JPH0613572Y2 - 難着雪スパイラルロツド - Google Patents

難着雪スパイラルロツド

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JPH0613572Y2
JPH0613572Y2 JP1982100100U JP10010082U JPH0613572Y2 JP H0613572 Y2 JPH0613572 Y2 JP H0613572Y2 JP 1982100100 U JP1982100100 U JP 1982100100U JP 10010082 U JP10010082 U JP 10010082U JP H0613572 Y2 JPH0613572 Y2 JP H0613572Y2
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JP
Japan
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snow
spiral rod
electric wire
magnetic substance
rod
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JP1982100100U
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JPS598230U (ja
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祐司 木村
正造 天雲
正雄 佐内
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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  • Insulated Conductors (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は豪雪地域の電線を難着雪にするためのスパイラ
ルロツドに関するものである。
電線に着雪が生ずると、その荷重増加により、電線の断
線,鉄塔の倒壊事故が起り、またこれ程大きくない場合
でも電線着雪の落下により建築物等に損傷を与える等、
電線着雪の防止は重要な問題となつている。
そのため、種々の難着雪対策が提案されているが決め手
となるものはなく、前記後者の落雪防止には融雪作用を
持つ対策が必要と考えられる。
そこで、その対策として、低キユリー点磁性体を応用し
たリングが考案されている。
即ち、第1図,第2図に示すように電線2に取付けたリ
ング1中に磁束を流すためには、第2図A部を密着させ
る必要があるが、リング1を電線2に固定するには第1
図B部を密着させる必要もあり、相反する要求となる。
従つて、リング方式ではこれら2つの要求を満足させる
には把持機構が複雑となる。要するに低キユリー点磁性
体リングは取付方法が難しく、また取付可能すなわち落
下可能性となり、落下防止対策が必要である。
本考案は上記の点を考慮した難着雪スパイラルロツドを
提供するもので、以下図面に基づいて本考案を説明す
る。
第3図,第4図は本考案の難着雪スパイラルロツドを電
線に適用したそれぞれ側面図,断面図で2は電線,3は
亜鉛めつき低キユリー点磁性体,4は亜鉛めつき鋼もし
くはアルモウエルドである。
即ち、電線2に断面矩形あるいは半円形の低キユリー点
磁性体のスパイラルロツド3を巻付け、次に上記ロツド
と反対より方向の同じく断面矩形あるいは半円形の亜鉛
めつき鋼線,アルモウエルド線,もしくは低キユリー点
磁性体のスパイラルロツド4を巻付けたものである。
2つのロツドの断面を矩形または半円形とするのは、後
述する磁気閉回路中の磁束を増すためである。
ロツド3,4により磁気的な閉回路が構成され、低キユ
リー点磁性体が磁性体として働く低温時には電線中の通
電電流より大きな磁束がロツド中に電磁誘導により発生
し、スパイラルロツド中の渦電流損によりロツドは発熱
し、融雪作用を生ずる。
また、低キユリー点磁性体が非磁性的な動作をする高温
時には、磁性体よりなる磁気的閉回路を構成しないた
め、渦電流発生による送電ロスを発生せしめない。
本考案のスパイラルロツドを装着した電線に着雪が生じ
た場合、上記発熱によりスパイラルロツド付近の雪が融
かされると共に電線温度も上昇し、着雪の進行を防ぐこ
とができ、さらに雪の回転による着雪の発達も防止でき
るという副次的効果もある。
本考案の難着雪スパイラルロツドの利点は (1)低キユリー点磁性体を応用した磁気閉回路により、
融雪効果をもつ難着雪対策となる。
(2)従来よりあるアーマーロツド等と同じで構造が極め
てシンプルであるので、施工性が良い。
(3)全体で電線に巻付け、1部の把持機構に頼るもので
はないので、落下の危険がない。
(4)材質も送電線に使用実績のあるもの(もしくは極め
て類似のもの)であるので、耐候性も充分立証され、優
れている。
等である。
本考案の難着雪スパイラルロツドは、円形もしくはそれ
に近い断面を有する通電構造物に対する着雪(着氷)防
止にも適用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図はそれぞれ磁性体リングを電線に取付け
た斜視図,断面図,第3図,第4図はそれぞれ本考案の
難着雪スパイラルロツドを電線に取付けた側面図,断面
図である。 1……磁性体リング、2……電線、3……亜鉛めつき低
キユリー点磁性体スパイラルロツド、4……亜鉛めつき
鋼もしくはアルモウエルドスパイラルロツド。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】低キュリー点磁性体と当該他の低キュリー
    点磁性体もしくは鋼等の磁性体とを電線上で左右逆方向
    に重ね巻きしてなることを特徴とする難着雪スパイラル
    ロッド。
  2. 【請求項2】ロッド断面が矩形−矩形、または矩形−半
    円形の組合わせである実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の難着雪スパイラルロッド。
JP1982100100U 1982-07-01 1982-07-01 難着雪スパイラルロツド Expired - Lifetime JPH0613572Y2 (ja)

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