JPH01173084A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

Info

Publication number
JPH01173084A
JPH01173084A JP33344387A JP33344387A JPH01173084A JP H01173084 A JPH01173084 A JP H01173084A JP 33344387 A JP33344387 A JP 33344387A JP 33344387 A JP33344387 A JP 33344387A JP H01173084 A JPH01173084 A JP H01173084A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
toner
cleaning
fixing roller
fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33344387A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Menjo
健 校條
Masaaki Sakurai
正明 桜井
Yasuo Nami
泰夫 浪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP33344387A priority Critical patent/JPH01173084A/ja
Publication of JPH01173084A publication Critical patent/JPH01173084A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2017Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means
    • G03G15/2025Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means with special means for lubricating and/or cleaning the fixing unit, e.g. applying offset preventing fluid

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、複写装置、レーザービームプリンタ、マグネ
スタイラスプリンタ等の画像形成装置において、記録材
上に形成された未定着画像を熱定着する技術の分野で利
用され、特にヒートロール定着方式により熱定着するた
めの定着ローラをクリーニングするクリーニング装置を
備えた定着装置に関するものである。
(従来の技術) 静電記録装置等の画像形成装置に3いては、画像形成プ
ロセスの最終仕上げ工程として記録材(例えば、紙又は
OHPシート等)の上に形成された未定着画像を該記録
材上に定着させることか必要である。そして、そのため
の定着装置とじてはヒートロール定着方式によるものが
一般的である。
定着工程を有する装置である従来の電子写真装置におけ
るヒートロール定着方式の定着装置は、第8図に示すよ
うに、アルミ製の芯金2の外層にシリコーンゴム3を所
定の厚さに被膜して成る定着ローラ1、アルミ製の芯金
5の外層にシリコーンゴム6を所定の厚さに被膜し更に
その表層に樹脂被膜6′を施して成る加圧ローラ4、こ
れらの定着ローラl及び加圧ローラ4内に配設された加
熱源7等から構成されるものである。
上記のように構成された定着装置によれば、未定着のト
ナー像12を担持した記録材13は不図示の搬送手段に
より定着ローラlと加圧ローラ4との間に搬送され、定
着ローラlにより未定着トナー像12か記録材13上に
加熱定着される。このとき、記録材13上の未定着トナ
ー像12を形成するトナーはわずかながら定着ローラl
の表面に転移、即ちオフセットする。そして、定着ロー
ラlにオフセットされるトナーにより周知のように電子
写真の画像の品質か悪化する等の虞があるため、電子写
真装置においては、定着ローラ1の表面をクリーニング
するクリーニング装置か設けられており、このようなり
リーニング装置としては各種のものがある。
上述した従来のクリーニング装置として、定着ローラl
にトナーとの親和力か高い金属(例えばアルミニウム)
より成るクリーニングローラ(図示省略)を接触させ、
該クリーニングローラにより定着ローラ1をクリーニン
グするようにしたものがある(特開昭48−62435
号公報参照)。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような金属より成るクリーニングロ
ーラを用いたクリーニング装置は、クリーニングローラ
め表面が平滑で固いため、記録材13上の所々に担持さ
れたトナーが定着ローラlにオフセットされ、更にクリ
ーニングローラの表面に吸着されると、クリーニングロ
ーラの表面には所々にトナーか固着することになる。こ
の結果、クリーニングローラの表面にトナーが吸着され
るに従って、該クリーニングローラはトナーの固着か多
くなった部分てしか定着ローラ1に接触しなくなり、ロ
ーラの長平方向でクリーニングできない箇所が発生し、
クリーニング能力が低下する。また、クリーニングロー
ラを構成する金属は定着ローラl上のトナーとの吸着性
は高いか、トナーをローラから回収する除去能力が低い
という問題がある。
また、従来の別のクリーニング装置として、第8図に示
すように繊維状の部材(例えばノーメックス(商品名)
等)より成るウェブ15を接触させ、該繊維状の部材に
より定着ローラ1をクリーニングするようにしたものか
ある(特開昭50−57237号公報参照)。このよう
な繊維状の部材によれば、定着ローラ1の表面上のトナ
ーか繊維間に吸着されるため、部分的にトナーの堆積か
多くなることかなく、定着ローラlと繊維状の部材との
接触状態は良好となると共に、ローラ1からのトナーの
回収力が高く、トナーの除去能力も高い、しかしながら
、特にヒートロール定着方式の定着装置においては、定
着ローラlが表面が粗くなることなどにより離型性が低
下してくると。
定着ローラ1の表面とトナーとの粘着性が高くなり、ト
ナーは定着ローラlの表面に固着するようになる。この
ため、ウェブ15が定着ローラ1上のトナーを該定着ロ
ーラlから離脱しきれなくなることがある。
更に、従来の更に別のクリーニング装置として、第8図
に示す繊維状の部材15の代わりにサンドベーパーを定
着ローラlに接触させ、該サンドペーパーにより定着ロ
ーラlをクリーニングするようにしたものかある(特開
昭51−5023号公報参照)、このようなサンドベー
パーによれば、定着ローラlの表面上のトナーか研削さ
れるようになるため、前述した金属ローラや繊維状の部
材よりも定着ローラlからトナーを取り除く効果は大き
くなる。しかしながら、サンドペーパーの表面はトナー
との親和力が低いので、トナーの吸着性か劣り、トナー
を運び去る鋤力が低い、このため、定着ローラlとサン
ドペーパーとの接触部にトナーが溜りやすく、クリーニ
ング能力が低下するという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので。
その目的とするところは、未定着画像を定着するために
使用されるローラの表面にある現像剤を拭き取る能力を
高くできると共に、拭き取った現像剤を収集する能力を
向上させることができ、もって、ローラ上の現像剤をク
リーニングする能力を向上できるようにしたクリーニン
グ装置を備えた定着装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上述した問題点を解決するために、本発明は、未定着画
像を定着するためのローラを有する定着装置において、
前記ローラと該ローラに接触する繊維状のクリーニング
部材との間に金属粒子を介在させて該ローラをクリーニ
ングするクリーニング装置を備えたことを特徴とする。
(作用) このようにして、定着ローラにオフセットされた現像剤
は繊維状のクリーニング部材の繊維間に吸着され、また
、クリーニング部材の繊維に介在された金属粒子は現像
剤との親和力が高いため、クリーニング部材は該金属粒
子と共に定着ローラ上のトナーを良く吸着するようにな
り、クリーニング能力が高くなる。
(実施例) 以下1本発明の実施例を添付図面を参照して説明する。
第1図は本発明に係る定着装置の構成図であり、同図中
1は定着ローラで、これはアルミ製の芯金2の外層にL
TVシリコーンゴム(低温加硫タイプシリコーンゴム)
3を所定の厚さに被膜して成る。そして、この定着ロー
ラlの下側には加圧ローラ4が設けられており、これは
アルミ製の芯金5の外層にHTVシリコーンゴム6を所
定の厚さに被膜し更にその表面層に樹脂被膜6′を施し
て成る。
また、これらの定着ローラl及び加圧ローラ4内には加
熱源であるハロゲンヒータ7か配設されている。そして
、加圧ローラ4にはサーミスタ8が当接され、このサー
ミスタ8によりハロゲンヒータ7への電流の供給のオン
又はオフが制御される。このようにして、定着ローラl
の温度及び加圧ローラ4の温度が記録材13上の未定着
トナー像を記録材13上に定着させるのに適切な所定温
度(例えば170°C)に保たれるようになっている。
そして、これらの定着ローラl及び加圧ローラ4は不図
示の駆動装置により図中の矢印すの方向に回転される。
一方、定着ローラ1からのトナーの離型性を向上させる
ため、定着装置の所定箇所には離型剤塗布装M9が設け
られている。この離型剤塗布装置9はオイルタンク内の
シリコーンオイル10をフェルト11を介して定着ロー
ラlに塗布するように構成されている。
更に、定着ローラl上にオフセットしたトナーをクリー
ニングするためのクリーニング装置24が定着装置の所
定箇所に設けられている。このクリーニング装置24は
押圧ローラ16により定着ローラlに接触される繊維状
のクリーニングウェブ15により定着ローラlをクリー
ニングするものである。このクリーニングウェブ15は
従来の耐熱性不織布ノーメックス(商品名)である。
このように構成されたクリーニングウェブ15は送りロ
ーラ14により図中の矢印Cの方向に送られるとともに
1巻き取りローラ17に巻き取られるようにな9ている
一方、定着ローラlの回転上流側には研磨物質供給装置
25が設けられている。かかる研磨物質供給装置25は
その開口が定着ローラ1の長手方向全域に開口され、定
着ローラlの回転に同期するようにして研磨物質である
ニッケル粒子26を吐出させるように構成されている。
このニッケル粒子26はニッケル金属を数gmの粒径に
て粉末化したものである。
次に、上述のように構成した定着装置の作用について説
明する。
未定着トナー像12を担持した記録材13は第1図中の
矢印aの方向へ不図示の装置により搬送され、不図示の
駆動装置により同図中矢印す方向に回転される定着ロー
ラlと加圧ローラ4との間に通され、ハロゲンヒータ7
から定着ローラ1及び加圧ローラ4をそれぞれ介して供
給される所定の温度に制御された熱により記録材13上
に担持された未定着トナー像12が記録材13上に定着
される。
上述した熱定着工程においては、記録材13上に熱定着
される未定着トナー像12が少しずつ定着ローラlにオ
フセットされるが、オフセットされたトナーはクリーニ
ング装置24により定着ローラlから以下のようにして
除去される。
即ち、ウェブ15は押圧ローラ16により押圧されなが
ら巻き取りローラ17に所定の速度(記録材100枚に
つき1mm)で巻き取られていく、そして、ウェブ15
は定着ローラlの回転に伴って定着ローラ1の表面に摺
擦され、定着ローラの表面のクリーニングか行われる。
この場合、ウェブ15は繊維状になっているため、金属
ローラのような平滑で固いクリーニング部材と違って定
着ローラ1との接触状態か良い。
即ち、第2図に示すように定着ローラlの表面の所々に
オフセットされたトナー23はウェブ15の繊M22間
に吸着されるため、部分的にトナーの堆積が多くなるこ
とかなく、定着ローラlとウェブ15との接触状態は良
好となる。そして、ウェブ15は繊維状であるので、ロ
ーラからのトナーの拭き取りの効果が高い。
また、ウェブ15の定着ローラlに接触する側には研磨
物質供給装置25から供給されるニッケル粒子26か含
有され、ニッケル等の金属がトナーとの親和力が高いた
め、定着ローラl上のトナーを良く吸着する。この結果
、クリーニング装置24による定着ローラlからトナー
を離脱するクリーニング能力は従来のウェブに比較して
格段に向上される。従って、定着ローラlが表面のl1
Il型性か低下することにより、トナーは定着ローラ1
の表面に固着するようになるか、このようなトナーもよ
く取り除けるようになる。
更に、ウェブ15の定着ローラlの表面に対する摺擦の
際、研磨物質供給装置25から供給されるニッケル粒子
26が摺擦部に滞留する。このようなニッケル粒子26
は定着ローラlの表面の研磨剤として作用し、定着ロー
ラlの表面にオフセットしたトナーを削り落とす、また
、この研磨の際にも、従来のサンドペーパーと違って、
研磨粒子が金属であるので、そのトナーとの親和力の高
さによって金属の研磨粒子は繊維間において定着ローラ
1の表面上をころがり、その金属粒子表面とローラから
削り落とされたトナーは強く吸着される。従って、定着
ローラlの表面がシリコーンゴムやフッ素ゴム等のゴム
の場合は、オフセットされたトナーかゴムの表層中に入
り込むことかあるか、上述した全屈粒子26による研磨
効果によりゴムの表層が削られるので、オフセットトナ
ーは確実にローラから離脱する。そして、このローラか
ら離れたオフセットトナー23は第2図に示すようにニ
ッケル粒子26と共にウェブ15の繊維28間に吸着さ
れて運び去られる。このため。
定着ローラlとウェブ15との接触部にトナーか溜るこ
とがなく、ローラ表層は常にきれいに保たれる。
以上のようにして、定着ローラlかトナーのオフセット
により使用不可能となるまでの寿命を従来より格段に向
上させることができた。
耐久試験によれば、従来のウェブだけを使用したクリー
ニング装置ではオフセットにより定着ローラか使用不衡
となるのまでの定着枚数か8万枚であったのに対し、ウ
ェブとローラとの間にニラ。
ケル粒子を介在させるようにした本発明のクリーニング
装置では前述の定着枚数か20万枚に達し、定着ローラ
の大幅な高寿命化を図ることがてきた。
また、特に本発明に係る定着装置のクリーニング装設は
カラー画像形成装置における定着装置において有効であ
る。第1図に示す定着装こはカラー画像形成における定
着工程の際に特に有効であり、トナーはイエロー、マゼ
ンダ、シアン、ブラックの各種のものを記録材13上に
多層に積層させるようにする。このようなカラー画像形
成においてはオリジナル原稿に近い色を再現するために
、複数層のトナーを加熱溶融して混色させるので、軟化
点の低い(即ち、低融点で)且つシャープメルトなトナ
ーを使用する必要がある。そして、低融点にする必要か
あるため、トナーの離型性を良くするワックスを多く混
入することはてきないが、これはワックスが高融点であ
るからである。
この場合、シャープメルトなトナーはローラにオフセッ
トし易いとともに、複数色の積層により定着すべきトナ
ー層が厚いため、オフセットし易い、更には、カラート
ナーを構成する複数のトナーはそれぞれ成分が異なるの
で、環境の変動等による影響か各トナーにより若干具な
り、一定温調を行なう定着装置では更にオフセットは発
生し易い。
このため、カラー画像形成における定着装置の定着ロー
ラの表面材質は特に限られたものとなり、離型性の点よ
り従来白黒画像定着装置において使用しているテフロン
(商品名)等のフ・ン素樹脂系の材質を使用することか
難しく、第1図に示すようなシリコーンゴム又はシリコ
ーン樹脂が使用される。更にシリコーンゴムの中でも特
にRTV(室温加硫型シリコーンゴム)が好ましい、何
故ならフッ素樹脂はオフセットを防止するシリコーンオ
イル等の離型剤に対して馴染まないためである。故に、
ローラ表層としてはシリコーンオイルに対して活性のあ
るシリコーン系が好ましく、特にオイルを含浸したもの
が更に好ましい。
このようなシャープメルトトナーとシリコーンゴムより
成る定着ローラlとの組み合せにおいては、シャープメ
ルトトナーとシリコーンゴムとの粘着力か高いだけでな
く、熱により解けたトナーかシリコーンゴム中に侵入し
、定着ローラ1のゴム表面層を変質させ、これにより定
着ローラlの離型性が劣化する。
上述したカラー画像形成装置の定着装置において本発明
は特に有効である。
第1図の定着装置を用いて、耐久試験を行ったところ、
従来のノーメックスより成るウェブを使用したクリーニ
ング装置ではオフセットにより定着ローラか使用不能と
なるまでの定着枚数が8000枚であったのに対し、ウ
ェブとローラとの間にニッケル粒子を介在させるように
した本発明のクリーニング装置では前述の定着枚数が5
万枚に達し、定着ローラの大幅な高寿命化を図ることか
できた。
尚、カラー画像形成において使用されるカラートナーに
ついて以下に述べる。
カラートナーは例えばポリエステル樹脂、スチレン−ア
クリル樹脂、着色剤(染料、昇華性染料)、荷電制御剤
等を溶融混線、粉砕、分級してトナーを製造する。必要
とあらば、トナーに各種外添剤を添加する外添工程を付
加してもよい。
トナーの平均粒径は通常5〜30p、mである。カラー
トナーは、耐オフセット性、定着性、シャープメルト性
を考慮すると結着樹脂としてポリエステル樹脂を使用し
たものか特に好ましい。
シャープメルト性ポリエステル樹脂はジオール化合物と
ジカルボン酸とから合成される分子の主鎖にエステル結
合を有する高分子化合物である。
ジオール成分としては例えば、エチレングリコール、1
.2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリ
コール、1.4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコ
ール、1.4−ブチンジオール、1,4−ビス(ヒドロ
キシメチル)シクロヘキサン、ビスフェノールA、水素
添加ビスフェノールA、ポリオキシエチレン化ビスフェ
ノールA、ポリオキシプロピレン化ビスフェノールAの
如きビスフェノールタイプジオールか挙げられる。
ジカルボン酸成分としては例えばマレイン酸、フマル酸
、イソフタル酸、テレフタル酸、シクロヘキサンジカル
ボン酸、コハク酸、アジピン酸、セハチン酸、マロン酸
、シュウ酸の如き脂肪族ジカルボン酸または芳香族ジカ
ルボン酸、これらの酸無水物または低級アルコールとの
エステル等が挙げられる。
本発明で使用するシャープメルト性ポリエステル樹脂の
軟化点は、60〜150°C好ましくは80〜120°
Cが良い、また、ポリエステル樹脂は1重量平均分子量
(M w )が4000〜200,000好ましくは4
000〜too、oooであり数平均分子量(Mn)か
2500〜7000、好ましくは3000〜5000(
但しMw≧Mnである)のものが好ましい、さらに、ポ
リエステル樹脂のM w / M nは7以下(さらに
好ましくは6以下)のものが好ましい。
すなわち、各平均分子量の規定範囲以下の値では低分子
量過ぎてブロッキングやオフセットが発生するし、規定
範囲以上の値では定着温度が高くなりすぎて実用に供し
得なくなる。また、ポリエステル樹脂のM w / M
 nが7以上であると、シャープメルトを示さなくなり
、混色が不充分となる。
本発明における軟化点とは、下記方法で測定された温度
T。を測定に供された値をいう、尚、本発明に係る測定
法を参酌して、変更しても良い。
すなわち、フローテスターCFT−500形(高滓製作
所製)を使用し、ダイ(ノズル)の直径0.5mm、厚
み1.0mmとして50Kgの押出荷重を加え初期設定
温度80°Cで、予熱時間300秒の後、5”C7分の
速度で等速昇温した時描かれるトナーのプランジャー降
下量−温度曲線(以後軟化S字曲線という)を求める。
試料となるトナーは1〜3g精製した微粉末を用い、プ
ランジャー断面積は1.0cm2とする。軟化S字曲線
は普通第5図のようなカーブとなる0等速昇温するに従
い、トナーは徐々に加熱され流出が開始される(プラン
ジャー降下A→B)、さらに昇温すると溶融状態となっ
たトナーは大きく流出しくB→C→D)プランジャー降
下が停止し終了する。(D→E)。
S字曲線の高さHは全流出量を示し、H/2の0点に対
応する温度T。はそのトナーの軟化点を示す。
本発明におけるシャープメルト性樹脂とは、溶融粘度が
io’cpを示す時の温度をTI、5X10’cpを示
す時の温度をTIとした時T、=Zoo〜150° C
1ΔT l = l Tt  −TI  1=5〜30
′″Cの条件を満たす樹脂のことをいう。
また、溶融粘度測定は試料及びロータを温度調節可能な
恒温槽(例えば、商品名Viscon−H■モデル、V
C−250(株)東洋製作所型)を具備している高粘度
用B型回転粘度計(例えば、BaH型(株)東京計器製
)にロータNo4又はNo5を用いておこない得る。
これらの温度−溶融粘度特性を有するシャープメルト性
樹脂は加熱されることにより極めてシャープに粘度低下
を起すことが特徴である。このような粘度低下が最上部
トナー層と最下部トナー層との適度な混合を生じせしめ
、さらにトナー層自体の透明性を急激に増加させ、良好
な減色混合を起こすものである。
トナーとして、例えばT、が100°C以下のような樹
脂を使用したトナーにおいては容易にブロッキングを起
こし保存安定性に欠点があり、ざらにT、が150’C
以上であると混色性が不良となり、かつ定着性にも難が
でてくる。
さらに任意成分としてトナーの結着樹脂として用いられ
ている材料が適宜混合可能である。例えばスチレン−ア
ルカリ酸エステル系共重合体、スチレン−メタクリル酸
エステル系共重合体、ポリ塩化ビニル、天然樹脂変性フ
ェノール、天然樹脂変性マレイン酸樹脂、ポリ酢酸ビニ
ール、シリコーン樹脂、ポリウレタン、ポリアミド樹脂
、アイオノマー樹脂、フラン樹脂、エポキシ樹脂、キシ
レン樹脂、ポリビニルブチラール、テルペン樹脂、クマ
ロンインデン樹脂、石油系樹脂、塩素化パラフィン、な
どが適宜使用できる。
トナーに用いられる着色剤としては、カーボンブラック
、ニグロシン染料、ランプ黒、スーダンブラックSM、
ファースト・エローG、ベンジジン・エロー、ピクメン
ト・エロー、インドファースト・オレンジ、イルガジン
・レッド、バラニトロアニリン・レッド、トルイジン・
レット、カー・ミンFB、パーマネント・ボルドーFR
R、ピグメント・オレンジR、リソール・レッド2G、
し−キ・レッドC、ローダミンFB、ローダミンBレー
キ、メチル・バイオレッドBレーキ、フタロシアニンブ
ルー、ピグメントブルー、プリリャント・グリーンB、
フタロシアニングリーン、オイルイエローGG、ザポン
・ファーストエローCGG、カヤセットY963、カヤ
セットYG、スミプラスト、エロー〇G、ザポンファー
ストオレンジRR、オイル・スカーレット、スミブラス
トオレンジG、オラゾール・ブラウンB、ザボンファー
ストスカーレットCG、アイゼンスビロン・レッド・B
EH,オイルピンクOPなどがある。
(第2実施例) 次に、本発明の第2実施例について第3図を参照して説
明する。
定着ローラ1上にオフセットしたトナーをクリーニング
するためのクリーニング装置24は押圧ローラ16によ
り定着ローラlに接触される繊維状のクリーニングウェ
ブにニッケルメッキを施したウェブ18により定着ロー
ラlをクリーニングするものである。このニッケルメッ
キウェブ18は従来の耐熱性不織布ノーメックス(商品
名)に無電解メツキ法によりニッケルをメツキしたもの
で、ウェブの繊維の表面は数絡程度の厚さでニッケルに
°よりコートされている。また、その他の構成について
は前述した最初の実施例と同様である。
上述した第2実施例によっても、ニッケルメッキウェブ
1Bは繊維状になっているため、金属ローラのような平
滑で固いクリーニング部材と違って定着ローラlとの接
触状態が良い、即ち、第2図に示すように定着ローラ1
の表面の所々にオフセットされたトナー23はウェブ1
8の繊維22間に吸着されるため、部分的にトナーの堆
積が多くなることがなく、定着ローラlとニッケルメッ
キウェブ18との接触状態は良好となる。そして、ウェ
ブ18は繊維状であるので、ローラからのトナーの拭き
取りの効果が高い。
また、ニッケルメッキウェブ18の定着ローラ1に接触
する側に含有されたニッケルは、ニッケル等の金属がト
ナーとの親和力が高いため、定着ローラl上のトナーを
良く吸着する。この結果。
クリーニング装置24による定着ローラ1からトナーを
離脱するクリーニング能力は従来のウェブに比較して格
段に向上される。従って、定着ローラ1が表面の離型性
が低下することにより、トナーは定着ローラlの表面に
強く固着するようになるが、このようなトナーもよく取
り除けるようになる。
更に、ニッケルメッキウェブ18の定着ローラ1の表面
に対する摺擦の際、ニッケルメッキウェブ18の繊維に
付着しているニッケルが適度に脱落し、摺擦部に滞留す
る。このように繊維から脱落して摺擦部に滞留するニッ
ケルは第4図中22′にて示すように粒子状であり、こ
のニッケル粒子22′は定着ローラ1の表面の研磨剤と
して作用し、定着ローラlの表面にオフセットしたトナ
ーを削り落とす、また、この研磨の際にも従来のサンド
ペーパーと違って、研磨粒子が金属であるので、そのト
ナーとの親和力の高さによって金属の研磨粒子は繊維間
において定着ローラlの表面上をころがり、その金属粒
子表面とローラから削り落されたトナーは強く吸着され
る。従って、定着ローラ1の表面がシリコーンゴムやフ
ッ素ゴム等のゴムの場合は、オフセットされたトナーが
ゴムの表層中に入り込むことがあるが、上述した金属粒
子22′による研磨効果によりゴムの表層が削られるの
で、オフセットトナーは確実にローラから離脱する。そ
して、このローラから離れたオフセットトナー23は第
4図に示すようにウェブ18の繊!122間に吸着され
運び去られる。このため、定着ローラlとウェブ18と
の接触部にトナーが溜ることがなく、ローラ表層は常に
きれいに保たれる。そして、ニッケルのコーティングに
より、従来のウェブより研磨効果が高い、更に金属のコ
ーティングであるためトナーの吸着性が高くなる。これ
らの性質が総合され、即ち定着ローラlの表面のトナー
がニッケルウェブ18により研削され、吸着され更に回
収されて。
効果的なりリーニングが行われる。
(第3実施例) 次に本発明の第3実施例について第5図を参照して説明
する。
第5図は本発明に係る定着装置の第3実施例の構IIt
図であり、同図中19は前述した第2実施例におけるニ
ッケルメッキウェブ18と同様のニッケルメッキウェブ
を外装したクリーニングローラである。クリーニングロ
ーラ19は第6図に示すようにアルミニウムより成る円
筒ローラ20の外周に、第2実施例におけるニッケルメ
ッキウェブ18と同様にして構成されたニッケルメッキ
ウェブ21を接着巻装させて構成されている。
そして、このクリーニングローラ19は不図示の駆動装
置により、図中の矢印d方向に回転されるようになって
いる。また、その他の構成については前述した第1又は
第2実施例と同様である。
上述した第3実施例によれば、クリーニングローラ19
の表層のニッケルがメツキされた繊維21は定着ローラ
1の回転に伴って定着ローラ1の表面に摺擦され、定着
ローラlの表面のクリーニングが行われる。そして、ク
リーニングローラ19はその周速度が所定の速度(例え
ば、記録材100枚につき1 m m )で回転する。
このようにして1本第3実施例によっても、前述した第
1又は第2実施例と同様の効果が得られる。なお1本第
3実施例について実際に耐久試験を行ったところ、第1
又は第2実施例と同様のクリーニング効果か得られた。
なお、上述した第2及び第3実施例おいては、クリーニ
ング部材としてノーメックスより成るウェブにニッケル
をメツキしたニッケルメッキウェブを用いた場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、クリーニング部材
としてノーメックスより成るウェブに銅メツキしたもの
を用いるようにしてもよい。このような銅メツキウェブ
のクリーニング部材を用いたクリーニング装置を備えた
定着装置について、耐久試験を行ったところ、ニッケル
メッキウェブの場合と同様の効果が得られた。但し、ク
リーニングに一度使用した部分は繊維からニッケルが落
ちることと、ニッケルにトナーが吸着することにより次
回のクリーニング力は低下するため、クリーニング部材
としては第1図又は第3図に示すように再使用しないで
使い捨てにすることが好ましい。
また、ノーメックスにニッケルをメツキしてニッケルメ
ッキウェブを製造する方法としては、前述した無電解メ
ツキ法に限らず、その他の方法でも良いことは勿論であ
り、更にまた、メツキ法に限らず、溶射成型方法等を用
いて、ウェブに金属被膜を施すようにしてもよい。
また、繊維に含有される金属としては、アルミ、銅等も
使用できることは勿論であるが、ローラ表層にシリコー
ンゴム、トナーとしてシャープメルトトナーを使用した
場合は、実験上、ニッケルが一層好適であった。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、未定着画像を定
着するためのローラを有する定着装置において、前記ロ
ーラと該ローラに接触する繊維状のクリーニング部材と
の間に金属粒子を介在させて該ローラをクリーニングす
るクリーニング装置を備えたので、定着されるために使
用されるローラの表面にある現像剤を拭き取る能力を高
くできると共に、拭き取った現像剤を収集する能力を向
上させることができ、もって、定着ローラ上のトナーを
クリーニングする能力を向上でき、定着ローラがオフセ
ットにより使用不能となるまでの寿命の延長を図ること
ができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る定着装置の構成図、第2図はニッ
ケル粒子を含んだウェブの繊維間におけるトナーの吸着
状態を示す図、第3図は本発明の第2実施例の構成図、
第4図はニッケルメッキウェブの繊維間における吸着状
態を示す図、第5図は本発明の第3実施例の構成図、第
6図はニッケルメッキウェブを外装したクリーニングロ
ーラの斜視図、第7図はフローテスターの軟化曲線を示
すグラフ、第8図は従来の定着装置の構成図である。 1・・・定着ローラ、4・・・加圧ローラ、12・・・
未定着トナー像、13・・・転写材(記録材)、18゜
21・・−ニッケルメッキウェブ(クリーニング部材)
、19・・・クリーニングローラ、25・・・研磨物質
供給装置、24・・・クリーニング装置、26・・・ニ
ッケル粒子。 特許 出 願 人 キャノン株式会社

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)未定着画像を定着するためのローラを有する定着
    装置において、前記ローラと該ローラに接触する繊維状
    のクリーニング部材との間に金属粒子を介在させて該ロ
    ーラをクリーニングするクリーニング装置を備えたこと
    を特徴とする定着装置。
  2. (2)前記クリーニング装置のクリーニング部材は少な
    くとも前記ローラに接触する側に金属を含有させてなる
    繊維状部材であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の定着装置。
  3. (3)前記ローラは未定着画像と接する層がシリコーン
    ゴムにより構成される弾性体であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の定着装置。
  4. (4)上記定着装置は組成の異なる複数の現像剤を一度
    に記録材上に定着させることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の定着装置。
  5. (5)前記組成の異なる複数の現像剤は積層状をなすこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の定着装置。
JP33344387A 1987-12-28 1987-12-28 定着装置 Pending JPH01173084A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33344387A JPH01173084A (ja) 1987-12-28 1987-12-28 定着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33344387A JPH01173084A (ja) 1987-12-28 1987-12-28 定着装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01173084A true JPH01173084A (ja) 1989-07-07

Family

ID=18266161

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33344387A Pending JPH01173084A (ja) 1987-12-28 1987-12-28 定着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01173084A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5999786A (en) * 1996-07-22 1999-12-07 Canon Kabushiki Kaisha Fixing apparatus having cleaning member
JP2009037078A (ja) * 2007-08-02 2009-02-19 Ricoh Co Ltd 定着装置及びこれを備えた画像形成装置
US7817951B2 (en) * 2005-08-31 2010-10-19 Sharp Kabushiki Kaisha Cleaning member and image forming apparatus using the same

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59206855A (ja) * 1983-05-10 1984-11-22 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 記録装置
JPS608873A (ja) * 1983-06-29 1985-01-17 Fuji Xerox Co Ltd 電子複写機における加熱定着装置の清掃装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59206855A (ja) * 1983-05-10 1984-11-22 Konishiroku Photo Ind Co Ltd 記録装置
JPS608873A (ja) * 1983-06-29 1985-01-17 Fuji Xerox Co Ltd 電子複写機における加熱定着装置の清掃装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5999786A (en) * 1996-07-22 1999-12-07 Canon Kabushiki Kaisha Fixing apparatus having cleaning member
US7817951B2 (en) * 2005-08-31 2010-10-19 Sharp Kabushiki Kaisha Cleaning member and image forming apparatus using the same
JP2009037078A (ja) * 2007-08-02 2009-02-19 Ricoh Co Ltd 定着装置及びこれを備えた画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4078286A (en) Heat fixing roll for electrophotographic duplicators
US4372246A (en) Externally heated fusing member for electrostatographic copiers
EP0594546B1 (en) A fixing rotor having an offset prevention layer which contains hollow double shell conductive particles as a filler
JP3459921B2 (ja) 中間転写部材を有する結像装置
JP2673721B2 (ja) 定着装置
EP0322127B1 (en) Rotatable member for fixing apparatus and fixing apparatus using same
US7187898B2 (en) Image forming apparatus having a fixing device for fixing toner including wax on a transfer sheet
JP4587152B2 (ja) 加圧ローラ、加熱装置および画像形成装置
JP2002148979A (ja) 画像形成装置
US5999786A (en) Fixing apparatus having cleaning member
JPH01173084A (ja) 定着装置
JP3095480B2 (ja) 画像形成装置
US20100196630A1 (en) Peeling member, member for forming peeling member, method of manufacturing peeling member, image remover, image forming and removing system, and image removing method
JPH01173087A (ja) 定着装置
JPH02266383A (ja) 定着装置
JPH01173085A (ja) 定着装置
JPH01173083A (ja) 定着装置
JP2000112271A (ja) 定着用部材とその製造方法及びそれを用いた定着装置
JP2001147610A (ja) 厚い摩耗性剥離層を有する、融着装置としてのローラー
JPH01173086A (ja) 定着装置
JP2000242115A (ja) 画像記録装置及びこれに用いられる定着装置
JP3081397B2 (ja) 画像形成装置及び定着装置
JP2000039791A (ja) 画像形成装置の定着装置
JPH0619352A (ja) 画像形成装置
JP2525258B2 (ja) 画像定着装置