JPH01178865A - 潤滑油および潤滑油剤の劣化度測定方法、簡易測定具ならびに自動測定装置 - Google Patents

潤滑油および潤滑油剤の劣化度測定方法、簡易測定具ならびに自動測定装置

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JPH01178865A
JPH01178865A JP224688A JP224688A JPH01178865A JP H01178865 A JPH01178865 A JP H01178865A JP 224688 A JP224688 A JP 224688A JP 224688 A JP224688 A JP 224688A JP H01178865 A JPH01178865 A JP H01178865A
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竹下 英則
Kozo Takahara
高原 孝三
Masashi Tasai
太斎 正志
Yoshitaka Tamoto
芳隆 田本
Takahiro Harada
原田 孝宏
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、エンジンオイル、JIJ、lii!油、その
他の潤滑油や潤滑油剤、例えば水溶性切削油等において
、使用による潤滑油および潤滑油剤の劣化度を測定する
方法、その簡易測定具ならびに自動測定装置に係り、乗
用車両、貨物車両、建設機械、鉄道車両、船舶、その他
の内燃機関、工作機械等のm、械類を取扱う分野に利用
できる。
〔従来の技術〕
一般に、潤滑油、例えばエンジンオイルを使用し続ける
と、熱、酸化等による劣化や、潤滑油中への燃料の未燃
焼残査(すす)等の混入で潤滑油が変質し、継続使用が
できなくなる。また、水溶性切削油等の加工油剤の使用
中に、金属摩耗粉が混入し、加工に支障をきたすことに
なる。このため、使用中の潤滑油や潤滑油剤(以下、潤
滑油等という場合がある)を交換(更油、醤油)すべき
か否かを判定する方法が必要となる。この潤滑油等の劣
化状況を判定する従来の方法は、■石油学会規格JPI
−55−18−80のB法に基づく不溶解分測定法(以
下、B法という)、および■濾紙に潤滑油を滴下して光
を当て、その反射光量を測定して判定する劣化度検知方
法(特開昭56−92433号公報)がある。
〔発明が解決しようとする問題点] しかし、従来の■の方法は、正確な測定値を得られるも
のの、測定に4〜5時間という長時間を要するという問
題点がある。また、■の方法は、濾紙を用いているため
、濾紙に対して油量を一定にできないばかりか、一定の
拡がりおよび一定の油膜厚さにできず、精度の高い測定
が困難であるという問題点がある。さらに、■の方法は
、il1紙に滴下した油からの反射光を利用して測定し
ているため、特にディーゼルエンジンオイルのように使
用に伴う黒色化すなわち゛黒化度が一定レベル以上とな
る黒色系サンプルについては、その黒色のため黒化度を
判定できず、この種の潤滑油等には適用できないという
問題点もある。
〔発明の目的〕
本発明は、とくにディーゼルエンジンオイルをも含むエ
ンジンオイル、その他の潤滑油や潤滑油剤の劣化度を簡
易、迅速に測定でき、その寿命、醤油時期等の判定を可
能にする潤滑油および潤滑油剤の劣化度測定方法、簡易
測定具ならびに自動測定装置を提供するにある。
〔問題点を解決するするための手段および作用〕本発明
の方法は、ほぼ一定の表面あらさを有する平らな判定用
表面に被測定試料を付着させたのち、この試料をほぼ一
定厚さに均し、この一定厚さに均された試料によって着
色される判定用表面の黒化度に基づいて潤滑油および潤
滑油剤の劣化度を判定することを特徴とする潤滑油等の
劣化度測定方法である。
本発明において、ほぼ一定の表面あらさとしては、平均
あらさ(Ra )が0.1から20μm、好ましくは0
.5〜10μm、最大あらさ(RmaX)が100μm
未満、好ましくは60μm未満である。また、判定用表
面の黒化度に基づく潤滑油等の劣化度の判定は、予め作
成された劣化度判定基準用色見本と目視により比較して
行ってもよいし、黒化度を光学的に検知したのち電気信
号に変換し、この電気信号を予め用意されている劣化度
判定基準用電気信号と比較して行ってもよく、その方法
は問わない。
本発明の簡易測定具は、ほぼ一定の表面あらさに形成さ
れた平らな判定用表面を有する試料塗布プレートと、潤
滑油等の劣化度判定基準用の複数の色見本を表示された
プレート支持台とを備えたことを特徴とする潤滑油およ
び潤滑油剤の劣化度簡易測定具である。
本発明の測定具において、試料塗布プレートは、材質等
は問わないが、一部を粗面化されたガラス、プラス千ン
ク等の透明板が好ましい。また、プレート支持台として
は、判定基準用の色見本が印刷された白色の厚紙やプラ
スチツク板が好ましい。
本発明の自動測定装置は、ほぼ一定の表面あらさに形成
された平らな判定用表面を有する試IF42布プレート
の前記判定用表面上に被測定用試料を滴下させる試料滴
下手段と、この試料滴下手段−二より滴下された試料塗
布プレート上の試料をほぼ一定の厚さに均す試料均し手
段と、前記試料塗布プレート上に均された試料に光を照
射して試料の黒化度を求めこの黒化度と予め求められて
いる黒化度と対応した劣化度判定基準とから潤滑油等の
劣化度を判定する劣化度判定手段と、この劣化度判定手
段に前記試料塗布プレートを供給するプレート供給手段
とを備えたことを特徴とする潤滑油および潤滑油剤の自
動測定装置である。
本発明の装置において、試料滴下手段は、ポンプ等で適
量吸引したのち試料塗布プレート上に滴下させるもの、
潤滑油等のタンクに連通する配管を設け、この配管から
適量滴下させるもの等であることが好ましい。また、試
料均し手段は、ナイフェツジ部を有する均し板等を試料
塗布プレートに対し相対移動させる構造であることが好
ましい。
さらに、劣化度判定手段は、試料塗布プレート上の潤滑
油等に対する透過光あるいは反射光の明度を光電変換す
る光電変換回路を備え、この回路により変換された電気
信号を予め用意された劣化度判定基準用電気信号と比較
してその判定結果を出力する装置であることが好ましい
。また、プレート供給手段は、潤滑油等が滴下されて均
された後の試料塗布プレートを劣化度判定手段に供給す
るものであってもよいし、潤滑油等が滴下される前のも
のを供給するものでもよい。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図ないし第3図には、本発明に係る方法の概略の手
順が示されている。
第1図において、短冊条に形成された試料塗布プレート
1の表面の一部には、ほぼ一定の表面あらさを有する平
らな判定用表面2が形成され、この表面2上には被測定
用試料3である潤滑油等が数滴、滴下される。
このように試料3を滴下された判定用表面2は、第2図
に示されるように、ナイフェツジ部4を有する均し板5
あるいは他の試料塗布プレートlのエツジ部によりこす
られて試料3がほぼ均一の厚さとなるように均され、か
つ、余分な試143が除去される。これにより、判定用
表面2上は試料3の劣化状況に応した黒色度合いに着色
される。
次に、予め用意されている第3図に示されるような劣化
度判定基準用の色見本台紙6に表示された複数の色見本
7と、プレート1の判定用表面2における黒化度(濃淡
度合い)とを目視によって比較し、色見本7に添え書き
された指示記事8により判定を下す。この際、プレート
1が透光性を有するものであって、かつ、判定用表面2
の可視光(波長400〜800nm )の透過率を測定
できる装置があれば、この透過率を予め測定した判定基
準用透過率と比較して人的あるいは機械的に判定しても
よい。さらに、プレート1が不透光性の材質の場合は、
判定用表面2における可視光の反射率として判定しても
よい。
この測定方法において、前記試料塗布プレート1の材質
は問わないが、例えば、鉄、ステンレス、アルミ等の金
属材料、アクリル、ポリスチレン、ポリカーボネート等
の硬質プラスチックおよび軟質ガラス、硬質ガラス、有
機ガラス、強化ガラス等の無機素材が適用可能である。
これらの材質のうち、判定のためには、透光性があって
耐油性があり、さらに、80°C〜200°Cで変形し
ないような耐熱性のある材質、具体的にはガラス、アク
リル、ポリカーボネート等が好ましい。また、判定用表
面2の表面あらさば、測定する潤滑油等の材質によって
異なり、かつ更油する場合の基準とする不溶解分の量に
よっても異なるが、通常、表面平均あらさ(Ra )が
0.1〜20μm、好ましくは0.5〜10μm、最大
あらさ(Rmax)が100μm未満、好ましくは60
μm未満である。表面平均あらさ(Ra )が0.1μ
mより小さい場合は、・潤滑油等の付着量が少なすぎて
黒化の程度が薄いため、使用可能範囲、醤油すべき範囲
を判別することが困難になり、一方、Raが20μmよ
り大きい場合は、付着量が多すぎて黒化の程度が大きく
、劣化度(カーボンスーツ量)の判定が困難になるから
である。
前記表面あらさば、前記更油を不溶解分5%で行うと仮
定すると、表−1の具体的実験例に示されるように、R
a =0.3〜10.0ttm、Rma×=10〜58
μmの範囲が使用可能である。
表−1 また、本発明におけるプレート1の判定用表面2の黒化
度と、従来の測定法であるB法により測定した不溶解分
すなわちn−ペンタン分との関係をディーゼルエンジン
オイル ろ、第4図に示されるグラフが得られた。このグラフは
、プレート1の判定用表面2の表面平均あらさ(Ra 
)をパラメータとして種々に変化させ、本発明における
表面2の黒化度を縦軸にとり、−船釣なり法における不
溶解分のwt%を横軸にとったものである。また、黒化
度は目視により判定できるが、定量的な測定とするため
、プレート1としてガラス板を用い、波長500nmの
可視光による測定用表面2の透過率(%T)を黒化度と
した。
この第4図によれば、B法における不溶解分が1〜7w
t%を識別するには、測定用表面2の表面平均あらさ(
Ra )が0.8から5.0μmであることが、目視判
定をする上で望ましいことが判る。
前述のような本発明方法に係る実施例によれば、次のよ
うな効果がある。
すなわち、一定あらさに粗面化された判定用表面2に被
測定用試料3を滴下させて均し、この表面2の黒化度と
判定基準用の色見本7等とを目視等により比較するだけ
で、きわめて簡易、迅速に潤滑油等の劣化度を判定でき
、劣化の進んだ潤滑油等の使用による不都合を未然に防
止できる。また、判定が簡易であることから、ガソリン
スタンド等においても熟練を要することなく誰にでも測
定でき、場合によっては運転者等が自分で行うこともで
きる。
なお、本発明方法において、試料3の均しを行うには、
均し板5を用いるものに限らず、ローラ等の手段を用い
てもよいが、均し仮5によれば簡易かつ均一に均しを行
なえるという利点がある。
また、均し板5としては、前述のように他の試料塗布プ
レート1のエツジ部を使用してもよい。また、色見本7
に添記される指示記事8は、必ずしも文字でなくともよ
く、指示内容を表す記号、例えば、O、△、X等であっ
てもよく、さらには色、例えば、緑、黄、赤等であって
もよい。
次に、本発明に係る潤滑油等の劣化度簡易測定具の一実
施例を第5図に基づいて説明する。
第5図において、ほぼ正方形の白色の厚紙からなるプレ
ート支持台lo上には、劣化度判定基準用の複数の色見
本11が一連に印刷表示され、この複数の色見本11に
沿って試料黒化度を判定するための指示記事12が印刷
表示されている。この記事12は、図中左端に示す新油
の色見本+1の位置から右方へ所定の位置の色見本11
までを緑色に着色したグリーンゾーンAと、このゾーン
Aに隣接しさらに所定の位置の色見本11までを黄色に
着色したイエローゾーンBと、このゾーンBに隣接し最
右端の色見本11までを赤色に着色したレッドゾーンC
とから構成され、これらの各ゾーンA−Cの各色の境目
の色は、少しづつ変化した連続した色とされている。
プレート支持台10上には、前記第1図で示したと同様
な判定用表面13を有する試料塗布プレート14が複数
枚、例えば2枚配置されるとともに、前記第2図で示し
たと同様なナイフェツジ部15を有する均し板16が1
枚配置され、これらのプレート14と均し板16とは、
支持台11と共にポリエチレン等の袋17により一体の
パッケージとされている。この際、支持台10上には、
必要に応してプレート14、均し仮16等を保持するた
めのポケットを別に設けてもよい。また、均し板16は
省略し、他の試料塗布プレート1のエツジ部を代用して
もよい。
このように構成された本実施例の使用法は、前配本発明
方法の実施例で述べたと同様にして行う。
この実施例によれば、潤滑油等の劣化度測定を行なえる
測定具を小形のパッケージとできたので、持ち運びに便
利であり、潤滑油等の使用場所で簡易かつ気軽に用いる
ことができるという効果がある。また、簡易な構成であ
るから、安価に提供でき、かつ、ガソリンスタンド等の
潤滑油等の販売場所で販売するのに好適である。
なお、本発明に係る測定具において、試料塗布プレート
14は、必ずしも複数枚添付するものに限らず1枚でも
よいが、複数枚添付し、他のプレートを均し板として使
用すると便利である。また、プレート支持台10は、必
ずしも白色厚紙でなくともよく、プラスチック仮等でも
よい。
次に、本発明に係る潤滑油等の劣化度自動測定装置の一
実施例の概略構成を第6図に基づいて説明する。
第6図において、自動測定装置は、回転テーブル21を
備え、このテーブル21の上面には複数、例えば6箇所
のプレート支持凹部22が形成されている。これらの凹
部22内には、一定あらさに粗面化された判定用表面2
3を有する試料塗布プレート24が装着され、凹部22
内に形成されたプレート固定手段としての真空吸着7L
25によりプレート24の固定がされている。
前記テーブル21上には、未使用のプレート24を多数
積層状態で保持する筒体からなるプレート供給手段27
がテーブル21に近接して設けられ、この供給手段27
からプレート24が1枚づつテーブル21の空の凹部2
2内に供給される。
前記供給手段27のテーブル回転方向下流側には、試料
滴下手段30が設けられている。この試料滴下手段30
は、支柱31を備えるとともに、この支柱31に上下駆
動および旋回駆動可能な自動アーム32を備えており、
このアーム32の先端にはバルブ33を有するピペット
状の試料保持部34が設けられ、この保持部34には可
撓性チューブ35を介して試料吸引用のポンプ36が連
結されて構成されている。この滴下手段3oの側方位置
には、保持部洗浄容器37および被測定用試料3Bを収
納した容839が配置されている。
これにより、容器39とプレート24上との間を前記ア
ーム32を旋回および上下動させることによって容器3
9内の試料38のサンプリングを行い、プレート24の
判定用表面23に滴下でき、かつ、使用後の洗浄ができ
るようになっている。
前記試料滴下手段30の下流側には、試料均し手段40
が設けられている。この試料均し手段40は、支柱41
を備えるとともに、この支柱41に上下駆動および旋回
駆動可能な自動アーム42を備えており、このアーム4
2にはアーム42上を自走可能なスライダ43を介して
均し板44が支持されて構成されている。この均し板4
4は、中央から折曲された山形状とされるとともに、下
端にナイフェツジ部45を形成され、このナイフェツジ
部45がプレート24の表面に摺動可能にされ、かつ、
山形の折曲げ部がプレート24の長手方向の中心に位置
されるようになっている。また、試料均し手段40に対
向されたプレート24の下方位置には、プレート24上
から排除される余剰の試料3Bを収納する収納容器46
が配置されている。さらに、試料均し手段40の近傍に
は、超音波洗浄機等の洗浄機48が配置され、この洗浄
m48の洗浄液中に均し板44を前記アーム42の旋回
および上下動によって挿入することにより、均し板44
の洗浄が行えるようになっている。
前記試料均し手段40の下流側には、試料38の劣化度
を判定する劣化度判定手段50が設けられている。この
劣化度判定手段50は、プレート24の判定用表面23
の部分を照射する光a51を備えるとともに、この光源
51からの光を判定用表面23上の試料38を介して入
力される光学系機器52を備え、この光学系機器52に
は劣化度の判定をする判定装置53を介して表示装置5
4およびプリンタ等の記録装置55が接続されて構成さ
れている。この判定装置53は、光学系機器52からの
光信号を電気信号に変換する光電変換回路56と、予め
測定されて黒化度に対応して設定されている劣化度判定
基準用電気信号および必要な操作プログラム等を記憶さ
せた記憶回路57と、この記憶回路57中の基準用電気
信号と前記光電変換素子56による電気信号とを比較す
る比較回路58と、この比較回路5日からの出力により
試料38の黒化度すなわち劣化度を演算して前記表示装
置54等にその値を出力する演算制御回路59とを備え
て構成されている。
前記劣化度判定手段50の下流側には、プレート排出手
段70が設けられている。このプレート排出手段70は
、支柱71と、この支柱71に上下駆動および旋回駆動
可能にされ吸着バンド72を有する自動アーム73とを
備えて構成されている。このプレート排出手段70の近
傍には、洗浄液容器75が配置され、この容器75内に
プレート24をアーム73の駆動により投入することで
使用後のプレート24を順次洗浄できるようになってい
る。
前記プレート排出手段70の下流側には、必要に応じて
設けられる空ステージを介して前記プレート供給手段2
7が配置されて試料38の連続した自動測定が可能とさ
れている。
なお、テーブル21の下方にはサーボモータ80が設け
られており、各手段の動作に対応してテーブル21を間
欠駆動できるようになっている。
また、劣化度測定手段50の光源51は、プレート24
がガラス等の透光性材料で製作されているときは、実線
図示のようにテーブル21の下方位置に設けられて透過
光で劣化度を測定し、一方、プレート24が不透光性材
料で製作されているときは、鎖線図示のようにテーブル
21の斜め上方位置に設けられて反射光で劣化度を測定
するようになっている。
このように構成された本実施例装置を用いて潤滑油等の
劣化度の自動測定を行うには、次のようにする。
プレート供給手段27中に未使用の試料塗布プレート2
4を積層しておく一方、被測定用試料3日が収納された
容器39を所定位置に配置する。
この状態でモータ80を駆動して回転テーブル21を1
ピッチ分回動じ、未使用のプレート24を試料滴下手段
30の位置に移動させる。このテーブル21の駆動に伴
い、もしくはこれに先立って試料滴下手段30の自動ア
ーム32を駆動して試料保持部34の下端を容器39の
試料38内に位置させ、この状態でバルブ33を開放し
かつポンプ36を作動させ、保持部34内に試料38を
吸引し、バルブ33を閉じかつポンプ36を止める。
ついで、再びアーム32を駆動して保持部34の下端を
プレート24の判定用表面23上に位置させ、バルブ3
3を開いて表面23上に試料38を所定量滴下させる。
この滴下後の保持部34は、アーム32の駆動による保
持部洗浄容器37の洗浄液中に浸漬され、この状態でポ
ンプ36を動作させて洗浄され、次回の滴下動作に備え
られる。
一方、試料3日の滴下の終了後、モータ80を再駆動し
てテーブル21をlピッチ分回動し、試料38を滴下さ
れたプレート24を試料均し手段40の位置に移動させ
る。このテーブル21の移動完了後、試料均し手段40
の自動アーム42を駆動して均し板44をプレート24
上に接触させ、ついでスライダ43をアーム42に沿っ
て数回往復移動させる。これにより、プレート24の判
定用表面23上に滴下された試料3日は、均し板44の
山形のナイフェツジ部45で表面23上に均一の厚さに
均され、かつ、余分な試料38は収納容器46内に回収
される。この均し板44による均しか完了したら、アー
ム42を駆動して均し板44をプレート24から隔離さ
せる。この隔離後、再びモータ80によりテーブル21
を1ピッチ分移動させ、均しの終わったプレート24を
劣化度判定手段50の位置に移動させる。一方、プレー
ト24から隔離された均し仮44は、引続きアーム42
を駆動するとともに、スライダ43を駆動することによ
って洗浄機48の洗浄液中に浸漬されて洗浄され、さら
にアーム42等の逆方向の駆動により再び旧位置に復帰
されて次回の均し作業に備えられる。
ついで、劣化度判定手段50の位置にきたプレート24
には、その判定用表面23の試料38に対して光a50
から光が照射され、この透過光あるいは反射光が光学系
機器52に入射される。この光学系機器52に入射され
た光は、試料38の黒化度に応じた光量とされており、
この光は判定装置53の光電変換回路56により電気信
号に変換される。この電気信号は、記憶回路57中の判
定基準用電気信号と比較回路58で比較され、さらに、
演算制御回路59でその劣化度を判定され、この判定結
果が表示装置54および記録装置55に出力され、所定
の表示および記録がなされる。
こののち、モータ80によりテーブル21を1ピンチ分
移動させ、判定の終了したプレート24をプレート排出
手段70の位置に移動させる。この状態でプレート排出
手段70のアーム73を駆動し、吸着力ンプ72でプレ
ート24を吸着後、洗浄液容器75中に投入して全ての
工程を完了する。
以上の説明は、1枚のプレート24をとらえてその各工
程における動作として説明したが、テーブル21は全体
として回転するものであるから、各手段が設けられた各
ステージでは、モータ80の1ステップ動作毎に同一の
動作が行なえることとなり、各工程を同時に順次連続し
て行なえることは容易に推察できる。
なお、この連続動作させるにあたっては、前記実施例中
に特には図示しなかったが、試料3日の容器39を異な
る試料毎に順次コンベア等で搬送してくれば、異なる試
料3日の連続測定が可能である。
前述のような本実施例によれば、試料38の劣化度を自
動的に測定できる。また、その動作も連続して行なえる
なお、本発明の自動測定装置は前記実施例に限定される
ものではなく、他の構成でもよい。例えば、試料塗布プ
レート24を吸着固定するテーブル21は円板状回転テ
ーブルでなくともよく、無端チェノや無端ベルトにプレ
ート固定手段を有する複数の台を取付けたものでもよい
。また、試料滴下手段30も、試料容器39に試料滴下
配管を設け、この配管の滴下口をプレート24に対向さ
せて試料38を直接プレート24上に滴下する構成でも
よい。さらに、プレート供給手段27も未使用のプレー
ト24を供給するものに限らず、予め試料38を滴下し
、均しの終了したものを劣化度判定手段50に供給する
ものでもよい。
また、自動測定装置のうち劣化度判定手段50のみを取
出してガソリンスタンド店頭や車両の運転席等に取付け
ておき、この判定手段50に試料塗布均し後のプレート
24を供給して判定するものであってもよい。
〔発明の効果〕
前述のように本発明の方法、測定具ならびに自動測定装
置によれば、潤滑油等の劣化度を簡易かつ迅速に測定で
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明に係る方法の一実施例の説
明図、第4図は本発明方法と従来法との相関関係を示す
グラフ、第5図は本発明に係る測定具の一実施例を示す
一部を切欠いた斜視図、第6図は本発明に係る自動測定
袋での一実施例の概略構成を示す斜視図である。 1.14.24・・・試料塗布プレート、2.13゜2
3・・・判定用表面、3.38・・・被測定用試料、4
゜15.45・・・ナイフェツジ部、5,16.44・
・・均し板、7.11・・・色見本、10・・・プレー
ト支持台、27・・・プレート供給手段、30・・・試
料滴下手段、40・・・試料均し手段、50・・・劣化
度判定手段、70・・・プレート排出手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ほぼ一定の表面あらさを有する平らな判定用表面
    に被測定試料を付着させたのち、この試料をほぼ一定厚
    さに均し、この一定厚さに均された試料によって着色さ
    れる判定用表面の黒化度に基づいて潤滑油および潤滑油
    剤の劣化度を判定することを特徴とする潤滑油および潤
    滑油剤の劣化度測定方法。
  2. (2)ほぼ一定の表面あらさに形成された平らな判定用
    表面を有する試料塗布プレートと、潤滑油および潤滑油
    剤の劣化度判定基準用の複数の色見本を表示されたプレ
    ート支持台とを備えたことを特徴とする潤滑油および潤
    滑油剤の劣化度簡易測定具。
  3. (3)ほぼ一定の表面あらさに形成された平らな判定用
    表面を有する試料塗布プレートの前記判定用表面上に被
    測定用試料を滴下させる試料滴下手段と、この試料滴下
    手段により滴下された試料塗布プレート上の試料をほぼ
    一定の厚さに均す試料均し手段と、前記試料塗布プレー
    ト上に均された試料に光を照射して試料の黒化度を求め
    この黒化度と予め求められている黒化度に対応した劣化
    度判定基準とから潤滑油および潤滑油剤の劣化度を判定
    する劣化度判定手段と、この劣化度判定手段に前記試料
    塗布プレートを供給するプレート供給手段とを備えたこ
    とを特徴とする潤滑油および潤滑油剤の自動測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021081343A (ja) * 2019-11-20 2021-05-27 トヨタ自動車株式会社 車両の作動油評価装置

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