JPH01185337A - 通気性フィルム - Google Patents

通気性フィルム

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JPH01185337A
JPH01185337A JP921688A JP921688A JPH01185337A JP H01185337 A JPH01185337 A JP H01185337A JP 921688 A JP921688 A JP 921688A JP 921688 A JP921688 A JP 921688A JP H01185337 A JPH01185337 A JP H01185337A
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清彦 中江
Toshio Kawakita
敏夫 川北
Takanori Kume
久米 孝典
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は通気性フィルムに関する。詳しくはフィルムの
加工性に優れ、且つ、通気性・透湿性・感触・外観・機
械的強度に優れた通気性フィルムに関する。
〈従来の技術〉 樹脂と充填剤等とからなる樹脂組成物から得られるフィ
ルムを延伸して該フィルムに微細な空孔(ミクロボイド
)を発生させることによって、水等の液体は透過させな
いが水蒸気等の気体は透過させる通気性フィルムが得ら
れることは知られている(例えば特開昭58−1493
08号公報参照)。
かかる方法によって得られる通気性フィルムの引裂強度
等の機械的強度を高めるためには、フィルムの延伸倍率
を低くすることによって樹脂の分子配向やフィルムの空
孔率を低減させたり、充填剤の含有量を少なくすること
によって空孔率を低減させなければならない。一方、優
れた通気性を有し延伸ムラがなく感触・外観の良好な通
気性フィルムを得るためには、それとは逆に、フィルム
の延伸倍率を高くしなければならない。
そこで、感触または柔軟性の良好な通気性フィルムを得
るために、樹脂と充填剤の他に第8成分として液状化合
物を含有する樹脂組成物を用いる方法が提案されている
(例えば特開昭58−15588号公報参照)。
また、柔軟性・通気性・透湿性に優れた多孔質フィルム
の製造方法として、充填剤を多量に含有させても優れた
延伸性を示す密度の非常に低いエチレン−α−オレフィ
ン共重合体を樹脂成分として使用する方法が提案されて
いる(特開昭62−149786号公報参照)。
更にまた、透湿性・柔軟性に優れた安価な透湿性フィル
ムとして、線状低密度ポリエチレン、無機充填剤、高圧
法低密度ポリエチレン及び/又は結晶化度30%未満の
エチレン−α−オレフィン共重合体からなるフィルムが
提案されている(特開昭62−164789号公報参照
)。
〈発明が解決しようとする課題〉 上述の従来技術のうち、延伸倍率や充填剤の含有量を低
減させる方法は、延伸ムラの発生による外観不良や通気
性不足という問題点を有しており、延伸倍率を高める方
法は、引裂強度や引張強度の低下という問題点のみなら
ず、通気性フィルムがホットメルト系接着剤の塗布時に
熱収縮を起こすという通気性フィルムの用途上の問題点
をも有している。
第8成分として液状化合物を用いる特開昭58−155
88号公報等の方法は、液状化合物が通気性フィルムの
表面ヘブリードするためにフィルムの表面がべとつき、
フィルムの高次加工において製造ラインを汚したり粘着
テープ等に対する通気性フィルムの接着性が低下すると
いう通気性フィルムの高次加工および用途上の問題点を
有している。
また、密度の非常に低い(0,870〜0.910g/
 crtI )エチレン−α−オレフィン共共電体ヲ樹
脂成分として使用する特開昭62−149736号公報
の方法は、透湿性が不十分であるのみならず透湿性と通
気性とのバランスが悪く、通気性の割に透湿性が低いと
いう問題点を有している。同公報に記載された発明が特
徴としている1、5〜3倍程度の低倍率延伸と40〜7
0°C程度の低温延伸という延伸条件で得られた通気性
フィルムでさえ、延伸ムラは全く不充分であり、また、
密度が低す ぎるために、得られた通気性フィルムを各種用途に使用
するための高次加工を行なう際フィルムが蛇行したり、
耳折れしたり、伸びたり、収縮シワが入ったりという問
題が生じる。
更にまた、特開昭62−164789号公報で得られる
透湿性フィルムは、透湿性には優れるものの柔軟性は全
く不充分であり、且つ引裂強度も低い。
延伸前のフィルムは通常、樹脂組成物をインフレーショ
ン加工法やTダイ加工法等で成形節工することによって
得られる。一般にこれら加工法の速度は遅いので生産性
が悪く、生産性を上げるために高速の引取速度下で成形
加工するといわゆるドローレゾナンスが発生するため厚
さの均一なフィルムが得られない。従って、薄肉のフィ
ルムも得られず安価な通気性フィルムを生産することが
できない。
以上の通り、従来の技術によっては、フィルムの押出加
工性および延伸加工性に優れ、且つ、優れた通気性・透
湿性・感触・外観・強度を有する通気性フィルムを得る
ことは困難である。
本発明の目的は、押出加工性および延伸加工性に優れ、
且つ、優れた通気性Φ透湿性・感触・外観・強度を有す
る通気性フィルムを提供することである。
〈課題を解決するための手段〉 本発明者らは加工性に優れ、且つ、種々の優れた物性を
有する通気性フィルムを得るために鋭意研究を続けてき
た。その結果、^特定の線状低密度ポリエチレンと、■
それとは別の特定の線状低密度ポリエチレンおよび/ま
たは特定の高密度ポリエチレンと、q特定の分岐低密度
ポリエチレンと、0充填剤とを特定の配合割合で含む組
成物から本発明の目的とする通気性フィルムが得られる
ことを知見し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、へ重量平均分子鎖長が1000〜
9000人である25℃におけるキシレン抽出成分18
〜45重量%を含み、密度が0.870〜0.915g
10Iでメルトフローレートが0.1〜30f/10分
である線状低密度ポリエチレン40〜90重量%、■密
度が0.915f/−より大でメルトフローレートが0
.1〜30g/10分である線状低密度ポリエチレンお
よび/または密度が0.950f/(4111以上でメ
ルトフローレートが0.1〜30g/10分である高密
度ポリエチレン5〜45@@%、及び0メルトフローレ
ートが0.1〜3011/10でダイスウェル比が1.
2〜1.6である分岐低密度ポリエチレン5〜ROM量
%からなり密度が0.900〜Q、920f/−である
ポリエチレン組成物100重量部と◎充填剤50〜40
0重量部とを含む樹脂組成物からなることを特徴とする
通気性フィルムである。
本発明においてフィルムの押出加工性が優れているとは
、25m/分以上の引取速度下で成形加工しても厚さが
均一で表面の肌荒れや膜割れのない薄肉加工されたフィ
ルムが得られることを言い、薄肉加工とは秤量30 I
I / m”以下の加工を言う。また、優れたフィルム
の延伸加工性とは、延伸ムラがなく厚さが均一で膜割れ
がなく薄肉のフィルムに延伸できることを言い、延伸ム
ラとは延伸される部分と延伸されない部分が目視し得る
程度に存在することを言う。
本発明で使用される線状低密度ポリエチレンは、重量平
均分子鎖長が1000〜9000人である25℃におけ
るキシレン抽出成分C以下「CxS成分」と言う)18
〜45重量%を含み、密度が0.870〜0.9151
/ctlであり、メルトフローレートが0.1〜30 
Q/10分の線状低密度ポリエチレン(以下「成分AJ
とも言う)である。線状低密度ポリエチレンとはエチレ
ン−a−オレフィン共重合体であって、適用されるα−
オレフィンは炭素数4〜12のα−オレフィンであり、
特にブテン−1、ヘキセン−1,4−メチルペンテン−
1及びオクテン−1が好ましい。該エチレン−α−オレ
フィン共重合体は公知の方法、例えば特開昭69−99
209号公報、特開昭59−23011号公報等に記載
されている方法によって製造することができる。25℃
におけるCXS成分の重量平均分子鎖長が1000人未
満の場合は成形後のフィルム表面のべとつきや粘着テー
プとの接着性の不良のために好ましくなく、9000人
を越える場合は充填剤の配合割合を増やすことが困難と
なるので高い通気性を示す通気性フィルムを得ることが
できない。CXS成分の含有量が18重量%未滴の場合
は充填剤の配合割合を増やすと充填剤の分散不良や凝集
が生じ、従ってフィルム強度の著しい低下やブツ発生お
よびそれらに基づく穴空きや水もれ等が起こるので好ま
しくなく、また、45重量%を越える場合は均一な厚さ
のフィルムを得るのが困難である。
密度が0.870f/−未満の場合はフィルム表面がべ
とつくのみならずフィルム強度および耐熱性が低下し、
0.915g/cm2を越える場合は充填剤の配合割合
を増やすと充填剤の分散不良や凝集が生じるのみならず
、得られるフィルムは良好なしなやかさを持たず高級感
に乏しくなる。樹脂の流れ性を示すメルトフローレート
が0.1g/10分未満の場合は充填剤の分散性やフィ
ルム成形性が不良であり、30g/10分を越える場合
は強度の低いフィルムしか得られない。
好ましい線状低密度ポリエチレンは、重量平均分子鎖長
が1300〜6000人である26°CにおけるCxS
成分18〜86重量%を含み、密度が0.89〜0.9
1 II/cdであり、メルトフローレートが0.6〜
10 f/10分のものである。
上述したような特定の線状低密度ポリエチレンを使用す
ることにより、多量の充填剤を用いても充軟性・伸び・
機械的強度(引張衝撃強度、引張破断強度など)・延伸
性に優れたフィルムを与える組成物が得られる。
本発明で使用されるもう一種類の線状低密度ポリエチレ
ンは、密度が0.915F/−より大でメルトフローレ
ートが0.1〜30 f/10分の線状低密度ポリエチ
レン(以下「成分B、Jとも言う)である。この線状低
密度ポリエチレンは基本的には成分Aと同種のエチレン
−α−オレフィン共重合体であって、適用されるα−オ
レフィンは炭素数4〜12のα−オレフィンであり、特
にブテン−1、ヘキセン−1,4−メチルペンテン−1
及びオクテン−1が好ましい。該エチレン−α−オレフ
ィン共1 合体1−t 公知の方法、例えば特開昭59
−99209号公報、特開昭59−23011号公報等
に記載されている方法によって製造することができる。
該線状低密度ポリエチレンの密度はフ、イルムの腰を高
めるために0.915F/−より大でなければならない
。メルトフローレートがO,111710分未満の場合
は充填剤の分散性やフィルム成形性が不良であり、30
1710分を越える場合は強度の低いフィルムしか得ら
れない。
好ましい成分B1である線状低密度ポリエチレンは密度
が0.9301/−以上でありメルトフローレートが0
.5〜1011710分のものである。
本発明で使用される高密度ポリエチレンは、密度が0.
950g/i以上でメルトフローレートが0.1〜g 
Of/10分の高密度ポリエチレン(以下「成分B2」
 とも言う)である。成分B2の密度は、フィルム成形
時の流れ方向の引裂強度を大きく低下させることなくフ
ィルムの腰を高めるために、0.950f/l:4以上
でなければならない。メルトフローレートが0.111
710分未満の場合は充填剤の分散性やフィルム成形性
が不良であり、30 f/10分を越える場合は強度の
低いフィルムしか得られない。
好ましい高密度ポリエチレンはメルトフローレートが0
,5〜51710分、密度が0.950971以上のも
のである。
成分B1および/または成分B2、すなわち上述のよう
な特定の線状低密度ポリエチレンおよび/または高密度
ポリエチレン(以下「成分B」とも言う)を使用するこ
とにより、通気性および透湿性をさらに向上させ延伸ム
ラを解消させることは勿論、成分Aによって発現される
柔軟性を損なうことなくフィルムの機械的強度特にヤン
グ率を適度に高めることができ、通気性フィルムの高次
加工時に例えばフィルムが蛇行したり伸びたりする様な
問題を生じさせることなく高速で安定した生産が可能と
なる。
本発明で使用される分岐低密度ポリエチレンは、メルト
フローレートが0.1〜30 f/10分でダイスウェ
ル比が1.2〜1.6である分岐低密度ポリエチレンC
以下「成分CJとも言う)であり、エチレンを公知の高
圧法で重合させることによって得られる。メルトフロー
レートが0.1F/10分未満の場合は成分Aとの分散
性が不充分なために得られるフィルムの強度が良好でな
いのみならず、フィルムの押出成形加工性も良好でなく
、30 F/10分を越える場合は強度の低いフィルム
しか得られない。溶融樹脂の弾性を示すダイスウェル比
が1.2未満のものはフィルムの成形性が良好でなく、
また、1.6を越えるものは押出成形加工性が悪く、例
えばドローレゾナンスが発生するため厚さの均一なフィ
ルムが得られない。好ましい分岐低密度ポリエチレンは
メルトフローレートが0.5〜10F/10分でダイス
ウェル比が1.25〜1.45のものである。
成分A40〜90重量%と成分85〜45重量%と成分
C5〜30重量%とからなるポリエチレン組成物につい
て、成分Aの配合割合が40重量%未溝の場合は得られ
た通気性フィルムの柔軟性が損なわれ充填剤の高充填に
よる強度物性低下が著しく、90重量%を超す場合は優
れた通気性および透湿性が得られないばかりか延伸ムラ
が生じる。また、フィルムの腰が弱すぎて用途によって
は高次加工ができない。成分Bの配合割合が5重量%未
滴の場合はフィルムの腰が不充分で用途に応じた高次加
工ができず、45重量%を超す場合はフィルムの腰が強
くなりすぎ、耳ぎわすな音が生じ高級感に乏しくなった
り、フィルム流れ方向の引裂強度が極めて低下する。成
分Cの配合割合が5重量%未満の場合は優れた通気性お
よび透湿性が得られないばかりか延伸ムラが生じ、延伸
前のフィルム成形を高速で加工できない。また、30を
量%を超すとフィルム強度特に引裂強度が著しく低く実
用に供し得ない。該ポリエチレン組成物の密度は0.9
00〜0.920f/dであり、密度が0.900f/
l−d未満の場合は軟らかすぎて用途に応じた高次加工
ができ難く、0.920f/cIIより大では腰が強す
ぎ耳ぎわすな音が生じたり、高級感に乏しくなる。
本発明で使用される充填剤(以下「成分D」とも言う)
の例として炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸バ
リウムなどの炭酸塩、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム
、硫酸カルシウムなどの硫酸塩、リン酸マグネシウム、
リン酸カルシウムなどのリン酸塩、水酸化マグネシウム
、水酸化アルミニウムなどの水酸化物、アルミナ、シリ
カ、酸化マグネシウム、酸化カルレウム、酸化亜鉛、酸
化チタンなどの酸化物、塩化亜鉛、塩化鉄などの塩化物
、アルミニウム粉、ゼオライト、シラス、白土、珪藻土
、タルク、カーボンブラック、火山灰などの無機充填剤
や木粉、パルプ紛などのセルロース系粉末、ナイロン粉
末、ポリエステル粉末、ポリカーボネート粉末、ポリプ
ロピレン粉末、ポリ−4−メチルペンチ・ノー1粉末な
どの合成樹脂系粉末などの有機充填剤を挙げることがで
き、これらは単独または組合わせて使用される。フィル
ムの通気性、感触・外観などの点から炭酸カルシウムが
特に好ましい。充填剤の平均粒径は0.1〜20μmが
好ましく、特に068〜5.0μmのものが好ましい。
成分りの配合割合50〜400重量部について、50重
量部未満の場合は得られるフィルムの通気性が十分でな
く、また、400重量部を越える場合はフィルムの成形
性が困難であり厚さの均一なフィルムが得られないばか
りか、フィルム強度も良好でない。
本発明においては、更に、充填剤の配合割合が大である
場合における充填剤の均一分散性を向上させ、且つ、優
れた延伸性を維持させるために分散剤を使用することが
できる。分散剤としては炭素数12〜22の脂肪酸のエ
ステルや塩が挙げられ、好ましいものの具体例はモノグ
リセリンモノステアレート、ステアリン酸亜鉛、ステア
リン酸カルシウム等であり、これらは単独または混合物
で用いられる。また、該分散剤を予めコーティングされ
た充填剤を使用する方法によっても同目的を達成し得る
なお、本発明の通気性フィルムを得るための樹脂組成物
中には、本発明の効果を実質的に損わない範囲で酸化防
止剤、抗ブロツキング剤、無機系または有機系の顔料、
帯電防止剤、消臭剤、殺菌剤等を配合させることができ
る。
本発明の通気性フィルムを製造する方法は例えば次の通
りである。まず、成分Aと成分Bと成分Cと成分D、場
合によっては更に分散剤等とを、ロール型またはバンバ
リー型の混線機あるいは一軸または二軸押出機などを用
いる通常の方法で混合あるいは混練して樹脂組成物を得
る。次いでこの樹脂組成物からインフレーシ冒ン加工、
カレンダー加工、Tダイ加工等の通常のフィルム成形方
法によってフィルムが製造されるが、高速加工という点
からはTダイ加工でフィルム引取速度25m/分以上が
好ましい。
次に、このフィルムを延伸することによってフィルムに
通気性を付与するが、延伸は一軸または二軸で行なわれ
る。−軸延伸の場合は通常ロール延伸が好ましいが、チ
ューブラ−延伸で引取り方向を強調させた延伸等でも可
能である。
また、延伸は一段でも二段以上でも可能である。
延伸倍率は1.2〜6.0倍である。1.2倍未満の場
合は通気性が非常に低く感触・外観も悪く、また、6,
0倍を越える場合はフィルム強度が低い。通気性・透湿
性・感触・外観(延伸ムラなと)・強度のバランスから
、延伸倍率は1.2〜4.0倍が好ましく、更に好まし
くは1.5〜8.0倍である。延伸の温度は得られる通
気性フィルムの通気性・透湿性や感触・外観に影響を及
ぼす重要な因子であり、一般的には高温で延伸すると感
触・外観は良好であるが通気性・透湿性は高くなく、低
温で延伸すると通気性・透湿性は高いが感触・外観は不
良である。しかし、低温で延伸した場合に得られる本発
明の通気性フィルムは、高い通気性・透湿性と良好な感
触・外観とを同時に有している。本発明における延伸の
温度は通気性・透湿性とIBM・外観・強度の点から3
0〜30℃が好ましく、更に、85〜70℃が好ましい
。二軸延伸の場合は同時二輪での延伸も可能であるし、
また、縦方向の延伸を行なった後に横方向を延伸する逐
次二軸延伸も可能である。
本発明の通気性フィルムは通気度が150〜8500e
d/m・分、透湿度が1ooo〜15000f/m−日
、ヤング率(MD)(MD:フィルム流れ方向)とフィ
ルム厚さの積が1.5〜8.5 b / cm 、およ
び引裂強度が5 b / cwt以上である。通気度が
150 dl / m”・分未満の場合は透湿性が実質
的に発現しないことがあり、8500tsll/m”・
分を越える場合は水漏れしたり通気性過多のために防風
性能が劣り、用途によっては不都合である。透湿度が1
000g/m2φ日未満の場合は、例えば紙おむつのバ
ックシートに用いたときにムレやカブレの発生原因とな
り、また、1500011/m”・日を越える場合は水
漏れすることがある。通気度と透湿度は適度にバランス
していることが望ましい。通常、透湿度は等圧(常圧)
下で、通気度は加圧下でそれぞれ測定される(後述)。
このため、空孔径の分布が異っていても空孔断面積が同
じであれば透湿度は同じであり、通気度は空孔径に依り
変化する。従って、通気度に比較し透湿度が低すぎる場
合は空孔径分布が広いことがあり、このような関係にお
いて特に透湿度が高い場合には大空孔径部で水もれを生
ずることがある。また、逆に通気度に比較し透湿度が非
常に高すぎる場合には透湿度のコントロールが困難とな
り好ましくない。ヤング率(MD)とフィルム厚さの積
が1.5Kp/c111未満ではフィルムの腰か弱すぎ
て用途に応じた高次加工ができず、8、5 b / c
mを超すと、手や肌に触れたときの感触が悪くなる。引
裂強度が5 Kg / cm未満の場合は強度不足のた
めに、例えば紙おむつのバックシート等の用途に使用す
ることは難しい。
〈実施例〉 以下、実施例によって詳細に説明するが、本発明はこれ
によって限定されるものではない。
なお、実施例および比較例に示した物性の測定法は以下
の通りである。
重量平均分子鎖長: CXS成分の重量平均分子鎖長は
、東洋曹達(株)製のゲル浸透クロマトグラフィー(G
PC)811型にカラムとしてGMH6−HDを2本取
り付け、130℃の条件下でポリスチレンを基準として
測定した。
密度:樹脂の密度はJ Is K6760−1981に
準拠して密度勾配管法により28℃で測定した。
通気度二通気性フィルムの通気性は、28℃でフィルム
に空気圧0.2 Ky / cdlGを加えた場合のフ
ィルムの単位面積あたり1分間の空気透過量を測定して
表わした。
引裂強度二連気性フィルムの引裂強度はJISP811
6に準拠してエルメンドルフ引裂強度をフィルム流れ方
向c以下、「MD」と言う)について測定した。
ヤング率二通気性フィルムのヤング率は、通気性フィル
ムを温度28°C2相対湿度50%の条件下で72時間
以上状態調整した後、@10■、長さ(MD ) 12
0gmの短冊状のものを引張速度5 tm /分で測定
した。ヤング率の算出は次式により求めた。
感触:通気性フィルムの感触は触指によって以下の基準
で判定した。
◎:非常に良好な感触である。
、O:良好な感触である。
△:ややゴワゴワした感触である。
×:かなりゴワゴワした感触である。
延伸ムラ:通気性フィルムの延伸ムラは目視により以下
の基準で判定した。
◎:延伸ムラが全くない。
O:延伸ムラが殆んどない。
△:延伸ムラが少しある。
×:延伸ムラがかなりある。
メルトフローレート: JIS K6760−1981
に準拠して測定した。
ダイスウェル比二メルトフローレートの測定において得
られるストランドの直径とオリフィスの直径との比とし
て求めた。
透湿度二通気性フィルムの透湿性は40℃、相対湿度9
0%の雰囲気中で1時間状態調整した後その時点から1
時間後の水蒸気透過量を測定し、フィルムの単位面積あ
たり1日に通過した水蒸気の量を測定して表わした。
実施例1 成分Aとして重量平均分子鎖長が8700人であるCx
S成分21重量%を含み、密度が0.90Of/−であ
り、メルトフローレートが1.8g/10分であるエチ
レン−ブテン−1共重合体(以下、この線状低密度ポリ
エチレンを第2表の通り「A−IJと記す)30重量%
、成分Bとして密度が0.930g/−でメルトフロー
レートが2.Of/10分であるエチレン−ブテン−1
共重合体(以下、この線状低密度ポリエチレンを第8表
の通り1’−B−IJと記す)10重量%、成分Cとし
てメルトフローレートがt、5g/10分でダイスウェ
ル比が1.31である高圧法低密度ポリエチレン(以下
、この分岐低密度ポリエチレンを第4表の通りrc−t
Jと記す)10重量%七からなる樹脂組成物100重量
部と成分りとして平均粒径1.25μmの炭酸カルシウ
ム(白石カルシウム(株)製の商品名ホワイトンSSB
 (赤)、(以下この充填剤を第5表の通り1−D−I
Jと記す)150重量部と、分散剤としてステアリン酸
亜鉛1.2重量部とを森田精機@)製のタンブラ−ミキ
サーMT50型によって予め混合した後、得られた混合
物を神戸製鋼(株)製のBR型バンバリーによって12
0〜150°Cで5分間さらに混練して樹脂組成物を得
た。
この組成物を南千住製作所製の65−φ押出機によりT
ダイ成形(ダイス幅700m+、グイリップ開度0.7
 W ) L、秤量67 II /m’のフィルムを得
た。なお、フィルムの引取速度は85m/分であり、押
出機の温度はシリンダー1を250°C1シリンダー2
、シリンダー8、ヘッド及びダイスを230’Cとした
このフィルムを日本製鋼@)製のロール延伸機により5
0°CでMDに1.9倍に延伸し、第1表に示す秤量8
517m2、通気度1300d/m2・分、透湿度30
00g/ln2・日および引裂強度11.7KII/c
IIIであって、且つ、感触に優れ延伸ムラが殆んどな
く、高次加工に支障のない適当な腰の強さを有する良好
な通気性フィルムを得た。
実施例2〜10 第1〜5表に示した成分と配合割合の樹脂組成物を用い
た以外は実施例1と同様に行ない通気性フィルムを得た
。これらの通気性フィルムは第1表に示す通り優れた性
能を有していた。
比較例1〜9 第1〜5表に示した成分と配合割合の組成物を用いた以
外は実施例1と同様に行ない通気性フィルムを得た。し
かし、第1表に示す通り通気性フィルムが全く得られな
いか、性能の優れない通気性フィルムしか得られなかっ
た。
第  2  表 @8表 第  4  表 第  5 表 〈発明の効果〉 本発明によれば、特許請求の範囲に記載された通り特定
の成分Aと成分Bと成分Cと成分りとを特定の配合割合
で含む樹脂組成物から、優れた通気性・透湿性・強度・
感触・外観を有する通気性フィルムを得ることができる
。比較例で示したように、本発明の範囲外の樹脂組成物
−すなわち、成分Bおよび成分Cを用いなかった比較例
1、成分Bを用いなかった比較例2、成分Cを用いなか
った比較例8、範囲外の成分Aを用いた比較例4、範囲
外の成分Bを用いた比較例5、範囲外の成分Cを用いた
比較例6と7、成分Aと成分Bとを範囲外の配合割合で
用いた比較例8、成分Aと成分Bと成分Cとの混合物の
密度が範囲外である比較例9の組成物−からは、これら
性能をバランス良く兼ね備えた通気性フィルムが得られ
ない。これに対して、本発明の実施例ではこれら性能を
非常にバランス良く兼ね備えた優れた通気性フィルムが
得られるのである。
この驚異的な効果は樹脂組成物の樹脂成分として成分B
および成分Cを併用したことによるものである。驚くべ
きことに、該成分を併用することによってフィルム延伸
時に樹脂と充填剤との間に微細な空孔が顕著に発生する
ので、低い延伸倍率においてさえ優れた通気性書道湿性
を有し、フィルムの腰と柔軟性のバランスに優れ、且つ
、感触・外観の優れた通気性フィルムが得られるのであ
る。更に、成分Bを併用することによってTダイ成形等
におけるフィルムの引取速度を上げることも可能となる
から、不都合なドローレゾナンスを発生させることなく
厚さの均一な通気性フィルムを得ることができる。
本発明によって得られる通気性フィルムはその特性を生
かしてレジャーウェア・スポーツウェア・ガウン・レイ
ンコート等の衣料用、包帯・バンド・マスク・人工皮膚
・無菌包装・手術衣等の医療用、生理用品・使い捨てお
むつ・シーツ等のサニタリー用、食品・野菜・果物・植
物・医薬品等の包装用、壁紙、タタミ、ふとん、テント
、−過膜、香料・殺虫成分等の徐放用等に使用すること
ができる。用途目的に応じて他の基材例えば不繊布等と
組み合せて使用することもできる。
手続補正書(方式) %式% 2、発明の名称 通気性フィルム 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住 所  大阪市東区北浜5丁目15番地名 称  (
209)住友化学工業株式会社代表者  森   英 
雄 4、代理人 住 所  大阪市東区北浜5丁目15番地住友化学工業
株式会社内 氏名 弁理士(8597)諸方光装 置 (i)220−3404 5、補正命令の日付(発送口) 6、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 7、補正の内容 明細書第2頁第2行と第3行の間に、「3、発明の詳細
な説明」を−行挿入する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)重量平均分子鎖長が1000〜9000Å
    である25℃におけるキシレン抽出成分18〜45重量
    %を含み、密度が0.870〜0.915g/cm^2
    でメルトフローレートが0.1〜30g/10分である
    線状低密度ポリエチレン40〜90重量%、(B)密度
    が0.915g/cm^2より大でメルトフローレート
    が0.1〜30g/10分である線状低密度ポリエチレ
    ンおよび/または密度が0.950g/cm^2以上で
    メルトフローレートが0.1〜30g/10分である高
    密度ポリエチレン5〜45重量%、及び (C)メルトフローレートが0.1〜30g/10分で
    ダイスウェル比が1.2〜1.6である分岐低密度ポリ
    エチレン5〜30重量%からなり密度が0.900〜0
    .920g/cm^2であるポリエチレン組成物100
    重量部と (D)充填剤50〜400重量部とを含む樹脂組成物か
    らなることを特徴とする通気性フィルム。
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