JPH01175118A - 透明導電膜の形成法 - Google Patents

透明導電膜の形成法

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JPH01175118A
JPH01175118A JP62336178A JP33617887A JPH01175118A JP H01175118 A JPH01175118 A JP H01175118A JP 62336178 A JP62336178 A JP 62336178A JP 33617887 A JP33617887 A JP 33617887A JP H01175118 A JPH01175118 A JP H01175118A
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fluorine compound
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JP62336178A
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Jiro Abe
次郎 阿部
Yuji Yamamoto
雄二 山本
Takeshi Maekawa
前川 豪
Kazutoshi Nakaya
中屋 和敏
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Central Glass Co Ltd
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Central Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は抵抗率が小さく可視光透過率が高い5nOz系
の透明導電膜、特にEL素子用として好適な透明導電膜
の形成法に関する。
〔従来技術とその問題点〕
従来一般に、ELパネルは、第1図に示すように、ガラ
ス基板l上に、錫添加酸化インジウム(以下、ITOと
称す。)の透明導電膜2、第1絶縁膜3、発光層4、第
2絶縁膜5、背面電極にしている。
ところが、上記従来のELパネルの構造では、ITO透
明導電膜2が第1絶縁膜3をスパッタにより形成する際
に膜質変化を起こす傾向がある。
そのため、ITOI!Jの抵抗が高くなり、ELパネル
に印加電圧を加え発光させると輝度分布を生じたり、1
70M質の劣化による絶縁膜の電気的耐圧低下の現象が
表れる。この現象は、化学的に不安定なITO透明導電
膜2が、熱あるいは化学的反応により変質するためであ
る。
ITOI!1は例えばイオンブレーティング法によると
200OAの膜厚で3X10’Ω、cmと抵抗率が低く
面積抵抗は15Ω/口、可視光透過率は85%以上(1
,1mmmm厚層アルカリホウ珪酸ガラス付した場合の
ガラスを含む透過率を示す。以下可視透過率は同様に示
す。なお薄@[!L素子には1、In+m厚のガラスが
多用されている。)を維持でき、またパターンエツチン
グが容易なことから現状ではEL素子用としてI&通と
されている。
いる。
これを解決するために特開昭60−218798号には
ITO膜上に化学的に安定な5nOzの薄い膜を積層被
覆することが開示されているが、膜形成に余分な工程を
必要とし、製造能率やコスト面からみて良策とはいえず
、またきわめて薄い膜を均一に被覆することは技術的に
容易ではない。
一方5nO2IIIはITO膜に比べ化学的、熱的に遥
かに安定しているが、第4図および第5図に示すように
従来スプレー法によれば2000Aの膜厚で5.lX1
0’Ω、cnと抵抗率が高く、面積抵抗は25.5Ω/
口に達しITOIIIに対抗できない。
例えば面積抵抗を10Ω/口近くに抑えるには膜厚40
004を超える必要があるが、その場合可視光透過率は
80%未満に減少するので透視性に難点がある。
さらに従来公知の膜形成手段、すなわち物理蒸着(PV
D )あるいは常圧下の化学蒸着(CVD ”)では粒
状物の沈着等による突起が生じ易く平滑な膜が得られ難
いという問題点もある。膜の平滑性は特にEL素子にお
けるように幾種もの膜を積層形成してゆくうえで重要で
あり、例えば5nOz膜上に10μmφ程度の突起状欠
陥があると上層に膜を積層するに従がい、その突起に倣
って突起の径が拡がり+nmオーダーの輝度ムラとして
目視される。勿論核部からの絶縁破壊を誘起し易い。特
開昭59−203729号においては0.1〜101−
ルの減圧下で光CVD法により 5nOzの均一膜厚を
得ることを開示しているが、このような比較的高い真空
下での膜付は設備も相応の密閉、堅牢性を要し稼動コス
トもかかるし、抵抗率の低減も充分とはいえない。
本発明はこれらの問題点を解消したもので、抵抗率を低
減し、したがって膜厚が薄くて済み、高い可視光透過率
を有し、かつ平滑な5nOz系膜を容易に形成させる方
法を提供することを目的とする。
C8題点を解決するための手段〕 本発明は加熱された基板に有機錫化合物とフッ素化合物
を含む加熱蒸気を20トールないし300トールの減圧
下で化学蒸着する5nOz系透明導電膜の形成法を提供
するものである。
本発明において用いる錫化合物としてはSn (CHI
 ) 2 C12、Sn (C113) 4、Sn (
C4Hg) C10、(C4H9) 2 Sn (CH
3COO) 2 、Sn (C2H5) 4等C)13
基、C2H5基、C3■7基、C4H8基より選択され
る少なくとも一つの基を含むものよりなり、これらは低
温でガス化し容易に5nOz H−t−形成する。また
フン素化合物はHF% CBrF3より選択されるいず
れかよりなり抵抗率を低減する作用がある。さらにこれ
らにアンチモン化合物等を併用してもよい。減圧CVD
法は材料にもよるが10トール以下10トール程度で行
われるのが一般的であるが、本発明においては20)−
ル未満とすると低抵抗率の膜が得られず、また300 
)−ル以上とすると抵抗率が上昇するうえ表面平滑性が
損なわれ突起状の沈積物やピンホールが顕著となるので
好ましくない。本発明を適用すれば膜厚2000〜40
0〇八において、抵抗率4X10’−’Ω、cm以下、
面積抵抗10Ω/ロオーダまたはそれ以下の平滑な5n
Oz Hが得られ、その可視光透過率は80〜90%に
達し、特にEL素子用として有効である。
なお従来困難とされていた5nOz glのパターンエ
ツチングについては本出願人が先に出願した特開昭62
−128383号および128384号の発明による方
法が有効に通用できる。
〔実施例〕
以下に実施例をもとに本発明を説明する。
(実施例A) 50vwX 50mmx 1.1 mm厚の表面平滑な
無アルカリホウ珪酸ガラスを十分に洗浄、乾燥し基板と
した。
基板温度を500℃とし、CvO用原料及びキャリアー
ガス流量を200℃でSn (C113) 4  : 
6.79XIOmol  /min  、  02  
 :  8.93X10   mol  /min  
H1’: 2.85X 10  n+ol /、min
 、、 Nz  : 1.25X 10mol/min
と一定にし反応圧力5〜760トールの条件下において
常圧ないし減圧CVD法で、フッ素ドープの5nOz系
透明導電膜を作製した。
得られた膜について膜厚、面積抵抗および抵抗率、さら
に基板を含めた可視光透過率を測定し、また表面凹凸の
有無の観察、一部の試料については表面粗さを測定した
。結果は第1表、第2−1図、第3−1図に示すように
本発明の適用範囲において良好であり、これ以外のもの
は面積抵抗、抵抗率または表面平滑性において劣る。
(実施例B) 50vwX 50mmx 1.1 mm厚の表面平滑な
無アルカリホウ珪酸ガラスを十分に洗浄、乾燥し基板と
した。
基板温度を500℃とし、CvD用原材原料、キャリア
ーガス流量を200℃でSn (CH3) z C1z
 :6.79X 1(f’ 1lol / ll1n 
、 02  : 8.93X 10−3lol /ll
l1n % CBrF3: 1.92X 10  a+
ol /mjn −、Nz  :1.25X 10  
mol / sinと一定にし、反応圧力5〜500ト
ールの条件下において減圧CVD法でフッ素ドープのS
nO2系透明導電膜を作製した。
得られた膜について実施例A同様に物性測定した。結果
は第2表、第2−2図、第3−2図に示すように本発明
の適用範囲におけて良好である。
(実施例C) 実施flA実施例1の条件に基づき蒸着時間を変化させ
て各種膜厚の5nOz系透明導電膜を形成しその抵抗率
、面積抵抗を夫々第4図、第5図のグラフ(実線)に示
した。一方公知のスプレー法により3口(C4+19)
 C1i −C21+5011、K20の混合溶液に2
wt%の)IPを添加したものを550℃に加熱した5
0mmX 50mmX 1.1mm厚の無アルカリホウ
珪酸ガラス基板上に3cc / secの量で噴霧し、
その時間を変化させて各種膜厚の5nOz系透明導電膜
を形成しその抵抗率、面積抵抗を夫々同様に第4図、第
5図のグラフ(破線)に示した。
これらの図から明らかなように本発明のものは抵抗率、
面積抵抗において極めて優れていることが解る。
(実施例D) 50mmX 50mmX 1.1+am厚の表面平滑な
無アルカリホウ珪酸ガラスを充分に洗浄、乾燥して基板
とした。
基板温度を500℃とし、キャリアガス流量を200℃
で02 : 8.93X10  mol /win %
 Nz :1.25X 10−2lol / min 
、 CVD用原料ガスを各積換え、流量を200℃で有
機錫化合物ガス: 6.79X 10 ’mol / 
win 、フッ素化合物ガス? 2.85X10−5l
ol minと夫々一定にし、反応圧力100トールの
gIEcvo法により膜厚25GOAの5nOz系透明
導電膜を作製した。これを実施例A同様に各種物性を測
定し、結果を第3表に示した。表から明らかなように本
発明の適用範囲においていずれも良好な結果が得られた
(実施例E) 実施例Aにおける実施例2で製作した透明導電膜による
電極上にスパッター法により SiO+膜を厚さ 1,
0QOAに、さらに5t3N41!Iを厚さ1.50O
Aに堆積して第一誘電体層とし、Si3N4膜上に発光
層としてEB蒸着法によりMnを0.5wt%ドープし
たZnO:Mn膜を厚さ6.000Alti積した。
さらに、スパッタ法により5t3N4111を厚さ1.
500Aに、S+Oz膜を厚さ 1,000八に堆積し
て第2誘電体層とした。その上にAt等からなる背面電
極を蒸着形成した。透明電極と背面電極に交流I K1
12200V印加した場合、輝度は、3.0OOcd 
/dであり、従来2,000 cd/ rtfであるの
に対して高く、かつ輝度むらがなく、連続100時間の
印加において輝度の低下は認められなかった。このよう
に高輝度で、信頼性の高い、EL素子を形成できた。
第3表 〔発明の効果〕 本発明によれば2000〜4000Aの膜厚において4
×100.cm以下の抵抗率の面平滑な5nOz系被膜
が得られ、それは10Ω/ロオーダーまたはそれ以下の
面積抵抗、80〜90%の可視光透過率を有するので各
種の透明導電膜、特にEL素子用として有効に通用でき
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はELパネルの断面図、第2−1.2−2図は本
発明を通用した5nOz系膜、第3−1.3−2図は比
較例における5nOz系膜の夫々表面粗さを示すグラフ
であり、第4図は本発明と比較例を対比した抵抗率のグ
ラフ、第5図は同様に対比した面積抵抗のグラフである
。 2−m−透明導電膜 特許出願人 セントラル硝子株式会社 竺1区 筋2−1図   集2−2図 第4図      檗う図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1) 加熱された基板に有機錫化合物とフッ素化合物を
    含む加熱蒸気を20トールないし300トールの減圧下
    で化学蒸着するようにしたことを特徴とするSnO_2
    系透明導電膜の形成法。 2) 有機錫化合物はCH_3基、C_2H_5基、C
    _3H_7基、C_4H_9基から選択される少なくと
    も一つの基を含んでおり、フッ素化合物はHF、CBr
    F_3のいずれかより選択されるようにしたことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の透明導電膜の形成法
JP62336178A 1987-12-28 1987-12-28 透明導電膜の形成法 Granted JPH01175118A (ja)

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JP62336178A JPH01175118A (ja) 1987-12-28 1987-12-28 透明導電膜の形成法

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JPH01175118A true JPH01175118A (ja) 1989-07-11
JPH0569241B2 JPH0569241B2 (ja) 1993-09-30

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100345068B1 (ko) * 1999-06-21 2002-07-19 현대엘씨디주식회사 유기 전계발광 표시소자의 제조방법
JP2013100577A (ja) * 2011-11-08 2013-05-23 Asahi Glass Co Ltd フッ素ドープ酸化スズ膜形成方法
JP2021073367A (ja) * 2015-10-13 2021-05-13 インプリア・コーポレイションInpria Corporation 有機スズオキシドヒドロキシドのパターン形成組成物、前駆体およびパターン形成

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61188821A (ja) * 1985-02-18 1986-08-22 セントラル硝子株式会社 透明導電薄膜の形成方法

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