JPH01168348A - 耐熱衝撃性の改良されたセラミックハニカム触媒の製造方法 - Google Patents

耐熱衝撃性の改良されたセラミックハニカム触媒の製造方法

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JPH01168348A
JPH01168348A JP62325257A JP32525787A JPH01168348A JP H01168348 A JPH01168348 A JP H01168348A JP 62325257 A JP62325257 A JP 62325257A JP 32525787 A JP32525787 A JP 32525787A JP H01168348 A JPH01168348 A JP H01168348A
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JP
Japan
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catalyst
ceramic honeycomb
aqueous solution
thermal shock
carrier
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Application number
JP62325257A
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English (en)
Inventor
Yukio Ozaki
小崎 幸雄
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NE Chemcat Corp
Original Assignee
Nippon Engelhard Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、セラミックハニカム担体上に耐火性酸化物の
層を形成した耐熱衝撃性の改良された触媒の製造方法に
関する。
[従来の技術] セラミックハニカム担体上に、白金族金属及び/または
その化合物を含有する耐火性酸化物を有する触媒は、ガ
スを流した際にその担体による圧力損失が粒状担体に比
べて著しく小さいことから、近年急速に使われだした。
中でも、自動車等の車両用排気ガス浄化用触媒用にセラ
ミックハニカム担体の大半が消費されている。この車両
用排気ガス浄化用触媒は、自動車等の内燃機関が非定常
な使われ方をされることにより、急激な温度上昇や急冷
に繰り返し見舞われるため、耐熱衝撃性に優れた触媒が
求められていた。
セラミックハニカム担体を用いた触媒の耐熱衝撃性を向
上させる方法としては、今までに以下の二種類の方法が
開示されている。例えば、特開昭58−14950号公
報、特開昭58−89950号公報及び特開昭58−1
09140号公報では、セラミックハニカム担体上に、
まず、加熱により揮発する物質を塗布し、続いて、耐火
性酸化物を塗布し、その後に熱処理を行い、担体−耐火
性酸化物間に空隙を形成することにより、急激な温度上
昇および急冷にともなう担体−耐火性酸化物間の歪を低
減させる方法が開示されている。また、特開昭58−9
5553号公報では、セラミックハニカム担体にウォッ
シュコート材を付着させな後、焼成する前にアンモニア
ガスと接触させることにより、ウォッシュコート材中の
残留酸成分を中和させ、残留酸成分によるセラミックハ
ニカム基材の腐食作用を弱め担体基材の機械的強度を維
持することにより、ヘアクラックの発生率を低下させる
方法が開示されている。
[本発明が解決しようとする問題点] 上記の二種類の方法は、いずれもウォッシュコート材を
セラミックハニカム担体上に密着させるために焼成する
前に行うもので、セラミックハニカム担体上にウォッシ
ュコート材を塗布・焼成させた後で耐熱衝撃性が悪いと
判明した場合には、まったく対応できないものであった
。まして、活性成分である各種白金族金属、Ce、Ni
、La、Zr、Fe等及び/またはその化合物もしくは
これらの混合物がウォッシュコート材に含まれている場
合には、触媒の諸性能(触媒活性、BET表面積、剥離
等)をまったく変えることなく耐熱衝撃性だけを向上さ
せることは不可能であると考えられてきた。
それにもかかわらず、セラミックハニカム担体上にウォ
ッシュヨー1〜材を塗布・焼成させた後でも、望ましく
は、活性成分である各種白金族金属、Ce、Ni、La
、Zr、Fe等及び/またはその化合物もしくはこれら
の混合物がつオツシュコート材に含まれていても、触媒
の諸性能を低下させることなく、耐熱衝撃性の改良され
た触媒の製造方法が求められている。
[本発明の目的」 本発明は、触媒の諸性能(触媒活性、BET表面積、剥
離等)に何ら悪影響を及ぼすことなしに、耐熱衝撃性の
改良された触媒の製造方法を提供することを目的とする
[問題点を解決するための手段] 本発明者は、熱分解により炭酸ガスを発生する物質の水
溶液を触媒に染み込ませた後、焼成することが触媒の諸
性能に悪影響を与えずに耐熱衝撃性を向上させるための
有効な手段であることを見いだし、本発明を完成させた
。本発明の目的は、耐火性酸化物を塗布・焼成後のセラ
ミックハニカム担体をシュウ酸、マロン酸および炭酸ア
ンモニウムの少なくとも一つを含む水溶液に浸した後、
熱処理することを特徴とする触媒の製造方法により達成
される。
以下、本発明の詳細な説明する。
耐熱衝撃性の改良された触媒を製造するために本発明で
用いられる物質は、水溶性で加熱により炭酸ガスを発生
するものなら特に制限はないが、低価格、水への高溶解
度、低分解温度(炭酸ガスの発生温度)および焼成後、
残留物(例えば、アルカリ、アルカリ土類金属 いう点でシュウ酸、マロン酸および炭酸アンモニウムが
好ましい。これらの物質はいずれも70〜190℃の比
較的低温で熱分解し、炭酸ガスを発生させる.触媒へ染
み込まぜるこれらの物質の量は、触媒への吸水量と水溶
液中のこれらの物質の濃度でコントロールすることがで
きる.後述するように、例えば、シュウ酸の純水への添
加量が、純水1リットル当り20g程度でも充分耐熱衝
撃性の改善に効果を示す。さらに、シュウ酸の純水への
添加量を増すことにより、耐熱衝撃性はさらに向上する
。これは焼成時にシュウ酸の分解により発生する炭酸ガ
スの量が増加することによると考えられる。従って、要
求される耐熱衝撃性の程度(ヘアクラックが生じては困
る限界の温度)に応じて、シュウ酸等の純水への添加量
を純水1リツ1・ル当910f!以上からそれぞれの飽
和溶解壁まで任意に選ぶことができる。飽和溶解壁は、
シュウ酸で20℃の純水1リットル当り90g、マロン
酸で同740y、炭酸アンモニウムになると同1000
g以上である。また、シュウ酸等は、何れも、単に炭酸
ガスを放出するだけでなく、分解後の物質(ギ酸、酢酸
、アンモニア)も熱処理により容易に揮発して触媒中に
残留しないので、触媒活性に悪影響を及ぼさないという
利点がある。
そのため、熱処理温度は、耐熱衝撃性だけを満足させる
ためなら200℃程度で良いが、ギ酸、酢酸、アンモニ
アを十分に揮発させるためには、300〜500℃程度
の温度が好ましい。シュウ酸等を溶かした水溶液を耐火
性酸化物を塗布・焼成後のセラミックハニカム担体に浸
す時間は、特に問わないが、処理時間の雉縮のためにも
1秒から1分間、好ましくは1秒から30秒間が望まし
い。
吸水量の測定方法は以下の通りである。触媒を純水中に
完全に沈めた後、1分間保持する。その後、セル内の余
分の水を空気流で取り除いた後のハニカム構造体の重量
を測定し、吸水前のハニカム構造体の重量との差から吸
水量を求める。
本発明の対象となる触媒は、セラミックハニカム担体上
に耐火性酸化物から成るウォッシュコート材を塗布・焼
成されているものなら特に制限を受けない、耐火性酸化
物としては、一般によく知られている活性アルミナに限
らず、シリカ、シリカ−アルミナの他にチタニア、セリ
ア、ジルコニア等の各種金属酸化物もしくはこれらの混
合物でも、つオツシュコート材となりうるものなら特に
制限を受けない。また、後述するように、ウォッシュコ
ート材は白金族金属及び/またはその化合物のような触
媒にとって重要な成分を含んでいても特に問題はない。
以下、本発明方法を実施例により、さらに詳細に説明す
るが、本発明方法はこれらの実施例により限定されるも
のではない6 腹1へm匠 実施例−1 シュウ酸を用い、この40#を2リツトルの純水に投入
し、撹拌機により完全に溶解させた。この水溶液に、触
媒[PL/Rh=5/1、貴金属量−1,4y/L、ウ
ォッシュコート材の重電=110g/L、触媒の体積=
799cc(長径144.8+im、[径81.33m
11+、長さ80mm)、300cells/in2]
を完全に浸し、5秒間保持した。続いて、触媒を水溶液
から取り出し、セル内に残っている水溶液を空気流で吹
き飛ばした。上述のシュウ酸処理後の触媒を電気炉内で
400℃、30分間、空気雰囲気下で焼成することによ
り、シュウ酸処理済みの触媒(サンプル番号1)を得た
実施例−2 同じく、シュウ酸100gを2リツトルの純水に投入し
、撹拌機により完全に溶解させた。この水溶液を用い、
実施例−1と同様な方法により、シュウ酸処理済みの触
媒(サンプル番号2)を得た。
実施例−3 マロン酸を用い、この100yを2リツトルの純水に投
入し、撹拌機により完全に溶解させた。
この水溶液を用い、実施例−1と同様な方法により、マ
ロン酸処理済みの触媒(サンプル番号3)を得た。
実施例−4 炭酸アンモニウムを用い、この100gを2リツトルの
純水に投入し、撹拌機により完全に溶解させた。この水
溶液を用い、実施例−1と同様な方法により、炭酸アン
モニウム処理済みの触媒(サンプル番号4)を得た。
比較例 純水を用い、実施例−1と同様な方法を施し、比較用の
触媒(サンプル番号5)を得た。
順凭亀撃崖91バー 実施例−1〜4及び比較例で得た触媒(サンプル番号1
〜5)をそれぞれ4個づつ電気炉(550°Cに保持)
に入れ、30分後に取り出し、室温で30分間放置した
。これを3回繰り返した後、電気炉内の温度を30℃上
げて、同様の実験を続けた。この方法により、耐熱衝撃
性を調べた結果を第1表に示す。本発明方法を用いない
場合(サンプル場合5)には、550℃の一回目で早く
も1個にヘアクラックを生じ、三回目までには全数にヘ
アクラックを生じた。これに対し、本発明に開示された
方法を用いた場合、シュウ酸を純水1リットル当り20
y溶かした水溶液を使用しただけで、550℃の三回目
までヘアクラックができず(サンプル番号1)、耐熱衝
撃性が改善されていることがわかった。このシュウ酸の
量を純水1リットル当り50yに増すと、580℃の三
回目までヘアクラックができずくサンプル番号2)、耐
熱衝撃性がさらに改善されることがわかった。また、炭
酸アンモニウムについても純水1リットル当り50y溶
かすと、シュウ酸と同様580°Cの三四目までヘアク
ラックはできず(サンプル番号4)、炭酸アンモニウム
にもシュウ酸と同程度の耐熱衝撃性を改善する効果のあ
ることがわかった。さらに、マロン酸になると、シュウ
酸および炭酸アンモニウムと同様の量で、610℃の二
回目までヘアクラックができず(サンプル番号3)、こ
れら三種の中では最も耐熱衝撃性の改善に優れているこ
とがわかった。
肢崖9」」u1良 実施例−2〜4及び比較例で得た触媒(サンプル番号2
〜5)の触媒性能、BET表面積、及び剥離を調べた結
果を第2表に示す。触媒性能の評価方法は以下の通りで
ある。触媒は、0□を2%、H2Oを10%含み、残量
をN2ガスとした気流中で、980℃、4時間、焼成さ
れた。焼成後の触媒に、COを0.5%、C,H,を4
00pp(N。
を500 ppm、H3を0.15%、02を2.0%
、CO2を14%、H20を10%含み、残量をN2ガ
スとしたモデルガスを空間速度I X 10 ’hr−
’の条件で通過させて、規制物質(CO、Cs H6)
のライト・オフ温度を測定した。その後、ozJ度を0
,5%まで下げて、400℃での規制物質(NO)の転
化率を測定しな、BET表面積は、触媒を電気炉内に入
れ、900℃で1時間空気雰囲気下で焼成後の比表面積
を測定した。剥離は、触媒を純水中に完全に沈め、超音
波洗浄機に15分間かけた後の重量変化率を測定した0
本発明方法を用いたことによる触媒の諸性能(触媒性能
、BET表面積、及び剥離)の悪化は見られなかった。
[効果] 以上から明らかなように、本発明の方法により、触媒の
諸性能(触媒活性、BET表面積、剥離等)に何ら悪影
響を及ぼすことなしに、耐熱衝撃性の改良された触媒を
製造することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 耐火性酸化物を塗布・焼成後のセラミックハニカム担体
    をシュウ酸、マロン酸および炭酸アンモニウムの少なく
    とも一つを含む水溶液に浸した後、熱処理することを特
    徴とする耐熱衝撃性の改良されたセラミックハニカム触
    媒の製造方法。
JP62325257A 1987-12-24 1987-12-24 耐熱衝撃性の改良されたセラミックハニカム触媒の製造方法 Pending JPH01168348A (ja)

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