JPH01173422A - 非磁性粉を含有するバックコート層を設けた磁気記録媒体 - Google Patents

非磁性粉を含有するバックコート層を設けた磁気記録媒体

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JPH01173422A
JPH01173422A JP33392387A JP33392387A JPH01173422A JP H01173422 A JPH01173422 A JP H01173422A JP 33392387 A JP33392387 A JP 33392387A JP 33392387 A JP33392387 A JP 33392387A JP H01173422 A JPH01173422 A JP H01173422A
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JP
Japan
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back coat
coat layer
magnetic
tape
powder
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JP33392387A
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Tsutomu Kenpou
見寳 勉
Takafumi Yanagida
貴文 柳多
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気記録媒体に係り、特にバックコート層の
表面物性の改善に関する。
〔従来技術〕
磁気テープ、磁気シート、磁気ディスクのような磁気記
録媒体は、オーディオ分野、ビデイオ分野、コンピュー
タ分野で広く使われている。これらの内、例えばビディ
オ分野の磁気テープについていえば、例えばカセットに
収納された磁気テープは画像の記録やその再生を行うと
きにはこのカセットがビディオデッキに装着され、その
テープがガイドポールやガイドローラに案内されて走行
されながら磁気ヘッドに摺擦走査される。この際画像の
記録や再生のためにはテープは定常的に走行され、その
巻状態も一様で繰り返しの再使用が同じようにできるも
のである必要があるが、テープは高速に走行され、しか
もテープは電気抵抗が高い材料で作られるのが通常であ
るので、ガイドポール等に接触するテープの表面性状は
その走行に適切なものであるとともに静電防止効果を備
えたものが要求される。
そして感度、特に高周波領域での出力を改善するために
磁気ヘッドに対する磁気テープの摺擦状態が変動しない
ようにするためにも磁性層の表面は平滑に仕上げられて
いる。しかしこのように磁性層表面が極めて平滑になる
と、動摩擦抵抗が大きくその走行性に問題を起こし易い
更に磁気テープをビデオテープで走行させるときは磁気
テープの表面のみならず、その裏面も上記ガイドポール
、ガイドロールに摺擦されるので磁気テープの裏側の走
行性、耐久性が良くないときは、走行する磁気テープに
過度のテンションがかかり、これにより磁性層が磁気ヘ
ッドに対して過度に擦すられる状態になるので、磁性層
の損傷、磁性層の磁性粉の剥落等が起こるのみならず、
磁気テープの巻取られるテンションが強弱変動してその
巻部が変動し、その巻姿が乱れてテープのエツジが不揃
いになり、その再使用のときテープの走行にムラができ
る。これら゛のことが起ると、スキュー、ジッター、S
/N等の画像あるいは電磁気特性が悪くなる。
これらの改善のために、磁気テープの裏面にバックコー
ト層を設けることが提案されている。
例えば無機質粉末を樹脂層に含有させたものがある。こ
れはバックコート層の表面を粗面にしてガイドボール等
との接触面積を少なくしその摩擦係数を少なくするよう
にしたものである。例えば特開昭57−130234号
、特開昭58−161135号、特開昭57−5382
5号、特開昭58−2415号にはいずれも無機質粉末
を用いた例が示され、さらにこれらの多くにはその粒径
を限定したものが示されている。
上記のような無機質粉末の代わりにカーボンブラックを
使用したものも提案され、例えば特公昭52−1740
1号に記載されている。これはカーボンブラックの導電
性に基づく帯電防止と遮光効果及びその粒子による粗面
化効果を狙いとしたものであるが、使用されるカーボン
ブラックの平均粒子径は lO〜20mμであるためそ
の塗料中における分散性が極めて悪く、この分散液を用
いて形成したバックコート層は凝集粒子が表面に粗い凹
凸を与え、またこの凝集粒子はバインダとの結合力も大
きくないので剥落し易いのみならず、テープが巻回され
て相互に接触したときこの凝集粒子の形状の大きなもの
が磁性層に凹凸を生ずる。
結局このように粒径の小さいカーボンブラックはその分
散性不良のため上記のような磁性層に凹凸を生じさせな
いような平均粗さにすることは難しく、その表面が過度
に粗になり易い。
更にバックコート層の摩擦抵抗をへらす手立として比較
的小さい 10〜60μmの平均−次粒径のカーボンブ
ラックと100μm以上の平均−次粒径のカーボンブラ
ックを併用する試みがなされている(特開昭60−45
938号、同60−45939号、同60−’2502
3号、同60−38725号、同60−107729号
、同59−185027号、同59−223937号、
同57−111828号、同50−147308号等)
。しかし単にカーボンブラックの粒径の大小に着目した
併用では走行性、耐久性の向上は充分ではない。
〔発明の目的〕
前記状況に照し本発明の目的は、 ■)動摩擦係数が小さく、テープのデツキテンションが
低く、繰返し走行後のテープ損傷の発生しないバックコ
ート層を得る、 2)均一分散性に優れ、バックコート表面の粗さを細か
くすることが可能で、磁性層へのバックコート層の粗さ
の転写がなくクロマS/N特性等の良好なビデオテープ
を得ることにある。
〔発明の構成〕
前記本発明の目的は、支持体の一方の面に磁性層を有し
、この支持体の他方の面に、結合剤と非磁性粉末を含む
バックコート層を有する磁気記録媒体において、該非磁
性粉末として、平均−次粒径が夫々20〜40mμ、5
0〜80mμ及び100〜500mμのカーボンブラッ
ク並びに平均粒子サイズ0.5〜2.0μmを有する酸
化亜鉛とを含有するバックコート層を設けることを特徴
とする磁気記録媒体によって達成される。
次に本発明の詳細な説明する。
前記平均−次粒径20〜40mμのカーボンブラック(
A)の具体例としては: コロンビア・カーボン社製; ラーペン5250,1255,1250,1200゜1
170.1040,1035,1030゜1020、8
90.850.825 キャポット社製;ブラック・バールズL。
リーガル400,600,500R,500゜330.
99 パルカンXC−72,P 三菱化成社製、CF9 # 50,52,45.44,40,32.30,40
00MA−100,7,8,11 が挙げられる。
前記平均−次粒径50〜80mμのカーボンブラック(
B)の具体例としては; コロンビア・カーボン社製; ラーベン500,450,430,420,410゜H
2O,22,16,14 キャポット社製; ジ−ガル5RF−3,スターリング■。
同NS 三菱化成社製、CF9 # 2350. # 2300.拌1000. # 9
50゜# 900. # 850.MA7.MA8. 
# 33.CF9゜#5B 前記平均−次粒径100〜500mμのカーボン社製・
7り(C)の具体例としてはコロンビア・カーボン社製
ニラ−ベンM T −CI (350mμ)を挙げるこ
とができる。
尚、前記異粒径カーボンブラックA、B及びCは、全カ
ーボン重量に於て夫々10〜9Qwt%、1〜5Qwt
%、好ましくは20−80wt%、 5〜50wt%及
び5〜40wt%である。
また本発明に係る酸化亜鉛は、乾式法、湿式法のいづれ
の製法によるものでもよいが、好しくはフランス法で製
造された非単一形の酸化亜鉛が好しい。
本発明に係る酸化亜鉛の粒子径は、次に述べる空気透過
法によって求められた値で表示する。
空気透過法は、球形均一粒子から成る粉体に対して、粉
体充填層を透過する流体(空気)の透過性と粉体の比表
面積との関係として、一般に下記コーゼニイ・カーマン
(Kozeny−Carman)の式(1)をを用いて
平均粒子径を求める方法である。
ここに於いて; SW;粉体の比表面積(c+n2/9)ε;粉体充填層
の空隙率 ρ;粉体密度(970m3) l;空気の粘性係数(g/crn−8ec)L;粉体充
填層の厚さ(cm) Q;粉体充填透過空気量(c、c) ΔP;充填層両面間圧力差Cy/cm”)A;充填層の
断面積(cm”) t;Qc、c、の空気の充填層透過時間(sec)W;
粉体重量(g) 前記式(1)に於て、ρ、η、L%A1及びεは独立に
測定可能であるので、Qとtを与えこれに対するΔPを
測定すれはSvが求められる。該Svの値を下記関係式
(2)に入れて平均粒子径dmが算出される。
測定装置としては5s−100(高滓製作所)等がある
本発明に係るバックコート塗料処方に於て、前記カーボ
ンブラックに対する前記酸化亜鉛の比率は2.0〜0.
01、より好ましくは1.0〜0.05である。
また、前記カーボンブラックと前記酸化亜鉛を含めた全
749重量は、バインダ100重量部に対して、50〜
500重量部、好しくは60〜400重量部である。
またバインダには、磁気テープ用として従来用いられて
いる各種樹脂をすべて流用することができるが特にポリ
ウレタン樹脂と繊維素系樹脂にポリイソシアネートを添
加したものが好しい。
更に物性、引いては電磁変換特性、及び生産性を改善、
向上するための従来用いられる各種添加剤を加えてもよ
い。
前記カーボンブラック及び酸化亜鉛に併用される有機質
フィシとしてはアクリルスチレン系樹脂、ベンゾグアナ
ミン系樹脂粉末、メラミン系樹脂粉末、フタロシアニン
系顔料が好しいが、ポリオレフィン系樹脂粉末、ポリエ
ステル系樹脂粉末、ポリアミド系樹脂粉末、ポリイミド
系樹脂粉末、ポリフッ化エチレン樹脂粉末等が挙げられ
る。
特にベンゾグアナミン系及び/またはメラミン系樹脂粉
末はカーボンブラック七の併用対象としては好しい。
また、無機質粉末としては酸化珪素、酸化チタン、酸化
アルミニウム、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、硫酸バ
リウム、硫酸カルシウム、硫酸亜鉛、酸化錫、酸化クロ
ム、炭化珪素、炭化カルシウム、α−F e 20 s
 、タルク、カオリン、窒化硼素、弗化亜鉛、二酸化モ
リブデンが挙げられる。
前記バックコート層に使用されるポリウレタン主鎖は、
ポリオールとポリインシアネートとの反応によって合成
されるものであるが、本発明に係るポリウレタン樹脂は
、ポリオールを選定することによって、ポリウレタン主
鎖にエーテル結合、隣接する原子が炭素である一般的エ
ステル結合、炭酸エステル結合或はそれらを2つ以上組
合せてウレタン結合に併せ含んでいてもよい。更に主鎖
、側鎖に潤滑性或は分散性等を向上するために例えば弗
素、珪素或はスルホン基等を導入してもよい。
尚その平均分子量は500〜20万が好しい。
本発明に係る繊維素系樹脂としては、セルロースエーテ
ル、セルロース無機酸エステル、セルロース有機酸エス
テル等が使用できる。セルロースエーテルとしては、メ
チルセルロース、エチルセルロース、プロピルセルロー
ス、イソプロピルセルロース、ブチルセルロース、メチ
ルエチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロー
ス、エチルヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロース・ナトリ
ウム塩、ヒドロキシエチルセルロース、ベンジルセルロ
ース、シアノエチルセルロース、ビニルセルロース、ニ
トロカルボキシメチルセルロース、ジエチルアミノエチ
ルセルロース、アミノエチルセルロース等が使用できる
。セルロース無機質エステルとしては、ニトロセルロー
ス、硫酸セルロース、燐酸セルロース等が使用できる。
また、セルロース有機酸エステルとしては、アセチルセ
ルロース、プロピオニルセルロース、ブチリルセルロー
ス、メタクリCイルセルロース、タロルアセルセチルロ
ース、β−オキシプロピオニルセルロース、ベンゾイル
セルロース、p−トルエンスルホン酸セルロース、アセ
チルプロピオニルセルロース、アセチルブチリルセルロ
ース等が使用できる。これら、繊維素系樹脂の中でニト
ロセルロースが好ましい。
前記ポリウレタン樹脂と繊維素系樹脂の混合重量比は0
.05〜l000であり、好しくは0.1〜5.0であ
る。
本発明の如くセルロース樹脂特にニトロセルロースを用
いることによって、耐熱性、靭性、耐ブロック性を上げ
ることができ、また摩擦係数が小で層間粘着防止には卓
然たる効果を有し、特に高温高湿に於る走行安定性を向
上させることができる。
また生産性の上ではニトロセルロースを含む塗料に於い
ては塩化ビニル系に比べてフィシの分散が速かで塗料自
体も安定であり且つフィシの再凝集が起り難い。
本発明に於ては、前記バインダに対し硬化剤としてポリ
イソシアネートが含有させられる。
使用できる芳香族ポリイソシアネートは、例えばトリレ
ンジイソシアネート(TDI)等及びこれらポリイソシ
アネートと活性水素化合物との付加体などがあり、平均
分子量として100〜3,000の範囲のものが好適で
ある。− また脂肪族ポリイソシアネートとしては、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート(HMDI)等及びこれらインシア
ネートと活性水素化合物の付加体等が挙げられる。これ
らの脂肪族ポリイソシアネート及びこれらポリイソシア
ネートと活性水素化合物の付加体などの中でも、好しい
のは分子量が100〜3,000の範囲のものである。
脂肪族ポリイソシアネートのなかでも非脂環式のポリイ
ソシアネート及びこれら化合物と活性水素化合物の付加
体か好ましい。
前記ポリイソシアネートの添加量は、前記バインダ重量
に対してl/20〜7/lO1より好ましくは1/10
〜1/2である。
また、本発明に係るバックコート層の表面粗度は走行性
、電磁変換特性の面でcut off 0.08mmの
中心線平均粗さ(Ra)にて、0.05μm以下である
ことが好しい。
本発明に係るバックコート層に使用される分散剤として
は、レシチン、燐酸エステル、アミン化合物、アルキル
サルフェート、脂肪酸アミド、高級アルコール、ポリエ
チレンオキサイド、スルホ琥珀酸、スルホ琥珀酸エステ
ル、公知の界面活性剤等及びこれらの塩があり、また、
陰性有機基(例えば−〇〇〇〇、−P(LH)を有する
重合体分散剤の塩を使用することもできる。これら分散
剤は1種類のみで用いても、あるいは2種類以上を併用
してもよい。これらの分散剤はバインダ100重量部に
対し1〜20重量部の範囲で添加される。
使用してもよい帯電防止剤としては、前記カーボンブラ
ックをはじめ、グラファイト、酸化錫−酸化アンチモン
系化合物、酸化チタン−酸化錫−酸化アンチモン系化合
物などの導電性粉末:サポニンなどの天然界面活性剤;
アルキレンオキサイド系、グリセリン系、グリシドール
系などのノニオン界面活性剤;高級アルキルアミン類、
第4級アンモニウム塩類、ピリジン、その他の複素環類
、ホスホニウムまたはスルホニウム類などのカチオン界
面活性剤;カルボン酸、スルホン酸、燐酸、硫酸エステ
ル基、燐酸エステル基等の酸性基を含むアニオン界面活
性剤;アミノ酸類、アミノスルホン酸類、アミノアルコ
ールの硫酸または燐酸エステル類等の両性活性剤などが
挙げられる。
尚本発明の特異性として、一般に用いられる潤滑剤を用
いない。従来知られている潤滑剤を用いることによって
摩擦係数が高くなり、トルク上昇によって走行に異常を
生じ、走行耐久性が低下する。
以上のように構成されたバックコート塗料は乾燥厚み0
.1〜2.07zm、好しくは0.2〜1.5μmとな
るように塗設される。
本発明に係る磁性層としては、磁性粉、バインダ及び分
散剤、潤滑剤等を使用した塗布型磁性層であっても良い
し、蒸着法、スパッタ法、ベーパデポジション法等によ
って形成された薄膜型磁性層であっても良い。
磁性材料としては、例えばγ−Fe203. Co含有
γ−Fe20.、 Co被被着−FezO3,Fe3O
4,Co含有Fe、O,。
Co被着Fe、O,、Cry、等の酸化物磁性体、例え
ばFe。
Ni、 Co、 Fe−Ni合金、 Fe−Co合金、
 Fe−AQ金合金 F−Al1−Ni合金、 Fe−
N1−P合金、 Fe−N1−Co合金、 Fe−Mn
−Zn合金、 Fe−Ni−Zn合金、 Fe−Go−
Ni−Cr合金、 Fe−G。
−Ni−P合金、 Co−Ni合金、 Go−P合金、
 Co−Cr合金等Fe、 Ni、 Go、 10.を
主体とするメタル磁性粉等各種の強磁性体が挙げられる
。これらの金属磁性体に対する添加物とてはSi、Cu
、 Zn、i、 P、 lJn、 Cr等の元素又はこ
れらの化合物が含まれていても良い。
またバリウムフェライト等の六方晶系フェライト、窒化
鉄も使用される。
また磁性層に用いられるバインダ、硬化剤、分散剤、帯
電防止剤及びフィシについては前記バックコートiに於
いて説明したものが流用できる。
また従来用いられている潤滑剤を用いることができる。
更に必要に応じ研磨剤を添加することができる。
使用してもよい研磨剤としては、一般に使用される材料
で熔融アルミナ、炭化珪素、酸化クロム、コランダム、
人造コランダム、人造ダイヤモンド、ざくろ石、エメリ
ー(主成分;コランダムと磁鉄鉱)等が使用される。こ
れらの研磨剤は平均粒子0.05μm〜5μmの大きさ
のものが使用され、特に好しくは0.1〜2μmである
。これらの研磨剤は磁性粉100重量部に対して1〜2
0重量部の範囲で添加される。
上記バックコート及び磁性塗料に配合される溶媒或はこ
の塗料の塗布時の希釈溶媒としては、アセトン、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサ
ノン等のケトン類;メタノール、エタノール、プロパツ
ール、ブタノール等のアルコール類;酢酸メチル、酢酸
エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、エチレングリコール
モノアセテート等のエステル類;グリコールジメチルエ
ーテル、グリコールモノエチルエーテル、ジオキサン、
テトラヒドロフラン等のエーテル類;ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素;メチレンクロライド
、エチレンクロライド、四塩化炭素、クロロホルム、ジ
クロルベンゼン等のハロゲン化炭化水素等のものが使用
できる。
また、支持体としては、ポリエチレンテレフタレート、
ポリエチレン−2,6−ナフタレート等のポリエステル
類、ポリプロピレン等のポリオレフィン類、セルロース
トリアセテート、セルロースダイアセテート等のセルロ
ース誘導体、ポリアミド、ポリカーボネートなどのプラ
スチックが挙げられるが、Cu、 AQ、 Zn等の金
属、ガラス、窒化硼素、Siカーバイド、セラミックな
ども使用できる。
これらの支持体の厚みはフィルム、シート状の場合は約
3〜100μm程度、好しくは5〜50μmであり、デ
ィスク、カード状の場合は30μm−10mm程度であ
り、ドラム状の場合は円筒状で用いられ、使用するレコ
ーダに応じてその型は決められる。
上記支持体とバックコート層或は磁性層の中間には接着
性を向上させる中間層を設けても良い。
支持体上に上記層を形成するための塗布方法としては、
エアナイフコート、ブレードコート、エアナイフコート
、スクイズコート、含浸コート、リバースロールコート
、トランスファロールコート、グラビアコート、キスコ
ート、キャストコート、スプレィコート等が利用できる
がこれらに限らない。
〔実施例〕
本発明を実施例を用いて具体的に説明する。
実施例1〜4及び比較例(1)〜(6)下記処方Iの磁
性塗料をボールミルで十分に混合分散し、硬化剤として
多官能インシアネート6部を添加し、1μmのフィルタ
で濾過し、厚さ13μmのポリエチレンテレフタレート
ベースに乾燥膜厚4.5μmとなるようにリバースロー
ルコータで塗布1、、試料用フィルムをえた。該フィル
ムにスーパカレンダ処理を施した。
次いで表−1に示す試料毎に異なる処方■ (バックコ
ート塗料)の組成物をボールミルで24時間分散し各試
料のバックコート塗料とした。該塗料を前記試料用フィ
ルムの裏面にリバースロールコータで乾燥膜厚1.0μ
mになるよう塗布、乾燥し、バンクコート層を夫々に形
成し、1部2インチ幅にスリットして実施例試料テープ
1〜4及び比較例試料テープ(1)〜(6)をえた。
処方I (磁性塗料)        (重量部)CO
含含有−Fezes         100ポリウレ
タン         8 塩ビ一酢ビ共重合体      12 ステアリン酸ブチル     0.8 ミリスチン酸         0.5ステアリン酸 
       0.5 アル・ミナ                5カーボ
ンブラツク      0.5 レシチン           4 シクロへキサノン       40 メチルエチルケトン      60 トルエン           60 尚本発明に係るカーボンブラック及び酸化亜鉛の粒径を
表−2(1)及び(2)に示した。
また前記試料の特性を表−3に掲げた。−1、以下余白 表−1処方■(バックコート塗料) (単位型全部) 本発明に係るカーボンブラック及び酸化亜鉛を含有して
いる実施例1〜4は、バージンテープ及び200パス後
の摩擦係数が小さく、バックコート層の削れ、テープ損
傷もきわめて少ない。さらに、走行も安定なためにスキ
ュー及びジッター特性も優れている。また、均一分散性
に優れているため、表面粗度も極めて細かくすることが
可能で、クロマS/Nの劣化もなく、繰返し走行に於け
る耐久性も十分である。
一方、本発明に係るカーボンブラック及び酸化亜鉛の組
合せを含有しない比較例(1)〜(6)は、摩擦係数が
高く、安定走行性に欠け、スキュー及びクロマ特性も良
くない。さらにクロマS/N及びバックコート層削れの
点でも劣っている。
実施例及び比較例試料の測定方法 (a)  テープをVHSカセットに詰め、20°01
60%RH中で、NY−6200(検子電器製)デツキ
を使用し、200パスくり返し走行させた。その後、R
F出力変動、スキュー及びジッター値を測定した。
(b)  テープ損傷及びバックコート層削れは200
バス走行後のテープを目視で評価した。
(c)  動摩擦係数・・・23°C160%RH中で
、横浜システム社製走行性試験機(TBT−300−D
 )を使用し、入口テンション20gに設定し、直径3
.8mmのステンレスビンに試料テープを180°巻き
つけ、3.3cm/ secで走行させ、−公債の出口
テンションを測定し、次式より求めた。
(d)  層間摩擦係数−23°C160%RH中で、
(C)と同様の装置を使用し、入口テンション20gに
設定し、直径62mmのステンレスドラムに磁性層を上
側にして巻きつけ、その上に試料テープを1806巻き
つけ、BC面を0.2cm/ seeで走行させ一分後
の出口テンションを測定し、(1)式より求めた。
(e)  表面粗さRa(μm)・・・三次元粗さ測定
器5E−3FK(小板研究所)でカットオフ 0.25
、針圧3Q+++gで試料面を2.5mm長測定して求
めた。
(f)  クロマS/Nの測定・・・HR−7100(
日本ビクター(株)製)を用いて最大記録電流で4.5
MHzを記録し、再生時のノイズ電圧を測定して求めた
(g)  層間粘着テスト・・・1/2インチ幅のテー
プを1kgの圧で巻き、60℃、80%RHで24時間
放置後、さらに24時間常温で放置して巻き戻し、その
引き離すときの抵抗があるものを有り、ないものをなし
として評価した。
(h)  スキューの測定・・・カラーパー信号を試料
テープに録画したものをビデオデツキ(HR−6500
゜日本ビクター(株)製)を使用し、40℃、80RH
%中で走行させ、その回数が200回になったとき、モ
ニタ画面上でスイッチング点における像の歪をはかり、
これをμsecで表した。
(i)  ジッターの測定・・・200回走行後のサン
プルテープをVTRジッター測定計(自熱電器社製)を
用いて、測定した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 支持体の一方の面に磁性層を有し、この支持体の他方の
    面に、バインダと非磁性粉末を含むバックコート層を有
    する磁気記録媒体において、該非磁性粉末として平均一
    次粒径が夫々20〜40mμ、50〜80mμ及び10
    0〜500mμのカーボンブラック並びに平均粒径0.
    5〜1.0μmを有する酸化亜鉛粉末とを含むバックコ
    ート層を設けたことを特徴とする磁気記録媒体。
JP33392387A 1987-12-28 1987-12-28 非磁性粉を含有するバックコート層を設けた磁気記録媒体 Pending JPH01173422A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH04114314A (ja) * 1990-09-04 1992-04-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気記録媒体

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