JPH0118959B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0118959B2
JPH0118959B2 JP10945081A JP10945081A JPH0118959B2 JP H0118959 B2 JPH0118959 B2 JP H0118959B2 JP 10945081 A JP10945081 A JP 10945081A JP 10945081 A JP10945081 A JP 10945081A JP H0118959 B2 JPH0118959 B2 JP H0118959B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hardness
freezing
water
present
ice
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10945081A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5811579A (ja
Inventor
Minoru Nishi
Kenichi Oikawa
Kinji Kaneda
Shinsuke Fujita
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sogo Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Sogo Pharmaceutical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sogo Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Sogo Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP10945081A priority Critical patent/JPS5811579A/ja
Publication of JPS5811579A publication Critical patent/JPS5811579A/ja
Publication of JPH0118959B2 publication Critical patent/JPH0118959B2/ja
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  • Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、氷結時に硬度を持つ氷土にしないた
めの顆粒粉体状又はゲル状等所望の形態にした氷
結硬化硬度低下剤に関するものである。
土壌には、重力や毛細管現象によつて自由に移
動し得る自由水や、土壌粒子の表面に極めて薄い
膜をなして吸着している吸着水が存在している。
他に、各粒子間の空隙にあつて毛管力によつて保
持されている保持水等の多量の水分が含まれてい
る。
従つて、土壌が外気等の変化により一旦零下に
冷却されると、土壌中の自由水、吸着水、保持水
が凍結する。これ等の水が凍結しない様食塩、塩
化カルシウムといつた中性無機塩類を中心にした
各種の凍結防止剤が研究され、又は実用に共され
ている。
しかしながら、当技術分野においては凍結を防
止することのみにその開発、研究の主眼点が向け
られており、凍結した氷の硬度については関心が
払われていないのが現状である。ところが現実に
は凍結自体を防止することまでは必要がなく、凍
結した氷の硬度を低下させるだけで充分な場合も
しばしばあるし、むしろその方が好ましい場合す
ら数多く存する。例えば、冬期道路路面の積雪、
結氷は、これを完全に除去するまでは必要でな
く、氷の硬度を低下せしめて氷を柔かくしてやれ
ば、通常の交通にはそれで充分であるし、土木工
事、土木施行においても、冬期に土壌が氷結して
完全な凍土にならないよう、その氷結硬度を低下
させてやれば冬期における作業も何ら支障なく行
うことができる。また化学工業プラント等におい
ても冷却工程においては、氷の硬度が低くて柔い
氷を用いた方が操作が円滑に進むことが多い場合
がしばしば見受けられる。
本発明は、このような技術の現状に鑑み、凍結
した氷の硬度という技術面に着目してなされた発
明であつて、以下述べるように、発明の構成が新
規であるのみでなく、用途すなわち課題自体が新
規なのである。換言すれば、本発明は、新しい課
題に着目し、これを解決した、全く新規な用途発
明ということができる。
本発明はアルキレンとカルボン酸の共重合体、
ポリアクリル酸ソーダ及びアルコールサルフエー
トからなる氷結硬化硬度低下剤に関するものであ
る。
本発明ではアルキレンとカルボン酸の共重合体
としては、下記の式で示され、イソバン(クラレ
イソプレンケミカル社製)の名称で市販されてい
るものが使され、吸水剤として効果的である。
また、本発明ではポリアクリル酸ソーダが吸水
剤として効果的に使用される。
また、本発明で使用するアルコールサルフエー
トは硫酸メチル、硫酸エチルなどがあるが具体的
にはアルコールサルフエート(商品名:サンノー
ル、ライオン(株)製)として市販されているも
のを使用するのがよい。
本発明においては、アルキレンとカルボン酸の
共重合体、ポリアクリル酸ソーダ及びアルコール
サルフエートを単に混合してペースト状のままで
使用することもできるが、これを造粒して顆粒
状、小球状、球状、粉状その他の形状にして散
布、混合といつた実際の使用に使ならしめること
もできる。また、そのためには、カルボキシメチ
ルセルローズといつたメチルセルローズ、エチル
セルローズ、ポリビニルアルコール、スターチ、
グリコール酸誘導体等粘結剤を用いて常法により
顆粒状その他所望の形状に成形、製剤化すること
もできる。
本発明における、アルキレンとカルボン酸の共
重合体:ポリアクリル酸ソーダ:アルコールサル
フエートの使用比率は適宜でよいが、好適には、
30〜50重量部:10〜20重量部:20〜40重量部程度
である。
本発明に係る氷結硬度低下剤は、上記のように
してなるものであり、これを土壌、氷雪、水又は
これらの含有物、これらの堆積物に散布適用する
と氷の硬度を低下させることができ、厳冬期にお
ける土木工事の推進、厳冬期における凍結路面上
のすべり止め材として、また化学工業プラントに
おいても極めて有利に使用することができる。
以下本発明の実施例を述べる。
実施例 1 それぞれ重量でアルキレンとカルボン酸の共重
合体(クラレイソプレンケミカル社製)41部を3
部の水に攪拌混合し、吸水剤のポリアクリル酸ソ
ーダ15部を加え、10〜30mmHgの減圧下で40〜50
℃の熱を加え乾燥する。水分が約50%乾燥したと
ころでアルコールサルフエート(サンノール、ラ
イオン(株)製)31部を用いて表面を被覆した後、乾
燥顆粒化を行い、氷結硬度低下剤を得た。
こうして得られた顆粒化粉体0.01〜0.05部を取
りこれを100部の水に添加したものは零下凍結時
に於いて何も添加していない水の氷結硬度に比較
して木下式硬度計で測定したところ、約50〜100
Kg/cm2のひらきが認められた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アルキレンとカルボン酸の共重合体、ポリア
    クリル酸ソーダ及びアルコールサルフエートから
    なる氷結硬化硬度低下剤。
JP10945081A 1981-07-15 1981-07-15 氷結硬化硬度低下剤 Granted JPS5811579A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10945081A JPS5811579A (ja) 1981-07-15 1981-07-15 氷結硬化硬度低下剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10945081A JPS5811579A (ja) 1981-07-15 1981-07-15 氷結硬化硬度低下剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5811579A JPS5811579A (ja) 1983-01-22
JPH0118959B2 true JPH0118959B2 (ja) 1989-04-07

Family

ID=14510540

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10945081A Granted JPS5811579A (ja) 1981-07-15 1981-07-15 氷結硬化硬度低下剤

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JPS5811579A (ja) 1983-01-22

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