JPH01181777A - 魚肉練製品の製造法 - Google Patents

魚肉練製品の製造法

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JPH01181777A
JPH01181777A JP63007363A JP736388A JPH01181777A JP H01181777 A JPH01181777 A JP H01181777A JP 63007363 A JP63007363 A JP 63007363A JP 736388 A JP736388 A JP 736388A JP H01181777 A JPH01181777 A JP H01181777A
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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、食感が改善された魚肉練製品の製造法に関す
る。
「従来技術およびその問題点」 かまぼこ、はんぺん等で代表される魚肉練製品は、スケ
ソウダラ、グチ、サメ、ヒラメ、ホッケ等の原料魚また
はそれらより製造したすり身に、食塩を2〜4%添加し
、さらに澱粉、油脂、グルタミン酸ナトリウム、みりん
、砂糖、卵白、水等の副材′料を添加し、撹拌機等によ
って練成して魚肉すり身とし、この魚肉すり身を適宜形
状に成形して加熱処理することにより製造されている。
この場合、かまぼこは、魚肉すり身に気泡を混入させる
ことなく製造されており、その比重は通常1前後である
。また、はんぺんは、魚肉すり身の調製時に、卵白、山
芋などの気泡を抱き込みやすい材料を添加したり、強制
的に空気を注入したりして、気泡を混入させるようにし
て製造されており、その比重は通常0.6以下である。
したがって、かまぼこは、比較的緻密で弾力のあるテク
スチャーを有してあり、一方、はんぺんは、ソフトで軟
らかいテクスチャーを有している。
ところが、近年の食生活においては、一般に軽い食感を
有するものが好まれる傾向にあり、緻密で硬い食感を有
するかまぼこは、この傾向にそぐわないものであった。
これに対して、はんぺんは、ソフトで軟らかい食感を有
しているが、かまぼこに比べて歯ごたえが乏しく、おで
んの種などその用途は限定されていた。
一方、本発明者は、比重0.7〜0.95となるように
気泡を含有させた魚肉練製品を既に提案している(特願
昭62−37423号)。この発明は、かまぼこの食感
の改善および成形時における魚肉すり身のダレ防止を目
的としたものであるが、このような魚肉練製品の製造に
際しては次のような問題が発生することが分かった。す
なわち、魚肉すり身に気泡を含有させ、これを所定形状
に成形した後、必要に応じて坐りを行ない、加熱処理す
ると、含有された気泡により加熱による膨張が大きくな
るため、得られた製品の表面にしわがよったり、魚肉蛋
白質の網状組織が破壊されて腰のある弾力性が充分に得
られないという点であった。
「発明が解決しようとする課題」 本発明の目的は、上記従来技術の問題点に鑑み、口当り
がソフトで、かつ、しなやかで弾力性のある食感を有し
、しかも外観が良好な魚肉練製品の製造法を提供するこ
とにある。
「発明の構成」 本発明による魚肉練製品の製造法は、魚肉すり身に気泡
を2〜35%混合し、保形容器に入れ、加熱処理するこ
とを特徴とする。
「作用」 本発明によれば、魚肉すり身に気泡を2〜35%混合す
ることにより、かまぼこに比べてソフトな口当りを有し
、しかもかまぼこと同様な歯ごたえを有する製品を得る
ことができる。また、保形容器に入れて加熱処理するこ
とにより、内部に気泡が含有されていても過度な膨張が
抑えられ、魚肉蛋白質の網状組織の破壊が防止される。
その結果、しなやかで弾力性のある食感を有する製品を
得ることができる。さらに、製品の表面にしわがよるこ
とも防止され、外観も良好となる。
「発明の好ましい態様」 本発明において、魚肉すり身の調製は、例えばスケソウ
ダラ、グチ、サメ、ヒラメ、ホッケ等の原料魚またはそ
れらより製造したすり身に、食塩を2〜4%添加し、さ
らに澱粉、油脂、グルタミン酸ナトリウム、みりん、砂
糖、卵白、水等の副材料を添加し、撹拌機によって練成
して調製することができる。なお、上記魚肉すり身中に
は、大豆蛋白、畜肉ペースト、イカ、タコ、貝、のり、
えびなどを混合してもよい。
本発明においては、この魚肉すり身の調製時に所定の割
合で気泡を含有させるようにする。このため、上記魚肉
すり身中に卵白、山芋、カラギーナン、グアーガムなど
の気泡保持剤を添加して気泡を抱き込ませるように混合
したり、あるいは発泡機、撹拌機などを用いて上記魚肉
すり身中に強制的に空気などの気体を混合したりする。
気泡の、混合量は、気泡保持剤を用いる場合には、気泡
保持剤の量、撹拌時間、回転数などで調整することがで
き、強制的に気体を混合する場合には、気体の圧力、撹
拌時間、回転数などで調整することができる。
そして、本発明において、魚肉すり身への気泡の混合量
は2〜35%(容量)とされる。気泡混合量が2%未満
ではソフトな食感を得ることができず、35%を超える
とソフトになりすぎて歯ごたえが乏しくなる。なお、本
発明において、気泡の混合量は、5〜30%がより好ま
しく、10〜30%がさらに好ましい。なお、気泡混合
量と最終的に得られる製品の比重との関係は、大略的に
いえば、気泡混合量をX%としたとき、比重は約(10
O−x)/100となる。
こうして気泡を含有する魚肉すり身を調製したの後、所
望の形状に成形して保形容器に入れる。
成形は、例えば押出し成形装置、ドラム成形装置、プレ
ス成形装置などの各種手段によって行なうことができる
。なお、魚肉すり身を直接保形容器に入れて保形容器の
形状により成形することも可能である。また、保形容器
としては、従来より使用されているリテーナや、フィル
ム袋などが使用できる。ただし、これらの保形容器は、
魚肉すり身を封入して加熱時における膨張を抑えられる
ものであることが必要である。
こうして魚肉すり身を保形容器に入れた後、必要に応じ
て坐りを行なう。坐りは、例えば30〜40℃程度の雰
囲気で30〜60分間程度放置することによって効率的
になされるが、常温下あるいは低温下に放置することに
よって行なうこともできる。なお、坐りを行なうことな
く、直ちに加熱処理を行なうこともできる。さらに、魚
肉すり身を成形して坐りを行なった後に保形容器に入れ
るようにしてもよい。
加熱処理は、蒸煮、湯中浸漬、油ちょう、ガス加熱、マ
イクロウェーブ加熱、赤外線、遠赤外線などのいずれの
手段を用いてもよい。加熱工程中に気泡が膨張して魚肉
蛋白質の網状組織を破壊しようとするが、本発明では成
形物が保形容器に入れられているので、過剰な膨張によ
る組織の破壊を防止できる。
「発明の実施例」 実施例 スケソウダラの無塩すり身1500g、食塩50g、グ
ルタミン酸ナトリウム10g、みりん20g、澱粉10
0g、保存料2.5g、水1350gを配合し、これら
をエアミキサーを用いて混合すると共に、強制的に空気
を混入した。
エアミキサーによる空気混入量は20%(容量)とした
こうして得られた魚肉すり身を、押出し成形装置により
板付きかまぼことして押出し成形し、これを第1図に示
すようなリテーナに入れた。このリテーナ11は、平板
状の下蓋12と半円筒状の上蓋13とがヒンジ14.1
4によって開閉可能に接続されてなり、成形物を下M1
2および上蓋13の内部に入れて閉じた後、図示しない
留め具によって固定するようになっている。
成形物をリテーナ11に入れた後、35℃で2時間放置
して坐りを行ない、さらに85℃で25分間蒸気加熱し
てゲル化を行なった。そして、リテーナ11より板付き
かまぼこを取出した(以下、実施例界とする)。
比較例1 一方、比較のため、上記実施例と同じ配合の魚肉すり身
を通常のミキサーで空気を混入することな(調製し、こ
の魚肉すり身を用いて上記実施例と同様に板付きかまぼ
こを製造した(以下、比較別品1とする)。
比較例2 さらに別の比較のため、上記実施例と同様にして気泡を
20%混合した魚肉すり身を調製し、これを押出し成形
装置によって板付きかまぼことして成形した後、リテー
ナにいれることな(坐りおよび蒸煮を行なって板付きか
まぼこを製造した(以下、比較別品2とする)。
試験例1 上記実施例界、比較別品l、比較別品2を用いて、クサ
ビ型(歯型)プランジャーにてゆっくりと押し込んだと
きの物性変化を測定した。試料の厚さは13+omとし
、プランジャーの運動回数は1回、運動速度は1.5c
y/分とし、クサビの先端厚さは1+*+mとし、クリ
アランスは1mmとし、試料の温度は15℃とした。そ
して、試料の圧縮変位(mm)と硬さ(g)との関係を
求めた。
この結果を第2図に示す。第2図において、aは比較別
品1の結果、bは実施例界の結果、Cは比較別品2の結
果である。また、A、は比較別品1の破断点(620g
)、B 、は実施例界の破断点(580g)、C,は比
較別品2の破断点(540g)を示し、さらに、A2は
比較別品lの破断距離(9,6mm) 、B2は実施例
界の破断距離(10,5mm) 、 C、は比較別品2
の破断距離(10,6++v+)を示す。
このように、気泡を混合した実施例界および比較別品2
は、気泡を混合しない比較別品1と比べて破断点が低(
なっているが、実施例界においては破断点の低下が比較
別品lよりも少なくなっている。そして、破断点の差を
専門のパネラ−による官能試験で区別できる範囲は30
〜50gとされているので、気泡を含有しない比較別品
1と気泡を含有する実施例界との硬さ上の違いは、殆ど
ないといえる。
また、気泡を混合した実施例界および比較別品2は、気
泡を混合しない比較別品1と比べて破断距離がいずれも
長くなっており、圧縮変位5〜9ffillにおける硬
さの比較においても軟らか(なっている、このことは、
実施例界および比較例品2は、比較例品1に比べてソフ
トな口当りを有していることを意味する。
これらのことを官能評価で表現すると、実施例品は、か
まぼこの硬さを損なうことな(ソフトな口当りを有し、
かつ、しなやかで粘りのある足を有していることになる
試験例2 上記実施例品、比較例品l・、比較例品2を用いて、ク
サビ型プランジャーにて、同じ場所を破断寸前までの深
さで連続3回続けて押し込んだときの物性の変化を測定
した。試料の厚さは13mmとし、プランジャーの運動
回数は3回、運動速度は12cy/分とし、クサビの先
端厚さは1mmとし、クリアランスは5m+mとし、試
料の温度は15℃とした6そして、プランジャーの運動
時における経時的な硬さ(g)の変化を求めた。
この結果を第3図に示す、第3図において、直線aは比
較例品1の結果、−点鎖線すは実施例品の結果、破線C
は比較例品2の結果である。
また、プランジャーの運動回数における最大のの硬さを
それぞれの試料毎に求めた結果を数表に示す。
(表中、括弧内は一回目に押し込んだときの硬さを10
0としたときの硬さ) これらの結果から、気泡を混合した実施例品および比較
例品2においては、気泡を混合しない比較例品lに比べ
て、ゲルの疲労度合が少ないことが分かる。このことを
官能評価で表現すれば、実施例品および比較例品2は、
しなやかで弾力性のある足を有していることになる。
なお、外観評価においては、比較例品2は表面にしわが
よって外観が低下していたが、実施例品ではしわがない
きれいな外観を呈していた。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明によれば、かまぼこの硬さ
を損なうことな(ソフトな口当りを有し、かつ、しなや
かで弾力性のある足を有する外観の良好な魚肉練製品を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明で使用するリテーナの一例を示す斜視図
、第2図はクサビ型プランジャーにて破断に至るまで押
し込んだときの物性変化を測定した図、第3図はクサビ
型プランジャーにて同じ場所を破断寸前までの深さで連
続3回続けて押し込んだときの物性の変化を測定した図
である。 特許出願人   有限会社 松 兵 衛同代理人   
  弁理士 松井 茂 第 1 図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)魚肉すり身に気泡を2〜35%混合し、保形容器
    に入れ、加熱処理することを特徴とする魚肉練製品の製
    造法。
  2. (2)特許請求の範囲第1項において、前記保形容器が
    リテーナまたはフィルム袋である魚肉練製品の製造法。
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US10736349B2 (en) 2010-06-16 2020-08-11 Mars, Incorporated Methods for producing foamed meat or fish products and products produced thereby

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