JPH01187352A - 携帯作業機用内燃機関の始動燃料供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は携帯作業機用内燃機関の始動燃料供給装置に関
するものである。

〔従来の技術１ 近年、チェーンソー、刈払磯などの携帯作業機の機関に
もセルモータが取り付けられ、始動操作が簡便になった
。小型高出力が要求される携帯作業機の内燃機関は、一
般に機体の姿勢変化（二対（芯できるダイヤフラム型気
化器を備えた２１Ｊ′イクル型のものであって、機関の
始動時、運転条件や温度条件に対応して適正な混合気を
供給することがではきる。

例えば、特開昭６２−３５０４７号公報に開示されるも
のでは１機関の始動時手釣のアイラマポンプにより燃ｎ
タンクから気化器のメータリング室へ燃料を供給すると
同時に蓄圧器へも燃料を充填し、■関のりコイル操作と
同時に、ボタン操作により蓄圧器の燃料を燃料ノズルか
ら気化器の吸気通路へ供給し、始動に必要な濃いン昆合
気を生成している、。

セルモータを具備する機関の場合に、このような手動操
作は煩頂であり、いたずらにセルモータを駆動すれば電
源バッテリの消耗を来す。

［発明が解決しようとする問題点］ そこで、本発明の目的は上述の問題に鑑み、セルモータ
により始動燃料ポンプを駆動し、所定量の始動燃料を吸
気通路へ噴出し、これにより始動に必要な濃い混合気を
生成する携帯作業機用内燃は閏の始動燃料供給装置を提
供することにある。

［問題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、本ツで明の構成は機関のセ
ルモータに回転結合した始動燃料ポンプと、始＃ＪＩ燃
料ポンプの逆転により気化器のメータリング室からの燃
料を保留する燃料計１装置と、始動燃料ポンプの正回転
時燃料計量装置の燃料を気化器の吸気通路へ噴出する燃
料ノズルとを備えたものである。

［作用］ 機関の始動する場合に、まずセルモータ４６を逆回転す
ると、始動燃料ポンプ３７により燃料タンク３５の燃＄
４が気化器２のメータリング室１６へ充填され、同時に
燃料計１装置８１の計量穿９２ｂへ所定量の燃料が充填
され、余分の燃料は逃し弁ないし逆止弁３３を経て燃料
タンク３５へ戻される。これにより、気化器２の燃料蒸
発による燃料不足が解消されると同時に、冷間始り時に
濁い混合気を生成するために必要な始動燃料が準備され
る。

次いで、セルモータ４６を正回転すると、機関が回転さ
れ、燃料計１！１ｉｌｆ８１の計量室９２ｂの始動燃料
が燃１ノズル１４から気化器２の吸気通路１７へ噴出さ
れ、始動に必要な濁い混合気が生成され、機関が円滑に
始動される。

［発明の実施例］ 第１図は本発明による内燃は関の始８燃料供給装置の概
略構成を示す。始動燃料供給装置はセルモータ４６によ
り正逆回転される歯車ポンプ、ベーンポンプなどの容積
型の始動燃料ポンプ３７と。

始動燃料ポンプ３７と燃料タンク３５との間に配設した
燃料溜３２と、始動燃料ポンプ３７と燃料ノズル１４と
の間に配設した燃料計１１１８ｉ１！８１と、気化器２
の吸気通路１７に配設した燃料ノズル１４とを備えてい
る。

セルモータ４６はこの軸６７に結合した歯車６８を、内
燃機関２７のクランク軸６９に結合したフライホイール
７０と一体の歯車に係脱可能に噛み合される。すなわち
、セルモータ４６が正回転する時だ１１歯車６８がフラ
イホイール７０の歯車と噛み合され、通常は噛合いが解
かれている。セルモータ４６の軸６７に始動燃料ポンプ
３７が回転結合される。セルモータ４６は連動する切換
スイッチ５５．５６を経てバッテリ４１に正・逆回転可
能に接続される。ただし、セルモータ４６を逆転させる
回路にはポンプスイッチ５２が挿入接続され、始動撚シ
１の噴出を必要としない場合は、始動燃料ポンプ３７は
逆回転されない。

気化器２は上部にダイヤフラム６により脈動圧導入至５
とポンプ室６１を区画される燃料ポンプＡを＋ａえる一
方、下部にダイヤフラム１１によりメータリング室１Ｇ
と大気ｖ６２を区画される燃料供給機構Ｂを備えている
。機関の通常運転では燃料タンク３５の燃料が管９を経
て燃料ポンプＡＩ＼吸引され、さらにメータリング室１
６へ送られる。メータリング室１６の燃料は吸気通路１
７の吸気負圧により図示してない燃料噴口を経て吸気通
路１７へ吸引される。

機関の始動前、メータリング室１６へ燃料を補給するた
めに、セルモータ４６により始動燃料ポンプ３７を逆回
転すると、メータリング室１６の燃料が逆止弁３９、通
路４０、通路８３、燃料計量装［１８１，通路３８を経
て始動燃料ポンプ３７へ吸引され、ざらに通路３０、燃
料溜３２へ充填され、余剰の燃料は逃し弁ないし逆止弁
３３、管３４を経て燃料タンク３５へ戻される。メータ
リングｖ１６が負圧になるので、燃料タンク３５の燃料
が管９を経て燃料ポンプＡのポンプ室６１゜図示してな
い通路を経てメータリング室１６へ補給される。この時
、クランク軸６９は回転されない。

機関の始動時、セルモータ４６により始動燃料ポンプ３
７を正回転すると、燃料溜３２の燃料が通路３０を経て
始動燃料ポンプ３７へ吸引され、さらに通路３８を経て
燃料計１装置８１に送られる。燃料計１装置８１の計量
室９２ｂの始動燃料が通路８３．３１．逆止弁２９を経
て燃料ノズル１４から吸気通路１７へ噴出される。

始動燃料ポンプの吐出圧の異常上着を防止するために、
始動燃料ポンプ３７の正回転時の吐出口すなわら燃料８
１看装置８１側と燃料溜３２とを結ぶバ、イバス通路７
４にレリーフ弁ないし逆止弁５８が設けられる。

第３図に示すように、始動燃料ポンプ３７としての例え
ば＠車ポンプは、ケーシング７３の内部に軸７６．７８
に支持した歯車７７．７９を互いに噛み合せた状態に収
容してなり、軸７６．７８の一方をセルモータ４６によ
り逆回転（矢印方向）すると１通路３８から燃料が吸い
込まれ、歯車７７．７９の外側を通って通路４０へ吐き
出される。

第２図は燃料１日装置８１、始動燃料ポンプ３７、燃料
溜３２および燃料ノズル１４を一体に備えた気化器２の
内燃機関２７への装着状態を示す。

内燃機関２７はシリンダ６５の側壁に、吸気ボート６６
と連通ずる断熱部材からなる吸入管５１を介してダイヤ
フラム型の気化器２およびエアクリーナ（図示せず）を
取り付けられる。

気化器２は本体３のベンチュリを含む吸気通路１７を、
シリンダ６５に設けた吸気ボート６６と連通される。吸
気通路１７の内部に公知の絞り弁２０が弁軸１９により
回動可能に支持される。

本体３の上壁にダイヤフラムＧ＠挾んでカバー４が結合
される一方、下壁にダイヤフラム１１を挟んでカバー１
５が結合される。腺初圧導入室５は管７２を介して内燃
機関２７のクランク空と接続される。ポンプ室６１は、
逆止弁４８を経て管９に接続される一方、逆止弁４７、
通路６０、流入弁１０を経てメータリング室１６に接続
される。

メータリング室１６を区画するダイヤフラム１１とカバ
ー１５との間の大気室６２は、通路６２ａにより大気に
開放される。針弁型の流入弁１０は通路６０の端部に配
設され、軸１２によりメータリング室１６の壁部に支持
したレバー１３により開閉される。すなわち、レバー１
３の一端が流入弁１０の端部にばねの力により付勢係合
される。

レバー１３の他端はダイヤフラム１１のほぼ中心に結合
した突片に衝合される。メータリング室１６は逆止弁２
６、高速燃料計遥針弁２５を経て高速燃料噴口２４へ接
続される。また、メータリング室１６は逆止弁２３、低
速燃料計量針弁２２を経て低速燃料噴口２１へ接続され
る。

カバー１５の下側に燃料計最狭＠８１と燃料溜３２が結
合される。第４図に示すように、燃料計量装置８１は本
体９４のシリンダ８２にプランジャ８７を嵌合して、上
側に至９２ａを下側に計量室９２ｂを区画される。至９
２ａは通路３８を経て始動燃料ポンプ３７に連通される
。計量室９２ｂは通路８３、逆止＃３９（第２図）、通
路４０を経てメータリング室１６に、また通路８３，３
１、逆止弁２９を経て燃１°１ノズル１４にそれぞれ連
通される。

プランジャ８７はシリンダ８２との間の液密を１ｑるシ
ール部材８８を装着され、円錐形の下端部８５をシリン
ダ８２に嵌合したシール部材９３に衝合可能とされる。

プランジャ８７の上端部に逆止弁９５が設けられる。円
筒形の弁室の開口端部にジェット孔９１を有する醗板９
０を嵌合され、弁室の内部にゴムなどの円板からなる可
動弁体８９が収容される。弁室は軸方向の通路８６と径
方向の通路、プランジャ８７の下半小径部を経て、計量
室９２ｂに連通される。弁体８９は通２８８６の端部の
弁座へ押し下げられると、Ｗ９２ａと計量室９２ｂの間
を遮断し、押し上げられると座板９０のジェット孔９１
の周囲の複数の突起に当り、至９２ａと計量室９２ｂを
連通する。

第２図に示すように、燃料溜３２は好ましくはゴムまた
はビニールなどのパイプから構成され、下端部に逆止弁
５８と逆止弁３３が結合される。

逆止弁３３は燃料溜３２が始動燃料で満された時間いて
、余剰の燃料を通路３４を経て燃料タンク３５へ戻す。

逆止弁５８は通路３８から燃料溜３２への燃料の流れを
許し、これにより始動燃料が燃料ノズル１４へ噴出され
た後の始動燃料ポンプ３７の吐出圧を解放するように動
く。

燃料ノズル１４は、吸気通路１７の入口側はぼ中心に配
設され、噴口は吸気通路１７の下流側へ向けられる。

次に、本発明による携帯作業機用内燃機関の始動燃料供
給装置の作動について説明する。内燃機関２７の始動前
、キースイッチにより切換スイッチ５５．５６を図示の
状態とし、ざらにポンプスイッチ５２を閉じると、セル
モータ４６により始動燃料ポンプ３７が逆回転される。

第２図のメータリング苗１６の燃料が通路４０、逆止弁
３９、通路８３を経て計量室９２ｂへ吸引され、さらに
第４図のプランジャ８７の通路８６゜逆止弁９５、ジエ
ツ１−孔９１、空９２ａ、通路３８を経て始動燃料ポン
プ３７１＼吸引される。燃料は始動燃料ポンプ３７から
通路３０を経て、燃料溜３２／＼充填される。余分な燃
料は逆止弁３３を押し開き、管３４を経て燃料タンク３
５へ戻される。この時、ジェット孔９１の流体抵抗と始
動燃料ポンプ３７の吸引力によりプランジャ８７が吸い
上げられ、第２図に示す状態となる。

次いで、第１図の切換スイッチ５５．５６を切り換える
と、セルモータ４６と一緒に始動燃料ポンプ３７が正回
転され、第２図の燃料溜３２の燃料が通路３０を経て始
動燃料ポンプ３７へ吸引される。燃料は始動燃料ポンプ
３７から通路３８を経て第４図の室９２ａへ送られる。

至９２ａの燃料圧により、逆止弁９５が閉じられ、７ラ
ンジヤ８７が押し下げられ、シール部材９３に自白する
。

この時、第２図の計量室９２ｂの燃料が通路８３．３１
を通り、逆止＃２９を押し問いて燃料ノズル１４から吸
気通路１７へ噴出される。同時に、セルモータ４６によ
り内燃機関２７が回転されるから、吸気通２８１７から
淵い混合気が内燃機関２７へ吸い込まれ、円滑【こ内燃
（層間２７か始動される。

計量室９２ｂの燃料が燃１ノスル１４から噴出された後
も、セルモータ４６が正回転されている時は、（ｌｆＩ
動燃亨１ポンプ３７から吐き出された燃料は、逆止弁５
８を押し間き、燃料溜３２へ戻される。つまり、燃料溜
３２の燃料は始動燃料ポンプ３７の正回転時、吐出燃料
圧により燃料計量装置８１のプランジャ８７を押し下げ
るために動く。

始動燃料ポンプ３７が正回転する時、燃料溜３２は押し
潰されるが、始動燃料ポンプ３７が停止すると１弾性復
元力により燃料溜３２は膨張する。

例えば内燃機関２７の停止後すぐに再始動するような場
合とか、周囲温度が高い場合など、始動燃料を必要とし
ない始動条件では、ポンプスイッチ５２を聞いたままと
すれば、始動燃料ポンプ３７の逆回転による燃料溜３２
への始動燃料の供給はなされず、したがってセルモータ
４Ｇが正回転しても、始動燃料は吸気通路１７へ噴出さ
れない。

プランジャ８７のシール部材８８はシリンダ８２に対す
る？１３ｉ密性と適度な弾性を有し、プランジｒ８７が
自然に下降するのを防ぎ、正確な燃料計量を保証する。

燃料ノズル１４から噴出される始動燃料量は、プランジ
ｉ７の下側の計１１ｖ９２ｂの容量で決まる。吸引力が
強いと、メータリング至１６の圧力が異常に低下し、燃
料蒸気が発生することがあるので、プランジャ８７に設
けたジェット孔９１はプランジャ８７の吸引力を調整す
る。

燃料計１６置８１の計量室９２ｂの容積を変えれば、排
気量の異なる内燃８１ｐＡにも、最適の始動燃料量を供
給することができる。

実際には燃料溜３２を弾性材でなくても、また逆止弁３
３はなくてもよいが、燃料タンク３５が正圧になった時
、始動燃料ポンプ３７の軸部から僅かな燃料が洩れるこ
とがあるので、逆止弁３３を備える方がよい。

［発明の効果］ 本発明は上述のように、機関のセルモータに回転結合し
た始紡燃料ポンプと、始動燃料ボンＶの逆転により気化
器のメータリング苗からの燃料を保留する燃料計量装置
と、始動燃料ポンプの正回転時燃料計量装置の燃料を気
化器の吸気通路へ噴出する燃料ノズルとを備えたから、
始動燃料ポンプが機関を始動するセルモータにより駆動
され、別にモータを設は小必要がなく、構成が簡単で小
型・計量化に役立つ。

セルモータの逆回転により始動燃料ポンプが逆回転され
ると、燃料計量ｇＡ＠に所定量の始動燃料が充填され、
同時にメータリング至ｌ＼燃料が充填されるので、長期
不使用の際にメータリング室の燃料が蒸発して始動でき
ないという事態が回避される。セルモータの正回転時燃
料計量装置の所定量の始動燃料が燃料ノズルから気化器
の吸気通路へ直接噴出される。出力の大なるセルモータ
により始動燃料ポンプが正回転されるので、始動燃料が
高圧で迅速に燃料ノズルから気化器の吸気通路へ噴出さ
れ、始動に必要な濃い混合気が迅速に機関へ供給され、
機関が円滑に始動される。従来のような手釣による始動
操作を必要としないので、操作性が向上される。

バイパス通路に逆止弁を設けたので、燃料計墳装置の計
量至の燃料が燃料ノズルから噴出された後、始動燃料ポ
ンプから吐き出された燃料は、バイパス通路の逆止弁を
経て燃料溜へと循環するので、始動燃料ポンプの吐出圧
の異常上昇が防止される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る携帯作業機用内燃機関の始動燃料
供給装置の概略構成図、第２図は同始動燃料供給装置の
具体的構成を示す正面断面図、第３図は始動燃料ポンプ
としての歯巾ポンプの例を示す正面断面図、第４図は燃
料溜室から所定量の燃料を燃料ノズルへ供給するための
燃料針量装置の正面断面図である。 ２：気化器　１４：燃料ノズル　１６：メータリング室
　１７二吸気通路　３２：燃料溜　３５：燃料タンク　
３７：始動燃料ポンプ　４６：セルモータ　５８：逆止
弁　７４：バイパス通路　８１：燃料計ＭＱｉ置　８２
：シリンダ　８７：ブランジャ　９２ｂ＝計量室　９５
：逆止弁￥Ｆ１訂出願出 願人会社ウオルブローファーイースト

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）機関のセルモータに回転結合した始動燃料ポンプ
   と、始動燃料ポンプの逆転により気化器のメータリング
   室からの燃料を保留する燃料計量装置と、始動燃料ポン
   プの正回転時燃料計量装置の燃料を気化器の吸気通路へ
   噴出する燃料ノズルとを備えたことを特徴とする携帯作
   業機用内燃機関の始動燃料供給装置。
2. （２）燃料計量装置と始動燃料ポンプとの間の通路部分
   を、燃料計量装置から燃料溜の方への流れを許す逆止弁
   を備えたバイパス通路により、燃料溜に接続した、特許
   請求の範囲（１）に記載の携帯作業機用内燃機関の始動
   燃料供給装置。