JPH0118644B2 - - Google Patents

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JPH0118644B2
JPH0118644B2 JP57181013A JP18101382A JPH0118644B2 JP H0118644 B2 JPH0118644 B2 JP H0118644B2 JP 57181013 A JP57181013 A JP 57181013A JP 18101382 A JP18101382 A JP 18101382A JP H0118644 B2 JPH0118644 B2 JP H0118644B2
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JP
Japan
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line
current
circuit
converter
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Prior art date
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Expired
Application number
JP57181013A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5970131A (ja
Inventor
Masayuki Shibamoto
Hiroshi Nagasawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP57181013A priority Critical patent/JPS5970131A/ja
Publication of JPS5970131A publication Critical patent/JPS5970131A/ja
Publication of JPH0118644B2 publication Critical patent/JPH0118644B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、直流線路の保護継電装置に関す
る。
従来、直流線路の保護継電装置として第1図に
示すものがあつた。第1図において、交流系統1
は変圧器2、3相全波ブリツジよりなる変換器
3、リアクトル4、直流線路5、リアクトル6、
変換器3と同一構成の変換器7及び変圧器8を介
して交流系統9に接続される。直流線路5の両端
即ち自端及び相手端には直流変流器10,11が
設けられ、直流変流器10の出力は差動増幅器1
2の第1入力に供給され、直流変流器11の出力
は伝送装置をなす送信器13、伝送器13a及び
受信器14を介して差動増幅器12の第2入力に
供給される。差動増幅器12の出力は遅延回路1
5を介してレベル検出回路16に供給され、所定
値以上となつたときに保護動作信号が図示なしの
継電器に供給される。差動増幅器12〜レベル検
出回路16は保護動作信号を発生するための判定
回路をなす。
動作において、直流線路5に地絡故障が発生し
ていない限り、差動増幅器12の第1及び第2入
力はほぼ等しくなるので、レベル検出回路16は
保護動作信号を出力しない。
ところで、系統運用上の要求により直流線路5
の電流を大幅に増大させた場合、直流変流器1
0,11を貫流する電流は同じように増大する。
しかし、直流変流器11の出力は送信器13、伝
送路13a及び受信器14を介して差動増幅器1
2に伝送遅延を伴つて伝送される。従つて、故障
ではないのにこの伝送遅延が大きくなつたため、
差動増幅器12の第1及び第2入力間に大きな差
異が生じ、レベル検出回路16は保護動作信号を
出力させることになり、装置を誤動作させる。
このような不都合を防ぐため、伝送遅延に対応
して遅延回路15の時定数を大きくする対策がと
られる。しかし、このような対策は、本来の故障
に対しても装置の応動を遅くするので、好ましい
ものではない。
この発明は、上記のような従来のものの欠点を
除去するためになされたもので、直流線路の電圧
に所定値以上の変化が検出されたときに、その時
点の直流線路の電流値を記憶し、記憶した内容と
相手端でも同じようにして検出し、他の信号に優
先して伝送されて来た相手端の電流値と比較する
ことにより、伝送遅延により影響されることな
く、精度良くかつ速く直流線路の故障に応動する
ことができる保護継電装置を提供することを目的
とする。
以下この発明の一実施例による保護継電装置を
図について説明する。第2図において、第1図と
同一符号は同一部分を示し、直流線路5の両端に
直流変圧器17,18が接続され、その出力であ
る電圧信号は所定値以上の電圧変化を検出する検
出回路19,20に入力される。検出回路19,
20の検出信号は記憶回路21、送信器13に入
力される。記憶回路21は直流変流器10の出力
も入力されており、これを検出信号により記憶
し、記憶した内容を差動増幅器12の第1入力に
供給する。
次に動作について説明する。第3図に示すグラ
フは、変換器3が順変換器として、また変換器7
が逆変換器として定電流制御された場合の特性を
示す。図示のように変換器7は電流マージン△Id
だけ変換器3の設定値O3よりも小さな設定値O2
をもつている。図中、Idは直流線路5の直流電
流、Vdは直流線路5の直流電圧を示す。直流線
路5が健全なときは、変換器3及び7はO1を動
作点としている。しかし、直流線路5に地絡故障
が発生すると、変換器3の動作点はO3となり、
変換器7の動作点はO2となり、その間に電流差
△Idが生ずる。第4図のタイミング図で説明す
る。地絡故障が時刻t1で発生すると、これより時
間T1後の時刻t2では変換器3の電流IRがIR1にな
り、変換器7の電流INがIN1になる。一方、直流
線路5の電圧Vdは時刻t1から急激に減少するの
で、第4図cに示すように時刻t2で検出回路1
9,20は検出信号を出力する。記憶回路21は
検出回路19から検出信号の供給を受けた時点で
電流IR1を記憶し同時に該電流を差動増幅器12
に入力する。この差動増幅器12は電流IR1が入
力されると、直流変流器11で検出された変換器
7側の電流IN1を受信器14から取入れて、IR1
−IN1を演算する。
この両電流の差が増大すると、差動増幅器12
の出力を入力とするレベル検出回路16は、伝送
遅延時間に対応する時間T2後の時刻t3で第4図d
に示すように保護動作信号を出力し、図示なしの
遮断器を動作させる。
送信器13から受信器14へ信号をできるだけ
速く伝送するため、ここでは第5図に示すような
伝送フオーマツトのフレームに従つて検出器20
の検出信号を伝送する。図中、アドレスは受信器
14のアドレスを示す。フラグ(F1及びF2)は
検出回路13の検出信号の発生によりフレームを
占有する際に、送信器13が「1」状態にして送
出するもので、F1及びF2の2ビツトで公知の優
先伝送制御がなされる。ここではフラグに最高の
優先度の符号を与えて送出される。データは電流
IN1を内容としている。伝送が速度48KBS、44ビ
ツトフレーム(第5図は22ビツトの場合を示す)
でサイクリツクになされる場合、差信号が差動増
幅器12に入力されるまでの伝送遅延時間は1ms
以下となり、実用上は無視できる値となる。
なお、上記実施例において検出回路19,20
は所定値以上の電圧変化を検出するものであつた
が、所定値以上の電圧変化率電圧変化幅等を検出
するものであつてもよい。また、検出回路19,
20における検出遅れT1を少なくなるように検
出値を選択し、検出回路19,20に所定の遅延
時間回路を付加してもよい。
以上のようにこの発明によれば、直流線路の電
圧に所定値以上の変化が検出されたときに、その
時点の直流線路の電流値を記憶し、記憶した内容
と優先制御された伝送路を介して他の信号に優先
して伝送された相手端からの電流値を比較するよ
うにしたので、直流線路の故障を伝送遅延の変動
に影響されることなく、精度良く検出することが
でき、装置の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の保護継電装置のブロツク図、第
2図はこの発明の一実施例による保護継電装置の
ブロツク図、第3図は第2図に示す変換器の特性
を示すグラフ、第4図は第2図に示す保護継電装
置の動作のタイミング図、第5図は第2図に示す
伝送装置の伝送フオーマツト図である。 1,9……交流系統、3,7……変換器、5…
…直流線路、12……差動増幅器、13……送信
器、14……受信器、16……レベル検出器、1
9,20……検出器、21……記憶回路。なお、
図中の同一符号は同一部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 直流線路の自端及び相手端に設けられこの直
    流線路の電圧が所定値以上の変化をしたときに検
    出信号を発生する検出回路と、上記検出信号によ
    つて上記直流線路の自端の電流値を記憶する記憶
    回路と、上記検出信号によつて上記直流線路の相
    手端で検出された電流値を他の信号に優先して上
    記自端へ伝送する伝送装置と、上記記憶回路の記
    憶内容と上記伝送装置を介して受信した上記相手
    端の電流値とを比較して所定値以上の差が検出さ
    れたときに上記直流線路を保護するための保護動
    作信号を発生する判定回路とを備え、上記直流線
    路を故障から保護する保護継電装置。
JP57181013A 1982-10-13 1982-10-13 保護継電装置 Granted JPS5970131A (ja)

Priority Applications (1)

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JP57181013A JPS5970131A (ja) 1982-10-13 1982-10-13 保護継電装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP57181013A JPS5970131A (ja) 1982-10-13 1982-10-13 保護継電装置

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Publication Number Publication Date
JPS5970131A JPS5970131A (ja) 1984-04-20
JPH0118644B2 true JPH0118644B2 (ja) 1989-04-06

Family

ID=16093218

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JP57181013A Granted JPS5970131A (ja) 1982-10-13 1982-10-13 保護継電装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6028714A (ja) * 1983-07-27 1985-02-13 関西電力株式会社 保護継電装置

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Publication number Publication date
JPS5970131A (ja) 1984-04-20

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