JPH01173426A - 非磁性粉を含有するバックコート層を設けた磁気記録媒体 - Google Patents

非磁性粉を含有するバックコート層を設けた磁気記録媒体

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JPH01173426A
JPH01173426A JP33392787A JP33392787A JPH01173426A JP H01173426 A JPH01173426 A JP H01173426A JP 33392787 A JP33392787 A JP 33392787A JP 33392787 A JP33392787 A JP 33392787A JP H01173426 A JPH01173426 A JP H01173426A
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JP
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back coat
coat layer
magnetic
powder
tape
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JP33392787A
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Tsutomu Kenpou
見寳 勉
Takafumi Yanagida
貴文 柳多
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気記録媒体に係り、特にバックコート層の
表面物性の改善に関する。
以(下余白 磁気テープ、磁気シート、磁気ディスクのような磁気記
録媒体は、オーディオ分野、ビディオ分野、コンピュー
タ分野で広く使われている。これらの内、例えばビディ
オ分野の磁気テープについていえば、例えばカセットに
収納された磁気テープは画像の記録やその再生を行うと
きにはこのカセットがビディオデッキに装着され、その
テープがガイドポールやガイドローラに案内されて走行
されながら磁気゛ヘッドに摺擦走査される。この際画像
の記録や再生のためにはテープは定常的に走行され、そ
の巻状態も一様で繰り返しの再使用が同じようにできる
ものである必要があるが、テープは高速に走行され、し
かもテープは電気抵抗が高い材料で作られるのが通常で
あるので、ガイドポール等に接触するテープの表面性状
はその走行に適切なものであるとともに静電防止効果を
備えたものが要求される。
そして感度、特に高周波領域での出力を改善するために
磁気ヘッドに対する磁気テープの摺擦状態が変動しない
ようにするためにも磁性層の表面は平滑に仕上げられて
いる。しかしこのように磁性層表面が極めて平滑になる
と、動摩擦抵抗が大きくその走行性に問題を起こし易い
更に磁気テープをビデオテープで走行させるときは磁気
テープの表面のみならず、その裏面も上記ガイドボール
、ガイドロールに摺擦されるので磁気テープの裏側の走
行性、耐久性が良くないときは、走行する磁気テープに
過度のテンションがかかり、これにより磁性層が磁気ヘ
ッドに対し七過度に擦すられる状態になるので、磁性層
の損傷、磁性層の磁性粉の剥落等が起こるのみならず、
磁気テープの巻取られるテンションが強弱変動してその
巻反が変動し、その巻姿°が乱れてテープのエツジが不
揃いになり、その再使用のときテープの走行にムラがで
きる。これらのことが起ると、スキュー、ジッター、S
/間等の画像あるいは電磁気特性が悪くなる。
これらの改善のために、磁気テープの裏面にバックコー
ト層を設けることが提案されている。
例えば無機質粉末を樹脂層に含有させたものがある。こ
れはバックコート層の表面を粗面にしてガイドポール等
との接触面積を少なくしその摩擦係数を少なくするよう
にしたものである。例えば特開昭57−130234号
、特開昭58−1611.35号、特開昭57−538
25号、特開昭58−2415号にはいずれも無機質粉
末を用いた例が示され、さらにこれらの多くにはその粒
径を限定したものが示されている。
上記のような無機質粉末の代わりにカーボンブラックを
使用゛したものも提案され、例えば特公昭52−174
01号に記載されている。これはカーボンブラックの導
電性に基づく帯電防止と遮光効果及びその粒子による粗
面化効果を狙いとしたものであるが、使用されるカーボ
ンブラックの平均粒子径は lO〜20mμであるため
その塗料中における分散性が極めて悪く、この分散液を
用いて形成したバックコート層は凝集粒子が表面に粗い
凹凸を与え、またこの凝集粒子はバインダとの結合力も
大きくないので剥落し易いのみならず、テープが巻回さ
れて相互に接触したときこの凝集粒子の形状の大きなも
のが磁性層に凹凸を生ずる。
結局このように粒径の小さいカーボンブラックはその分
散性不良のため上記のような磁性層に凹凸を生じさせな
いような平均粗さにすることは難しく、その表面が過度
に粗になり易い。
更にバックコート層の摩擦抵抗をへらす手立として比較
的小さい 10〜60μmの平均一次粒径のカーボンブ
ラックと100μm以上の平均一次粒径のカーボンブラ
ックを併用する試みがなされている(特開昭60−45
938号、同60−45939号、同60−25023
号、同60−38725号、同60−107729号、
同59−185027号、同59−223937号、同
57−111828号、同50−147308号等)。
しかし単にカーボンブラックの粒径の大小に着目した併
用では走行性、耐久性の向上は充分ではない。
〔発明の目的〕
前記状況に照し本発明の目的は、 1)動摩擦係数が小さく、テープのデツキテンションが
低く、繰返し走行後のテープ損傷の発生しないバックコ
ート層を得る、 2)均一分散性に優れ、バックコート表面の粗さを細か
くすることが可能で、磁性層へのバックコート層の粗さ
の転写がなくクロマS/N特性等の良好なビデオテープ
を得ることにある。
〔発明の構成〕
前記本発明の目的は、支持体の一方の面に磁性層を有し
、この支持体の他方の面に、バインダと非磁性粉末を含
むバックコート層を有する磁気記録媒体において、該非
磁性粉末として平均一次粒径が夫々20〜40m゛μ、
100〜500mμのカーボンブラックと平均粒径0.
5〜1.0P mの酸化亜鉛粉末と平均粒径0.01−
1.0μmの酸化チタン、硫酸バリウム、酸化鉄もしく
は炭酸カルシウムの中の少なくとも1つを含むバックコ
ート層を設けたことを特徴とする磁気記録媒体によって
達成される。
次に本発明の詳細な説明する。
前記平均粒径20〜40mμのカーボンブラック具体例
としては: コロンビア・カーボン社製; ラーベン5250,1255,1250.1200゜1
170.1040,1035,1030゜1020、 
890. 850. 825キャポット社製;ブラック
・パールズし。
リーガル400,600.500R,500゜330.
99 パルカンXC−72,P 三菱化成社製;CF9 # 50.52,45,44,40.32.30.40
00MA−100,7,8,11 前記平均粒径100〜500mμのカーボンブラックの
具体例としては コロンビア・カーボン社製 ;ラーベンMT−CI(3
50mμ)が挙げられる。
また本発明に係る酸化亜鉛は、乾式法、湿式法のいづれ
の製法によるものでもよいが、好しくはフランス法で製
造された非単一形の酸化亜鉛が好しい。
本発明に係る酸化亜鉛の粒子径は、次に述べる空気透過
法によって求められた値で表示する。
空気透過法は、球形均一粒子から成る粉体に対して、粉
体充填層を透過する流体(空気)の透過性と粉体の比表
面積との関係として、一般番こ下記コーゼニイ・カーマ
ン(Kozeny−Carman)の式(1)をを用い
て平均粒子径を求める方法である。
但し   ε−1−− AL ここに於いて; Sw:粉体の比表面積(cm2/9) ε;粉体充填層の空隙率 P;粉体密度(g/cm3) η;空気の粘性係数(g/Cm−5eC)L;粉体充填
層の厚さ(cm) Q:粉体充填透過空気量(c、c) ΔP:充填層両面間圧力差(g/c+n2)A;充填層
の断面積(cm2) t;Qc、c、の空気の充填層透過時間(sec)W;
粉体重量(g) 前記式(1)に於て、ρ、y7.L、A、及びεは独立
に測定可能であるので、Qとtを与えこれに対するΔP
を測定すればSwが求められる。該Swの値を下記関係
式(2)に入れて平均粒子径dmが算出される。
6     ・・・(2) ρSW 測定装置としては5s−100(高滓製作所)等がある
本発明に係る前記4種の無機質粉末は平均粒径0.01
−1.0μmのものを選んで用いられる。
本発明に係るバックコート塗料処方に於て、前記したカ
ーボンブラック、酸化亜鉛及び無機質粉末を含めた全7
49重量は、バインダ100重量部番二対して、50〜
500重量部、好しくは100〜500重量部である。
また全フィラ量100wt%の中で、前記平均一次粒径
が夫々20〜40mμ、100〜500mμのカーボン
ブラック、平均粒径0.5〜1.0μmの酸化亜鉛、平
均粒径0.O1〜1.0μmの無機質粉末の夫々占める
比率は前記順にlO〜80.1〜50,1〜5Qwt%
の範囲である。
またバインダには、磁気テープ用として従来用いられて
いる各種樹脂をすべて流用することができるが特にポリ
ウレタン樹脂と繊維素系樹脂にポリイソシアネートを添
加したものが好しい。
更に物性、引いては電磁変換特性、及び生産性を改善、
向上するための従来用いられる各種添加剤を加えてもよ
い。
前記カーボンブラック等本発明に係るフィシに併用され
る有機質フィシとしてはアクリルスチレン系樹脂、ベン
ゾグアナミン系樹脂粉末、メラミン系樹脂粉末、フタロ
シアニン系顔料が好しいが、ポリオレフィン系樹脂粉末
、ポリエステル系樹脂粉末、ポリアミド系樹脂粉末、ポ
リイミド系樹脂粉末、ポリフッ化エチレン樹脂粉末等が
挙げられる。
□特にベンゾグアナミン系及び/またはメラミン系樹脂
粉末はカーボンブラックとの併用対象としては好しい。
また、無機質粉末としては酸化珪素、酸化アルミニウム
、炭酸バリウム、硫酸カルシウム、硫酸亜鉛、酸化錫、
酸化クロム、炭化珪素、炭化カルシウム、α−F 82
0 m 、タルク、カオリン、窒化硼素、弗化亜鉛、二
酸化モリブデンが挙げられる。
前記バックコート層に使用されるポリウレタン樹脂は、
ポリオールとポリイソシアネートとの反応によって合成
されるものであるが、本発明に係るポリウレタン樹脂は
、ポリオールを選定することによって、ポリウレタン主
鎖にエーテル結合、隣接する原子が炭素である一般的エ
ステル結合、炭酸エステル結合或はそれらを2つ以上組
合せてウレタン結合に併せ含んでいてもよい。更に主鎖
、側鎖に潤滑性或は分散性等を向上するために例えば弗
素、珪素或はスルホン基等を導入してもよい。
尚その平均分子量は500〜20万°が好しい。
本発明に係る繊維素系樹脂としては、セルロースエーテ
ル、セルロース無機酸エステル、セルロース有機酸エス
テル等が使用できる。セルロースエーテルとしては、メ
チルセルロース、エチルセルロース、プロピルセルロー
ス、イソプロピルセルロース、ブチルセルロース、メチ
ルエチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロー
ス、エチルヒドロキンエチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロース・ナトリ
ウム塩、ヒドロキシエチルセルロース、ベンジルセルロ
ース、シアンエチルセルロース、ビニルセルロース、ニ
トロカルボキシメチルセルロース、ジエチルアミノエチ
ルセルロース、アミノエチルセルロース等が使用できる
。セルロース無機質エステルとしては、ニトロセルロー
ス、硫酸セルロース、燐酸セルロース等が使用できる。
また、セルロース有機酸エステルとしては、アセチルセ
ルロース、プロピオニルセルロース、ブチリルセルロー
ス、メタクリロイルセルロース、クロルアセルセチルロ
ース、β−オキシプロピオニルセルロース、ベンゾイル
セルロース、p−トルエンスルホン酸セルロース、アセ
チルプロピオニルセルロース、アセチルブチリルセルロ
ース等が使用できる。これら、繊維素系樹脂の中でニト
ロセルロースが好ましい。
前記ポリウレタン樹脂と繊維素系樹脂の混合重量比は0
.05〜l000であり、好しくは0.1〜5.0であ
る。
本発明の如くセルロース樹脂特にニトロセルロースを用
いることによって、耐熱性、靭性、耐ブロック性を上げ
ることができ、また摩擦係数が小で層間粘着防止には卓
然たる効果を有し、特に高温高湿に於る走行安定性を向
上させることができる。
また生産性の上ではニトロセルロースを含む塗料に於い
ては塩化ビニル系に比べてフィシの分散が速かで塗料自
体も安定であり且つフィシの再凝集が起り難い。
本発明に於ては、前記バインダに対し硬化剤としてポリ
イソシアネートが含有させられる。
使用できる芳香族ポリイソシアネートは、例えばトリレ
ンジイソシアネート(TDI)等及びこれらポリイソシ
アネートと活性水素化合物との付加体などがあり、平均
分子量として100〜3,000の範囲のものが好適で
ある。
また脂肪族ポリイソシアネートとしては、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート(HMDI)等及びこれらインシア
ネートと活性水素化合物の付加体等が挙げられる。これ
らの脂肪族ポリイソシアネート及びこれらポリイソシア
ネートと活性水素化合物の付加体などの中でも、好しい
のは分子量が100〜3,000の範囲のものである。
脂肪族ポリイソシアネートのなかでも非脂環式のポリイ
ソシアネート及びこれら化合物と活性水素化合物の付加
体が好ましい。
前記ポリイソシアネートの添加量は、前記バイ。
ンダ重量に対してl/20〜7/lO1より好ましくは
l/10〜1/2である。
また、本発明に係るバックコート層の表面粗度は走行性
、電磁変換特性の面でcut off 0−08mmの
中心線平均粗さ(Ra)にて、0.05μm以下である
ことが好しい。
本発明に係るバックコート層に使用される分散剤として
は、レシチン、燐酸エステル、アミン化合物、アルキル
サルフェート、脂肪酸アミド、高級アルコール、ポリエ
チレンオキサイド、スルホ琥珀酸、スルホ琥珀酸エステ
ル、公知の界面活性剤等及びこれらの塩があり、また、
陰性有機基(例えば−COOH,−PO3H)を有する
重合体分散剤の塩を使用することもできる。これら分散
剤は1種類のみで用いても、あるいは2種類以上を併用
してもよい。これらの分散剤はバインダ100重量部に
対し1〜20重量部の範囲で添加される。
使用してもよい帯電防止剤としては、前記カーボンブラ
ックをはじめ、グラファイト、酸化錫−酸化アンチモン
系化合物、酸化チタン−酸化錫−酸化アンチモン系化合
物などの導電性粉末 :サポニンなどの天然界面活性剤
;アルキレンオキサイド系、グリセリン系、グリシドー
ル系などのノニオン界面活性剤;高級アルキルアミン類
、第4級アンモニウム塩類、ピリジン、その他の複素環
類、ホスホニウムまたはスルホニウム類などのカチオン
界面活性剤;カルボン酸、スルホン酸、燐酸、硫酸エス
テル基、燐酸エステル基等の酸性基を含むアニオン界面
活性剤;アミノ酸類、アミノスルホン酸類、アミノアル
コールの硫酸または燐酸エステル類等の両性活性剤など
が挙げられる。
尚本発明の特異性として、一般に用いられる潤滑剤を用
いない。従来知られている潤滑剤を用いることによって
摩擦係数が高くなり、トルク上昇によって走行に異常を
生じ、走行耐久性が低下する。
以上のように構成されたバックコート塗料は乾燥厚み0
.1−2.0μm、好しくは0.2−1.5μmとなる
ように塗設される。
本発明に係る磁性層としては、磁性粉、バインダ及び分
散剤、潤滑剤等を使用した塗布型磁性層であっても良い
し、蒸着法、スパッタ法、ベーパデポジション法等によ
って形成された薄膜型磁性層であっても良い。
磁性材料としては、例えばγ−Fe20.. Co含有
γ−Fez03. Co被被着−Fe203. Fe3
O4,Goo有Fe30t+Co被着Fe1O,、Cr
O2等の酸化物磁性体、例えばFe。
Ni、 Co、 Fe−Ni合金、 Fe−Co合金、
 Fe−Au合金、 F−i−Ni合金、 Fe−N1
−P合金、 Fe−Ni−Co合金、 Fe−Mn−Z
n合金、 Fe−Ni−Zn合金、 Fe−Go−Ni
−Cr合金、 Fe−G。
−Ni−P合金、 Co−Ni合金、 Co−P合金、
 Co−Cr合金等Fe、 Ni、 Co、 A(2を
主体とするメタル磁性粉等各種の強磁性体が挙げられる
。これらの金属磁性体に対する添加物とてはSi、Cu
、 Zn、AQ、 P、 Mn、 Cr等の元素又はこ
れらの化合物が含まれていても良い。
またバリウムフェライト等の六方晶系フェライト、窒化
鉄も使用される。
また磁性層に用いられるバインダ、硬化剤、分散剤、帯
電防止剤及びフィシについては前記バックコート層に於
いて説明したものが流用できる。
また従来用いられている潤滑剤を用いることができる。
更に必要に応じ研磨剤を添加することができる。
使用してもよい研磨剤としては、一般に使用される材料
で熔融アルミナ、炭化珪素、酸化クロム、コランダム、
人造コランダム、人造ダイヤモンド、ざくろ石、エメリ
ー(主成分;コランダムと磁鉄鉱)等が使用される。こ
れらの研磨剤は平均粒子0.05μm〜5μmの大きさ
のものが使用され、特に好しくは0.1〜2μmである
。これらの研磨剤は磁性粉100重量部に対して1〜2
0重量部の範囲で添加される。
上記バックコート及び磁性塗料に配合される溶媒或はこ
の塗料の塗布時の希釈溶媒としては、アセ・トン、メチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキ
サノン等のケトン類;メタノール、エタノール、プロパ
ツール、ブタノール等のアルコール類;酢酸メチル、酢
酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、エチレングリコー
ルモノアセテート等のエステル類;グリコールジメチル
エーテル、グリコールモノエチルエーテル、ジオキサン
、テトラヒドロフラン等のエーテル類 ;ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素;メチレンクロラ
イド、エチレンクロライド、四塩化炭素、クロロホルム
、ジクロルベンゼン等のハロゲン化炭化水素等のものが
使用できる。
また、支持体としては、ポリエチレンテレフタレート、
ポリエチレン−2,6−す7タレート等のポリエステル
類、ポリプロピレン等のポリオレフィン類、セルロース
トリアセテート、セルロースダイアセテート等のセルロ
ース誘導体、ポリアミド、ポリカーボネートなどのグラ
スチックが挙げられるが、Cu、 A12. Zn等の
金属、ガラス、窒化硼素、Siカーバイド、セラミック
なども使用できる。
これらの支持体の厚みはフィルム、シート状の場合は約
3〜100μm程度、好しくは5〜50μmであり、デ
ィスク、カード状の場合は30μm〜10mn+程度で
あり、ドラム状の場合は円筒状で用いられ、使用するレ
コーダに応じてその型は決められる。
上記支持体とバックコート層或は磁性層の中間には接着
性を向上させる中間層を設けても良い。
支持体上に上記層を形成するだめの塗布方法としては、
エアナイフコート、ブレードコート、エアナイフコート
、スクイズコート、含浸コート、リバースロールコート
、トランスファロールコート、グラビアフート、キスコ
ート、キャストコート、スズレイコート等が利用できる
がこれらに限らない。
〔実施例〕
本発明を実施例を用いて具体的に説明する。
実施例1〜6及び比較例(1)〜(4)下記処方Iの磁
性塗料をボールミルで十分に混合分散し、硬化剤として
多官能インシアネート6部を添加し、1μmのフィルタ
で濾過し、厚さ13μmのポリエチレンテレフタレート
ベースに乾燥膜厚4.5μmとなるようにリバースロー
ルコータで塗布し、試料用フィルムをえた。該フィルム
にスーパカレンダ処理を施した。
次いで表−1に示す試料毎に異なる処方■ (バ・ンク
コート塗料)の組成物をボールミルで24時間分散し各
試料のバックコート塗料とした。該塗料を前記試料用フ
ィルムの裏面にリバースロールコータで乾燥膜厚1.0
μmになるよう塗布、乾燥し、バ・ンクコート層を夫々
に形成し、172インチ幅にスリ・ソトして実施例試料
テープ1〜6及び比較例試料テープ(1)〜(4)をえ
た。
処方I (磁性塗料)        (重量部)Co
含含有−Fe203100 ポリウレタン          8 塩ビ一酢ビ共重合体      12 ステアリン酸ブチル     0.8 ミリスチン酸         0.5ステアリン酸 
       0.5 アルミナ            5 カーボンブラツク      0.5 レシチン           4 シクロへキサノン       40 メチルエチルケトン      60 トルエン           60 また本発明に係るカーボンブラ・7り及び酸化亜鉛の粒
径を表−2(1)及び(2)に、更に前記試料の以(下
余由 −1,″ 表−1処方■(バックコート塗料) (単位型全部) 本発明に係るカーボンブラック及び酸化亜鉛及び無機質
微粒子を含有している実施例1〜6は、バージンテープ
及び200バス後の摩擦係数が小さく、バックコート層
の削れ、テープ損傷もきわめて少ない。さらに、走行も
安定なためにスキュー及びジッター特性も優れている。
また、均一分散性に優れているため、表面粗度も極めて
細かくすることが可能で、クロマS/Nの劣化もなく、
繰返し走行に於ける耐久性も十分である。
一方、本発明に係るカーボンブラック及び酸化亜鉛及び
無機質微粒子の組合せを含有しない比較例(1)〜(4
)は、摩擦係数が高く、安定走行性に欠け、スキュー及
びジッター特性も良くない。さらにクロマS/N及びバ
ックコート層削れの点でも劣っている。
実施例及び比較例試料の測定方法 (a)  テープをVHSカセットに詰め、20’C!
、60%RH中で、NV−6200(払下電器製)デツ
キを使用し、200パスくり返し走行させた。その後、
RF出力変動、スキュー及びジッター値を測定した。
(b)  テープ損傷及びバックコーh/it削れは2
00パス走行後のテープを目視で評価した。
(c)  動摩擦係数・・・23℃、60%RH中で、
横浜システム社製走行性試験機(TBT−300−D)
を使用し、入口テンション20gに設定し、直径3.8
mrnのステンレスピンに試料テープを180°巻きつ
け、3.3cm/ secで走行させ、−分径の出口テ
ンションを測定し、次式より求めた。
(d)  層間摩擦係数・23°C160%RH中で、
(c)と同様の装置を使用し、入口テンション20gに
設定し、直径62mmのステンレスドラムに磁性層を上
側にして巻きつけ、その上に試料テープを180°巻き
つけ、BC面を0.2cm/seaで走行させ一分後の
出口テンションを測定し、(1)式より求めた。
(e)  表面粗さRa(μm)・・・三次元粗さ測定
器5E−3FK(小板研究所)でカットオフ0.25、
針圧30m9で試料面を2.5rnrn長測定して求め
た。
(f)  クロマS/Nの測定・・・HR−7100(
日本ピンター(株)製)を用いて最大記録電流で4.5
MHzを記録し、再生時のノイズ電圧を測定して求めた
(g)  層間粘着テスト・・・I/2インチ幅のテー
プを1 kyの圧で巻き、60°C180%RHで24
時間放置後、さらに24時間常温で放置して巻き戻し、
その引き離すときの抵抗があるものを有り、ないものを
なしとして評価した。
(h)  スキューの測定・・・カラーパー信号を試料
テープに録画したものをビデオデツキ(HR−6500
゜日本ピンター(株)製)を使用し、40°0.80R
H%中で走行させ、その回数が200回になったとき、
七二タ画面上でスイッチング点における像の歪をはかり
、これをμsecで表した。
(i)  ジッターの測定・・・200回走行後のサン
プルテープをVTRジッター測定計(日照電器社製)を
用いて測定した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 支持体の一方の面に磁性層を有し、この支持体の他方の
    面に、バインダと非磁性粉末を含むバックコート層を有
    する磁気記録媒体において、該非磁性粉末として平均一
    次粒径が夫々20〜40mμ、100〜500mμのカ
    ーボンブラックと平均粒径0.5〜1.0μmの酸化亜
    鉛粉末と平均粒径0.1〜1.0μmの酸化チタン、硫
    酸バリウム、酸化鉄もしくは炭酸カルシウムの中の少な
    くとも一つを含むバックコート層を設けたことを特徴と
    する磁気記録媒体。
JP33392787A 1987-12-28 1987-12-28 非磁性粉を含有するバックコート層を設けた磁気記録媒体 Pending JPH01173426A (ja)

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JP33392787A JPH01173426A (ja) 1987-12-28 1987-12-28 非磁性粉を含有するバックコート層を設けた磁気記録媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8545177B2 (en) 2007-07-23 2013-10-01 Continental Automotive Gmbh Radial compressor with a diffuser for use in a turbocharger

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8545177B2 (en) 2007-07-23 2013-10-01 Continental Automotive Gmbh Radial compressor with a diffuser for use in a turbocharger

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