JPH01187276A - シリンダ錠 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、シリンダ錠、特に不正解錠に対し防御可能な
シリンダ錠に関連する。

登米立五生 現在、シリンダ錠は建築、車両、家具、電子機器等の種
々の分野において使用されている。これらの対象物にシ
リンダ錠を使用する目的は、対象物に対する不正侵入、
不正使用、盗難又は悪戯等を防止することにある。

また、上記の目的に適合する種々の形式のシリンダ錠が
公知である。基本的にシリンダ錠は、長さ方向に形成さ
れた収容孔を有するケースと、ケースの収容孔内に配置
されかつ複数のタンブラを有するキーシリンダとを備え
ている。タンブラは板状のディスクタンブラ又は円柱状
のピンタンブラが使用され、キーシリンダに径方向に形
成された孔内に滑動可能に配置されている。また、これ
らのタンブラはキーシリンダの孔内に配置されたばねに
よりキーシリンダの外側に突出するように押圧されるか
又はケースの孔内に配置されたばねによりキーシリンダ
の内側に抑圧される。タンブラがキーシリンダとケース
との当接面上に配置されると、キーシリンダの回転が阻
止される。正規のキーをキーシリンダのキー溝に挿入す
ると、キーシリンダとケースとの当接面上からタンブラ
が移動して、キーシリンダをキーと共に回転するととが
可能となる。

従来のシリンダ錠では、不正解錠を防止するため種々の
提案がなされている。例えば、特公昭５０−１５１９９
号公報に開示されたいじくり防止シリンダ錠には、キー
シリンダに形成したキー溝に対し直角方向の開孔を設け
、この開孔にタンブラ素子を摺動可能に配置したシリン
ダ錠の構造がしめされている。また、ケースにノツチが
形成されると共に、凹部としてソケットがキーに形成さ
　　。

れる。キーをキーシリンダのキー溝に挿入して回転する
と、タンブラ素子の外端部はケースのノツチに形成され
たカム面に沿って内側かつ円周方向に移動される。この
とき、タンブラ素子の内端はキーのソケットに嵌合され
るため、キーを解錠位置に回転することが可能となる。

また、実開昭４９−１００９９３号公報には、ケースと
キーシリンダに対し絶縁状態で支持されたピンを有する
シリンダ錠が示されている。このシリンダ錠は、不正解
錠の際に、ピンがケースに接触してピンとケースとの間
に電流が流れ、１１報装置が作動する回路を有する。

特開昭５０−５４４９９号は特公昭５０−１５１９９号
と同様の補助ビンがキーシリンダに装着され、キーの回
転時に補助ピンはケースに形成された溝から脱出して、
キーに形成された溝に嵌合される。

また、実開昭５０−１４９４９７号公報には、回転防止
部材を有するシリンダ錠が開示されている。このシリン
ダ錠は、板ばね状の回転防止部材の一端をケースに固定
すると共に、回転防止部材の他端をケースの孔内に突出
させてキーシリンダと係合させ、キーをキーシリンダに
挿入したとき、回転防止部材の他端とキーシリンダとの
係合を解除する構造を有する。

実開昭５３−１７５９０号公報には、キーシリンダのキ
ー溝に対し直角に小孔を形成し、この小孔にピンタンブ
ラを装入すると共に、キーシリンダを支持するスリーブ
及びケースに同軸の小孔を設け、ケースの小孔内に装入
したばね及び第１のピンを介して第２のピンを内側に付
勢するシリンダ錠が開示されている。挿入孔が設けられ
たキーをキーシリンダのキー溝の所定の位置まで挿入す
ると、キーの厚みによりピンタンブラはばねの弾力に抗
して外側に移動した後、第２のピンの内端はばねの弾力
によりキーの挿入孔に装着される。

この状態では、第１及び第２のピンの当接面がキーシリ
ンダとケースとの摺動画に一致してキーを回転すること
ができる。

明が解決しようとするａ題 ところで、シリンダ錠は、本来、不正解錠に対し防御し
得る機能を備えている。しかし、高度な不正解錠に対し
ては、従来のシリンダ錠はほとんど防御機能を十分に発
揮できないのが実情である。

このため、不法侵入又は盗難等が発生している。

不正解錠の方法としては、主としてピッキンク法及びタ
ンブラ破壊法がある。ピッキンク法は、何等かの手段で
キーシリンダに軽い回転力を加えた後、タンブラを移動
させる方法である。各タンブラがキーシリンダの内壁に
当接してキーシリンダとケースとの接触面上に保持され
ているとき、キ−シリンダを回転して不正解錠が行われ
る。タンブラ破壊法は、キーシリンダのキー溝に工具を
挿入して、キーシリンダを強制的回転力を加える方法で
ある。キーシリンダに強制的回転力を加えることにより
、タンブラは完全に破壊され、不正解錠が打われる。従
来のシリンダ錠は、いずれも不正解錠を容易に行うこと
のできる構造となっている。

具体的には、例えば、特公昭５０−１５１９９号公報に
示されるシリンダ錠では、タンブラ素子がキーシリンダ
の外側に摺、動可能であり、ばねで外側に押圧されてい
るので、施錠位置に回転されたキーシリンダのキー溝内
にピッキング工具を挿入して、ピッキング操作を行うこ
とは容易である。

また、適当な工具を不正に使用すれば、タンブラ素子は
タンブラ破壊法に対して無力である。従って、タンブラ
素子は、単にキーコードを増加する作用を有するに過ぎ
ず、ピッキング法又はタンブラ破壊法に対する有効な防
御手段とはなり得ない。

次に、実開昭４９−１００９９３号公報に示されるシリ
ンダ錠は電気的手段によって、シリンダ錠が破壊された
後、不正解錠の警報を発生する作用を有する。従って、
このシリンダ錠は、シリンダ錠の破壊前に機械的手段に
より不正解錠を事前に阻止することはできない。

実開昭５０−１４９４９７号公報に示されるシリンダ錠
の回転防止部材は、極めて単純な従来のタンブラを追加
した程度の機能に過ぎず、適当な工具の不正使用により
キーシリンダから容易に離脱させて、その機能を無能化
することは容易である。従って、このシリンダ錠もピッ
キングに対する有効な防御手段を備えていない。

また、実開昭５３−１７５９０号公報に開示されたシリ
ンダ錠は、キーシリンダの小孔内に第２のピンが摺動可
能に配置されている。このため、キーシリンダの回転時
に第２のビンの外端部はケースの内壁に接触して噛み込
み、キーシリンダを回転できない難点があった。更に、
このシリンダ錠は、ケースとキーシリンダとの間に軸受
を設け、軸受をケース内に回転自在に支持する構造を有
する。従って、キーシリンダに軸受を嵌挿した後、正確
な直径の小孔をケース、軸受及びキーシリンダに形成し
なければならない、３部品に正確な直径を有する小孔を
形成する工程は製造時間の延長及びコストアップの原因
となっている。

そこで１本発明の目的は、ピッキング法及びタンブラ破
壊法のいずれの不正解錠に対しても防御可能なシリンダ
錠を提供することにある。また。

本発明の目的は、上記の目的に加えて、更にリバーシブ
ルキーを使用することのできるシリンダ錠を提供するこ
とを目的とする。

課題を解決するための手段 本発明のシリンダ錠は、長さ方向に形成された収容孔を
有するケースと、ケースの収容孔内に配置されかつ複数
のタンブラを有するキーシリンダと、長さ方向に形成さ
れたキーシリンダのキー溝に対しほぼ直角方向にキーシ
リンダに形成されたガイド孔と、ガイド孔内に滑動可能
に配置された係止部材と、キーシリンダのガイド孔内に
配置されかつ係止部材を径方向内側に付勢する弾性部材
とを備え、係止部材は、キーシリンダのキー溝に挿入さ
れた工具により径方向外側に移動されかつケースに形成
された係止孔内に侵入してキーシリンダの回転を阻止し
、キーをキーシリンダの所定の位置まで挿入したとき１
弾性部材の弾力により係止部材はキーに形成された係合
孔内に侵入すると同時にケースの係止孔から離脱して、
係止部材がケースに接触することなく、キーシリンダを
回転することができ、係止部材が径方向外側にキーシリ
ンダから突出しているとき、係止部材の外端部の側面と
ケースの係止孔の内壁との距離はタンブラの外端部の側
面とケースに形成されたタンブラ溝の内壁との距離より
小さい構成を有する。また、係止部材の内端にはキーの
厚み方向に対して傾斜する２つの傾斜面が形成され、キ
ーの係合孔にはキーの厚み方向に対して傾斜しかつ係止
部材の内端に設けられた傾斜面に当接する傾斜面が形成
される。

作用 係止部材は大きなサイズの不正解錠用の工具がキーシリ
ンダのキー溝内に挿入されることを阻止する。また、キ
ーより薄い工具をキー溝内に挿入した時点で係止部材が
ケースの係合孔に係止され、キーシリンダを回転するこ
とができない、更に。

係止部材の外端部の側面とケースの係止孔の内壁との距
離はタンブラの外端部の側面とケースに形成されたタン
ブラ溝の内壁との距離より小さいから、仮りに、キーシ
リンダに予め回転力を加えながら、工具をキー溝に挿入
しても、タンブラを解錠位置に移動して不正解錠を行う
ことができない。

更に、タンブラ破壊法により、いかなる厚さの工具を介
してキーシリンダに回転力を加えても、最初に係止部材
がケースに当接することによりこの回転力に対抗するの
で、タンブラには不正解錠時の回転力が伝達されない、
また、正規のキーを使用してキーシリンダを回転すると
き、係止部材はケースの内壁に接触することがなく円滑
にキーを回転することができる。

スー皇−気 以下、本発明のキーシリンダ錠を第１Ｌ！１〜第１１図
について説明する。

先ず、第１図に示すように１本発明のシリンダ錠１０は
、長さ方向に形成された収容孔１１ａを有するケース１
１と、ケース１１の収容孔１１ａ内に配置されかつ複数
のタンブラ１２ａ（第２図及び第７図）を有するキーシ
リンダ１２と、長さ方向に形成されたキーシリンダ１２
のキー溝１２ｂに対しほぼ直角方向にキーシリンダ１２
に形成されたガイド孔１２ｃと、ガイド孔１２ｃ内に滑
動可能に配置された係止部材１３と、キーシリンダ１２
のガイド孔１２ｃ内に配置されがっ係止部材１３を径方
向内側に付勢する弾性部材１４とを備えている。

ケース１１及びキーシリンダ１２の形状は、基本的には
従来のものと同一である。ケース１１には係止部材１３
の外端部１３ａが侵入可能な係止孔ｌｉｄが形成される
。係止孔ｌｉｄの周囲には、突出部１１ｂが形成される
。また、キーシリンダ１２のガイド孔１２ｃの周囲にも
突出部１２ｄが形成される。また、ケース１１にはタン
ブラ１２ａが突出するタンブラ溝１１ｃ（第２図及び第
７図）が形成される。

第３図に示すように、係止部材１３はほぼ矩形の断面を
有する。係止部材１３の内端１３ｂには一対の傾斜面１
３ｅ及び１３ｄが形成される。また、係止部材１３の中
心には環状断面の盲孔１３ｅが設けられると共に、盲孔
１３ｓに平行にかつ盲孔１３ｅに連絡してスリットｉ３
ｆが形成される。スリット１３ｆに嵌合されるばね座１
６の両端は、第１図に示すように、キーシリンダ１２の
突出部１２ｄに対し加締めにより固定される。係止部材
１３の盲孔１３ｅ内に配置された弾性部材１４は圧縮コ
イルばねである。弾性部材１４は係止部材１：３とばね
座１６との間に配置され、係止部材１３をガイド孔１２
ｃ内で径方向内側に押圧する。

第４図〜第６図に示すように、キー１５には係合孔１５
ａが形成される。係合孔１５ａのキーブレード１５ｄ側
の壁には、第５図に示すように、キー１５の厚み方向に
傾斜する傾斜面１５ｂと１５ｃが設けられる。図示しな
い切欠き部が形成されるキーブレード１５ｄの先端には
、キー１５の厚み方向に対し傾斜する一対の傾斜面１５
ｅと１５ｆが設けられる。

係止部材１３は、キーシリンダ１２のキー溝１２ｂにキ
ー１５が挿入されたとき、キー１５の厚さに相当する距
離だけ径方向外側に移動する。このため、係止部材１３
の外端部１３ａはケース１１に形成された係止孔ｌｉｄ
内に侵入し、キーシリンダ１２キー溝１２ｂ内の所定の
位置までキー１５を挿入したとき、係止部材１３は弾性
部材１４の弾力により係合孔１５ａに嵌合され、径方向
内側に移動する。従って、第６図に示すように、係止部
材１３の内端１３ｂはキー１５に形成された係合孔１５
ａ内に侵入して、キー溝１２ｂを形成するキーシリンダ
１２の内ｕ１２ａに当接する。

また、このとき、同時に係止部材１３の外端部１３ａは
ケース１１の係止孔ｌｉｄから離脱する。

本発明のシリンダ錠１０では第１図及び第７図に示すよ
うに、係止部材１３が径方向外側にキーシリンダ１２か
ら突出しているとき、係止部材１３の外端部１３ａの側
面とケース１１の係止孔１１ｄの内壁との距離Ｑ１はタ
ンブラ１２ａの外端部１２ｈの側面とケース１１に形成
されたタンブラ溝１１ｃの内壁との距＠　Ｑｉより小さ
い点に特徴がある。また、係止部材１３の内端１３ｂに
設けられた傾斜面１３ｃと１３ｄは、キー１５の挿入及
び取出しの際に、キー１５の係合孔１５ａに設けられた
傾斜面１５ｂ〜１５ｃに当接する。

上記の構成において、キー１５をキーシリンダ１２のキ
ー溝１２ｂ内に挿入すると、キー１５の厚みのため、係
止部材１３は弾性部材１４の弾力に抗して、キーシリン
ダ１２の外側に移動される。

更にキー１５をキー溝１２ｂ内の所定の位置まで挿入す
ると、係止部材１３の内端１３ｂは弾性部材１４の弾力
によりキー１５の係合孔１５ａ内に嵌合される。この状
態においてキー１５をキーシリンダ１２と共に回転し、
シリンダ錠１０を解錠することができる。正規のキー１
５を使用してキーシリンダ１２を回転するとき、係止部
材１３はケース１１の内壁に接触したり又は噛み合うこ
とがなく円滑にキー１５を回転することができる。

不正解錠時に工具をキー溝１２ｂ内に挿入すると、係止
部材１３は針金等の柔軟な工具の侵入を阻止する。また
、いかなる厚さの工具で係止部材１３を弾性部材１４の
弾力に抗して外側に移動しても、外端部１３ａはガイド
孔１２ｃがら係止孔１１ｄ内に突出する。このため、係
止部材１°３が係止孔ｌｉｄに係合してキーシリンダ１
２を回転することができない、更に、この場合には、係
止部材１３の外端部１３ａの側面とケース１１の係止孔
ｌｉｄの内壁との距離Ｑ、はタンブラ１２ａの外端部１
２ｈの側面とケース１１に形成されたタンブラ１２ａの
タンブラ溝１１ｃの内壁との距離２゜より小さいから、
キー溝１２ｂ内に工具を挿入してタンブラ１２ａを移動
することによりタンブラ１２ａをケース１１のタンブラ
溝１１ｃのエツジ１１ｅに係止してピッキングを行うこ
とは極めて困難になる。このように、係止部材１３はキ
ーシリンダ１２のキー溝１２ｂ内に挿入される工具を阻
止して不正解錠を防止する。また、ピッキング工具によ
りキーシリンダ１２に予め回転力を加えても、係止部材
１３のためタンブラ１２ａをエツジｌｉｅに係止させる
ことができない、更に、タンブラ破壊法により、工具を
介してキーシリンダ１２に回転力を加えても、最初に係
止部材１３がケース１１に当接してこの回転力に対抗す
るので。

タンブラ１２ａには不正解錠時の回転力が伝達されない
。

また、本発明では、係止部材１３に２つの傾斜面１３ｃ
、１３ｄが形成され、キー１５の係合孔１５ａには傾斜
面１５ｂ〜１５ｆが形成されているので、１８０°の角
度で回転してキーシリンダ１２のキー溝１２ｂに挿入し
ても解錠できる所謂リバーシブルキーについても円滑に
キー溝１２ｂに挿入することが可能である。

本発明の上記実施例は種々の変更が可能である。

例えば、第８図に示すように、キーシリンダ１２の内壁
１２ｅに窪み１２ｆを設け、この窪み１２ｆに係止部材
１３の内端１３ｂを当接させてもよい。

また、第９図に示すように、キーシリンダ１２の内壁１
２０に段差部１２ｇを設けることも可能である。更に、
第１０図に示すように、弾性部材１４としてばねを係止
部材１３の側部に配置してもよい、第１１図に示すよう
に、係止孔ｌｉｄの内壁と係止部材１３の外端部１３ａ
の側面に単数又は複数の溝を形成し、正規のキー１５を
使用゛せずに、キーシリンダ１２に回転力が加えられた
とき、係止孔ｌｉｄと係止部材１３の外端部１３ａとを
係合させて、係止部材１３の径方向内側への移動を阻止
することが可能である。

また１本発明では、タンブラ１２ａはディスクタンブラ
又はピンタンブラのいずれでも使用することができる。

発明の蛎米 本発明のシリンダ錠では、ピッキング法及びタンブラ破
壊法のいずれの不正解錠にも十分に防御することができ
るので、シリンダ錠が設けられた対象物に対する不正侵
入、盗難及び悪戯を防止することができる。また、正規
のキーの使用時には、キーシリンダをキーと共に円滑に
回転することができる、更に、本発明では、係止部材の
外端部の側面とケースの係合孔の内壁との距離はタンブ
ラの外端部の側面とケースに形成されたタンブラ溝の内
壁との距離より小さいので１部品を高精度で製造しなく
ても、係止部材の所定の機能を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるシリンダ錠を示す第２図のＡ−Ａ
線に沿う断面図、第２図はケースを断面で示す側面図、
第３図は係止部材、弾性部材及びばね座の取付関係を示
す分解斜視図、第４図はキーの平面図、第５図はキーの
側面図、第６図はキーをシリンダ錠に挿入した状態を示
す部分的断面図、第７図は第２図のＢ−Ｂ線に沿う断面
図、第８図は本発明の第二実施例を示すシリンダ錠の部
分的断面図、第ｕｓ！Ｉは本発明の第三実施例を示すシ
リンダ錠の部分的断面図、第１０図は本発明の第四実施
例を示すシリンダ錠の部分的断面図、第１１図は本発明
の第五実施例において係止部材とケースとの関係を示す
部分的断面図である。 １０１．シリンダ錠、　　　１１．、ケース、　　１１
ａ０．収容孔、ｌｌｂ、、突出部、　ｌｌｃ、。 タンブラ溝、　ｌｉｄ、、係止孔、　１２０．キーシリ
ンダ、　　１２ａ、、タンブラ、　　１２ｂ、。 キー溝、　　１２ｃ、、ガイド孔、　１２ｄ、、突出部
、　１３０．係止部材、　１３ａ、、外端部、１３ｂ、
、内端、　１３ｃ、１３ｄ、、傾斜面、１４００弾性部
材、　　１５．、キー、　１５ａ、。 係合孔、　１５ｂ、１５ｃ、１５ｅ、１５ｆ、、傾斜面
、　　　１６．、ばね座、 第１図 第２図 第４図 第５四 第６図 １゛１ 第７図 第８図　　　第９ｒＩ！ｉ 皇１０口　　　　裏１１図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）長さ方向に形成された収容孔を有するケースと、
   ケースの収容孔内に配置かつ複数のタンブラを有するキ
   ーシリンダと、長さ方向に形成されたキーシリンダのキ
   ー溝に対しほぼ直角方向にキーシリンダに形成されたガ
   イド孔と、ガイド孔内に滑動可能に配置された係止部材
   と、キーシリンダのガイド孔内に配置されかつ係止部材
   を径方向内側に付勢する弾性部材とを備え、係止部材は
   、キーシリンダのキー溝に挿入された工具により径方向
   外側に移動されかつケースに形成された係止孔内に侵入
   してキーシリンダの回転を阻止し、キーをキーシリンダ
   の所定の位置まで挿入したとき、弾性部材の弾力により
   係止部材はキーに形成された係合孔内に侵入すると同時
   にケースの係止孔から離脱して、係止部材がケースに接
   触することなく、キーシリンダを回転することができ、
   係止部材が径方向外側にキーシリンダから突出している
   とき、係止部材の外端部の側面とケースの係止孔の内壁
   との距離はタンブラの外端部の側面とケースに形成され
   たタンブラ溝の内壁との距離より小さいことを特徴とす
   るシリンダ錠。
2. （２）係止部材は矩形断面を有し、キーシリンダのガイ
   ド孔は係止部材の断面に対し相補的矩形断面を有する請
   求項（１）のシリンダ錠。
3. （３）係止部材の内端にはキーの厚み方向に対して傾斜
   する２つの傾斜面が形成され、キーの係合孔にはキーの
   厚み方向に対して傾斜しかつ係止部材の内端に設けられ
   た傾斜面に当接する傾斜面が形成された請求項（１）の
   シリンダ錠。