JPH01186311A - 多層板の製造方法 - Google Patents

多層板の製造方法

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JPH01186311A
JPH01186311A JP1168088A JP1168088A JPH01186311A JP H01186311 A JPH01186311 A JP H01186311A JP 1168088 A JP1168088 A JP 1168088A JP 1168088 A JP1168088 A JP 1168088A JP H01186311 A JPH01186311 A JP H01186311A
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JP
Japan
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mold
layer
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thermosetting resin
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JP1168088A
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Yasuhisa Kanezashi
康寿 金指
Yukito Kobayashi
幸人 小林
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Kyocera Chemical Corp
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Toshiba Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、基板層と表面層が強固に一体化されるととも
に優れた外観を有する多層板の製造方法に関する。
(従来の技術) 従来、多層板の基板層と表面層とを一体化する方法には
、接着剤を介して圧着する方法、基板層となるものを成
形する一方表面加工済みのフィルム等に接着剤層をコー
ティングやプリントして形  、成したのち両者を一体
化する方法、あるいは基板層側を表面処理して接着剤層
を塗布形成した後フィルム等を一体化する方法などが用
いられている。
(発明が解決しようとする課題)− しかしながら、前記のいずれの方法も基板層と表面層を
各々成形したのち、それらを一体化するため、少なくと
も成形と一体化の2工程を必要とし、1工程で製造する
ことが困難であるという欠点があっな。 また、多層板
の原料である成形材料は、その製造゛の際、金型と密着
しないように内部離型剤が配合されている9 そして、
成形時にこの内部離型剤が多層板表面に浸出するので多
層−板の接着性は著しく低下する。 この接着性を改良
するため、接着前に、表面の処理や、あらかじめ接着剤
層を設けること等他の工程を加える必要があった。
一方、多層板の外観は、基板層と表面層との圧着工程の
ために損傷を受け、この表面層の外観を向上させるなめ
には、基板層と表面層を一体化する前に表面層に向上処
理するか、表面層用の成形材料中に向上剤を添加配合す
るかの方法をとるため、工数の増加、材料費によるコス
ト高等の問題が生しる欠点があった。
本発明は、上記の欠点を解消するなめになされたもので
、基板層と表面層の密着性に優れフクロやハガレがなく
、1工程によっ′て製造できるとともに、反り、曇りの
ない、表面外観良好な多層板の製造方法を提供しようと
するものである。
[発明の構成] く課題を解決するための手段) 本発明者らは、上記の目的を達成しようと鋭意研究した
結果、基板層と表面層の2つの樹脂層の接触面に凹凸を
設け、非脱型連続成形の1工程で2つの樹脂層を一体に
成形すれば上記目的を達成できることを見いだし、本発
明を完成したものである。 すなわち、本発明は、 熱硬化性樹脂の基板層と熱硬化性樹脂の表面層とからな
る多層板を製造するにあたり、粗面化した金型を用いて
熱硬化性樹脂成形材料を成形し、該金型内に片面に凹凸
を有する成形体層を得、引き続いて該成形体層の凹凸を
有する面上に他の熱硬化性樹脂成形材料を装入し成形し
て表面層を形成し、前記基板層に相当する成形体層に対
し表面層を密着一体止させた後に脱型することを特徴と
する多層板の製造方法である。 また、その表面層の形
成を粗面化した金型を用いて成形し、表面層の多層板表
面側に梨地面を形成する多層板の製造方法である。
本発明に用いる金型は、その構造に特に限定はないが通
常上型、枠、下型からなり、その型材には少量生産の場
合にアルミニウム合金製のものも使用される。 片面に
凹凸を有する熱硬化性樹脂の成形体層が得られるように
上型の成形材料に接する側を粗面化する。 金型を粗面
化する方法として、サンドブラスト、酸処理、フォーミ
ンク等公知の方法を使用することができるか、密着一体
止させる2つの樹脂層の性質、用途等によって目的とす
る金型表面の粗さが決まり、その粗面化にとってより適
切な方法を選択する。 また、多層板の表面を梨地面に
する場合も前記と同様な方法によって金型を粗面化して
使用する。 さらに金型の枠型の厚さを適宜に選択すれ
は任意の厚さの多層板を得ることができる。 なお、多
層板の表面を梨地面や所望の加工を施すのでなければ金
型を粗面化する必要はなく、この場合には通常の光沢を
有する多層板を得ることができる。   ゛粗面化した
金型には、上型を離型するなめに離型剤が使用される。
 この離型剤は、成形体層とその上に一体化される表面
層との接着に大きな影響を与える。 すなわち、成形体
層表面に離型剤が付着すると成形体層と表面層との十分
な、アンカー効果が得られず、成形体層と表面層を一体
化した際にフクロ、ハガレ等の接着不良が現れる。
また、表面層表面に離型剤が付着すると流れ跡、曇り等
外観に悪影響を与える。 従って、離型剤として、シリ
コーン系等のように表面に付着するものではなく、フッ
素系等のように付着性の少ないものか好ましい。
多層板を構成する成形体層と表面層の成形には熱硬化性
樹脂成形材料が使用されるが、この熱硬化性樹脂として
例えばフェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポ
キシ樹脂、ポリイミド樹脂等の成形材料か挙げられ、こ
れらは単独又は2種以上の混合系として使用される。 
この熱硬化性樹脂成形材料は、初めの成形体層を製造す
る材料と表面層を形成する材料は異なるものが望ましい
例えは成形体層として不飽和ポリエステル樹脂成形材料
を使用した場合は、表面層にエポキシ樹脂成形材料を使
用すると好結果が得られる。
表面層の形成は、成形体層を形成後、その上にスペーサ
を設けて成形するが、スペーサの厚さは製品か必要とす
る特性等考慮した表面層の厚さに応じて任意の厚さにコ
ントロールすることができる。
く作用) 粗面化した金型を用いて、片面に凹凸を有する熱硬化性
樹脂成形体層を得て、その凹凸面に表面層を形成しであ
るので、成形体層と表面層とはアンカー効果により十分
密着一体止する。 またこの際付着性の少ないフッ素系
の離型剤を使用すればさらにフクレ、ハカレ、外観不良
等表面層への悪影響がなくなる。 さらに多層板の表面
として梨地面が所望される場合には粗面化した金型によ
り 1工程で所望の表面状態の多層板が得られる。
(実施例) 次に本発明の実施例を図面を用いて説明する。
実施例 第1図に示したように下型3に厚さ5mll1の枠2を
取りつけ、下型には離型剤処理を行う。 この下型3の
枠2内に不飽和ポリエステル樹脂成形材料4aを装入し
、サンドブラストによって粗面化した後、フッ素系離型
剤処理を施したアルミニウム合金製の上型1を載せ、第
2図に示したように、加熱加圧成形して金型内に片面に
凹凸を有する不飽和ポリエステル樹脂成形体層4を得た
。 次に下型3の枠2上に第3図のように厚さ11Il
111のスペーサ5を取り付けな。 更にスペーサ5の
枠内の前記成形体層4上にエポキシ樹脂成形材料6aを
装入し、上型1とは別に準備した片面を梨地加工した上
型7を使用する(第4図)。 そして第5図のように上
型7をスペーサ5上に載せ、加熱加圧成形し、前記成形
体N4上に表面層6を密着−体止して多層板を製造しな
。 離型した多層板をさらに加熱して表面層を完全に硬
化させた。 この多層板は反り、ピンホールがなく 2
つの層が密着一体止しており、かつ外観も美しいもので
あった。
比較例 実施例において粗面化した上型1と梨地加工した上型7
の代わりに粗面化しない上型を用い、上型1にフッ素系
離型剤を処理しない以外は実施例と同一にして多層板を
製造した。 この多層板にはフクレがあり、また曇りが
あり外観不良であつた。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明の製造方法によ
れば成形体層と表面層が成形体層上に形成した凹凸によ
るアンカー効果によって密着一体止しており、フクレ、
ハガレがなく、またプレスにより 1工程で反り、曇り
のない、優れた外観を有する多層板を得ることができた
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明の多層板の製造方法における
各工程を金型断面で概略的に示した工程図である。 1.7・・・上型、 2・・・枠、 3・・・下型、 
4a・・・不飽和ポリエステル樹脂成形材料、 4・・
・不飽和ポリエステル樹脂成形体層、 5・・・スペー
サ、6b・・・エポキシ樹脂成形材料、 6・・・表面
層。 特許出願人 東芝ケミカル株式会社 代理人   弁理士 諸1)英二

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 熱硬化性樹脂の基板層と熱硬化性樹脂の表面層とか
    らなる多層板を製造するにあたり、粗面化した金型を用
    いて熱硬化性樹脂成形材料を成形し、該金型内に片面に
    凹凸を有する成形体層を得、引き続いて該成形体層の凹
    凸を有する面上に他の熱硬化性樹脂成形材料を装入し成
    形して表面層を形成し、前記基板層に相当する成形体層
    に対し表面層を密着一体化させた後に脱型することを特
    徴とする多層板の製造方法。 2 表面層の形成を粗面化した金型を用いて成形し、表
    面層の多層板表面側に梨地面を形成する特許請求の範囲
    第1項記載の多層板の製造方法。
JP1168088A 1988-01-21 1988-01-21 多層板の製造方法 Expired - Lifetime JPH0617025B2 (ja)

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JPH01186311A true JPH01186311A (ja) 1989-07-25
JPH0617025B2 JPH0617025B2 (ja) 1994-03-09

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10207927A1 (de) * 2001-12-28 2003-07-17 Hueppe Gmbh & Co Verfahren- und Formvorrichtung zur Herstellung eines Wannenkörpers und nach dem Verfahren hergestellte Wannenkörper
KR20040032613A (ko) * 2002-10-10 2004-04-17 남승완 2색 겹층 구조의 식기 및 그 제조방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10207927A1 (de) * 2001-12-28 2003-07-17 Hueppe Gmbh & Co Verfahren- und Formvorrichtung zur Herstellung eines Wannenkörpers und nach dem Verfahren hergestellte Wannenkörper
KR20040032613A (ko) * 2002-10-10 2004-04-17 남승완 2색 겹층 구조의 식기 및 그 제조방법

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