JPH01174335A - 組合せチューインガムおよびその製法 - Google Patents

組合せチューインガムおよびその製法

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JPH01174335A
JPH01174335A JP62333603A JP33360387A JPH01174335A JP H01174335 A JPH01174335 A JP H01174335A JP 62333603 A JP62333603 A JP 62333603A JP 33360387 A JP33360387 A JP 33360387A JP H01174335 A JPH01174335 A JP H01174335A
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gum
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Masao Maeda
前田 政雄
Toru Miyaaki
宮秋 徹
Michiyo Fukuse
福瀬 美智代
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Hayashibara Seibutsu Kagaku Kenkyujo KK
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Kanebo Ltd
Hayashibara Biochemical Laboratories Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、無地のチューインガム表面から色模様が浮か
び上がる新しいタイプの組合せチューインガムおよびそ
の製法に関するものである。
〔従来の技術〕
−IIに、チューインガムは原材料の色そのままでは興
趣に乏しいため、商品イメージに合った色や図柄に着色
されている。このような着色は、主として色素を原材料
中に混入さセこれを混合成形して製品全体を着色したり
、チューインガムの表面に食用色素で印刷したりするこ
とによって行われている。しかしながら、単に特異な色
や図柄に着色されているだけでは需要者へのアピールが
小さいため、最近では、日中でのチューイングによる酸
またはアルカリの溶出によって色変わりするチューイン
ガムや、チューインガム表面に色素で何らかの図柄を印
刷しその上を不透明なキャンデー等で被覆して日中での
上記キャンデー等の溶出によって図柄が現出するように
したチューインガム等、視覚的な変化によって興味をそ
そるように工夫したチューインガムが多く出回っている
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記色変わりチューインガムや、図柄が
後から現出するチューインガムは、いずれもその変化に
際しては日中の唾液を利用するものであるため、喫食者
自身がその変化を楽しもうとすれば、チューインガムを
日中から取り出すか、日中でのチューインガムの様子を
鏡に写して覗く等の動作が必要であり、いま一つ不便な
ものであった。そこで、唾液を利用せず、例えばpH調
整溶液等を用いこれをガム表面に塗布してチューインガ
ムを色変わりさせたり図柄を現出させたりすることが考
えられるが、pH調整溶液等をチューインガム表面に塗
布しても、ガム組織が緻密なために水がガム表面に浸透
せずはじかれてうまく色変わりや図柄の現出が行われな
いのが実情である。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、日中
に入れなくてもpH調整溶液をガム表面に塗布するだけ
で、予めチューインガムに与えられた潜在模様が現出す
る組合せチューインガムおよびその製法の提供をその目
的とするものである。
〔問題点を解決するだめの手段〕
上記の目的を達成するため、本発明は、常態におけるp
H域で同一の色調を呈し、上記pH域と異なる特定のp
H域で互いに異なる色調を呈する2種類以上のチューイ
ンガム成分が一体的に成形されて潜在模様を形成してい
るチューインガムと、上記チューインガムのpHを変化
させて色模様を現出させるpHfiJl整溶液とを備え
る組合せチューインガムであって、上記2種類以上のチ
ューインガム成分が、いずれもガムベースと無水結晶麦
芽糖と保湿成分とを含有したチューインガムを含水化工
程を経由させてなるチューインガム成分である組合せチ
ューインガムを第1の要旨とし、ガムベースと無水結晶
麦芽糖(例えば特開昭61−35800号公報に記載さ
れている結晶性α−マルトース)と保湿成分と所定の色
調を有しその色調が特定のpH域で変化しうる色素とを
含有するチューインガム原料を準備し、上記チューイン
ガム原料を所定形状に成形したのち、この成形チューイ
ンガム中の無水結晶麦芽糖を含水結晶麦芽糖とに変化さ
せる色変わりチューインガム成分aの製造工程と、ガム
ベースと無水結晶麦芽糖と保湿成分と上記色変わりチュ
ーインガム成分aの色素と同一の色調を有しその色調が
上記特定のpH域では変化しない色素とを含有するチュ
ーインガム原料を準備し、上記チューインガム原料を所
定形状に成形したのち、この成形チューインガム中の無
水結晶麦芽糖を含水結晶麦芽糖とに変化させる不変チュ
ーインガム成分すの製造工程と、上記色変わりチューイ
ンガム成分aを供給する押出成形機と上記不変チューイ
ンガム成分をを供給する押出成形機とを2機併設したダ
イス装置であって一方の押出成形機のダイスの吐出口を
延ばして他方の押出成形機のダイスの開口端内側に同軸
的に配設ダイス装置を用いて両押出成形機から色変わり
チューインガム成分aと不変チューインガム成分すとを
同時に押し出して色変わりチューインガム成分aによる
潜在模様が形成されその外側を不変チューインガム成分
すが取り囲んでいる棒状チューインガムを連続的に得る
押出成形工程と、上記棒状チューインガムを長手方向に
沿って所定の間隔で切断するチューインガム成形工程と
、所定のpHを有するp II gJl整溶液を調製し
たのち所定の容器に密封充填するpl+調整溶液製造工
程とを備える組合せチューインガムの製法を第2の要旨
とする。
すなわち、本発明の組合せチューインガムは、pHの変
化によって色模様を現出しうるような潜在模様を形成す
る2種類以上のチューインガム成分が、いずれもガムベ
ースと無水結晶麦芽糖と保湿成分とを含有したチューイ
ンガムを含水化工程を経由させてなるという特殊なチュ
ーインガムと、上記チューインガムと接触してその接触
部のpH域を変化させるpH調整溶液とを組み合わせた
もので、チューインガムの組織構造が上記含水化工程の
経由によりポーラスに改良されて吸水性が高くなっティ
るため、pH調整溶液をチューインガムに塗布すると直
ちにこれが浸透して塗布部分のpHを変化させチューイ
ンガムの潜在模様を鮮明な色模様として現出させる。こ
れが本発明の大きな特徴である。したがって、本発明で
は、pHの変化によって色模様が現出すればよいのであ
って、上記「常態におけるpH域で同一の色調を呈し、
上記pH域と異なる特定のpH域で互いに異なる色調を
呈する2種類以上のチューインガム成分」とは、少なく
とも−のチューインガム成分が無色のままで、他の少な
くとも−のチューインガム成分が無色から有色に発色す
るような組合せや、同一の色調にあるチューインガム成
分が、互いに異なる色調に変色するような組合せ等を意
味するものである。
つぎに、本発明の詳細な説明する。
本発明の組合せチューインガムは、上記特殊なチューイ
ンガムとpH調整溶液とを備えており、チューインガム
を酸性に設定する場合にはアルカリ性のpH調整溶液を
組み合わせることとし、チューインガムをアルカリ性に
設定する場合には酸性のp It allll法を組み
合わせることとして、チューインガムへのpHgJl整
溶液の塗布によりその塗布部のチューインガムのpHを
変化させるようになっている。
上記チューインガムは、例えば酸性に設定する場合、つ
ぎのようにして製造される。すなわち、まず、40〜5
0°Cにガムベースを保温し、これを混合機に−ダ)に
投入し、保湿成分と無水結晶麦芽糖を添加して充分に混
練する。そして、全体が略均−に混ざった時点で香料お
よび酸性側で発色せずアルカリ性側で発色する色素(例
えば食用赤色104号)ならびにクエン酸等の酸味料を
添加し、均一な滑らかさがでるまで充分に混練して常態
では無着色に見える色変わりチューインガム成分aを得
る。また、色素を全く入れない以外は上記と同様にして
無着色、すなわち、酸性側であろうとアルカリ性側であ
ろうと無色のままである不変チューインガム成分をを得
る。つぎに、上記色変わりチューインガム成分aと上記
不変チューインガム成分すとを組み合わせて色変わりチ
ューインガム成分aによって潜在的な図柄が形成された
チューインガムを板状に成形したのち、高湿下、例えば
、湿度80%の雰囲気下で5日間静置する。その結果、
上記静置期間中に成形チューインガム中の無水結晶麦芽
糖が雰囲気中の水分を吸収して含水結晶麦芽糖となり、
含水化した特殊なチューインガムが得られる。また、保
湿成分の代わりに水を添加すれば、成形チューインガム
は、常温下であっても、組織中の水分が移行して無水結
晶麦芽糖が含水結晶麦芽糖に変化することにより含水化
する。
上記チューインガムは、高湿下での静置によって膨化し
ており、白っぽい外観を呈している。そして、手指でつ
まむとばさばさしており、ドライでポーラスな感触を有
している。この膨化は、つぎのように考えることができ
る。すなわち、含水前の成形チューインガムは、模式的
に第10図に示される緻密構造になっている。図におい
て、11は無水結晶麦芽糖、12はその他のガム成分で
ある。これに対し、含水後は模式的に第11図に示され
るように上記緻密構造が破壊されている。
すなわち、含水して容積が増量した含水結晶麦芽糖11
aが、他のガム成分12との間に空隙13をつくり出し
て上記緻密構造を破壊し、ポーラスな構造を形成してい
るのである。
このように、本発明に用いるチューインガムは、その内
部に空隙を有し膨化しているため、水が浸透しやすく、
従来のチューインガムに比べて著しく高い吸水性を示す
ようになっている。
このようにして得られたチューインガムは、第1図(a
)に示すように、常態では何ら色模様のない無色のチュ
ーインガムである。しかしながら、図中破線で示すよう
な図柄が、潜在模様1として色変わりチューインガム成
分aによって形成されているため、後述するpH調整溶
液の塗布によってガム表面OpH域がアルカリ性側に変
化すると、第1図(b)に示すように、上記潜在模様1
が色模様として鮮明に現出するようになる。
なお、上記チューインガムの製法において、チューイン
ガムを第1図に示すような板状に成形する成形方法とし
ては、色変わりチューインガム成分aと不変チューイン
ガム成分すとを平面上に適宜分配して載置したのちプレ
スする方法の外、例えば金太部飴を製造する要領で潜在
模様入りチューインガムを棒状に作製したのちこれをカ
ットす1す るようにしてもよい。特に、後者の方法は生産効率が高
(より好適である。
上記金太部飴方式の製法には、通常、第2図に示すよう
な装置が用いられる。すなわち、この装置は、色変わり
チューインガム成分aを供給する押出成形機21とチュ
ーインガム成分をを供給する押出成形機22とを併設し
、一方の押出成形機21のダイスの吐出口23を延ばし
て他方の押出成形機22のダイスの吐出口24の開口端
内側に同軸的に配設したものである。そして、その断面
形状は、第2図のA−A’断面を示す第3図のようにな
っており、色変わりチューインガム成分aを賦形するた
めの形状が、内側の吐出口23に与えられている(この
場合、スペード形)。この装置からチューインガム成分
a、bを同時に押し出すことにより、金太部飴のように
色変わりチューインガム成分aからなる模様部を不変チ
ューインガム成分すが取り囲んだ状態で、棒状チューイ
ンガムが得られる。
しかし、本発明にあっては、上記装置ではなく、特に第
4図に示すような装置を用いることが好適である。すな
わち、この装置は、単に2機の押出成形機21.22の
吐出口をそのまま同軸的に配設するのではなく、各吐出
口に、チューインガム供給流路が部分的に拡大された拡
大部を有した接続流路ブロック25を連結し、さらに上
記接続流路ブロック25のチューインガム供給流路に新
たな吐出口26.27を取り付けたものである。なお、
上記接続流路ブロック25内に形成されたチューインガ
ム供給流路の配置および吐出口26゜27の断面形状は
、第4図のB−B’断面を示す第5図のようになってい
る。この装置を用いると、上記チューインガム供給流路
に形成された拡大部が、供給されるチューインガムの物
性(混合状態。
冷却状態等)によって変化するチューインガム供給量の
ばらつきを吸収するため、各チューインガム成分a、b
が、常時、適性な割合で供給されるようになり、模様が
崩形することがない。
なお、上記チューインガムの製法において、用いる保湿
成分としては、糖アルコール、グリセリン、水飴等があ
げられるが、単に水を添加してもよい。なかでも、ソル
ビットおよびグリセリンが好適である。これらは単独で
用いても併用してもよい。上記ソルビットは通常70重
量%(以下「%」と略す)のツルビット水溶液として用
い、チューインガム全量に対し、15%以下の範囲で用
いることが好適である。15%を超えるとチューインガ
ムが粘着性を帯び、成形性が悪くなる傾向が見られるた
めである。また、上記グリセリンを用いる場合も、上記
と同様の理由から、チューインガム全量に対し、15%
以下の範囲で用いることが好適である。さらに、上記水
飴を用いる場合にはソルビットと同様、通常70%水飴
水溶液として用い、チューインガム全量に対し、20%
以下の範囲で用いることが好適である。
また、上記製法において、用いるガムベースの種類は特
に限定されないが、チューインガム全量に対し、15〜
85%の範囲で用いることが好適である。15%未満で
は喫食時にチューインガムらしい粘りある食感が得られ
ず、85%を超えるとガムの成形性が悪くなる傾向が見
られるためである。
さらに、上記製法において、用いる無水結晶麦芽糖は、
チューインガム全量に対して30〜80%用いることが
効果の点で好適であり、このうち40〜75%用いるこ
とが特に最適である。なお、無水結晶麦芽糖の一部を、
砂糖、ぶどう糖、乳糖等のその他の糖類に置き換えるこ
とができる。このときの無水結晶麦芽糖とその他の糖類
の配合割合は、無水結晶麦芽1!/その他の糖類(重量
比)が10010〜4/96であることが好ましく、特
に10(110〜15/85であることが好適である。
すなわち、その他の糖類の配合割合が上記範囲を超える
とガム組織が通常のチューインガムのように緻密になり
、水の浸透性が悪くなるからである。
また、上記製法において、色度わりチューインガム成分
aに用いる色素はpl+によって色調が変化するもので
なければならない。すなわち、この色素によってチュー
インガムに潜在模様が与えられるのであり、後述するp
H調整溶液との接触によって生じる接触部がpH変化す
ることにより、その接触部の色調が変化し潜在模様が顕
在化して色模様が現出するのである。上記pHによって
色調が変化する色素としては、例えば、下記の第1表に
示す色素をあげることができる。
(以下余白) なお、上記色素に、pHによって色調が変化しない色素
を組み合わせることにより、色調の変化に幅をもたせる
ことができる。例えば、上記赤色3号と、pHによって
色調が変化しない色素である黄色4号と青色1号とを組
み合わせて用いると、チューインガムが酸性〜中性域で
はメロン色を呈し、アルカリ域では紫色を呈するものと
なる。
チューインガムをアルカリ性に設定する場合には、上記
製法において用いたクエン酸等の酸味料に代えて、重曹
等のアルカリ性物質を用いるようにする。
上記チューインガムに組み合わせて用いられるp It
 8111整溶液は、チューインガムと接触してその接
触部のpHを変化させるものであり、例えば、酸性に設
定されたチューインガムに組み合わされる場合にはアル
カリ性であることが必要で、重曹等のアルカリ性物質を
水に溶解して得ることができる。
これに対し、pH調整溶液を酸性に設定する場合には、
上記製法において用いた重曹等のアルカリ性物質に代え
て、クエン酸等の酸味料を用いるようにする。
このようにして得られるpH11整溶液は、通常、ポリ
エチレン等の軟質なプラスチック袋や、スポイト状の密
封容器等に密封充填される。また、単にアルカリ性物質
や酸味料を、溶液化せずそのまま充填し、喫食時に喫食
者自らが容器にこれを振り入れて加水するようにしても
よい。
本発明の組合せチューインガムは、上記特殊なチューイ
ンガムとpH調整溶液とを組み合わせたものであり、例
えばつぎのようにして潜在模様の現出を楽しんだのち喫
食することができる。すなわち、まず、第6図に示すよ
うに、ポリエチレン袋等の密封容器に入ったp 113
)i整溶液30を開封して皿等の容器31に入れる。そ
して、筆等32(第7図)を用いて上記pH8l!整溶
液30をチューインガム33の表面に塗布するようにす
る。すると、無地であったチューインガム33の表面に
、色模様が浮かび上がる。これは、pH調整溶液30が
チューインガム33と接触すると同時にその接触部のp
l+を変化(酸性→アルカリ性、もしくはアルカリ性→
酸性)させるため、チユーインガム33中の色変わりチ
ューインガム成分aと不変チューインガム成分すの組合
せによって形成された潜在模様が色変わりチューインガ
ム成分aの変色によって顕在化したものである。喫食者
は、この潜在模様現出のプロセスを楽しんだあと、通常
のチューインガムと同様にしてチューインガム33を日
中に入れこれを喫食することができる。
なお、上記pH調整溶液30を塗布するための皿31や
筆等32は、喫食者自身に用意させてもよいが、上記組
合せチューインガムの商品化の段階で予め専用品を組み
合わせるようにしてもよい。
また、pH調整溶液30を筆等32でチューインガム3
3の表面に塗布するのではなく、チューインガム33全
体をpH調整溶液3oの入った皿31に浸すようにして
もよい。
このような組合せチューインガムにおいて、チューイン
ガム33を、例えば第8図に示すようなブロック状に形
成するようにしてもよい。上記ブロック状チューインガ
ム33aを得るには、前記金太部飴方式の製法において
カッティングの間隔を大きくすれば足りる。このように
すると、上記ブロック状チューインガム33aの端面に
pH調整溶液を塗布して色模様の現出を楽しんだのち、
その端面部を第9図のようにカッティングし新たな無地
の端面を露出させて再びpH調整溶液を塗布することに
より色模様を現出させることができる。
これを繰り返すことにより何度も色模様の現出を楽しむ
ことができる。
なお、チューインガム33や33aにおいて、色変わり
チューインガム成分aと不変チューインガム成分すの配
置を逆にして、色変わりによって色抜き模様が現出する
ようにしてしもよい。
また、色変わりチューインガム成分aの種類を増やして
より複雑な色模様を現出しうるようにしてもよい。
[発明の効果] 以上のように、本発明の組合せチューインガムは、含水
結晶麦芽糖の存在により吸水性が高くなっている特殊な
チューインガムと、上記チューインガムのpHを変化さ
せるpl+調整溶液とを組み合わせているため、両者の
瞬時の接触によってチューインガム(A)の接触部のp
iが変化し、上記チューインガム中に部分的に用いられ
ている色変わりチューインガム成分の色素が、pHの変
化により色調が変化し、チューインガム上にそれまで潜
在していた色模様を現出するようになっている。したが
って、喫食者が、単にこのチューインガムのチニーイン
ガム性を楽しめるだけでなく、チューインガム表面に文
字や絵柄等が浮かび上がるという視覚的な楽しさを味わ
うことができるという極めて斬新なものである。
つぎに、木発19」の実施例について比較例と併せて説
明する。
〔実施例〕
まず、下記の原料を下記の割合で準備し、前記製法に従
ってチユーインガム成分aを得た。これは白色である。
ガムベース         :20 %無水結晶麦芽
糖      ニア1.9〃グリセリン       
: 3 〃 水                :  3  〃香
料           :0.8〃酸味料     
     = 1 〃赤色104号5%水溶液   =
0.3〃つぎに、下記の原料を下記の割合で準備し、同
様にしてチューインガム成分をを得た。これも白色であ
る。
ガムベース         :20 %無水結晶麦芽
糖      =72.2〃グリセリン       
: 3 〃 水                :  3  〃香
料           :0.8〃酸味料     
     : 工 〃そして、上記チューインガム成分
aとチューインガム成分すとを用い前記の製法に従って
、第1図(a)に示すような板状のチューインガムを製
造した。
一方、重曹の10%水溶液をつくり、pl+調整溶液と
した。これは透明である。
上記チューインガムの表面に上記pH調整溶液を塗布す
ると、塗布した端面の白地表面に赤色の絵が現出した(
第1図(b)参照)。
〔比較例〕
下記の原料を下記の割合で通常の方法に従い混練し、こ
れを冷却してチューインガム成分Cを得た。
ガムベース         :20 %砂糖    
       :65.9〃水飴          
 =12 〃香料           :0.8〃酸
味料          : 1 〃赤色104号5%
水溶液   =0.3〃また、下記の原料を下記の割合
で通常の方法に従い混練し、これを冷却してチユーイン
ガム成分dを得た。
ガムベース        :20重量%砂糖    
       :65.9〃水飴          
 =12 〃香料           :0.8//
酸味料          = 1 〃上記チューイン
ガム成分Cを実施例1におけるチューインガム成分aに
代え、上記チューインガム成分dを実施例1におけるチ
ューインガム成分すに代えて実施例1と同様にして板状
のチューインガムを得た。
上記チユーインガム表面に、前記実施例1で用いたpH
調整溶液を塗布した。しかし、pH調整溶液はチューイ
ンガムの表面にはじかれてうまく浸透せず、図柄は殆ど
現出しなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の一実施例のチューインガムを示
す外観斜視図、第1図(b)はpHtli整溶液塗有溶
液塗布色模様が現出した状態を示す外観斜視図、第2図
は本発明に用いるチューインガム製造装置の一例を示す
縦断面図、第3図はそのA−A’断面図、第4図は本発
明に用いるチューインガム製造装置の他の例を示す縦断
面図、第5図はそのB−B’断面図、第6図および第7
図は本発明の一実施例における色模様の現出過程を説明
する説明図、第8図は本発明の他の実施例のチューイン
ガムを示す外観斜視図、第9図はその色模様の現出過程
を説明する説明図、第10図および第11図は本発明の
チューインガムに用いるチューインガム原料の組織構造
の変化を説明する模式的な説明図である。 ■・・・潜在模様

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)常態におけるpH域で同一の色調を呈し、上記p
    H域と異なる特定のpH域で互いに異なる色調を呈する
    2種類以上のチユーインガム成分が一体的に成形されて
    潜在模様を形成しているチユーインガムと、上記チユー
    インガムのpHを変化させて色模様を現出させるpH調
    整溶液とを備える組合せチユーインガムであつて、上記
    2種類以上のチユーインガム成分が、いずれもガムベー
    スと無水結晶麦芽糖と保湿成分とを含有したチユーイン
    ガムを含水化工程を経由させてなるチユーインガム成分
    であることを特徴とする組合せチユーインガム。
  2. (2)pHにより色調が変化する色素が、赤色104号
    、赤色3号、ウコン色素、赤キャベツ色素、コチニール
    色素、ラック色素、コーン色素、ブドウ果汁および果皮
    色素からなる群から選ばれた少なくとも一つの色素であ
    る特許請求の範囲第1項記載の組合せチユーインガム。
  3. (3)ガムベースと無水結晶麦芽糖と保湿成分と所定の
    色調を有しその色調が特定のpH域で変化しうる色素と
    を含有するチユーインガム原料を準備し、上記チユーイ
    ンガム原料を所定形状に成形したのち、この成形チユー
    インガム中の無水結晶麦芽糖を含水結晶麦芽糖とに変化
    させる色変わりチユーインガム成分aの製造工程と、ガ
    ムベースと無水結晶麦芽糖と保湿成分と上記色変わりチ
    ユーインガム成分aの色素と同一の色調を有しその色調
    が上記特定のpH域では変化しない色素とを含有するチ
    ユーインガム原料を準備し、上記チユーインガム原料を
    所定形状に成形したのち、この成形チユーインガム中の
    無水結晶麦芽糖を含水結晶麦芽糖とに変化させる不変チ
    ユーインガム成分bの製造工程と、上記色変わりチユー
    インガム成分aを供給する押出成形機と上記不変チユー
    インガム成分をを供給する押出成形機とを2機併設した
    ダイス装置であつて一方の押出成形機のダイスの吐出口
    を延ばして他方の押出成形機のダイスの開口端内側に同
    軸的に配設ダイス装置を用いて両押出成形機から色変わ
    りチユーインガム成分aと不変チユーインガム成分bと
    を同時に押し出して色変わりチユーインガム成分aによ
    る潜在模様が形成されその外側を不変チユーインガム成
    分bが取り囲んでいる棒状チユーインガムを連続的に得
    る押出成形工程と、上記棒状チユーインガムを長手方向
    に沿つて所定の間隔で切断するチユーインガム成形工程
    と、所定のpHを有するpH調整溶液を調製したのち所
    定の容器に密封充填するpH調整溶液製造工程とを備え
    ることを特徴とする組合せチユーインガムの製法。
  4. (4)pHにより色調が変化する色素が、赤色104号
    、赤色3号、ウコン色素、赤キャベツ色素、コチニール
    色素、ラック色素、コーン色素、ブドウ果汁および果皮
    色素からなる群から選ばれた少なくとも一つの色素であ
    る特許請求の範囲第3項記載の組合せチユーインガムの
    製法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004501653A (ja) * 2000-06-23 2004-01-22 セガン インダストリーズ,インコーポレイティド 本質的な色彩変化を備えた摂取可能物

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