JPH01172206A - 高シリカ含有量ゼオライトの製法 - Google Patents

高シリカ含有量ゼオライトの製法

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JPH01172206A
JPH01172206A JP32962087A JP32962087A JPH01172206A JP H01172206 A JPH01172206 A JP H01172206A JP 32962087 A JP32962087 A JP 32962087A JP 32962087 A JP32962087 A JP 32962087A JP H01172206 A JPH01172206 A JP H01172206A
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小川 政英
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Moritsugu Kojima
小島 盛次
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石附 隆之
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    • C01B33/2807Zeolitic silicoaluminates with a tridimensional crystalline structure possessing molecular sieve properties; Isomorphous compounds wherein a part of the aluminium ore of the silicon present may be replaced by other elements such as gallium, germanium, phosphorus; Preparation of zeolitic molecular sieves from molecular sieves of another type or from preformed reacting mixtures
    • C01B33/2869Zeolitic silicoaluminates with a tridimensional crystalline structure possessing molecular sieve properties; Isomorphous compounds wherein a part of the aluminium ore of the silicon present may be replaced by other elements such as gallium, germanium, phosphorus; Preparation of zeolitic molecular sieves from molecular sieves of another type or from preformed reacting mixtures of other types characterised by an X-ray spectrum and a definite composition

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、高シリカ含有量ゼオライトの製法に関するも
ので、より詳細には高シリカ含有量ゼオライトを、比較
的短時間の水熱反応で収率よく製造する方法に関する。
(従来の技術) 従来、SiO2/^120のモル比が20以上であるよ
うな高シリカ含有量ゼオライトは、疎水性を示すモレキ
ュラーシーブ、吸着剤、触媒或いは触媒担体としての広
範な用途が期待されている。
高シリカ含有量ゼオライトを合成する方法には、シリカ
源、アルミナ源、アルカリ金属成分、水及び塩基性有機
窒素化化合物を水熱処理する方法(例えば特公昭46−
10064号及び56−49850号公報)や、塩基性
有機窒素化合物の非存在下に水性コロイドシリカゾル、
アルミン酸アルカリ及び水酸化アルカリを水熱処理する
方法(例えば特公昭56−49851号公報)等が知ら
れている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、前者のテンプレートを用いる方法では、
高価な塩基性有機窒素化合物を反応原料として必要とす
るばかりではなく、水熱反応に2乃至10日という著し
く長い時間を必要とする問題がある。また後者のテンプ
レートを使用しない方法でも、やはり水熱合成に2乃至
10日という著しく長い反応時間が必要であると共に、
生成するゼオライトの結晶性並びに収率においても未だ
十分満足し得るものではない。
高シリカ含有量ゼオライトを、比較的安価な反応原料を
用いて、比較的短時間の水熱合成で収率よく製造するこ
とができれば、前述した用途への利用の拡大が期待され
ることになる。
従って、本発明の目的は、高シリカ含有量のゼオライト
を、比較的安価な原料を用いて比較的短時間の水熱合成
により収率よく製造し得る方法を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明によれば、5102 : Al2O3の重量比が
98:2乃至92:8の範囲にあり且つアルミナ分をA
l2O3・1.0〜1.3 sosの塩基性硫酸アルミ
ニウムの形で含有するヒドロゾルを熱によりゲル化させ
て、シリカアルミナヒドロゲルを製造する工程と、シリ
カアルミナヒドロゲル、又はその乾燥物と、アルカリ金
属化合物成分或いは更に追加量のシリカ成分とを、水熱
反応させて、5i(h/A1zOsのモル比が20以上
のゼオライトを晶出させる工程とから成ることを特徴と
する高シリカ含有量ゼオライトの製法が提供される。
本発明によれば、SiO2 :Al2O3の重量比が9
8:2乃至92:8の範囲にあり且つアルミナ分をAl
2O3・1.0〜1.3503の塩基性硫酸アルミニウ
ムの形で含有するヒドロゾルを熱によりゲル化させて、
シリカアルミナヒドロゲルを製造する工程と、シリカア
ルミナヒドロゲル又はその乾燥物と、アルカリ金属化合
物成分或いは更に追加量のシリカ成分とを、水熱反応さ
せて、SiO2/Al2O3のモル比が20以上のゼオ
ライトを晶出させる工程と晶出ゼオライトを酸処理して
ゼオライト中のアルカリ金属成分を水素イオンで置換す
る工程とから成ることを特徴とする水素型高シリカ含有
量ゼオライトの製法が提供される。
(作用) 本発明は、高シリカ含有量ゼオライトの水熱合成に際し
て、SiO2: Al2O3の組成が一定の範囲にあり
且つアルミナ成分を一定組成の塩基性硫酸アルミニウム
の形で含有するシリカアルミナヒドロゲル又はその乾燥
物を、アルミナ成分として及びシリカ成分の少なくとも
一部として使用すると、テンプレート(templat
e)の使用の必要なしに、しかも比較的短い水熱処理時
間で収率よく高い結晶化度の高シリカ含有量ゼオライト
が生成するという知見に基ずくものである。
高シリカ含有量ゼオライトも他のゼオライトと同様に、
5tO4及び^104の四面体が三次元の網状構造に結
合したものであり、へ!04四面体の原子価の不足分を
補う形で、金属カチオン(例えばナトリウムイオン)や
水素イオンが結合している。高シリカ含有量ゼオライト
では、四面体中に含まれるSiO2/Al2O3のモル
比は一般に20以上、特に30以上である。
テンプレートを使用することなしに、シリカ分、アルミ
ナ分、アルカリ金属成分及び水を含有する原料組成物を
水熱処理に賦した場合に著しく長い反応時間を必要とす
る理由は、シリカ分及びアルミナ分のゼオライト構造へ
の再配列に著しく長い時間(これは合成の際の銹導期間
として表われることか多い)を必要とするためと思われ
る。
本発明において、前述した特定のシリカアルミナヒドロ
ゲルを用いることにより、比較的短い水熱処理時間で収
率よく高い結晶化度の高シリカ含有量ゼオライトが生成
するのは、新しい実験事実として認められたものであり
、従ってその理由は未だ十分に解明されるに至っていな
い。しかしながら、本発明者等は、この理由について、
前述したシリカアルミナヒドロゲル又はその乾燥物では
、シリカ分及びアルミナ分が高シリカ含有量ゼオライト
の生成に適した配置で存在していること、及びこのゲル
や乾燥物中に含まれた塩基性硫酸アルミニウムに由来す
る成分がゼオライトへの組替えを促進することによるも
のと推定している。
本発明に用いるシリカアルミナヒドロゾルにおいては、
SiO2 :Al2O3の重量比が98:2乃至92:
8、特に97.8 : 2.2乃至94:6の範囲内に
あることが重要であり、Al2O3の重量比が上記範囲
を越えて多いと、高シリカ含有量のゼオライトを製造す
るという目的に適しなくなり、一方Al2O,の重量比
が上記範囲よりも小さいと、テンプレートの使用なしに
高結晶化度のゼオライトを合成することが困難となる。
また、このシリカアルミナヒドロゾル中には、アルミナ
分が式 %式% で表わされる組成の塩基性硫酸アルミニウムの形で存在
することも重要であり、上記塩基性硫酸アルミニウムの
使用により、シリカ分及びアルミナ分が均質に分散乃至
反応した安定なシリカアルミナヒドロゾルが一旦生成し
、これを加熱することにより設定重量比通りの組成のシ
リカアルミナヒドロゲルが生成する。即ち、硫酸根(5
0s)のモル比が上記範囲よりも大きい場合には、加熱
により設定重量比通りの組成のシリカアルミナヒドロゲ
ルが生成しない(ゲル中のアルミナ分が少なくなる)か
、或いは生成ヒドロゲルからアルミナ分が洗浄の際離脱
する傾向がある。一方硫酸根のモル比が上記範囲よりも
小さい場合には、塩基性硫酸アルミニウムが安定に存在
することが困難となり、特に安定で均質なシリカアルミ
ナヒドロゾルを生成させることが困難となる。
本発明によれば、このようにして得られるシリカアルミ
ナヒドロゲル又はその乾燥物を、アルミナ原料及び少な
くとも一部のシリカ原料とし、これにアルカリ金属化合
物成分或いは更に追加量のシリカ成分とを水熱反応させ
ることにより、高シリカ含有量のゼオライトを晶出させ
る。
(発明の好適態様) ヱユJ」ソbzた旦王正」2諭生訛遺 原料のシリカのヒドロゾルは、硫酸等の鉱酸中に珪酸ソ
ーダ等の珪酸アルカリを攪拌下に徐々に液加し、その最
終pHを0.5乃至4.0特に1乃至3の範囲とするこ
とにより容易に得られる。このpHが上記範囲より高い
とヒドロゾルの安定性が乏しく、一方上記範囲より低い
と加熱によりゲル化する性能が乏しくなる。シリカのヒ
ドロゾルの固形分濃度は、特に制限はないが、一般に5
乃至20重量%、特に7乃至151i量%の範囲内にあ
るのがよい。
前記組成の塩基性硫酸アルミニウムは、硫酸アルミニウ
ム水溶液に、水酸化カルシウム又は炭酸カルシウムを加
えて硫酸根の一部を石膏の形で除去することにより得ら
れる。塩基性硫酸アルミニウム溶液は、一般に5乃至1
5重量%、特に7乃至12重量%の水溶液の形で用いる
のがよい。
シリカのヒドロゾルと、塩基性硫酸アルミニウムとを前
述した重量比となるように混合して、シリカアルミナゾ
ルを形成させる。シリカゾルに前記塩基性硫酸アルミニ
ウムを配合すると、シリカゾルに加熱によりゲル化し得
る性質、特に温度による非可逆性のゾルゲル変化特性を
賦与することが可能となり、またゾル中の化学組成や、
−次粒子構造に大きな変化を与えることなしにヒドロゾ
ルのゲル化を行うことが可能となる。混合時の液温は、
一般社〇乃至30℃、特に5乃至20℃の範囲にあるこ
とが望ましい。
得られるシリカアルミナゾルは、これをそのままゼオラ
イトの原料に用いることもできるが、−般にはその中の
固形分をヒドロゲル又はキセロ(乾燥)ゲルの形で安定
化させ、ゼオライトの合成原料とすることが望ましい。
このために、上述したヒドロゾルを熱によりゲル化させ
て固形分が一般に5乃至20重量%の範囲にあるシリカ
アルミナヒドロゲルとする。ヒドロゾルのゲル化は例え
ばヒドロゾルを熱媒体中に吐出乃至は噴霧することによ
り容易に行うことができ、ここで熱媒体としては非水混
和性の有機液体や水蒸気、加熱空気等の気体を用いるこ
とができる。ゲル化のため°の加熱温度は、40乃至1
00℃、特に70乃°至99℃の範囲が適当である。ゲ
ル化のための適当な方法及び装置は本発明者等の出願に
かかる特公昭40−16347号公報に詳細に述べられ
ている。生成するヒドロゲルは、5重量%以上、特に1
0重量%以上の固形分を有することが望ましい。
竺オj」」」λ合成 本発明は、アルミナ成分の全て及びシリカ成分の少なく
とも一部を、塩基性硫酸アルミニウムを含有するシリカ
アルミナゾル、またはそのヒドロゲルまたはそのキセロ
ゲルの形で用いることが特徴である。
即ち、本発明によれば、前記シリカアルミナのヒドロゾ
ル、ヒドロゲル又はその乾燥物と、アルカリ金属化合物
成分或いは追加量のシリカ成分とを水熱反応させる。ア
ルカリ金属化合物は、水酸化ナトリウ・ムの形で系中に
添加す1のがよく、追加量のシリカ成分はケイ酸ナトリ
ウムの形で供給するのがよい。各成分のモル比は、目的
とするゼオライトの化学組成によっても変化するが、一
般に下記のモル比の中から選ぶ。
一般的範囲   妖遣亘堡 Na、O/5iO20,05〜0.3   0.1〜0
.2820/Naz0  100〜1000   20
0〜700stow/^1203 20〜8025〜7
5本全8025〜7述した特定のシリカ・アルミナ原料
を使用すると、原料の設定SiO,/A1.03モル比
に近いSlO□/Al2O3比のゼオライトが生成する
という驚くべき利点が達成される。
これらの原料を十分に混合し、水熱条件下に反応させる
。温度は120乃至250℃、特に150乃至200℃
の範囲が適当であり、反応時の圧力は、オートクレーブ
のような耐圧容器内の自生圧力で十分である。勿論、所
望によっては空気或いは不活性ガスにより加圧を更に行
うこともできる。本発明方法によれば、比較的短時間の
内に高シリカ含有量ゼオライトを晶出させ得ることも顕
著な利点の一つであり、必要な反応時間は、一般に10
乃至120時間、特に24乃至80時間である。
晶出しなゼオライトは、母液から濾過等の手段で分離し
、必要に応じて酸処理をし水洗して本発明のゼオライト
製品とする。本発明によるゼオライトは、一般的に言っ
て式 %式% 式中、Xは0.001乃至2.0、特に0.005乃至
1.5の数であり、yは20乃至80、特に25乃至7
5の数であり、nは1乃至15、特に2乃至10の数で
ある。
で表わされる化学組成を有する。
このゼオライトはZMS−5として知られている高シリ
カ含有量ゼオライト特有のX−線回折像を示し、第1図
は本発明による典型的なゼオライト(後述する実施例1
−4)のX−線回折像を示す。第4図は、このゼオライ
トの電子顕微鏡写真であり、このゼオライトはZSM−
5に特有な一次粒子形状を有することが明らかである。
このゼオライトは、電子顕微鏡写真で粒子の最大径とし
て求めた一次粒径が一般に0.5乃至15μm、特に1
乃至10umの範囲にあり、BET比表面積は200乃
至500 m’/g特に300乃至450 m27Hの
範囲内にある。またRH98%、25℃の温度で測定し
た水分吸着量は一般に5乃至15%、特に6乃至12%
でゼオライトの中では小さい値を示す。
本発明によるNa型ゼオライトは、これを酸処理し、ア
ルカリ金属分を水素イオンで置換することにより、水素
型高シリカゼオライトとすることもできる。水素イオン
交換は、アルカリ金属分に対して当量以上の酸を含む水
性媒体とゼオライトとを一段或いは多段に接触させるこ
とにより行われ、酸としては塩酸等の鉱酸類を有利に用
い得る。温度は一般に10乃至100℃が適当であり、
反応時間等の条件はアルカリ金属分の70%以上、特に
90%以上を水素イオンで置換し得るようなものである
ことが望ましい。
第2図は酸処理法による水素型ゼオライト(後述する実
施例2−8)及び塩化アンモニウムで処理後、脱アンモ
ニウムのため300を以上好ましくは450乃至700
℃で焼成することにより得られる一般的な方法による水
素型ゼオライトのX−線回折像、第5図はそのゼオライ
トの電子顕微鏡写真を示す。
本発明によるゼオライトは、そのアルカリ金属成分を、
アンモニア、アミン、カルシウム、マグネシウム、バリ
ウム、ストロンチュウム、亜鉛、銅等のカチオンで置換
し得ることは勿論である。
(発明の効果) 本発明によれば、特定のシリカアルミナ原料を用いるこ
とにより、高シリカ含有量のゼオライトを、比較的安価
に、短時間の合成で収率よく製造することができ、特に
原料の5t(h/Al2O比とほぼ同様のSiO2/A
l2O3比でゼオライトを合成できるという顕著な利点
がある。
本発明を次の例で説明する。
試験方法 本実施例中における各特性の試験方法はつぎのとおりで
ある。
1、BET比表面積 自動BET  (比表面積)測定装置(CARLO−E
RBA社製Sorptomatic 5eries  
1800) により測定した。
なおりET法の詳細についてはS、Brunauer、
P、H。
Emmett、 E、 teller 、J 、Am、
 Chem 、 Soc 、Vol 、309 (19
38)を参照。
2、X線回折 本実施例においては、理学電気(株)製X線回析装置(
X線発生装置4036 A l、ゴニオメータ−212
501、計数装置5071)を用いた。
3、水分吸着の測定 あらかじめ110℃の恒温乾燥器にて2時間乾燥した試
料約1g(A)を重量既知の秤量瓶(B)に精秤し、こ
れを飽和硫酸カリウム溶液の入ったデシケータ−に入れ
、25℃の恒温室中に24時間放置したもの(RH,9
8%、25℃)について、すみやかに秤量瓶の重量(C
)を測定した。次式により各関係温度RH,98%での
水分吸着量を求めた。
4、生成物の収率 水分を除く原料酸化物総重量(Na20.SiO3゜A
f203)に対する生成物の水分を除く酸化物総重量(
Na20.SiO3. A320.)の百分率。
実施例1 8発原料であるアルミナ成分のA12031503モル
比が1.0乃至1.3である塩基性硫酸アルミニウムゾ
ル液を用いて、下記に示す方法でS io 2/^12
03モル比の異なるNa−型の高シリカ含有ゼオライト
(以後高シリカゼオライトという)を調整し得られた結
晶物(Run No、 、1〜7)について、製造条件
とその物性を第1表に示した。
Na−型高シリカゼオライトの調製 (工程−1) 3号ケイ酸ナトリウム(Sin□: 22%、Na20
7%)10kgと98%硫酸約1.27kgを用いて、
pl(2〜3の酸性条件下で中和反応させて調製したシ
リカゾル液(以後、原料種SSという)に塩基性硫酸ア
ルミニウムゾル液(以後、原料種BASという)  (
A1203  : 8.1%)680gを加え、加熱に
よりゲル化させた。得られたゲルを直径1cm程度に砕
き、イオン交換水にて40時間水洗し、シリカアルミナ
ヒドロゲルを得た。得られたシリカアルミニウムヒドロ
ゲルを水とともに家庭用ミキサーにて解砕し、シリカア
ルミナヒドロゲルスラリー液(Sin2分: 7.81
%、Al2O3分: 0.197%)を得た。
(工程−2) 第1工程にて得たシリカアルミナヒドロゲルスラリー7
00gを1ftのステンレス製オートクレーブにとり、
10gの水酸化ナトリウム(試薬−級)をイオン交換水
10gに溶解した液を加えた。得られた原料スラリーの
酸化物としてのモル組成は Q、15Na20・Al2O3・67.91S102・
2640H20であった。このスラリーを自然圧にて1
70℃の温度で28時間の水熱反応をした。結晶化した
生成物を化学分析したところNa2O;2.32 w 
t%。
Al2O3;3.07w t%、 SiO2;89.3
9w t%、 o2oH2,32w t%の化学組成が
得られた0モル組成は酸化物のモル比で 1.2Naz041Js”49.7SiOz”6.6H
zOであった。
以下同様に工程−1,2によって、5102/Al2O
5モル比の異なるNa−型高シリカ含有ゼオライトを調
製し、その結果を第1表に示した。
実施例−2 実施例−1のRun No、 4及びRun No、 
7で得られた5i(h/^1203モル比が31.4と
56.8のNa−型ゼオライドを用いて、下記に示す方
法で酸処理をして、それぞれQun No、 8及びR
un No、 9の水素イオン交換型(以後H−型とい
う)の高シリカ含有量ゼオライトを調製し、その結果を
第1表に示した。
H−型 シリカゼオライトの調製 Run No、 4及びRun No、 8の30gを
それぞれ200mj!ビーカーにとり、IN−1(C1
溶液100mJ!を加え、攪拌下60℃の温度で3時間
加熱維持したのち、吸引濾過によりイオン交換水11を
用いて水洗した。同様の操作を5回くり返し行なったの
ち110℃で乾燥後、600℃で3時間焼成を行なった
。この生成物を(Run No、)を化学分析したとこ
ろRun No、 4のNa−型高シリカゼオライトは
Na2O;0.02 w t%、 Al2O3;5.0
3W t%、 SiO2 ; 90.04 w t%、
 H2O;3.79W t%となり、そのモル組成が0
.01NaiO・Al2O3・3G、4Si02・4.
3H20なるH−型高シリカゼオライトとなった。
同様にRun No、 7のNa−型ゼオライドは、モ
ル組成が0..02NazO・Al2O3”57.I 
SiO2・3.8HzOなるH−型高シリカゼオライト
(Run No、 9 )であった。
実施例3 Run No、 4の実施例1における工程1によって
得られた、水洗上りの含水度88%のシリカアルミナヒ
ドロゲル破砕物を乾燥処理をして含水度1.0%と50
%のシリカアルミナゲルとした後、それぞれを温式粉砕
にかけ水性スラリーとした。
次いでこのスラリーを用いて実施例1の工程−2に従っ
て、同様の条件で水熱反応をしてそれぞれNa−型高シ
リカゼオライトを調製し、その結果をRun No、 
10及11として第1表に示した。
比較例1 水性コロイダルシリカゾル(日産化学製スノーテックス
30、以後5T−30という)とアルミン酸ナトリウム
(以後ANという)溶液を用いて、 NaOHによるp
H調制によってSiO2/^1205モル比60.5で
ある工程−2の原料スラリーを調製し、以下実施例1と
同様にしてNa−型高シリカゼオライトとし、その結果
をRun No、 12として第1表に示した。
比較例2 実施例1の工程1で用いたシリカゾル液(SS)とあら
かじめAl2O3/SiO3 酸アルミニウムから加熱によりゲル化させて得られたア
ルミナゲル(以後AGという)の洗浄物とを水と共に家
庭用ミキサーにて解砕処理して得られたシリカゾルとア
ルミナヒドロゲルとの均一混合スラリ−を用いて、実施
例1と同様にしてNa−型高シリカゼオライトを調製し
、その結果をRun No.  1 3として第1表に
示した。
■双±1 実施例1において塩基性硫酸アルミニウムの代りに塩基
性塩化アルミニウム溶液(以後原料種BACという)を
用いた以外は、実施例1と同様にして,Na−型に高シ
リカゼオライトを調製し、その結果をRun No、 
14として第1表及び第3図に示した。
なお得られた生成物は、層状ポリケイ酸ナトリウムと思
われる副生物を含んでおり、そのX線回折スペクトルを
第3図に示した。
以上の結果、第1表及び第1乃至3図から明らかなよう
に、本願発明の工程1において、アルミナ分の出発原料
として塩基性硫酸アルミニウムを用いることにより、工
程1でSiO,/Al2O,モル比が安定した本願発明
のシリカアルミナヒドロゲルが得られ、その結果、工程
2によってSlO□/^1203モル比が安定した高シ
リカ含有ゼオライトが高収率で得られる。特にその出発
原料として塩基性塩化アルミニウムを用いた比較例3と
の比較においてよく理解される。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1によるNa型高シリカ含有ゼオライト
の(:u−にα線によるX−線回折スペクトルである。 第2図は実施例によるH型変換高シリカ含有ゼオライト
のCu−にα線によるX−線回折スペクトルである。 第3図は比較例3による生成物のCu−にα線によるX
−線回折スペクトルである。 第4図は実施例1によるNa型高シリカ含有ゼオライト
の粒子構造を示す走査型電子顕微鏡写真像である。 第5図は実施例によるH型変換高シリカ含有ゼオライト
の粒子構造を示す走査型電子顕微鏡写真像である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)SiO_2:Al_2O_3の重量比が98:2
    乃至92:8の範囲にあり且つアルミナ分をAl_2O
    _3・1.0〜1.3SO_3の塩基性硫酸アルミニウ
    ムの形で含有するヒドロゾル、またはこれをゲル化させ
    たシリカアルミナヒドロゲル、またはこれを乾燥したゲ
    ルを製造する工程と シリカアルミナのヒドロゾル、ヒドロゲル又はその乾燥
    物と、アルカリ金属化合物成分或いは更に追加量のシリ
    カ成分とを、水熱反応させて、SiO_2/Al_2O
    _3のモル比が20以上のゼオライトを晶出させる工程
    と から成ることを特徴とする高シリカ含有量ゼオライトの
    製法。
  2. (2)SiO_2:Al_2O_3の重量比が98:2
    乃至92:8の範囲にあり且つアルミナ分をAl_2O
    _3・1.0〜1.3SO_3の塩基性硫酸アルミニウ
    ムの形で含有するヒドロゾル、またはこれをゲル化させ
    たシリカアルミナヒドロゲル、またはこれを乾燥したゲ
    ルを製造する工程と シリカアルミナのヒドロゾル、ヒドロゲル又はその乾燥
    物と、アルカリ金属化合物成分或いは更に追加量のシリ
    カ成分とを、水熱反応させて、SiO_2/Al_2O
    _3のモル比が20以上のゼオライトを晶出させる工程
    と、 晶出ゼオライトを酸処理してゼオライト中のアルカリ金
    属成分を水素イオンで置換する工程とから成ることを特
    徴とする水素型高シリカ含有ゼオライトの製法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011523393A (ja) * 2008-02-22 2011-08-11 エクソンモービル・ケミカル・パテンツ・インク 大きな結晶の分子篩およびその製造
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