JPH01189810A - 難着雪電線 - Google Patents
難着雪電線Info
- Publication number
- JPH01189810A JPH01189810A JP63015546A JP1554688A JPH01189810A JP H01189810 A JPH01189810 A JP H01189810A JP 63015546 A JP63015546 A JP 63015546A JP 1554688 A JP1554688 A JP 1554688A JP H01189810 A JPH01189810 A JP H01189810A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- aluminum alloy
- heat resisting
- heat
- alloy wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 claims abstract description 18
- 239000003302 ferromagnetic material Substances 0.000 claims abstract description 12
- 230000005294 ferromagnetic effect Effects 0.000 claims abstract description 11
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 15
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 abstract description 4
- 230000000979 retarding effect Effects 0.000 abstract 2
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 abstract 1
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 10
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 description 5
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 4
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 229910001335 Galvanized steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000008397 galvanized steel Substances 0.000 description 1
- 230000005291 magnetic effect Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Non-Insulated Conductors (AREA)
- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、夏期の安全性が高く、かつ、着雪防止効果
、経済効果等も大きい難着雪電線に関する。
、経済効果等も大きい難着雪電線に関する。
（従来の技術〕
架空送電線への着雪は、鉄塔倒壊事故、或いは落雷によ
るビニールハウスの如き線下構造物の破壊事故の発生原
因となる。従って、特に多雪地帯においてはその防止策
が必要である。
るビニールハウスの如き線下構造物の破壊事故の発生原
因となる。従って、特に多雪地帯においてはその防止策
が必要である。
さて、電線への着雪防止策としては、例えば、電線の外
周に磁性体を線路方向或いは線路直角方向に取付け、送
電線への通電によってその磁性体に発生する鉄損により
着雪を防止し、さらに、付着した雪を融かす方法がある
。しかしながら、この方法は、夏期の１００％通電時に
おける磁性体の発熱（鉄損）が非常に大きく、安全基準
を越える電線の軟化を招くことから、その対策として、
キューリー点以下の低温時には強磁性体になり、−方、
キューリー点を越す高温時には非磁性体に近い性質に転
じる低キユーリー材料をスイッチ要素として強磁性体に
組込んだり、低キユーリー材のみを電線に取付けたりす
ることが提案されている。
周に磁性体を線路方向或いは線路直角方向に取付け、送
電線への通電によってその磁性体に発生する鉄損により
着雪を防止し、さらに、付着した雪を融かす方法がある
。しかしながら、この方法は、夏期の１００％通電時に
おける磁性体の発熱（鉄損）が非常に大きく、安全基準
を越える電線の軟化を招くことから、その対策として、
キューリー点以下の低温時には強磁性体になり、−方、
キューリー点を越す高温時には非磁性体に近い性質に転
じる低キユーリー材料をスイッチ要素として強磁性体に
組込んだり、低キユーリー材のみを電線に取付けたりす
ることが提案されている。
磁性体のみを用いて着雪防止効果を得る場合には、上述
した夏場の゛電線の軟化の問題がある。
した夏場の゛電線の軟化の問題がある。
一方、低キユーリー材を用いる場合には、電線の軟化は
妨げるもの＼低温時の磁気特性が強磁性体に比べて劣る
と云う低キ工−り一材料特有の欠点のために大きな発熱
量が期待できず、着雪防止効果が満足に引出される降雪
条件が非常に狭い範囲になってしまう。
妨げるもの＼低温時の磁気特性が強磁性体に比べて劣る
と云う低キ工−り一材料特有の欠点のために大きな発熱
量が期待できず、着雪防止効果が満足に引出される降雪
条件が非常に狭い範囲になってしまう。
このように、従来の対策では、電線の軟化防止効果と不
足の無い着雪防止効果を両立させることが困難であった
。
足の無い着雪防止効果を両立させることが困難であった
。
そこで、この発明は、その２つの効果を両立させた電線
を実現することを目的としている。
を実現することを目的としている。
この発明は、上記の目的を達成するため、先ず電線の素
線に、連続許容耐熱温度が１５０℃以上の耐熱アルミ合
金線を使用する。そして、この耐熱アルミ合金線から成
る電線の外層素線の数本を強磁性体又はそれを含む線に
置換して難着雪電線となす。
線に、連続許容耐熱温度が１５０℃以上の耐熱アルミ合
金線を使用する。そして、この耐熱アルミ合金線から成
る電線の外層素線の数本を強磁性体又はそれを含む線に
置換して難着雪電線となす。
なお、第２の手段として、１５０℃以上の耐熱アルミ合
金線から成る電線の外周に強磁性体のリングを所定間隔
で取付ける構成を採用しても同一目的を達成することが
できる。
金線から成る電線の外周に強磁性体のリングを所定間隔
で取付ける構成を採用しても同一目的を達成することが
できる。
外層素線の一部に用いた強磁性体又は電線外周に取付け
た強磁性体リングは、電線への通電電流によって大きな
熱（鉄損）を生じ、厳しい降雪条件下でも不足のない着
雪防止効果を生み出す。
た強磁性体リングは、電線への通電電流によって大きな
熱（鉄損）を生じ、厳しい降雪条件下でも不足のない着
雪防止効果を生み出す。
例えば、Ａ ＣＳ Ｒ２４０ｆｉ”を例にとり、従来用
いている低キユーリー合金をスイフチにした強磁性体リ
ングＡと、これと同一サイズの鉄（強磁性体）のみのリ
ングＢの２つについて周囲温度θ℃での通電時鉄損を比
較すると、冬期の代表的通電電流値である１５％通電下
では、Ａの発熱量Ｑ−０゜２５Ｗ／個に対してＢはＱ−
１，０Ｗ／個であり、着雪防止効果は約４倍に高まる。
いている低キユーリー合金をスイフチにした強磁性体リ
ングＡと、これと同一サイズの鉄（強磁性体）のみのリ
ングＢの２つについて周囲温度θ℃での通電時鉄損を比
較すると、冬期の代表的通電電流値である１５％通電下
では、Ａの発熱量Ｑ−０゜２５Ｗ／個に対してＢはＱ−
１，０Ｗ／個であり、着雪防止効果は約４倍に高まる。
一方、周囲温度４０℃（夏期最高温度）、１００％通電
下では、リングＢの温度とリング取付部での電線温度が
約１４０℃になる。これは、ＡＣ３Ｒの連続許容最高温
度９０℃をはるかに上まわる数値である。また、適用電
線が耐熱ＡＣ３Ｒ（ＴＡＣ３Ｒ）の場合の夏期の同一条
件下でのリングＢの温度は約２００℃となり、これもＴ
ＡＣ３Ｒの許容温度をはるかに上まわる。
下では、リングＢの温度とリング取付部での電線温度が
約１４０℃になる。これは、ＡＣ３Ｒの連続許容最高温
度９０℃をはるかに上まわる数値である。また、適用電
線が耐熱ＡＣ３Ｒ（ＴＡＣ３Ｒ）の場合の夏期の同一条
件下でのリングＢの温度は約２００℃となり、これもＴ
ＡＣ３Ｒの許容温度をはるかに上まわる。
しかし、本願の難着雪電線は連続許容耐熱温度が１５０
℃以上の耐熱アルミ合金線又は２００℃以上の耐熱アル
ミ合金線を使用しているので、夏期の大きな発熱にも耐
え、軟化による素線破断等の事故も防止し得る。
℃以上の耐熱アルミ合金線又は２００℃以上の耐熱アル
ミ合金線を使用しているので、夏期の大きな発熱にも耐
え、軟化による素線破断等の事故も防止し得る。
第１図にこの発明の電線の一例を示す。
図の１は亜鉛メツキ鋼心（撚線）である、２．３は、調
心の外周に２層以上撚り合わせた素線であって、２の素
線には、連続許容耐熱温度が１５０℃の耐熱アルミ合金
線又は２１０℃のＺＴＡＩ、ＵＴＡＩと云った超耐熱ア
ルミ合金線又はこれも超耐熱合金線の一種である耐熱温
度が２３０℃の特別耐熱アルミ合金線（ＸＴＡＩ）など
が用いられている。一方、外層の一部に用いた３の素線
は強磁性体を含むＡｌ覆綱線である。
心の外周に２層以上撚り合わせた素線であって、２の素
線には、連続許容耐熱温度が１５０℃の耐熱アルミ合金
線又は２１０℃のＺＴＡＩ、ＵＴＡＩと云った超耐熱ア
ルミ合金線又はこれも超耐熱合金線の一種である耐熱温
度が２３０℃の特別耐熱アルミ合金線（ＸＴＡＩ）など
が用いられている。一方、外層の一部に用いた３の素線
は強磁性体を含むＡｌ覆綱線である。
次に、第２図に示す第２実施例の電線は、全部の素線を
耐熱アルミ合金線又は超耐熱アルミ合金線とし、第１図
の３の素線に代わるものとして強磁性体リング４を電線
５の外周に所定間隔（例えばｉｎ間隔）で取付けである
。第３図及び第４図は強磁性体リング４の一興体例を示
している。このリング４は、表面に亜鉛メツキを施した
半割りリング４ａ、４ｂを相互噛み合い部４Ｃと外周に
嵌めるバネクリップ４ｄで環状に束ねて電線外周に挟着
するようにしてあり、装着性に優れるが、使用する強磁
性体のリングは、この構造に限定されるものではない。
耐熱アルミ合金線又は超耐熱アルミ合金線とし、第１図
の３の素線に代わるものとして強磁性体リング４を電線
５の外周に所定間隔（例えばｉｎ間隔）で取付けである
。第３図及び第４図は強磁性体リング４の一興体例を示
している。このリング４は、表面に亜鉛メツキを施した
半割りリング４ａ、４ｂを相互噛み合い部４Ｃと外周に
嵌めるバネクリップ４ｄで環状に束ねて電線外周に挟着
するようにしてあり、装着性に優れるが、使用する強磁
性体のリングは、この構造に限定されるものではない。
以上のように、この発明では、電線の素線に超耐熱アル
ミ合金線を用いて耐熱性を高めた上で外層素線の一部又
は電線に所定間隔で取付けるリングを強磁性体となした
ものであるから、冬期には不足の無い着雪防止効果が、
また、夏期には電線の軟化効果が得られ、信鎖性の高い
難着雪電線を提供することが可能になる。
ミ合金線を用いて耐熱性を高めた上で外層素線の一部又
は電線に所定間隔で取付けるリングを強磁性体となした
ものであるから、冬期には不足の無い着雪防止効果が、
また、夏期には電線の軟化効果が得られ、信鎖性の高い
難着雪電線を提供することが可能になる。
また、低キユーリー材を使用していないので製造コスト
を下げることができる。
を下げることができる。
さらに、本願の第１手段（請求項１の電線）を使用する
には既設電線の張替が必要であるが、工場で完成した電
線としておくことができるので、現地作業は張替のみで
よく、従って既設電線に宙乗り作業で融雪リング等を取
付ける場合に比較して張替え作業は経費面で不利になる
が、着雪に起因した被害の防止、作業の安全性等も含め
た総合的見地からは、従来対策に比べて本願は明らかに
有利であると云える。
には既設電線の張替が必要であるが、工場で完成した電
線としておくことができるので、現地作業は張替のみで
よく、従って既設電線に宙乗り作業で融雪リング等を取
付ける場合に比較して張替え作業は経費面で不利になる
が、着雪に起因した被害の防止、作業の安全性等も含め
た総合的見地からは、従来対策に比べて本願は明らかに
有利であると云える。
第１図は、この発明の第１実施例を示す断面図、第２図
は第２実施例の側面図、第３図及び第４図は第２実施例
の電線に用いる強磁性体リングの一具体例を示す正面図
と側面図である。 １・・・・・・亜鉛メツキ調心、 ２・・・・・・超耐熱アルミ合金線、 ３・・・・・・Ａｌ１１ｗ４線、 ４・・・・・・強
磁性体リング、５・・・・・・電線。 特許出願人 住友電気工業株式会社 同 代理人 鎌 １） 文 二第１図 第２０ 睨図 第４゜
は第２実施例の側面図、第３図及び第４図は第２実施例
の電線に用いる強磁性体リングの一具体例を示す正面図
と側面図である。 １・・・・・・亜鉛メツキ調心、 ２・・・・・・超耐熱アルミ合金線、 ３・・・・・・Ａｌ１１ｗ４線、 ４・・・・・・強
磁性体リング、５・・・・・・電線。 特許出願人 住友電気工業株式会社 同 代理人 鎌 １） 文 二第１図 第２０ 睨図 第４゜
Claims (2)
- （１）耐熱アルミ合金線から成る電線の外層素線の数本
を強磁性体又はそれを含む線に置換して構成される難着
雪電線。 - （２）耐熱アルミ合金線から成る電線の外周に強磁性体
のリングを所定の間隔で取付けて構成される難着雪電線
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63015546A JPH01189810A (ja) | 1988-01-25 | 1988-01-25 | 難着雪電線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63015546A JPH01189810A (ja) | 1988-01-25 | 1988-01-25 | 難着雪電線 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01189810A true JPH01189810A (ja) | 1989-07-31 |
Family
ID=11891784
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63015546A Pending JPH01189810A (ja) | 1988-01-25 | 1988-01-25 | 難着雪電線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01189810A (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5983752A (ja) * | 1982-11-02 | 1984-05-15 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 耐熱アルミニウム合金導体の製造方法 |
-
1988
- 1988-01-25 JP JP63015546A patent/JPH01189810A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5983752A (ja) * | 1982-11-02 | 1984-05-15 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 耐熱アルミニウム合金導体の製造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2006196375A (ja) | 融雪用架空電線 | |
| CN106058768B (zh) | 一种导线上置式的配网线路弃线保杆装置 | |
| WO2020238050A1 (zh) | 一种层绞式可融冰光纤复合架空地线 | |
| JPH01189810A (ja) | 難着雪電線 | |
| JPH01126124A (ja) | 架空送電線の着氷雪防止装置 | |
| Malville | Magnetic fields in two active prominences | |
| JPH0613572Y2 (ja) | 難着雪スパイラルロツド | |
| JP2010183688A (ja) | 線材の巻付装置および巻付方法 | |
| JPH0134503Y2 (ja) | ||
| JP2831659B2 (ja) | 発熱線材およびそれを用いた融雪電線 | |
| JPH045579A (ja) | 異常発生点検出用加熱装置 | |
| JPH01126125A (ja) | 架空送電線の着氷雪防止装置 | |
| JP5170871B2 (ja) | 融雪スパイラルの巻付方法および低風音型融雪電線 | |
| JP3271491B2 (ja) | 架空配電線路用光ファイバ複合架空地線 | |
| JPH01246711A (ja) | 耐雷性電線 | |
| JPH05120920A (ja) | 低風音型難着雪電線 | |
| JP2675102B2 (ja) | 架空電線の着雪防止方法 | |
| JP2015198476A (ja) | アーマロッドおよび送電線補強構造 | |
| JP2000268635A (ja) | 着雪防止型架空電線およびその線路 | |
| JPH06162828A (ja) | 難着雪送電線 | |
| JPH0686437A (ja) | 融雪電線 | |
| JP2586755Y2 (ja) | 架空送電線 | |
| JPH0279713A (ja) | 架空線の融雪装置 | |
| JPH04308609A (ja) | 架空送電線 | |
| JPH0637180Y2 (ja) | 支線の雪害保護装置 |