JPH01180252A

JPH01180252A - 竪軸型精穀機

Info

Publication number: JPH01180252A
Application number: JP549188A
Authority: JP
Inventors: Toshihiko Satake; 佐竹　利彦
Original assignee: Satake Engineering Co Ltd
Current assignee: Satake Engineering Co Ltd
Priority date: 1988-01-12
Filing date: 1988-01-12
Publication date: 1989-07-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、下部から穀粒を供給して精白し上部から排出
する竪軸型精穀機に関する。

〔従来技術とその問題点〕

本出願人が先に提案した特願昭６２−０１３０８３号の
ものは、立設した多孔壁除糠精白筒に回転自在に設けた
竪軸に、横断面が同心状で表面に研削用切刃を略全周に
設けた研削精穀転子を軸装し、多孔壁除糠精白筒と研削
精穀転子とを主要部とする精穀室の下部を穀粒供給部に
、上部を穀粒排出部に連絡した竪軸型精穀機である。

しかし、このものは、竪軸の高さ方向において精穀室の
下部は重力により穀粒に作用する圧力が高く、上部は圧
力が低（な２）、斑搗米を生じるため、研削精穀転子の
高さを高くできず、能力を大きくすることができなかっ
た。

本発明は、多孔壁除糠精白筒の内側壁に穀粒誘導片を設
けることによ２）、精白室の下部での圧力を低くし、均
一な搗精作用を生じさせることのできる竪軸型精穀機を
提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので
、立設した多孔壁除糠精白筒内に回転自在に設けた竪軸
に、研削用切刃を略全周に設けた精白転子と、該精白転
子の下部に螺旋転子とを軸装し、多孔壁除糠精白筒と精
白転子とを主要部とする精白室の下部を穀粒供給部に、
上部を穀粒排出部にそれぞれ連絡した竪軸型精穀機にお
いて、前記多孔壁除糠精白筒の内面壁に、穀粒誘導片を
設けた、という技術的手段を講じた。

〔作　用〕

竪軸型精穀機の穀粒供給部から供給装置によって供給さ
れた穀粒は、螺旋転子により１送され、精白転子と多孔
壁除糠精白筒とを主要部とする精白室で搗精される。そ
の際、多孔壁除糠精白筒の内面壁に設けた穀粒誘導片に
穀粒が当たって、上方への誘導が促進される。そして、
搗精された白米は抵抗蓋により流出が抑制されながら、
穀粒排出部より機外へ排出される。

一方、精白室で発生した糖粉は、多孔壁除糠精白筒の通
孔から排出されて、集糠装置へ送られる。

〔実施例〕この発明の実施例を図面を参照しながら説明する。第１
図は研削式竪軸型精穀機の一部破断Ｉｉｊ面図である。

符号１は研削式竪軸型精穀機であ２）、立設した多孔壁
除糠精白筒２内に回転自在に設けた竪軸３の底部に螺旋
転子４を、上部に精白転子５をそれぞれ軸挿する。精白
転子５は研削用切刃を略全周に設けである。多孔壁除糠
精白筒２と精白転子５とを主要部とする精白室６の下部
に穀粒供給部７を、上部に穀粒排出部８を設ける。基台
９内に主電動機１０を設け、主電動機軸１１に取付けた
駆動プーリー１２と、竪軸３に取付けた受動プーリー１
３とをベルト１４により連結する。電動機械台１５に載
置した電動ｔ１１１６の駆動プーリー１７と、穀粒供給
装置１８のコンベア軸１９に取付けた受動プーリー２０
とをベルト２１により連結する。またコンベア軸１９に
は螺旋体２２を捲回し、穀粒供給装置１８は穀粒供給部
７に連絡する。そして、穀粒供給装置１８には供給樋２
７を設ける。

穀粒排出部８には搗精度調節装置２３を構成する抵抗蓋
２４を設け、穀粒排出部８は排出ｔＪ２５を介してスク
レープコンベア２６に連絡する。

スクレープコンベア２６には、スクレーバー２８を取付
けたコンベヤーチェーン２９を捲回しである。符号３０
は集糠室であ２）、集糠室３０は排風機３１を介して排
糠管３２に連絡しである。

第２図、第３図Ａ−Ｃにおいて、３３は多孔壁除糠精白
筒２の内面壁に設けた穀粒誘導片であ２）、プレート３
４に固着゛される。また、プレート３４はプレート３５
に対してボルト、ナツトで回動自在に連結される。３６
は一端□をめね０部３７に形成したプレートであ２）、
プレート３６の他端とプレーｔ−３５の端部とはボルト
。

ナツトで回動自在に連結される。３８は丸棒の周面にね
じ山を設けた螺軸であ２）、螺軸３８とプレート３６の
めねじ部３７とはねじ込んで嵌め合わされる。３９は１
粒誘導片３３の角度を変えるための手動用ハンドルで、
手動用ハンドル３９と螺軸３８とは、ビン４０によって
固着される。４１はステッピングモーター等の電動機、
４２は電動機４１を固定する電動機取付体であ２）、電
動機取付体４２は本精穀ｉｉの機枠４３にボルトで固着
される。

第４図は穀粒誘導片調節装置の制御ブロック図である。

４４はテンキー等の入力装置、４５はリードスイッチ等
からなる０点検出センサーであ２）、本実施例では穀粒
誘導片３３が竪軸３方向に対して４５°の傾斜（第３図
Ａ参照）をもって０点となし、このときプレート３６の
めねじ部３７の位置に０点検出センサー４５を設ける。

４６は電動機駆動回路である。４７は中央処理装置（Ｃ
ＰＵ）、４８はＲＯＭ、ＲＡＭからなる記憶装置、４９
はインターフェースである。

次に上記構成における作用を説明する。穀粒は供給樋２
７を介して研削式竪軸型精穀ｔ１１の穀粒供給装置１８
へ送られる。竪軸３を駆動する主電動機１０と穀粒供給
装置１８を駆動する電動８１１６とを起動させると、穀
粒は螺旋体２２により穀粒供給部７から螺旋転子４へ供
給される。螺旋転子４により穀粒は精白室６へ揚送され
、精白室６において精白転子５０回転によって生じる搗
精作用を受けて搗精され、搗精された穀粒は穀粒排出部
８に到達する。搗精度調節装置２３を構成する抵抗蓋２
４により排出樋２５への流出を抑制されて排出される。

抵抗蓋２４の抑制力を変更することにより搗精度を調節
することができる。そして穀粒は排出樋２５からスクレ
ープコンベア２６を経て次行程へ送られる。精白室６に
おける搗精作用により発生した糠等の塵埃は、多孔壁除
糠精白筒２の通孔から排出されて集糠室３０へ送られ、
排風機３１で吸引・圧送され、排糠管３２を介してサイ
クロン（図示せず）等の果糖装置へ送られる。

穀粒が精白転子５の回転にともない、精白室６内を流動
する際、多孔壁除糠精白筒２の内面壁に設けた穀粒誘導
片３３に穀粒が当たって、穀粒を上方に移動させるよう
に作用し、すなわち、精白室６の下部での圧力を小さく
して、精白室６での穀粒に対する圧力を均等にしながら
搗精される。

穀粒誘導片３３は４５°の角度が揚送力が最大であ２）
、この時が穀粒に作用する圧力、すなわら内部抵抗は最
小となるのであるが、いま、穀粒誘導片３３の角度を４
５°　（第３図Ａ）から６０°の方向（第３図Ｂ）に変
更して精白室６の内部抵抗を増やそうとするときは、入
力装置４４としてのテンキーから、例えば「６０」とイ
ンプットする。この信号はインターフェース４９を経て
中央処理装置４７に入力され、中央処理装置４７ではあ
らかじめ記憶された前記「６０」に対する命令を取り出
し、インターフェース４９を介して電動機駆動回路４６
に出力され、電動機４１は、例えば、右方向に所定の回
転数だけ駆動する。電動１１１４１が駆動すると手動用
ハンドル３９と共に螺軸３８が回転し、これによりプレ
ート３６のめねじ部３７が手動用ハンドル３９側へ移動
するので、プレート３５を介してプレート３４が回動し
、プレート３４に固着された穀粒誘導片３３が６０°の
方向に設定される。

また、精白室６の内部抵抗を増大するため、穀粒誘導片
３３を第３図Ｃで示すように０°の方向にしようとする
ときは、前述したように、入力装置４４から「３０」と
入力する。入力信号があると、電動ｔｌ１４１が駆動し
て穀粒誘導片３３を６０°から３０°へ変角するための
命令を読み取２）、電動機駆動回路４６をして電動機４
１を、例えば左方向に所定の回転数だけ駆動させる。電
動機４１の回転は、上述の６０°の場合と同様、螺軸３
８．プレート３６．プレート３５゜プレート３４を介し
て穀粒誘導片３３を回動させることになる。角度４５°
から９０°の方向に変角しても、０°の方向に変角して
も内部抵抗は増加するが穀粒に対する作用は異な２）、
前者の場合は円筒型に搗精され後者の場合は球型に搗精
される。そして、穀粒誘導片の角度は全てを一定にせず
、例えば下方が４５°のとき上方を３００、又は６０°
とし、精白室全長に亘って内部抵抗を均一にすることも
ある。

なお、入力装置４４を用いないので、手動用ハンドル３
９を直接操作してもよいのはもちろんである。

（発明の効＠）本発明における竪軸型精穀機によれば、立設した多孔壁
除糠精白筒内に回転自在に設けた竪軸に、研削用切刃を
略全周に設けた精白シ子と、該精白転子の下部に螺旋転
子とを軸装し、多孔壁除糠精白筒と精白転子を軸装し、
多孔壁除糠。

精白筒ど精白転子とを主要部とする精白室の下部を穀粒
供ｉ部、上部を穀粒排出部にそれぞれ連絡した竪軸型精
穀機に−おいて、前記多孔壁除糠精白筒の内面壁に、穀
粒誘導片を設けたので、精白室を１送流動する穀粒が穀
粒誘導片に当たって、流動を活発にするとともに、精白
室内の穀粒に対する圧力が均一にな２）、精白転子の高
さを高くしても能力を低下させることなく、斑搗きのな
い高歩留りの精白米に仕上げることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施した研削式竪軸型精穀機の一部破
断側面図であ２）、第２図は第１図の要部を示す側断面
図、第３図Ａ　−Ｃ１，ｔｆｌｉ粒誘導片の角度を示す
説明図、第４図は本発明の実施例の制御ブロック図であ
る。１・・・研削式竪軸型精穀機、２・・・多孔壁除糠精白
筒、３・・・竪軸、４・・・螺旋転子、５・・・精白転
子、６・・・精白室、７・・・穀粒供給部、８・・・穀
粒排出部、９・・・基台、１０・・・主電動機、１１・
・・主電動機軸、１２・・・駆動プーリー、１３・・・
竪軸、１４・・・受動プーリー、１５・・・電動機載台
、１６・・・電動機、１７・・・駆動プーリー、１８・
・・穀粒供給装置、１９・・・コンベア軸、２０・・・
受動プーリー、２１・・・ベルト、２２・・・螺旋体、
２３・・・搗精度調節装置、２４・・・抵抗蓋、２５・
・・排出樋、２６・・・スクレープコンベア、２８・・
・スクレーパー、２９・・・コンベヤチェーン、３０・
・・集糠室、３１・・・排風機、３２・・・排糠管、３
３・・・穀粒誘導片、３４・・・プレート、３５・・・
プレート、３６・・・プレート、３７・・・めねじ部、
３８・・・螺軸、３９・・・手動用ハンドル、４０・・
・ビン、４１・・・電動機、４２・・・電動機取付体、
４３・・・機枠、４４・・・入力装置、４５・・・０点
検出センサー、４６・・・電動機駆動回路、４７・・・
中央処理装置、４８・・・記憶装置。４９・・・インタ
ーフェース。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）、立設した多孔壁除糠精白筒内に回転自在に設け
た竪軸に、研削用切刃を略全周に設けた精白転子と、該
精白転子の下部に螺旋転子とを軸装し、多孔壁除糠精白
筒と精白転子とを主要部とする精白室の下部を穀粒供給
部に、上部を穀粒排出部にそれぞれ連絡した竪軸型精穀
機において、前記多孔壁除糠精白筒の内面壁に、穀粒誘
導片を設けたことを特徴とする竪軸型精穀機。
（２）、前記穀粒誘導片が角度可変である特許請求の範
囲（１）項記載の竪軸型精穀機。