JPH0117726Y2 - - Google Patents

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JPH0117726Y2
JPH0117726Y2 JP316885U JP316885U JPH0117726Y2 JP H0117726 Y2 JPH0117726 Y2 JP H0117726Y2 JP 316885 U JP316885 U JP 316885U JP 316885 U JP316885 U JP 316885U JP H0117726 Y2 JPH0117726 Y2 JP H0117726Y2
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JP
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hole
gasket
thin plate
peripheral edge
thin plates
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JP316885U
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JPS61119662U (ja
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  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Supercharger (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、流通孔を有し、ボルトで締着される
二部材の接合面間に介在されるガスケツトの改良
に関するものである。
(従来技術) 従来、上記接合面の歪もしくは凹凸によつてシ
ール性が阻害されることのないようにガスケツト
に種々の工夫を施すことが行われている。例え
ば、実開昭56−8967号公報に示すように、平坦な
シール部の内周全域に亘つてOリングが固着され
てなるガスケツトを接合面間に介在させることに
より、接合面に特別な加工を施すことなく確実な
シール性が得られるようにした技術が知られてい
る。ところで上記構成では平坦なシール部の内周
面にOリングを接着剤等で固着しなければなら
ず、その作業が煩雑であるため、簡単な構成で確
実なシール性を得ることができるガスケツトの開
発が望まれていた。
(考案の目的) 本考案は、上記の点に鑑みてなされたものであ
り、接着剤等で固着する等の煩雑な作業を必要と
することなく、簡単な構成で確実なシール性を得
ることができるガスケツトを提供するものであ
る。
(考案の構成) 本考案は、流通孔を有し、ボルトで締着される
二部材の接合面間に介在されるガスケツトであつ
て、上記流通孔に対応する貫通孔およびボルトの
挿通孔が形成された複数枚の薄板からなり、上記
各薄板は上記貫通孔の周縁部と、上記挿通孔の周
縁部と、これらの貫通孔周縁部と挿通孔周縁部を
連結する連結部とを有するとともに、各薄板の連
結部の形成位置を異ならしめ、かつ、一方の薄板
の連結部に対応して他方の薄板に抜孔を形成した
ものである。つまり、上記薄板を重ね合せると貫
通孔周縁部の外周が上記各抜孔によつて囲繞され
るようにし、これによつて上記貫通孔周縁部にボ
ルトの締付力が集中して作用するように構成した
ものである。
(実施例) 第1図において、1はエンジン、2はターボチ
ヤージヤーである。このターボチヤージヤー2の
タービン室20には排気管3が接続されている。
この接続部は第2図に示すように、上記タービン
室20に連通する流通孔21を有する連通部22
と、排気ガスの流通孔30を有する排気管3のフ
ランジ部31とがボルト32によつて締着される
ように構成されている。上記連通部22とフラン
ジ部31との接合面間には、ガスケツト4および
筒状の保護部材6が配設されている。この保護部
材6は、上記連通部22およびフランジ部31よ
りも熱膨張係数の大きい素材によつて形成され、
かつこの連通部22およびフランジ部31の接合
部内面に形成された凹部に嵌入されることによ
り、流通孔21および流通孔30が高温に晒され
ると膨張して上記接合部内周面に密着し、高温の
排気ガスが上記ガスケツト4に直接接触するのを
防止するようにしている。
またガスケツト4は、アルミニウム等の金属板
もしくはアスベストジヨイントシート、ゴム等の
非金属板または非金属板に金属被覆を施したもの
等からなる二枚の薄板40,50によつて構成さ
れている。この薄板40,50には第3図a,b
に示すように、上記流通孔21,30に対応する
貫通孔41,51と、上記ボルト32の挿通孔4
2,52とがそれぞれ共通した位置に打抜加工等
の手段で形成されている。また、上記薄板40,
50は、上記貫通孔41,51を囲繞する周縁部
43,53と、ボルト32の挿通孔42,52を
囲繞する周縁部44,54と、この周縁部43,
53と周縁部44,54を連結する連結部45,
55と、各周縁部44,54を互いに接続する接
続部46,56とを有している。
そして、一方の薄板40には他方の薄板50の
連結部55に対応する位置にこれよりも大きな抜
孔47が打抜加工等の手段で形成され、かつ他方
の薄板50に一方の薄板40の連結部45に対応
する位置にこれよりも大きな抜孔57が形成さ
れ、これらによつてガスケツト4の貫通孔41,
51の周縁部43,53に作用する面圧を上昇さ
せるようにしている。すなわち、第3図cに示す
ように薄板40と薄板50とを重ね合せると上記
周縁部43,53の外周には抜孔47もしくは抜
孔57のいずれか一方が必ず存在することとな
り、上記ボルト32による締付力が周縁部43,
53に集中して作用し、上記周縁部43,53の
外周部には作用することなく、この周縁部43,
53部分の面圧が上昇するのである。従つて、ガ
スケツト4の周縁部43,53が上記フランジ部
31および連通部22の接合面に密着し、確実な
シール性を得ることができる。
また、上記実施例ではボルト32の挿通孔4
2,52を囲繞する周縁部44,54と、その接
続部46,56とによつて薄板40,50の外周
辺部に相対応する囲繞部をそれぞれ形成し、この
部分においてもシール性が発揮されるようにして
いるため、上記周縁部43,53においてリーク
が生じた場合においても排気ガスが外部に漏出す
るのを確実に防止することができる。なお、上記
接続部46,56のいずれか一方もしくはその両
方を省略した構造としてもよい。さらに上記抜孔
47,57を上記連結部45,55よりも必ずし
も大きく形成する必要はなく、抜孔47,57の
大きさと連結部45,55の大きさとを正確に対
応させて形成してもよい。また、3枚以上の薄板
によつてガスケツト4を構成することもできる。
また、第4図a,b,cに示すように、薄板4
0′の表裏を逆転することによつて対称形状の薄
板50′を形成し、一方の薄板40′の連結部4
5′および抜孔47′が他方の薄板50′の抜孔5
7′および連結部55′に各々対応するように構成
された薄板40′,50′によつてガスケツト4′
を構成してもよい。この場合には同一形状の薄板
を使用できるために量産性に優れているという利
点がある。
(考案の効果) 以上説明したように本考案のガスケツトは、予
め打抜加工等の手段で所定の形状に形成した複数
枚の薄板からなり、この薄板を重ね合せて二部材
の接合面間に介在させることにより、流通孔の周
縁部の各薄板の抜孔のいずれかが存在することと
なつて該周縁部の全周に亘つて面圧を向上させる
ことができ、簡単な構造で確実なシール性を得る
ことができるという利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るガスケツトを備えたエン
ジンの実施例を示す正面図、第2図はガスケツト
の装着状態を示す側断面図、第3図a,bはそれ
ぞれガスケツトを構成する薄板の正面図、第3図
cは上記薄板を重ね合せたときの正面図、第4図
a,bはそれぞれガスケツトを構成する他の実施
例による薄板の正面図、第4図cは上記薄板を重
ね合せたときの正面図である。 4……ガスケツト、21,30……流通孔、3
2……ボルト、40,50……薄板、41,51
……貫通孔、42,52……挿通孔、43,53
……貫通孔周縁部、44,54……挿通孔周縁
部、45,55……連結部、47,57……抜
孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流通孔を有し、ボルトで締着される二部材の接
    合面間に介在されるガスケツトであつて、上記流
    通孔に対応する貫通孔およびボルトの挿通孔が形
    成された複数枚の薄板からなり、上記各薄板は上
    記貫通孔の周縁部と、上記挿通孔の周縁部と、こ
    れらの貫通孔周縁部と挿通孔周縁部を連結する連
    結部とを有するとともに、各薄板の連結部の形成
    位置を異ならしめ、かつ、一方の薄板の連結部に
    対応して他方の薄板に抜孔を形成してなることを
    特徴とするガスケツト。
JP316885U 1985-01-14 1985-01-14 Expired JPH0117726Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP316885U JPH0117726Y2 (ja) 1985-01-14 1985-01-14

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP316885U JPH0117726Y2 (ja) 1985-01-14 1985-01-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61119662U JPS61119662U (ja) 1986-07-28
JPH0117726Y2 true JPH0117726Y2 (ja) 1989-05-23

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ID=30477541

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JPS61119662U (ja) 1986-07-28

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