JPH01169701A - 磁気記録再生装置の回転ヘッド装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、主に映像信号を磁気テープに記録（又は再生
）する磁気記録再生装置（以下ＶＴＲと称する。）の回
転へ・ンド装置に関する。

従来の技術 従来よりＶＴＲの回転ヘッド装置は、回転しているビデ
オヘッドからの再生信号をビデオヘッドとともとこ回転
する一次側の回転トランスに加え、これに対応した固定
二次側からＶＴＲの而１を増幅器に加える構成が一般的
であった。近年Ｖ　′ｒ　Ｒは高画質化が進行し、回転
ヘッドに先行して回転消六ヘッドを配設し、フレーム栄
位で対応する磁化トラックを消去する構成の回転ヘッド
装置が提供されている。以下従来例について図面を用い
て記述する。

第５図は従来例の回転ヘッド装置の断面図を示し、ｌは
回転ヘッドで、磁気テープ（図示せず）から記録信号を
再生可能である。２はへラドベースで先端に回転ヘッド
ｌを接着固定し、ビス３で回転シリンダー４の下端に固
定されている。５は【！１１定下シリンダーで外周面に
磁気テープを案内可能である。６は回転ディスクで、中
心部の回転軸７に固定され、軸受け８．８′に支持され
て回転自在である。９は回転軸７のｒ端部にビスＩＯで
締め付は固定されたスラスト止め具、１１はスラスト止
め具９にビス１２で締め付は固定された電動機のロータ
、１３は電動機のロータ１１に接着固定されたロータマ
グネット、１４は電動機のステータコイルで、通電すれ
ばロータ１１に回転力が発生する。１５は回転ディスク
６と軸受け８との間のスペーサ、１６は回転シリンダー
４を回転ディスク６に締め付は固定するビス、１７は回
転ディスク６の上方部に接着固定された回転トランスの
一次側コアーて、回転ヘッドｌ及び回転ヘッド１に対し
て１８０°Ｍ１ｍして設けられた回転ヘッド１゛　（図
示せず）のそれぞれに記録（又は再生）信号の伝達を行
う一次巻線が溝部に設けられている。

１８は回転トランスの一次側コアー１７に対向して固定
下シリンダ−５の内部に接着固定された回転トランスの
二次側コアーで、溝部には二次巻線が設けられている。

１９はスペーサ２０を介してビス２１で回転ディスク６
０Ｆ端部に締め付は固定されたスリップリング取り付は
具、２２はスリップリングの電極２３．２４．２３ｅ、
２４ｃを絶縁保持するスリップリング保持具で、スリッ
プリング取り付は具１９に接着固定されている。

２５．２６．２５ｅ、２６ｅはスリップリングの電極２
３．２４．２３ｅ、２４ｅに対応して接触しているブラ
シ、２７はブラシ２５．２６．２５ｅ、２６ｅを絶縁保
持するブラシ保持具で、ＶＴＲ本体のブラシ取り付は板
２８に接着固定されている。２９はビス３０で回転シリ
ンダー４の上方部に固定された回路基板、３１は回路基
板２９に構成された前置増幅手段で、回転ヘッド１，１
’からの再生信号を個々に増幅して、回転トランスの一
次側コアー１７の一次巻線に加わる。

次に第６は、従来例の回転ヘッド装置における回転へラ
ド１，１’からの再生信号の流れを示す結線図を示し、
回転ヘッドｌ、１′からの再生信号は前置増幅手段３１
に加えられ、所定の信号処理が成され、回転トランスの
一次側コアー１７の溝部に設けられている一次巻線１７
ａ、１７ｂに加わり、回転トランスの二次側コアー１８
の溝部に設けられている二次巻線１８ａ、１８ｂに出力
し、後続の信号処理回路に加わる。前置増幅手段３１を
動作させる為の電源は、スリップリングの電極２３．２
４に接触しているブラシ２５．２６を通じて＋Ｖｃｃ、
Ｃ；ＮＤがそれぞれ供給されろ。

また、ｌｅ、ｌ’ｅは回転ヘッド１１’に先行して回転
可能な回転消去ヘッドで、ブラシ２５ｅ、２６ｅを通じ
て消去信号が加われば対応する磁気テープの磁化トラッ
クを消去可能な構成である。第６図の破線３２で囲まれ
た部分は回転シリンダー４とともに回転し、破線３２の
外部は固定部を示す。

次に第５図、第６図の従来例における動作は、ＶＴＲを
再生状態にすれば、１４の電動機ステータコイルが通電
されて、ロータマグネット１３に回転力が発生し、ロー
タマグネット１３にされたスラスト止め具９、回転軸７
、回転ディスク６、回転トランスの一次側コアー１７、
回転シリンダー４、回転ヘッドｌ、１”、スリップリン
グの電極２３．２４．２３ｅ、２４ｅ等の回転軸に固定
された部分が回転する。そして、スリップリングの電極
２３．２４に対して接触しているブラシ２５．２６を通
じて前置増幅手段３１に＋ＶｃｃとＧＮＤの電源が供給
され、前置増幅手段３１が動作状態に至り、回転ヘッド
１．１２からの再生信号を個々に増幅して、回転トラン
スの一次側コアー１７の一次巻線１７ａ、１７ｂに加わ
り、これに対応した二次側コアー１８の二次在線１８ａ
。

１８ｂに出力し、後続の信号処理回路に加わる。

また、ＶＴＲが再生状態から記録状態に至れば、ブラシ
２５ｅ、２６ｅを通じて消去信号が回転消去ヘッドｌｅ
、ｌ’ｅに加わり、対応する磁気テープの磁化トラック
を消去するとともに回転ヘッドＬｌ’により新規な磁化
トラックを形成可能である。

発明が解決しようとする問題点 以上、記述した従来例の回転ヘッド装置では、前置増幅
手段３１を動作さ伊るための電源と回転消去ヘッドｌｅ
、ｌ’ｅに加える消去信号とをスリップリングの電極２
３．２４及び２３ｅ、２４ｅに対応して接触しているブ
ラシ２５．２６及び２５　ｅ、２６ｅを通じて供給する
構成であるから、ＶＴＲの再生状態において、回転ヘッ
ドｌ、１”、ｌｅ、ｌ’ｅとともにスリップリングの電
極２３．２４．２３ｅ、２４ｅも回転し、ブラシ２５．
２６．２５　ｅ、２６ｅはスリップリングの電極２３．
２４．２３ｃ、２４ｅに対して回転接触することになる
。

従って、ＶＴＲの長時間再生状態において、回転してい
るスリップリングの電極２３．２４．２３ｅ、２４ｅと
ブラシ２５．２６．２５ｅ、２６ｅとの接触部分が摩耗
することや、接触部分に空気中のゴミ、ホコリ等が付着
し、スリップリングの電極２３．２４．２３ｅ、２４ｅ
とブラシ２５．２６．２５ｅ、２６ｅとの電気的接触状
態が変化し、前置増幅手段３１に安定した電源供給が行
えないことや回転消去へラドｌｅ、ｌ’ｅに安定した消
去信号の供給が行えない等の理由により、ＶＴＲの信頼
性を低下させる原因になっていた。

また、近年ＶＴＲの高密度記録化が進行し、例えばＮＴ
ＳＣ映像信号の約２倍の水平走査線を有する高品位ＶＴ
Ｒや、ＮＴＳＣ映像信号をＡ／Ｄ変換して磁気テープに
デジタル記録するデジタルＶＴＲにおける回転ヘッド装
置は、従来の回転ヘッド装置の回転数に対して４倍〜５
倍以して高速回転することが要求されている。

これらの高速回転に対応した回転ヘッド装置に前述した
スリップリング２３．２４．２３ｅ、２４ｅとブラシ２
５．２６．２５ｅ、２６ｅとの接触による電源供給や消
去信号の供給を行なった場合には、スリップリング２３
．２４．２３ｅ、２／ｌｅとブラシ２５．２６．２５ｅ
、２６ｅとが高速回転接触するためにそれぞれの摩耗時
間がさらに短くなり、Ｖ　Ｔ　Ｒの信頼性をより低下さ
せる等の欠点があった。本発明は、従来の欠点を除去し
、回転ヘッドに接続され、回転している記録・再生増幅
器及び回転消去ヘッドに安定な電源供給及び消去信号の
供給を可能にすることを目的とする。

問題点を解決するための手段 本発明は、回転ヘッドに接続され、所定の信号処理を行
う記録・再生増幅器と、前記記録・再生増幅器に接続さ
れ、一体回転可能な二次側回転コイルと、これに対応し
た一次側固定コイルとで前記記録・再生増幅器に記録信
号を供給する記録信号供給型回転トランスと、通電によ
り磁束を発生する複数のステータコイルと、前記複数の
ステータコイルに対向し、前記記録・再生増幅器ととも
に回転自在に支持された環状のロータマグネットと、首
記複数のステータコイルへの通電を（１（６次切り換え
て、前記ロータマグネットに回転力を与えるステータコ
イル駆動回路と、前記複数のステータコイルから発生す
る磁束変化の一部を検出して交流信号を発生する如く対
向配置され、前記ロータマグネットとともに一体回転す
るロータコイルと、前記ロータコイルからの交流１８号
を整流する交流１３号整流器と、前記交流信号整流器の
出力の一部を前記回転ヘッドに先行して配設された回転
消去ヘッドに選択的に加える回転消去ヘッド接続スイッ
チと、前記記録信号供給型回転トランスの二次側回転コ
イルに伝達された記録信号を検出して、前記回転消去ヘ
ッド接続スイッチを動作させる記録信号検出手段とを見
備した磁気記録再生装置の回転ヘッド装置である。

作用 本発明は、前述の構成により、ＶＴＲ再生状態において
ステータコイル駆動回路を動作状態にし、複数のステー
タコイルへの通電を順次切り換えて磁束を発生させる。

この磁束によってロータマグネ・ソトが回転することに
成り、ロータマグネットとともに回転自在に支持された
回転ヘッド、記録・再生増幅器、ロータコイルが回転閏
始する。

この状態でロータコイルには、複数のステータコイルか
ら発生する磁束変化の一部を検出して交流信号が発生し
、交流信号整流器で所定の電圧に整流、安定化されて記
録・再生増幅器の電源に加わり、記録・再生増幅器が動
作する。また、ＶＴＲが再生状態から記録状態に至れば
、記録信号は記録信号供給型回転トランスの二次側回転
コイルに伝達され、記録・再生増幅器及び記録信号検出
手段に加わる。記録信号検出手段では人力された記録信
号を検出して回転消去ヘッド接続スイッチを動作状態に
至らせる。そして交流信号整流器の出力の一部が消去信
号として回転消去ヘッド接続スイッチを通じて回転消去
ヘッドに供給されるように作用する。

実施例 以下本発明による回転ヘッド装置の一実施例を第１図〜
第４しＩとともに述べる。なお、第５図、第６図の従来
例と同一番号、同一符号で本発明と直接関係し無い部分
は、重複説明を省略する。第２図は本発明による一実施
例の回転ヘッド装置の断面図を示し、３３は中心部の軸
長手方向に貫通穴３３ａを有する中空回転軸で、を例の
外周部に回転ディスク６が固定され、下側の外周部には
スラスト止め具９がビス１０で締め付は固定されている
。３４は通電によって磁束を発生する複数のステータコ
イルで、電動機のロータ１１に固定された環状のロータ
マグネット３５の内側に対向配置されている。３６は複
数のステータコイル３４から発生する磁束変化の一部を
検出して交流信号を発生する如く対向配置され、ロータ
マグネット３５と一体回転する如く構成された環状のロ
ータコイル、３７はロータマグネット３５とロータコイ
ル３６との間に設けられた磁気シールド材、３８．３８
′はロータコイル３６の出力リードで中継端子３９．３
９′に接続されている。４０．４０′は中空回転軸３３
の貫通穴３３ａに案内されたリード線、４１は複数のス
テータコイル３４に接続され、通電を順次切り換えて、
回転磁界を発生させ、ロータマグネット３５に回転力を
与えるステータコイル駆動回路、４２は回転シリンダー
４の上側に固定された回路基板２９の一部に構成された
交流信号整流回路で、ダイオードとコンデンサーの整流
作用により、リード線４０．４０′を通じて供給される
交流信号を整流して、所定の直流電圧に安定化し、記録
・再生増幅器４３の電源として出力する。記録・再生増
幅器４３では交流信号整流回路４２から与えられた電源
で動作し、回転ヘッド１１’に記録信号の供給や回転ヘ
ッド１１’からの再生信号を増幅する構成である。

４４は回路基板２９に構成された記録信号検出手段で、
記録信号供給型回転トランスの二次側回転コアー１７に
設けられた二次側回転コイルを通じて伝達される記録信
号が人力されれば、内蔵のフィルターと単安定マルチと
で記録信号を検出し一後述の回転消去ヘッド接続スイッ
チを動作状態に至らせる。

次に第３図は、本発明の回転ヘッド装置の一実施例にお
ける複数のステータコイル３４と環状のロータコイル３
日の平面図を示し、ステータコイルのそれぞれは、１８
０′離間したステータコア３４−八、３４−Ｂ、３４−
Ｃに対応して３４−ａ、　　３４−ｂ、　　３４−ｃに
示す如く巻線され、順次通電すればステータコア３４−
Ａ、３４−Ｂ。

３４−Ｃから順次磁束を発生することになり、この磁束
によって外側に対向配置されたロータコイル３６に対応
した電力が発生する。

次に第１図は本発明による一実施例の回転ヘッド装置主
要部の結線図であり、ｌｅ、ビｅは回転へラドＩ、１′
に対して先行配置された回転消六ヘッド、／Ｌ５ａ、／
１５ｂは回転消去ヘッド接続スイッチで、記録信号検出
手段４４に記録信号が加われば動作状態に至り、交流信
号整流器４２の出力の一部が回転消去ヘッドｌｅ、ｌ’
ｅに加わる。１７ａ、１７ｂは記録信号供給型回転トラ
ンスの二次側回転コイルで、記録・再生増幅器４３及び
記録信号検出手段４　／ｌにそれぞれ接続されている。

１８ａ、１８ｂは記録信号供給型回転トランスの一次側
固定コイルを示す。破線４６で囲まれた部分は回転シリ
ンダー４とともに回転し、破線４６の外部は固定されて
いる。４７は回転ヘッドｌ、１′及び回転消去ヘッド１
ｅ、１’ｅの回転方向を示す。

次に本発明の回転ヘッド装置の一実施例における動作を
記述する。

ＶＴＲを動作状態にすればステータコイル駆動回路４１
が動作し、ステータコイル３４　　ａ、　　Ｊ４−ｂ、
３４−ｃに第４図のタイミングチャート図に示す駆動信
号（Ｐａ）、（Ｐｂ）、（Ｐｃ）が加わりステータコイ
ル３４−ａ、　　３４−ｂ、　　３４−ｃを順次通電す
ることになる。そしてステータコイルからは順次磁束を
発生することになり、ロータマグネットに回転力が発生
し、ロータマグネットに固定された中空回転軸等の破線
４６で囲まれた部分が回転する。またステータコイル３
４−ａ、　　３４−ｂ、　　３４−ｃが通電されればロ
ータコイル３６に第４図の（Ｐ　Ｏ）に示す交流信号が
駆動信’ｒ　（Ｐａ）、（Ｐｂ）、（Ｐｃ）の合成信号
として発生することになる。この交流信号（ＰＯ）は交
流信号！′ＩＣ，流器４２に加わり、ダイオードとコン
デンサーの整流作用で整流され、所定の直流電圧（ｖ）
に安定化し、　（＋Ｖｃｃ）、　（ＯＮＤ）端子から出
力して、記録・再生増幅器４３及び記録信号検出手段４
４の電源にそれぞれ供給される。これに伴って記録及び
再生増幅器４３が動作状態に至り、ＶＴＲが再生状態で
あれば回転ヘッドｌ、１′からの再生信号は個々に増幅
されて記録信号供給型回転トランスの二次側回転コイル
１７ａ、１７ｂに加わり、これに対応した一次側間定コ
イル１８ａ、１８ｂに出力され、後続の映像信号処理回
路に加わる。また、ＶＴＲが１１生状態から記録状態に
至れは、記録信号が記録信号供給型回転トランスの二次
側回転コイル１７ａ、１７ｂに伝達され、記録・再生増
幅器４３及び記録イ８号検出手段４７Ｌに加わる。記録
信号検出手段４４では内蔵のフィルターと単安定マルチ
とで人力された記録信号を検出し、回転消去ヘッド接続
スイッチ４５ａ、４５ｂが接続保持するように動作する
。そして、交流信号整流器４２の出力の一部が消去信号
（Ｖ′）として回転消去ヘッド接続スイッチ４５ａ、４
５ｂを通じて回転消去ヘッドＩＣ１ｌ’ｅに供給され、
対応する磁気テープの磁化トラックが消去される。また
、記録・再生増幅器４３に人力された記録信号は記録増
幅され、回転ヘッド１，１’にそれぞれ加わる。

発明の効果 以上述へたように、本発明によれば従来例のスリップリ
ングの電極とブラシとの回転接触で、前置増幅手段に電
Ｒ１”−給を行うことや回転消去ヘッドに消去信号供給
を行う構成の問題点を完全に除去可能であり、ＶＴＲの
信頼性向上に寄与出来る。

さらに、本発明は高品位ＶＴＲやデジタルＶＴＲ等の高
速回転型の回転ヘッド装置に実施した場合においても、
同様な効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による一実施例の回転ヘッド装置主要部
の結線図、第２図は同回転ヘッド装置の断面図、第；（
図は同複数のステータコイルと環状ロータコイルのモ面
図、第４図は同複数のステータコイルの駆動信号及び環
状ロータコイルの交流信号のタイミングチャート図、第
５図は従来例の回転ヘッド装置の断面図、第６図は同回
転へ・ソドからの再生（Ｎ号の流れを示す結線図である
。 Ｌ　　ｔ’−−−一回転ヘッド、ｌｅ、１°　ｅ”・・
・回転消去ヘッド、４・・・・回転シリンダー、１１・
・・・電動機のロータ、１７ａ、１７ｂ・・・・記録信
号供給型回転トランスの二次側回転コイル、１８ａ、１
８ｂ・・・・記録信号供給型回転トランスの一次側同定
コイル、３３・・・・中空回転軸、３４・・・・複数の
ステータコイル、３５・・・・ロータマグネット、３６
・・・・環状ロータコイル、４１・・・・ステータコイ
ル駆動回路、４２・・・・交流信号整流器、４３・・・
・記録・再生増幅器、４４・・・・記録信号検出手段、
４５ａ、／Ｌ５ｂ・・・・回転消去ヘッド接続スイッチ
。 代理人の氏名　弁理士　中１式敏男　はか１名第　２　
図 護−Ａ 第４図 時間 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　回転ヘッドに接続され、所定の信号処理を行う記録・
   再生増幅器と、前記記録・再生増幅器に接続され、一体
   回転可能な二次側回転コイルと、これに対応した一次側
   固定コイルとで前記記録・再生増幅器に記録信号を供給
   する記録信号供給型回転トランスと、通電により磁束を
   発生する複数のステータコイルと、前記複数のステータ
   コイルに対向し、前記記録・再生増幅器とともに回転自
   在に支持された環状のロータマグネットと、前記複数の
   ステータコイルへの通電を順次切り換えて、前記ロータ
   マグネットに回転力を与えるステータコイル駆動回路と
   、前記複数のステータコイルから発生する磁束変化の一
   部を検出して交流信号を発生する如く対向配置され、前
   記ロータマグネットとともに一体回転するロータコイル
   と、前記ロータコイルからの交流信号を整流する交流信
   号整流器と、前記交流信号整流器の出力の一部を前記回
   転ヘッドに先行して配設された回転消去ヘッドに選択的
   に加える回転消去ヘッド接続スイッチと、前記記録信号
   供給型回転トランスの二次側回転コイルに伝達された記
   録信号を検出して、前記回転消去ヘッド接続スイッチを
   動作させる記録信号検出手段とを具備したことを特徴と
   する磁気記録再生装置の回転ヘッド装置。