン系共重合体ゴムとのブレンド体を動的に熱処理して
得られた熱可塑性組成物(たとえば、特公昭53−34
210号、特開昭53−149240号公報、及び特開
昭53−149241号公報参照)。
(I[r)ポリオレフィン系樹脂とエチレン・α−オレ
フィン系共重合体ゴムとのブレンド体を動的に熱処理し
て得られたものに、さらにポリオレフィン系樹脂をブレ
ンドして得られた熱可塑性組成物(たとえば、特開昭5
3−145857号公報、及び特開昭54−16554
号公報参照)。
(Iv)エチレンの単独重合体または少量の他の重合性
単量体との共重合体によって代表されるペルオキシド架
橋型ポリオレフィン系樹脂、プロピレンの単独重合体ま
たは少量の他の重合性産量体との共重合体によって代表
されるペルオキシド非架橋型ポリオレフィン系樹脂及び
エチレン・α−オレフィン系共重合体ゴムのブレンド体
を動的に熱処理して得られた熱可塑性組成物(たとえば
、特開昭55−71.739号公報参照)などである。
これら各種の熱可塑性エラストマーにおいて、ポリオレ
フィン系樹脂とエチレン α−オレフィン系重合体ゴム
の部分架橋物とは、90/10〜10/90、好ましく
は80/20〜20/80の重量比となるようにブレン
ドして用いられる。
ポリオレフィン系樹脂としては、シート成形時の成形し
やすさ、シートの耐傷付き性などの点から、ポリエチレ
ン、特に低密度ポリエチレンとポリプロピレンとを10
/90〜70/30の重量比で混合して用いることか好
ましい。
また、部分架橋されるべきエチレン α−オレフィン系
重合体ゴムとしては、主として強度的な理由から、エチ
レンとα−オレフィンとが50150〜90/10、好
ましくは70/30〜85/15のモル比て、また、ム
ーニー粘度M L 1+4 (121°C)が約20以
上、好ましくは約40〜80のものが使用されることか
望ましい。そして、これらのエチレン・α−オレフィン
系重合体ゴムの部分架橋は、一般に熱可塑性エラストマ
ー100重量部に対し約0.1〜2重量部の有機ペルオ
キシドを用いて、動的に熱処理して行われる。
そして、これらの熱可塑性組成物中には、必要に応じて
ポリイソブチレン、ブチルゴムなどによって代表される
ペルオキシド非架橋型炭化水素系ゴム状物質および/ま
たは鉱物油系軟化剤を混合することもできる。
以上のような、熱可塑性エラストマーは柔軟性を有する
ため、PETの外層に内層として裏打ちされることによ
り、成形された複合シートに柔軟性をかもし出す。
また、この複合シートを形成する内層としては、前記熱
可塑性エラストマーの代わりにあるいは前記熱可塑性エ
ラストマーと混合してポリプロピレンを用いてもよい。
なお、この複合シートは概念上、それ自体か本発明の積
層成形体であり、これをさらに表皮層として用いれば、
積層成形体の一構成要素とも成り=14− うるちのである。
また、プライマー液としては、プロピレン含量が50〜
75モル%であり、X線回折による結晶化度が2〜20
%であるプロピレン−エチレン共重合体に、マレイン酸
またはその無水物を0.5〜15重量%クラ71へ共重
合してなり、その〔η〕か03以」−の変性重合体を有
機溶媒1m3に対し10〜100 kg溶解してなるプ
ライマー液が好適に使用できる。
このプライマー液において、変性重合体の原料となるプ
ロピレン−エチレン共重合体は、プロピレンとエチレン
のランダム共重合体が好ましく、プロピレン含量は50
〜75モル%、特に好ましくは60〜70モル%の範囲
であり、その分子量は〔η:]  (135°Cテカリ
ン中)で03〜20特に約0.3〜10が好適範囲であ
る。この範囲の共重合体の結晶化度は、X線による測定
で約2〜20%特に好ましくは約5〜18%の範囲とな
る。
プロピレン含有量か50モル%未満では得られる処理液
の耐揮発油性が劣る。また、75モル%を越えると、変
性重合体の有機溶媒への溶解性が低下し、得られる処理
液の付着性も低下する。
また、このプライマー液の他の例として、塩素化率30
〜80%の塩素化ポリプロピレンの有機溶媒溶液を使用
できる。
プライマー層は骨材成形体と表皮層との接着性、あるい
は複合シートにあって外層と内層の接着性を向上させる
ために設けるものであり、表皮層を形成する合成樹脂材
料と、骨材成形体を形成する合成樹脂材料とのいずれに
も、あるいは外層と内層のいずれにも親和性を有するこ
とが選択の条件である。この点、前記プライマー液、塩
素化ポリプロピレンは表皮層あるいは外層を形成する前
記PET、前記熱可塑性エラストマーとの親和性がよい
次に、骨材成形体を成形するのに用いられる合成樹脂は
、前記熱可塑性エラストマー、熱可塑性樹脂のいずれも
が使用できるか、前記プライマー液、塩素化ポリプロピ
レンをプライマーとして使用するとき、ポリプロピレン
等のポリオレフィン系合成樹脂、前記熱可塑性エラスト
マーを使用するのが好適である。
熱可塑性樹脂としては、結晶性、非品性を問わず、低密
度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン
、ポリ1−ブテン、ポリ4−メチル−1−ペンテンある
いはエチレン、プロピレン]−フテン、4−メヂルーペ
ンテン等のα−オレフィン同士のランタムあるいはブロ
ック共重合体等のポリオレフィン、エチレン・アクリル
酸共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン
・ビニルアルコール共重合体、エチレン・塩化ビニル共
重合体、等のエチレン・ビニル化合物共重合体、ポリス
チレン、アクリロニトリル・スチレン共重合体、ABS
、メタクリル酸メチル・スチレン共重合体、α−メチル
スチレン・スチレン共重合体等のスチレン系樹脂、ポリ
塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニル 塩化ビ
ニリデン共重合体、アクリル酸エステルとして、ポリア
クリル酸メチル、ポリメタクリル酸メチル等のポリ−1
7〜 ビニル化合物、ナイロン6、ナイロン6−6、ナイロン
6−10、ナイロン11、ナイロン12等のポリアミド
、PET、ポリブチレンテレフタレート等の熱可塑性ポ
リエステル、ポリカーボネート、ボリフェニレンオキザ
イド等あるいはこれらの混合物、もしくはシリコン系、
ウレタン系等のいずれの樹脂でもよい。
これら合成樹脂は必要に応して、発泡剤で発泡させたり
、あるいは、要求される物性を損なわない範囲で、また
は、物性をさらに改善する目的で木粉や繊維片、無機充
填剤等を混入してもよい。
次に、本発明では表皮層を形成するPETの内側に文字
や絵模様を描く合成樹脂塗料層を設けてもよい、PET
の高透光性、光沢性のため下地模様が際だってきれいに
見える。合成樹脂塗料は、アクリル、PET、ポリ塩化
ビニル、ポリウレタン等を例示できる。
、前記した(a)の製造方法についてこの方法を実施す
る装置について触れながら更に詳細に説明すると、この
装置は第1図(a)〜(d)に示したように、少なくと
も雌雄一対の射出成形用金型(1,2>を備えている。
そして、雌型1には、キャビティ3内を負圧化するため
に真空ポンプ6に接続される空気吸引路7が形成されて
いる。
まず、PETフィルムの一面にプライマー液を塗布して
おき、あるいは、PETフィルムを外層とし、この外層
の内側にプライマー液を塗布して、これにポリオレフィ
ン系樹脂とエチレン α−オレフィン系重合体ゴムの部
分架橋物とのブレンド体からなる熱可塑性エラストマー
および/またはポリプロピレンの内層を積層した複合シ
ートを用意しておく。
プライマー液の塗布はドクターナイフ法、ロールコータ
−法、グラビアコート法、スプレー法等による。
そして、雌雄一対の金型(1,2>が開いた状態で、表
皮層としてPETフィルムを使用した場合、プライマー
を塗布していない面が、複合シートを使用した場合、外
層側がキャビティ内壁面側となるようにして前記PET
フィルムもしくは複合シート4を雌型1のキャビティ開
口部を覆うように展張し、その開口部部分のPETフィ
ルムもしくは複合シート4に予備加熱装置のヒータ部5
を接近させて予備加熱する。予備加熱温度は、150〜
250℃である。予備加熱の手段としては、ヒータ部5
の接近のみならず温風の吹き付け、加熱ロールの接触等
様々な手段によることかできる。
その後、真空ポンプ6による吸引で雌型1キヤビテイ3
内を負圧化し、そのキャビティ内壁面に前記PETフィ
ルムもしくは複合シート4を吸引密着させる(第1図(
b))。
その後、ヒータ部5を退避させ、第1図(C)のように
、雌雄一対の金型(1,2)を型締めし、射出成形機8
からのキャビティ3内に流動可塑化状態にある合成樹脂
を射出充填し、冷却等により固化した後、製品として取
り出す。
なお、製品取り出しのためのトリミングは型締めと同時
に金型(1,2)内で行うことができるので、後工程で
のトリミングは不要である。
次に、前記した(b)の製造方法に用いる装置の一例を
説明すると、この装置は第2図に示したように、前記熱
可塑性エラストマー及び/またはポリプロピレンをシー
ト状に押し出ずTタイ押出機31と、プライマー液を塗
布しであるPETフィルム34をTタイ押出機31の押
し出し口側に供給する供給装置32と、供給時にPET
フィルム34を予め加熱する予備加熱装置33とを備え
、さらに、Tタイ押出131のタイより押し出された溶
融したシート状の前記樹脂を、供給装置32から供給さ
れた前記PETフィルム34のプライマー塗布面上に重
ねた後、これらを一対のロール35.35て挟持して貼
合わせ、引取機36で引き取るようになっている。
′I&後に、前記(C)の製造方法について説明すると
、この場合も、プライマー液を事前に塗布しであるPE
Tフィルl\もしくは前記複合シートを用意しておく。
ここでは、前記(b)の方法で製造した複合シートをそ
のまま利用できる。
そして、第3図に示したように、雌型1を下にし雄型2
を−Fにした一対の成形用金型(1,2>を備え、金型
(]、、2)を開いた状態で、前記複合シートまたはフ
ィルム4を予備加熱装置のヒータ部5で予備加熱しつつ
、金型(1,2>間に供給して、PETフィルムの場合
はプライマーを塗布していない面が、複合シートの場合
は外層側がキャビティ内壁面側となるようにして雌型1
のキャビティ開口部を覆うように展張し、その後、真空
ポンプ6による吸引で金型(1,2)のキャビティ内壁
面に前記PETフィルムもしくは複合シート4を吸引密
着させる。
その後、押出機10から流動可塑化状態の合成樹脂をキ
ャビティ3内に流し込んだ後型締めする。
型締めをすることで、流動可塑化状態にある合成樹脂が
金型(1,2)の押圧力によりキャビティ3内に流動充
満するので、その後の冷却等により成形体が固化した後
、製品として取り出す。この場合もトリミングを型締め
と同時に金型(]、、2)内で行うことができる。
ここで、流動可塑化状態にある合成樹脂のキャビティ3
への流し込みは、キャビティ3全域にわたって、均等に
流し込むことかできるよう、キャビティ3−ヒをX−Y
方向に移動可能な注入ノズル11を設け、この注入ノズ
ル11を予め定めたプロクラムの軌跡に従って移動する
ようにしてキャピテイ3内に流動可塑化状態にある合成
樹脂を注入するとよい。
なお、以上の説明て、流動可塑化状態にある合成樹脂と
は、例えはスクリュ式押出機で加熱・混練・分散して得
た溶融樹脂、溶剤で流動可塑化状態とした樹脂等である
また、前記(a)及び(C)の製造方法においては、前
記熱可塑性エラストマー製のシートまたはフィルムをキ
ャビティ内面に吸引密着させて真空成形する金型と、本
発明の積層成形体を成形すべき金型とを別個に用意し、
まず、真空成形用の金型で前記熱可塑性エラストマー製
のシートまたはフィルム製の予備成形品を真空成形し、
この予備成形品を成形用金型のキャビティ内に装着し、
その後(a)の方法の場合には成形用金型を型締めし、
そのキャビティ内に流動可塑化状態にある合成樹脂を射
出充填して成形し、(c)の方法の場合には、真空成形
された前記予備成形品を成形用金型に装着してからその
キャビティ内に流動可塑化状態にある合成樹脂を流し込
み、その後、型締めして成形するようにしてもよい。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を前記説明する。
く(a)の製造方法による実施例〉 まず、合成樹脂からなる骨材成形体の表面にプライマー
層を介してPET製の表皮層を積層した積層成形体を(
a)の製造方法て製造した場合の実施例、比較例につい
て説明する。
実施に先立ち、下記A、B= C,D4種類のフィルム
を製造し、以上のフィルムを予め加熱しておき、プライ
マーを塗布しである場合は塗布していない面を雌型のキ
ャビティ内壁面側にして、真空成形により雌型のキャビ
ティ内面に吸引密着させて絞り加工した後、雄型を閉じ
この雄型側よりキャビティ内に射出成形機から溶融樹脂
を射出充填し、固化してフィルムと一体化したところで
金型を開いて取り出し、フィルムと骨材成形体との接着
強度等を評価した。
(1)まず、ここで用いたフィルムを説明する。
(フィルムA) 2軸延伸された、暑さ100μ、幅550mmのPET
フィルム。
(フィルムB) 2軸延伸された、暑さ100μ、幅550mmのPET
フィルムにウレタン系塗料で木目模様を印刷した。
(フィルムC) フィルムAにドクターナイフでプライマー液を15μの
厚さに塗布した。
(フィルムD) フィルムBに、塩素化率60重量%の塩素化ポリプロピ
レンをトルエンに溶解したプライマー(固形分15%)
を塗布し70℃で乾燥した。塩素化ポリプロピレンの厚
さは10μであった。
(2)次に、骨材成形体の成形材料として、次のような
ものを用いた。
(成形材料 TPE(1)) エチレン含有率70モル%、ヨウ素価15、ムーニー粘
度ML1+4  (100’C) 12 (1)エチレ
ン・プロピレン−エチリデンノルボルネン共重合体ゴム
(以下、EPDM(1)という>70重量部、メルトイ
ンデックス(ASTM  I)−1238−65T、2
30’C)13、密度0.91g/cm3のポリプロピ
レン(以下、PPという)30重量部、ブチルゴム(エ
ッソ製 11R−065、不飽和度0.8モル%、以下
、]、 I Rと略す)10重量部、及びパラフィン系
プロセスオイル(以下、オイルと略す)30重量部とを
バンバリー・ミキサーにより窒素雰囲気中、190’C
で5分間混練した後、ロールを通しシートカッターによ
り角ペレットを製造した。
次に、この角ペレット100重量部と、1,3−ビス(
tert−ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン(
以下、ペルオキシド(A)と略す)0.3重量部、ジビ
ニルベンゼン(以下、DVBと略す)0.5重量部をヘ
ンシェルミキサーで撹はん混合した。ついで、このペレ
ットを押出機で窒素雰囲気下、220°Cで押し出し、
MFR3g/10m1nの熱可塑性エラストマー(TP
E(1)〉を得た。
(成形材料 TPE(2)> エチレン含有率78モル%、ヨウ素価10、ムーニー粘
度ML1+4  (100°C)160、油展量40重
量部のペレット状エチレン・プロピレン−エチリデンノ
ルボルネン共重合体ゴム(以下、EPDM(2>という
)60重量部(従って、EDPM分43重量部、オイル
分17重量部)、PP40重量部、2,5ジメチル−2
,5シ(t−ブチル パーオキシ)ヘキシン−3(以下
、ペルオキシド(B)と略す)0.5重量部をヘンシェ
ルミキザーで撹はん混合しな。ついで、この混合物をワ
ーナー2軸押出機(L/D=43、噛み合タイプ、同方
凹転、3条タイプスクリュー)で窒素雰囲気下、220
℃で押し出し、MFR15g/ ] Om i nの熱
可塑性エラストマー (TPE(2))を得た。
(成形材料 PP(1)> メルトインデックス(ASTM  D−1,238−6
5T、230’C)13、 密度0.9]、g/cm3
のポリプロピレン。
(成形材料 PP(2>) 微粉タルクを20%含有するMFR8のポリプロピレン
(成形材料 PP(3)) 微粉タルクを10%、短繊維クラスファイバー10%を
含有するMFR5のポリプロピレン。
(3)この実施例において、真空成形条件は次のとおり
である。
ヒーター温度;360’C(両側) 予備加熱温度;45秒 真  空  圧  ;700mmHg (4)また、この実施例における射出成形条件は次のと
おりである。
成 形 機 ;ダイナメルター(間板製作所製)成形温
度  ;220℃ 射出圧力  ;−次圧 1000kg/cm2二次圧 
 700 kg/cm2 射出速度  :最大 成形サイクル;90秒/1サイクル ケート   :タイレフトゲ−1〜 (ランド長さ10mm、幅10mm 厚さ3 mm ) 成  形  品  ; 長さ500 mm、幅400 
mm、厚さ3 mm (5)次に、この実施例における積層成形体の評価方法
を説明する。
(サンプル採取方法) 第4図に示したように、前記成形品から、長さ100 
mm、幅25mmの剥離試験片20と、長さ100mm
、幅100 mmのゴパン目剥離試験片21とを打ち抜
き採取した。
(剥離試験) 前記剥離試験片の端から表皮層のフィルムを剥し、18
0度反転方向に引っ張り速度25mm/minて引っ張
って剥離し、その時の密着強度を評価した。密着強度は
剥離荷重を試験片の幅で除しな値で示した。
結果は第1表に示す。但し、フィルムが破損した場合は
「打破」と記した。
(ゴバン目剥離試験) 鋭利なカミソリでフィルム表面を、2 mm間隔で11
本平行に、深さ]。mmの傷を入れ、さらに、それに直
角に11本平行に同様の傷を入れる。
これにより、2 mm四方に切れた枡が100個形成さ
れる。この100個の枡をすべて覆うように、ニチバン
株式会社製のセロテープを張り付け、張り付けたテープ
を勢いよく剥し剥離状態を観察した。剥離状態の評価は
、 100個中剥かれずに残った数/100で表した。10
0/100は全く剥がれなかった状態を示し、0/1.
00は全部剥がれた状態を示す。結果は第1表に示す。
(本貫、以下余白) 〈(b)の製造方法による実施例〉 次に、表皮層かPETフィルムで、この表皮層にプライ
マー層を介して前記熱可塑性エラストマーおよび/また
はポリプロピレン製のシート状骨材成形体を積層した複
合シートとしての積層成形体の実施例、比較例について
説明する。
第2図て示した装置により、ます、先の実施例と同一の
フィルムA〜Dを予備加熱装置33で予め180℃に加
熱しつつ供給し、Tタイ押出機31のダイより溶融樹脂
を押し出してフィルムA〜Dに重ね(フィルムA〜Dの
うちプライマーを塗布しである場合はその塗布面側に溶
融樹脂を重ねる)、チルロールで貼合わせて複合シート
A〜Dを成形し、剥離強度等を測定した。結果は第2表
に示す。
ここで、押出機から押し出す骨材成形体としての樹脂は
、前記TPE(1)〜(3)、PP (1)〜(3)を
用いた。
また、Tタイ押出成形条件は以下のとおりである。
押出機     ; 東芝製 スクリュー形状 : フルフライ1−タイプL/D  
    ;  28 圧縮比     ;35 ダイ       ; ヨー1〜バンカータイ押出温度
    : 230°C (装置、以下余白) く(c)の製造方法による実施例〉 合成樹脂からなる骨材成形体の表面にプライマー層を介
してポリエチレンテレフタレート製の表皮層を積層した
積層成形体を(C)の製造方法で製造した場合の実施例
、比較例を説明する。
先の実施例と同一のフィルムA〜Dを予め加熱しておき
、プライマーか塗布しである場合は塗布されていない面
を雌型のキャビティ内壁面側にして、真空成形により雌
型のキャビティ内壁面に吸引密着させて絞り加工した後
、フィルム上に溶融樹脂を配分よく載せ、雄型を閉じ溶
融樹脂が固化してフィルムと一体化したところで金型を
開いて取り出し、フィルムと成形材料の接着強度を評価
した。
(1)真空成形条件は先の実施例と同様である。
(2)骨材成形体の成形材料は、次のようなものである
TPE (1) 、TPE (2)は、先の実施例と同
一である。
しかし、pp(1)として、先と異なり、メル−35= トインデックス(ASTM  D−1238−65]゛
、230℃)3、密度0.91g/cm3のポリプロピ
レンを用いた。
また、PP (2>として、微粉タルクを30%含有す
るMFR2のポリプロピレンを用いた。
さらに、PP(3)として、微粉タルクを15%、短繊
維グラスファイバー15%を含有するMFRo、7のポ
リプロピレンを用いた。
(3)また、この実施例における成形条件は次のとおり
である。
成  形  機  、池貝l5IVI−300スクリュ
ー径;50mmφ 樹脂温度  ;230℃ プレス圧力 ; 200 kg/cm2成形サイクル;
 50 <Sec> 成  形  品  ; 長さ500 mm、幅500 
mm、厚さ3 mm (4)次に、この実施例におりる積層成形体の評価方法
を説明する。
前記成形品から、長さ100 mm、幅25mmの剥離
試験片と、長さ100 mm、幅100mmのゴハン目
剥離試験片とを打ち抜き採取し、剥離試験、ゴハン目剥
離試験を先の実施例と同様に行った。結果は第3表に示
す。
(装置、以下余白) くその他の実施例〉 く1)次に、前記した複合シートA〜Dの内層(骨材成
形体)側を雌型のキャビティ内壁面側にして、真空成形
により雌型のキャビティ内面に吸引密着させて絞り加工
した後、雄型を閉しこの雄型側よりキャビティ内に射出
成形機から溶融樹脂を射出充填し、固化してシートと一
体化したところで金型を開いて取り出し、シートと骨材
成形体との接着強度等を評価した。
く2)また、この複合シート A〜Dを予め加熱してお
き、内層〈骨材成形体)側を雌をのキャビティ内壁面側
にして、真空成形により雌型のキャビティ内壁面に吸引
密着させて絞り加工した後、複合シート上に溶融樹脂を
配分よく載せ、雄型を閉じ溶融樹脂が固化して複合シー
トと一体化したところで金型を開いて取り出し、複合シ
ートと成形材料の接着強度を評価した。
以上の(1)(2)て、金型に充填する成形材料、その
他の条件は(a>(b)の実施例と同一であり、結果は
これらと同様であった。
〔発明の効果〕
本発明によれは、耐熱性、耐寒性、耐傷付き性、耐候性
、光沢性や透明感等の外観性の優れた積層成形体とする
ことかでき、また、各層の接着強度を高くでき、しかも
、前記熱可塑性エラストマーをPET層に積層した表皮
層を用いた場合、適度の柔軟性を持たせることがてきる
したかって、インストルメントパネルやバンパー等自動
車の内外装部品として、好適に使用てきる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a、 )ないしくd)は(a)の製造方法を示
す工程図、第2図は(b)の製造方法に使用する装置の
概略図、第3図は(C)の製造方法に使用する装置の概
略図、第4図はサンプルの採取方法を示した平面図であ
る。 1.2・・金型(雌型]、雄型2)、3 ・キヤビテイ
、4・・PETフィルムもしくは複合シート、5・・ヒ
ータ部、6・・真空ポンプ、7・空気吸引路、8・ 射
出成形機、コ0・・押出機、11・・注入ノズル、20
・・剥離試験片、21・・ゴバン目剥離試験片、31・
・Tタイ押出機、32・・供給装置、33・・予備加熱
装置、34・・PETフィルム、35・・ロール、36
 ・引取機。 特許出願人     三井石油化学工業株式会社代理人
       弁理士  佐 藤 宗 捻回     
 遠  山      勉手続補LE書(自発) 1.事件の表示 昭和63年特許願第19318号 2、発明の名称 積層成形体及びその製造方法 3、補正をする者 事件との関係    特許出願人 住所 東京都千代田区霞が間圧丁目2番5号 名 称  (58El)三井石油化学工業株式会社4、
代理人 〒101東京都千代田区神田神保町 三丁目10番花卉ビル3階 明細書の「特許請求の範囲」及び「発明の詳6、補正の
内容 (1)特許請求の範囲を別紙の通り補正する。 (2)明細書第14頁第5行に「熱可塑性組成物」とあ
るのを、「熱可塑性エラストマー」と補正する。 (3)明細書第17頁第8行目に「4−メチル−ペンテ
ン」とあるのを「4−メチル−1=ペンテン」と補正す
る。 (4)同頁第18行から第18頁第1行に「塩化ビニル
・塩化ビニリデン共重合体、アクリル酸エステルとして
、ポリアクリル酸メチル、ポリメタクリル酸メチル等の
ポリビニル化合物、」とあるのを、 「塩化ビニル・塩
化ビニリデン共重合体等の塩化ビニル系樹脂、ポリアク
リル酸メチル、ポリメタクリル酸メチル等のポリアクリ
ル酸エステル、」と補正する。 (5)明細書第18頁第11行の「混入してもよい。」
の後に、 「なお、以上のような樹脂で成形される骨材
成形体の形状はシート状、板状、立体形状の他、どのよ
うな形状でもよい。」という文章を挿入する。 (6)明細書第25頁第5行目に「暑さ」とあるのを「
厚さ」に補正する。 (7)明細書第25頁第8行目に「暑さ」とあるのを「
厚さ」に補正する。 (8)明細書25頁第13行目に「塗布した。」とある
のを 「塗布した。なお、このプライマー液は、プロピレン含
量65モル%、X線回折による結晶化度が12%のプロ
ピレン−エチレン共重合体に、マレイン酸を5重量%グ
ラフト共重合した変性重合体をトルエンに溶解した溶液
である。」と補正する。 (9)明細書第26頁第8行、第9行に「11R」とあ
るのを、 rIIR,、+と補正する。 (10)明細書第28頁第14行目の「予備加熱温度」
を「予備加熱時間」に補正する。 (11)明細書第28頁第18行目の「四種製作所製」
を「名種製作所製」に補正する。 (12)明細書第28頁第6行、同頁第9行、第36頁
第4行、第7行にそれぞれ記載された「%」をいずれも
「重量%」に補正する。 別紙 2、特許請求の範囲 (1)合成樹脂からなる骨材成形体の表面にプライマー
層を介してポリエチレンテレフタレート製の表皮層を積
層したことを特徴する積層成形体。 (2)前記骨材成形体がポリオレフィン系樹脂とエチレ
ン・α−オレフィン系重合体ゴムの部分架橋物とのブレ
ンド体からなる熱可塑性エラストマーおよび/またはポ
リプロピレン製のシート状であり、このシート状骨材成
形体と前記ポリエチレンテレフタレート製の表皮層とを
プライマー層を介して積層して複合シートをなす特許請
求の範囲第1項記載の積層成形体。 (3)前記表皮層とプライマー層との間に絵模様を描い
た合成樹脂塗料層を介在させた特許請求の範囲第1項ま
たは第2項記載の積層成形体。 (4)合成樹脂からなる骨材成形体の表面に表皮層を積
層した成形体であり、前記表皮層は、ポリエチレンテレ
フタレート製フィルムを外層とし、ごの外層にプライマ
ー層を介してポリオレフィン系樹脂とエチレン・α−オ
レフィン系重合体ゴムの部分架橋物とのブレンド体から
なる熱可塑性エラストマーおよび/またはポリプロピレ
ンの内層を積層したものであることを特徴する積層成形
体。 (5)ポリエチレンテレフタレート製フィルムの一面に
プライマー液を塗布しておき、このフィルムを予備加熱
した後、ブライマー)夜の塗布されていない面をキャビ
ティ内壁面側にして、金型キャビティ内壁面に前記フィ
ルムを吸引密着させてから型締めし、その後、キャビテ
ィ内に流動可塑化状態にある合成樹脂を射出充填して成
形することを特徴する積層成形体の製造方法。 (6)ボリエナレンテレフタレート製フィルムの一面に
プライマー液を塗布しておき、このフィルムを予備加熱
した後、プライマー液の塗布されている面に、押出成形
によりポリオレフィン系樹脂とエチレン・α−オレフィ
ン系重合体ゴムの部分架橋物とのブレンド体からなる熱
可塑性エラストマーおよび/またはポリプロピレンの)
容融シート秋物を押し出して積層したことを特徴とする
積−2= 層成形体の製造方法。 (7)ポリエチレンテレフタレ−1・製フィルムを外層
とし、乙の外層の内側にプライマー液を塗布しておき、
これにポリオレフィン系樹脂とエチレン・α−オレフィ
ン系重合体ゴムの部分架橋物とのブレンド体からなる熱
可塑性エラストマーおよび/またはポリプロピレンの内
層を積層してなる複合シートを予備加熱した後、外層面
をキャビティ内壁面側にして、金型キャビティ内壁面に
この複合シートを吸引密着させてから型締めし、その後
、キャビティ内に流動可塑化状態にある合成樹脂を射出
充填して成形することを特徴する積層成形体の製造方法
。 (8)前記ポリエチレンテレフタレート製フィルムまた
は前記複合シートをキャビティ内面に吸引密着させて真
空成形する金型と、真空成形された前記熱可塑性ニジス
トマー製のシートまたはフィルム製の予備成形品をキャ
ビティ内に装着して型締めする成形用金型とは、互いに
別個のものであり、真空成形された前記予備成形品を成
形粗金型に装着してから型締めし、そのキャビティ内に
流動可塑化状態にある合成樹脂を射出充填して成形する
ことを特徴する特許請求の範囲第5項及び第7項のいず
れかに記載の積層成形体の製造方法。 (9)ポリエチレンテレフタレート製フィルムの一面に
プライマー液を塗布しておき、このフィルムを予備加熱
した後、プライマー液の塗布されていない面をキャビテ
ィ内壁面側にして、金型キャビティ内壁面に前記フィル
ムを吸引密着させてから、このフィルムの密着したキャ
ビティ内に流動可塑化状態にある合成樹脂を流し込み、
その後、型締めして成形することを特徴する積層成形体
の製造方法。 (10)ポリエチレンテレフタレート製フィルムを外層
とし、この外層の内側にプライマー液を塗布しておき、
これにポリオレフィン系樹脂とエチレン・α−オレフィ
ン系重合体コ゛ムの部分架橋物とのブレンド体からなる
熱可塑性エラストマーおよび/またはポリプロピレンの
内層を積層してなる複合シートを予備加熱した後、外層
面をキヤビティ内壁面側にして、金型キャビティ内壁面
にこの複合シートを吸引密着させてから、この複合シー
トの密着したキャビティ内に流動可塑化状態にある合成
樹脂を流し込み、その後、型締めして成形することを特
徴する積層成形体の製造方法。 (11)前記ポリエチレンテレフタレート製フィルムま
たは前記複合シートをキャビティ内面に吸引密着させて
真空成形する金型と、真空成形された前記フィルムまた
は複合シート製の予備成形品をキャビティ内に装着して
型締めする成形用金型とは、互いに別個のものであり、
真空成形された前記予備成形品を成形用金型に装着して
からそのキャビティ内に流動可塑化状態にある合成樹脂
を流し込み、その後、型締めして成形することを特徴す
る特許請求の範囲第9項及び第10項のいずれかに記載
の積層成形体の製造方法。 −5=

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)合成樹脂からなる骨材成形体の表面にプライマー
    層を介してポリエチレンテレフタレート製の表皮層を積
    層したことを特徴する積層成形体。
  2. (2)前記骨材成形体がポリオレフィン系樹脂とエチレ
    ン・α−オレフィン系重合体ゴムの部分架橋物とのブレ
    ンド体からなる熱可塑性エラストマーおよび/またはポ
    リプロピレン製のシート状であり、このシート状骨材成
    形体と前記ポリエチレンテレフタレート製の表皮層とを
    プライマー層を介して積層して複合シートをなす特許請
    求の範囲第1項記載の積層成形体。
  3. (3)前記表皮層とプライマー層との間に絵模様を描い
    た合成樹脂塗料層を介在させた特許請求の範囲第1項ま
    たは第2項記載の積層成形体。
  4. (4)合成樹脂からなる骨材成形体の表面に表皮層を積
    層した成形体であり、前記表皮層は、ポリエチレンテレ
    フタレート製フィルムを外層とし、この外層にプライマ
    ー層を介してポリオレフィン系樹脂とエチレン・α−オ
    レフィン系重合体ゴムの部分架橋物とのブレンド体から
    なる熱可塑性エラストマーおよび/またはポリプロピレ
    ンの内層を積層したものであることを特徴する積層成形
    体。
  5. (5)ポリエチレンテレフタレート製フィルムの一面に
    プライマー液を塗布しておき、このフィルムを予備加熱
    した後、プライマー液の塗布されていない面をキャビテ
    ィ内壁面側にして、金型キャビティ内壁面に前記フィル
    ムを吸引密着させてから型締めし、その後、キャビティ
    内に流動可塑化状態にある合成樹脂を射出充填して成形
    することを特徴する積層成形体の製造方法。
  6. (6)ポリエチレンテレフタレート製フィルムの一面に
    プライマー液を塗布しておき、このフィルムを予備加熱
    した後、プライマー液の塗布されている面に、押出成形
    によりポリオレフィン系樹脂とエチレン・α−オレフィ
    ン系重合体ゴムの部分架橋物とのブレンド体からなる熱
    可塑性エラストマーおよび/またはポリプロピレンの溶
    融シート状物を押し出して積層したことを特徴とする積
    層成形体の製造方法。
  7. (7)ポリエチレンテレフタレート製フィルムを外層と
    し、この外層の内側にプライマー液を塗布しておき、こ
    れにポリオレフィン系樹脂とエチレン・α−オレフィン
    系重合体ゴムの部分架橋物とのブレンド体からなる熱可
    塑性エラストマーおよび/またはポリプロピレンの内層
    を積層してなる複合シートを予備加熱した後、外層面を
    キャビティ内壁面側にして、金型キャビティ内壁面にこ
    の複合シートを吸引密着させてから型締めし、その後、
    キャビティ内に流動可塑化状態にある合成樹脂を射出充
    填して成形することを特徴する積層成形体の製造方法。
  8. (8)前記ポリエチレンテレフタレート製フィルムまた
    は前記複合シートをキャビティ内面に吸引密着させて真
    空成形する金型と、真空成形された前記熱可塑性エラス
    トマー製のシートまたはフィルム製の予備成形品をキャ
    ビティ内に装着して型締めする成形用金型とは、互いに
    別個のものであり、真空成形された前記予備成形品を成
    形用金型に装着してから型締めし、そのキャビティ内に
    流動可塑化状態にある合成樹脂を射出充填して成形する
    ことを特徴する特許請求の範囲第4項及び第5項のいず
    れかに記載の積層成形体の製造方法。
  9. (9)ポリエチレンテレフタレート製フィルムの一面に
    プライマー液を塗布しておき、このフィルムを予備加熱
    した後、プライマー液の塗布されていない面をキャビテ
    ィ内壁面側にして、金型キャビティ内壁面に前記フィル
    ムを吸引密着させてから、このフィルムの密着したキャ
    ビティ内に流動可塑化状態にある合成樹脂を流し込み、
    その後、型締めして成形することを特徴する積層成形体
    の製造方法。
  10. (10)ポリエチレンテレフタレート製フィルムを外層
    とし、この外層の内側にプライマー液を塗布しておき、
    これにポリオレフィン系樹脂とエチレン・α−オレフィ
    ン系重合体ゴムの部分架橋物とのブレンド体からなる熱
    可塑性エラストマーおよび/またはポリプロピレンの内
    層を積層してなる複合シートを予備加熱した後、外層面
    をキャビティ内壁面側にして、金型キャビティ内壁面に
    この複合シートを吸引密着させてから、この複合シート
    の密着したキャビティ内に流動可塑化状態にある合成樹
    脂を流し込み、その後、型締めして成形することを特徴
    する積層成形体の製造方法。
  11. (11)前記ポリエチレンテレフタレート製フィルムま
    たは前記複合シートをキャビティ内面に吸引密着させて
    真空成形する金型と、真空成形された前記フィルムまた
    は複合シート製の予備成形品をキャビティ内に装着して
    型締めする成形用金型とは、互いに別個のものであり、
    真空成形された前記予備成形品を成形用金型に装着して
    からそのキャビティ内に流動可塑化状態にある合成樹脂
    を流し込み、その後、型締めして成形することを特徴す
    る特許請求の範囲第7項及び第8項のいずれかに記載の
    積層成形体の製造方法。
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