JP4683921B2 - ドープされたシードを用いるドープされたペンタシル型ゼオライトの製造方法。 - Google Patents

ドープされたシードを用いるドープされたペンタシル型ゼオライトの製造方法。 Download PDF

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Description

本発明は、ドープされたシードを用いる、ドープされたペンタシル型ゼオライトの製造方法に関する。
米国特許第5,232,675号は、希土類金属(RE)ドープされたフォージャサイトシードを用いるREドープされたペンタシル型ゼオライトの製造方法を開示する。この方法は、フォージャサイト型シード上のペンタシル型ゼオライトの結晶をもたらす。従って、該生成物は2タイプのゼオライトからなり、1つが他方の中にある、すなわちREドープされたフォージャサイトのコア及びペンタシル型ゼオライトの殻である。従ってREイオンはコアに存在し、ペンタシル型の殻には存在しない(あるいは少なくとも顕著には存在しない)。これはREイオンがペンタシル型ゼオライトの活性、選択性、及び安定性を改善することから妨げる。
さらに、熱的処理をすると(例えば焼成、スチーミング、又はFCCユニットにおける使用の間に)、REイオンはフォージャサイト型ゼオライトの非常に小さいソーダライトケージに移動し、そうすることによりペンタシル型ゼオライトの活性、選択性、及び安定性への影響をさらに削減する。
本発明は、ドーパントがコアに存在するだけではないドープされたペンタシル型ゼオライトの製造方法を提供する。
この方法は以下の工程:
a)ケイ素源、アルミニウム源、粉砕されたペンタシル型ゼオライト、及びドープされた非ゼオライト系シードから水性前駆体混合物を製造すること、及び
b)該前駆体混合物を熱的に処理して、ドープされたペンタシル型ゼオライトを形成すること
を含む。
本方法は、ドープされた非ゼオライト系シードの使用を必要とする。
用語「非ゼオライト系シード」とは
(a)X線アモルファス物質、即ちアモルファスである物質又はX線回折により検出されるには小さすぎる微結晶を含む物質、例えば米国特許、第4,606,900号、第4,166,099号及びカサハラら著「表面科学及び触媒の研究」、第7回ゼオライト国際会議予稿集、1986年185〜192ページに従うアモルファスアルミノシリケート成核ゲル、
(b)粉砕された結晶性物質、例えば75%以下の相対結晶度を有する、粉砕されたゼオライト、及び
(c)ゼオライト以外の結晶性物質、例えば粘土(例えばベントナイト、セピオライト、スメクタイト、カオリン等)及び(低)結晶性アルミナ
からなる群から選択された物質から製造されたシードを含む。
群b)に従う粉砕された結晶性物質の相対結晶度は、好ましくは60%以下、より好ましくは55%以下、最も好ましくは50%以下である。
該物質の相対結晶度は銅K−アルファ線を用いて粉末X線回折によりシーディング用物質の1以上の強い反射の合計の正味の積算された強度を同じ物質であるが100%の結晶度を有するもの(即ちアモルファス相を有しないもの)のそれと比較し、決められる。
例えば、粉砕されたナトリウムY型ゼオライトの相対結晶度は、0.62〜0.25nmの面間隔範囲をカバーする反射の合計の正味の積算された強度を決め、それを100%の結晶度を有する標準のナトリウムY型ゼオライトの強度と比較することにより測定される。
用語「ドープされた非ゼオライト系シード」は、添加剤(ドーパントともまた呼ばれる)を含む非ゼオライト系シードを指す。適する添加剤は、希土類金属、例えばCe又はLa、アルカリ土類金属、例えばMg,Ca,及びBa,遷移金属、例えばMn,Fe,Ti、Zr,Cu,Ni,Zn,Mo,W,V,及びSn,アクチニド、貴金属例えばPt及びPd,ガリウム、ホウ素、及び/又はリンを含む化合物を含む。適する化合物は、上の元素の酸化物、水酸化物、炭酸塩、ヒドロキシ炭酸塩、塩化物、硝酸塩、硫酸塩、及びリン酸塩である。
ドーパントはドープされた非ゼオライト系シード中に、酸化物として計算して、かつドープされた非ゼオライト系シードの乾燥重量に基づいて1〜30重量%、好ましくは2〜10重量%、及びより好ましくは3〜7重量%の量で存在する。
シードは、例えばイオン交換、添加剤の存在下でのシードの製造、浸漬、又は固体状態交換によりドープされ得る。例えば、粘土又はアモルファスのSi−Al共ゲルは、イオン交換され得、ドープされた粘土又は共ゲルを与え、それは本発明に従う方法においてドープされた非ゼオライト系シードとして機能することができる。
上の定義に従うドープされた非ゼオライト系シードは、ドープされたシード(例えばRE−Y)をその相対結晶度が60%以下になるまで粉砕することによってもまた製造され得る。
理論に拘束されることを望むことなく、本発明の方法の間に非ゼオライト系シードが(再)結晶化し、そうすることによりその元々の構造を破壊して、ドーパントを放出することが推定される。これは、シードがドーパントを含むその元々の構造を保持するところの米国特許第5,232,675号に従う、高度に秩序化されたドープされたフォージャサイトのシードと対照的である。
本発明に従う方法から得られるペンタシル型ゼオライトは、好ましくは25〜90のSiO/Al比を有する。ペンタシル型ゼオライトの典型的な例はZSM型ゼオライト、例えばZSM−5,ZSM−5,ZSM−11,ZSM−12,ZSM−22,ZSM−23,ZSM−35、ゼオライトベータ、又はゼオライトホウ素ベータである。ドープされたペンタシル型ゼオライトは、酸化物として計算して、かつドープされたペンタシル型ゼオライトの乾燥重量に基づいて、好ましくは0.1〜10重量%、より好ましくは0.1〜3重量%、最も好ましくは0.5〜2.5重量%のドーパントを含む。
本発明に従う方法の第1段階は、ケイ素源、アルミニウム源、及びドープされた非ゼオライト系シードを含む水性前駆体混合物の製造を含む。好ましくは該前駆体混合物は、固体含有量の乾燥重量に基づいて、1〜10重量%のドープされた非ゼオライト系シードを含む。1より多いタイプのドープされた非ゼオライト系シードが本発明に従う方法において使用され得る。
前駆体混合物中に存在するアルミニウム及びケイ素源の量は、得られるドープされたペンタシル型ゼオライトの所望されるSARに依存する。
前駆体混合物が有機性の誘導するテンプレートをもまた含むことが可能である。しかしそのようなテンプレートは高価であり、そのようにして製造されたゼオライトを加熱するとその分解の結果として、環境的に有害な化合物が放出される。従って、本発明に従う方法においてテンプレートを使用しないことが好ましい。
適するアルミニウム源は、アルミニウム塩、例えばAl(SO、AlC1、AlPO、Al(HPO、及びAl(HPO、及び水に不溶のアルミニウム化合物、例えばアルミニウムトリハイドレート(Al(OH))、例えばギブサイト及びボーキサイト鉱石濃縮物(BOC)(Bauxite Ore Concentrate)、熱的に処理されたアルミニウムトリハイドレート、例えば瞬間焼成されたアルミニウムトリハイドレート、(擬似)ベーマイト、アルミニウムクロロヒドロール、アルミニウムニトロヒドロールを含む。これらのアルミニウム源の1以上の混合物もまた使用され得る。
あるいは、ドープされたアルミニウム源が使用され得る。そのようなドープされたアルミウム源の例はドープされた(擬似)ベーマイト、ドープされたアルミニウムトリハイドレート、及びドープされた瞬間焼成されたアルミニウムトリハイドレートである。
ドープされたアルミニウム源は、ドーパントの存在下でのアルミニウム源の製造、アルミニウム源のドーパントによる浸漬、又はアルミニウム源のドーパントによるイオン交換により製造され得る。
ドープされた(擬似)ベーマイトは、例えば、ドーパントの存在下でのアルミニウムアルコキシドの加水分解、ドーパントの存在下でのアルミニウム塩の加水分解及び沈殿、又はドーパントの存在下での(熱的に処理された)アルミニウムトリハイドレート、アモルファスゲルアルミナ、又はより結晶性の低い(擬似)ベーマイトのスラリーのエージングにより製造され得る。金属ドープされた(擬似)ベーマイトの製造に関するさらなる情報については、国際特許出願国際公開第01/12551号、第01/12552号、及び第01/12554号を参照されたい。
適するケイ素源は、ケイ酸ナトリウム、メタ−ケイ酸ナトリウム、安定化されたシリカゾル、シリカゲル、ポリケイ酸、テトラエチルオルトシリケート、フュームドシリカ、沈殿法シリカ及びそれらの混合物を含む。
ドープされたケイ素源もまた使用され得る。ドープされたケイ素源は、ドーパントの存在下でケイ素源を製造すること、ケイ素源をドーパントで浸漬すること、又はケイ素源をドーパントでイオン交換することにより得られ得る。
例えばドープされたシリカゾルは、水ガラス及び酸(例えば硫酸)からシリカゾルを製造し、ナトリウムイオンを所望されるドーパントと交換することにより得られることができる。あるいは水ガラス、酸(例えば硫酸)及びドーパントが共沈殿されて、金属ドープされたシリカゾルを形成する。
アルミニウム源及び/又はケイ素源に適するドーパントは、希土類金属例えばCe又はLa,アルカリ土類金属例えばMg、Ca,及びBa、遷移金属例えばZr,Mn,Fe,Ti,Zr,Cu,Ni,Zn,Mo,W,V,及びSn、アクチニド、貴金属例えばPt及びPd,ガリウム、ホウ素、及び/又はリンを含む化合物を含む。シリコン及び/又はアルミニウム源中に存在する任意的なドーパント及びドープされた非ゼオライト系シード中のドーパントは同じであるか又は異なっていることができる。
所望されるならば、いくつかの他の化合物、例えばテンプレート又はドープされていないシード(例えばZSM−5シード、ゼオライトベータシード)、金属(水)酸化物、ゾル、ゲル、孔制御剤(糖、界面活性剤)、粘土、金属塩、酸、塩基等が前駆体混合物に添加され得る。
さらに、前駆体混合物を粉砕することが可能である。
所望されるならば、前駆体混合物は成形されて成形体を形成し得る。適切な成形方法は、噴霧乾燥、ペレット化、押出(任意的に混練と併用される)、ビーズ化、又は触媒及び吸着剤の分野において使用される任意の他の慣用の成形方法又はそれらの組合せを含む。前駆体混合物中に存在する液体の量は、行われるべき特定の成形工程に合わされるべきである。前駆体混合物中において使用される液体を部分的に除去すること及び/又は追加のあるいは他の液体を添加すること、及び/又は前駆体混合物のpHを変化させて、懸濁物をゲル化可能にし、そうして成形に適するようにすることは勧められる。種々の成形方法において一般的に使用される添加剤、例えば押出添加剤が、成形の為に使用される前駆体混合物に添加され得る。
本方法の第2の工程は、前駆体混合物の熱処理を含む。この熱処理は、好ましくは130〜200℃、好ましくは150〜180℃の温度において3〜60時間、行われる。この工程の間に金属ドープされたペンタシル型ゼオライトが、結晶化により形成される。
熱処理は1の又は直列に繋がれた少なくとも2の反応容器において行われることができる。もし1より多いそのような容器が使用されるならば、該工程は好ましくは連続式において行われる。1より多い反応容器を使用することは、すべての成分を最初の容器に添加すること、あるいは成分の(合計量の一部の)添加を反応容器に渡って広げることのいずれかにより、水性前駆体混合物が製造されることをさらに許す。
もし所望されるならば、得られる金属ドープされたペンタシル型ゼオライトは焼成され、任意的にイオン交換されてもよい。
このようにして形成されたドープされたペンタシル型ゼオライトは、例えば水素化、脱水素化、接触分解(FCC)、アルキル化反応のための触媒組成物あるいは触媒添加剤組成物において、あるいは、水素化、脱水素化、接触分解(FCC)、アルキル化反応のための触媒組成物あるいは触媒添加剤組成物として使用され得る。
実施例1
29.8重量%の硫酸アルミニウム溶液(484g)及び30.3重量%のHSO溶液(597g)が3,026gの水を含む攪拌された30リットルの容器に添加された。この溶液に、3,084gの水ガラスが15分でゆっくり添加された。ゲルが添加の間に形成された。
第1のシーディング用スラリーが、KD−03ミル(ビーズサイズ 1mm)を使用してNa及びREで交換されたゼオライトYの水性スラリー(1,000℃における強熱減量=27.7重量%)を粉砕することにより製造された。得られたシードの相対結晶度は49%であった。
この相対結晶度は、銅Kアルファ線を用いるX線回折により決められた。スキャン範囲14〜36°の2シータ内の試料のフォージャサイトピークのピーク面積は、ブルカーのプロファイルフィッティングプログラムTopaspを用いて決められた。
カーブしたバックグラウンドのパターンは多重バックグラウンド法に従って適合され、次に測定されたフォージャサイトのパターンから引かれた。結晶度100%を有する標準のナトリウムY型ゼオライトに対する、そのようにして得られた、0.62〜0.25nmの面間隔範囲をカバーする試料の反射の合計の正味の積算された強度が相対結晶度である。
第2のシーディング用スラリー(1,000℃における強熱減量=14.1重量%)が、市販のZSM−5及び水を混合することにより製造された。スラリーはZSM−5が0.89μmの平均粒子サイズを有するまで粉砕された。
104gの第1のシーディングスラリーが、205gの第2のシーディングスラリーと混合された。得られたシーディングスラリーはゆっくり硫酸アルミニウム/水ガラスの混合物に激しく攪拌しながら、10分間で添加された。スラリーは5時間170℃におけるオートクレーブに入れられ、そして120℃においてかまど(stove)の中で一晩乾燥された。
試料のPXRDパターンは、ZSM−5の形成を示した。独立したLa,La(OH),又はCe相は検出されなかったが、そのことは希土類金属ドーパントが別の相として沈殿されなかったことを意味する。
XPS及びSEM/EDAXは希土類金属が、そのコアの中だけでなく、ゼオライト構造全体の中に存在することを示した。
実施例2
29.8重量%の硫酸アルミニウムの溶液(530g)及び30.3重量%のHSO溶液(616g)が、2,879gの水を含む、攪拌された30リットルの容器に添加された。この溶液に、3,084gの水ガラスが15分間でゆっくり添加された。ゲルが添加の間に形成された。
Laドープされたアモルファスシードが、La(NO・6HOをアモルファスアルミノシリケート成核ゲルに添加することにより製造された。該ゲルは水で希釈しながら粉砕された。得られた最初のシーディング用スラリーは、22.1重量%の1,000℃における強熱損失(LOI)を有した;La濃度は(Laとして計算して、かつ1,000℃における加熱の後ドープされたシードの乾燥重量に基づいて)20重量%であった。
第2のシーディングスラリー(1,000℃におけるLOI= 14.1重量%)が、市販のZSM−5及び水を混合することにより製造された。該スラリーは、ZSM−5が0.89μmの平均粒子サイズを有するまで粉砕される。
152gの第1のシーディング用スラリーが240gの第2のシーディング用スラリーと混合された。得られたシーディング用スラリーはゆっくりと硫酸アルミニウム/水ガラスの混合物に激しく攪拌しながら、10分間で添加された。スラリーは5時間170℃におけるオートクレーブに入れられ、そして120℃においてかまど(stove)の中で一晩乾燥された。
試料のPXRDパターンは、ZSM−5の形成を示した。独立したLa,La(OH)相は検出されなかったが、そのことはLaドーパントが別の相として沈殿されなかったことを意味する。
XPS及びSEM/EDAXは希土類金属が、そのコアの中だけでなく、ゼオライト構造全体の中に存在することを示した。

Claims (11)

  1. ドープされたペンタシル型ゼオライトの製造方法において、以下の工程:
    a)ケイ素源、アルミニウム源、粉砕されたペンタシル型ゼオライト、及びドープされた非ゼオライト系シードから水性前駆体混合物を製造すること、及び
    b)該前駆体混合物を熱的に処理して、ドープされたペンタシル型ゼオライトを形成すること
    を含む方法。
  2. 該ドープされたペンタシル型ゼオライトが、ドープされたZSM−5であるところの、請求項1に記載の方法。
  3. 該非ゼオライト系シードがX線アモルファスであるところの、請求項1又は2のいずれか1項に記載の方法。
  4. 該非ゼオライト系シードが、75%以下の相対結晶度を有するところの粉砕された結晶性物質であるところの、請求項1又は2のいずれか1項に記載の方法。
  5. 該粉砕された結晶性物質が、60%以下の相対結晶度を有するところの、請求項4に記載の方法。
  6. 該粉砕された結晶性物質が、50%以下の相対結晶度を有するところの、請求項5に記載の方法。
  7. 非ゼオライト系シードがゼオライト以外の結晶性物質であるところの、請求項1又は2のいずれか1項に記載の方法。
  8. 非ゼオライト系シードが、Ce,La,Zr,Mn,Fe,Ti,Cu,Ni,Zn,Mo,W,V,Sn,Pt,Pd、Ga,B,及びPからなる群から選択されたドーパントでドープされているところの、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. ケイ素源が、(メタ)ケイ酸ナトリウム、安定化されたシリカゾル、シリカゲル、ポリケイ酸、テトラエチルオルトシリケート、フュームドシリカ、沈殿法シリカ、及びそれらの混合物からなる群から選択されるところの、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. アルミニウム源が、Al(SO、AlC1、AlPO、Al(HPO、Al(HPO、アルミニウムトリハイドレート(Al(OH))、熱的に処理されたアルミニウムトリハイドレート、(擬似)ベーマイト、アルミニウムクロロヒドロール、アルミニウムニトロヒドロール、及びそれらの混合物からなる群から選択されるところの、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 成形工程が、工程a)及び工程b)の間に行われるところの、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法。
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