JPH01180737A - マニホールド部材の製造方法及びパイプ材切断装置 - Google Patents

マニホールド部材の製造方法及びパイプ材切断装置

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JPH01180737A
JPH01180737A JP32988487A JP32988487A JPH01180737A JP H01180737 A JPH01180737 A JP H01180737A JP 32988487 A JP32988487 A JP 32988487A JP 32988487 A JP32988487 A JP 32988487A JP H01180737 A JPH01180737 A JP H01180737A
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pipe material
cutting
pipe
flange portion
cut
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JP32988487A
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Taizo Takeuchi
竹内 泰三
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Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、内燃機関の吸・排気マニホールド等マニホー
ルド部材をパイプ材の加工によって製造する方法及び該
製造工程等で使用されるパイプ材の切断装置に関する。
〈従来の技術〉 従来、内燃機関の吸・排気マニホールドは専ら鋳造によ
り形成されている。
しかし、鋳造品はまず重量が大きく、内表面の粗さが大
であるため吸・排気効率も低下し、さらに生産性が低く
コスト高に付く等種々の問題を有している。
そこで、近年ではステンレス等で形成したパイプ材を加
工して、剛性や耐久性を確保しつつ軽量化を図った吸・
排気マニホールドの製造が試みられている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、かかるパイプ材の加工による吸・排気マ
ニホールドの製造は、従来加工精度を出すのが難しく、
吸・排気ポートとの接続位置かずれたり、曲げ加工によ
り、曲げ外側に亀裂を生じたり曲げ内側にしわを生じた
りするような問題が残されており、なお改善の余地があ
る。
本発明はこのような従来の実情に鑑みなされたもので、
吸・排気マニホールド等のマニホールド部材をパイプ材
の加工により、加工精度を確保しつつ製造できる方法を
提供する一方、該マニホールド部材の製造工程等で使用
されるパイプ材の切断において、簡易な構成で確実に切
断可能な切断装置を提供することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 このため、第1の発明はパイプ材の胴部及び両端部に各
々下孔及び逃げ溝を形成し、 前記下孔を拡開させるべくバーリング加工を施して、胴
部の軸心と直交方向に突出するフランジ部を形成し、 前記フランジ部に係合して位置決めしたパイプ材の両端
部を、各々胴部の軸心に対して前記フランジ部の突出方
向に傾斜しかつ前記逃げ溝を含む切断面で切断し、 同じく前記フランジ部に係合して位置決めしたパイプ材
の両端部を、各々フランジ部と同一側でフランジ部の突
出方向と平行な方向に屈曲形成し、同じく前記フランジ
部に係合して位置決めしたパイプ材に、他部材゛との干
渉を逃げるための凹部を形成する製造工程を含んだマニ
ホールド部材の製造方法とする。
また、第2の発明は被切断加工部材としてのパイプ材を
保持するパイプ材保持手段と、前記パイプ材保持手段を
パイプ材の軸心と直角方向に弾性力を付与する弾性体を
介して弾性支持する支持手段と、 前記パイプ材保持手段を挟んで前記支持手段の反対側に
支持手段と相対移動自由に配設され、支持手段側への相
対移動によってパイプ材の対向する片側を切断すると共
に、該パイプ材片側切断後の同方向の移動により゛パイ
プ材保持手段を前記弾性体の弾性力に抗して一体に移動
させる第1カッター手段と、 前記支持手段側に固定され、支持手段に対して第1カッ
ター手段と一体に相対移動するパイプ材の第1カッター
で切断される側とは反対側を切断する第2カッター手段
と、 を備えて構成する。
〈作用〉 第1の発明において、まずパイプ材の胴部に下孔と切り
刃逃げ用の逃げ溝が形成され、次いで下孔をバーリング
加工することにより、マニホールド部材の1つの分岐ポ
ートを構成するフランジ部が形成される。
そして、以降の加工工程では、前記フランジ部に係合し
てパイプ材を位置決めした上で、該フランジ部を基準位
置として加工が行われるため、両端部の切断、屈曲によ
って形成される残りの分岐ボート及び干渉逃げ用凹部の
各加工位置精度が高°められる。
また、両端部を屈曲形成する前に、胴部の軸心に対し前
記フランジ部の突出方向に傾斜する切断面で切断するこ
とにより、屈曲時に曲げ外側に加えられる引張応力と曲
げ内側に加えられる圧縮応力とが均等化されるので、亀
裂や皺の発生を可及的に抑制できる。
第2の発明においては、パイプ材保持手段に保持された
パイプ材を支持手段に弾性支持した状態で第1カフター
手段が支持手段に接近する方向に相対移動することによ
り、まず、パイプ材の片側を切断しする。
次いでパイプ材保持手段を弾性体の弾性力に抗してさら
に支持手段側に相対移動することにより、支持手段側に
固定された第2カッター手段によってパイプ材の第1カ
ッター手段で切断された側とは反対側が切断される。
このようにすれば、〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
本実施例ではV型6気筒内燃機関の排気マニホールドを
形成するマニホールド部材の製造方法について示す。
まず、各製造工程概要を第1図にもとづいて説明する。
第1の工程では、両端をロータリーカッター等により切
り落とされたステンレス製のパイプ材1が後述するプレ
スカッター装置により、胴部中央部に下孔1aが形成さ
れると共に、両端部に切り刃逃げ用の逃げ溝1bが形成
される。
第2の工程では、後述するバーリング加工内により、パ
イプ材1内側から外側にポールを通して拡開するバーリ
ング加工を行って、フランジ部ICを形成する。
第3の工程では、前記フランジ部ICをネストに嵌合さ
せてパイプ材1を位置決めした状態で、パイプ材1の両
端部を各々胴部の軸心に対して前記フランジ部1aの突
出方向に傾斜しかつ前記逃げ溝1bを含む切断面1dで
本発明にかかる切断装置により切断する。
第4の工程では、同じく前記フランジ部ICをネストに
嵌合させてパイプ材1を位置決めした状態で、両端部を
後述する曲げ加工装置によりフランジ部ICと同一側で
平行に屈曲形成する。
第5の工程では、同じく前記フランジ部ICをネストに
嵌合させてパイプ材1を位置決めした状態で、後述する
プレス加工装置により、他部材との干渉逃げ用の凹部1
eを形成する。
次に、上記各工程を詳細に説明する。
第2図は前記第1の工程を示す。プレスカッター装置の
下型の支持台11上に弾性支持されたネスト12にパイ
プ材1 (鎖線図示)を嵌挿した後、下型を上型に向け
て上方に移動する。
すると、上型の支持台13に垂下して固定されたダイ1
4がパイプ材1内部に挿入されると共に、下型の支持台
11上に固定されたカムドライバ15の傾斜するカム面
15aが上型の支持台13に水平動自由に取りつけられ
たカムスライド16の傾斜するカム面16aと摺接しつ
つ、該カムスライド16をリターンスプリング17の付
勢力に抗してパイプ材1方向に移動する。
そして、カムスライド16のパイプ材1に対向する側部
に上下3箇所に固定されたカッター18.19゜20が
、パイプ材1の中央部と両端部を押し切ってダイ14に
形成されたカッター逃げ孔14a、14b。
14c内に進入する。
これにより、パイプ材1の中央部と両端部に下孔1a及
び逃げ溝1bが打ち抜き形成される。
第3図は前記第2の工程を示す。図において、下型の支
持台21上に固定された保持ピン22と2分割されたホ
ルダブロック23.24の一方のホルダブロック23と
の隙間に前記第1工程で下孔1a及び逃げ溝1bを形成
されたパイプ材1が挿入され、図示下端側の逃げ溝1b
を保持ピン22に固定されたガイド25に嵌入して軸回
りに位置決めして取り付けられる。
パイプ材1内には、ボールポンチ26が投入され、この
状態で上型が降下(または下型が上昇すると上型の支持
台27に固定されたカムピン28がパイプ材1内に挿入
されると共に、支持台27に固定されたカムドライバ2
9が前記下型のホルダブロック24の傾斜したカム面2
4aと摺接しつつホルダブロック24をパイプ材1側へ
スプリング30の付勢力に抗して移動させ、パイプ材1
に密着して保持する。
このときホルダブロック24に形成されたポールポンチ
26逃し用の逃げ孔24bの図示左側の開口端がパイプ
材1の下孔1aに面するようになっている。
そして、さらに上型が下降するとカムピン28の下端に
傾斜して形成されたカム面28aがボールポンチ26に
接触し、ボールポンチ26は保持ビン22上端に形成さ
れた案内溝22aに案内されながらパイプ材1の内側か
ら外側へ押し出される。このボールポンチ26が押し出
される過程で下孔1aの周縁部が拡開し、ボールポンチ
26の直径と等しい内径をもつフランジ部1cが形成さ
れる。
尚、ボールポンチ26はパイプ材1のフランジ部1cか
ら押し出された後、逃げ孔24bの傾斜面を降下した後
、支持台21上に形成されたボールポンチ26の転送溝
21aを転送して所定個所に送出され、再度利用される
ようになっている。
第4図は前記第3の工程を示す。この工程は第2の発明
に係るパイプ材切断装置により行われる。
図において、下型の支持台41上には複数の分割された
ブロックを連結して組み立てられたパイプ材保持台42
が、複数のスプリング43を介して弾性支持されている
前記パイプ材保持台42にはネスト44が固定されてお
り、このネスト44にパイプ材1に前記工程で形成され
たフランジ部ICを嵌合してパイプ材1を位置決め保持
する。即ち、パイプ材保持台42及びネスト44がパイ
プ材保持手段、スプリング42が弾性体、支持台41が
支持手段に各々相当する。
また、パイプ材保持台42には前記ネスト44に保持さ
れたパイプ材1の両端開口に対向して各々中空のダイ4
5及び該ダイ45を嵌入保持したダイリテーナ46がカ
ムスライド47に装着して取り付けられている。(尚、
図では右側部分のみを示すが左側部分も対称に設けられ
ている。以下の他の部材についても同様である。)該カ
ムスライド47は前記パイプ材保持台42の端面とスト
ッパ48との間にスプリング49を介して取り付けられ
ており、後述する上型のカムドライバの下降により、パ
イプ材1側へスライドしてダイ45及びグイリテーナ4
6の端部がパイプ材1端部に挿入されるようになってい
る。前記ダイ45はパイプ材1開口端側の端面がパイプ
材1の切断面に対応する傾斜面に形成されている。
また、支持台41には、パイプ材保持台42の両端面に
各々近接してパイプ材1端部の下側を切断するための弧
状の切り刃50aを上端面に形成した下側切断ブロック
50が固定されている。ここで、前記切り刃50aは上
型の下降前の状態ではパイプ材1より下側に位置するが
、上型が下降して後述するようにパイプ材保持台42と
一体に前記スプリング42の弾性付勢力に抗して下降す
るとパイプ材1の下側を切断し得る位置に設けられる。
即ち、下側切断ブロック50は第2カッター手段に相当
する。
一方、前記下型の支持台41に固定された複数本のピラ
ー51にスライド自由に嵌合して昇降自由に上型の支持
台52が設け・られ、該支持台52は図示しない油圧シ
リンダにより、昇降されるようになっている。
前記支持台52の下面にはストッパ53を介してパッド
54が支持され、該パッド54と支持台52との間に介
装されたスプリング55を伸縮しつつ昇降自由に取り付
けられている。また、前記パッド54と共にパイプ材保
持台42を押圧保持するためのピラー56が設けられる
さらに、前記したように両側部に前記カムスライド47
をスライドさせるためのカムドライバ57が固定される
と共に、パイプ材1端部の上側を切断するための弧状の
切り刃58aを下端面に形成した上側切断ブロック5日
が各々一対設けられる。ここで、支持台51.パッド5
4.ピラー56及び上側切断ブ白フク58が第1カッタ
ー手段に相当する。
次に、かかるパイプ材切断装置によるパイプ材1の一連
の切断加工工程を説明する。
パイプ材1を、そのフランジ部1cをネスト44に嵌合
してパイプ材保持台42上に位置決めした後、上型が下
降する。
すると、まずパッド54の下面がパイプ材保持台42の
上面に接触した後、カムドライバ57の傾斜した下面が
カムスライド47の傾斜した上面と摺接しつつ、カムス
ライド47をパイプ材1方向に移動させ、ダイ45及び
グイリテーナ46をパイプ材1の開口端から挿入させて
ダイ45の傾斜した端面をパイプ材1の切断面に対応す
る位置にセットする。
さらに支持台52が下降すると、上側切断ブロック58
の切り刃58aがパイプ材1の上面に当接し、ダイ45
の傾斜面に沿ってパイプ材1の端面と逃げ溝1bを含む
上側の切断面(第4図(C)のaで示される部分)を切
り落とす。
この状態でさらに支持台52が下降すると、パラ54の
上面が支持台52の下面に当接すると共に、ピラー56
の下面が下型の上面に当接し、パイプ材1及びパイプ材
保持台42をスプリング43の弾性力に抗して一体に下
降させる。
これにより、下型の支持台41上に固定された下型切断
ブロック50の切り刃50aがパイプ材1の下面に当接
し、ダイ45の傾斜面に沿ってパイプ材1の端面と逃げ
溝1bを含む下側の切断面(第4図(C)のbで示され
る部分)を切り落とす。
かかる切断加工工程において、パイプ材1はそのフラン
ジ部ICをネスト44に嵌入して位置決めされた状態で
切断されるため、切断位置精度を高められ、引き続く加
工精度の向上にもつながる。
また、ダイ45を挟んで上下からパイプ材1をダイ45
に押し付けながら切断する方式であるため、一方向のみ
で切断する場合に生じ易いパイプ材の曲がりも防止でき
、安定して高い加工精度を確保できる。
一方、第2発明に係る上記切断装置によれば、前記した
ようにパイプ材1を軸心を挟んで両側から逆向きに第1
及び第2のカッター手段で切断することにより、高い加
工精度を確保しつつ、パイプ材保持台を弾性体を用いた
フローティング支持方式とすることにより、加工動作と
しては、第1カッター手段または、支持手段及び第2カ
ッター手段の一方のみを移動させる一方向の一動作で専
断を完了できるものであるから、作業能率が高く、しか
も駆動手段(図示しない油圧シリンダ等)も一方向の一
動作を行うもののみ備えればよいから、装置の製造コス
トも安価済む。
第5図は、第4の工程を示し、同図(A)は曲げ加工開
始前にパイプ材1をセットしたときの状態を示す。図に
おいて下型の支持台61上に固定された固定ホルダ62
の中央部にネスト63が固定されており、該ネスト63
にパイプ材1のフランジ部ICを嵌入し、固定ホルダ6
2と該固定ホルダ62の両端部に各々ピン64の軸回り
回転自由に装着された可動ホルダ65とにパイプ材1の
下面を保持し、パイプ材1両端部内に図示のように曲げ
中心側に幅狭に形成された駒の連結体で構成される自在
芯金66を挿入した状態でパイプ材1の上面を複数のブ
ロックホルダ67A、67Bで被いボルト締めして保持
する。
可動ホルダ65には、前記パイプ材1の下面を保持する
円弧溝に連なる孔が貫通して形成され、この孔にスリー
ブ68が摺動自由に挿入されている。
スリーブ68内部には前記自在芯金66の端面に連結さ
れた芯金69が挿入されており、該芯金69は、芯金6
9に取り付けられたピン70をスリーブ68周壁に形成
された長溝68aに係合させることにより回り止めされ
る。スリーブ68の端部にはローラ71が軸支されてい
る。
一方、下型の支持台61にに取り付けられたシリンダの
出力ロット72に弾性体(ウレタン)73を介して連結
された第1カムドライバ74が支持台61に形成された
ガイド75に案内されてパイプ材1方向移動自由に取り
つけられており、出力ロット72が伸長した位置で弧状
のカム面74aが前記ローラ71を案内する位置に待機
している。
この状態で上型の支持台76に固定された第2カムドラ
イバ77が下降すると第2カムドライバ77下面の傾斜
面??aが前記可動ホルダ65に固定されたピン78と
摺接しつつ可動ホルダ65を押し下げてピン64の軸回
りに回転させる。
するとローラ71が第1カムドライバ74のカム面74
aを転勤しつつ鎖線図示の如く移動する。ここで、パイ
プ材1の曲げ部分は前記自在芯金66の各駒が曲げ中心
線に沿って屈曲移動しつつ、その外郭により、パイプ材
1両端部は滑らかな円弧状に保たれつつ曲げ加工される
一方、カム面74aは上端部から下端部に移行するに従
って回転中心であるピン64からの距離が短くなるよう
に形成されているため、パイプ材1の曲げ加工が進むに
つれてローラ71は前記弾性体73を圧縮させつつ、カ
ム面74aから弾性反力を大きく受けることとなる。
したがって、ローラ71からスリーブ68を介してパイ
プ材1は端面を押し込められつつ、曲げられることとな
るので、パイプ材1の曲げ外周壁側の薄肉化による割れ
を防止できる。また、曲げ内周壁側は前記切断工程によ
って曲げ圧縮量を減少すべく斜めに切断されていると共
に、前記自在芯金66に沿って曲げられることによって
、皺の発生を防止できる。
そして、第5図(B)に示すように可動ホルダ65と共
にパイプ材1の両端部が垂直に屈曲されることによって
曲げ加工を終了する。その後、ブロックホルダ67A、
67Bを外して、パイプ材1を取り外せばよい。
このようにして、パイプ材1両端部の曲げ加工を行った
後、両端面をパイプ材1胴部の軸心から所定長さでかつ
軸心方向と平行な開口面となるように切削加工が行われ
るが、この加工はごく一般的であるため説明を省略する
第6図は、前記第5の工程を示す。図において、前記曲
げ加工を終えたパイプ材1のフランジ部ICを下型の支
持台81に固定されたネスト82に嵌入すると共に、曲
げ加工された両端開口部を支持台81上に固定された一
対のピラー83に遊嵌された一対の可動ネスト84に嵌
入し、かつ、パイプ材1の下面を支持台81上に固定さ
れたホルダ85に当接させてパイプ材1を位置決め保持
する。
この状態で上型を下降させると、上型の支持台86にス
プリング87を介して支持されたパッド88の下面がホ
ルダ85の上面に当接しつつパイプ材1の上面を当接保
持し、次いで支持台86に固定された干渉逃げ部形成用
の2つのカムドライバ89A、 89Bが下降して下型
の支持台81上にパイプ材1の軸心と直角な水平方向に
スライド自由に装着された2つの干渉逃げ部形成用のカ
ムスライド90A、 90Bと摺接しつつ、これらカム
スライド90A、Bをパイプ材1方向に移動させる。こ
れにより、各カムスライド90A、90Bの先端部に固
定された複数のポンチ91a〜91eによってパイプ材
1の加工完了後製品となる排気マニホールドの内燃機関
本体への締結時にボルト等の干渉を逃げるための凹部1
eが形成される。
一方、これと並行して、上型の支持台86の両端部に固
定された一対のボートピッチ調整用のカムドライバ92
A、92Bが下降して、下型の支持台81上にパイプ材
1の軸心と平行な水平方向にスライド自由に装着された
一対のボートピッチ調整用のカムスライド93A、93
Bと摺接しつつ、これらカムスライド93A、93Bを
パイプ材1方向に移動させる。そして、前記凹部1eの
形成によってパイプ材1両端部がフランジ部ICから遠
ざかる方向に拡開する分を予め調整すべく、フランジ部
ICに接近する方向にパイプ材1両端部を押圧しておく
。これにより、その後パイプ材1を取り外したときに両
端開口部の軸心とフランジ部ICの軸心との距離、つま
り、排気マニホールド製品となったときのボートピッチ
を高精度に調整できる。
そして、この工程においても基本的にフランジ部1cを
ネスト82に嵌入して位置決めした上で加工を行うこと
により、かかる凹部1eの加工位置精度及びボートピッ
チの調整精度を高く維持できるのである。
この後、図示しないロータリー式菅端加工機と称される
装置により、パイプ材1両端部を内燃機関本体に接続用
のフランジ部材を溶接するため、開口径を縮小する加工
を行う。概要を説明するとパイプ材1の両端部に加工後
の内径に等しい外径をもつダイを挿入後、ロータリー式
のポンチをパイプ材1両端部の外周壁の一部に押し付け
た状態でポンチをダイの軸回りに一周させることにより
行う。その後、前記したようにパイプ材1の径を縮小さ
れた両端部と中央のフランジ部ICとに各々にフランジ
部材を溶接することにより、排気マニホールドの製造を
完了する。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によれば第1発明であるマ
ニホールド部材の製造方法においては、パイプ材の下孔
をバーリング加工して形成したフランジ部を位置決めし
た上で、両端部の切断2曲げ及び干渉逃げ用の凹部を順
次加工する方法としたため、各加工精度を高められ、吸
・排気マニホールド等でもパイプ材の加工による製造を
実用化でき軽量小型化、コスト低減、吸・排気効率向上
を図れるものである。
また、第2発明であるパイプ材の切断装置においては、
パイプ材を軸心を挟んで両側から逆向きに切断すること
により加工精度を確保しつつ、パイプ材保持台を弾性体
を用いたフローティング支持方式とすることにより、加
工動作としては、第1カッター手段または、支持手段及
び第2カッター手段の一方のみを移動させる一方向の一
動作断を完了できるものであるから、作業能率が高く、
しかも駆動手段も一方向の一動作を行うもののみ備えれ
ばよいから、装置の製造コストも安価済む等種々の利点
を備えるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)〜(D)は本発明に係るマニホールド部材
の製造方法の各工程の概要を示す図、第2図は同上方法
の下孔及び逃げ溝の加工工程を示す要部縦断面図、第3
図は同じくフランジ部の加工工程を示す要部縦断面図、
第4図(A)〜(E)は同じく両端部の切断加工工程及
び該切断加工を行う切断装置を示しくA)は要部縦断面
図、(B)は(A)図のB−B矢視断面図、(C)は(
B)図の要部拡大断面図、(D)は下型の平面図、(E
)は(D)図のE−E矢視断面図、第5図(A)、  
(B)は同じく両端部の曲げ加工工程を示しくA)は加
工前の状態を示す縦断面図、(B)は加工後の状態を示
す縦断面図、第6図は同じく干渉逃げ用の凹部の加工工
程を示しくA)は要部縦断面図、(B)は下型の平面図
、(C)は(B)図のC−C矢視断面図、(D)は上型
の底面図である。 1・・・パイプ材  1a・・・下孔  IC・・・フ
ランジ部  1d・・・切断面  1e・・・凹部  
41・・・支持台  42・・・パイプ材保持台  4
3・・・スプリング44・・・ネスト  50・・・下
側切断ブロック  52・・・支持台  54・・・パ
ッド 56・・・ピラー  58・・・上側切断ブロッ
ク 特許出願人  日産自動車株式会社 代理人 弁理士 笹 島  冨二雄 7:54M(B) 第4図(C) blJa     4e) 第4図(E) 第5図(A) 第5図(B)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)パイプ材の胴部及び両端部に各々下孔及び逃げ溝
    を形成し、 前記下孔を拡開させるべくバーリング加工を施して、胴
    部の軸心と直交方向に突出するフランジ部を形成し、 前記フランジ部に係合して位置決めしたパイプ材の両端
    部を、各々胴部の軸心に対して前記フランジ部の突出方
    向に傾斜しかつ前記逃げ溝を含む切断面で切断し、 同じく前記フランジ部に係合して位置決めしたパイプ材
    の両端部を、各々フランジ部と同一側でフランジ部の突
    出方向と平行な方向に屈曲形成し、同じく前記フランジ
    部に係合して位置決めしたパイプ材に、他部材との干渉
    を逃げるための凹部を形成する製造工程を含んでなるマ
    ニホールド部材の製造方法。
  2. (2)被切断加工部材としてのパイプ材を保持するパイ
    プ材保持手段と、 前記パイプ材保持手段をパイプ材の軸心と直角方向に弾
    性力を付与する弾性体を介して弾性支持する支持手段と
    、 前記パイプ材保持手段を挟んで前記支持手段の反対側に
    支持手段と相対移動自由に配設され、支持手段側への相
    対移動によってパイプ材の対向する片側を切断すると共
    に、該パイプ材片側切断後の同方向の移動によりパイプ
    材保持手段を前記弾性体の弾性力に抗して一体に移動さ
    せる第1カッター手段と、 前記支持手段側に固定され、支持手段に対して第1カッ
    ター手段と一体に相対移動するパイプ材の第1カッター
    で切断される側とは反対側を切断する第2カッター手段
    と、 を備えて構成したことを特徴とするパイプ材切断装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6318188B1 (en) 1999-06-01 2001-11-20 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Torque detector

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