JP4540657B2 - カメラ及び撮影プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、撮影レンズからの光線を光電変換部に導き画像データとして取得する撮影処理と、この撮影レンズの光学系に備えた絞り又はシャッターの少なくとも一方で撮影時の露光条件を調節する露光設定処理とを行うカメラに関し、詳しくは、連続撮影を行うものに関する。
上記のように構成された、カメラとしては特許文献1に記載されるもののように、シャッタ半押し状態でフォーカスの設定とプレ測光とを行い、このプレ測光に基づいて基準輝度と主要部輝度とを検出し、これに基づいてオートブラケット露出条件を設定(各コマ毎の露出条件を異なるものに設定)し、シャッターが押下された場合には、この露出条件に基づいてブラケット撮影が実行され、複数の画像データが取得される。次に、この複数の画像データの特徴量として、例えば、肌色などの条件に基づいて画像データを選択し、モニタに表示、又は、メディアに保存するように処理形態が設定されている。
特開2003−348438号公報 (段落番号〔0047〕〜〔0052〕、図1〜図3)
特許文献1に記載されるように各コマ毎の露光条件を異なるものに設定して複数のコマの撮影を行うものでは、最適な露光条件で撮影された画像データの抽出が可能であり、良好な画質の画像データを得ることが可能である。しかしながら、室内で人物を被写体として撮影する状況では、露光条件を変更する必要性は殆どなく、特定のタイミングや、良い表情を撮影した画像データを抽出したいことも多い。
具体的な例を挙げると、誕生会等の記念日においてケーキの蝋燭に火を灯し、誕生日を迎えた子供が蝋燭を吹き消すシーンでは、子供が蝋燭を吹き消すタイミングで撮影された画像データが必要とされ、これと同様に幼い子供等を撮影する場合には、笑顔のように良い表情を撮影した画像データが必要とされる。
このような現実面を考えると、特許文献1に記載されるように、ブラケット撮影によって複数のコマを連続して撮影するものでは、最も良いタイミングや、最も良い表情を撮影する可能性は、ある程度高まる反面、撮影者が必要とする画像データを取得し難い面があり改善の余地がある。
本発明の目的は、複数のコマを連続して撮影する有効性を活かしながら、必要とするタイミングや、必要とする表情の画像データを抽出し得るカメラを合理的に構成する点にある。
本発明の特徴は、撮影レンズからの光線を光電変換部に導き画像データとして取得する撮影処理と、この撮影レンズの光学系に備えた絞り又はシャッターの少なくとも一方で撮影時の露光条件を調節する露光設定処理とを行うカメラであって、
前記露光設定処理として、露光条件を固定した状態で連続して撮影を行うことにより、複数の画像データを取得する連続撮影手段と、この連続撮影手段によって取得した複数の画像データのうち光量が低下したタイミングのものを基準にして設定された撮影タイミングの画像データを抽出し、この抽出した画像データを記録手段に記録する画像抽出手段とを備えている点にある。
この構成によると、露光条件を固定した状態で連続的撮影を行うことにより、設定された露光条件において、必要とするタイミングを含む複数の画像データの撮影が可能となる。
また、この構成によると、例えば、誕生会においてケーキの蝋燭に火を灯し、子供が蝋燭の火を吹き消すシーンを撮影する場合には、画像抽出手段は、連続撮影された複数の画像データのうち、蝋燭の火を吹き消しを開始したタイミングを基準として、設定されたタイミングの画像データを抽出することが可能となり、例えば、蝋燭の火を吹き消す直前や、直後のタイミングの画像データを抽出し、記録手段に記録できる。
本発明は、撮影レンズからの光線を光電変換部に導き画像データとして取得する撮影機能と、この撮影レンズの光学系に備えた絞り又はシャッターの少なくとも一方で撮影時の露光条件を調節する露光設定機能とをコンピュータに実現させる撮影プログラムであって、
前記露光設定機能として、露光条件を固定した状態で連続して撮影を行うことにより、複数の画像データを取得する連続撮影機能と、この連続撮影機能によって取得した複数の画像データのうち光量が低下したタイミングのものを基準にして設定された撮影タイミングの画像データを抽出する画像抽出機能とをコンピュータに実現させても良い。
この構成によると、露光条件を固定した状態で連続的撮影を行うことにより、設定された露光条件において、必要とするタイミングを含む複数の画像データの撮影が可能となる。また、例えば、誕生会においてケーキの蝋燭に火を灯し、子供が蝋燭の火を吹き消すシーンを撮影する場合には、画像抽出機能は、連続撮影された複数の画像データのうち、蝋燭の火を吹き消しを開始したタイミングを基準として、設定されたタイミングの画像データを抽出することが可能となり、例えば、蝋燭の火を吹き消す直前や、直後のタイミングの画像データを抽出できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔デジタルカメラ〕
図1(a)、(b)及び図2に示すように、カメラボディ1の前面に撮影レンズ2と、ストロボ発光部3とを備え、カメラボディ1の上面にレリーズボタン4を備え、カメラボディ1の後面に電子ファインダとして機能する液晶型のモニタ5と、ズーミングボタン6と、コントロールボタン7とを備え、カメラボディ1の側面に記録手段の一例としてのメディアMの挿入部9を備え、カメラボディ1の内部に前記撮影レンズ2からの光線が導かれる光電変換部11と、コンピュータとして機能する主制御装置Cとを備えることにより、撮影によって取得したスチル画像を画像データとしてメディアMに記録(保存)可能なデジタルカメラが構成されている。
図1では、撮影の機能のみを有するデジタルカメラを示しているが、撮影レンズからの光線を光電変換部において画像データとして取得するカメラ全般を発明の対象とするものであり、例えば、携帯電話機に備えたデジタルカメラや、PDAに備えたデジタルカメラ等、撮影以外の機能を有する機器に備えたデジタルカメラに限らない。
前記撮影レンズ2の内部には、環状に配置された複数の羽根状部材の姿勢変更で取り込む光量を設定する絞りと、光線を取り込む時間を設定するシャッターとで成る露光設定ユニット2Aを内蔵すると共に、この撮影レンズ2を光軸方向に作動させることによって合焦作動(フォーカシング作動)を行わせ、撮影レンズ2を構成する一部のレンズの光軸方向に移動させることにより焦点距離の調節が可能なズームミング作動を実現する合焦・ズーミングユニット2Bを内蔵している。
前記主制御装置Cに対して、前記レリーズボタン4、ズーミングボタン6、コントロールボタン7からの操作情報と、前記モニタ5の表示面に形成されたタッチパネルTからの情報を取得するパネルインタフェース13からの操作情報と、前記光電変換部11から撮影画像とが入力する入力信号系が形成されている。
また、この主制御装置Cは、前記露光設定ユニット2Aと、前記合焦・ズーミングユニット2Bと、前記モニタ5を制御するLCDドライバ14と、前記ストロボ発光部3を制御するストロボ制御ユニット15とに対して情報を出力する出力信号系を備えている。更に、この主制御装置Cは、前記挿入部9を介してカードインタフェース16に挿入されたメディアMとの間で情報のアクセスを行う信号系を備えている。
前記光電変換部11は、CCD( Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型等のイメージセンサを有すると共に、このイメージセンサで取得した被写体の画像を前記主制御装置Cに出力する。撮影時にはイメージセンサでの光電変換によって取得した情報をR(赤)、G(緑)、B(青)の3原色のビットマップ形式の画像データとして前記主制御装置Cに出力する。
前記メディアM(記録手段)は、コンパクトフラッシュ(登録商標)・スマートメディア(登録商標)・メモリースティック(登録商標)、SDメモリカード( SanDisk、松下電器産業、東芝の3社が共同開発したメモリカードの規格)等のフラッシュメモリで構成されるものであるが、CD−Rや、MO( Magnet Optical Disk )等のディスク型の媒体を利用するものであっても良い。
前記コントロールボタン7は十字方向への操作の検出が可能であり、このコントロールボタン7の操作によって撮影に必要な情報の取得を可能にし、また、前記メディアMに保存された画像データを前記モニタ5表示する処理を可能にする。特に、このデジタルカメラでは、コントロールボタン7の操作、あるいは、前記タッチパネルTの操作により、レリーズボタン4の操作毎に1コマ単位での撮影を実現するノーマルモードと、レリーズボタン4の操作時に連写(連続した撮影)による複数コマの撮影を実現する連続撮影モードとの何れかの撮影モードでの撮影が可能である(この制御形態の詳細は後述する)。
尚、ノーマルモードでの撮影時には、前記主制御装置Cは、レリーズボタン4の操作が開始された際に(半押し状態で)光電変換部11で取得した画像データに設定された合焦領域の情報に基づいて合焦を行うと共に、前記画像データに設定された測光領域の情報に基づいて露光量の設定を実現する。この後、レリーズボタン4が完全に操作された際に、前記露光量情報に基づいて露光設定ユニット2Aが絞りの値と、シャッター速度とを設定して露光作動を行う。また、この主制御装置Cはズーミングボタン6が操作された際にはズーミングを実現する。
〔制御構造〕
前記主制御装置Cは、図面には示していないが、マイクロプロセッサと、処理を実現するためのプログラムが展開される半導体メモリと、光電変換部11で取得した撮影画像データを一時的に保存するための半導体メモリと、これらを管理するオペレーティングシステムと備えており、このプログラムで成る処理系の概要を図2のように示すことが可能である。
つまり、前記光電変換部11からの画像データを取得する画像取得部21と、この画像取得部21で取得した画像データの画素数を低減して前記LCDドライバ14に出力する表示処理部22と、前記画像取得部21で取得した画像データを一時的に保存するビデオメモリで成る画像一時保存部23と、この画像一時保存部23に保存された画像データを圧縮してメディアMに保存する画像保存処理部24(画像抽出手段の一例)とを備えている。
この主制御装置Cは、前記画像取得部21で取得した画像データに予め設定された測光領域の明るさの情報に基づいて前記露光設定ユニット2Aの露光条件を設定する露光設定処理部25を備え、この露光設定処理部25は、前記ストロボ発光部3の発光量を設定するストロボ制御ユニット15を制御する。
この主制御装置Cは、前記レリーズボタン4の操作に基づいて撮影を制御する撮影制御部26(連続撮影手段の一例)と、この撮影制御部26からの情報及び前記ズーミングボタン6とから操作に基づいて前記合焦・ズーミングユニット2Bを制御する合焦・ズーミング設定部27とを備えている。この合焦・ズーミングユニット2Bは、画像データに予め設定された合焦領域の情報に基づいて合焦も行う。
更に、この主制御装置Cは、前記コントロールボタン7、及び、前記タッチパネルTからの情報に基づいて撮影を実行する撮影実行部28(モード実行手段の一例)と、この撮影実行部28による設定情報を前記表示処理部22を介して前記モニタ5に出力する設定情報出力部29とを備えている。
画像取得部21と画像一時保存部23とは撮影画像データを保存するための半導体メモリを備えて構成されるものであるが、この画像取得部21と画像一時保存部23とを管理するソフトウエアを含め、前記表示処理部22、画像保存処理部24、露光設定処理部25、撮影制御部26、合焦・ズーミング設定部27、撮影実行部28、設定情報出力部29は、主制御装置Cを構成するメモリに展開されたソフトウエアや、ロジック等で成るハードウエア、あるいはソフトウエアとハードウエアとの組み合わせによって構成することが可能である。
〔制御形態・フローチャート〕
この主制御装置Cによる撮影処理(撮影プログラムによる処理)を図3のフローチャートのように示している。このフローチャートでは、記念日モードが予め設定されたものを示しており、撮影レンズ2からの画像が前記光電変換部11で取得され、更に、この光電変換部11からの画像データが前記画像取得部21から表示処理部22に送られ、前記モニタ5においてファインダ画像として動画と同様に表示される(#01ステップ)。
次に、前記撮影実行部28が、記念日モードの条件の適合・不適合を判別し、適合する場合にのみ、この撮影実行部28が、撮影モードとして記念日モードを設定する(#02、#07ステップ)。
前記記念日モードとは、誕生会等の記念日においてケーキの蝋燭に火を灯し、誕生日を迎えた子供が蝋燭を吹き消すシーンを判別して、自動的な処理を実現する撮影モードである。具体的に説明すると、ケーキの蝋燭に火が灯されていることを前記撮影実行部28が判別した際には(記念日モードの条件に適合した場合には)、この記念日モードがスタンバイ状態に達する。また、記念日モードの条件に適合しない場合には、後述する複数の撮影モードの何れかの撮影モードで撮影が実行される。また、記念日モードがスタンバイ状態にある場合に、レリーズボタン4の操作が開始された後に(半押し状態で)、前記撮影実行部28が記念日モードでの制御を開始し(他の制御への移行を阻止し)、更に、レリーズボタン4が完全に操作されることにより記念日モードでの連続撮影を開始することになる。尚、本発明では、レリーズボタン4の操作が開始される以前に、例えば、スイッチ類を操作することに基づいて記念日モードでの制御を開始するように処理形態を設定しても良い。
画像データから蝋燭の火の存在を判別する手段として、特開平9−326090号公報に示される公知の技術を用いることが可能であり、この技術の他に、蝋燭の火によって生ずる影が揺れる現象を利用して、シャドウの領域が動揺することから蝋燭の火の存在を判別するように処理形態を設定しても良い。
また、記念日モードの条件に不適合である場合には、撮影モードの選択を判別し、選択されていない場合には、撮影モードとしてノーマルモード(デフォルト)が設定される。このノーマルモード以外の撮影モードが選択されている場合には、撮影モードとして対応する撮影モードが設定される(#02〜#07ステップ)。
つまり、#04ステップでは、前記撮影実行部28が、前記コントロールボタン7の操作に基づいて図5に示す撮影条件設定画面31を前記モニタ5に表示する。この画面に表示されたカーソルCSをコントロールボタン7で上下に移動させる、又は、この画面に表示された複数の撮影モードの1つをタッチパネルTを介して指定することで、「ノーマルモード」、「記念日モード」「スマイルショットモード」、「ブレ排除モード」、「ベストピントモード」、「マルチモード」の何れか1つの選択が可能となり(これらのモードについては後述する)、選択されたものを撮影実行部28が撮影モードとして設定する。
具体例として、撮影者が記念日モードを選択した場合には、撮影実行部28が図6に示す記念日モード設定画面32をモニタ5に表示し、画面に表示されたカーソルCSをコントロールボタン7で上下に移動させる、又は、タッチパネルTを操作することで、ストロボの使用の可否を設定できる。この記念日モードを選択した状態では、被写体中に蝋燭の炎の存在を判別した際に自動的に機能するものであり、被写体中に蝋燭の炎の存在を判別しない場合には、ノーマルモードでの撮影が行われる。特に、ストロボの使用を選択した場合には蝋燭が吹き消され、予め設定された閾値を下回るまで明るさが低下したタイミングでストロボが自動的に発光する。
この記念日モード以外の連写を行う撮影モードの一例として、スマイルショットモードを選択した場合には図7に示すスマイルショットモード設定画面33がモニタ5に表示され、この画面において、第1カーソルCS1をコントロールボタン7で上下に移動させる、又は、タッチパネルTを操作することで、連写形態として、レリーズボタン4の操作時に継続的に連写を行うものと、レリーズボタン4が操作されてから設定時間(同図では3秒)だけ連写を行うものとの一方の選択が可能となる。また、第2カーソルCS2をコントロールボタン7で上下に移動させることで、連写によって取得した複数の画像データから抽出するコマ数(同図では1コマと3コマ)の選択が可能である。
図面には示していないが、ブレ排除モード、ベストピントモード、マルチモードの何れかを選択した場合にも、対応する画面をモニタ5に表示し、図7に示したスマイルショットモード設定画面33と同様に連写形態と、抽出コマ数とを設定できる。尚、連写形態として、レリーズボタン4が操作されてから連写を継続する設定時間として3秒を例に挙げているが、この設定時間は3秒に限るものではなく、この設定時間を任意に設定できるようにしても良い。抽出コマ数として1コマと3コマとを例に挙げているが、このコマ数として、2コマや任意のコマ数を設定できるようにしても良い。
このように撮影モードが設定された状態において、被写体を撮影するために前記レリーズボタン4を半押し操作することにより、前述したように前記主制御装置Cの合焦・ズーミング設定部27が、撮影レンズ2の合焦作動を行って、光電変換部11のイメージセンサの光電変換面に被写体の像を合焦状態で結像させ(ピントを合わせ)、露光設定処理部25が露光量を設定する(#08、#09ステップ)。
この後、レリーズボタン4を完全に押下した場合に、撮影処理ルーチンにおいて前述した撮影モードでの撮影処理が実行される(#100ステップ)。
〔撮影モード〕
前記ノーマルモードは、レリーズボタン4の操作毎に1コマの撮影を行い、撮影によって取得した画像データをメディアMに保存する一般的な撮影である。先に説明した記念日モードを含め、スマイルショットモード、ブレ排除モード、ベストピントモード、マルチモードではレリーズボタン4の操作に基づいて比較的短いインターバル(1秒間に数コマ程度)で連写を行い、この連写によって取得した複数の画像データを前記画像一時保存部23に保存し、このように画像一時保存部23に保存された複数の画像データから必要とするものを自動的に抽出してメディアMに保存する処理が行われる。
スマイルショットモードは、連写によって取得した複数の画像データから人物の顔を判別し、その顔のパターンが笑顔に最も近いものを抽出する処理を行う。ブレ排除モードは、連写によって取得した複数の画像データのブレの状態を判別し、ブレが最も小さいものを抽出する処理を行う。ベストピントモードは、連写によって取得した複数の画像データから最もピントが良好なものを抽出する処理を行う。マルチモードは、連写によって取得した複数の画像データからブレが小さく、ピントも良好なものを抽出する処理を行う。
〔フローチャート・サブルーチン〕
この撮影処理ルーチン(#100ステップ)は、図4に示すようにサブルーチンとして設定され、撮影を実行する際に撮影モードを取得し、ノーマルモードである場合には、設定された露光条件でシャッターを1回だけ作動させて1コマの画像データを取得し、その画像データをメディアMに保存する(#101〜#103、#114ステップ)。
連写を行う撮影モードである場合(ノーマルモード以外)では、設定された露光条件を固定した状態(絞りの値、シャッター速度を固定した状態)でシャッターを連続的に作動させて(連写により)、複数の画像データを前記画像一時保存部23に保存する(#104ステップ・連続撮影機能)。
このようにシャッターを連続的に作動させて連写を行う際において、記念日モードで、かつ、ストロボの使用が設定されている場合には、蝋燭が吹き消され、蝋燭からの光線の光量が低下したタイミングでストロボを発光させる制御が行われる。また、ベストピントモードとマルチモードでは、合焦・ズーミング設定部27で設定された合焦位置を基準にして、1コマ毎合焦位置を変化させて撮影が行われる。
この連写によって複数の画像データを取得した後において、撮影モードが記念日モードある場合には、前記画像一時保存部23に保存された複数の画像データのうち、蝋燭の火の光量が低下したタイミングのものを基準にして設定された撮影タイミングの画像データ、又は、ストロボが発光したタイミングの画像データを抽出すると共に、抽出コマ数が3である場合には、その前後のコマの画像データを抽出する(#105、#106ステップ)。
この記念日モード(ストロボ使用)の撮影で取得される複数の画像データ一例を図8のように撮影順に(1)〜(5)の数字を付して示すと、前記画像一時保存部23に保存された複数の画像データのうち、蝋燭が吹き消されることによって明るさが低下したタイミングでストロボが発光することによって画像データの明るさが適正となり、(5)に示すようにストロボが発光したタイミングの画像データを抽出対象として抽出する。
このデジタルカメラでは前述した連写時において、各画像データに関連付けた形態で、Exif(Exchangeable Image File Format)に従うデータが前記画像位置一時保存部23に保存される。このExifのデータでは、撮影日時のデータ、撮影時のシャッター速度、撮影時におけるストロボの使用の有無等のデータが設定されたフォーマットに従って保存されるものである。従って、前記画像一時保存部23に保存された複数の画像データから、ストロボが発光したタイミングの画像データを抽出する処理においては、Exifのフォーマットに従って保存されたデータが用いられる。尚、抽出された画像データがメディアMに保存される際には、その画像データに関連付けられたExifのデータが、画像データのヘッダー部分に記録されることになる。
これと同様に、記念日モード(ストロボ不使用)での撮影で取得される複数の画像データ一例を図9のように撮影順に(1)〜(5)の数字を付して示すと、前記画像一時保存部23に保存された複数の画像データのうち、蝋燭が吹き消されることによって明るさが低下したタイミングで撮影された画像データ、つまり(2)の画像データを基準として、この画像データ、この画像データが撮影された以前の画像データ(例えば、直前に撮影された画像データ)、この画像データが撮影された以後の画像データ(例えば、直後に撮影された画像データ)を抽出対象にできる。
尚、このように明るさが低下したタイミングで撮影された画像データを基準にして画像データを抽出する処理において、画像データの蝋燭の火は、必ずしも消えた状態にある必要はなく、画像データの明るさを重要視する場合には、明るさが低下したタイミングで撮影された画像データの直前(数コマ以前でも良い)の画像データを抽出すれば良く、蝋燭を吹き消しているシーンを重要視する場合には、明るさが低下したタイミングで撮影された画像データの直後(数コマ後でも良い)の画像データを抽出すれば良い。更に、明るさが低下した状況で撮影された画像データを抽出する場合でも、画像処理の技術によってプリントや観賞に適した明るさの画像に補正することも可能であり、前記主制御装置Cにおいて明るさの補正を行うように処理形態を設定しても良い。
この連写によって複数の画像データを取得した後において、撮影モードがスマイルショットモードである場合には、複数の画像データから人物の顔を判別し、その顔に左右の眼が確認でき、口の部位に歯が確認できるものを抽出する(#107、#108ステップ)。
このスマイルショットモードの撮影で取得される複数の画像データ一例を図10のように撮影順に(1)〜(5)の数字を付して示すと、取得された複数の画像データのうち、その顔に左右の眼が確認でき、口の部位に最も多くの歯が確認できるもの、つまり、最も良い笑顔であるとして、(4)に示す画像データを抽出対象とする。因みに、このスマイルショットモードでは、抽出の条件として歯の確認を必須とするものではなく、唇の形や眉の形に基づいて最も良い笑顔を判別するように処理形態を設定しても良い。
尚、画像データから人物の顔を判別し、その顔に基づいて抽出を行う処理は、特開平8−63597号公報、特開2000−48184号公報等に示される公知の技術によって実現している。
この連写によって複数の画像データを取得した後において、撮影モードがブレ排除モードある場合には、複数の画像データから、ブレが最も小さいものを抽出すると共に、抽出コマ数が3である場合には、その前後のコマの画像データを抽出する(#109、#110ステップ・#109ステップが露光設定機能に対応する)。
ブレを判別する処理の具体的な一例として、画像データの特定の画素に着目し、その画素を基準にしてライン状に連なる領域に存在する複数の画素のデータ(R(赤)、G(緑)、B(青)の値)が、着目した画素のデータと略等しい場合に、カメラがブレた状態において撮影が行われたと判断できるので、このような画像データは除外し、このブレが最も小さいものを抽出することになる。
この連写によって複数の画像データを取得した後において、撮影モードがベストピントモードある場合には、複数の画像データから、最もピントが良好なものを抽出すると共に、抽出コマ数が3である場合には、その前後のコマの画像データを抽出する(#111、#112ステップ)。ピントを判別する処理の一例として、画像データのコントラストが最も高いものを抽出することになる。
このピントの状態を判別する処理の具体的なものとして、画像データを小さな領域に分割し、例えば、画像データの中央部におけるコントラストが最も高くなりものを、ピントがベストの状態にあると判断して抽出することが考えられる。
この連写によって複数の画像データを取得した後において、撮影モードがマルチモードある場合には、複数の画像データから、ブレが小さく、ピントが良好なものを抽出すると共に、抽出コマ数が3である場合には、その前後のコマの画像データを抽出する(#111、#112ステップ)。
複数の画像データから条件に適合するものを抽出する#106、#108、#110、#112ステップの処理が画像抽出機能に対応する。また、ブレが最も小さいものの、ピントが他の画像データより劣るものや、これとは逆に、ブレが他の画像データより劣るものの、ピントが最も良い画像データである場合には、ブレの程度と、ピント程度とを数値化して抽出の基準にして良い。
抽出された画像データは前記画像保存処理部24がJPEG形式(Joint Photographic
Experts Groupが制定した形式)等に圧縮され、前記メディアMに保存される(#114ステップ)。この処理の後には、前記画像一時保存部23に保存された画像データは削除される。尚、前記画像データの保存形式として、JPEG形式だけに限るものではなく、TIFF(Tag Image File Format)形式や、GIF(Graphics Interchange Format)形式として圧縮するものであって良い。
このように本発明によると、露光条件を固定した状態において、連写により複数の画像データを取得し、取得した画像データから最も良いタイミングや、最も良い表情等の条件に適合する画像データを抽出してメディアMに保存するので、例えば、1コマずつ撮影を行うものと比較して良いタイミングでの撮影を実現し、良い表情での撮影を実現するものとなる。また、連写を行うものであるが、条件に適合したものを自動的な処理によって抽出するので、撮影者がモニタ5で確認を行いながら画像データを抽出する操作と比較して、手間が掛からず、連写した全ての画像データを保存するものと比較してメディアの容量を大きくしなくて済むものとなる。
特に、記念日モードでは、蝋燭の火の存否に基づいて自動的に記念日モードが機能する状態となり、このように機能する状態でレリーズボタン4を操作するだけで、その蝋燭を用いたシーンにおける最適な画像データを抽出できる。
〔別実施形態〕
本発明は、上記した実施の形態以外に以下のように構成しても良い。
(a)連写時にズーミングを行い、画像データを抽出するための条件として画像データに含まれる顔のサイズに基づいて抽出を行う。このように構成することにより、人物の顔が適切な画像データを抽出することも可能となる。
(b)自動的に記念日モードを機能させるものに代えて、強制的に記念日モードを機能させる撮影モードを設定する。このように構成することにより、蝋燭の火が判別し難い状況にあっても、蝋燭の火を吹き消すことによって、明るさが低下したタイミングの画像データを抽出することや、明るさが低下した後にストロボが発光したタイミングの画像データを抽出することが可能となる。
(c)マルチモードと同様に、記念日モードと、スマイルショットと、ブレ防止モードと、ベストピントモードとから少なくとも2つの撮影モードでの処理を組み合わせて行えるように処理形態を設定する。
デジタルカメラを示す斜視図 制御系のブロック回路図 撮影処理のフローチャート 撮影処理ルーチンのフローチャート 撮影条件設定画面を示す図 記念日モード設定画面を示す図 スマイルショットモード設定画面を示す図 ストロボを使用した記念日モードで撮影した複数の画像データを示す図 ストロボを使用しない記念日モードで撮影した複数の画像データを示す図 スマイルショットモードで撮影した複数の画像データを示す図
符号の説明
2 撮像レンズ
3 ストロボ(ストロボ発光部)
4 レリーズボタン
11 光電変換部
20 連続撮影手段(撮影制御部)
23 画像一時取得部
24 画像抽出手段(画像保存処理部)
28 モード実行手段(撮影実行部)
M 記録手段(メディア)

Claims (2)

  1. 撮影レンズからの光線を光電変換部に導き画像データとして取得する撮影処理と、この撮影レンズの光学系に備えた絞り又はシャッターの少なくとも一方で撮影時の露光条件を調節する露光設定処理とを行うカメラであって、
    前記露光設定処理として、露光条件を固定した状態で連続して撮影を行うことにより、複数の画像データを取得する連続撮影手段と、この連続撮影手段によって取得した複数の画像データのうち光量が低下したタイミングのものを基準にして設定された撮影タイミングの画像データを抽出し、この抽出した画像データを記録手段に記録する画像抽出手段とを備えているカメラ。
  2. 撮影レンズからの光線を光電変換部に導き画像データとして取得する撮影機能と、この撮影レンズの光学系に備えた絞り又はシャッターの少なくとも一方で撮影時の露光条件を調節する露光設定機能とをコンピュータに実現させる撮影プログラムであって、
    前記露光設定機能として、露光条件を固定した状態で連続して撮影を行うことにより、複数の画像データを取得する連続撮影機能と、この連続撮影機能によって取得した複数の画像データのうち光量が低下したタイミングのものを基準にして設定された撮影タイミングの画像データを抽出する画像抽出機能とをコンピュータに実現させる撮影プログラム。
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