JPH01182402A - Ｐｃ桁間を連結する横桁の施工方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は橋梁等の既設構造物の上部にプレストレスト・
コンクリート製プレキャスト桁（以下「ＰＣ桁」という
）を架設するに際して、これらのＰＣ桁七既設構造物と
の間に弾性材からなる支承沓を介在して、ＰＣ桁間に横
桁を構築する施工方法に関するものである。

〈従来の技術〉 橋梁等の上部にＰＣ桁を架設する工法として第７図に示
す構築方法が知られている。

以下、この構築方法を簡単に説明する。

■横桁用底型枠の設置 図中ａは橋脚の上部構造体であり、ｂは弾性材からなる
支承沓であり、Ｃは上部構造体ａの上面で支承沓すを支
持する台座である。

この上部構、遺体ａ上の支承沓すの上面に合わせて合板
等からなる底型枠ｅを設置する。

このとき、上部構造体ａの上面と底型枠の下面間の狭小
空間域に、高さ調整を行って砂や発泡樹脂等の支保材ｆ
を挿填しておく。

■ＰＣ桁の架設 つぎに上部構造体ａ上の支承沓すに、複数のＰＣ桁ｄを
並行に載置する。

■横桁用側型枠の設置 つづいて、底型枠ｅの上面に側型枠ｇをセットする。

■コンクリートの打設 側型枠ｇおよび底型枠ｅ内にコンクリートを打設して横
桁りを構築する。

く本発明が解決しようとする問題点〉 前記した施工技術にはっぎのような問題点がある。

（イ）支保材ｆが支承沓すの弾性変形に追随できない性
質を有するため、支承沓すはＰＣ桁ｄの据え付けにより
一度変形した後、横桁りの重量が負荷したときに再度圧
縮変形する。

二度に渡る支承沓すの圧縮変形および支保材での圧縮変
形に伴い、各底型枠ｅの自由端が下方に下がる。

そのため、底型枠ｅ（横桁ｈ）の下面とＰＣ桁ｄの下面
がずれて施工され、施工精度が極めて低い。

（ロ）支保材ｆがＰＣ桁ｄおよび横桁りの重量を受けて
圧縮変形していることと、上部構造体ａと桁下の空間が
狭小であることから、底型枠ｅおよび支保材ｆの撤去が
非常に困難である。

く本発明の目的〉 本発明は以上の問題点を解決するために成されたもので
、施工精度の向上が図れ、しかも底型枠を支持する支保
材の設置および撤去が容易な、ＰＣ桁間を連結する横桁
の施工方法、を提供することを目的とする。

く本発明の構成〉 以下、図面を参照しながら本発明に係る施工方法の一例
について説明する。

（イ）ＰＣ桁の据付位置の割付（第２図）橋脚等の上部
構造体１の上面にモルタル製の台座２を構築し、この台
座２上に弾性材からなる帯状の支承沓３を載置する。

そして、２０桁４の据付位置の割り付けを行う。

（ロ）支保用袋体の配置（第２図） けて支保用袋体５を配置する。

この支保用袋体５は気体や液体等の各種流体を注入、排
出して膨縮する密封構造の袋体であり、伸縮性を有する
素材あるいは非伸縮性の素材で形成でしたものを使用す
る。

支保用袋体５は、後述するような負荷する支保荷重に耐
え得る強度および耐力を備えたものを選択して使用する
。

（ハ）底型枠の取り付け（第２図） 支承沓３の両側にそれぞれ底型枠６を取り付ける。

支承沓３と底型枠６間は、粘着テープ７等を用いて接続
する。

取り付けを終えた底型枠６の自由端は、上部構造体１の
上面に仮置きしておく。

（ニ）ＰＣ桁の架設く第３図） つづいて、支承沓３に所定の間隔をおいて２０桁４を順
次架設する。

２０桁４の架設方法は従前の方法による。

支承沓３は２０桁４の負荷重に応じて圧縮変形する。

（ホ）横桁用型枠の枠組み（第１．４図）２０桁４を据
え付けた後、支保用袋体５にエアー等の流体を注入して
膨脹させる。

支保用袋体５の膨脹により底型枠６が持ち上げられ、２
０桁４の下面に密着する。

つづいて、この底型枠６の上面に、対向して側型枠８を
組み付ける。

（へ）コンクリートの打設（第５図） 横桁構築用の底型枠６および側型枠８の空間内にコンク
リートを打設して横桁９を構築する。

横桁９の重量は、底型枠６を介して支保用袋体５の膨脹
圧によって支持されるから、従来のように底型枠６がず
り落ちる心配はない。

（ト）脱型（第６図） 所定の養生期間経過後、支保用袋体５内の流体を除去し
、支保用袋体５を萎縮させて撤去する。

支保用袋体５が萎縮すると、底型枠６および側型枠８を
支承する部材がなくなり、これらの型枠６．８を容易に
撤去できる。

支保用袋体５および底型枠６にそれぞれローブ材を接続
してお（と、撤去作業が容易に行える。

く本発明の効果〉 本発明は以上説明したようになるからつぎのような効果
を得ることができる。

（イ）支承沓の圧縮変形がほとんど終了した後に横桁用
の型枠の枠組みが完成するので、精度良く施工が行える
。

（ロ）横桁用の型枠および支保材の撤去が容易である。

（ハ）支保用袋体は、取り扱いに便利なうえに、何度で
も再使用が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図：横桁用型枠の組立て状態を示す斜視図第２図二
上部構造体の上面に支保用袋体を設置したときの説明図 第３図二上部構造体に２６桁を架設したときの説明図 第４図：支保用袋体を膨脹して横桁用型枠を組み立てる
時の説明図 第５図：型枠内にコンクリートを打設して横桁を構築す
る時の説明図 第６図：支保用袋体を収縮して脱型する時の説明図 第７図：従来技術の説明図 第２図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）並列した既設構造物の上面間に複数のＰＣ桁を架
   設し、これらの各ＰＣ桁の横断方向に現場でコンクリー
   トを打設してＰＣ桁と一体の横桁を構築するに際し、 既設構造物の上面に膨縮自在の袋体を介して横桁用の底
   型枠を設置し、 横桁用の底型枠の設置位置を避けて既設構造物の上面に
   ＰＣ桁を架設し、 前記袋体を膨脹して横桁用の底型枠を支持して横桁用の
   型枠を組立て、 型枠内にコンクリートを打設して横桁を施工する、 ＰＣ桁間を連結する横桁の施工方法。