JPH01181751A - オリゴ糖入り蜂蜜の製造法及び殺菌法 - Google Patents

オリゴ糖入り蜂蜜の製造法及び殺菌法

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JPH01181751A
JPH01181751A JP63004793A JP479388A JPH01181751A JP H01181751 A JPH01181751 A JP H01181751A JP 63004793 A JP63004793 A JP 63004793A JP 479388 A JP479388 A JP 479388A JP H01181751 A JPH01181751 A JP H01181751A
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JP
Japan
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honey
oligosaccharide
oligosaccharides
pure
purified
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Pending
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JP63004793A
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English (en)
Inventor
Shinichi Shimizu
進一 清水
Kimihiro Shimizu
清水 公博
Yasuo Takahashi
康雄 高橋
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SAITAMA YOUHOU KK
Original Assignee
SAITAMA YOUHOU KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、消化吸収の良い蜂蜜に、腸内のビフィズス菌
を増殖させる作用を有する難消化性のオリゴ糖を加えた
オリゴ糖入り蜂蜜の製造法と該蜂蜜の殺菌法に関するも
のである。
(従来技術とその問題点) 蜂蜜の主成分は、葡萄糖と果糖であり、消化吸収が良く
、かつ、その栄養価が高く優れたカロリー源であること
は一般に広く知られており、幼児から老人に至るまで健
康補助食品として利用されてい6だけではなく、カステ
ラや洋菓子等のつや出しやカレー等に使用されたり、あ
るいは、化粧用、薬用等に使用される等幅広い分野に利
用されている。
一般に、化粧用原料等に使用される蜂蜜には、活性炭等
を用いて脱色脱臭した精製蜂蜜が使用される。何故なら
ば、脱色脱臭しない純粋蜂蜜には独特の風味と香りがあ
り、これをそのま\使用したのでは、その加工品本来の
風味が損なわれるためである。
一方オリゴ糖は、例えばアスパラガス、玉ねぎ。
麦類等広く高等植物に分布している。そして、これらの
オリゴ糖は難消化性の糖であり、腸内でのビフィズス菌
の増殖促進作用、コレステロール低下作用、NうNA7
9(性等の優れた作用を有することが最近になって判明
され、これらのオリゴ糖は新しい健康甘味料として利用
されるようになってきている。
尚、オリゴ糖の作用効果については、1987年8月3
0日号の食品工業(Vol、30& 16)のP2O〜
3Or特集:甘味料の開発と新しい技術的諸問題(オリ
ゴ等の開発現況と利用上の諸問題)」等を参照されたい
前記オリゴ糖は蜂蜜にも含まれているが、その含有率は
極めて低い、これは、前述したように、蜂蜜の主成分は
単糖類であり、残りの殆どがしょ糖やマルトース等の二
糖類により占められているからである。したがって、該
オリゴ糖の作用効果を充分に発揮させることはできない
又、蜂蜜は、蜂が花蜜等から集めた自然食品であるため
、該蜂蜜中には天然に広く分布する酵母や細菌等も混入
しているが、一般に精製蜂蜜を含めた蜂蜜は、加熱殺菌
を受けていないのが現状である。これは、水分活性が0
.85以下の食品中では菌が増殖できないことがわかっ
ており、水分活性が0.85以下の低酸性食品に対して
は、細菌等を殺菌するための加熱殺菌を施さなくてもよ
いことになっており、しかも、蜂蜜は過飽和の粘液であ
るため、それ自体が殺菌作用を有し腐敗しないからであ
る。
しかしながら、細菌の芽胞は耐酸性が強いため、蜂蜜中
では育成はできないものの休眠状態に有るため、−度条
件が揃えば増殖する虞れがある。
このため、該蜂蜜を加熱殺菌すればよいのであるが、通
常の純粋蜂蜜を加熱すると、蜂蜜中の蛋白質と糖とがメ
イラード反応を起こして色の濃い焦)プ臭いものとなっ
てしまい、食品としての価値を失ってしまう。しかも、
細菌の芽胞中には長時間煮沸しても殺菌することができ
ない抵抗性の強い芽胞も存在する。
又、オリゴ糖は煮詰温度140℃までは熱分解を  ・
受けず安定であるが、pH3では70℃以上、pH4で
は90℃以上の加熱によって分解してしまう。
尚、純粋蜂蜜のpHは3.9〜4.0である。
(本発明の目的) そこで本発明では、前記従来の問題点に鑑みて成された
ものであって、第1に蜂蜜の優れた栄養 。
価を少しも損なうことがなく、しかも、腸内有用菌の増
殖効果の高いオsjゴ糖を添加しても該オリゴ糖の作用
効果を充分に活用することができるオリゴ糖入り蜂蜜の
製造法を提供し、第2には、高温で加熱しても蜂蜜の優
れた栄養価や、食品としての価値を損なうことがなく、
かつ、長時間煮沸しても殺菌できない抵抗性の強い芽胞
をも殺菌することができ、しかも、オリゴ糖を分解させ
る゛ことのないオリゴ糖入り蜂蜜の殺菌法を提供するこ
とを目的とするものである。
(目的を達成するための手段) そのため本発明では第1に、純粋蜂蜜を活性炭等を用い
て脱色脱臭して精製した精製蜂蜜、もしくは、純粋蜂蜜
を活性炭等を用いて脱色脱臭して精製した精製蜂蜜に重
量比10〜50%の純粋蜂蜜を加えた混合蜂蜜に重量比
10〜40%のオリゴ糖を加えてオリゴ糖入り蜂蜜を製
造し、第2に該蜂蜜を120℃〜140℃の高温で、4
秒〜10分間殺菌することによって所期の目的を達成す
るようにしたものである。
(作 用) 前記オリゴ糖入り蜂蜜の製造法によれば、蜂蜜に精製蜂
蜜、もしくは、精製蜂蜜と純粋蜂蜜との混合蜂蜜を使用
するため、該蜂蜜のpHが高くなる(pHは5前後とな
っている。)ため、オリゴ糖は該オリゴ糖の有する作用
効果を充分に発揮することができる。
又、蜂蜜のpHが高くなることによって、該蜂蜜の熱安
定性が向上するため、高温で殺菌しても熱分解を受ける
ことがないので該蜂蜜は変質することがない、又、オリ
ゴ糖も同様にp)lが高くなることによって熱安定性が
向上する(PH5前後では140℃迄安定である。)た
め、分解することがない。
したがって、前記殺菌法によってオリゴ糖入り蜂蜜を殺
菌することが可能となり、該殺菌によって蜂蜜を変質さ
せることなく、該蜂蜜に混入している細菌等を完全に殺
菌することができる。これは、長時間煮沸しても殺菌で
きない抵抗性の強い細菌の芽胞であっても、120℃〜
140℃の高温で、4秒〜lO分間加熱殺菌することに
よって殺菌できることが実験によって明らかにされてい
るためである。
(実施例) 第1実施例 先ず、活性炭等を用いた公知の精製法により、純粋蜂蜜
を脱色脱臭して精製蜂蜜を製造する。次に該精製蜂蜜1
kgを適宜な大きさの缶に入れると共に、該缶にオリゴ
糖の1つであるフラクトオリゴ糖200gを加え、攪拌
して均一に混合した後、150g程度の小容器に分散し
て充填して密封する。
第2実施例 先ず、活性炭等を用いた公知の精製法により、純粋蜂蜜
を脱色脱臭して精製蜂蜜を製造する。次に該精製蜂蜜8
00 gを適宜な大きさの缶に入れると共に、該缶に純
粋蜂蜜200g及びオリゴ糖の1つであるフラクトオリ
ゴ糖100gを加え、攪拌して均一に混合した後、15
0g程度の小容器に分散して充填して密封する。
尚、前記第1実施例、第2実施例共にオリゴ糖にフラク
トオリゴ糖を使用したが、これに限るものではなく、他
のオリゴ糖、例えば、マルトオリゴ糖、イソマルトオリ
ゴ糖等のオリゴ糖を使用してもよい。又、オリゴ糖の分
量は、前記実施例のものに限るものではなく、精製蜂蜜
、あるいは、精製蜂蜜と純粋蜂蜜の混合蜂蜜に対して重
量比10〜40%の範囲内であれば、自由に設定するこ
とができるものである。又、混合蜂蜜の場合、純粋蜂蜜
の分量は第2実施例のものに限るものではなく、精製蜂
蜜に対して重量比50%以下であればよく、その比率は
自由に設定することができるものである。純粋蜂蜜の量
を50%以上にすると、該蜂蜜のPHが低くなり、オリ
ゴ糖を充分に働かせることができなくなるだけではなく
、加熱したとき、該蜂蜜が変質したり、あるいは、オリ
ゴ糖が分解する虞れがある。
第3実施例 前記第1実施例によって製造したオリゴ糖入り蜂蜜を容
器に充填したま\高温高圧のレトルト殺菌装置によって
130℃の高温で2分間加熱した後、直ぐに冷却水によ
り常温まで冷却する。
第4実施例 前記第2実施例によって製造したオリゴ糖入り蜂蜜を容
器に充填したま\高温高圧のレトルト殺菌装置によって
120℃の高温で4分間加熱した後、直ぐに冷却水によ
り常温まで冷却する。
尚、前記第3実施例、第4実施例共に、殺菌装置にレト
ルト殺菌装置を使用したが、これに限るものではなく、
プレートヒーターやチューブラヒーター等を使用しても
よい。この場合、殺菌時間は数秒(4秒〜10秒)で済
むのであるが、これらの殺菌装置では、冷却装置等の付
帯設備が大掛かりなものとなり、費用が嵩むだけではな
く、殺菌装置から冷却装置へ蜂蜜を移送させる際に再び
雑菌が混入する虞れがありあまり好ましくない。
又、殺菌温度や殺菌時間は、前記2つの実施例のものに
限るものではなく、殺菌温度は120℃〜140℃の間
であればよく、又、殺菌時間も、殺菌装置及び殺菌温度
に応じて4秒〜10分の間で設定すればよい。
(本発明による効果) 以上述べたように本発明によれば、脱色脱臭された精製
蜂蜜に、腸内のビフィズス菌を増殖させる作用等を有す
る難消化性のオリゴ糖を加えたので、蜂蜜の優れた栄養
価を少しも損なうことなく、オリゴ糖のもつ作用効果を
充分に発揮させることができる。したがって、栄養補助
食品としての効果を向上させることができるだけではな
く、薬用等の原料としてもその効果を向上させることが
できる。
又、蜂蜜に、精製蜂蜜と純粋蜂蜜との混合蜂蜜を使用し
た場合には、蜂蜜のもつ独特の風味と香りを有するため
、嗜好食品としての価値をも損なうことがない。
又、本発明によれば、140℃の高温でも熱分解しない
PHの高いオリゴ糖入り蜂蜜とし、該蜂蜜を高温で加熱
殺菌するようにしたの・で、該蜂蜜を変質させたり、オ
リゴ糖を分解させたりすることなく、該蜂蜜に混入した
細菌を確実に殺菌することができた。したがって、蜂蜜
の優れた栄養価や、食品としての価値を損なうことがな
く、しかも、薬用効果の高い蜂蜜を提供することができ
るのみならず、雑菌に対して抵抗力の弱い幼児や老人向
きの最適な健康補助食品として利用できるものである。
特許出願人   埼玉養蜂株式会社 代理人 弁理士   土  井   整高橋三雄

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、純粋蜂蜜を脱色脱臭して精製した精製蜂蜜に重量比
    10〜40%のオリゴ糖を加えたことを特徴とするオリ
    ゴ糖入り蜂蜜の製造法。 2、純粋蜂蜜を脱色脱臭して精製した精製蜂蜜に重量比
    10〜50%の純粋蜂蜜を加えて混合蜂蜜とし、該混合
    蜂蜜に重量比10〜40%のオリゴ糖を加えたことを特
    徴とするオリゴ糖入り蜂蜜の製造法。 3、請求項第1項もしくは第2項に記載のオリゴ糖入り
    蜂蜜を120℃〜140℃の高温で、4秒〜10分間加
    熱殺菌したことを特徴とするオリゴ糖入り蜂蜜の殺菌法
JP63004793A 1988-01-14 1988-01-14 オリゴ糖入り蜂蜜の製造法及び殺菌法 Pending JPH01181751A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010025609A (ko) * 2001-01-10 2001-04-06 서정심 꿀물 제조 방법

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5138774A (en) * 1974-09-28 1976-03-31 Daiki Engineering Co Toshigesui no kodoshoriho
JPS5722533A (en) * 1980-06-02 1982-02-05 Monsanto Co Method of and apparatus for testing rheological characteristics of viscoelastic material

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