JPH01191303A - 磁気ヘッド用再生増幅器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は映像信号や音声信号を磁気テープなどから再生
する際に用いる高性能磁気ヘッド用再生増幅器に関する
ものである。

従来の技術 従来、ビデオテープレコーダ（ＶＴＲと略す）の再生回
路においては、磁気ヘッドのインダクタンスなどインピ
ーダンスの不揃いによる再生周波数特性のばらつきを補
正するために第２図に示す如くの磁気ヘッド用再生増幅
器が用いられている。

例えば、特公昭５Ｂ−６０４０７号公報に記載されてい
る様な方式である。第２図に従来の磁気ヘッド用再生増
幅器系を示す。第２図において、磁気ヘッド２により磁
気テープ１玉り再生された信号はロータリー・トランス
（ＲＴと略す）３によりインピーダンス変換され結合コ
ンデンサ６を経て増幅器８に至る。ただし、ＲＴ３と結
合コンデンサ６の間には浮遊容量４が存在するので、イ
ンピーダンス変換された磁気ヘッドのインダクタンスと
浮遊容量４などによる共振特性により増幅器８より出力
される信号および雑音はピーキングされた周波数特性を
持つ。ここで、磁気へソド１゜ＲＴ３．および浮遊容量
４よりなる系を磁気ヘッド系５と呼ぶことにする。以下
、本明細書においては簡単のため増幅器８のＡＣ成分の
帰還についてのみ説明する。第２図において初段の増幅
器である増幅器８は通常カスコード接続された増幅器で
あるが、そのＡＣ出力は２つの抵抗１０および１）によ
り分割され負帰還抵抗（ＲＦｌｌ）　９により増幅器８
の入力に負帰還される。そのため増幅器８の出力は、負
帰還を受けない場合よりもフィードバックによるダンピ
ングが成されるため平坦な周波数特性となる。ここで、
負帰還は磁気ヘッドのインダクタンスなどインピーダン
スの不揃いを吸収するに足るだけ行なえばよい。そして
、負帰還が行われた増幅器８の出力信号は出力増幅器１
３により増幅され出力される。

以上の様に負帰還増幅器を含んだ従来の磁気ヘッド用再
生増幅器は磁気ヘッドのインダクタンスなどインピーダ
ンスの不揃いによる再生周波数特性のばらつきを吸収す
るので、生産工程における再生周波数特性の調整工程が
不要になるという利点がある。

発明が解決しようとする課題 このようなＡＣ成分の負帰還増幅を用いた磁気ヘッド再
生増幅器においては、負帰還抵抗（Ｒ□）９を増幅器８
の増幅度゛を＾。として、Ｒｒ１）／　（１（１）．　
）で表わされる抵抗が増幅器８の入力にダンピング抵抗
として存在するのと等価である。即ち、第２図の構成に
おいては負帰還をかけている分だけ負帰還抵抗（ＲＦｌ
ｌ）９は小さくなるが、依然として負帰還による等価的
なダンピング抵抗分ＲＦｌｌ／（１＋Ａ。）なる抵抗に
より、増幅器８の雑音指数が悪化している。このことを
第３図を用いて説明する。ＡおよびＢがそれぞれ負帰還
をかける以前の増幅器８の信号および雑音出力の周波数
特性であるとし、ＣおよびＤをそれぞれ負帰還をかけダ
ンピングした後の増幅器８の信号および雑音出力である
とする。そうすると共振周波数よりも十分低い周波数ｆ
１および共振周波数付近の周波数ｆ２において、次の関
係が成り立っている。

Ａ（ｆ＋）−Ｂ（ｒ＋）≧Ｃ（ｆ＋）−Ｄ（ｆ＋）　　
　　・・・・・・（１）＾（ｆｚ）−Ｂ（ｈ）＞Ｃ（ｈ
）−Ｄ（ｈ）　　　　　　・・・・・・（２）上の（１
）および（２）式の意味するところは、負帰還ダンピン
グにより周波数特性は平坦になった代わりに、再生増幅
器の雑音指数が特に共振周波数付近で低下するというこ
とである。

本発明は、従来の磁気ヘッド用再生増幅器に起因する上
記の問題点を解決しようとするものであって、第２図の
帰還増幅器１２のフィードバンク系に共振周波数付近で
負帰還量が多くなるようなフィードバック・アンプを具
備することにより、負帰還抵抗９を具備したものよりも
雑音指数の低下が少ない優れた磁気ヘッド用再生増幅器
を提供せんとするものである。

課題を解決するための手段 本発明の磁気ヘッド用再生増幅器は、初段の負帰還増幅
器のフィードバック系に帰還量の周波数特性を持たせ磁
気ヘッド系のピーキング特性を抑え平坦化するような帰
還増幅器を具備することにより優れた雑音指数を得る。

作用 上述した構成の磁気ヘッド用再生増幅器においては初段
増幅器に磁気ヘッド系の共振点付近で帰還量が多くなる
ような帰還増幅器を用いることにより優れた雑音指数の
増幅器を得ることができる。

実施例 以下、本発明の一実施例の磁気ヘッド用再生増幅器につ
いて、図面を参照しながら説明する。第１図は本発明の
磁気ヘッド用再生増幅器の要部ブロック図である。第１
図において、磁気ヘッド２により磁気テープ１より再生
された信号はＲＴ３によりインピーダンス変換され結合
コンデンサ６を経てカスコード接続型増幅器７に至る。

ただし、ＲＴ３と結合コンデンサ６の間には浮遊容量４
が存在するので、インピーダンス変換された磁気ヘッド
のインダクタンスと浮遊容量４などの共振特性によりカ
スコード接続型増幅器７より出力される信号および雑音
はピーキングされた周波数特性をもつ。そして出力イン
ピーダンスの十分低いカスコード接続型増幅器７の出力
信号および雑音は帰還増幅器１５に入力される。カスコ
ード接続型増幅器７および帰還増幅器１５により構成さ
れる負帰還増幅器１２においては、良く知られている様
に例えば第４図に示す様に磁気ヘッドのインピーダンス
特性によりばらついている無帰還時の増幅度は、負帰還
量を適切に制御することにより一定の増幅度に保たれる
。ここで第５図および第６図を参照すると第５図は周波
数に対する帰還量、第６図は周波数に対するＳＮ比で、
まず従来型Ａの特性では帰還量を一定にしているためＳ
Ｎ比は周波数が高くなるにしたがって低下してい＜、シ
かし本発明型Ｂでは、ヘッド系での共振周波数付近で帰
還量が多くなるような特性にするためＳＮ比は高い周波
数域まで平坦に保たれる。この様に本発明は優れた雑音
指数の磁気ヘッド用再生増幅器を提供することができる
。更に、第１図において負帰還増幅器１２の出力は出力
増幅器１３に入力され、ここで更に増幅された後出力さ
れる。

発明の効果 本発明の磁気ヘッド用再生増幅器においては、ヘッド系
の共振周波数付近で帰還量が多くなるので優れた雑音指
数の磁気ヘッド用再生増幅器を得ることができる。よっ
て広帯域低雑音へソドアンプが容易に実現できるのでＶ
ＴＲなどの高画質化、高密度記録などに非常に有効であ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の磁気ヘッド用再生増幅器の要部ブロッ
ク図、第２図は従来の磁気ヘッド用再生増幅器の要部ブ
ロック図、第３図は従来の磁気ヘッド用再生増幅器の信
号および雑音の出力周波数特性を説明するためのグラフ
、第４図は負帰還増幅器における増幅度の変化を説明す
るためのグラフ、第５図は本発明および従来型の磁気ヘ
ッド用再生増幅器における周波数に対する帰還量のグラ
フ、第６図は本発明および従来型の磁気ヘッド用再生増
幅器における周波数に対するＳ／Ｎ比のグラフである。 １・・・・・・磁気テープ、２・・・・・・磁気ヘッド
、３・・・・・・ロータリー・トランス、４・・・・・
・浮遊容量、５・・・・・・磁気ヘッド系、６・・・・
・・結合コンデンサ、７・・・・・・カスコード接合型
増幅器、８・・・・・・増幅器、９・・・・帰還用抵抗
、１０．１）・・・・・・抵抗、１２・・・・・・負帰
還増幅器、１３・・・・・・出力増幅器、１４・・・・
・・容量、１５・・・・・・帰還増幅器。 代理人の氏名　弁理士　中尾敏男　はか１名第３図 第４図 、弗゛西還時の５を幅潰Ｊ糟幅生□ 第５図 ７ｊ−Ｊ敢　ｆ　　− 第６図 ７！ｌヲ■　プ　→

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）磁気ヘッド系より供給された再生信号を負帰還増
   幅するカスコード接続型の初段増幅器を具備し、かつ前
   記磁気ヘッド系のインダクタンスとキャパシタンスによ
   りピーキングされた前記カスコード接続型の初段増幅器
   出力を前記カスコード接続型の初段増幅器の入力に、周
   波数によって帰還量を変化させる如く負帰還する帰還回
   路により負帰還し、平坦な周波数特性を得ることを特徴
   とする磁気ヘッド用再生増幅器。
2. （２）負帰還回路の帰還量は、磁気ヘッド系の共振周波
   数付近で多くなるような周波数特性を持つことを特徴と
   する特許請求の範囲第（１）項記載の磁気ヘッド用再生
   増幅器。
3. （３）カスコード接続型の初段増幅器は、第１および第
   ２のトランジスタを具備し前記磁気ヘッド系より供給さ
   れた再生信号をエミッタ接続型の前記第１のトランジス
   タのベースに入力し、前記第１のトランジスタのコレク
   タをベース接続型の前記第２のトランジスタのエミッタ
   に接続し、前記第２のトランジスタのコレクタより増幅
   された出力を供給することを特徴とする特許請求の範囲
   第（１）項記載の磁気ヘッド用再生増幅器。
4. （４）カスコード接続型の初段増幅器は第３の電界効果
   トランジスタと第４のトランジスタを具備し、前記磁気
   ヘッド系より供給された再生信号をリース接地型の前記
   第３の電界効果トランジスタのゲートに入力し、前記第
   ３の電界効果トランジスタのドレインをベース接地型の
   前記第４のトランジスタのエミッタに接続し、前記第４
   のトランジスタのコレクタより増幅された出力を供給す
   ることを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載の磁
   気ヘッド用再生増幅器。