JP2006295244A - デジタルカメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】撮影条件を変化させて取得した複数の画像の中からベストショットを容易に選択可能とするデジタルカメラを提供することである。
【解決手段】本発明の一態様は、被写体を撮影する撮像素子14と、上記撮像素子14により取得した複数の画像のそれぞれについてヒストグラムに基づいて所定条件、例えば最適な露出条件で撮影された画像を選択し、モニタユニット54に上記複数の画像をインデックス表示で一覧表示すると共に、この選択された画像を他の画像とは異なる形態で表示する制御回路40を有するデジタルカメラである。
【選択図】 図2
【解決手段】本発明の一態様は、被写体を撮影する撮像素子14と、上記撮像素子14により取得した複数の画像のそれぞれについてヒストグラムに基づいて所定条件、例えば最適な露出条件で撮影された画像を選択し、モニタユニット54に上記複数の画像をインデックス表示で一覧表示すると共に、この選択された画像を他の画像とは異なる形態で表示する制御回路40を有するデジタルカメラである。
【選択図】 図2
Description
本発明は、撮影条件を変更しながら複数回の撮影を連続的に行うことにより取得された画像群を表示するデジタルカメラに関する。
従来のデジタルカメラの中には、露出値等の撮影条件を変化させながら複数回の撮影を行うことで最適な画像を取得する、所謂ブラケット撮影機能を有するものがある。
そのようなデジタルカメラの場合、液晶モニタ等の表示装置を具備しており、画像選択ボタンの操作に応答して表示装置にて撮影画像を一枚ずつ順番に表示し、それによってブラケット撮影した画像の中から最適な1枚を選択可能としている。
また、複数の画像の中から最適な1枚を選択するための他の技術として、複数の縮小画像を1度に表示する方法(マルチインデックス表示)、代表画像(1枚、又は所定枚)だけを表示する方法等、種々の技術が提案されている。
例えば特許文献1では、被写体を撮影するデジタルカメラであって、撮影条件の少なくとも1つを変更しつつ複数回の撮影を連続的に行い、この連続撮影により取得された画像群のそれぞれの画像にグループ信号を付与し、同グループ信号に基づいて目的とする画像の選択を容易に行うデジタルカメラが開示されている。
特開2001−285779号公報
しかしながら、上記従来技術のように、1枚ずつ表示していては操作が煩わしいだけでなく、どれが最適な画像であるかを瞬時には判断できない。また、複数の画像を並べて表示する場合、一枚の画像が小さすぎるので、それが最適露出であるかを判別し難い。
本発明の目的とするところは、撮影条件を変化させて取得した複数の画像の中からベストショットを容易に選択可能とすることにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様では、被写体を撮影する撮像手段と、上記撮像手段により取得した複数の画像のそれぞれについてヒストグラムに基づいて所定条件に該当する画像を選択する選択手段と、上記複数の画像を一覧表示すると共に、上記選択手段で選択された画像を他の画像とは異なる形態で表示する表示手段と、を具備することを特徴とするデジタルカメラが提供される。
本発明の第2の態様では、上記第1の態様において、上記選択手段は、上記ヒストグラムに基づいて最適な露出条件で撮影された画像を選択することを特徴とするデジタルカメラが提供される。
本発明の第3の態様では、上記第1の態様において、上記選択手段は、上記ヒストグラムに基づいて白とび画像、若しくは、黒つぶれ画像を選択することを特徴とするデジタルカメラが提供される。
本発明の第4の態様では、上記第1の態様において、上記選択手段は、上記複数の画像のそれぞれについてヒストグラムを作成し、それぞれのヒストグラムの所定範囲内の度数を比較することで、最適な露出条件で撮影された画像を選択することを特徴とするデジタルカメラが提供される。
本発明の第5の態様では、上記第1の態様において、上記選択手段は、上記複数の画像のそれぞれについてヒストグラムを作成し、それぞれのヒストグラムの所定範囲内の度数を比較することで、白とび画像、もしくは、黒つぶれ画像を選択することを特徴とするデジタルカメラが提供される。
本発明の第6の態様では、上記第1の態様において、上記表示手段は、上記選択手段で選択された画像を縁取りして表示するようにしたことを特徴とするデジタルカメラが提供される。
本発明によれば、撮影条件を変化させて取得した複数の画像の中からベストショットを容易に選択可能とするデジタルカメラを提供することができる。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係るデジタルカメラの構成図である。より詳細には図1(a)は当該デジタルカメラの正面図であり、図1(b)は当該デジタルカメラの側面図である。また、図2は、図1のデジタルカメラを背面側より見た外観斜視図である。
図1は本発明の第1の実施の形態に係るデジタルカメラの構成図である。より詳細には図1(a)は当該デジタルカメラの正面図であり、図1(b)は当該デジタルカメラの側面図である。また、図2は、図1のデジタルカメラを背面側より見た外観斜視図である。
これらの図1(a),(b)に示されるように、このデジタルカメラ1は、ボディユニット2と該ボディユニット2に装着可能なレンズユニット3とで構成されている。
即ち、レンズユニット3は、複数のレンズより成るもので、ボディユニット2内の後述する撮像素子14に撮影光束を導くための撮影レンズ4を有している。
一方、ボディユニット2内には、該ボディユニット2内の各部に電源を供給するバッテリ10が設けられている。上記撮影レンズ4を通過した撮影光束の光路上には当該撮影光束を反射するクイックリターンミラー(反射ミラー)5が配設されており、当該クイックリターンミラー5の反射光の光路上にはファインダスクリーン6、ペンタプリズム7、接眼光学系8が配設されている。そして、この接眼光学系8の近傍には測光ユニット9が設けられている。更に、クイックリターンミラー5の後方には測距用ミラー11が設けられており、当該測距用ミラー11での反射光の光路上には撮影画面内の複数のポイントについて自動測距を行うためのマルチ測距ユニット12が設けられている。クイックリターンミラー5の中央部はハーフミラーになっており該クイックリターンミラー5がダウン(図示の位置;第1の位置)した際に一部の光束が透過する。クイックリターンミラー5のアップ時(第2の位置)には、測距用ミラー11は折り畳まれるようになっている。さらに、クイックリターンミラー5の後方で、撮影光束の光路上には、フォーカルプレーンシャッタ13と、光学系を通過した被写体像を光電変換するためのCCD等の撮像素子(イメージャ)14と、この撮像素子14等が配設されたメイン回路基板15と、撮像素子14により取り込まれた被写体像を表示するモニタ16とが設けられている。
そして、図2に示されるように、デジタルカメラ1のボディユニット2の上面部には、表示部20とシャッタ釦21、サブダイヤル22、撮影モードダイヤル23、メインスイッチ24が設けられている。また、ボディユニット2の背面部には、ファインダ接眼部26とモニタ16、メインダイヤル25、十字キー28、確定ボタン29が設けられている。より詳細には、表示部20は、カメラの撮影情報等を表示するためのものである。シャッタ釦21は、カメラの撮影操作を行うためのもので、2段式のレリーズスイッチで構成されている。メインダイヤル25及びサブダイヤル22は、各種のモードや数値の選択を行うためのダイヤルである。メインスイッチ24は、本デジタルカメラの電源のオン/オフを切り替える為のスイッチである。撮影モードダイヤル23は、露出制御方式の切換、例えばプログラムAEや絞り優先AE、シャッタスピード優先AE、マニュアル等の露出制御方式を選択するためのダイヤルである。十字キー28は撮影条件の設定や撮影済画像を再生する際の指示部材である。そして、確定ボタン29は各種設定を確定するために操作される部材である。
図3は、本発明の第1の実施の形態に於けるデジタルカメラの電気系のシステム構成を示すブロック図である。上述したように、この実施の形態に係るデジタルカメラ1は、ボディユニット2とレンズユニット3とにより構成されている。以下、各部につき詳述する。
即ち、レンズユニット2は、レンズモータユニット30と、レンズ駆動回路31と、絞りモータユニット32と、絞り駆動回路33と、レンズ内データ用メモリ34とを有して構成されている。上記レンズモータユニット30は、上述した撮影レンズ4を光軸方向に移動させるためのユニットである。このレンズモータユニット30は、ボディユニット2内の後述する制御回路40からレンズ駆動回路31を介して、光軸方向の動きが制御される。絞りモータユニット32は、制御回路40から絞り駆動回路33を介して制御されるものであって、撮像素子14に入射される光束を制限する絞りを駆動する。また、レンズ内データ用メモリ34は、撮影レンズ4のF値や焦点距離等、演算時に使用される各種データが記憶されるものである。これらのレンズユニット3内の各部は、ボディユニット2内の制御回路40からの指令に従って制御される。
一方、ボディユニット2は、本デジタルカメラ1内の各部の制御を司る制御回路40を有している。この制御回路40には、撮像素子(イメージャ)14とミラー駆動回路41、シャッタ駆動回路43、マルチ測距回路45、測光回路46、メモリ47、記憶回路48、スイッチ入力部50、表示駆動回路51、画像表示回路53、ストロボ駆動回路57、上述したレンズユニット3内のレンズ駆動回路31、絞り駆動回路33及びレンズ内データ用メモリ34が接続されている。撮像素子14は、多チャンネルで高速読み出しが可能なイメージャで構成されている。ミラー駆動回路41はモータユニット42を駆動するためのもので、当該モータユニット42が駆動されることによってクイックリターンミラー5がアップ位置及びダウン位置へ回転移動される。シャッタ駆動回路43は、フォーカルプレーンシャッタ13を構成するシャッタユニット44を駆動するための回路である。シャッタユニット44が駆動されることにより、フォーカルプレーンシャッタ13の開閉、即ちシャッタスピードが制御される。マルチ測距回路45は、マルチ測距ユニット12を駆動するためのものであり、このマルチ測距ユニット12が駆動されることで本デジタルカメラ1から図示されない被写体までの距離が測定される。測光回路46は、測光ユニット9を駆動するための回路である。この測光回路46により、上記ペンタプリズム7からの光束に基づいて測光処理が行われる。メモリ47はカメラ制御に必要な所定の制御パラメータや、記録メディアへ書き込み前の撮影データを一時的に記憶するものであり、制御回路40からアクセス可能に設けられている。記録回路48は、撮像素子14で撮像した画像をデータとして記録メディア49に記録しておくための回路である。スイッチ入力部50は、シャッタ釦21やサブダイヤル22、撮影モードダイヤル23、メインスイッチ24、撮影枚数釦27等を有している。表示駆動回路51は、カメラの上面部に設けられている表示部20を含む表示ユニット52を駆動するための回路である。画像表示回路53は、カメラ背面部に設けられたモニタ16を含むモニタユニット54を駆動するための回路である。ストロボ駆動回路57はストロボ発光部58を駆動制御するための回路である。
以下、図4のタイミングチャートを参照して、本発明の第1の実施の形態に係るデジタルカメラによる基本的な撮像動作について詳細に説明する。尚、図中、tAはセカンドレリーズからのタイムラグを示しており、tBはファインダの像消失時間を示している。
シャッタ釦21が押下され、セカンドレリーズがオンされると、制御回路40は所定時間を経て絞りモータを正転駆動して不図示の絞りを絞り込み、更にクイックリターンミラー5のアップを開始する。制御回路40は、当該クイックリターンミラー5が完全にアップされると、シャッタ駆動回路43によりシャッタユニット44に含まれるフォーカルプレーンシャッタ13を駆動して開口状態とし、セカンドレリーズがオンされてからtA時間経過したタイミングで撮像素子14による撮像を行う。クイックリターンミラー5はファインダの像消失時間だけアップされているが、制御回路40は、クイックリターンミラー5をダウンし、絞りモータを逆転駆動して絞りを初期状態に戻し、モータをオンしてシャッタユニット44をメカチャージし、全ての動作を終了する。
次に、図5のタイミングチャートを参照して、本発明の第1の実施の形態に係るデジタルカメラによるブラケット連写モード(5コマ撮影)時の撮影動作について詳細に説明する。
以下の説明では、図1乃至図3の構成図を適宜参照する。尚、図5中、tBはファインダの像消失時間を示し、tI1は1コマ目と2コマ目の間隔、tI2は2コマ目と3コマ目の間隔、tI3は3コマ目と4コマ目の間隔、tI4は4コマ目と5コマ目の間隔(tI1=tI2=tI3=tI4=2.0msec)、t1は1コマ撮影までのレリーズタイムラグ、t2は2コマ撮影までのレリーズタイムラグ、t3は3コマ撮影までのレリーズタイムラグ(標準のレリーズタイムラグに相当)、t4は4コマ撮影までのレリーズタイムラグ、t5は5コマ撮影までのレリーズタイムラグ、をそれぞれ意味している。
シャッタ釦21が押下され、セカンドレリーズがオンされると、制御回路40は所定時間を経て絞りモータを正転駆動して不図示の絞りを絞り込み、更にクイックリターンミラー5のアップを開始する。制御回路40は、当該クイックリターンミラー5が完全にアップされると、シャッタ駆動回路43によりシャッタユニット44に含まれるフォーカルプレーンシャッタ13を駆動して開口状態とし、レリーズタイムラグt1,t2,t3,t4,t5をもって連続5回の撮像を撮像素子14により行う。即ち、制御回路40はブラケット連写モード時においては、通常撮影モード時の基本タイミングで1回、基本タイミングの前後、所定の間隔tI2,tI3のタイミングで2回、基本タイミングの前後、所定の間隔tI1+tI2,tI3+tI4のタイミングで2回の計5回の撮影を行うように制御する。
クイックリターンミラー5はファインダの像消失時間だけアップされているが、制御回路40は、クイックリターンミラー5をダウンし、絞りモータを逆転駆動して絞りを初期状態に戻し、モータをオンしてシャッタユニット44をメカチャージし、こうして全ての動作を終了する。以上の撮影動作を実現すべく、この実施の形態では、500コマ/sec程度の連写が可能な素子シャッタ付きのイメージャを採用する。
以下、図6のフローチャートを参照して、本発明の第1の実施の形態に係るデジタルカメラによる撮影動作を更に詳細に説明する。ここでは、図1乃至図3を適宜参照する。
シャッタ釦21が半押しされてファーストレリーズ(以下、1Rと略記する)がオンされると(ステップS1)、マルチ測距ユニット12により撮影画面内の複数ポイントを測距し、最も近距離にある被写体に焦点合わせを行うマルチAF動作を行い、測光ユニット9による測光を行い、その結果に基づいて露出条件の演算を行う(ステップS2,S3)。
そして、制御回路40は、被写体輝度が十分であるか(例えば所定の閾値以下であるか否かを判断する)を判断し(ステップS4)、十分でない場合にはストロボ発光量演算を行い(ステップS5)、ストロボ発光のためのフラグFを1にセットし(ステップS6)、ステップS7に移行してシャッタ釦21の全押しによるセカンドレリーズ(以下、2Rと略記する)がオンされるまでステップS1乃至S7の処理を繰り返す。
2Rがオンされると(ステップS7)、クイックリターンミラー5をアップすると共にレンズの絞込みを行い(ステップS8)、ブラケット連写モード(複数駒撮影モード)であるか否かを判断する(ステップS9)。ここで、ブラケット連写モードである場合には、シャッタユニット44に含まれるシャッタ先幕マグネットをオフし(ステップS10)、撮像素子14をリセットし(ステップS11)、上記ストロボ発光に係るフラグFの状態を検出し(ステップS12)、F=1である場合にはストロボ発光部58によるストロボ発光を行う(ステップS13)。一方、このステップS12において、F=0である場合には、撮像データを読み出して、メモリ47に一時的に記憶させる(ステップS14)。こうして、制御回路40は、露出設定回数だけ撮像を完了したか否かを判断し(ステップS15)、当該回数だけ撮像を完了していない場合には、電子シャッタの条件を変更し(ステップS27)、当該変更後の条件下で上記ステップS11以降の処理を繰り返す。即ち、電子シャッタの条件を変更しつつ、露出設定回数だけ上記ステップS11乃至S14の処理を繰り返し、複数駒撮像を実行し(ステップS15)、設定回数だけ処理が終了すると、シャッタ後幕マグネットをオフし(ステップS16)、ステップS23以降の処理に進むことになる。
一方、連写モードではない場合には(ステップS9)、シャッタユニット44に含まれるシャッタ先幕マグネットをオフし(ステップS18)、撮像素子14をリセットし(ステップS19)、上記ストロボ発光に係るフラグFの状態を検出し(ステップS20)、F=1である場合にはストロボ発光部58によるストロボ発光を行う(ステップS13)。このストロボ発光の後、或いは上記ステップS20でF=0である場合には、撮像データを読み出して、メモリ47に一時的に記憶させ(ステップS21)、シャッタ後幕マグネットをオフし(ステップS22)、ステップS23以降の処理に進む。こうして、クイックリターンミラー5をダウンすると共にレンズ絞り開放とし(ステップS23)、メカチャージを行い(ステップS24)、ストロボ発光に係るフラグFを0とし(ステップS25)、メモリ47に一時記憶された撮影データを記録メディア49に保存し、本動作を終了する。
このように、この実施の形態によれば、被写体光束を上記観察光学系に導く第1の位置と、上記被写体光束の光路中から退避して上記被写体光束を撮像素子に導くため第2の位置に可動するクイックリターンミラー5と、このクイックリターンミラー5が上記第2の位置にある所定の期間に上記撮像素子14を複数回の撮像を行なうように制御する制御回路40を備えたデジタルカメラが提供される。このクイックリターンミラー5が上記第2の位置にある所定の期間に上記撮像素子14に対し1回の撮像を行なわせる1駒撮影モードと、上記所定の期間に上記撮像素子に対し複数回の撮像を行なわせる複数駒撮影モードとのどちらかを選択して撮像を行なわせることも可能である。即ち、本実施の形態に係るデジタルカメラによれば、素子シャッタを搭載した一眼レフカメラにおいて、全撮影シーケンスの時間は同等のままで、1回のクイックリターンミラーの駆動シーケンスにおける撮影枚数を1コマと複数コマに選択的に切換可能とすることができるので、複数コマを選択すれば、早く動く被写体等を的確に捉えた撮影が可能となる。
次に図7のフローチャートを参照して、上記露光動作により記録メディア49に保存された撮影データの再生動作について詳細に説明する。
十字キー28が操作されて最新画像が選択されると(ステップS30)、当該画像がブラケット連写モード下で撮影された画像であるか否かを制御回路40は判断する(ステップS40)。ここで、ブラケット連写モード下で撮影された画像である場合には後述するサブルーチン「連写画像表示」を実行する(ステップS32)。
一方、ブラケット連写モード下で撮影された画像ではない場合、つまり通常モード下で撮影されたものである場合には単写画像表示を行う(ステップS33)。
続いて、再生モードを終了するか否かを制御回路40が判断する(ステップS34)。
ここで、再生モードを終了すると判断した場合には十字キー28の操作が有るか否かを判断し(ステップS36)、当該十字キー28の操作がある場合には当該操作に対応した画像を選択し上記ステップS31に戻り(ステップS37)、十字キー28の操作がない場合には、更に確定ボタン29の操作があるか否かを判断し(ステップS38)、当該確定ボタン29の操作がなされた場合には、当該操作で選択されていない画像を消去し(ステップS39)、上記ステップS34に戻り、上記動作を繰り返す。上記ステップS38にて確定ボタン29の操作がない場合にも、上記ステップS34に戻り、上記動作を繰り返す。このステップS38の操作は、確定ボタン29の操作により、一括表示されている画像の中で記録を残したいものにロックを掛けるためのものであり、この操作によりロックがかけられていないものは、ステップS39にて自動的に消去される。この処理に代えて、確定ボタン29により消去すべき画像を特定するようにしてもよい。
ここで、図8のフローチャートを参照して、上記ステップS32で実行されるサブルーチン「連写画像表示」の動作について詳細に説明する。ここでは、最適コマの選択を行う例を説明する。以下、図9(a)乃至(e)及び図10の概念図を適宜参照する。
本サブルーチンに入ると、制御回路40は、ブラケット連写モードの下で連続撮影された複数画像(この例では5コマ撮影されたものとする)の各画像のヒストグラムを演算する(ステップS41)。ここで、「ヒストグラム」とは分布を調べる度数分布図であり、デジタル画像におけるヒストグラムは主に画像のデータ分布を表したグラフを意味する。そして、ここでいう画像のデータ分布とは、横軸に明るさ、縦軸に明るさ毎の画素数を積み上げ、画像の明暗の傾向を山なりのグラフで示したものである。デジタル画像は、細かい点々で表され、明るさや色は内部で数値化されているので、暗い点は左に、明るい点を右に積み上げてヒストグラムを作成する。縦軸、横軸の数値に決まりは無く、例えば一般的なデジタル画像であるRGBの8ビットであるならば、横軸を0〜255(256階調)として、真っ黒は0、純白は255、中間はその間の数値として、画像の中の横軸の該当する場所に積み上げていく。このように演算されたヒストグラムを見れば、山が左にいくほどに暗く右にいくほどに明るい傾向の画像であるということが分かる。
続いて、制御回路40は、図9(a)に示すような判定領域E1の度数を各ヒストグラムにおいて比較する(ステップS42)。
ここで、判定領域E1は、明るさを示す横軸において、全領域(0〜255)から0から所定の割合(この例では約20%)の領域と、255より所定の割合(この例では20%)前の領域を除いた領域であるものと定義する。前者の領域での度数が高い場合には所謂黒つぶれ画像、後者の領域での度数が高い場合には所謂白とび画像である可能性が高いことから、適正な画像を判別するために、これらの領域を全領域から除いた判定領域E1による判定を行う。即ち、図9(a)乃至(e)はそれぞれの上段が連写モード下で撮影された各画像A1〜A5を示しており、下段が当該画像のヒストグラムの演算結果を示している。この演算結果より、この例では画像A3が判定領域E1内で最も度数が高いものと判断されることになる。この度数の高さは、例えば判定領域E1内の度数の全体に占める割合等に基づいて判断することができる。
このようにして、複数の画像の中から、上記判定領域E1における度数の高いものを選択し(ステップS43)、インデックス表示用の画像を作成し(ステップS44)、マルチインデックス表示を行い(ステップS45)、リターンする。
このステップS45では、例えば図10に示されるようなマルチインデックス画面100が表示されることになるが、制御回路40は、先に図9(a)乃至(e)の各上段に示した画像A1〜A5のうち、上記判定領域E1での度数が最も高いもの、つまりこの例では画像A3が適正なベストモード画像であるものと判断し、それをユーザに示唆すべく画面100の中でハイライト表示する。尚、このハイライト表示の態様は、白での縁取り、緑での縁取り、縁の点灯等、種々のものを採用できる。
尚、図8の処理は以下のように改良することも可能である。
即ち、図8の例では、判定領域E1において度数の高いものを最適画像として選択していたが、この判定領域E1に代えて図11(a)の下段に示されるような黒つぶれ判定領域E2、白とび判定領域E3を採用し、黒つぶれ判定領域E2内の度数が高いものは黒つぶれ画像である可能性が高いものとし、白とぶ判定領域E3内の度数が高いものは白とび画像である可能性が高いものとし、これらを警告の観点から図12に示されるような画面200の中で警告表示するようにしてもよい。この場合には、前述した図8のフローチャートにおいて、ステップ42,43の処理が、判定領域E2,E3に基づく黒つぶれ画像、白とび画像の選択との処理に換わることになる。
図11(a)乃至(e)は、それぞれの上段がブラケット連写モード下で撮影された各画像B1〜B5を示しており、下段が当該画像のヒストグラムの演算結果を示している。この演算結果より、この例では画像B1が判定領域E2内で最も度数が高いもの、つまり黒つぶれ画像である可能性が高いものと判断され、画像B5が判定領域E3内で最も度数の高いもの、つまり白とび画像である可能性の高いものと判断され、図12の画面200の表示の中で、白や赤での縁取り、あるいは点灯等により示唆される。
以上詳述したように、本発明の一実施の形態によれば、選択手段としての制御回路40等が、上記撮像手段としての撮像素子14により取得した複数の画像のそれぞれについてヒストグラムに基づいて最適な露出条件で撮影された画像を選択し、上記複数の画像を表示手段としてのモニタ16に一覧表示すると共に、上記選択された画像を他の画像とは異なる形態で表示することができるので、最適画像を迅速に選択することが可能となる。あるいは、上記ヒストグラムに基づいて白とび画像、若しくは、黒つぶれ画像を選択することとすれば、消去すべき対象を迅速に選択することが可能となる。
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなくその趣旨を逸脱しない範囲で種々の改良・変更が可能であることは勿論である。
例えば、上記実施の形態では、最適画像のハイライト表示、或いは白とび、黒つぶれ画像の警告表示を行う例を示したが、これに限定されることなく、最適度合いの高い順番に優先順位を付して、それをあわせて表示するようにしてもよい。
1・・・デジタルカメラ、2・・・ボディユニット、3・・・レンズユニット、4・・・撮影レンズ、5・・・クイックリターンミラー、6・・・ファインダスクリーン、7・・・ペンタプリズム、8・・・接眼光学系、9・・・測光ユニット、10・・・バッテリ、11・・・測距用ミラー、12・・・マルチ測距ユニット、13・・・フォーカルプレーンシャッタ、14・・・撮像素子、15・・・メイン回路基板、16・・・モニタ。
Claims (6)
- 被写体を撮影する撮像手段と、
上記撮像手段により取得した複数の画像のそれぞれについてヒストグラムに基づいて所定条件に該当する画像を選択する選択手段と、
上記複数の画像を一覧表示すると共に、上記選択手段で選択された画像を他の画像とは異なる形態で表示する表示手段と、
を具備することを特徴とするデジタルカメラ。 - 上記選択手段は、上記ヒストグラムに基づいて最適な露出条件で撮影された画像を選択することを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
- 上記選択手段は、上記ヒストグラムに基づいて白とび画像、若しくは、黒つぶれ画像を選択することを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
- 上記選択手段は、上記複数の画像のそれぞれについてヒストグラムを作成し、それぞれのヒストグラムの所定範囲内の度数を比較することで、最適な露出条件で撮影された画像を選択することを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
- 上記選択手段は、上記複数の画像のそれぞれについてヒストグラムを作成し、それぞれのヒストグラムの所定範囲内の度数を比較することで、白とび画像、もしくは、黒つぶれ画像を選択することを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
- 上記表示手段は、上記選択手段で選択された画像を縁取りして表示するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
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