JPH01181744A - 粉末ゼリーミックスおよびゼリー食品 - Google Patents

粉末ゼリーミックスおよびゼリー食品

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JPH01181744A
JPH01181744A JP381088A JP381088A JPH01181744A JP H01181744 A JPH01181744 A JP H01181744A JP 381088 A JP381088 A JP 381088A JP 381088 A JP381088 A JP 381088A JP H01181744 A JPH01181744 A JP H01181744A
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jelly
granular
mix
food
powdered
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JP381088A
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Takashi Suzuki
隆 鈴木
Tomokazu Obayashi
尾林 伴和
Kenji Kiyotaki
兼司 清瀧
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Morinaga Milk Industry Co Ltd
Original Assignee
Morinaga Milk Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、粉末ゼリーミックスおよびそれを使用したゼ
リー食品に関し、詳しくは、ゼリーをつくった時に、粒
状または細片状の食品を均一に分散し、良好な食感を有
するゼリーをつくることができる粉末ゼリーミックス、
および粒状または細片状の食品を均一に分散し、良好な
食感を有するゼリー食品に関する。
本発明の粉末ゼリーミックスけ、消費者の家庭でつくる
ゼリーの原料、外食産業の材料などの広い分野に利用す
ることができ、本発明のゼリー食品は、消費者向けの製
品、外食産業向けの製品やデザートなどの広い分野に利
用することができる。
〔技術の背景および先行技術の説明〕
最近、ゼリー等のデザート製品の市場が拡大するととも
に、消費者の嗜好も多様化し、外観、食感およ、び風味
などにバラエティに富んだ製品が求められるようになっ
てきて、ゼリーなどのデザート製品に、粒状ゼリー、細
片状の果実や果肉などの粒状、細片状食品(以下におい
て「粒状食品」と記述することがある)を、デザート製
品中に均一に分散した製品の製造が試みられている。
粒状のペクチンゼリーをヨーグルト中に分散させるため
に、ペクチンゼリーの比重を調整することが提案され(
特開昭58−162250号公報)、またゼリー中に果
実片などを分散させるために、果実片を混入したゼリー
原液の入った容器をゼリーのゲル化の直前まで回転して
、果実片に撹拌効果を付与しながら、冷却して、ゼリー
を凝固させることが提案されている(特開昭62−69
956号公報)。
しかしながら、粉末ゼリーミックスは、消費者が家庭に
おいて水に溶解し、冷却してゼリーを調製する材料であ
るために、ゼリーの製造過程において、容器を回転させ
たり、粒状食品の比重を調整する、という繁雑な手段を
採ることかで台ない。
このために、粉末ゼリーミックスを使用してゼリー中に
粒状食品が分散しているゼリーを造ることは非常に難か
しいこととされ、そのための粉末ゼリーミックスを造る
ことも非常に困難であることとされてきた。
本発明者は、ゼリーの製造、研究に永年従事しているが
、その研究において、キサンタンガムおよびローカスト
ビーンガムを単独または併用して、粉末ゼリーミックス
に加えておくと、そのゼリーは比重が異なる果実片、果
肉片または粒状ゼリーなどの粒状食品を混入していても
ゼリーの食感を損ねることなく、これらの粒状食品をゼ
リー中に均一に分散することができることを見出し、こ
の知見に基づいて本発明に到達した。
〔発明の目的、発明の要約および実施態様〕本発明の目
的は、粉末ゼリーミックスのゼリー溶解液に、これと比
重の興なる粒状食品を混入しても、その粒状食品を均一
に分散したゼリーをつくることができる粉末ゼリーミッ
クスを提供することにあり、詳しくは、ゼリーのもつ食
感を損ねることなく、粒状食品を均一に分散したゼリー
を簡単な操作でつくることができる粉末ゼリーミックス
を提供するここにある。
本発明のもう一つの目的は、ゼリーのもつ本来の食感を
損ねることなく、果実片、果肉片または粒状ゼリーなど
の粒状食品を均一に分散しているゼリー食品を提供する
ことにある。
本発明は、粉末ゼリーミックスにおいて、キサンタンガ
ムおよび/またはローカストビーンガムを含み、それに
よって粒状、細片状食品を均一に分散するゼリーをつく
りうることを特徴とする粉末ゼリーミックスである。
本発明の粉末ゼリーミックスは、ゼリーにおけるキサン
タンガムおよび/またはローカストピーンガムの含有比
部が0.1〜0.9%(重量)になる量において、粒状
、細片状食品とともに水に溶解し、これを冷却すること
により、ゼリーの食感を損ねることなく、粒状、細片状
食品を均一に分散するゼリーをつくることができる。
本発明の粉末ゼリーミックスにおいて、キサンタンガム
およびローカストピーンガムを併用する場合、キサンタ
ンガム/ローカストビーンガムの比率が4/1のものを
使用し、それによって粉末ゼリーミックスの溶解液と比
重の異なる粒状、細片状食品であっても、これをゼリー
の食感を損ねることなく、ゼリー中に均一に分散させる
ことができる。
本発明のもう一つの発明は、キサンタンガムおよび/ま
たはローカストビーンガムを、ゼリーに対してO01〜
0.9%(重量)になる量において含有し、粒状、細片
状食品が均一に分散されており、それによってゼリー本
来の食感を損ねることなく、粒状、細片状食品によるバ
ラエティに富む外観および食感を付与したことを特徴と
するゼリー食品である。゛ 本発明のゼリー食品および粉末ゼリーミックスにおける
粒状、細片状食品は、細片状または粒状の果肉または果
実、あるいは細片状または粒状のゼリーを使用すること
ができる。本BJJ紺書において、粒状、細片状食品は
単に「粒状食品」と記述することがある。
〔発明の詳細な説明〕
本発明の粉末ゼリーミックスは、甘味料、酸味料、着色
料、香料およびゲル化剤などの通常のゼリーミックス原
料の他に、キサンタンガムおよび/またはローカストビ
ーンガムを混合して、つくられる。。
本発明の粉末ゼリーミックスは、水に溶解して、ゼリー
原液をつくり、これに粒状、細片状食品を混入し、その
ゼリー原液を容器に入れ、冷却して全体をゲル化して、
ゼリー食品をmWするが、このゼリー食品はゼリーの本
来の食感を損ねることなく、粒状、細片状食品が均一に
分散したものであって、その粒状、細片状食品の均一な
分散によりバラエティに富む外観および食感を有するも
のである。ゼリー食品の′wImにおいて、本発明の粉
末ゼリーミックスは、これに含まれるキサンタンガムお
よび/またはローカストビーンガムがゼリー食品に対し
て0.1〜0.9%(重量)含まれる量において使用さ
れるが、一般的には、本発明の粉末ゼリーミックスは、
最終製品のゼリー食品に対して1〜30%(重量)の量
において使用される。
またゼリー食品の調製における本発明の粉末ゼリーミッ
クスの使用量は、これに含まれる甘味料が砂糖の場合は
、比較的多量であり、またこれに含まれる甘味料が合成
甘味料の場合は、比較的少量である。
本発明のゼリー食品は、甘味料、酸味料、着色料、香料
およびゲル化剤などの通常のゼリー原料の他に、ゼリー
食品に対して0・1〜0.9%(重量)のキサンタンガ
ムおよび/またはローカストビーンガム、およびゼリー
食品に均一に分散している粒状、細片状食品からなるも
のである。
本発明のゼリー食品は、通常のゼリー原料、およびキサ
ンタンガムおよび/またはローカストビーンガムからゼ
リー原液を調製し、これに粒状、細片状食品を混入し、
これを冷却して、ゲル化させることによってつくられる
が、本発明のゼリー食品の製造において、キサンタンガ
ムおよび/またはローカストビーンガムの使用量は、最
終製品のゼリー食品に対して0・1〜0.9%(重量)
になる量である。
キサンタンガムおよび/またはローカストビーンガムの
使用量が、ゼリー食品に対して(L1%(重量)よりも
少なくなると、粒状、細片状食品のゼリー食品における
均一な分散性が低下し、またゼリー食品に対して0.9
%(重量)を超えると、ゼリー食品の食感が劣化する。
さらに粒状、細片状食品の均一な分散のためには、キサ
ンタンガムまたはローカストビーンガムの単独を使用す
るが、ゼリー食品の食感を向上させるには、キサンタン
ガムおよびローカストビーンガムを併用するのが好まし
く、キサンタンガム/ローカストビーンガムの比率を4
71とするのがさらに好ましく、その使用量も、ゼリー
食品に対して0.2〜0・6%(重量)とするのが好ま
しい。
本発明のゼリー食品の製造におけるゼリー原液の調製に
、本発明の粉末ゼリーミックスを使用するのが好ましい
本発明の粉末ゼリーミックスおよびゼリー食品における
ゲル化剤は、ゼラチン、カラゲナンまたは寒天などの冷
却によってゲルを形成するもののいかなるものであって
も、これを使用することができ、その使用量は、ゼリー
食品に対して0.4〜3.096(重量)とするのが好
ましい。
本発明の粉末ゼリーミックスおよびゼリー食品における
甘味料は、ショ糖、ブドウ環、果塘、麦芽糖、マルチト
ール、ステビアおよびアスパルテームを単独または混合
して使用することができる。
本発明の粉末ゼリーミックスおよびゼリー食品における
酸味料は、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸およびコハク酸
などの食用有機酸を単独または混合して使用することが
でき、また粉末状または顆粒状のものを使用することが
できる。
本発明の粉末ゼリーミックスおよびゼリー食品における
着色料および香料は、食用のものであれば、いかなるも
のであっても、これを使用することができる。
本発明の粉末ゼリーミックスからゼリーの調製および本
発明のゼリー食品における粒状、細片状食品は、ゼリー
またはゼリー食品の歯形とのバランスを考慮して任意の
ものを使用することができる。この粒状、細片状食品は
、直径2〜lQm程度の粒状のペクチンゼリー、および
細片状に加工した果肉または果実などを使用することが
でき、例えば、粒状のペクチンゼリーは、比重1.02
〜1.165 (固形分比重:2〜50%(重量)〕の
ものを使用するのが好ましい。これらの粒状、細片状食
品は、ゼリー食品に対して1〜lO%(重量)の量にお
いて使用するのが好ましい。
以下において試験例により本発明をさらに詳しく説明す
る。
試験例1 粉末ゼリーミックスに加えられた増粘剤の溶解性の難易
、およびゼリーにおける粒状食品の均一分散性ならびに
ゼリーの食感に及ぼす影響について試験を行なった。
H)粉末ゼリーミックス試料の調製 (1−1)増粘剤を加えた粉末ゼリーミックス試料 グラニ! −M 91.959に、第1表の増粘剤2.
0g1カラゲナン3.0g、クエン酸1.8g、粉末着
色料o、os g 、粉末ピーチ香料0.7g、および
カリウム塩ならびにカルシウム塩o、sIiを加え、全
体をよく混合して粉末ゼリーミックス1001iを調製
した。
(1−2)増粘剤を加えない粉末ゼリーミックス試料 グラニュー糖93.95Jilに、カラゲナン3.Qg
、クエン酸i、s g、粉末着色go、osg、粉末ビ
ーチ香!0.71i%およびカリウム塩ならびにカルシ
ウム塩0.5gを加え、全体をよく混合して、粉末ゼリ
ーミックス100 iを調製した。
(2)ゼリーの調製 (2−1)固形分比率の大きい粒状ペクチンゼリーを使
用したゼリー 前記(1)の粉末ゼリーミックス試!69gに、75℃
の温水300 gを加え、撹拌して溶液状のゼリー原液
〔固形分比率: 18.5%(重量)〕を調製し、この
ゼリー原液に、撹拌しながら径5fiの粒状ペクチンゼ
リー〔固形分比率:19.5%(重量))15gを加え
、ゼリー原液の温度が55°Cになったときに、粒状ペ
クチンゼリーの分散するゼリー原液を、110WLl容
の透明なプリンカップ4個に分注した。
このプリンカップを5℃の冷7tAW!1に入れ、静置
した状態で60分間冷却して、ゼリーを調製した。
(2−2)固形分比率の小さい粒状ペクチンゼリーを使
用したゼリー 前記の(2−1)において、粒状ペクチンゼリー〔固形
分比率:19.5%(重量)〕の代わりに、径5Hの粒
状ペクチンゼリー〔固形分比率=17.5%(重量)〕
を使用したこと以外は、前記(2=1)と同様にして、
ゼリーを調製した。
(3)試験項目および判定 (3−1)粒状ペクチンゼリーの均一分散性冷却後のゼ
リーを側方より目視して、判定した。
その判定の基準は次のとおりである。
O:均一に分散している。
Δ:ゼリーの上方2/3または下方V3の場所に粒状ペ
クチンゼリーの4A以上が存在する。
×:粒状ペクチンゼリー全部が浮上するか、または沈降
している。
(3−2)ゼリーの食感 冷却後のゼリーを10名のパネラ−に喫食させ、最大多
数のパネラ−の食感により判定した。
その判定の基準は次のとおりである。
O:良好。
×:糊感がある。
(・3−3)増粘剤の溶解性 110−容の透明なプリンカップ4個に分注した時に、
目視により判定した。
その判定の基準は次の七おりである。
O:完全に溶解していた。
×ニ一部の増粘剤が未溶解であった。
(4)結果 第1表に示すとおりであった。
(以下余白) 第1表 増粘剤の種類とゼリーの性状 (5)考察 第1表によると、粒状ペクチンゼリーの均一分散性、ゼ
リーの食感および増結剤の溶解性の全項目において良好
であった増粘剤はキサンタンガムおよびローカストビー
ンガムであることがわかる。
し、前記(1−1)と同様にして、粉末ゼリーミ試験例
2 粉末ゼリーミックスに加えられるキサンタンガムおよび
ローカストビーンガムの使用量が、粉末ゼリーミックス
の溶解液の固形分比率とこれに加える粒状ペクチンゼリ
ーの固形分比率の差(注、その比重差に相関する)に及
ぼす影響について試験を行なった。
(1)試料の調製 (l−1)キサンタンガムを加えた粉末ゼリーミックス
試料 第2表に示す量のグラニユー糖に、第2表に示す量めキ
サンタンガム、カラゲナン3.0.li+、クエン酸1
.89、粉末着色料0.05J、粉末ピーチ香80−7
gおよびカリウム塩ならびにカルシウム塩0.5gを加
え、全体をよく混合して、粉末ゼリーミックス100 
gを調製した。
(1=2)ローカストビーンガムを加えた粉末ゼリーミ
ックス試料 前記(1−1)におけるキサンタンガムの代りに第2表
に示す量のローカストビーンガムを使用ックス100g
を調製した。
(以下余白) (2)ゼリーの調製 試験例1と同様にして行なった。
(3)試験項目および判定 (3−1)粒状ペクチンゼリーの均−分散性試験例1の
(3−1)と同様にして試験を行ない、同じ判定基準に
よりその結果を判定した。
(3−2)ゼリーの食感 試験例1の(3−2)と同様にして試験を行ない、同じ
判定基準によりその結果を判定した。
(4)結果および考察 (4,1)粒状ペクチンゼリーの均一分散性粉末ゼリー
ミックスの溶解液の固形分比率さこれに加える粒状ペク
チンゼリーの固形分比率の差が増大しても、キサンタン
ガムまたはローカストビーンガムの使用量を増加すると
、ゼリーにおける粒状ペクチンゼリーの均一分散性を確
保することができる。
(4−2)キサンタンガムおよびローカストビーンガム
の使用量 キサンタンガムまたはローカストビーンガムの使用量が
、ゼリーに対して10%(重量)を超えると、ゼリーの
食感に糊感またはゴム感を生じる。
このためにキサンタンガムまたはローカストビーンガム
の使用量は、ゼリーに対して0.9%(重量)までにす
ればよいことがわかる。
(4−3)粉末ゼリーミックスの溶解液の固形分比率と
粒状ペクチンゼリーの固形分比 率の差 前述のキサンタンガムおよびローカストビーンガムの使
用量の上限〔ゼリーに対して0.9%(重量)まで〕か
ら、キサンタンガムおよびローカストビーンガムは、粉
末ゼリーミックスの溶解液の固形分比率とこれに加える
粒状ペクチンゼリーの固形分比率の差が、粒状ペクチン
ゼリーの固形分比率の10%まで、または粉末ゼリーミ
ックスの溶解液の固形分比率の30%までの場合に、キ
サンタンガムまたはローカストビーンガムは、ゼリーに
おいて粒状ペクチンゼリーを均一に分散させるために使
用することができる、ことがわかった。
試験例3 キサンタンガムおよびローカストビーンガムを併用した
場合に、キサンタンガムとローカストビーンガムの比率
が、ゼリーにおける粒状ペクチンゼリーの均一分散性お
よびゼリーの食感に及ぼす影響について試験を行なった
(1)試料の調製 試験例1の(1−1)における811表の増粘剤の代り
に、第3表に示す比率(重量比)のキサンタンガムとロ
ーカストビーンガムの混合物を使用し、試験例1と同様
にして、粉末ゼリーミックス100gを調製した。
(2)ゼリーの調製 試験例1と同様にして、ゼリーを調製した。
(3)試験項目および判定 (3−1)粒状ペクチンゼリーの均−分散性試験例1の
(3−1)と同様にして判定した。
その判定の基準は次のとおりである。
◎:粉末ゼリーミックスの溶解液と粒状ペクチンゼリー
の固形分比率の差が2%の場合において均一に分散して
いる。
O:粉末ゼリーミックスの溶解液と粒状ペクチンゼリー
の固形分比率の差が1%の場合において均一に分散して
いる。
(3−2)ゼリーの食感 試験例1の(3−2)と同様にして判定した。
その判定の基準は次のとおりである。
◎:非常に良好 O:良好 (4)結果 第3表に示すとおりであった。
(以下余白) 第3表 キサンタンガムとローカスト ビーンガムの比率 (5)考察 第3表によると、キサンタンガムとローカストビーンガ
ムの比率が4/1のときに、ゼリーにおける粒状ペクチ
ンゼリーの均一分散性およびゼリーの食感の双方共非常
に良好になることがわかる。
試験例4 粉末ゼリーミックスに加えられるキサンタンガム/ロー
カストビーンガムの比率が4/1の増粘剤の使用量が、
粉末ゼリーミックスの溶解液の固形分比率とこれに加え
る粒状ペクチンゼリーの固形分比率の差に及ぼす影響に
ついて試験を行なった。
(1)試料の調製 試験例2の(1−1)におけるキサンタンガムの代りに
、キサンタンガム/ローカストピーンガムが471の増
粘剤を使用して、粉末ゼリーミックス100gを調製し
た。
(2)ゼリーのam 試験例2と同様にして行なった。
(3)試験項目および判定 試験例2の(3−1)および(3−2)と同様にして行
なった。
(4)結果および考察 試験例2と同様であり、粉末ゼリーミックスの溶解液の
固形分比率と粒状ペクチンゼリーの固形分比率の差が2
0%までのものは、キサンタンガム/ローカストピーン
ガムが4/1の増粘剤を粉末ゼリーミックスに加えるこ
とにより、粒状ペクチンゼリーを均一に分散させること
がわかった。
以上の試験例1〜4において、粒状ペクチンゼリーの直
径、固形分比率および使用量を変更し、さらに粒状ペク
チンゼリーに代えて、−辺が5mの果肉細片を使用して
、同様の試験を行なったが、いずれの場合も試験例1〜
4と同様な結果が得られた。
これらの結果から、粉末ゼリーミックスに加えられたキ
サンタンガムおよびローカストビーンガムが、粉末ゼリ
ーミックスの溶解液に加えられる粒状食品のゼリーにお
ける均一分散性およびゼリーの食感に及ぼす影響は次の
とおりであることがわかった。
(A)ゼリーにおける粒状食品の均一分散性は、■キサ
ンタンガムの単独の使用、■キサンタンガムとローカス
トビーンガムの4/1の併用、および■ローカストビー
ンガムの単独の使用、の順に効果があること、および CB)ゼリーの食感は、■キサンタンガムとローカスト
ビーンガムの4/1の併用が、最高の効果を示すこと。
以下において、実施例により本発明をさらに詳しく説明
する。
実施例1 原料の配合割合〔%(重量)〕 グラニューM             91.680
−カストビーンガム        2・17カラゲナ
ン             3.0クエン酸    
           1.9粉未着色料      
       0.05粉末ビーチ香料       
    0.7カリウム塩およびカルシウム塩    
0.5上記の原料の配合割合の粉末ゼリーミックス69
gに75℃の温水300gを加え、撹拌して溶解した後
〔固形分比g:1g、s%(重量)〕、これに、オレン
ジの凰昧および着色を付与した直径5Uの粒状ペクチン
ゼリー〔固形分比率=17・5%(重量))15gを加
え、混合した。この混合液を120−容の透明ガラス容
器3個に分注し、5℃の冷蔵庫に入れ、60分間静置し
た状態で冷却して、ゼリー食品を調製した。
このゼリー食品は、0.41%(重量)のローカストビ
ーンガムの含有比率、およびビーチゼリーの中にオレン
ジ風の粒状ペクチンゼリーが均一に分散した状態の美麗
な外観を有するものであって、ピーチとオレンジの風味
、およびカラゲナンならびにペクチン特有の食感を同時
に楽しむことができるバラエティに富むものであった。
実施例2 原料の配合割合〔%(重量)〕 グラニューN         80.73アスパルテ
ーム        0.05ゼラチン       
   13゜ キサンタンガム        3.8クエ、ン酸  
          1.9粉未着色料(緑)    
    0.02粉末アツプル香料       0・
5上記の原料の配合割合の粉末ゼリーミックス69.9
に75℃の温水270gを加え、撹拌して溶解した後〔
固形分比率:20.1%(重量)〕、これに、市販の缶
詰パインを5u角程度に切断したパインの細片〔固形分
比系:43%(重量))15gを加え、実施例1と同様
にして、ゼリー食品を調製した。
このゼリー食品は、0.77%(重量)のキサンタンガ
ムの含有比率、および緑色のアップルゼリーに黄色のパ
インの細片が均一に分散した状態の美麗な外観を有する
ものであって、果肉の食感と良好なゼリーの食感を同時
に楽しむことができるバラエティに冨むものであった。
実施例3 原料の配合割合〔%(重量)〕 グラニュー19            90.85カ
ラゲナン             3.0キサンタン
ガム           2.20−カストビーンガ
ム        0.55クエン酸        
       0.9酒石酸            
   0.9粉未着色B(緑)0.1 粉末マスカット香料         1・0カリウム
塩およびカルシウム塩    0.5上記の原料の配合
割合の粉末ゼリーミックス69、filに75℃の温水
300gを加え、撹拌して溶解した後〔固形分比率:1
8.5%(重量)〕、これに剥皮マスカットの5闘角の
細片〔固形分比率:15.6%(重量))15gを加え
、実施例1と同様にして、ゼリー食品を調製した。
このゼリー食品は、0.41%(重量)のキサンタンガ
ムの含有比率ならびに0.10%(重量)のローカスト
ビーンガムの含有比率、および緑負のマスカットゼリー
の中に、マスカットの細片が均一に分散した状態の美麗
な外観を有するものであって、マスカット果肉の食感お
よび浸れたゼリーの食感を同時に楽しむことができるバ
ラエティに冨むものであった。
〔発明の効果〕 本発明の粉末ゼリーミックスは、温水に溶解し、粒状食
品を混合した後、これを静置した状態で冷却することだ
けで、ゼリーの組織に粒状食品が均一に分散した美麗な
外観、およびバラエティに富む優れた食感を有するゼリ
ー食品を調製することができる。
このゼリー食品の調製過程は、溶解、混合、冷却の簡単
なものであるから、一般消費者の家庭において、前記の
ゼリー食品を調製することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)粉末ゼリーミックスにおいて、キサンタンガムお
    よび/またはローカストビーンガムを含み、それによっ
    て粒状、細片状食品を均一に分散するゼリーをつくりう
    ることを特徴とする粉末ゼリーミックス。
  2. (2)キサンタンガムおよび/またはローカストビーン
    ガムを、ゼリーに対して0.1〜0.9%(重量)の量
    において含有し、粒状、細片状食品が均一に分散されて
    いることを特徴とするゼリー食品。
JP381088A 1988-01-13 1988-01-13 粉末ゼリーミックスおよびゼリー食品 Pending JPH01181744A (ja)

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JP381088A JPH01181744A (ja) 1988-01-13 1988-01-13 粉末ゼリーミックスおよびゼリー食品

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