JPH01180890A - ホスホネート誘導体の製法 - Google Patents

ホスホネート誘導体の製法

Info

Publication number
JPH01180890A
JPH01180890A JP268788A JP268788A JPH01180890A JP H01180890 A JPH01180890 A JP H01180890A JP 268788 A JP268788 A JP 268788A JP 268788 A JP268788 A JP 268788A JP H01180890 A JPH01180890 A JP H01180890A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alkyl
formula
phosphonate
represented
formulas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP268788A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0544956B2 (ja
Inventor
Makoto Sugiyama
信 杉山
Masahiro Kise
黄瀬 正博
Iwao Morita
森田 岩男
Masami Tsuda
正己 津田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Shinyaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shinyaku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Shinyaku Co Ltd filed Critical Nippon Shinyaku Co Ltd
Priority to JP268788A priority Critical patent/JPH01180890A/ja
Publication of JPH01180890A publication Critical patent/JPH01180890A/ja
Publication of JPH0544956B2 publication Critical patent/JPH0544956B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、強いカルシウム拮抗性の降圧作用と冠血管拡
張作用を有する1、4−ジヒドロピリジン−5−ホスホ
ネート誘導体を製造するための中間体として有用な化合
物の製造法に関する。
更に詳しくは、本発明は、次の一般式(1’Iで表され
るアセトニルホスホネート類と、次の一般式(II) J で表されるイミン化合物とを、有機溶媒中で、(R5C
O)20で表される酸無水物の存在下に、加熱縮合する
ことを特徴とする、次の一般式〔■]COC113 で表されるホスホネート誘導体の製造法に関する。
2〜5であっていずれかの炭素はアルキルにより置換さ
れていてもよい。
R2、R3は、水素、ニトロ、トリフルオロメチル、ハ
ロゲン、又はジフルオロメトキシを表す。
R4は、アルキル又はアラルキルを表す。
R5は、アルキル、ハロアルキル又はフェニルを表す。
本発明に係る化合物〔■]は、医薬品として有用な1,
4−ジヒドロピリジン−5−ホスホネート誘導体〔特開
昭59−161392号公報。Chem、 Pharm
、 Bull。
剥、 3898(1987) )及び、5−環状ホスホ
ネート誘導体〔特開昭60−248693号公報。Ch
6m、 Pharm。
Bull、  35.4144(1987)。Arzn
eim、 Forsch、、 36+1329、133
6(1986)。]に誘導することができる。
これら化合物は、強いカルシウム拮抗性降圧作用と冠血
管拡張作用を有し、高血圧症、狭心症等の治療剤として
有用であることが判っている。
従って、本発明は医薬品として有用な化合物の製造原料
を従来法よりも極めて有利に提供するものである。
(従来の技術) 従来、本発明に係る一般式(II[]で表される1−ヘ
ンジリデンアセトニルホスホネート誘導体の製造法とし
て、ホスホネート化合物〔■]とヘンツアルデヒド類と
のクネーヘナーケル(Knoevenagel)縮合に
よる方法が知られている(前記文献)。
しかしながら、この反応においては同時にホーナーーエ
モンス(Horner−Emmons)反応[Chem
Rev、、 74.87(1974):lが起こり、ヘ
ンザルアセトン類が副生じて純度と収率の低下を招いて
いる。
環状のホスホネート化合物については収率が低い。
そのため、純度、収率以外に精製法についても問題点を
含んでおり、工業的生産規模を考えると著しく不利であ
った。
(発明が解決しようとする問題点) そこで本発明者らは上記欠点を克服する目的でホーナー
ーエモンス反応を起こさないクネーヘナーゲル縮合反応
を確立することを目指し、高純度で高収率な本発明化合
物(III)を取得する方法について鋭意検討を重ねた
結果、以下に記載する本発明に到達した。
(問題点を解決するための手段) 本発明の要旨は、原料物質としてイミン誘導体〔■〕を
用いるところにある。
このイミン誘導体〔■〕とホスホネート誘導体(1)と
をクネーヘナーゲル縮合することにより、副反応のホー
ナーーエモンス反応を起こさずに目的化合物を取得する
ことができる事実を見出して本発明は完成されたもので
ある。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明に出発原料として用いるアセトニルホスホネート
化合物(1)は、公知化合物であり、公知の方法により
ホスファイトとハロアセトンとの反応によって得ること
ができる。
〔■〕におけるR1で表されるアルキルは、炭素数1〜
6の直鎖又は分枝状のものであって、例えば、メチル、
エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イ
ソブチル、n−ペンチル、イソペンチル、n−ヘキシル
、イソヘキシル等を挙げることができる。
アルケニルとしては、炭素数3〜5のものが好ましく、
例えば、アリル、イソプロペニル、2−メタリル、2−
ブテニル、3〜フチニル等を挙げることができる。
数2〜5のアルキレンであってそのうちの炭素は低級ア
ルキルにより置換されていてもよい。とりわけ、炭素数
が3であって1〜数個のメチルで置換されているものが
好ましい。
もう一つの出発原料である〔■〕は、置換ベンツアルデ
ヒドと一部アミン類(R’−NH2)とを常法により脱
水縮合して容易に定量的に得ることができ、単離精製す
ることなく縮合物をそのまま次の反応に用いることがで
きる。
〔■]におけるR2、R3の置換位置は、フヱニル基の
オルト位又はメタ位が好ましく、ジ置換体の場合も両位
置が好ましい。
R4におけるアルキルとしては、炭素数1〜6のアルキ
ルを挙げることができ、前記にR1の例として例示した
ものと同様のものを挙げることができる。R4のアラル
キルとしては、炭素数7〜9のものがよ<、′例えば、
ヘンシル、フェネチル、フェニルプロピル等を挙げるこ
とができる。とりわけヘンシルが好ましい。
本発明の実施にあたっては、(1)と(II)とを適当
な溶媒中、酸無水物の存在下に縮合させる。
この縮合は、通常〔■〕を(Illに対して1〜2倍当
量過剰に用い、使用する酸無水物もCI)に対して1〜
4倍当量用いるのがよい。
酸無水物として用いる (R’GO) zで示される化
合物におけるR5としては、炭素数1〜3の低級アルキ
ル、ハロゲン化アルキル、又は置換若しくは無置換のフ
ェニル等を挙げることができる。とりわけ無水酢酸、無
水トリクロル酢酸、無水トリフルオロ酢酸等が好ましい
本発明における溶媒としては、非プロトン性有機溶媒、
例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、アセトニトリ
ル、酢酸エチル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、N
、N−ジメチルホルムアミド、ジメトキシエタン、ジェ
トキシエタン、クロロホルム、トリクロルエチレン等を
挙げることができる。
反応温度は、30〜150°Cの間で行うのがよく、好
ましくは60”−120°Cで、通常用いる溶媒の沸点
、即ち還流下に反応を行うのが望ましい。
反応時間は、出発原料、酸無水物、溶媒の種類やその量
及び反応温度によって異なるが、通常1〜8時間加熱還
流することにより完結する。
本発明において目的化合物は、反応混合物から濃縮後、
有機溶媒による結晶化によって得られるが、油状物の場
合や結晶であっても、他の通常の分離精製手段、例えば
、抽出、中和、濾過、カラムクロマトグラフィー等の方
法によっても単離精製することができる。
反応混合物中には、ホーナーーエモンス反応成績体のベ
ンザルアセトンは認められず、目的物の他はイミン(I
I)の合成に用いた一部アミンのN−アシル体が生成し
たりまた一部原料CI)の回収を伴う場合がある。
(実施例) 以下に本発明の実施例を掲げて本発明を更に詳しく説明
する。
実施例1 2−二トロベンツアルデヒド5.89 g とイソブチ
ルアミン3.42 gを塩化メチレン20m1に溶解し
、2時間室温で攪拌後、乾燥剤(硫酸マグネシウム)を
加えて反応液を乾燥し、濾過後濾液を濃縮する。
残留物(イミン化合物)に2−アセトニル−2−オキソ
−C3,2−ジオキサホスホリナン5.34 gを加え
、ベンゼン50m1に溶解し、無水酢酸6.12 gを
加えて4時間加熱還流する。反応液を減圧下に濃縮して
残留物にエーテルを加えて結晶化し、目的化合物6.3
4g(収率68%)を得た。
融点140〜146°C0 元素分析値(CI3H14N06 P)計算値(%) 
 C:50.17 H:4.53  N :4.50実
測イ直 (%)    C: 50.21  H: 4
.58   N  : 4..50I Rv    :
 cm−’: 1700.1575. 1350. 1
270゜07O NMR:  (CDC13)  δ: 1.90〜2.
04(1)1. m>。
2.20〜2.45 (IH,mと3)1. s(2,
32と2.61) 。
E/Z体: 10/1〕、  4.10〜4.25と4
.48〜4.65(4tl、 m)、   7.23〜
7.28(IH,m)、 7.57〜7.73(2)1
. m)、  7.90(IH,d、 J=24Hz)
、 8’、22〜8.27(LH,m) 同様にして、以下の化合物を得た。
2  −CH2CH2CH2−3−No□ H8812
5−1293−CH2C(C)13)zCH2−2−N
o□ H66142−1454−CHzC(CH3)z
CHz−3−NO2H91136−1405−CH2C
(CH3)zCH2−2−CF3  H6475−78
6−CHzC(CH3)zCHz−2−C13−C15
8113−1197’−C)+2CH=CH23−No
□ H69(油状)8    −CH33−No□ H
51(油状)(発明の効果) 本発明の方法の確立により、極めて貰収率、高純度で目
的化合物を製造することができる。即ち、文献記載のベ
ンツアルデヒドを用いるクネーベナーゲル縮合反応によ
るものに比べ、約2〜4倍の収率を示した。また副反応
が起こらず、純度が高く精製が容易で、工業的製造法と
してし極めて有用である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次の一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 で表されるアセトニルホスホネート類と、次の一般式〔
    II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕 で表されるイミン化合物とを、有機溶媒中で、(R^5
    CO)_2Oで表される酸無水物の存在下に、加熱縮合
    することを特徴とする、次の一般式〔III〕▲数式、化
    学式、表等があります▼〔III〕 で表されるホスホネート誘導体の製造法。 式中、R^1はアルキル又はアルケニルを表し、▲数式
    、化学式、表等があります▼は、環状を形成してもよい
    ことを表しており、更に環状を形成するときはR^1・
    ・・・・R^1は炭素数が2〜5であってそのうちのい
    くつかの炭素はアルキルにより置換されていてもよい。 R^2、R^3は、水素、ニトロ、トリフルオロメチル
    、ハロゲン、又はジフルオロメトキシを表す。 R^4は、アルキル又はアラルキルを表す。 R^5は、アルキル、ハロアルキル又はフェニルを表す
JP268788A 1988-01-08 1988-01-08 ホスホネート誘導体の製法 Granted JPH01180890A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP268788A JPH01180890A (ja) 1988-01-08 1988-01-08 ホスホネート誘導体の製法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP268788A JPH01180890A (ja) 1988-01-08 1988-01-08 ホスホネート誘導体の製法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01180890A true JPH01180890A (ja) 1989-07-18
JPH0544956B2 JPH0544956B2 (ja) 1993-07-07

Family

ID=11536198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP268788A Granted JPH01180890A (ja) 1988-01-08 1988-01-08 ホスホネート誘導体の製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01180890A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0544956B2 (ja) 1993-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5588506B2 (ja) 3−(置換二水素イソインドールケトン−2−イル)−2,6−ピペリジンジオンの合成方法及びその中間体
KR20170102887A (ko) 브루톤 티로신 키나제 저해제의 합성
US5498711A (en) Synthesis of 4,10-dinitro-2,6,8,12-tetraoxa-4,10-diazatetracyclo[5.5.0.05,903,11]dodecane
HU195957B (en) Process for preparing betq-hydroxy-butyric acid ester derivatives
JP2731853B2 (ja) トリ低級アルカノイルオキシホウ素の製造法
JPS62252790A (ja) ピリドベンゾオキサジン誘導体
JPH01180890A (ja) ホスホネート誘導体の製法
KR920010926B1 (ko) 라니티딘 및 그의 히드로클로라이드의 제조방법
Papoutsis et al. Novel trifluoroethyliodonium salts from cyclic enaminones and their thermal decomposition
JP5033933B2 (ja) N−置換−2−アミノ−4−(ヒドロキシメチルホスフィニル)−2−ブテン酸の製造法
JPS5833877B2 (ja) ユウキカゴウブツニカンスルカイリヨウ
KR920009884B1 (ko) 2,3-티오모르폴린디온-2-옥심유도체 및 이것의 제조방법
KR101037051B1 (ko) (s)-5-클로로-n-((3-(4-(5,6-다이하이드로-4h-1,2,4-옥사다이아진-3-일)페닐)-2-옥소옥사졸리딘-5-일)메틸)싸이오펜-2-카르복사미드 유도체의 제조방법
KR102188341B1 (ko) 아픽사반의 제조방법
CN112135820B (zh) 制备二氨基嘧啶衍生物或其酸加成盐的新方法
EP0034421B1 (en) N-phenyl-n'-cyano-0-phenylisoureas and process for their preparation
JP4055246B2 (ja) 5−クロロ−6−(α−フルオロアルキル)−4−ピリミドン及びその製法
SU657746A3 (ru) Способ получени 3-замещенных -(2-хиноксалинилметилен)-карбазат , диоксида
KR820000868B1 (ko) 2-메틸-2-하이드록시 프로필 피페라진-1카복실 레이트 화합물의 제조 방법
CA3198798A1 (en) Improved synthesis of crac channel inhibitors
SU681058A1 (ru) Способ получени 3-арил-или 3,4-арилзамещенных 6,7-диметоксиизокумаринов
KR880001850B1 (ko) 5-플루오로 피리돈 유도체의 제조방법
CN112778198A (zh) 一种二氢喹啉酮化合物的合成方法
KR920003690B1 (ko) 퀴놀린 유도체의 제조방법
JPS61158962A (ja) 1,4−ジヒドロピリジン誘導体の製造法