JPH0119215Y2 - - Google Patents

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JPH0119215Y2
JPH0119215Y2 JP8663381U JP8663381U JPH0119215Y2 JP H0119215 Y2 JPH0119215 Y2 JP H0119215Y2 JP 8663381 U JP8663381 U JP 8663381U JP 8663381 U JP8663381 U JP 8663381U JP H0119215 Y2 JPH0119215 Y2 JP H0119215Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は磁気ヘツドのフレーム構造に関する。
従来の磁気ヘツドは、加圧成形、プレス加工等
によつて作られたフレームにコアを嵌め、これを
接着剤等によつて固定してケースに入れ、ねじ、
ばね等を用いてケースに固定することによつて作
られていた、因に上記フレームの材質はダイカス
トのほかに黄銅、フエライト、セラミツク等が用
いられている。
しかし、上記従来の磁気ヘツドのフレーム構造
によれば、次のような欠点がある。
1 フレームが金属系材質の場合は、熱膨張係数
がコア材と合わず、温度変化に対する信頼性が
劣る。
2 フレームのヤング率が低いため機械歪が生じ
易く、平坦度を維持するのが困難で、μ、Å台
のヘツドギヤツプを形成するのに困難が伴い、
周波数特性などの諸特性が悪くなる。
3 組み合わせ時のねじ、ばね等の応力に耐えき
れず、撓みを生じ、多素子の場合のヘツドギヤ
ツプの整合性(インライン)をくずしていた。
4 フレームが無機質のフエライト、セラミツク
などで作られる場合は、コア挿入部の機械加工
が必要で、多量生産時の精度にばらつきが多く
寸法不良が多く生じる。
5 フレームをフエライト、セラミツク等のプレ
ス加工で作る場合は、焼結時の収縮等により寸
法がばらつくという欠点があつた。
本考案の目的は、このような従来のフレーム構
造の欠点を解消することにあり、寸法を重視した
コア位置決め用の第1のフレームと、強度補強及
びコアの熱膨張係数整合用の第2のフレームとに
分割して製作したのちに、これら二つのフレーム
を接合することによりフレームを構成したことを
特徴とするものである。
以下、図示の実施例によつて本考案を説明す
る。
第1図において、符号1は第1のフレームを示
しており、このフレーム1はプレス加工又はエツ
チング加工等により片開放溝1aを形成すること
によりコ字状の薄板(厚さ0.3乃至1.0mm程度)に
形成されている。フレーム1はダイカスト、ステ
ンレス鋼、黄銅等からなり、比較的軟質で機械加
工が容易な非磁性材料が選択される。上記溝1a
は、コア2を位置決めすると共に嵌合保持する保
持溝となつている。第1のフレーム1の下面に
は、フエライト、セラミツク等の硬度が高くて剛
性を有する無機質材料を薄板(厚さ0.3乃至1.0mm
程度)状に形成してなる第2のフレーム3が接着
等の手段によつて一体的に接合されている。第2
のフレーム3は、例えば、素材をロール又はプレ
スにより所定の板厚に形成したのち所定の寸法位
置に溝やスリツトを設け、次にこれを焼結し、か
つ、上記溝又はスリツト位置から折ることによつ
て容易に作ることができる。この第2のフレーム
3の上面には第1のフレーム1によつて嵌合保持
されたコア2の背中に相当する面が当接してコア
2の位置決め基準面となるから、フレーム3の上
面は平坦度及び粗度を良好に仕上げておくことが
望ましい。こうして組み立てられたコアユニツト
は、そのコア2の先端部上面2a及び後端部上面
2bが平研磨によつて精密に仕上げられるが、こ
の仕上げの基準面は第2のフレーム3の上面とな
る。
上記コアユニツトは磁気ヘツドの片がわのコア
ユニツトを成しており、第5図のように、他方の
コアユニツトとの組み合わせにより磁気ヘツドが
構成される。第5図において、略コ字状に形成さ
れた第2のコア4はダイカスト等によつて作られ
た第3のフレーム5に嵌合して保持され、コイル
6を巻回したボビン7が第2のコア4の後端部4
bに挿入され、コア4の前端部4aが前述のコア
2の前端部の面2aに突き合わせられている。コ
ア4の前端部4aとコア2の面2aとの間には一
般の磁気ヘツドと同様に厚さ1μm程度のスペー
サを挾持させることによりギヤツプ8が形成して
ある。また、コア4の後端部4の端面はコア2の
前述の後端部の面2bに接合させてある。こうし
て構成されたコアの構造体はケース9に収納さ
れ、ケース9の一側から螺合されたねじ10によ
り一方のフレーム5を押して、内部のコアの構造
体をケース9の一側の内面に押圧させ、ケース9
と一体化してある。このケース9内には樹脂が流
し込まれ、内部構造体が絶縁された状態で封止さ
れている。コイルボビン7からは端子11,11
が一体に伸び出し、この端子11,11にはコイ
ル6の始端と終端がそれぞれ電気的に接続されて
いる。
第1のフレームは、第2図に符号12で示され
ているように、その前端部に前述のコア2の形状
に合わせて隆起部12b,12bを形成し、フレ
ーム12の溝12aに前述のコア2を嵌合保持さ
せたときコア2の前端部の上面2aとフレーム1
2の隆起部12b,12bの面が同一面内に位置
するようにしてもよい。この例でも、第1図の例
と同様に、フレーム12の下面に第2のフレーム
3が接合される。
さらに、第1のフレームは、第3図に符号13
で示されているように、厚さを比較的厚く作り、
コアの嵌合保持用の片開放溝13aのほかに厚さ
方向に二分するような線に沿つて今一つの片開放
溝13bを形成し、この溝13bに薄板状の第2
のフレーム3を嵌合させて接合させるようにして
もよい。
以上述べた本考案のフレーム構造によれば、セ
ラミツク、フエライト等の剛性の高い材質でフレ
ームの一部を構成しているから、コアの平研磨の
際の基準面が確実に確保され、平研磨による平坦
度が良好に仕上がる。また、セラミツク、フエラ
イト等の高剛性材質は加工し難く、かつ、形状が
複雑になればなる程製造し難くなるが、本考案に
用いられる高剛性材質は単純な薄板状をなし、こ
れを通常の材質で作つた第1のフレームに接合す
るだけでよいから、簡単に所定の寸法精度のフレ
ームを作ることができる。さらに、コアの位置決
め基準面はコアの熱膨張係数に近似したセラミツ
ク等の高剛性材質の面になつているため、温度変
化に対する信頼性が向上する。
また、フレームの一部を高剛性材質で作ること
によりフレーム全体の剛性が高くなり、必要な剛
性を得るのにフレーム全体の厚さを薄くすること
が可能となる。かかる効果は、例えば、録音用磁
気ヘツドと再生用磁気ヘツドを一体に作つたコン
ビネーシヨンヘツドを作る場合に特に好適であ
る。即ち、第4図に示されているように、録音ヘ
ツド14と再生ヘツド15を接合面16に対し略
対称形に配置し、これをバンド17によつて結合
してなるコンビネーシヨンヘツドをコンパクト・
カセツト式テープレコーダに用いる場合、両ヘツ
ド14,15のギヤツプ18a,18b相互の間
隔Sは、カセツトハーフに内装されたパツドの長
さ寸法との関係から、3mm以内であることが望ま
しいとされている。そのためには、両ヘツド1
4,15の接合面16から各ヘツドのギヤツプ1
8a,18bまでの寸法をできれば1mm程度のす
る必要があるのであるが、従来のヘツド構造にお
いてこのような短かい寸法にするとその分だけフ
レームの厚みが薄くなつて剛性が低下し、小さな
機械的応力によつても屈曲歪が生じるため、従来
は上記のように短かい寸法にすることは実現不可
能であつた。従つて、従来は双方のヘツドのギヤ
ツプにテープを密着させるためにテープにテンシ
ヨンを付与するようになつているが、常に安定し
たテープの密着を得るためにはパツドによつて直
接押圧した方が好ましいことはいうまでもない。
その点本考案によれば、高剛性の第2のフレーム
の使用によりフレーム全体としての厚さを薄くし
ても必要な剛性が確保され、強度が増して歪が防
止できるから、第4図において、接合面16から
各ヘツドのギヤツプ18a,18bまでの寸法を
短かくすることができ、双方のヘツドのギヤツプ
間隔Sをきわめて短寸にすることができる。従つ
て、テープはパツドによつて直接双方のギヤツプ
18a,18bに押圧され、従来のコンビネーシ
ヨンヘツドに比べて諸特性の良好なコンビネーシ
ヨンヘツドを提供することができる。
そのほか、本考案によれば、当初に挙げた従来
の磁気ヘツドの欠点を総て解消することができ
る。
なお、本考案は録音ヘツド、再生ヘツドはもち
ろん消去ヘツドに用いることができるし、ステレ
オ用のほかモノラルヘツド、あるいは多チヤンネ
ル用ヘツドに用いることもできる。また、本考案
のフレーム構造は片がわのコアユニツトだけに用
いてもよいし、両がわのコアユニツトに用いても
よい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す分解斜面図、
第2図は本考案の他の実施例を示す斜面図、第3
図は本考案のさらに他の実施例を示す分解斜面
図、第4図は本考案のフレーム構造を用いること
のできるコンビネーシヨン磁気ヘツドの例を示す
外観斜面図、第5図は本考案のフレーム構造を用
いた磁気ヘツドの内部構造の一例を示す断面図で
ある。 1,12,13……第1のフレーム、3……第
2のフレーム、2……第1のコア、4……第2の
コア、5……第3のフレーム、6……コイル、8
……ギヤツプ、9……ケース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コアを嵌合保持する保持溝を形成したダイカス
    ト等の金属材からなる第1のフレームの下面にセ
    ラミツク等の剛性の高い無機質材からなる第2の
    フレームを一体的に接合し、前記保持溝に嵌合し
    た前記コアを前記第2のフレームの上面に当接さ
    せてなる磁気ヘツドのフレーム構造。
JP8663381U 1981-06-12 1981-06-12 Expired JPH0119215Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8663381U JPH0119215Y2 (ja) 1981-06-12 1981-06-12

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JP8663381U JPH0119215Y2 (ja) 1981-06-12 1981-06-12

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JPS57198722U JPS57198722U (ja) 1982-12-17
JPH0119215Y2 true JPH0119215Y2 (ja) 1989-06-05

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