JPH01186537A - シャドウマスクおよびその成形装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は部分的な凹凸の少ないカラー営像管用シャドウ
マスクおよびその成形製、＊に関するものである。

従来の技術 近年、カラー受像管用シャドウマスクには表示画像の高
密度化に伴ない曲面形状の正確さが要求され、その成形
装置にも曲面の再現性が求められている。

以下１図面を参照しながら上述した従来のシャドウマス
クおよびその成形装置の一例について説明する。

第３図は成形されたシャドウマスクを平面図で示し、は
ぼ長方形の外周を有している。第３図において、１はシ
ャドウマスク、２は透孔が多数形成された有孔領域、３
は無孔周縁部である０次に。

前記シャドウマスク１を成形する従来の成形装置の要部
を第４図に示す、第４図において、４は成形前の有孔平
板、５はシャドウマスクに転写されるべき凸曲面６を備
えたパンチ、７はパンチ５との間で有孔平板４を挟んで
有孔平板４を押圧する凹状のバッドである。８は前記有
孔平板４の周縁部を挟持するブランクホルダーである。

第５図は成形されたシャドウマスクを断面図で示してい
る。

以上のように構成されたシャドウマスク成形装置の動作
について説明すると、第４図（Ａ）に示すようにシャド
ウマスクとなるべき有孔平板４の周縁部をブランクホル
ダー８で保持し、パンチ５の凸曲面６を有孔平板４に押
し付けて有孔平板４を第４図（Ｂ）に示すようにバッド
７との間で強く挟み付ける０次にこの状態でパンチ５を
さらに押して第４図（Ｃ）に示すようにパンチ５および
バッド７を一体的に移動させ、ブランクホルダー８によ
り有孔平板４の周縁部を整形してシャドウマスク１が得
られる。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成の成形装置によってシャ
ドウマスク１を成形した場合、無孔周縁部３の絞り曲げ
によるスプリングバックにより、第５図に示すととく有
孔領域２と無孔周縁部３との境界にへこみ９が発生し、
高精度曲面を持つシャドウマスクを成形することができ
なかった。

本発明はこのような問題点を解決するもので、シャドウ
マスク成形時における無孔周縁部のスプリングバック量
を減少し、高精度曲面を持つシャドウマスクを提供する
ことを目的とするものである。

問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために本発明のシャドウマスクは
、有孔領域とその周辺において絞り曲げされた無孔周縁
部を有し、この無孔周縁部のコー′　ナ一部外面に斜め
の平坦部を設けたものであり。

またこのシャドウマスクを成形する装置は、有孔平板に
当接する凸曲面を持つパンチと、このパンチとの間で有
孔平板を挟持するバッドと、有孔平板の無孔周辺部を絞
り成形するブランクホルダーとからなり、このブランク
ホルダーの内面にパンチとの間隙が他の部分より小さく
なる斜めの段部を設けたものである。

作用 この構成により、シャドウマスクの無孔周縁部において
スプリングバックの原因となる弾性回復モーメントは解
消され、従来のようなへこみの発生をなくすことができ
る。

実施例 以下、本発明の一実施例について１図面第１図。

第２図に基づいて説明する。なお、前記従来例と同一構
成部は同一符号で示し、その詳細説明は省略する。

第１図はシャドウマスク成形装置のプレス下死点の状態
を示すもので１図において、　１０はブランクホルダー
８の内面の下端近傍に形成された段部で、この段部ｌＯ
はこの段部ｌＯよりも下側におけるブランクホルダー８
の内面が突出するように形成されるとともにブランクホ
ルダー８の内方に向って下向きに傾斜する斜面でもって
形成され、その部分においてパンチ５との間隙が他の部
分より小さくなるように構成されている。有孔平板４を
挟んでプレスするパンチ５および凹状のバッド７におい
て、パンチ５は前記段部１０の部分で受けられて移動が
停止され、バッド７は前記段部１０よりも下側のブラン
クホルダーの内面に当接し得るように構成されている。

他の構成は前記第４図に示す従来例と同じである。

上記構成の成形装置によって有孔平板４をプレスしてシ
ャドウマスク１を成形するとき、前記斜面を有する段部
ｌＯによってシャドウマスク１の無孔周縁部３のコーナ
ー部１１の外面を斜めの平坦状に成形することができ、
このコーナー部１１の板厚を薄くすることができる。こ
れによりシャドウマスク１の無孔周縁部３のコーナー部
１１は高圧下で塑性領域まで加工され、スプリングバッ
クの原因となる弾性回復のモーメントはすべて解消され
る。

したがって、成形装置から取り出された後において、無
孔周縁部３でのスプリングバックがなくなり、従来のよ
うなへこみの発生もない第２図に示すようなシャドウマ
スク１を得ることができる。

発明の効果 以上のように本発明によれば、シャドウマスクの無孔周
縁部のコーナー部外面に斜めの平坦部を設けることによ
り無孔周縁部の絞り曲げに起因するスプリングバックが
なくなり、高精度な曲面を持つシャドウマスクを提供す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の一実施例を示すもので、
第１図は成形装置の下死点の状態における断面図、第２
図はシャドウマスクの断面図、第３図〜第５図は従来例
を示し、第３図はシャドウマスクの平面図、第４図（Ａ
）〜（Ｃ）は成形装置の動作説明断面図、第５図はシャ
ドウマスクの断面図である。 １・・・シャドウマスク、２・・・有孔領域、３・・・
無孔周縁部、４・・・有孔平板、５・・・パンチ、６・
・・凸曲面。 ７・・・バッド、８・・・ブランクホルダー、ＩＯ・・
・段部、１１・・・コーナー部。 代理人　　　森　　本　　義　　弘 第３図 第９図 第４図 り

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、有孔領域とその周辺において絞り曲げされた無孔周
   縁部を有し、この無孔周縁部のコーナー部外面に斜めの
   平坦部を設けたシャドウマスク。 ２、有孔平板に当接する凸曲面を持つパンチと、このパ
   ンチとの間で有孔平板を挟持するバッドと、有孔平板の
   無孔周辺部を絞り成形するブランクホルダーとからなり
   、このブランクホルダーの内面にパンチとの間隙が他の
   部分より小さくなる斜めの段部を設けたシャドウマスク
   成形装置。