JPH01168370A - 大径管路内面塗装方法および装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、大径の管路の内面を塗装する方法および装置
に関するものである。

［従来の技術とその問題点コ 海水を送る火力発電所や原子力発電所の循環水管内面に
腐蝕防止等を目的とした塗装を行う作業は、従来から、
人手により実施されているが、管内部での作業であるた
め、酸素欠乏や有機溶剤ガスの充満する環境となり、能
率面及び人的、物的の作業環境安全面にて種々の問題点
があった。

［発明の目的］ そこで本発明は上記塗装作業の省力化、能率向上、安全
性向上等を目的としこれを機械化すべく自ａ塗装方法お
よび装置の開発を行なったものである。

［問題点を解決するための手段］ 本発明に係る管路内面塗装方法は上述に鑑みてなされた
もので、管路内に自走台車を配置し該自迫台車上に支承
したノズルを該管路の中心線がほぼその回転中心となる
ように回転動し、同時に該ノズルから管路内面に向けて
塗料を噴霧しながら該自走台車を該管路の長平方向に走
行することを特徴とするものである。

また、本発明に係る管路内面塗装装置は、管路内をその
長平方向に走行する自走台車上に、該自走台車の走行方
向と直交する鉛直面内で回転動するアームを支承し、該
アームの先端に塗料を該管路内面に向けて噴霧するノズ
ルを設けてなることを特徴とするものである。

［実施例］ 第１図〜第４図において、１は内径が２．５００ｍｍ〜
３　、７００ｎｕ＋＋の循環水用の管路である。管路１
内を走行する自走台車２は、ゴムタイヤからなる前二輪
３，３と後二軸４，４を備えている。５はこれら各軸を
回転駆動するため台車下面に固設したエアーモータで、
該エアーモータから前後方向に突出した回転軸６，６は
ギヤボックス７．７に連継され、該ギヤボックス７．７
から両側に突出した車軸に前二輪３，３および後二輪４
，４が連継されている。８，８，９．９は前二輪３，３
および後二輪４，４を台車下に回転自在に軸支する軸承
部材であるが、前二輪３，３および後二輪４，４は第２
図に表われるように正面ハ字状なるように軸支する。即
ち、前二輪３．３および後二軸４゜４は台車２が管路ｌ
内にて安定的に支持されるように軸承部材８，８，９．
９がその軸を鉛直面に対して夫々１５°程傾斜状に支承
し両輪間の間隔が接地部側において広がるようにしてい
る。また、第４図にその平面図を示したように、前二輪
３゜３はその間隔が後方よりも前方で狭くなるようその
車軸を軸承部材８，８が３°程度前傾状に支承し１反対
に、後二輪４，４はその間隔が前方よりも後方で狭くな
るようその車軸を軸承部材９，９が３°程度後傾状に支
承している。台車２上前部中央に柱受部１０を設け、該
柱受部に上方へ伸縮自在なる伸縮柱１１を嵌挿する。柱
受部１°０には伸縮柱１１の一側に形成されたラック歯
に噛合するピニオンが設けられ該ピニオンの端部１２に
ハンドルを嵌合して該ピニオンを回転させることにより
伸縮柱１１が上下し該伸縮柱上に固設された軸受体１３
の高さが調節できるようにする。軸受体１３には幅板状
のアーム１４が台車２の走行方向と直行する鉛直面内で
回転自在なるように軸支されている。２０は該アーム１
４を回転動させるため軸受体１３に固設されたエアーモ
ータで、該エアーモータとアーム１４の回転軸１５とを
軸受体１３中の歯車群によって連繋させている。なお回
転軸１５は中空であってその一端にロータリージヨイン
ト２１が設けられ、これから他端のアーム１４に設けら
れた分岐管部１６に向けて塗料が供給できるようにして
いる。アーム１４の部先端、には取付片１７．１７が形
成され該取付片中に給液パイプ１８’、　１８が嵌挿さ
れている６給液パイプ１８゜１８の先端にはノズル１９
．１９が設けられ該ノズル１９゜１９から管路１内面に
向は塗料を噴射できるようにしている。

一方１台車２の略中央部には軸受２８．２９．４３゜４
４によって同軸上にホース巻取ドラム２２と２３とが夫
々回転自在なるように軸支されている。２４は該ドラム
２２を回転動させるエアーモータ、２５は該ドラム２３
を回転動させるエアーモータを示す、該ドラム２２には
フレキシブルなエアーホース２６が巻回され、該ドラム
２３には同じくフレキシブルな塗料ホース２７が巻回さ
れる。

３０、３１はバルブスタンドで、該バルブスタンド３０
上に設けられたバルブ３２はエアーモータ２４、バルブ
３３はエアーモータ２５の回転を夫々調節する。

また、バルブスタンド３１上に設けられたバルブ３４は
エアーモータ２０の回転を調節し、バルブ３５はエアー
モータ５の回転を調節する。またバルブ３６はノズル１
９．１９から吹出る塗料を調節する。

軸受２８の外側に突設されたホース接続口３７は配管（
図示せず）によって前記バルブ３２．３３．３４゜３５
に継がれていて夫々に圧縮空気を供給する。また、軸受
２９の外側に突設されたホース接続口３８は配管（図示
せず）によって前記ロータリージヨイント２１に継がれ
ていて塗料が供給される。なお４１゜４２はドラム２２
．２３から巻出されたエアーホース２６および塗料ホー
ス２７を台車２後方へ案内するため軸受２８．２９後方
に設けられた枠体４０に回転および左右移動が自在に支
持されたガイドローラである。

このように構成された装置にては、先ず管路１の中心線
上にノズル１９．１９の回転中心が位置するように伸縮
柱１１の高さを調節する。そして管路１外に設けられた
圧縮空気源にエアーホース２６の先端を継ぐと共に、塗
料ホース２７の先端を同じく管路１外に設けられた塗料
圧送ポンプに継いで塗料を該ホースを介して圧送する。

そして台車２をエアーモータ５の駆動により管路１内を
ゆっくり後退走行させると同時に、エアーモータ２０を
駆動させアーム１４を回転し、先端の、ノズル１９．１
９から塗料を噴霧させる。ノズル１９．１９から噴霧さ
れた塗料は管路ｌの内面に塗着する。なお１台車２の後
退走行速度は２５００＋＋ｎｏ／分、ノズル１９．１９
からの塗料の噴霧圧力は１２０〜１５０　ｋ　ｇ／ｃｍ
”アーム１４の回転数は４　ｒｐｍ程度が適当で、これ
により、管路ｌ内面にむらなく塗料を塗着できた。なお
この台車は前二軸と後二輪を備え、前二輪および後二輪
はその間隔が上方で挾くなるようその車軸を少しく傾斜
させてなるために１円弧状の管路内面を走行するに際し
て横ずれすることなく該管路に沿う安定した走行状態が
得られる。

なおエアーホース２６および塗料ホース２７は例えば全
屈メツシュ入り可撓性ホースなどの導電性ホースが使用
され、台車２の静電気をこの導電性ホースを通して管路
１外にアースさせることで管内にて静電気スパークによ
るガス爆発事故が発生しないように配慮されている６ ［発明の効果］ 以上実施例について説明したように本発明の管路内面換
装方法および装置によれば、管路内面がむらなく簡単に
塗装でき、従来の如き多大な労力を必要としなくなる等
産業上極めて有益なものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示したもので、第１図は装置の
斜視図、第２図はその正面図、第３図はその側面図、第
４図はその平面図である。 １・・・・管路、２・・・・台車、３，３・・・・前二
輪、４．４・・・・後二輪、１１・・・・伸縮柱、１４
・・・・アーム。 １９、１９・・・・ノズル。 特許出願人　　中部電力株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、大径管路内に有人操作で走行するエアーモータ駆動
   の台車を配置し該台車上に支承したノズルを該管路の中
   心線位置がほぼその回転中心となるようにエアーモータ
   駆動により回転動し、同時に外部の圧送機からホースを
   介して圧送する塗料を該ノズルから管路内面に向けて噴
   霧しながら該台車を該管路の長手方向に走行し、連続し
   て塗装することを特徴とする大径管路内面塗装方法。 ２、大径管路内をエアーモータ駆動によつて走行する台
   車上に、該台車の走行方向と直交する鉛直面内でエアー
   モータ駆動により回転動するアームを支承し、該アーム
   の先端には、外部から圧送される塗料を該管路内面に向
   けて噴霧するノズルを設け、台車の走行速度とアームの
   回転速度を有人操作によつて適度に保ちながら管路内面
   の塗装を連続して行うことを特徴とする大径管路内面塗
   装装置。