JPH01185620A - カメラの制御装置 - Google Patents

カメラの制御装置

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JPH01185620A
JPH01185620A JP63009994A JP999488A JPH01185620A JP H01185620 A JPH01185620 A JP H01185620A JP 63009994 A JP63009994 A JP 63009994A JP 999488 A JP999488 A JP 999488A JP H01185620 A JPH01185620 A JP H01185620A
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photographing
distance measurement
area
control device
timing
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重正 佐藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産業上の利用分野 本発明は、複数個の測距情報や測光情報に基づいて撮影
レンズの移動量や露出値を演算制御するカメラの制御装
置に関する。
B、従来の技術 従来、被写界の中央部分に位置する被写体にピントが合
うようなカメラでは、例えば並んでいる2人の人物を撮
影する場合のようにピントを合わせたい被写体が撮影画
面中央に位置していないときには、次のようなフォーカ
スロック操作を行う必要があった。
すなわち、カメラの向きをずらしてピントを合わせたい
被写体が画面中央に位置するような構図としてから、例
えばレリーズ釦を半押し状態にして測距を行い、この状
態を保持しつつ構図を元の位置に変更してレリーズを行
う。
しかしながら、この種のフォーカスロック撮影は操作が
煩わしく、瞬時のシャッタチャンスを逃すおそれがある
。また、この操作を忘れるとピントのぼけた写真が撮影
されることも多い。
そこで、被写界の複数領域で測距を行い、それぞれの領
域に位置する被写体の測距情報を求め、このうち例えば
最も近距離のものに基づいて撮影レンズを移動させるこ
とにより、最も近距離の被写体にピントを合わせるよう
にしたカメラが知られている。このようなカメラによれ
ば、上述のようにピントを合わせたい被写体が撮影画面
中央に位置していない場合にフォーカスロック撮影を行
わなくても、所望の被写体にピントが合った写真を撮影
することができる。
一方、露出に関してはAEロック撮影が知られており、
次のように操作する必要がある。
例えば主要被写体の背景が明るく、かつ主要被写体が撮
影画面の中央部に位置していない場合、その主要被写体
が画面中央に位置するような構図としてから測光を行い
、AEロック操作部材を操作して露出値をそのときの値
に固定してから構図を元の位置に変更してレリーズを行
う。
しかしながら、この種のAEロック撮影もまた、操作が
煩わしく瞬時のシャッタチャンスを逃すおそれがある。
そこで、被写界を複数の領域に分割し、各領域において
測光を行い、算出された複数の測光値に基づいて適正露
出を決定するようなカメラが知られている。
C0発明が解決しようとする問題点 しかしながら、このような複数領域の測距データを用い
てレンズ移動量を演算するカメラにおいても、従来のフ
ォーカスロック撮影を必要とすることがあり、その場合
、次のような問題がある。
ピントを合わせたい被写体が撮影画面の中央に位置する
ように構図をとりフォーカスロック操作を行なっても、
例えば、周辺部の測距領域に中央部被写体よりも近距離
の被写体が位置していると、その近距離に対応した撮影
距離が求められてしまい、所望の被写体にピントが合わ
ないことがある。
なお、複数の測距領域を有するカメラでフォーカスロッ
ク撮影が要求される場合としては次のような撮影が考え
られる。
■撮影画面内の隅(測距領域よりもさらに外側の領域)
に人物等を配置し、画面の大部分に背景を入れるといっ
た構図とする場合は、画面の隅の人物を測距できないの
で従来のフォーカスロックを用いた撮影が必要となる。
■ガラス越しの被写体や車のボディや水面のように光沢
のある被写体など、アクティブタイプの測距−置で測距
しにくい被写体を撮影する場合なども、従来のようにフ
ォーカスロックを用いた撮影をする必要がある。
また、被写界を複数の領域に分割して測光を行なうカメ
ラであっても、例えば主要被写体と背景との輝度差が大
きいときはAEロック撮影を行なう必要がある。この場
合も、測距の場合と同様に、撮影者が意図した被写体の
輝度に合った露出値により撮影を行なうことが極めて難
しい。
本発明の目的は、被写界内の複数の領域の被写体情報に
より撮影条件を演算するカメラにおいて、撮影画面の変
更の有無により撮影条件の演算を変更し、従来のフォー
カスロックやAEロックと同様な撮影を可能としたカメ
ラの制御装置を提供することにある。
例えば、複数領域の測距を行なうカメラにおいては、フ
ォーカスロック撮影時に撮影者の意図した領域にピント
を合わせることを可能にし、複数領域の測光を行なうカ
メラにおいては、AEロック撮影時に撮影者の意図した
領域の露出値で撮影を可能にしたカメラの制御装置を提
供することにある。
D0問題点を解決するための手段 クレーム対応図である第1図により説明すると、本発明
は、被写界内に定めた複数の領域にそれぞれ存在する被
写体に関する被写体情報を出力する被写体情報手段10
1と、被写体情報に基づいて撮影条件を演算する撮影条
件演算手段200と、撮影部材102を駆動する駆動手
段103と、演算された撮影条件に基づいて駆動手段1
03を制御する制御手段104とを備えたカメラの制御
装置に適用される。そして上述の問題点は、第1のタイ
ミングにおける撮影画面に対して、その第1のタイミン
グと撮影が行なわれる時点との間の第2のタイミングに
おける撮影画面が変更されているか否かを検出し、変更
されている場合には変更信号を出力する撮影画面変更検
出手段105を備えるとともに、撮影条件演算手段20
0は、被写界内の予め定められた特定の領域に存在する
被写体の被写体情報に基づいて第1の演算部201で撮
影条件を演算する第1の演算部201と、特定の領域の
被写体情報のみによらずに複数の被写体情報を用いて撮
影条件を演算する第2の演算部202とにより構成し、
変更信号が出力されているときには、前記第1の演算部
201の演算結果を利用し、変更信号が出力されていな
いときには、第2の演算部202の演算結果を利用する
ことにより解決される。
86作用 撮影画面変更検出手段105は、例えばレリーズ釦を半
押しした時点などの第1のタイミングにおける撮影画面
に対して、レリーズ釦の半押しから全押しまでの間の第
2のタイミングにおける撮影画面が変更されているか否
かを検出し、変更されている場合には変更信号を出力す
る。変更信号が出力されると撮影条件演算手段200を
構成する第1の演算部201は、予め定めた被写界の特
定の領域に存在する被写体情報に基づいて撮影条件を演
算する。また、変更信号が出力されないと、第2の演算
部202は、特定の領域の被写体情報のみによらずに複
数の領域の被写体情報を用いて撮影条件を演算する。こ
れにより、複数領域の被写体情報に基づいて撮影条件を
求めるようにしたカメラにあっても、従来と同様に所望
の特定領域の被写体情報により撮影条件を演算できる。
例えば、撮影者の意図した領域にピントを合わせること
が可能となり、従来と同様にフォーカスロック撮影を行
なうことができる。また、撮影者の意図した領域に露出
を合せて撮影を行なうことが可能となり、従来と同様に
AEロック撮影を行なうことができる。
F、実施例 一請求項1〜6の実施例(第1の実施例)−第2図〜第
5図に基づいて第1の実施例を説明する。
第2図において、CPUIには、光源駆動回路2,8I
!I距回路3.ill光回路4がそれぞれ接続されてい
る。光源駆動回路2には投光器5が接続され、CPUI
からの指令によりこの投光器5を操作して被写体に向け
て光束を投射せしめる。81!距回路3は、第3図に示
すように、撮影画面に相当する被写界20の中央領域A
および2ケ所の周辺領域B、Cの合計3ケ所の測距を行
なうものであり、各領域A−Cに位置する被写体に向け
て投光器Sより照射された光の反射光を受光する受光素
子6が接続されている。本実施例では、中央領域Aおよ
び周辺領域B、Cに位置する被写体のうち。
通常は最も近距離のものにピントを合わせるものとする
。測光回路4は、第4図に示すように被写界を5つの領
域D−Hに分割し、それぞれの領域について測光を行な
うものであり、被写体からの光を受光する5ケの受光素
子7d〜7hが接続されている。
また、CPUIには、レンズ駆動回路8.露出制御回路
9が接続され、撮影レンズ10.露出制御部材11をそ
れぞれ駆動制御する。ここで、露出制御部材11は、シ
ャッタおよび絞りにより構成される。
さらに、CPUIには、図示せぬレリーズ釦の操作に連
動したスイッチSWI、SW2が接続されている。スイ
ッチSWIはレリーズ釦が半押状態でオンし、スイッチ
SW2はレリーズ釦が完全に押圧されるとオンする。C
PUIは、これらのスイッチSWI、SW2からの入力
により各回路を駆動制御する。
以上の実施例の構成において、CPUIが制御手段10
4および撮影条件演算手段200を、測距回路3が被写
体情報出力手段101を、レンズ駆動回路8が駆動手段
103を、撮影レンズ10が撮影部材をそれぞれ構成す
る。
次に、第5図により、測光処理から撮影までの手順を説
明する。
第2図の半押しスイッチSWIがオンすると、まず、ス
テップS1で測光処理を開始するとともに、ステップS
2で被写界中央領域Aおよび周辺領域B、Cの測距処理
を行なう。すなわち、CPU1は、光源駆動回路2を介
して投光器5を作動させて、被写界中央領域Aおよび周
辺領域B、Cに位置する被写体に向けて光を投射する。
被写体からの反射光は受光素子6により受光され、その
狭山信号が測距回路3に順次に入力される。この検出信
号は測距回路3により順次に電圧に変換され、この変換
された電圧値が測距情報dAtdBtdCとしてCPU
Iに順次に送出される。これらの測距情報dAs dB
t dcは、ステップS3でCPUI内のメモリに格納
される。
次に、ステップS4において、全押しスイッチSW2が
オンか否かを判定し、肯定判定されるとステップS5に
進む。ステップS4が否定判定されるとステップS51
で半押しスイッチSWIがオンか否かを判定する。肯定
判定されるとステップS4に戻り、否定判定されると処
理を終了させる。
ステップS5では、再び被写界の中央領域Aおよび周辺
領域B、Cの測距処理を行ない、得られた測距情報d 
A’ t d B’ g d に’をステップS6でC
PUI内のメモリに格納する。
次いで、ステップS7において、メモリに格納された測
距情報を比較することにより、ステップS2での測距時
、すなわち第1のタイミングにおける撮影画面に対し、
ステップS5での測距時、すなわち第2のタイミングに
おける撮影画面が変更されたか否かを判定する。換言す
ると、dA=dA’、dB=ds’、dに=d(H’を
満たしていれば撮影画面は変更されていないと判断して
ステップS8に進み、満たしていなければ変更されたと
判断してステップS10に進む。
なお、撮影画面が変更されると判定されるのは、カメラ
の構図を変えた場合やズーミングを行ったときなどであ
る。
ステップS8では、メモリに格納された測距情報d A
 −d Cを比較し、最も近距離のものに基づいてレン
ズ移動量を演算する。すなわち、広い領域の測距情報に
基づいてレンズ移動量を演算する。
次いで、ステップS9でこのレンズ移動量にしたがって
レンズ移動回路8によりレンズ10を駆動し、また、測
光処理により得られた輝度情報に基づいて露出値を演算
し、この演算結果により露出制御部材11を駆動して撮
影を行なう。
ステップS10ではファインダ内に撮影画面が変更され
た旨の表示を行い、次いでステップS11で、メモリに
格納された測距情報d A −d Cのうち被写界中央
領域Aの測距情報dA、すなわち、狭い領域の測距情報
に基づいてレンズ移動量を演算し、ステップS12に進
む。ステップ812では、そのレンズ移動量を用いてレ
ンズ駆動回路8によりレンズ10を駆動した後、上述と
同様にして演算された露出値に従って、露出制御回路9
により露出制御部材11を駆動して撮影を行なう。
以上の手順によれば、レリーズ釦を半押し状態にしてか
ら撮影画面を変更しない場合には、最初に測距処理を行
なったときの測距情報のうち最も近距離のものに基づい
てレンズ移動量が演算され、撮影画面が変更された場合
には被写界中央領域の測距情報に基づいてレンズ移動量
が演算されるので、複数領域の測距情報からレンズ移動
量を演算するこの種のカメラにてフォーカスロック撮影
を行う際、複雑な操作をすることな〈従来と同様のフォ
ーカスロック操作感覚で意図する被写体にピントを合せ
ることができる。また、撮影画面が変更された旨がファ
インダ内に表示されるので、その確認が行えるとともに
、撮影画面を変更する意志がないにも拘らず誤って変更
された場合にその旨を知ることができ、不所望な撮影距
離で撮影が行われることが防止される。
一変形例1− また、第6図に示すように、ステップS2.S3で測距
処理および測距情報d A −d Cの格納を行なった
後、ステップS5.S6で再び測距処理および測距情報
dAl〜d cFの格納を行ない、ステップS4で全押
しスイッチSW2がオンか否かを判定し、肯定されると
ステップS7に進み、否定されると肯定されるまでステ
ップS5,6の処理を繰り返し行うようにしてもよい。
これによれば、全押しスイッチSW2がオンされると、
その直前の測距処理による測距情報dAj〜d cjと
最初の測距処理による測距情報d A−d Cとを比較
することにより撮影画面の変更の有無が判定される。し
たがって、撮影画面の構図を何回も変えているようなと
きに、最後に決めた構図で最初に合せた被写体に合焦さ
せることができる。
−変形例− さらに、第7図に示すように、上述と同様ステップ82
.S3およびステップS5.S6の処理を行い、ステッ
プS4で全押しスイッチSW2がオンされていない場合
にはステップS52で、ステップS2の測距処理から所
定時間経過したか否かを判定し、肯定されるとステップ
S2に戻り、否定されるとステップS5に戻るようにし
てもよい。
以上の手順によれば、最初の測距処理、すなわち第1の
タイミングにおける測距処理から所定時間が経過しても
なお全押しスイッチSW2がオンされていない場合には
、フォーカスロック撮影のための画面変更ではなくレリ
ーズ釦を半押し状態にしたまま撮影場所を変えていると
判断され、第1のタイミングの測距処理による測距情報
が変更される。
なお、上述のステップS52の所定時間は、例えば30
秒あるいは1分といったフォーカスロック撮影を行うに
は長過ぎる時間が設定される。
−他の変形例− なお、本実施例では、撮影画面が変更された場合には、
撮影画面中央部の測距情報に基づいてレンズ移動量を演
算するようにしたが、中央部に限定されず、測距を行う
左右2カ所の周辺領域で求めた測距情報のいずれかひと
つを用いてもよい。
あるいはまた、これらの領域とは別に領域を設け、撮影
画面の変更時にはその別設の領域の測距情報に基づいて
レンズ移動量を求めるようにしてもよt)。
また、撮影画面が変更されない場合には最も近距離の被
写体における測距情報に基づいてレンズ移動量を求める
ようにしたが、これに限定されず、例えば ■全ての測距情報の平均値により求める。
■中央部分に重み付けをした平均値として求める。
■複数の測距情報のうち最も近距離のものが前側被写界
深度内に含まれるような距離として求める。
等が考えられる。
さらに、81!l距を行なう領域を中央部と周辺部2ケ
所の合計3ケ所としたが、3ケ所以上でもよい。
さらにまた、撮影画面の変更の有無を、各測距領域A−
Cにおける測距情報の全てが一致したか否かによって行
ったが、中央領域Aのみ比較したり、A−Cの平均値同
志を比較したり、種々の態様が用いられる。
例えば、格納された測距情報d^〜dcと、dA’〜d
c+ との差をそれぞれ演算し、これを所定値Rと比較
することにより撮影画面の変更の有無を判断してもよい
、すなわち、第S図のステップS7において、 ただし、N=A、B、C を判定し、肯定されると撮影画面を変更していないと判
断してステップS8に進む、また、否定されると撮影画
面が変更されたと判断してステップSIOに進む。これ
によれば、撮影画面を変更していないにも拘らず、撮影
者または被写体が若干前後に移動したときなどに撮影画
面が変更されたと判断されるおそれが防止される。
また、後述するように測光値を比較して撮影画面の変更
を検出してもよい、さらに、以上ではアクティブタイプ
の測距方式にて説明したが、フィルムと共役な面に配置
された焦点検出用受光素子上での像面ずれ量に基づいて
レンズ移動量を演算する測距方式でも本発明を適用でき
る。ただし、この場合、測距を行なう領域の数だけ受光
素子が必要となる。
一請求項1および7〜11の実施例(第2の実施例)−
第2図〜第4図および第8図に基づいて第2の実施例を
説明する。なお、第2図〜第4図は第1の実施例にて説
明したので説明を省略する。
処理手順を示す第8図において、スイッチSW1 (第
2図)がオンするとまずステップS21で測距処理を行
なった後、ステップS22で第4図に示す被写界の5つ
の領域り、E、F、G、Hの測光処理を行なう、すなわ
ち、領域D−Hに対応する被写体からの光を受光してい
る受光素子7d〜7hからの検出信号により、測光回路
4にて各被写体の輝度に対応する測光情報bo−bHが
算出される。これらの測光情報bo−bHは、ステップ
S23においてCPUI内のメモリにそれぞれ格納され
る。
次に、ステップS24で全押しスイッチSW2がオンか
否かを判定し、肯定されるとステップS25に進む、ス
テップS24が否定されるとステップS61で半押しス
イッチSW1がオンか否かを判定し、肯定されるとステ
ップS24に戻り、否定されると処理を終了させる。
ステップS25では再び領域D−Hの測光処理を行ない
、ステップ326で同様に測光情報bD′〜bH′をC
PUI内のメモリーに格納し、ステップ827に進む、
ステップ327では、格納された測光情報bo−boと
b ol〜bH′とを比較することにより、ステップS
22での測光時、すなわち第1のタイミングにおける撮
影画面に対して、ステップS25での測光時、すなわち
第2のタイミングにおける撮影画面が変更されたか否か
を判定する。換言すると、bo=b□’、bE=b+:
’、bp=bp’t ba=ba’、bH=bo’を満
たしていれば、撮影画面が変更されていないと判断しス
テップ828に進み、満たしていなければ変更されたと
判断してステップS30に進む、なお、中央領域りの測
光情報の比較により撮影画面の変更の有無を判断したり
、全領域の平均値を比較して画面変更の有無を判断して
もよい。
ステップ328では、メモリに格納された複数個の測光
情報bo−bH1すなわち広い領域の測光情報に基づい
て露出値を演算する。次いでステップS29に進み、演
算された露出値に基づいて、露出制御回路9により露出
制御部材11を駆動し、撮影を行なう。なお、レンズ1
0は、測距処理により求められたレンズ移動量に基づい
て移動される。
ステップS30では、ファインダ内に撮影画面が変更さ
れた旨の表示を行い、次いでステップS31でメモリに
格納された測光情報bD−bHのうち被写界中央領域の
測光情報bo、すなわち狭い領域の測光情報に基づいて
露出量を演算しステップS32に進む。ステップS32
では、レンズ10を所定位置まで駆動した後、露出制御
回路9により露出制御部材11を駆動して撮影を行なう
以上の手順によれば、レリーズ釦を半押し状態にしてか
ら撮影画面を変更しない場合には、最初に測光処理を行
なったときの測光情報bo−b、に基づいて露出値が演
算され、撮影画面が変更された場合には被写界中央領域
の測光情報bDに基づいて露出値が演算される。したが
って、複数領域の測光情報から露出量を演算するこの種
のカメラにおいてAEロック撮影を行う際、AEロック
釦等により複雑な操作を行うことなく意図する被写体に
合った露出値にて撮影を行うことができる。
一変形例3− また、第9図に示すように、ステップS22゜23で測
光処理および測光情報bo−boの格納を行なった後、
ステップS25,26で再び測光処理および測光情報b
Dl、、、l、Hjの格納を行ない、ステップS24で
全押しスイッチSW2がオンか否かを判定し、肯定され
るとステップS27に進み、否定されると肯定されるま
でステップS25゜26の処理を繰り返し行うようにし
てもよい。
これによれば、全押しスイッチSW2がオンされると、
その直前の測光処理による測光情報bD′〜bH′と最
初の測光処理による測光情報bD〜bHとを比較するこ
とにより撮影画面の変更の有無が判定される。したがっ
て、上述にだ変形例2と同様の効果が得られる。
さらに、第10図に示すように、ステップS21〜32
3.S25,326の処理を行い、ステップS24で全
押しスイッチSW2がオンされていない場合にはステッ
プS62で、ステップS22の測光処理、すなわち第1
のタイミングにおける測光処理から所定時間経過したか
否かを判定し、肯定されるとステップS22に戻り、否
定されるとステップS25に戻るようにしてもよい、こ
の所定時間は、例えば30秒あるいは1分といったAE
ロックを行うには長過ぎる時間が設定される。
以上の手順によれば、第1のタイミングにおける測光処
理から所定時間が経過してもなお全押しスイッチSW2
がオンされない場合には、AEロック撮影のための画面
変更ではなく、レリーズ釦を半押し状態にしたまま撮影
場所を変えていると判断され、第1のタイミングの測光
処理による測光情報が更新される。
一他の変形例− なお、本実施例では、撮影画面が変更された場合には、
撮影画面中央領域における測光情報により露出値を演算
したが、中央領域に限定されず5つの領域のうちどの領
域の輝度情報から露出値を演算してもよいし、例えば5
つの輝度情報の平均値あるいは特定の2つの輝度情報の
平均値等から演算してもよい。あるいはまた、これらの
5つの領域とは別の領域を設け、撮影画面の変更時には
その別設の領域内の測光情報により露出値を演算するよ
うにしてもよい、さらに、測光領域は5以上でも5以下
でもよく、どのように分割してもよい。
また、撮影画面の変更の有無を、各測光領域D〜Hに村
ける測距情報の全てが一致したか否かによって行ったが
、中央領域りのみ比較したり、D〜Hの平均値同志を比
較したり、種々の態様が用いられる。
例えば、格納された測光情報b D−b Hと、bD′
〜b Hlとの差をそれぞれ演算し、これを所定値Sと
比較することにより撮影画面の変更の有無を判断しても
よい。すなわち、第8図のステップS27において、 ただし、N=D、E、F、G、H を判定し、肯定されると撮影画面を変更していないと判
断してステップ828に進む。また、否定されると撮影
画面が変更されたと判断してステップS30に進む。
さらに、測光情報b D−b Hと、bD′−bH′と
の比をそれぞれ演算し、第8図のステップS27におい
て、 bN’/bN=一定 ただし、N=D、E、F、G、H であるか否かを判定し、背定されると撮影画面を変更し
ていないと判断してステップ828に進み、否定される
と変更されたと判断してステップS30に進むようにし
てもよい。
これ2つの変形例によれば、例えば天候の変化により画
面全体の輝度が一律に変化したような場合には、撮影画
面の変更とはみなされない。
さらにまた、撮影画面の変更を検出する方法として測光
処理における測光情報を用いたが、上述の測距情報を用
いる方式でもよい。
G0発明の効果 本発明によれば、被写界内の複数の領域の被写体情報に
より撮影条件を演算するカメラにおいても、撮影画面の
変更があるときには、予め定めた特定の領域、すなわち
撮影者の意図した領域の被写体情報により撮影条件を演
算することができる。
例えば請求項2〜6の発明ように、複数領域の測距デー
タから撮影距離を演算するカメラにあっては、撮影に先
立つ順次のタイミングにおいて得られる2つの撮影画面
が相違する場合、複数の情報によりピントを合わせるこ
となく、撮影者の意図する被写体にピントを合せるよう
にしたので、複数の測距領域からの測距データに基づい
て撮影レンズを合焦位置に移動させるカメラにあっても
、複雑な操作を行うことな〈従来と同様の感覚でフォー
カスロック撮影が可能となる。
また、請求項7〜11の発明のように、複数領域の測光
データから露出値を演算するカメラにあっては、撮影に
先立つ順次のタイミングにおいて得られる2つの撮影画
面が相違する場合、複数の測光情報により露出を制御す
ることなく撮影者の意図する被写体に合った露出で撮影
が行なえるので、複数の測光領域の測距データに基づい
て露出を制御するカメラにあっても、複雑な操作を行う
ことな〈従来と同様なAEロック撮影が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はクレーム対応図である。 第2図〜第7図は第1の実施例を説明するもので、第2
図は制御回路のブロック図、第3図は被写界における測
距領域を示す図、第4図は被写界の測光領域の分割例を
示す図、第5図は処理手順を説明する図、第6図および
第7図は処理手順の変形例を示す図である。 第8図は第2の実施例を示す処理手順の説明図、第9図
および第10図はその変形例を示す図である。 1 : CPU      3 :測距回路4:測光回
路    8:レンズ駆動回路9:露出制御回路 101:被写体情報出力ネ段 102:撮影部材 103:駆動手段  104:制御手段105:撮影画
面変更検出手段 200:撮影条件演算手段 201:第1の演算部 202:第2の演算部 特許出願人  日本光学工業株式会社 代理人弁理士   永 井 冬 起 筆1 図 第2図 第、5 図        第4凹

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)被写界内に定めた複数の領域にそれぞれ存在する被
    写体に関する被写体情報を出力する被写体情報出力手段
    と、 前記被写体情報に基づいて撮影条件を演算する撮影条件
    演算手段と、 撮影部材を駆動する駆動手段と、 前記演算された撮影条件に基づいて前記駆動手段を制御
    する制御手段とを備えたカメラの制御装置において、 第1のタイミングにおける撮影画面に対して、その第1
    のタイミングと撮影が行なわれる時点との間の第2のタ
    イミングにおける撮影画面が変更されているか否かを検
    出し、変更されている場合には変更信号を出力する撮影
    画面変更検出手段を備えるとともに、 前記撮影条件演算手段は、被写界内の予め定められた特
    定の領域に存在する被写体の被写体情報に基づいて前記
    撮影条件を演算する第1の演算部と、前記特定の領域の
    被写体情報のみによらずに前記複数の被写体情報を用い
    て前記撮影条件を演算する第2の演算部とを有し、 前記変更信号が出力されているときには、前記第1の演
    算部の演算結果を利用し、前記変更信号が出力されてい
    ないときには、前記第2の演算部の演算結果を利用する
    ことを特徴とするカメラの制御装置。 2)前記被写体情報出力手段は測距手段であり、該測距
    手段は、前記被写体情報として、被写体までの距離に相
    応する測距データを出力し、前記撮影条件演算手段はレ
    ンズ移動量演算手段であり、該レンズ移動量演算手段は
    、前記撮影条件として、前記測距データに基づいて撮影
    レンズを所定位置に導くためのレンズ移動量を演算し、
    前記撮影部材は撮影レンズであることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項に記載のカメラの制御装置。 3)前記特定の領域は、前記複数の領域の測距データの
    うち予め定めた狭い領域であって、前記第1の演算部は
    その狭い領域の測距データを用いてレンズ移動量を演算
    し、前記第2の演算部は、前記複数の領域の測距データ
    のうち広い領域の測距データを用いてレンズ移動量を演
    算することを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の
    カメラの制御装置。 4)前記狭い領域は被写界の中央領域とされ、前記第1
    の演算部はその中央領域の測距データを用いてレンズ移
    動量を演算することを特徴とする特許請求の範囲第3項
    に記載のカメラの制御装置。 5)前記撮影画面変更検出手段は、両画面の測光データ
    の相違に基づいて撮影画面の変更を検出し、前記第1の
    タイミングが測光データを検出するタイミングであるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第2項〜第4項のいずれ
    かの項に記載のカメラの制御装置。 6)前記撮影画面変更検出手段は、両画面の測距データ
    の相違に基づいて撮影画面の変更を検出し、前記第1の
    タイミングが測距データを検出するタイミングであるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第2項〜第4項のいずれ
    かの項に記載のカメラの制御装置。 7)前記被写体情報は測光手段であり、該測光手段は、
    前記被写体情報として、被写体輝度に相応する測光デー
    タを出力し、前記撮影条件演算手段は露光量演算手段で
    あり、該露光量演算手段は、前記撮影条件として、前記
    測光データに基づいて露出量を演算し、前記撮影部材は
    露出制御部材であることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項に記載のカメラの制御装置。 8)前記特定の領域は、前記複数の領域の測光データの
    うち予め定めた狭い領域であって、前記第1の演算部は
    その狭い領域の測光データを用いて露出量を演算し、前
    記第2の演算部は、前記複数の領域の測光データのうち
    広い領域の測光データを用いて露出量を演算することを
    特徴とする特許請求の範囲第7項に記載のカメラの制御
    装置。 9)前記狭い領域は被写界の中央領域とされ、前記第1
    の演算部はその中央領域の測光データを用いて露出量を
    演算することを特徴とする特許請求の範囲第8項に記載
    のカメラの制御装置。 10)前記撮影画面変更検出手段は、両画面の測光デー
    タの相違に基づいて撮影画面の変更を検出し、前記第1
    のタイミングが測光データを検出するタイミングである
    ことを特徴とする特許請求の範囲第7項〜第9項のいず
    れかの項に記載のカメラの制御装置。 11)前記撮影画面変更検出手段は、両画面の測距デー
    タの相違に基づいて撮影画面の変更を検出し、前記第1
    のタイミングが測距データを検出するタイミングである
    ことを特徴とする特許請求の範囲第7項〜第9項のいず
    れかの項に記載のカメラの制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03123326A (ja) * 1989-10-06 1991-05-27 Fuji Photo Optical Co Ltd カメラ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61123367A (ja) * 1984-11-20 1986-06-11 Canon Inc カメラ

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